JP2005168669A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 部品点数が少なく小型化された回路を用いて、回路素子の故障を防止するとともにモータの応答速度や回転速度を向上させる。
【解決手段】 主基板11に搭載されたモータ駆動回路112には、モータコイル71a〜71dとスイッチングトランジスタ61a〜61dとの接続点のそれぞれにアノードが接続された複数のダイオード62a〜62dが配置されている。各ダイオード62a〜62dのカソードは、モータ駆動回路112のコモン端子63を介して電源回路113に接続され、ステッピングモータ71の駆動電圧VDDよりも電圧値が高い直流電圧VSLの供給を受けている。例えば、スイッチングトランジスタ61aのコレクタ電圧が上昇して直流電圧VSLと同程度になったときには、ダイオード62aが当該コレクタ電圧の上昇に応動して通電し、モータコイル71aに発生した逆起電力を直流電圧VSLの供給側に導く。
【選択図】 図4
【解決手段】 主基板11に搭載されたモータ駆動回路112には、モータコイル71a〜71dとスイッチングトランジスタ61a〜61dとの接続点のそれぞれにアノードが接続された複数のダイオード62a〜62dが配置されている。各ダイオード62a〜62dのカソードは、モータ駆動回路112のコモン端子63を介して電源回路113に接続され、ステッピングモータ71の駆動電圧VDDよりも電圧値が高い直流電圧VSLの供給を受けている。例えば、スイッチングトランジスタ61aのコレクタ電圧が上昇して直流電圧VSLと同程度になったときには、ダイオード62aが当該コレクタ電圧の上昇に応動して通電し、モータコイル71aに発生した逆起電力を直流電圧VSLの供給側に導く。
【選択図】 図4
Description
本発明は、パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機に係り、詳しくは、遊技者が所定の遊技を行い、遊技における特定条件の成立に応じて遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能な遊技機に関する。
パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機においては、複数種類の識別情報(以下、表示図柄)を可変表示装置における複数列の表示部にて可変表示し、その表示結果により所定の遊技価値を付与するか否かを決定する、いわゆる可変表示ゲームによって遊技興趣を高めたものがある。可変表示ゲームでは、例えば所定領域を通過する遊技球を検出したことやスタートレバーの操作を検出したことといった、所定の条件が成立したときに、表示図柄の可変表示が開始される。そして、表示図柄の可変表示が完全に停止した際の停止図柄態様が特定表示態様となっているときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態(大当り遊技状態)となる。例えば、大当り遊技状態となったパチンコ遊技機は、大入賞口又はアタッカと呼ばれる特別電動役物を開放状態とし、遊技者に対して遊技球の入賞が極めて容易となる状態を一定時間継続的に提供する。
可変表示装置には、表示図柄が配置されたベルトやドラム等の回転体を用いて複数列の表示部にて表示図柄を可変表示させるものがある。こうした回転体に駆動力を与えて表示図柄の可変表示を行うために、ステッピングモータが用いられることがある。ステッピングモータの回転制御を行うモータ駆動回路は、スイッチングトランジスタ等のスイッチング素子に位相の異なるパルス信号を印加するなどして、ステッピングモータ内に複数設けられたモータコイルのそれぞれに流れる電流のオン/オフ制御を行うことにより、ステッピングモータを回転させる。ここで、モータコイルにて発生した逆起電力による過電圧からスイッチング素子を保護するために、スイッチング素子とモータ駆動用の直流電圧源との間において、モータコイルと並列にクランプ用のダイオードやツェナーダイオードを接続したものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開平11−104297(第6頁、第5,10,13図など)
特許文献1に開示された遊技機では、モータコイルと並列にダイオード及びツェナーダイオードを接続することで、過電圧によるスイッチング素子の故障を防止するとともに、ツェナーダイオードを接続しない場合(クランプ用のダイオードをモータ駆動用の直流電圧源に直結した場合)よりも短時間でモータコイルに蓄積されたエネルギーを放出させてモータの応答速度や回転速度を速めることを可能にしている。しかしながら、ツェナーダイオードを用いることで、部品点数が増大するとともに回路の実装規模が大型化してしまうという問題があった。
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、部品点数が少なく小型化された回路を用いて、回路素子の故障を防止するとともにモータの応答速度や回転速度を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本願の請求項1に記載の遊技機は、遊技者が所定の遊技を行い、遊技における特定条件の成立に応じて遊技者にとって有利な特定遊技状態(例えば、大当り遊技状態)に制御可能な遊技機(例えば、パチンコ遊技機1やスロットマシン201など)であって、ステッピングモータ(例えば、ステッピングモータ71、72、73など)の駆動力により状態が変化する可変機構(例えば、可変表示装置4、203及び役物155など)と、前記ステッピングモータの駆動制御を行うモータ駆動回路(例えば、CPU103及びモータ駆動回路112など)と、前記ステッピングモータの駆動電圧(例えばVDD)を供給するモータ駆動電圧供給手段(例えば、DC−DCコンバータ123及び電源回路113など)と、前記モータ駆動電圧供給手段によって供給される駆動電圧よりも高い電圧値の直流電圧(例えばVSL)を供給する直流電圧供給手段(例えば、整流回路122及び電源回路113など)とを備え、前記モータ駆動回路は、前記ステッピングモータのモータコイルに発生する逆起電力を前記直流電圧供給手段に導く導電手段(例えば、クランプ回路62など)を含む。
請求項2に記載の遊技機においては、前記直流電圧供給手段から供給される直流電圧を用いて電気部品(例えば、ソレノイド50、51など)の動作制御を行う電気部品制御回路(例えば、ソレノイド回路111など)が設けられた制御基板(例えば、主基板11など)を備え、前記モータ駆動回路は、前記制御基板に設けられている。
請求項3に記載の遊技機においては、遊技者による操作手段(例えば、打玉操作ハンドル20)の操作に応じて遊技球を遊技領域に発射する発射手段(例えば、発射モータ54)と、前記発射手段により発射された遊技球が前記遊技領域に設けられた所定の入賞領域(例えば、普通可変入賞球装置6)にて遊技球を検出する入賞玉検出手段(例えば、始動玉検出器41)によって検出されたことを契機として前記特定条件を成立させる遊技制御手段(例えば、主基板11のCPU103が大当り判定用乱数の値を示す数値データに基づいてパチンコ遊技機1を大当り遊技状態とする旨の判定を行う点など)とを備え、前記ステッピングモータは、遊技の演出に用いられる演出手段であって前記遊技領域において前記発射手段によって発射された遊技球が通過可能な経路を変更させない演出手段(例えば、可変表示装置4のドラムユニット81〜83など)を、前記可変機構として駆動する。
請求項4に記載の遊技機においては、遊技者による操作手段(例えば、打玉操作ハンドル20)の操作に応じて遊技球を遊技領域に発射する発射手段(例えば、発射モータ54)と、前記発射手段により発射された遊技球が前記遊技領域に設けられた所定の入賞領域(例えば、Vゾーン154)にて遊技球を検出する入賞玉検出手段(例えば、Vゾーン154に進入した遊技球を検出する特定玉検出器)によって検出されたことを契機として前記特定条件を成立させる遊技制御手段(例えば、主基板11のCPU103が、可変入賞装置による始動動作を開始してから始動動作の終了後に所定時間が経過するまでの期間において特定玉検出器により遊技球が検出されたことに応じて、パチンコ遊技機1を大当り遊技状態に制御する点など)とを備え、前記ステッピングモータは、遊技球の誘導に用いられる誘導手段であって前記遊技領域において前記発射手段によって発射された遊技球が通過可能な経路を変更させる誘導手段(例えば、役物155など)を、前記可変機構として駆動する。
請求項5に記載の遊技機において、前記モータ駆動電圧供給手段は、前記ステッピングモータのモータコイルの一端に駆動電圧を供給し、前記導電手段は、前記ステッピングモータのモータコイルに発生する逆起電力に応動して前記ステッピングモータのモータコイルの他端を前記直流電圧供給手段に通電させる。
請求項6に記載の遊技機において、前記モータ駆動回路は、前記ステッピングモータが備える複数のモータコイル(例えば、モータコイル71a〜71dなど)のそれぞれと直列に接続された複数のスイッチングトランジスタ(例えばスイッチングトランジスタ61a〜61dなど)からなるスイッチング回路(例えば、スイッチング回路61など)を含み、前記導電手段は、各前記複数のモータコイルと前記スイッチング回路との接続点にアノードが接続され、共通の直流電圧供給手段にカソードが接続された複数のダイオード(例えば、ダイオード62a〜62dなど)を備える。
本発明は、以下に示す効果を有する。
請求項1に記載の遊技機によれば、モータ駆動回路に備えられた導電手段がステッピングモータのモータコイルに発生した逆起電力をステッピングモータの駆動電圧より高い電圧値の直流電圧を供給する直流電圧供給手段に導く。
これにより、ステッピングモータのモータコイルに発生する逆起電力による過電圧からモータ駆動回路を保護することができるとともに、ツェナーダイオード等を用いることなく、短時間でモータコイルに蓄積されたエネルギーを放出させることができ、部品点数及び実装面積を低減しつつ、モータの応答速度や回転速度を向上させることができる。
これにより、ステッピングモータのモータコイルに発生する逆起電力による過電圧からモータ駆動回路を保護することができるとともに、ツェナーダイオード等を用いることなく、短時間でモータコイルに蓄積されたエネルギーを放出させることができ、部品点数及び実装面積を低減しつつ、モータの応答速度や回転速度を向上させることができる。
請求項2に記載の遊技機において、モータ駆動回路は、直流電圧供給手段から供給される直流電圧を用いて電気部品の動作制御を行う電気部品制御回路が設けられた制御基板に設置されている。
これにより、直流電圧供給手段から供給される直流電圧を有効に利用することができるとともに、モータ駆動回路と直流電圧供給手段との間の配線長を短縮することができる。
これにより、直流電圧供給手段から供給される直流電圧を有効に利用することができるとともに、モータ駆動回路と直流電圧供給手段との間の配線長を短縮することができる。
請求項3に記載の遊技機において、ステッピングモータは遊技の演出に用いられて遊技球が通過可能な経路を変更させない演出手段を駆動するので、部品点数及び実装面積を低減しつつ、モータの応答速度や回転速度を向上させた構成により、面白みのある演出が可能となる。
請求項4に記載の遊技機において、ステッピングモータは遊技球の誘導に用いられて遊技球が通過可能な経路を変更させる誘導手段を駆動するので、部品点数及び実装面積を低減しつつ、モータの応答速度や回転速度を向上させた構成により、遊技の興趣を高めることができる。
請求項5に記載の構成においては、モータ駆動電圧供給手段がステッピングモータのモータコイルの一端に駆動電圧を供給し、導電手段がステッピングモータのモータコイルに発生した逆起電力に応動してモータコイルの他端を直流電圧供給手段に通電させる。
これにより、ステッピングモータのモータコイルに発生した逆起電力を適切に直流電圧供給手段に導くことができ、部品点数及び実装面積を低減しつつ、モータの応答速度や回転速度を向上させることができる。
これにより、ステッピングモータのモータコイルに発生した逆起電力を適切に直流電圧供給手段に導くことができ、部品点数及び実装面積を低減しつつ、モータの応答速度や回転速度を向上させることができる。
請求項6に記載の構成においては、スイッチング回路に設けられた複数のスイッチングトランジスタがステッピングモータにおける複数のモータコイルのそれぞれと直列に接続され、各モータコイルとスイッチング回路との接続点には導電手段としてのダイオードが接続されている。
これにより、ステッピングモータのモータコイルに発生した逆起電力を適切に直流電圧供給手段に導くことができ、部品点数及び実装面積を低減しつつ、モータの応答速度や回転速度を向上させることができる。
これにより、ステッピングモータのモータコイルに発生した逆起電力を適切に直流電圧供給手段に導くことができ、部品点数及び実装面積を低減しつつ、モータの応答速度や回転速度を向上させることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施例におけるパチンコ遊技機の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。本実施例におけるパチンコ遊技機としては、ドラムユニット等からなる表示装置により特図ゲームを行う遊技機であり、プリペイドカードによって球貸しを行うカードリーダ(CR:Card Reader)式のパチンコ遊技機や、現金によって球貸しを行うパチンコ遊技機等である。
パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成される。遊技盤2にはガイドレールによって囲まれた、ほぼ円形状の遊技領域が形成されている。この遊技領域のほぼ中央位置には、各々が識別可能な識別情報として特別図柄を可変表示する可変表示装置4が設けられている。なお、遊技領域内において遊技球が通過可能な経路は、可変表示装置4が駆動(回転駆動)されることによっても、あるいは、可変表示装置4が回転駆動されている状態と駆動停止の状態とで変化することによっても、変更されることがない。
可変表示装置4は、ステッピングモータ71〜73(図2)のそれぞれによって与えられる駆動力に応じてドラムを回転させるなどして特別図柄の表示状態を変化させる複数のドラムユニット81〜83を有している。各ステッピングモータ71〜73は、ドラムユニット81〜83のそれぞれにおいて、モータ軸を介して回転ドラムに結合されている。また、各ステッピングモータ71〜73においては、モータコイルの一端が電源回路113に接続されてモータ駆動用の直流電圧VDD(例えば、直流12V)の供給を受け、モータコイルの他端がモータ駆動回路112に接続されている。
可変表示装置4は、普通可変入賞球装置(始動入賞口)6に遊技球が入賞することが実行条件となる可変表示ゲーム(特図ゲーム)において、数字、文字、絵柄等から構成され、各々が識別可能な複数の識別情報として機能する特別図柄を、複数の表示領域にて可変表示可能に表示して、遊技における演出を行う。普通可変入賞球装置6は、可変表示装置4の下側に配置され、ソレノイド50(図2)によって垂直(通常開放)位置と傾動(拡大開放)位置との間で可動制御される一対の可動翼片を有するチューリップ型役物として構成される。
可変表示装置4により行われる特図ゲームでは、特別図柄の可変表示を開始した後、一定時間が経過すると、各表示領域における特別図柄の可変表示結果を所定の順序で導出表示し、確定図柄(最終停止図柄)を停止表示する。そして、確定図柄の組合せ(停止図柄態様)が所定の特定表示結果(大当り組合せ)となったときに、パチンコ遊技機1は特定遊技状態(大当り遊技状態)となる。この大当り遊技状態においては、普通可変入賞球装置6の下側に配置された特別可変入賞球装置(大入賞口)7の開閉板が所定期間(例えば、29秒)あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞球が発生するまでの期間において開成され、開成されている間は遊技盤2の表面を落下する遊技球を受け止め、その後に閉成する。そして、この開閉サイクルを所定の上限回数(例えば、16回)まで繰り返すことができる。特別可変入賞球装置7の開閉板は、リンク機構を介してソレノイド51(図2)に連結され、ソレノイド回路111から伝送される制御信号に応じた開成/閉成制御が行われる。
この実施の形態では、可変表示装置4に左・中・右の3つの表示領域4L、4C、4Rが設けられ、それぞれの表示領域4L、4C、4Rにおいて、ドラムユニット81〜83のそれぞれに取り付けられた筒状の図柄表示面を含む回転ドラムに描かれた所定数の特別図柄が透視可能に形成されている。この実施の形態では、特別図柄が停止表示されているときに、各表示領域4L、4C、4Rにおいて、上段、中段、下段の3つの特別図柄が透視可能となっており、3つの表示領域4L、4C、4Rで合計9個の特別図柄が停止表示される。
可変表示装置4による特図ゲームでは、可変表示装置4の表示領域4L、4C、4Rでの表示位置(上段、中段、下段)の特定の組合せとして予め定められた複数の組合せ有効ライン(例えば、上段横方向、中段横方向、下段横方向、右下斜方向、左下斜方向の合計5ライン)のいずれかにて同一の特別図柄が最終的な表示結果として揃って停止表示されて確定したときなどの特定表示態様となったときに、パチンコ遊技機1が大当り遊技状態となる。
遊技機用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピーカ8L、8Rが設けられており、さらに遊技領域周辺部には、遊技効果ランプ9が設けられている。また、パチンコ遊技機1の右下位置には、遊技者が遊技球を発射させるために操作する打玉操作ハンドル20が設けられている。
図2は、パチンコ遊技機1におけるシステム構成例を示すブロック図である。パチンコ遊技機1には、電源基板10と、主基板11と、音声制御基板13と、ランプ制御基板14と、払出制御基板15といった、各種の制御基板が搭載されている。
電源基板10は、パチンコ遊技機1内の各回路に所定の電源電圧を供給するものであり、例えば図3に示す構成を有している。図3に示すように、電源基板10には、トランス121と、整流回路122と、DC−DCコンバータ123とが、搭載されている。トランス121は、商用交流電源からの交流電圧を所定の電圧値(例えば、24V)に変換する。整流回路122は、トランス121から出力される交流電圧を導入して全波整流などを行うダイオードブリッジや、整流された電圧を平滑化するためのコンデンサ等を含み、交流を直流に変換して所定の電圧値(例えば、33V)の直流電圧VSLを出力する。DC−DCコンバータ123は、整流回路122により生成された直流電圧VSLを所定の電圧値に変換し、直流電圧VDD(例えば、直流12V)及びVCC(例えば、直流5V)として出力する。
主基板11は、メイン側の制御基板であり、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するための各種回路が搭載されている。主基板11は、主として、可変表示ゲームにおいて用いる乱数の生成機能、所定位置に配設されたスイッチ等からの信号の入力を行う機能、音声制御基板13やランプ制御基板14及び払出制御基板15などからなるサブ側の制御基板に対して、それぞれ指令情報の一例となる制御コマンドを、遊技の進行を制御する制御信号として出力し送信する機能、ホールの管理コンピュータに対して各種情報を出力する機能などを備えている。
また、主基板11には、各種の検出器からの配線が接続され、例えば、大入賞口である特別可変入賞球装置7における遊技球の通過を検出するための特定玉検出器40や、始動入賞口である普通可変入賞球装置6における遊技球の通過を検出するための始動玉検出器41、所定の通過ゲートにおける遊技球の通過を検出するための通過玉検出器42などから、検出信号が伝送される。さらに、主基板11には、ソレノイド50、51や、ドラムユニット81〜83に設けられたステッピングモータ71〜73への制御信号を伝送する配線などが接続されている。
主基板11は、遊技制御用のマイクロコンピュータ等からなる基本回路100、スイッチ回路110、ソレノイド回路111、モータ駆動回路112、電源回路113などを搭載して構成される。基本回路100は、ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)101、ワークメモリとして使用されるRAM(Random Access Memory)102、プログラムに従った制御動作を行うCPU(Central Processing Unit)103及びI/O(Input/Output)ポート104を備えている。
スイッチ回路110は、各種の検出器40〜42等からの検出信号を取り込んで、基本回路100に伝達する。ソレノイド回路111は、例えば、電源回路113から直流電圧VSLの供給を受け、基本回路100からの指令に従って各ソレノイド50、51を駆動する。
モータ駆動回路112は、直流電圧VSLの供給を受けて動作するソレノイド回路111と同一の主基板11上に設置され、基本回路100からの指令に従って各ステッピングモータ71〜73を駆動する。図4は、モータ駆動回路112においてステッピングモータ71を駆動するための回路構成の一例を示す図である。モータ駆動回路112は、ステッピングモータ71の駆動制御を行うために、スイッチング回路61と、クランプ回路62とを備えている。なお、モータ駆動回路112は、ステッピングモータ72、73の駆動制御を行うために、それぞれのモータに対応して、スイッチング回路61及びクランプ回路62と同様の回路を備えていればよい。
スイッチング回路61には、ステッピングモータ71が備える4つのモータコイル71a〜71dのそれぞれに対応して、スイッチングトランジスタ61a〜61dが配置されている。各スイッチングトランジスタ61a〜61dは、ステッピングモータ71のモータコイル71a〜71dのそれぞれに対して直列に接続されている。すなわち、各スイッチングトランジスタ61a〜61dのコレクタは、一端が電源回路113における直流電圧VDDの出力端子に接続されたモータコイル71a〜71dの他端に接続され、エミッタは接地されている。各スイッチングトランジスタ61a〜61dのベースはモータ駆動回路112の接続端子を介してCPU103に結合され、互いに位相の異なる4つのパルス信号φ1〜φ4からなるモータ制御信号を受ける。
クランプ回路62には、モータコイル71a〜71dとスイッチングトランジスタ61a〜61dとの接続点のそれぞれにアノードが接続された4つのダイオード62a〜62dが配置されている。各ダイオード62a〜62dのカソードは、モータ駆動回路112のコモン端子63を介して電源回路113に接続され、ステッピングモータ71の駆動電圧として供給される直流電圧VDDよりも電圧値が高く、ソレノイド回路111にも供給されている直流電圧VSLの供給を受けている。
電源回路113は、例えば電源基板10から供給された直流電圧VSL、VDD、VCCなどを一定電圧に規定して出力するためのレギュレータ等を備えて構成され、主基板11の各部位に、直流電圧VSL、VDD、VCCなどを供給する。また、電源回路113は、直流電圧VSLから各種スイッチ用の直流電圧SWVDD(例えば、直流12V)を生成する。直流電圧SWVDDは、スイッチ回路110を介して特定玉検出器40、始動玉検出器41、通過玉検出器42等の各種スイッチ素子に供給される。
図2に示す音声制御基板13、ランプ制御基板14は、主基板11から送信される制御コマンドに基づいて、音声出力制御、ランプ出力制御を、それぞれ主基板11とは独立して実行するサブ側の制御基板である。すなわち、音声制御基板13は、主基板11からの表示制御コマンドに基づいてスピーカ8L、8Rによる音声出力動作を制御することで、遊技の進行にかかわる音声による演出を制御する。また、ランプ制御基板14は、主基板11からの制御コマンドに基づいて遊技効果ランプ9の点灯/消灯動作を制御することによって、遊技の進行にかかわるランプの点灯、点滅あるいは消灯による演出を制御する。
払出制御基板15は、主基板11からの制御コマンドなどに基づいて、球払出装置55による遊技球の貸出や賞球等の払出制御を行うものである。また、払出制御基板15には、発射モータ54への配線が接続され、遊技者による打玉操作ハンドル20の操作に応じた発射駆動信号を発射モータ54に供給することにより、遊技球の発射動作を制御する。
次に、本実施例におけるパチンコ遊技機1の動作(作用)を説明する。パチンコ遊技機1の右下位置に設けられた打玉操作ハンドル20を遊技者が操作すると、打玉操作ハンドル20の操作量に応じて発射モータ54により遊技球が遊技領域に発射され、遊技領域内を下りてくる。主基板11は、特定玉検出器40や始動玉検出器41、通過玉検出器42等の各種スイッチ素子からの入力の有無を監視している。
普通可変入賞球装置6に遊技球が入賞すると、始動玉検出器41がこれを検出する。基本回路100のCPU103は、始動玉検出器41からの検出信号がオン状態となると、特図ゲームの実行条件が成立したと判断し、所定の開始条件(例えば可変表示装置4における前回の特図ゲーム及び大当り遊技状態が終了したことなど)が成立したときに、可変表示装置4による特別図柄の可変表示を開始させる。この後、所定時間(例えば、10秒)が経過すると、左、中、右の順で各ドラムユニット81〜83における回転ドラムの回転を停止させる。
各ドラムユニット81〜83における回転ドラムの停止時に、表示領域4L、4C、4Rにて停止表示された特別図柄が、複数の組合せ有効ラインのいずれかにて特定表示態様となったときに、パチンコ遊技機1は大当り遊技状態となる。ここで、主基板11のCPU103は、例えば始動玉検出器41により遊技球が検出されたときに所定の乱数発生回路から抽出した大当り判定用乱数の値を示す数値データに基づき、所定の大当り判定テーブルを参照するなどして、特図ゲームにおける特別図柄の可変表示結果を特定表示態様としてパチンコ遊技機1を大当り遊技状態とするか否かを判定する。停止表示された特別図柄が特定表示態様となることなくハズレの表示態様となったときには、パチンコ遊技機1は大当り遊技状態となることなく1回の特図ゲームが終了し、次の特図ゲームの実行条件が成立していれば、その開始条件を成立させる。
こうした特図ゲームでは、各ドラムユニット81〜83における回転ドラムが、ステッピングモータ71〜73の駆動力により繰り返し回転/停止される。例えば、ステッピングモータ71によりドラムユニット81における回転ドラムを回転させるときには、CPU103からモータ駆動回路112のスイッチング回路61に、それぞれ位相の異なる4つのパルス信号φ1〜φ4からなるモータ制御信号が供給される。
スイッチング回路61では、各スイッチングトランジスタ61a〜61dのベースにパルス信号φ1〜φ4のそれぞれを印加することにより、スイッチングトランジスタ61a〜61dのオン/オフ制御を行う。例えば、スイッチングトランジスタ61aにはパルス信号φ1が供給され、パルス信号φ1の信号状態に応じてオン/オフの切換えが行われる。すなわち、パルス信号φ1がハイレベルであるときには、スイッチングトランジスタ61aがオン状態となり、モータコイル71aの両端にモータ駆動用の直流電圧VDDが印加される。これにより、モータコイル71aには、図5(A)に示すように、モータ駆動用電流i1が流れ、モータコイル71aの励磁が行われる。
パルス信号φ1がハイレベルからローレベルに切り換えられることにより、スイッチングトランジスタ61aはオン状態からオフ状態へと切り換えられる。このとき、モータコイル71aの両端に逆起電力が生じることにより、スイッチングトランジスタ61aのコレクタにおける電圧が上昇する。そして、上昇したコレクタ電圧が直流電圧VSLと同程度になったときに、ダイオード62aが当該コレクタ電圧の上昇に応動して導通し、モータコイル71aとスイッチングトランジスタ61aのコレクタとの接続点を、電源回路113における直流電圧VSLの出力端子に通電させる。これにより、図5(B)に示すように、モータコイル71aに発生した逆起電力による電流i2が、ダイオード62aを介して電源回路113における直流電圧VSLの出力端子に向けて流れる。
こうして、スイッチングトランジスタ61aをオン状態からオフ状態に切り換えるときのコレクタ電圧は、ほぼ直流電圧VSLの程度にクランプされることになる。ここで、直流電圧VSLの電圧値がスイッチングトランジスタ61a等のスイッチング素子における耐圧よりも低く設定してあれば、スイッチング素子が過電圧により故障することを防止できる。また、ステッピングモータ71〜73の駆動電圧として用いられる直流電圧VDDよりも高い電圧値の直流電圧VSLを供給する電源回路113の出力端子に向けて逆起電力を導くことにより、モータコイル71aに蓄積されたエネルギーを短時間で放出させることができる。こうしたスイッチングトランジスタ61a及びダイオード62aの作用により、パルス信号φ1の信号状態に応じたモータコイル71aの励磁/消磁制御が行われ、逆起電力による過電圧からスイッチングトランジスタ61aを保護することができるとともに、ツェナーダイオード等を用いることなく、短時間でモータコイル71aに蓄積されたエネルギーを放出させることができる。
モータコイル71b〜71dについても、スイッチングトランジスタ61b〜61d及びダイオード62b〜62dの作用により、パルス信号φ2〜φ4の信号状態に応じたモータコイル71b〜71dの励磁/消磁制御が行われ、逆起電力による過電圧からスイッチングトランジスタ61b〜61dを保護することができるとともに、ツェナーダイオード等を用いることなく、短時間でモータコイル71b〜71dに蓄積されたエネルギーを放出させることができる。
以上説明したように、この発明によれば、ステッピングモータ71に設けられたモータコイル71a〜71dと、モータ駆動回路112のスイッチング回路61との接続点のそれぞれに、カソードが電源回路113における直流電圧VSLの出力端子に接続された各ダイオード62a〜62dのアノードが接続されており、モータコイル71a〜71dに生じた逆起電力を、モータ駆動用の直流電圧VDDより高電圧の直流電圧VSLを供給する電圧供給側に導くことができる。また、ステッピングモータ72、73に対応して、スイッチング回路61及びクランプ回路62と同様の回路が備えられている。これにより、モータコイルに発生した逆起電力による過電圧からスイッチング素子を保護することができるとともに、ツェナーダイオード等を用いることなく、短時間でモータコイルに蓄積されたエネルギーを放出させて高速回転時や急速回転時及び急制動時におけるトルクの低下を防ぐことができる。すなわち、部品点数が少なく小型化された回路を用いて、モータの応答速度や回転速度を向上させることができる。
また、モータ駆動回路112は、電源回路113から直流電圧VSLの供給を受けてソレノイド50、51を駆動するソレノイド回路111が設けられた主基板11に設置されている。これにより、電源基板10及び電源回路113から供給される直流電圧を有効に利用することができるとともに、直流電圧VSLを用いる回路が設けられていない制御基板にモータ駆動回路112を設置した場合に比べて、モータ駆動回路112に直流電圧VSLを導くためだけに必要となる配線長を短縮することができる。
こうしたモータ駆動回路112を用いてステッピングモータ71〜73の駆動制御を行うことにより、ドラムユニット81〜83に設けられた回転ドラムによる特別図柄の可変表示を行って、遊技中の演出効果を高めることができる。これにより、部品点数及び実装面積を低減しつつ、モータの応答速度や回転速度を向上させた構成により、面白みのある演出が可能となる。
この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実施の形態では、ステッピングモータ71〜73によりドラムユニット81〜83に設けられた回転ドラムを駆動して、特別図柄の可変表示を行うものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、遊技中の演出を行うために用いられる任意の可変機構を駆動する場合に適用可能である。例えば、特別図柄の可変表示中に、当該可変表示の表示結果が特定表示態様となること、あるいは特定表示態様とはならないことを予告するために、各々が識別可能な複数種類の予告図柄が描かれた回転ドラムを駆動して、特別図柄が停止表示されるより以前に、いずれかの予告図柄を停止表示させるものに適用してもよい。あるいは、所定のキャラクタなどをモチーフにした人形等の模型の動作により演出を行う演出用の役物を、上述したステッピングモータ等を用いて駆動するものに適用してもよい。
また、本発明は、可変表示装置4のような遊技における演出を行って遊技領域内における遊技球の通過経路を変更させることがない演出手段を駆動する場合に限定されず、例えば、遊技球の誘導に用いられて遊技領域内で遊技球が通過可能な経路を変更させる誘導手段を駆動する場合などにも適用可能である。図6は、本発明のパチンコ遊技機1にて遊技球の誘導に用いられる誘導手段を駆動する場合の一例を示す正面図である。図6に示すパチンコ遊技機1には、遊技領域のほぼ中央位置に可変入賞装置150が配置されている。可変入賞装置150の下方には、左・中・右の始動入賞口149L、149C、149Rが配置されている。
図6に示すパチンコ遊技機1では、各始動入賞口149L、149C、149Rに遊技球が入賞したときに、可変入賞装置150に設けられた開閉部材151L、151Rにより、可変入賞口としての大入賞口152L、152Rが所定期間開放される。このように始動入賞口149L、149C、149Rへの遊技球の入賞に応じて可変入賞装置150が行う開放動作を始動動作という。
可変入賞装置150内の入賞空間には、特定領域となるVゾーン154と、特定領域以外の通常領域とが設けられており、可変入賞装置150が始動動作を行っているとき、及び始動動作が終了して開閉部材151L、151Rが閉じてから所定時間(V有効時間)が経過するまでの期間において、大入賞口152L、152Rに入賞した遊技球がVゾーン154に進入(V入賞)し、所定の特定玉検出器によって検出されたときに、主基板11のCPU103がパチンコ遊技機1を大当り遊技状態に制御する。この大当り遊技状態においては、開閉部材151L、151Rが始動動作よりも遊技者にとってさらに有利な特定態様で大入賞口152L、152Rを開口させる傾斜状態となるラウンドが、所定の上限回数(例えば、15回)まで実行可能となる。
ここで、図6に示すパチンコ遊技機1は、ラウンド中において大入賞口152L、152Rに入賞した遊技球がVゾーン154に進入したことを条件として、ラウンド上限回数に達するまでは次のラウンドに移行可能となるものであってもよい。あるいは、大当り遊技状態ではラウンドの上限回数に達するまで次のラウンドに移行可能とし、ラウンドの上限回数に達したときには、ラウンド中に大入賞口152L、152Rに入賞した遊技球がVゾーン154に進入したか否かにかかわらず、次のラウンドには移行せずに大当り遊技状態が終了するものであってもよい。
こうしたパチンコ遊技機1の可変入賞装置150内において、遊技球をVゾーン154あるいはVゾーン154以外の通常領域に誘導するために用いられる役物155を、上述した実施例におけるステッピングモータによって駆動し、水平回転運動などをさせてもよい。役物155が水平回転運動を行うことにより、大入賞口152L、152Rに入賞した遊技球がVゾーン154に進入するまでの経路が、時間の経過に応じて変更されることになる。この場合に、ステッピングモータのモータコイルに発生した逆起電力をモータ駆動用の直流電圧よりも電圧値が高い直流電圧を供給する電圧供給側に導くことにより、ツェナーダイオード等を用いることなく、スイッチング素子を過電圧から保護するとともに短時間でモータコイルに蓄積されたエネルギーを放出させ、部品点数及び実装面積を低減しつつ、モータの応答速度や回転速度を向上させた構成によって、遊技の興趣を高めることができる。
また、本発明は、入賞球の検出に応答して所定数の賞球を払い出す払出式遊技機に限定されるものではなく、遊技球を封入し入賞球の検出に応答して得点を付与する封入式遊技機にも適用することができる。さらに、本発明は、パチンコ遊技機に限定されず、スロットマシン等の他の遊技機にも適用可能である。図7は、本発明を適用したスロットマシンの一例として、スロットマシン201を示す正面図である。スロットマシン201は、筐体202の前面に設けられた、可変表示装置203と、画像表示装置204と、コイン投入口205と、MaxBETボタン206aと、1枚BETボタン206bと、スタートレバー207と、ストップボタン208L、208C、208Rと、スピーカ209L、209R、209Dとを備えている。
図7に示すスロットマシン201では、まず、コイン投入口205にコインを所定枚数(通常時は3枚)投入すること、あるいは、十分なクレジット残高がある場合にはMaxBETボタン206aまたは1枚BETボタン206bを押下することにより、所定数の賭け数を設定する。賭け数の設定が終了した後、遊技者がスタートレバー207を操作することにより可変表示装置203内に設置された回転ドラムが駆動され、可変表示装置203上で識別情報の可変表示が開始される。画像表示装置204上では、1ゲーム毎または任意のゲームにおいて演出表示が行われる。例えば、スタートレバー207を操作した時点で、内部的にボーナスフラグまたは所定の小役が成立していた場合、成立したボーナスフラグまたは小役を報知するための演出表示が行われる。
こうしたスロットマシン201の可変表示装置203において、回転ドラムを上述した実施例におけるステッピングモータによって駆動し、識別情報の可変表示を行うようにしてもよい。この場合にも、ステッピングモータのモータコイルに発生した逆起電力をモータ駆動用の直流電圧よりも電圧値が高い直流電圧を供給する電圧供給側に導くことにより、ツェナーダイオード等を用いることなく、スイッチング素子を過電圧から保護するとともに短時間でモータコイルに蓄積されたエネルギーを放出させ、部品点数及び実装面積を低減しつつ、モータの応答速度や回転速度を向上させた構成によって、遊技の興趣を高めることができる。
上記実施の形態では、モータ駆動回路112が、モータ駆動用の直流電圧VDDよりも電圧値が高い直流電圧VSLを用いてソレノイド50、51を駆動するソレノイド回路111とともに、メイン側の制御基板である主基板11上に設置されるものとして説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、ソレノイド回路111やモータ駆動回路112が、主基板11以外の制御基板に設けられたものであってもよい。その一例として、ソレノイド回路111やモータ駆動回路112は、主基板11からの演出制御コマンドに従って演出用の電気部品の動作制御を行うために主基板11とは独立して設けられたサブ側の制御基板である演出制御基板上に設置されてもよい。さらに、モータ駆動回路112は、モータ駆動用の直流電圧VDDよりも電圧値が高い直流電圧VSLを用いてソレノイド50、51を駆動するソレノイド回路111が設けられた制御基板に限定されず、モータ駆動用の直流電圧VDDよりも電圧値が高い任意の直流電圧を用いて電気部品の動作制御を行う任意の電気部品制御回路が設けられた基板上に設置されてもよい。
また、本発明は、例えば発射モータ54や、球払出装置55に備えられた払出モータなどといった、遊技機においてステッピングモータを用いて構成可能な任意の部位に適用することができる。さらに、上記実施の形態では、ステッピングモータに設けられたモータコイルにおける励磁/消磁制御を行うためのモータ駆動回路について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、普通可変入賞球装置6に備えられた可動翼片を駆動するソレノイド50や、特別可変入賞球装置7に備えられた開閉板を駆動するソレノイド51などのように、所定のコイルにおける励磁/消磁制御を行う場合に適用可能である。すなわち、コイルの励磁に用いられる駆動用の直流電圧よりも高電圧の直流電圧を供給する電圧供給側に、コイルで発生した逆起電力を導くことができるものであればよい。
1 … パチンコ遊技機(遊技機)
2 … 遊技盤(ゲージ盤)
3 … 遊技機用枠(台枠)
4 … 可変表示装置
4L、4C、4R … 表示領域
6 … 普通可変入賞球装置
7 … 特別可変入賞球装置
8L、8R … スピーカ
9 … 遊技効果ランプ
10 … 電源基板
11 … 主基板
13 … 音声制御基板
14 … ランプ制御基板
15 … 払出制御基板
20 … 打玉操作ハンドル
40 … 特定玉検出器
41 … 始動玉検出器
42 … 通過玉検出器
50、51 … ソレノイド
61 … スイッチング回路
61a〜61d … スイッチングトランジスタ
62 … クランプ回路
62a〜62d … ダイオード
63 … コモン端子
71〜73 ステッピングモータ
71a〜71d … モータコイル
81〜83 … ドラムユニット
100 … 基本回路
101 … ROM
102 … RAM
103 … CPU
104 … I/Oポート
110 … スイッチ回路
111 … ソレノイド回路
112 … モータ駆動回路
113 … 電源回路
121 … トランス
122 … 整流回路
123 … DC−DCコンバータ
2 … 遊技盤(ゲージ盤)
3 … 遊技機用枠(台枠)
4 … 可変表示装置
4L、4C、4R … 表示領域
6 … 普通可変入賞球装置
7 … 特別可変入賞球装置
8L、8R … スピーカ
9 … 遊技効果ランプ
10 … 電源基板
11 … 主基板
13 … 音声制御基板
14 … ランプ制御基板
15 … 払出制御基板
20 … 打玉操作ハンドル
40 … 特定玉検出器
41 … 始動玉検出器
42 … 通過玉検出器
50、51 … ソレノイド
61 … スイッチング回路
61a〜61d … スイッチングトランジスタ
62 … クランプ回路
62a〜62d … ダイオード
63 … コモン端子
71〜73 ステッピングモータ
71a〜71d … モータコイル
81〜83 … ドラムユニット
100 … 基本回路
101 … ROM
102 … RAM
103 … CPU
104 … I/Oポート
110 … スイッチ回路
111 … ソレノイド回路
112 … モータ駆動回路
113 … 電源回路
121 … トランス
122 … 整流回路
123 … DC−DCコンバータ
Claims (6)
- 遊技者が所定の遊技を行い、遊技における特定条件の成立に応じて遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御可能な遊技機であって、
ステッピングモータの駆動力により状態が変化する可変機構と、
前記ステッピングモータの駆動制御を行うモータ駆動回路と、
前記ステッピングモータの駆動電圧を供給するモータ駆動電圧供給手段と、
前記モータ駆動電圧供給手段によって供給される駆動電圧よりも高い電圧値の直流電圧を供給する直流電圧供給手段とを備え、
前記モータ駆動回路は、前記ステッピングモータのモータコイルに発生する逆起電力を前記直流電圧供給手段に導く導電手段を含む、
ことを特徴とする遊技機。 - 前記直流電圧供給手段から供給される直流電圧を用いて電気部品の動作制御を行う電気部品制御回路が設けられた制御基板を備え、
前記モータ駆動回路は、前記制御基板に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 遊技者による操作手段の操作に応じて遊技球を遊技領域に発射する発射手段と、
前記発射手段により発射された遊技球が前記遊技領域に設けられた所定の入賞領域にて遊技球を検出する入賞玉検出手段によって検出されたことを契機として前記特定条件を成立させる遊技制御手段とを備え、
前記ステッピングモータは、遊技の演出に用いられる演出手段であって前記遊技領域において前記発射手段によって発射された遊技球が通過可能な経路を変更させない演出手段を、前記可変機構として駆動する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 - 遊技者による操作手段の操作に応じて遊技球を遊技領域に発射する発射手段と、
前記発射手段により発射された遊技球が前記遊技領域に設けられた所定の入賞領域にて遊技球を検出する入賞玉検出手段によって検出されたことを契機として前記特定条件を成立させる遊技制御手段とを備え、
前記ステッピングモータは、遊技球の誘導に用いられる誘導手段であって前記遊技領域において前記発射手段によって発射された遊技球が通過可能な経路を変更させる誘導手段を、前記可変機構として駆動する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。 - 前記モータ駆動電圧供給手段は、前記ステッピングモータのモータコイルの一端に駆動電圧を供給し、
前記導電手段は、前記ステッピングモータのモータコイルに発生する逆起電力に応動して前記ステッピングモータのモータコイルの他端を前記直流電圧供給手段に通電させる、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の遊技機。 - 前記モータ駆動回路は、前記ステッピングモータが備える複数のモータコイルのそれぞれと直列に接続された複数のスイッチングトランジスタからなるスイッチング回路を含み、
前記導電手段は、各前記複数のモータコイルと前記スイッチング回路との接続点にアノードが接続され、共通の直流電圧供給手段にカソードが接続された複数のダイオードを備える、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003410864A JP2005168669A (ja) | 2003-12-09 | 2003-12-09 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003410864A JP2005168669A (ja) | 2003-12-09 | 2003-12-09 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005168669A true JP2005168669A (ja) | 2005-06-30 |
Family
ID=34731832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003410864A Withdrawn JP2005168669A (ja) | 2003-12-09 | 2003-12-09 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005168669A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008167821A (ja) * | 2007-01-09 | 2008-07-24 | Daiichi Shokai Co Ltd | パチンコ機 |
JP2008167817A (ja) * | 2007-01-09 | 2008-07-24 | Daiichi Shokai Co Ltd | パチンコ遊技機 |
JP2013022468A (ja) * | 2012-10-29 | 2013-02-04 | Fujishoji Co Ltd | 遊技機 |
JP2013022283A (ja) * | 2011-07-22 | 2013-02-04 | Fujishoji Co Ltd | 遊技機 |
JP2018038793A (ja) * | 2017-06-26 | 2018-03-15 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
-
2003
- 2003-12-09 JP JP2003410864A patent/JP2005168669A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
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