JP2005168622A - 温風乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシユニットの複数箇所からマイナスイオンを吹き出し送給して、マイナスイオンを髪に対して効果的に付着させることができる温風乾燥機を提供する。
【解決手段】中空筒状の本体ケース1を、送風ファン6を収容する風洞部2と、イオン発生装置を収容する吹出部4とで構成する。吹出部4の吹出口13に一群のブリッスル40を備えたブラシユニット3を装着する。イオン発生装置は、吹出部4に分離配置される2個の放電電極26とトランス27などで構成する。ブラシユニット3に、乾燥風の送出口44と、各放電電極26に対応して設けられる2個のイオン送出口46とを開口する。ブラシユニット3のブリッスル植設面において、各イオン送出口46の外郭線と、これら外郭線どうしを結ぶ外接線とで囲まれる仮想領域Zを想定するとき、仮想領域Z内の壁面にブリッスル40Aを植設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヘアードライヤーやヘアーブロッサーなどの温風乾燥機、なかでもイオン発生装置を備えている温風乾燥機に関する。
本発明の温風乾燥機に関して、イオン発生装置を備えているヘアードライヤーの基本形態は特許文献1に公知である。そこでは、中空筒状に形成される本体ケースの吹出部の内部にイオン発生装置を配置している。イオン発生装置は、放電電極と、放電電極に高電圧を供給するトランスと、回路基板等で構成してあり、これらの部品をホルダーに組み付けてユニット化し、吹出部に収容している。吹出部にはブラシユニットが配置してあり、その中央1箇所に開口したイオン出口の内部に放電電極が配置してある。
本発明のヘアードライヤーは、複数個の放電電極で生成したマイナスイオンを、乾燥風とともに髪に吹き付けるが、ヘアードライヤーにおいて、放電用の電極を複数個設けることは公知である(特許文献2参照)。そこでは、ブラシユニットの長手方向両側、および中央の3箇所にスリットを開口し、これら開口の内部に電極リードを張り渡し、電極リードの複数箇所にスリットへ向かって突出する高圧針電極を設けている。なお、このヘアードライヤーにおいては、髪の静電気を除去するために高圧針電極を設けている。
特開2003−284609号公報(段落番号0029、図6) 実公昭58−16323号公報(第3頁右欄10〜31行、第4図)
特許文献1のヘアードライヤーによれば、マイナスイオンを髪に吹き付けながら髪の乾燥を行える。しかし、マイナスイオンの吹出口がブラシユニットの中央1箇所に限られるので、髪に対してマイナスイオンを効果的に付着させるのが難しく、とくに長い髪や、髪の量が多い場合に、髪のパサつきを解消し潤いを与えるのに多くの時間が掛かってしまう。
本発明の目的は、ブラシユニットの複数箇所からマイナスイオンを吹き出し送給でき、したがって、マイナスイオンを髪に対して効果的に付着させることができる温風乾燥機を提供することにある。
本発明の温風乾燥機は、中空筒状の本体ケース1を、送風ファン6を収容する風洞部2と、イオン発生装置を収容する吹出部4とで構成する。吹出部4には、乾燥風を横向きに送出する吹出口13が開口され、その外面に一群のブリッスル40を備えたブラシユニット3が装着される。イオン発生装置は、吹出部4の長手方向に沿って分離配置される少なくとも2個の放電電極26と、両電極26に高電圧を印加するトランス27とを含む。ブラシユニット3には、乾燥風の送出口44と、各放電電極26に対応して設けられる複数個のイオン送出口46とが開口してある。ブラシユニット3のブリッスル植設面において、各イオン送出口46の外郭線と、これら外郭線どうしを結ぶ外接線とで囲まれる仮想領域Zを想定するとき、仮想領域Z内の壁面にブリッスル40Aが植設してあることを特徴とする(請求項1)。
前記ブリッスル40Aに隣接する仮想領域Z内の壁面に、乾燥風の送出口44Aを開口する(請求項2)。
吹出部4の吹出口13を覆う吹出グリル14に、乾燥風の送出口18と、各放電電極26に対応して設けられる複数個のイオン送出口17とを開口する。仮想領域Zと対向する吹出グリル14の壁面に乾燥風の送出口18Aを開口する(請求項3)。
吹出グリル14の内面壁に、放電電極26に向かって流れる乾燥風の流れを撹乱する突起20を設ける(請求項4)。
吹出グリル14の内面壁に設けた突起20の先端を、吹出部4の内部に設けた固定壁で受け止め支持する(請求項5)。
吹出グリル14の内面に、放電電極26およびトランス27を支持するホルダー23と、内ケース24とを接合して、これら三者で乾燥風の通路を区画する。吹出グリル14と、ホルダー23と、内ケース24との3者を、内ケース24とホルダー23を介して突起20にねじ込まれるボルト38で一体化しユニット部品化する(請求項6)。
吹出グリル14を、乾燥風の送出口18が開口される前壁15と、前壁15に連続する左右一対の側壁16とを含んで樋体状に形成する。側壁16を内側壁16aと外側壁16bとで内外二重に構成する(請求項7)。
本発明では、吹出部4の内部に少なくとも2個の放電電極26を設け、各放電電極26に対応してブラシユニット3に設けられる複数個のイオン送出口46から、マイナスイオンを乾燥風とともに供給できるようにするので、髪に対してマイナスイオンを効果的に付着させることができ、とくに長い髪や、髪の量が多い場合であっても、短時間で髪のパサつきを解消し、髪に潤いを与えることができる。イオン送出口46の間の仮想領域Z内の壁面にブリッスル40Aを設け、このブリッスル40Aで髪を捕捉し梳き流すようにするので、イオン送出口46の間を通り抜ける髪束によって各イオン送出口46が塞がれるのを確実に解消しながら、イオン送出口46から吹き出されるマイナスイオンを髪束に効果的に付着させることができる(請求項1)。
前記ブリッスル40Aに隣接する仮想領域Z内の壁面に、乾燥風の送出口44Aを開口すると、送出口44Aから乾燥風を吹き出し供給して、イオン送出口46の間を通る髪を乾燥し整髪できる。イオン送出口46の近傍に送出口44Aを設けるので、イオン送出口46から吹き出されるマイナスイオンを送出口44Aから吹き出される乾燥風によって分散させ、イオン送出口46の間を通る髪に均等に付着させることができる(請求項2)。
仮想領域Zと対向する吹出グリル14の壁面に乾燥風の送出口18Aを開口した温風乾燥機によれば、イオン送出口46に隣接する前記特定壁面の内部に滞留するマイナスイオンを、送出口18Aから乾燥風とともに吹き出すことができるので、マイナスイオンが特定壁面の内部に付着してマイナスに帯電するのを抑止でき、帯電を抑止できる分だけマイナスイオンの送出量を増加できる。また、イオン送出口が特定壁面を含む開口として形成してある場合には、異物がイオン送出口から吹出グリル14内に入り込みやすく、イオン送出口の開口面積が大きい分だけ吹出グリル14の強度も低下するが、上記のように特定壁面に乾燥風の送出口18Aを開口すると、異物の侵入を防止しながら、吹出グリル14の強度が低下するのを解消できる(請求項3)。
吹出グリル14の内面壁に突起20を設け、この突起20で放電電極26に向かって流れる乾燥風の流れを撹乱できるようにすると、放電電極26に向かって流れる乾燥風の流れを突起20で撹乱し、撹乱された乾燥風によって、放電電極26の周辺に滞留するマイナスイオンを強制的に吹き飛ばすことができるので、先の特定壁面の内側などがマイナスに帯電するのを防止し、マイナスイオンをさらに効果的に供給できる(請求項4)。
突起20の先端を吹出部4の内部に設けた固定壁で受け止め支持すると、吹出グリル14に作用する外力を、突起20を介して固定壁に負担させることができるので、その分だけ吹出グリル14の前壁15の強度を向上して、落下衝撃に強い吹出グリル14が得られる(請求項5)。
吹出グリル14の内面にホルダー23と、内ケース24とを接合して、これら三者で乾燥風の通路を区画すると、本体ケース1が熱風に直接晒されるのを防止して、本体ケース1の吹出部4の表面温度を下げることができ、温風乾燥機の安全性を向上できる。さらに、吹出グリル14と、ホルダー23と、内ケース24との三者を、突起20にねじ込まれるボルト38で一体化することにより、これら三者とイオン発生装置とをユニット化できるので、本体ケース1に対する組み立ての手間を著しく省くことができる利点もある(請求項6)。
吹出グリル14の側壁16を内側壁16aと外側壁16bとで内外二重に構成すると、例えば熱風を送出しながら乾燥を行うとき、本体ケース1と接触する外側壁16bの温度を、熱風に晒される内側壁16aの温度よりも低い状態に維持でき、したがって、本体ケース1の吹出部4の両側面が異常に加熱されるのを確実に防止できる(請求項7)。
図1ないし図11は本発明に係る温風乾燥機をヘアードライヤーに適用した実施例を示す。図2および図3においてヘアードライヤーは、左右に分割した左ケース1Lと右ケース1Rとを互いに接合して構成した中空筒状の本体ケース1を基本構造体にして構成してあり、グリップを兼ねる下半側の風洞部2と、ブラシユニット3が装着される上半側の吹出部4とを備えている。風洞部2の一側面の上部には、ヘアードライヤーの運転状態を切り換えるスイッチノブ5が設けてある。図11に、左ケース1Lと右ケース1Rとを締結するビスを符号55で示している。
図3に示すように、風洞部2の内部には、乾燥風を生起する送風ファン6と、送風ファン6を回転駆動するモーター7と、ヒーターユニット8とが、下側から順に直線列状に配置してある。送風ファン6は、風洞部2の下端に設けた吸込口11から吸い込んだ空気を加圧して、ヒーターユニット8を介して吹出部4へ送給する。
ヒーターユニット8は、十文字状に組んだ絶縁枠にニクロム線9を螺旋状に巻き付け、その外周を金属薄板で形成した風洞筒10で覆って構成してあり、風洞筒10内を通過する乾燥風を加熱して温風や熱風を生成する。スイッチノブ5と対向する風洞筒10の周面は平坦壁で形成してあり、この平坦壁とスイッチノブ5との間に確保された冷風通路に、スイッチノブ5で切り換え操作されるスイッチと、後述する回路基板28とが配置してある。
図4において、吹出部4の前面壁の殆どは吹出口13として開口してあり、その内部に組み込まれる吹出グリル14によって開口全体が覆われている。吹出グリル14は、外突状の湾曲面からなる前壁15と左右一対の側壁16とを含んで樋体状に形成した耐熱プラスチック材製の成形品からなり、前壁15に2個のイオン送出口17と、乾燥風の送出口18の一群とが開口してある。熱風を送出しながら乾燥を行うとき、吹出グリル14が加熱され、その熱によって素手では触れない温度にまで本体ケース1が加熱されることがある。このような異常な加熱を避けるために、図5に示すように、側壁16を内側壁16aと外側壁16bとで内外二重に構成している。
上下に間隔をあけて形成されるイオン送出口17の内面には、後述する放電電極26を保護するためのY字状の防護枠19が設けてある。送出口18の殆どは上下に長いスリットで形成するが、イオン送出口17の上下の送出口18は丸穴で形成する。上下のイオン送出口17の間の壁面の中央内面には、後述するホルダー23および内ケース24を締結固定するためのねじボス(突起)20が突設してある。
吹出グリル14を囲む吹出口13の周囲壁は、ブラシユニット3用の装着部になっており、この装着部にブラシユニット3を着脱可能に装着する。本体ケース1の左右には、ブラシユニット3の装着状態をロック保持する一対のロックボタン21が設けてある(図4参照)。ブラシユニット3を本体ケース1に装着した状態では、髪のカールやくせ付けに適したヘアーブロッサーとして使用することができ、ブラシユニット3を取り外した状態では、専ら髪乾燥を行うヘアードライヤーとして使用できる。
吹出部4に設けた吹出グリル14の内部には、マイナスイオンを生成するためのイオン発生装置と、イオン発生装置を支持するホルダー23と、内ケース24とが配置してある。図7においてイオン発生装置は、高電圧発生部25と2個の放電電極26とで構成する。高電圧発生部25は、整流回路、パルス発生回路、および昇圧用のトランス27とからなり、整流回路とパルス発生回路を構成する電気部品は、回路基板28にひとまとめに実装してある。先に説明したように、回路基板28は冷風通路に臨む本体ケース1の内面にビスで固定してある。必要があれば、回路基板28はトランス27の近傍に配置することができる。
図8および図9において、ホルダー23は、後面が開口する角箱状の第1装填部30と、第1装填部30の下側に突設される上下に長い第2装填部31を一体に形成した耐熱プラスチック材製の成形品からなる。第1装填部30にトランス27を嵌め込み装填し、第2装填部31に2個の放電電極26を組み付ける。そのために、第2装填部31の上下端の前面に、放電電極26を組むための円形のボス32が突設してある。放電電極26は、ボス32の中央に固定される針状の中央電極26aと、ボス32の周囲に嵌め込み固定されるリング状の周囲電極26bと、ボス32の内面に固定した絶縁筒33とで構成する。
内ケース24は、前面が開口する樋体状の耐熱プラスチック材製の成形品からなり、その内面上部に第2装填部31を接合するための支持枠35を突設し、支持枠35の内面中央にビス座36を突設する。図8に示すように内ケース24の内面上端には、乾燥風を吹出グリル14の側へ向かって変向案内するガイド壁37が斜めに形成してある。
放電電極26およびトランス27が組み込まれたホルダー23を内ケース24に接合し、さらに吹出グリル14を第1装填部30に被せ付けるようにして内ケース24に接合したうえで、ビス座36およびホルダー23に挿通したビス(ボルト)38を、吹出グリル14のねじボス20にねじ込むことにより、吹出グリル14とホルダー23と内ケース24との三者を一体化して1個の放電ユニットとして取り扱うことができる。ユニット化された三者間には、乾燥風の通路が区画される。図示していないが、吹出グリル14と内ケース24とは、両者の下端一側においてもビスで締結してある。
上記のように、吹出グリル14、ホルダー23、内ケース24、をユニット化した状態において、上下の放電電極26は吹出グリル14のイオン送出口17と正対している(図11参照)。風洞筒10から送出された乾燥風は、吹出グリル14と内ケース24とが対向する区画に入り込み、支持枠35および第2装填部31で左右に分けられながらガイド壁37で変向案内されて、吹出グリル14の送出口18およびイオン送出口17から吹き出される。このとき、放電電極26で生成されたマイナスイオンが乾燥風とともに吹き出される。
図10においてブラシユニット3は一群のブリッスル40が植設してあるゴム製のベース41と、ベース41が嵌め込み装填されるブラシ枠42と、ブラシ枠42の内面側に装着されてベース41を内側から支え保持する内枠43とで構成してある。ベース41および内枠43には、それぞれ乾燥風の送出口44・45の一群と、上下2個のイオン送出口46・47とが開口してある。ブラシ枠42の下部には三日月状の吹出口49が開口してある。
ベース41におけるイオン送出口46は、ベース41の前面側から組み付けられて内枠43に係合固定される卵形の出口ピース48に開口してある。出口ピース48は、ベース41の中途部を押さえ保持して、ベース壁が浮き上がるのを規制することにも役立っている。図1に示すように、ベース41に形成される乾燥風の送出口44は、出口ピース48の周りを避けて、ブリッスル列の間に断続的に形成してある。出口ピース48にはイオン送出口46とは別に、円形の小さな送出口44が開口してある。図11に示すようにブラシユニット3を本体ケース1の装着部に装着した状態においては、イオン送出口46・47は、吹出グリル14のイオン送出口17と正対している。
図2に示すように、本体ケース1の風洞部2の正面には、左右ケース1L・1Rの接合線を隠す化粧パネル51が装着してあり、その上側に花弁状の別の化粧ピース52が固定してある。化粧ピース52の上縁には滑り止め用のリブ53が横一文字状に突設してある。このリブ53は、風洞部2を握りしめた指が吹出口49側へ滑るのを阻止するために設けられている。
本発明は、上記のように構成したヘアードライヤーにおいて、以下の構成を採用する点に特徴を有する。図1に示すブリッスル植設面の展開図において、上下のイオン送出口46の外郭線と、これらの外郭線どうしを結ぶ外接線とで囲まれる仮想領域Zを想定するとき、仮想領域Z内の壁面にブリッスル40Aを植設する。さらに、先のブリッスル40Aに隣接する仮想領域Z内の壁面に乾燥風の送出口44Aを開口する。
上記のように、仮想領域Z内の壁面にブリッスル40Aを植設すると、上下のイオン送出口46の間に形成したブリッスル40Aによって髪を捕捉し、梳き流すことができるので、上下のイオン送出口46の間を通り抜ける髪束によって各イオン送出口46が塞がれるのを解消し、イオン送出口46から吹き出されるマイナスイオンを効果的に付着させることができる。また、ブリッスル40Aに隣接する仮想領域Z内の壁面に開口した送出口44Aから乾燥風を吹き出し供給して、上下のイオン送出口46の間を通り抜ける髪を乾燥することができる。
吹出部4に上下一対の放電電極26を設けると、1個の放電電極でマイナスイオンを生成する場合に比べてマイナスイオンの供給量を増加できるうえ、上下2箇所からマイナスイオンを同時に供給するので、長い髪や、髪の量が多い場合であっても、効果的にしかも均等にマイナスイオンを髪に付着させることができ、短時間で髪のパサつきを解消し潤いを与えることができる。先に説明したように吹出グリル14には、乾燥風の送出口18と、2個のイオン送出口17を開口するが、図4に示すように、上記の仮想領域Zと対向する吹出グリル14の壁面に乾燥風の送出口18Aを開口する。このように上下のイオン送出口17・17の間に形成される特定壁面に乾燥風の送出口18Aを開口すると、壁面内部にマイナスイオンが付着してマイナスに帯電するのを抑止でき、帯電を抑止できる分だけマイナスイオンの送出量を増加できる。
因みに、イオン送出口を、特定壁面を含んで上下に長い長円状に形成して、その上下に放電電極26を臨ませる場合には、異物がイオン送出口から吹出グリル14内に入り込みやすく、イオン送出口の開口面積が大きい分だけ吹出グリル14の強度も低下する。しかし、上記のように特定壁面に乾燥風の送出口18Aを開口すると、異物の侵入を防止しながら、吹出グリル14の強度が低下するのを解消できる。
仮想領域Zと対向する吹出グリル14の内面壁にねじボス(突起)20を設けると、風下側の放電電極26に向かって流れる乾燥風の流れをねじボス20で撹乱できるので、撹乱された乾燥風によって、放電電極26の周辺に滞留するマイナスイオンを強制的に吹き飛ばすことができ、先の特定壁面の内側などがマイナスに帯電するのをよく防止できる。この種の突起は、風上側の放電電極26の風上側にも設けることができ、必要があれば、複数個の突起で乾燥風の流れを撹乱することができる。
上記のねじボス20の先端は、ホルダー23の第2装填部31の面壁(固定壁)で受け止め支持される。そのため、吹出グリル14に作用する外力を、ねじボス20を介して第2装填部31の面壁に負担させることができ、その分だけ吹出グリル14の前壁15の強度を向上できる。
図12はブリッスルと送出口との配置構造の別実施例を示す。図12(a)では、ブリッスル40の植設面に、2個のイオン送出口46を両者の開口中心どうしを結ぶ線が斜めになるように配置し、一対のイオン送出口46の間に位置する仮想領域Zの壁面にブリッスル40Aを設け、さらに、その両側に乾燥風の送出口44Aを形成した。この実施例における吹出グリル14は、一対のイオン送出口46の配置位置に対応してイオン送出口17が配置してあることは言うまでもない。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下においても同様に扱う。
図12(b)では、ブリッスル40の植設面に、3個のイオン送出口46を三角形状に配置し、各イオン送出口46の外郭線に外接する接線で囲まれる仮想領域Zの壁面に、ブリッスル40Aの列を3列設け、さらに、各ブリッスル列に隣接して乾燥風の送出口44Aを形成した。
図12(c)では、ブリッスル40の植設面に、3個のイオン送出口46を直線列状に配置し、各イオン送出口46の外郭線に外接する接線で囲まれる仮想領域Zの壁面に、ブリッスル40Aを設け、さらに、各ブリッスル列に隣接して乾燥風の送出口44Aを形成した。
上記の実施例では、風洞部2と吹出部4とが一体に形成してある場合について説明したが、その必要はなく、吹出部4が風洞部2に対して着脱自在に装着できる構造であってもよい。その場合には両者2・4をコネクターを介して電気的に接続する。図1において、仮想領域Zの左右中央に送出口44Aを開口し、その両側にブリッスル40Aを形成することができる。送出口44Aを円形の穴で形成する場合には、ブリッスル40Aを送出口44Aの周縁に沿って同心円状に配置することができる。
実施例で説明したブリッスル40・40Aはプラスチック成形品であるが、本発明におけるブリッスル40・40Aは、櫛刃や獣毛で形成してあってもよい。
ブリッスルと送出口との配置構造を示す展開図である。 ヘアードライヤーの正面図である。 ヘアードライヤーの縦断側面図である。 ブラシユニットを分離した状態の正面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 イオン発生装置を概念的に示す説明図である。 吹出グリルとイオン発生装置の組み付け構造を示す分解断面図である。 図11におけるC−C線断面図である。 ブラシユニットの分解断面図である。 吹出部の縦断側面図である。 ブリッスルと送出口との配置構造の別実施例を示す展開図である。
符号の説明
1 本体ケース
2 風洞部
3 ブラシユニット
4 吹出部
6 送風ファン
13 吹出口
14 吹出グリル
17 イオン送出口
18 送出口
18A 送出口
20 突起
23 ホルダー
24 内ケース
26 放電電極
27 トランス
38 ボルト
40 ブリッスル
40A ブリッスル
44 送出口
44A 送出口
46 イオン送出口
Z 仮想領域

Claims (7)

  1. 中空筒状の本体ケース(1)が、送風ファン(6)を収容する風洞部(2)と、イオン発生装置を収容する吹出部(4)とで構成されており、
    吹出部(4)に、乾燥風を横向きに送出する吹出口(13)が開口され、その外面に一群のブリッスル(40)を備えたブラシユニット(3)が装着されており、
    イオン発生装置は、吹出部(4)の長手方向に沿って分離配置される少なくとも2個の放電電極(26)と、両電極(26)に高電圧を印加するトランス(27)とを含み、
    ブラシユニット(3)には、乾燥風の送出口(44)と、各放電電極(26)に対応して設けられる複数個のイオン送出口(46)とが開口されており、
    ブラシユニット(3)のブリッスル植設面において、各イオン送出口(46)の外郭線と、これら外郭線どうしを結ぶ外接線とで囲まれる仮想領域(Z)を想定するとき、
    仮想領域(Z)内の壁面にブリッスル(40A)が植設してあることを特徴とする温風乾燥機。
  2. ブリッスル(40A)に隣接する仮想領域(Z)内の壁面に、乾燥風の送出口(44A)が開口してある請求項1記載の温風乾燥機。
  3. 吹出部(4)の吹出口(13)を覆う吹出グリル(14)に、乾燥風の送出口(18)と、各放電電極(26)に対応して設けられる複数個のイオン送出口(17)とが開口されており、
    仮想領域(Z)と対向する吹出グリル(14)の壁面に乾燥風の送出口(18A)が開口してある請求項2記載の温風乾燥機。
  4. 吹出グリル(14)の内面壁に、放電電極(26)に向かって流れる乾燥風の流れを撹乱する突起(20)が設けてある請求項3記載の温風乾燥機。
  5. 吹出グリル(14)の内面壁に設けた突起(20)の先端が、吹出部(4)の内部に設けた固定壁で受け止め支持してある請求項4記載の温風乾燥機。
  6. 吹出グリル(14)の内面に、放電電極(26)およびトランス(27)を支持するホルダー(23)と、内ケース(24)とが接合されて、これら三者で乾燥風の通路が区画されており、
    吹出グリル(14)と、ホルダー(23)と、内ケース(24)との3者が、内ケース(24)とホルダー(23)を介して突起(20)にねじ込まれるボルト(38)で一体化されてユニット部品化してある請求項4または5記載の温風乾燥機。
  7. 吹出グリル(14)が、乾燥風の送出口(18)が開口される前壁(15)と、前壁(15)に連続する左右一対の側壁(16)とを含んで樋体状に形成されており、
    側壁(16)が内側壁(16a)と外側壁(16b)とで内外二重に構成してある請求項3、4、5または6記載の温風乾燥機。
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