JP2005168861A

JP2005168861A - 商品陳列用ハンガーバーの受け具

Info

Publication number: JP2005168861A
Application number: JP2003414195A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Noshita; 敦司野下; Hitoshi Kumamoto; 仁隈本
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-12-12
Filing date: 2003-12-12
Publication date: 2005-06-30

Abstract

【課題】側壁部材間に横架される取付け桟にハンガーバーの両端を支持させる陳列棚において、該バーの受け具をねじを用いないで簡単に着脱できるようにする。。
【解決手段】陳列棚用の側壁部材１に横架される取付け桟３に、取付け桟の外形に添う背面部５ａと上面部５ｂと正面部５ｃの三面を一体に具え、正面部の下縁内側に掛止縁７を設け、正面部側に、左右の両側面と底面との三面を具えた嵌合部８を一体形成した受け具５を嵌合し、この受け具にハンガーバーの端部を着脱自在に嵌合させるようにした商品陳列用ハンガーバーの受け具である。
【選択図】図１

Description

本発明は、商品陳列用ハンガーバーの受け具に関し、例えばデパートとかスーパーのように、比較的に大規模な店舗で使用されている多数の陳列棚を一斉に移動させたり組み替えたりする場合に、各陳列棚に横架されている商品吊り下げ用のハンガーバーの付け替えが容易にできるようにしたことを特長とする。

従来この種のハンガーバーは、例えば、図２に示すように、陳列棚を構成する側壁部材の片側の面に沿って水平に支持されている取付け桟ａに長穴ｂを設け、側壁部材側（取付け桟ａの背面側）から長孔ｂに挿通した止めねじｃを取付け桟ａの他側に沿わせた受け具ｄの背面側に螺入し、受け具ｄの正面側の突出部ｅに、ハンガーバーｆの端部を嵌合するようにしていた。
この従来の受け具ｄの取付け方によれば、ハンガーバーｆの着脱の都度に止めねじｃを螺入したり取り外したりする操作が必要になる。そのため、多数の陳列棚を一斉に移動させたり並べ替える場合の手間が膨大になる欠点があった。
なお、陳列棚の組立て解体に止めねじを使わないでできるようにしたものには、側面に縦長孔を具えた支柱に、楔形の棚受けを差し込んで棚板を載置するようにしたものがある（例えば、特許文献１、特許文献２）。

特開平１１−３３２６３３号公報実開平６−５７２５８号公報

上記した特許文献１、２の陳列棚は棚板を使用するので、例えば折畳んだ衣服を陳列する場合に好適するが、ハンガーに掛けた衣服などを陳列する場合には使えない欠点がる。また、楔形の棚受けの先端に丸孔を設けてハンガーバーを挿通するようにしたものがあるが、側面支持形の陳列棚には使用できないこと、奥行きに対するハンガーバーの横架位置が固定されることなどの欠点がある。

以上のことから、本発明が解決しようとする課題は、両側に置いた支柱間または側壁部材間に横架した取付け桟にハンガーバーの両端を支持させる陳列棚において、該バーの受け具に止めねじを用いないで簡単に着脱できるようにすることにある。

そこで本発明は、上記の課題を解決するために、商品陳列用の支柱間に横架されるかまたは商品陳列用の側壁部材に沿って横架される取付け桟に、取付け桟の外形に添うようにした背面部と上面部と正面部との三面を一体に形成し、正面部の下縁内側に、取付け桟の下面と係合する掛止縁を設けるとともに、上記正面部側に、左右の両側面と底面との三面を具えた嵌合部を一体形成した受け具を嵌合し、この受け具に、ハンガーバーの端部を嵌合させるようにしたことを特徴とする商品陳列用ハンガーバーの受け具を提供するものである。

上記の構成を備えた本発明受け具は、例えば一つの手順として、商品陳列用の支柱または側壁部材に横架される取付け桟の端部から受け具を嵌合し、取付け桟の外形に受け具の背面部と上面部と正面部及び掛止縁を添わせ、受け具の正面側に受け具に嵌合するという簡単な操作で該バーの取り付けができる。また、ハンガーバーの付け替えに際して、受け具からバーの端部を外せば棚の解体もできる。
上記ように、ハンガーバーの着脱は止めねじを使用しないでできる。また、受け具をねじ止めしていないので、奥行き方向に受け具をスライドさせることで棚の所望位置にバーの取付け位置が移動できる。

本発明に係る受け具は、上述のように、ハンガーバーの取付け操作、取外し操作ともにきわめて簡単にできる。所望位置にハンガーバーをスライドさせることができる。

ハンガーバーの受け具に、取付け桟の外形に添う背面部と上面部と正面部を一体に具えるとともに、正面部の下縁内側に取付け桟の下面に添う掛止縁を突設し、正面側にハンガーバーの端部を嵌合する左右の両側面と底面との三面を一体形成する。

図１は、実施例の使用状態を示す一部切欠斜視図、図２は、従来例の一部切欠平面図である。

図において、１は、商品陳列用棚の側壁部材、２は、側壁部材１の内側面に突出するだぼ、３は、このだぼ２と図示省略の他方のだぼとに両端に下向きに開口する嵌め口４を嵌めて、側壁部材１の側面に沿って水平方向に横架され支承される取付け桟、５は、取付け桟３に嵌合する受け具、６は、端部６’を嵌合させたハンガーバーである。

受け具５は、高さ方向に長方形の取付け桟３の外形に添う背面部５ａと上面部５ｂと正面部５ｃとの三面部を一体に具え、正面部５ｃの下縁内側に向けて取付け桟３の下面に添う掛止縁７を突設し、正面部５ｃの正面側に、左右の両側面８ａ、８ｂと底面８ｃとの三面からなる嵌合部８を有し、取付け桟３の長さ方向に沿ってスライド可能に嵌合している。

なお、本発明の実施に際し、側壁部材１に替えて支柱を用いて取付け桟３を横架することもできる。また、だぼ２を、側壁部材１に多段に設けた孔に着脱させて、突出位置を上下に替えられるようにする場合もある。さらに、嵌合部８に端部６’を嵌合させるハンガーバー６には丸パイプのほか角パイプを用いる場合もある。

図示した実施例は、受け具５に金属板製のものを使用しているが、これをその他の材料、例えば樹脂製に替える場合もある。また、受け具５の背面部５ａの下縁と掛止縁７を延長して四方から取付け桟３を囲むようにする場合もある。なお、受け具５を取り付ける取付け桟３の形状は、図示の態様に限定されない。本発明の要旨に沿ってだぼ２、受け具５の形状とともに設計変更される場合もある。

実施例の使用状態を示す一部切欠斜視図である。従来例を示す一部切欠平面図である。

符号の説明

１側壁部材
２だぼ
３取付け桟
４嵌め口
５受け具（５ａ背面部、５ｂ上面部、５ｃ正面部）
６ハンガーバー（６’ 端部）
７掛止縁
８嵌合部（８ａ、８ｂ側面、８ｃ底面）

Claims

商品陳列用の支柱間に横架されるかまたは商品陳列用の側壁部材に沿って横架される取付け桟に、取付け桟の外形に添うようにした背面部と上面部と正面部との三面を一体に形成し、正面部の下縁内側に、取付け桟の下面と係合する掛止縁を設けるとともに、上記正面部側に、左右の両側面と底面との三面を具えた嵌合部を一体形成した受け具を嵌合し、この受け具に、ハンガーバーの端部を嵌合させるようにしたことを特徴とする商品陳列用ハンガーバーの受け具。