JP2005168857A - 硬性内視鏡の照明光学系 - Google Patents

硬性内視鏡の照明光学系 Download PDF

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【課題】配光角を十分に拡大することができ且つ射出端面での全反射に因る光量損失を抑えることができるライトガイドファイバーの傾斜角の条件を提示する。
【解決手段】
対物光学系11を組み込んだ光学視管100の外周には、対物光学系11の光軸と平行に配置された多数のライトガイドファイバーからなる捻り無しファイバーバンドル101が設けられている。その外側には、区分管102を介して、対物光学系11の外周に沿ってこの対物光学系11の光軸と平行な方向に傾斜し且つその射出端面が対物光学系11の光軸に直交する方向に形成された多数のライトガイドファイバーからなる捻りファイバーバンドル103が設けられている。この捻りファイバーバンドルを構成する各ライトガイドファイバーの中心軸がその射出端面の法線に対してなす角度θは、15°<θ<25°である。
【選択図】図3

Description

本発明は、対物光学系の外周に沿って、多数のライトガイドファイバーを、前記対物光学系を囲繞するように配置してなる硬性内視鏡の照明光学系に、関する。
硬性内視鏡は、その挿入部の中心に対物光学系及びリレー光学系を配置する構造を有しているので、必然的に、その照明光学系(硬性内視鏡の外に配置された光源装置からライトガイドファイババンドルを通じて伝送された照明光を挿入部の基端近傍から先端面まで導光する光学系)は、対物光学系の外周を囲繞するように配置された多数のライトガイドファイバから構成されることになる。
このような硬性内視鏡の照明光学系を構成する各ライトガイドファイバーは、従来、対物光学系の光軸と平行に配置されていた。また、このような硬性内視鏡の照明光学系の先端形状は円環状となるので、ファイバースコープの照明光学系において用いられるような配光レンズ(負のパワーを有する単レンズ)を硬性内視鏡の照明光学系に用いることはできない。その為、硬性内視鏡の照明光学系の配光角は、各ライトガイドファイバー単独の出射角(80°程度)を超えることができなかった。
しかしながら、近年、硬性内視鏡にもその対物光学系の広角化が要請されるようになっている。例えば、本出願人は、先に出願した特願2000−346439号において、共通の硬性内視鏡を通じて広角視野と拡大視野とを同時にモニタ表示することができる内視鏡システムを提案している。このような内視鏡システムに組み込まれる硬性内視鏡の対物光学系は、120°以上の広視野角を持つことが必要である。
そのため、従来の硬性内視鏡の照明光学系の構造を改良し、その配光角を拡げることが求められている。そのために用いられ得る照明光学系としては、例えば実公昭46−27904号(特許文献2)に開示されたような、各ライトガイドファイバが螺旋状に傾けて配置されてなる照明光学系が採用可能である。なお、このような照明光学系を構成するために螺旋状に配置されたライトガイドファイバであっても、事故防止等のためにその射出端面は対物光学系の光軸と直交する方向にカットされ、照明光学系全体として一枚の射出端面を形成するように形成されている。よって、各ライトガイドファイバの傾斜角は、その中心軸と射出端面の法線とがなす角度によって表されることになる。
実公昭46−27904号公報
上記公報には、各ライトガイドファイバーを傾斜させる事自体は記載されているものの具体的傾斜角についての開示がない。しかしながら、本出願人が検討してみたところ、傾斜角が小さ過ぎると、配光角を拡げられない一方、傾斜角が大き過ぎると、ライトガイドファイバー内を伝送される光束の一部が射出端面に対して全反射条件を満してしまうことに起因して、照明光の光量損失が生じて周辺照度が低下するという問題が、明らかになった。
そこで、本発明は、硬性内視鏡の照明光学系を構成する各ライトガイドファイバーを傾ける場合において、配光角を十分に拡大することができ且つ射出端面での全反射に因る光量損失を抑えられる傾斜角の条件を提示することを、課題とする。
上記の課題を解決するために案出された本発明による硬性内視鏡の照明光学系は、対物光学系の外周に沿って、多数のライトガイドファイバーを、前記対物光学系を囲繞するように配置してなる硬性内視鏡の照明光学系において、前記多数のライトガイドファイバーは、夫々、その先端における中心軸が前記対物光学系の光軸と平行な方向に対して傾斜する方向に向けて配置されているとともに、その射出端面が前記対物光学系の光軸と直交する方向に形成されており、その中心軸と射出端面の法線とがなす角度θが下記条件(1)を満たすことを特徴とする。
(1) 15°<θ<25°
この角度θがこの条件(1)の下限を超えると、全ライトガイドファイバが対物光学系の光軸と平行に配置された従来の照明光学系と比較して、配光角を十分に拡げることができない。一方、角度θが条件(1)の上限を超えると、ライトガイド内においてコアとクラッドとの境界面にて反射されつつ進行してきた全光束のなかに、射出端面に対する入射角が全反射条件を満たすものが現れ、角度θが増加するにつれてこのような光束が増えてくるので、照明光の光量損失に起因する周辺照度の低下の問題を生じてしまう。よって、角度θを条件(1)の範囲内に限定することによって、光量損失を生じることなく配光角を拡げることが可能になるのである。
本発明において、各ライトガイドファイバは、少なくともその先端のみが上記条件(1)を満たしていれば良いので、それよりも光源側の部分が対物光学系の光軸に対して平行であるか傾斜しているを問わない。
また、多数のライトガイドファイバが対物光学系を囲繞するように配置されていれば、全方位に配光角を拡大することが可能になる。
また、多数のライトガイドファイバーが配置される円環状領域の内径をD、各ライトガイドファイバーの外径をSとした場合に、下記条件(2)を満たせば、各ライトガイドファイバを対物光学系の外周に沿って螺旋状に配置した場合でも、各ライトガイドファイバが折れにくくなる。
(2) 0.002<S/D<0.02
この条件(2)の下限を超えると、各ライトガイドファイバーのファイバー径Sが円環状領域の内径Dに比較して小さくなりすぎるので、製造が困難となる。一方、条件(2)の上限を超えると、ファイバー径Sに比較して円環状領域(即ち、螺旋の内径)Dが小さくなりすぎるので、螺旋構造に起因した折れが発生し易くなってします。
なお、本発明においては、対物光学系を囲繞する全ファイバーが傾斜していても良いが、全ファイバーが内外二層に区分され、一方の層に属するライトガイドファイバーが条件(1)を満足する傾斜角で傾斜され、他方の層に属するライトガイドファイバーが対物光学系の光軸と平行な方向に向けられても良い。照明光学系を構成するライトガイドファイバのバンドルがこのような内外二重構造をとると、傾斜して配置されたライトガイドファイバのバンドルによって配光角が拡げられる一方、それによって照明光が届かなくなった中心部が、対物光学系の光軸と平行に配置されたライトガイドのバンドルによって照明されることになるので、中心照度が低下する所謂「中抜け」の問題も解決される。
以上に説明したように、本発明による硬性内視鏡装置の照明光学系によると、硬性内視鏡の照明光学系を構成する各ライトガイドファイバーを傾ける場合において、その傾斜角を適切に設定することにより、配光角を十分に拡大することができ、しかも、射出端面での全反射に因る光量損失を抑えることが可能になる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明による照明光学系を内蔵した硬性内視鏡10を組み込んだビデオ式硬性内視鏡1と、2台のモニター2,3と、光源装置4とから構成される内視鏡システムのシステム構成図である。
このビデオ式硬性内視鏡装置1は、患者の腹壁に嵌め込まれたトラカールを介して患者の体腔内に挿入される硬性内視鏡10と、この硬性内視鏡10の基端(接眼レンズ13を収容するアイピース10a)に接続されたビデオ撮影装置20とから、構成されている。
硬性内視鏡10は、体腔内の像を形成するリレーするための対物光学系11,12と、体腔内を照明するために光源装置4からライトガイドケーブル5を通じて伝送された照明光を先端部へ導く照明光学系(詳細については後述する)とを、体腔内に挿入される円筒状の管(挿入管)の内部に有している。そして、この対物光学系は、対物レンズ群11と複数のリレーレンズ12とから構成されている。なお、対物レンズ群11は、広い範囲(例えば、120°以上の画角)の視野の像を形成可能なレトロフォーカス型の対物レンズとして、構成されている。この対物レンズ群11により形成される体腔内部の像は、結像面11iに結像する。この結像面11i上の像は、各リレーレンズ12により夫々の結像面12iに順次結像されてリレーされ、最終のリレーレンズ12の結像面12iに結像される。
この硬性内視鏡10のアイピース10aは、上記挿入管よりも大径に形成されており、その外周面には、硬性内視鏡10をビデオ撮影装置20に対して固定するための雄ねじマウントが形成されている。また、その内部に収容されている接眼レンズ13は、光軸方向へ位置調整可能に保持されており、ビデオ撮影装置14に固定される場合には、プラスディオプトリの位置(即ち、結像面12iに形成された像の実像を結像面13iに再結像できる位置)に移動される。
ビデオ撮影装置20のケーシングの一方の端面には、硬性内視鏡10のアイピース10aが嵌め込まれる受け口20aが形成されている。この受け口20aの内周面には、硬性内視鏡10の雄ねじマウントに係合する雌ねじマウントが、形成されている。
また、このビデオ撮影装置20のケーシング内には、受け口20aに装着された硬性内視鏡10からの被写体光の光路上に順番に配置された反射部材として、ハーフミラー21,光軸シフトプリズム24,フォーカスレンズ25,拡大用再結像光学系(結像光学系)26,及び、拡大用TVカメラ30が、配置されている。
ハーフミラー21は、接眼レンズ13の光軸に対して45度傾けて配置されており、物体光の一部を透過させるとともに反射させることによって光軸を分岐し、分岐後の一方の光軸をへ、90度折り曲げる。このように分岐された光軸の先には、ハーフミラー21と共にこの光軸をクランク状に折り曲げる反射鏡22が配置されている。この反射鏡22によって折り曲げられた光軸上には、順番に、正のパワーを持つ一のレンズ群からなる広角用再結像光学系(結像光学系)23及び広角用TVカメラ40が配置されている。なお、広角用TVカメラ40及び拡大用TVカメラ30は、共に、ビデオ撮影装置20のケーシングの端部に装着されており、撮像面に形成された像をビデオ信号に変換する。そして、各TVカメラ40,30から出力されたビデオ信号は、夫々、広角画像用モニタ3,拡大画像用モニタ2に入力されて、これらモニタ3,2上に画像を表示させる。
上記広角用再結像光学系23は、結像面13iに結像された像のほぼ全域を、広角用TVカメラ40の撮像面上に再結像させる。
また、光軸シフトプリズム24は、アッベプリズム,ダハプリズム,ポロプリズム等の像反転プリズム(像を上下左右に反転させるプリズム)であり、図示せぬ移動機構によって光軸に直交する面内で移動させられることにより、自己の内部を通過した光軸を、その移動方向と同じ方向へ、その移動量の二倍の量だけシフトさせる。
フォーカスレンズ25は、基準位置にある光軸シフトプリズム24を通過した光軸と同軸に、配置されている。このフォーカスレンズ25は、その光軸に沿って移動可能に保持されている。
拡大用再結像光学系26の第1乃至第3レンズ群26a〜26cも、基準位置にある光軸シフトプリズム24を通過した光軸に対して同軸となるように、フォーカスレンズ25と拡大用TVカメラ30との間に配置されている。拡大用再結像光学系26を構成する第3レンズ群26cは、固定されているが、第1及び第2レンズ群26a,26bは、それらの光軸に沿って移動可能に保持されている。これら第1及び第2レンズ群26a,26bが光軸方向に移動されることにより、拡大用再結像光学系26の倍率は、任意に調整される。
これらフォーカシングレンズ25及び拡大用再結像光学系26は、結像面13iに形成された像を、広角用再結像光学系23による倍率よりも大きい倍率にて、拡大用TVカメラ30の撮像面上に再結像させる。この拡大用再結像光学系26によって形成された像は、拡大用TVカメラ30の撮像面よりも大きい。従って、対物光学系11,12によって形成された像の一部領域が、拡大されて、拡大用TVカメラ30によって撮像される。
以下、上述した硬性内視鏡10の照明光学系について、詳細に説明する。図2は、硬性内視鏡10の挿入管を斜め前方から見た状態を示す斜視図である。この図2に示されるように、この硬性内視鏡10の挿入管は、同心の6重構造を有しており、その中心には、対物光学系11,12(図2はその先端を示すので対物レンズ群11のみを表している)が配置されている。これら対物光学系11,12は、共に、一本の金属管である光学視管100内に保持されている。この光学視管100の外側には、対物光学系11,12の光軸と平行な方向に夫々の中心軸を向けて光学視管100を囲繞するように配置された多数のライトガイドファイバーから構成されたファイバーバンドル(以下、「捻り無しファイバーバンドル101」という)が、設けられている。さらにこの捻り無しファイバーバンドル101の外側には、金属管である区分管102を介して、対物光学系11,12の外周に沿い且つ対物光学系11,12の光軸と平行な方向に対して夫々の中心軸が傾斜するように配置された多数のライトガイドファイバー(即ち、螺旋状に配置された多数のライトガイドファイバー)から構成されたファイバーバンドル(以下、「捻りファイバーバンドル103」)が、設けられている。この捻りファイバーバンドル103の外側は、金属管である外套管104に覆われている。
なお、捻り無しファイバーバンドル101及び捻りファイバーバンドル103の端面は、対物光学系11,12の光軸に直交した同一平面に沿ってカットされた射出端面として形成されている。この射出端面は、各管100,102,104の端面と面一となっていても良いが、防水のためには、各管100,102,104の端面よりも若干奥まって配置され、それによって生じた円環状のギャップに円環状のガラスが液密に嵌め込まれることが望ましい。
また、全ファイバーバンドル101,103の総端面積に占める捻り無しファイバーバンドル101の端面積の比率(α=b/[a+b],但し、aは捻りファイバーバンドル103の端面積,bは捻り無しファイバーバンドル103の端面積,以下、「面積配分α」という)は、0.3以下であることが望ましい。0.3を超えてしまうと、捻りファイバーバンドル103の占める比率が小さくなり過ぎてしまうので、周辺照度が下がってしまうからである。
図3は、捻りファイバーバンドル103を構成する個々のライトガイドファイバー200の射出端近傍を拡大して示す縦断面図である。この図3に示すように、このライトガイドファイバー200は、周知の如くコア201及びその外周を覆うクラッド202から構成されている。また、上記した射出端面200aの形成により、その中心軸(一点鎖線にて図示)は、対物光学系11,12の光軸に直交する方向に形成された射出端面200aの法線(二点鎖線にて図示)に対して角度θだけ傾いている。以下、この角度θを、「射出面傾斜角θ」と称することとする。
この射出面傾斜角θは、上述したように、ある程度以上大きくなってしまうと、このライトガイドファイバー200内においてコア201とクラッド202との境界面にて反射されつつ伝導する光束の一部(破線にて例示)が射出端面200aに対して全反射条件を満たすようになるので、射出端面200aを透過する透過光量に対する光量損失を生じてしまう。このようにして生じた光量損失は、射出面傾斜角θが大きくなるにつれて大きくなる。図4は、コア201の屈折率が1.647であるライトガイドファイバ200の場合における射出面傾斜角θに対する透過光量の特性を示すグラフであり、その横軸が射出面傾斜角θ[単位:°]に対応し、その縦軸が光量比(射出面傾斜角θ=0°の時の透過光量に対する透過光量の比率)に対応する。この図4からは、θ=13°辺りからから光量比が緩やかに落ち始め、θ=20°辺りからθの増加に対してほぼ逆比例して光量比が下落し、θ=25°辺りで光量比が0.8となる。よって、射出面傾斜角θの取り得る範囲は、25°辺りがほぼ上限となる。
次に、捻りファイバーバンドル103における各ライトガイドファイバー200の射出面傾斜角θと面積配分αとを様々に組み合わせて、硬性内視鏡10から射出される照明光の配光分布をシュミレーションをした結果を、図5のグラフに示す。図5において、横軸は、対物光学系11,12の光軸を基準(0°)とした挿入部先端面からの方向(即ち、配光角,単位:[°])を示し、縦軸は、対物光学系11,12の光軸に直交させて挿入部先端面から100mmの位置に配置した半径100mmの球面スクリーン上の照明光の強度(具体的には、傾斜角θ=0°の硬性内視鏡10による配光角=0°の点における照明光の強度を基準として正規化された強度の比率,以下「強度比」という)を示す。また、図5のグラフに示された破線は射出面傾斜角θ=0°である硬性内視鏡10の配光角−強度比特性を示し、実線は射出面傾斜角θ=20°且つ面積配分α=0.1である硬性内視鏡10の配光角−強度比特性を示し、二点鎖線は射出面傾斜角θ=25°且つ面積配分α=0.15である硬性内視鏡10の配光角−強度比特性を示し、実線は射出面傾斜角θ=35°且つ面積配分α=0.2である硬性内視鏡10の配光角−強度比特性を示す。この図5から明らかなように、傾斜角θが35°以上となると、強度比が配光角の全域において0.2以下となってしまうので、光量損失を無視することができない。なお、射出面傾斜角θ=0°であると、配光角が+/−40°を超える部分で強度比が大きく下がってしまうので、配光角の拡大という効果が全く生じていないことが判る。別途シュミレーションをしたところでは、射出面傾斜角θ=15°を超えると、ある程度の配光角の拡大という効果が得られることが判った。そこで、本発明では、射出面傾斜角θの範囲として、15°<θ<25°を採用したのである。
なお、両ファイバーバンドル101,103の基端は、アイピース10a内において束ねられ、ライトガイドケーブル5に連結されている。従って、光源装置4から生じた照明光は、ライトガイドケーブル5を通じて伝送され、両ファイバーバンドル101,103を通じてその射出端面から射出される。
本発明の実施の形態である内視鏡システムの全体構成図 硬性内視鏡の挿入管の先端面を示す斜視図 捻りファイバーバンドルを構成するライトガイドファイバーの射出端近傍を拡大して示す縦断面図 射出面傾斜角θに対する透過光量の特性を示すグラフ 硬性内視鏡の配光角−強度比特性を示すグラフ
符号の説明
1 ビデオ式硬性内視鏡装置
10 硬性内視鏡
11 対物レンズ系
12 リレーレンズ径
100 光学視管
101 捻り無しファイバーバンドル
103 捻りファイバーバンドル
104 外套管

Claims (5)

  1. 対物光学系の外周に沿って、多数のライトガイドファイバーを配置してなる硬性内視鏡の照明光学系において、
    前記多数のライトガイドファイバーは、夫々、その先端における中心軸が前記対物光学系の光軸と平行な方向に対して傾斜する方向に向けて配置されているとともに、その射出端面が前記対物光学系の光軸と直交する方向に形成されており、その中心軸と射出端面の法線とがなす角度θが下記条件(1)を満たす
    ことを特徴とする硬性内視鏡の照明光学系。
    (1) 15°<θ<25°
  2. 前記多数のライトガイドファイバーが、前記対物光学系を囲繞するように円環状に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の硬性内視鏡の照明光学系。
  3. 前記多数のライトガイドファイバーが配置される円環状領域の内径をD、夫々の前記ライトガイドファイバーの外径をSとした場合に、下記条件(2)を満たす
    ことを特徴とする請求項2記載の硬性内視鏡の照明光学系。
    (2) 0.002<S/D<0.02
  4. 前記多数のライトガイドファイバーは、前記対物光学系を保持する光学視管を円環状に囲繞する
    ことを特徴とする請求項2記載の硬性内視鏡の照明光学系。
  5. 前記対物光学系を囲繞するように配置され且つ夫々の中心軸が前記対物光学系の光軸と平行な方向へ向けられた多数のライトガイドファイバーを更に備える
    ことを特徴とする請求項2記載の硬性内視鏡の照明光学系。
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