JP2005169739A - コンクリート部材成形用型枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、多量生産されるコンクリート部材を製造する型枠を、当該コンクリート部材とは形状を異にする部材においても、該型枠を移動させ或いは追加部材を追加すること等により製造することを可能とした汎用性を有するコンクリート部材成形用型枠を提供するものである。
【解決手段】
外側型枠、内側型枠、端面型枠及び補助型枠よりなる型枠において、該型枠は基台上に配設し、該内側型枠は基台の固定ベースの一端側に軸着された可動ベースと連動して水平を保持した状態で昇降自在とし、該端面型枠は該可動ベースの回動に連動して傾斜自在とした可動機構を形成してなることを特徴とするコンクリート部材成形用型枠。
【選択図】図5

Description

本発明は、三次元のコンクリート部材を製造するのに使用する型枠で、外形が略矩形状の立体形で内側に空間を有するコンクリート部材を製造することができる他、型枠を移動させることにより傾斜面に使用することを目的とする端部側に傾斜部を有する上記とは異形のコンクリート部材を成形することも可能な型枠を提供するものである。
従来より、三次元のコンクリート部材は、数枚の鋼板製の型枠を組み立てて型組みし、該型組みした型枠間にコンクリートを打設硬化させて製造するが、例えば、水路を構築するのに使用する三次元の製品であるコンクリート製U字溝ブロックを製造するU字溝ブロック型枠Aは、図10(a)、(b)に示すように、基台B、左右の外型枠C1、C2、内型枠D及び端部を形成する小口型枠Eとより構成している。
該基台Bには、小口型枠E側に台枠Fより立設した支持枠Gを立設し、支持軸Hを形成している。また、台枠Fの両側片には枢支軸Iを設けたブラケットJを突出形成している。
上記内型枠Dは、その上面部の略中央に該支持軸Hにより揺動自在に支持している。また、上記外型枠C1、C2は、その下辺を枢支軸Iで開閉自在に軸支している。該外型枠C1、C2の下辺にはブラケットKを固着し、上記内型枠Dの下方に延設して内型枠側ブラケットLを各々形成し、該両ブラケットK、L相互をリンクMで枢支連結している。
上記構成により、左右の外型枠C1、C2、内型枠D及び小口型枠E間にコンクリートを打設し、その硬化後、図10(b)に示すように、外型枠C1、C2を開くことにより、リンクMが内型枠側ブラケットLを内側に向けて押動する。これによりコンクリート製U字溝ブロックを脱型することができる。
他方、外型枠C1、C2を立設すると、リンクMが内型枠側ブラケットLを外側に引くことになり型組み状態となる。
また、上記小口型枠Eは、基台Bの小口端を軸として開閉自在に設けられている。
上記構成の型枠及び該型枠の可動機構により、断面U字型の長尺もののU字溝ブロックを製造している。
特開2000−87435号公報
上記のように、三次元のコンクリート部材を製造するには、内・外の型枠を、製造される部材の形に合わせて型組みし、該型枠内にコンクリートを打設し、コンクリートの硬化後、該型枠から部材を取り出す方法を採用している。従って、一種類の型枠では常に同じ形状のコンクリート部材が製造されることになる。上記製造手段では、例えば図1(a)(b)に示すように、ほぼ同じ大きさのコンクリート部材であって、端部の形状の一部のみが異なっている部材の製造においても、当該コンクリート部材を製造するのに合った他の別の型枠を選択し、且つ初めから型組みを行なわなければならなかった。
本発明は、多量生産される一般的なコンクリート部材を製造する型枠を、当該コンクリート部材とは多少形状を異にする部材を製造する場合にも、該型枠の型組みをそのまま利用し、特定の型枠の位置を移動させ、或いは型枠を追加することのみで異形のコンクリート部材を製造することのできるコンクリート部材成型用型枠を提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するために創案したもので、その具体的構成は、外側型枠、内側型枠、端面型枠及び補助型枠よりなる型枠において、該型枠は基台上に配設し、該内側型枠は基台の固定ベースの一端側に軸着された可動ベースと連動して水平を保持した状態で昇降自在とし、該端面型枠は該可動ベースの回動に連動して傾斜自在とした可動機構を形成したコンクリート部材成形用型枠を特徴とする。
上記外側型枠、内側型枠、端面型枠、補助型枠及び追加型枠よりなる型枠において、該型枠は基台上に配設し、該内側型枠は基台の固定ベースの一端側に軸着された可動ベースと連動して水平を保持した状態で昇降自在とし、該端面型枠は該可動ベースの回動に連動して傾斜自在とした可動機構を形成したコンクリート部材成形用型枠を特徴とする。
また、内側型枠の可動機構は、一端側を固定ベースの傾斜用回動軸を軸とした可動ベースの他端側を内側型枠の下端部とピン接合し、該内側型枠の他端側下端部は、リンク杆の一端部とピン接合し、該リンク杆の他端部は固定ベースとピン接合し、該リンク杆は該可動ベースの略中央部においてピン接合した構成とし、該内側型枠は外側型枠及び端面型枠の傾斜と連動して水平状態で上下方向へ移動するコンクリート部材成形用型枠を特徴とする。
更に、上記端面型枠の可動機構として、一方側の端面型枠は、該固定ベースの一端側の回転軸を軸として回動自在とし、他方側の端面型枠は、可動ベースの他端側を軸として回動自在とし、該可動ベースの回動により端面型枠を外側型枠の平面に沿う方向へ傾斜移動可能とするコンクリート部材成形用型枠を特徴とする。
また、外側型枠は、基台の一端の開閉用回動軸を中心として型枠の平面に対して直角方向へ回動自在に形成した回動支持板に着脱自在に装着してなるコンクリート部材成形用型枠を特徴とする。
更に、端面型枠は、該端面型枠側面の鋼製外側型枠の内側壁面と対向する位置にマグネットを着脱自在に取着してなるコンクリート部材成形用型枠を特徴とする。
また、上記補助型枠は、基台の固定ベース上の外側型枠と内側型枠との間隙の下端部に配設してなるコンクリート部材成形用型枠を特徴とする。
更に、上記追加型枠は、外側型枠、内側型枠、端面型枠及び補助型枠に追加連結することにより、型枠全体の横巾及び高さを可変可能としてなるコンクリート部材成形用型枠を特徴とする。
また、上記追加型枠は、中入れ追加型枠として内側型枠及び端面型枠の中間部に追加連結する構成とし、当該追加に応じて基台を増減させることにより型枠の横巾を可変させることを可能としたコンクリート部材成形用型枠を特徴とする。
更に、上記追加型枠は、高さ変更追加型枠として補助型枠の上面部に追加連結する構成とし、その増減により型枠の高さを可変させることを可能としたコンクリート部材成形用型枠を特徴とする。
基台は、固定ベースと可動ベースとより形成し、可動ベースの一端側は固定ベースに軸着し、該可動ベースの回動により生じた他端側の該固定ベースとの間隙には、角度決めスペーサーを介在してなるコンクリート部材成形用型枠を特徴とする。
角度決めスペーサーは、断面略冂字型とし、上方側を可動ベースの傾斜角に沿う平面とした傾斜支持面、下方側を固定ベースの両側面側へ落し込んで嵌着する嵌合部としたコンクリート部材成形用型枠を特徴とする。
本発明のコンクリート部材成形用型枠は、型枠を解体することなく移動或いは追加することにより、同一の型枠又は補助型枠により異なった形状を有する三次元のコンクリート部材を製造することを可能とした。
また、基本型枠に追加型枠を連結することにより横巾及び高さを拡大或いは縮小する型枠を得ることができ、更に、型枠を傾斜移動させることにより、高さや角度が異なる別異の三次元のコンクリート部材を製造する型枠を得ることが可能となった。
更に、上記型枠の連結及び型組みは、ボルト及びマグネット等により容易にできるので、連結組立を迅速に行なうことができ、基本型枠をベースとして様々な大きさ及び形状の三次元のコンクリート部材を製造する型枠を容易に組み立てすることが可能となった。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1(a)、(b)は、本発明のコンクリート部材成形用型枠により製造したコンクリート部材を示し、同図2ないし図9は、本発明の同一の型枠及び追加型枠の増減により形状の異なるコンクリート部材を製造するコンクリート部材成形用型枠を示している。
図1(a)は、平地設置用のU字溝ブロックWを示している。図1(a)に示すように、平地設置用のU字溝ブロックWの外形は、上面部Waに対し、その両端部より壁面が垂下して左右の側壁Wbを構成し、全体を断面略U字形としている。該側壁Wbは直角四辺形を構成している。図1(b)は、傾斜地設置用のU字溝ブロックW1を示している。図1(b)に示すように、斜路等の傾斜地に設置するU字溝ブロックW1の外形は、上面部W1aに対し、その両端部より壁面が垂下して左右の壁面W1bを構成し、全体を断面略U字形としている。該側壁W1bの前端部W1c及び後端部W1dは、各々平行状態を保って傾斜し、その下方端部側が突出するように傾斜している。他方、側壁W1bの下端部W1eは、上面部W1aと所定の角度を有して傾斜するように形成している。使用時には、図面に示す上面部W1aを地盤上に設置することになる。本実施例は、上記いずれのU字溝ブロックW、W1も同一の型枠によって製造できるものである。
以下、コンクリート部材として三次元部材である上記U字溝ブロックW1を製造する型枠に添って説明する。
図2は、コンクリート部材成形用型枠1の一部側面図を示している。該型枠1は、外側型枠2、内側型枠3、端面型枠4及び補助型枠5とより構成している。該外側型枠2は地盤GL等の設置面に設置した基台6の一端部に形成した回動支持板7に着脱自在に固定し、該回動支持板7は開閉用回動軸8を中心として外側型枠2の平面に対して直角方向へ、すなわち製造する製品から離れる方向へ所定角度回動自在に形成している。
また、該外側型枠2は、完成するU字溝ブロックW1の壁面を形成するに十分な大きさの鋼板より成る部材を選択し、更に図2及び図3に示すように、必要に応じて該外側型枠2と該回動支持板7との固定位置を変えることによりその高さを変化させることが可能である。
上記外側型枠2の該回動支持板7との固定は、ボルト9により行なう。該ボルト9を外側型枠2に形成したボルト孔の挿通位置を変えることにより固定位置が変わり、異なる高さに該外側型枠2を移動させることができる。例えば、外側型枠2の固定位置を図2の状態から図3の状態へと変えることにより、該外側型枠2を上昇させている。
図1(b)に示す端面側が傾斜するU字溝ブロックW1を製造する場合、高さの高い位置となる該ブロックW1の後端部W1dを形成するに十分な大きさの外側型枠2を選択するか、追加型枠を追加し、上方へ延設するように形成することになる。
図1(b)に示すように、斜路に形成するU字溝ブロックW1を形成する場合、完成後には底部を構成する面W1aに対して前・後端部W1c、W1dは傾斜することになる。
固定ベース6aと可動ベース6bとより形成された基台6の該可動ベース6bの可動は、エアジャッキ等により行なう。
本実施例の図5では、5.6°回動させた状態を示している。上記回転角は、必要とするコンクリート部材により適宜選択することができるが、約10°前後までであれば安定的に行なうことができる。
図6は、内側型枠3の移動状態を示している。該内側型枠3は、固定ベース6a上の可動ベース6bの傾斜用回動軸10とは反対側の他端部上面に形成したブラケット6cに固定した軸6dに、該内側型枠3の下端部に形成したブラケット3aと連結してピン接合とし、該内側型枠3の他側下端部に形成したブラケット3bは、リンク杆6eの一端部と軸3cによりピン接合している。該リンク杆6eの他端部は、固定ベース6aにピン接合6fし、且つリンク杆6eの略中間部は、該可動ベース6bとピン接合6gしている。
上記構成により、エアジャッキ等により傾斜用回転軸10を軸として可動ベース6bの他端側が上昇すると、ブラケット6cの軸6dにピン接合されたブラケット3aを介して内側型枠3が上昇する。同時に、該内側型枠3の他側下端部もリンク杆6eにより押し上げられる。該リンク杆6eは、上記のように一端が固定ベース6aにピン接合6fし、可動ベース6bとは略中間部においてピン接合6gしているので、該可動ベース6bが上昇するとそれに同期して他端が上昇し、ブラケット3bを押し上げる作動をするからである。上記機構により、内側型枠3は水平状態を保ったまま上昇することになる。
当該上昇位置を保持するために、図5に示すように、角度決めスペーサー11を固定ベース6aと可動ベース6b間の可動ベース6bの上昇側端部の持ち上げられた間隙に挿入配設する。
該角度決めスペーサー11は、図7に示すように、断面略冂字型形状とし、上面部11aは傾斜面を有する平坦とし、左右の引っ掛け片11b、11cは下方へ延出した突出片に形成し、該左右の引っ掛け片11b、11cにより係止空間11dを形成している。
該角度決めスペーサー11の上記係止空間11dを固定ベース6aの突出部12に嵌合させることにより、可動ベース6bが所定高さ上昇した状態を保持することができる。
該角度決めスペーサー11は、様々な傾斜角度に対応できるように、回転角度が約10°までのものを適宜用意する。必要に応じてそれ以上の角度に対応するための角度決めスペーサーを用意することも可能である。図7にその一部を示している。該角度決めスペーサー11は、傾斜面を有する上面部11aを形成する部材の一方側端部の厚さY1と他方側端部の厚さY2を変えることにより上記回転角度に対応できるようにしている。該上面部11aの傾斜用回動軸10側は、薄肉厚Y1とし、他端部側は厚肉厚Y2とし、該傾斜用回動軸10からの傾斜に対応できるように構成している。
上記端面型枠4は全体を略冂型形状とし、その立設部側は左右の外側型枠2と内側型枠3との間に挟み込む構造としている。図4、5に示すように、該外側型枠2と同様、回動押板13及び14にボルト等により着脱自在に装着されている。該回動押板13、14は、回転軸15、16を中心として回動自在とされているので、前記外側型枠2の内側壁面の端部側面に接合させ、該外側型枠2と連動して傾斜させることが可能である。なお、該回転軸15は、可動ベース6bの傾斜用回動軸10とストッパ機能を備えた遊嵌状態として共通軸とすることも可能である。
該端面型枠4は、その側部にリブ部材を形成し、該リブ部材の表面側の適所にマグネット17・・を取着する。実施例では、3箇所に形成している。該マグネット17・・により外側型枠2の内側壁面の端部側面に接合することになる。
従って、該端面型枠4の壁端部を構成する立設部側は、外側型枠2と内側型枠3間に間挿された状態となり、水平面を構成する側は、内側型枠3の天井面を構成する型枠の上面に配設された状態となる。
補助型枠5は、基台6の固定ベース6a上に外側型枠2と内側型枠3との間隙に配設する。図2、図3に示すように、外側型枠2の下部及び回動支持板7並びに固定ベース6a上の可動ベース6bとの間に配設する。該補助型枠5は、U字溝ブロックW1の下端部側を形成する型枠となる。
U字溝ブロックW、W1を製造する上記成形用型枠1は、横巾方向及び高さ方向の変更を可能としている。横巾方向の変更の場合は、内側型枠3、端面型枠4に中入れ追加型枠18を追加配設して固定することになる。
該内側型枠3及び端面型枠4は、図8に示すように、基本型枠部Lと移動側基本型枠部Rとに構成し、該基本型枠部Lと移動側基本型枠部Rとの間に、中入れ追加型枠18を挿入させる。それにより図2に示すように中間型枠部Mを構成することになる。U字溝ブロックW、W1の場合の最低必要巾が形成できる型枠を基本型枠部L及び移動基本型枠Rとし、横巾を大きくする場合には、中間型枠部Mとして上記中入れ追加型枠18を適数個追加固定することにより対応することが可能となる。
上記移動側基本型枠Rの巾方向への移動を容易とするために、該固定ベース6aの上に、その移動方向に沿ってレール6a2を敷設する。
横巾方向の増加に対しては、固定ベース6a及び可動ベース6bも追加配設する必要がある。横巾の増加状態に応じて追加基台19を中間部に追加して固定する。
上記変更のための連結は、ボルト等により行なうことができる。
上記内側型枠3、端面型枠4及び基台6の適宜追加によりU字溝ブロックW、W1の横巾Sの変更が可能となる。
図9は、U字溝ブロックW、W1の高さを変更するための高さ変更追加型枠20を示している。該高さ変更追加型枠20は、図2に示すように、補助型枠5の上方に積み上げ固定する。各種の高さの異なるパーツを用意し、それらを組み合わせて固定することにより、U字溝ブロックW、W1の高さを変更することができる。
図2に示すものは、図9の高さ変更追加型枠20の(b)の部材に、同(a)の部材を積み重ねた状態を示している。これによりU字溝ブロックW、W1の高さは、(a)+(b)に相当する分だけ低くなる。図2の型枠で形成されるU字溝ブロックW、W1の高さは300mm低くなる。
他方、高さを高くする場合には、外側型枠2、内側型枠3、端面型枠4に各々の追加型枠を追加することになる。
上記実施例1、2により、必要とする傾斜地へ設置するための所定の傾斜角度を有するU字溝ブロックW1を製造するための型枠の作用を以下に説明する。
まず該U字溝ブロックW1を製造するために必要となる高さ及び巾に該当する外側型枠2、内側型枠3、端面型枠4及び基台6を、補助型枠5或いは追加型枠18、20、追加基台19等の追加や削減により調整する。回動支持板7には外側型枠2を固定する。同様に、一端を基台6の固定ベース6aに形成した内側型枠3、及び端面型枠4を回動押板13、14に設置する。型枠間に打設されるコンクリートの圧力に耐えるように、回動支持板7、回動押板13、14等により外側から該型枠の立設状態を強固に保持する。
その後、必要とするコンクリート部材の傾斜の程度により可動ベース6bを回転上昇させ、該回転と連動するリンク杆6eの作動により、内側型枠3を水平状態を保持したまま上昇させる。同時に、端面型枠4を所定角度傾斜させる。上記により内側型枠3及び端面型枠4を上昇させた後、基台6の端部に角度決めスペーサー11を挿入固定することによりその上昇位置を保持する。
更に、外側型枠2を該回動支持板7の開閉用回動軸8を中心として内側型枠3側へ回動させる。該端面型枠4の側部にはマグネット17・・・が取着されているので、立て起こした該外側型枠2は、該マグネット17・・・に密着し、相互に連結されることになる。
上記作動により、下方側は基台6上に配設した補助型枠5、側面側は外側型枠2と内側型枠3及び端部側は端面型枠4により型枠の型組みが完成し、上方部のみが開放された状態となる。上記型枠の型組み状態を強固とするために必要に応じてボルトや適宜補強部材を相互の型枠間に掛け渡して使用する。
コンクリート部材の必要強度等に応じて、型枠内に鉄筋を配設し、その後、該開放部よりコンクリートを打設することになる。コンクリートの打設及びその圧力に耐えることができるように、開放部側に型枠開放防止部材を必要に応じて設けることができる。
図2、3、5、6及び図8等に示す斜線部分がコンクリートの打設部である。U字溝ブロックW1の上面部はGLと平行な水平面が完成することになる。
例えば、図5に示すように傾斜角度を5.6°にセットすると、一端面の短手側の高さを2000mmとすると、他端面の長手側の高さは約2200mmとなる。
上記型枠内へのコンクリートの打設硬化後、該型枠からU字溝ブロックW1を脱型することになる。図2に示すように、開閉用回動軸8を中心として外側型枠2を外方へ回動させる。該外側型枠2には、ボルト可動開孔2a、2bが切欠形成され、且つ補助型枠5にもピン開孔が形成され、それら両開孔にはボルト21が遊嵌状態で貫通している。該ボルト21の先端部は、内側型枠3の下端部に軸着されている。上記ボルト可動開孔2a、2bより前方へ突出している箇所を回動或いは押圧することにより、該内側型枠3の下端部を、打設したコンクリートから離れる方向へ可動させることができる。
上記実施例1、2では、U字溝ブロックW1に添って説明したが、本発明の型枠によって製造されるものは三次元のコンクリート部材の多くのものに適用することが可能であることはいうまでもない。
本発明のコンクリート部材成形用型枠によって製造されたコンクリート部材の斜視図。 本発明のコンクリート部材成形用型枠によって製造された他のコンクリート部材の斜視図。 本発明のコンクリート部材成形用型枠の側面図。 本発明のコンクリート部材成形用型枠の外側型枠を上方へ移動した状態の側面図。 本発明のコンクリート部材成形用型枠の正面図。 本発明のコンクリート部材成形用型枠の端面型枠を回動させた状態を示す正面図。 本発明のコンクリート部材成形用型枠の内側型枠を上昇させた状態を示す正面図。 本発明のコンクリート部材成形用型枠に使用する角度決めスペーサーの正面図。 本発明のコンクリート部材成形用型枠を横方向へ移動する状態を示す側面図。 本発明のコンクリート部材成形用型枠に使用する高さ変更追加型枠の側面図。 従来のコンクリート部材成形用型枠の側面図。 従来のコンクリート部材成形用型枠から製品を脱型する状態を示す側面図。
符号の説明
1. コンクリート部材成形用型枠
2. 外側型枠
3. 内側型枠
4. 端面型枠
5. 補助型枠
6. 基台
6a. 固定ベース
6b. 可動ベース
7. 回動支持板
8. 開閉用回動軸
9. ボルト
10. 傾斜用回動軸
11. 角度決めスペーサー
12. 突出部
13. 回動押板
14. 回動押板
15. 回転軸
16. 回転軸
17. マグネット
18. 中込れ追加型枠
19. 追加基台
20. 高さ変更追加型枠
21. ボルト

Claims (12)

  1. 外側型枠、内側型枠、端面型枠及び補助型枠よりなる型枠において、該型枠は基台上に配設し、該内側型枠は基台の固定ベースの一端側に軸着された可動ベースと連動して水平を保持した状態で昇降自在とし、該端面型枠は該可動ベースの回動に連動して傾斜自在とした可動機構を形成してなることを特徴とするコンクリート部材成形用型枠。
  2. 外側型枠、内側型枠、端面型枠、補助型枠及び追加型枠よりなる型枠において、該型枠は基台上に配設し、該内側型枠は基台の固定ベースの一端側に軸着された可動ベースと連動して水平を保持した状態で昇降自在とし、該端面型枠は該可動ベースの回動に連動して傾斜自在とした可動機構を形成したことを特徴とするコンクリート部材成形用型枠。
  3. 内側型枠の可動機構は、一端側を固定ベースの傾斜用回動軸を軸とした可動ベースの他端側を内側型枠の下端部とピン接合し、該内側型枠の他端側下端部は、リンク杆の一端部とピン接合し、該リンク杆の他端部は固定ベースとピン接合し、該リンク杆は該可動ベースの略中央部においてピン接合した構成とし、該内側型枠は外側型枠及び端面型枠の傾斜と連動して水平状態で上下方向へ移動することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリート部材成形用型枠。
  4. 端面型枠の可動機構として、一方側の端面型枠は、該固定ベースの一端側の回転軸を軸として回動自在とし、他方側の端面型枠は、可動ベースの他端側を軸として回動自在とし、該可動ベースの回動により端面型枠を外側型枠の平面に沿う方向へ傾斜移動可能とすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコンクリート部材成形用型枠。
  5. 外側型枠は、基台の一端の開閉用回動軸を中心として型枠の平面に対して直角方向へ回動自在に形成した回動支持板に着脱自在に装着してなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のコンクリート部材成形用型枠。
  6. 端面型枠は、該端面型枠側面の鋼製外側型枠の内側壁面と対向する位置にマグネットを着脱自在に取着してなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のコンクリート部材成形用型枠。
  7. 補助型枠は、基台の固定ベース上の外側型枠と内側型枠との間隙の下端部に配設してなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のコンクリート部材成形用型枠。
  8. 追加型枠は、外側型枠、内側型枠、端面型枠及び補助型枠に追加連結することにより、型枠全体の横巾及び高さを可変可能としてなることを特徴とする請求項2ないし7に記載のコンクリート部材成形用型枠。
  9. 追加型枠は、中入れ追加型枠として内側型枠及び端面型枠の中間部に追加連結する構成とし、当該追加に応じて基台を増減させることにより型枠の横巾を可変させることを可能とした請求項8に記載のコンクリート部材成形用型枠。
  10. 追加型枠は、高さ変更追加型枠として補助型枠の上面部に追加連結する構成とし、その増減により型枠の高さを可変させることを可能とした請求項8又は9に記載のコンクリート部材成形用型枠。
  11. 基台は、固定ベースと可動ベースとより形成し、可動ベースの一端側は固定ベースに軸着し、該可動ベースの回動により生じた他端側の該固定ベースとの間隙には、角度決めスペーサーを介在してなることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載のコンクリート部材成形用型枠。
  12. 角度決めスペーサーは、断面略冂字型とし、上方側を可動ベースの傾斜角に沿う平面とした傾斜支持面、下方側を固定ベースの両側面へ落し込んで嵌着する嵌合部としたことを特徴とする請求項11に記載のコンクリート部材成形用型枠。
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