JP2005167908A - アンテナ装置及び移動体通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 グランドが複数に分割されたアンテナのアンテナ特性の向上を図る。
【解決手段】 例えば、折り畳み式の携帯電話機は、上下の筐体にアンテナ4のグランド1,2が分割されて収納された状態となっている。このため、金属製のヒンジ部3で上下の筐体を接続すると、該金属性のヒンジ部3を介して上下のグランド1,2が接続され、上下の筐体を開成した際にグランド長が長くなりアンテナ特性が劣化する。このため、金属製のヒンジ部3と上側のグランド1との間にスペーサ6を設け、このスペーサ6により容量性リアクタンス成分を形成する。この容量性リアクタンス成分は、グランドの誘導性リアクタンス成分(インダクタ)を打ち消す。このため、筐体を開成したときのグランド長を最適な長さとすることができ、アンテナ特性の向上を図ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば携帯電話機,PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System),通信機能を備えたPDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)等に設けて好適なアンテナ装置及び移動体通信端末装置に関する。
今日における携帯電話機は、電子メール送受信機能,Webブラウジング機能,カメラ機能等の多岐にわたる機能が設けられており、これに伴って液晶表示部を大きくできるメリットから、第1及び第2の筐体の端部同士をヒンジ機構を介して接続した、いわゆる折り畳み式の端末装置が広く普及している。
この折り畳み式の携帯電話機は、開成した際に上側の筐体となる第1の筐体にレシーバー部及び液晶表示部が設けられ、開成した際に下側の筐体となる第2の筐体にキー入力部及びマイクロホン部が設けられている。
また、今日においては、落下等による破損の可能性が低く、また、デザイン性の向上が期待できること等から、アンテナとしては、携帯電話機の内部に設けられることが多くなっている(内蔵アンテナ)。
アンテナを、どの位置に設けるかは、その携帯電話機が用いられるシステム(周波数帯域や送信出力)や、該アンテナが設けられる設置場所でのメリット,デメリット,デザイン性等を考慮して決定されるが、例えば上記ヒンジ部周辺に内蔵アンテナを設けると、通話時に、ユーザの手や指で当該内蔵アンテナ部分が覆われてしまい、アンテナ特性が劣化し通話品質が劣化するおそれがある。
このような通話品質の劣化が許容できないレベルの場合、内蔵アンテナは、ヒンジ部周辺を避けた位置である、上記開成した際に上側の筐体となる第1の筐体の上端部、又は上記開成した際に下側の筐体となる第2の筐体の上端部(ヒンジ部周辺)、或いは該第2の筐体の下端部のうち、いずれかに設けられることとなる。
ここで、携帯電話機のグランドは、使用される周波数に対して小さく、グランドもアンテナとして動作することから、携帯電話機のアンテナ特性は、携帯電話機のグランドサイズに大きく依存することが知られている。
図5に、800MHz〜900MHzのシステムに対応する内蔵アンテナを、横幅35mmのグランド基板に設け、グランド長Lgを変化させた場合のアンテナ特性(帯域幅)の変化を測定した図を示す。
なお、内蔵アンテナとしては、銅製部材を用いて形成されたアンテナを用いている。また、グランド基板としては、ガラエポキシ基板(比誘電率 ε=4.4、誘電正接 tanδ=0.04)を用いた。さらに、グランド長Lgが170mmのときに、アンテナ特性が最良になるようにアンテナの整合回路を設定し、整合回路定数やアンテナエレメントを変化させない状態で、グランド長Lgを徐々に短くして電圧定在波比VSWRが3以下となる周波数帯域幅の測定を行っている。
この図5において、実線で示すグラフは、図6(a)に示すアンテナエレメントと対向する場所にグランドが存在しない場合のアンテナ特性を示し、点線で示すグラフは、図6(b)に示すようにアンテナエレメントと対向する場所にグランドが存在する場合のアンテナ特性を示している。この図5からわかるように、アンテナエレメントと対向する場所にグランドが存在する場合、及びアンテナエレメントと対向する場所にグランドが存在しない場合、いずれの場合もグランド長Lgが130mm〜135mmの間でアンテナの帯域が最も広くなることがわかる。
特開平11−88209公報(第5頁〜第6頁:図11〜図13)
しかし、折り畳み式の携帯電話機に内蔵アンテナを用いた場合、伸縮式のホイップアンテナや固定式のヘリカルアンテナに比べ、帯域幅が狭くなる問題があった。
具体的には、前述のように内蔵アンテナは、折り畳み式の携帯電話機の上記第1の筐体の上端部、或いは上記第2の筐体の下端部に設けられるのであるが、ヒンジとして金属製のヒンジが用いられていた場合、図7に示すように上下のグランドがこの金属製のヒンジを介して電気的に接続されるため、通話時に第1,第2の筐体を開成させた際に、グランド長が170mm〜180mmと長くなり、伸縮式のホイップアンテナや固定式のヘリカルアンテナを設けた場合に比べ、帯域幅が狭くなっていた。
図9(a),(b)に、グランド長が長くなった場合における、インピーダンス特性を示す。図9(a)は、スミスチャートのインピーダンスチャート、図9(b)は、周波数と電圧定在波比との関係を示す特性図である。この図9(a),(b)からわかるように、グランド長が170mm〜180mmと長くなると、帯域幅が約100MHzに狭まることが確認された。
一方、図8に示すように樹脂等の非金属のヒンジが用いられていた場合も同様であり、この場合、上下のグランドが電気的に接続されないため、上下のグランドのグランド長が、それぞれ独立したグランド長となり、折り畳み式の携帯電話機を開成させても、80mm〜90mm程度の短過ぎるグランド長となり、やはり、帯域幅が狭くなっていた。
図10(a),(b)に、グランド長が短か過ぎる場合における、インピーダンス特性を示す。図10(a)は、スミスチャートのインピーダンスチャート、図10(b)は、周波数と電圧定在波比との関係を示す特性図である。この図10(a),(b)からわかるように、グランド長が80mm〜90mmと短くなると、やはり帯域幅が約67MHzに狭まることが確認された。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、アンテナのグランド長を最適なグランド長に電気的に変化させることでアンテナ特性を向上させたアンテナ装置、及び移動体通信端末装置の提供を目的とする。
本発明は、グランドとグランドとの間に、容量性リアクタンス成分として機能する容量性リアクタンス形成手段を設けることで、グランド長を電気的に最適な長さとして、アンテナの帯域幅を広げ、アンテナ特性の向上を図る。
本発明は、容量性リアクタンス形成手段により、グランドとグランドとの間に容量性リアクタンス成分を形成することができるため、グランド長を電気的に最適な長さとすることができ、アンテナの帯域幅を広げ、アンテナ特性の向上を図ることができる。
[第1の実施の形態]
本発明は、800MHz〜900MHzの周波数帯を利用する、例えばPDC方式(PDC:Personal Digital Cellular)やCDMA方式(CDMA:Code Division Multiple Access)の携帯電話機に適用することができる。
〔携帯電話機の構成〕
図1(a),(b)に、この本発明の実施の形態となる、いわゆる折り畳み式の携帯電話機の構成を示す。この図1は、当該携帯電話機が開成状態(通話状態=使用状態)のときの図である。このため、携帯時には、ヒンジ部3を介して折り畳み可能となっているものと理解されたい。また、この図1は、第1,第2の筐体、マイクロホン部、スピーカ部、液晶表示部、制御部、カメラ部、アンテナ整合回路等の図示は省略されている。さらに、折り畳み式の携帯電話機では、通常、上側の筐体内に設けられた回路(例えば、液晶表示部やレシーバ等)と、下側の筐体内に設けられた回路(キー操作部等)とを、中継フレキシブル基板を介して電気的に接続するのであるが、この中継フレキシブル基板の図示も省略されているものと理解されたい。
この携帯電話機は、図1(a),(b)に示すように上側の筐体(第1の筐体)に設けられた上側グランド1と、下側の筐体(第2の筐体)に設けられた下側グランド2とをヒンジ部3を介して相互に接続した構成を有している。
上下のグランド1,2は、それぞれガラエポキシ基板(比誘電率 ε=4.4、誘電正接 tanδ=0.04)で構成されている。この上下のグランド1,2は、それぞれ80mmのグランド長を有し、横幅が35mmとなっている。また、各筐体を開成状態とすると、上記ヒンジ部3を含めた全長が約170mmとなっている。
内蔵アンテナのアンテナエレメント4は、給電部5を介して上側グランド1と電気的に接続されたうえで、該上側グランド1の上端部1aから上方向に例えば8mm程度、離れるように設けられている。なお、この例では、内蔵アンテナのアンテナエレメント4を上側グランド1の上端部から離して設けることとしたが、アンテナエレメント4を、下側グランド1の下端部2aから下方向に離して設けるようにしてもよい。さらに、この例では、アンテナエレメント4の裏側にグランドが存在しない状態なのであるが、アンテナエレメント4の裏側に上側グランド1或いは下側グランド2が存在するように、該アンテナエレメント4を設けてもよい(図6(b)参照)。
ヒンジ部3は、上側グランド1と接続される上側のヒンジフレーム3a及び下側グランド2と接続される下側グランド3bを含め、全体的に金属で形成されている。このヒンジ部3は、下側のヒンジフレーム3bが下側グランド2に対して直接的に接続されているのであるが、上側のヒンジフレーム3aは上側グランド1に対して直接的に接続されておらず、図1(c)に示すように「容量性リアクタンス成分」として機能するスペーサ6を間に挟んで上側グランド1と間接的に接続されている。
〔スペーサ(容量性リアクタンス成分)の作用〕
具体的には、このスペーサ6は、例えばPET樹脂(PET:Polyethylene Terephthalate)、ABS樹脂(ABS:Acrylonitrile Butadiene Styrene)、ゴム等の非導電部材で形成されている。このスペーサ6の比誘電率を「εr」、上側グランド1及び下側グランド2の重なり面積を「S」、ギャップ長(スペーサ6の厚さ)を「d」、容量を「C」とすると、このスペーサ6は、「C=(ε0・εr・S)/d」の容量を有するコンデンサとなる(ε0は真空の誘電率:8.854×10のマイナス12乗 [F/m])。これは、スペーサ6が「容量性リアクタンス成分」として作用していることを意味している。この容量性リアクタンス成分は、グランドの誘導性リアクタンス成分(インダクタ)を打ち消し、グランド長を最適な長さとするように作用する。
すなわち、金属製のヒンジ部により、上下のグランド1,2が電気的に接続されている状態では、各筐体を開成させたときにグランド長が長くなってしまう。反対に、非金属製のヒンジ部により、上下のグランド1,2が電気的に接続されていない状態では、各筐体を開成させたときにグランド長が短くなってしまう。このため、金属製のヒンジ部3を用いて上下のグランド1,2を接続する際に、スペーサ6を介して両者の接続を図る。
換言すれば、金属製のヒンジ部3により上下のグランド1,2を接続する際に、スペーサ6を挟むことで、上下のグランド1,2を適度に電気的な接続を図る。この「適度」とは、各筐体を開成させたときのグランド長が長過ぎず、短過ぎず、最適なアンテナ特性を得られるようにとの意味である。従って、スペーサ6としては、この最適なアンテナ特性を得られるよ上記容量性リアクタンス成分が形成されるように、その部材や厚み等が選択されて形成されることとなる。
なお、前述のように第1,第2の筐体内に設けられた各回路は、中継フレキシブル基板を介して電気的に接続されているのであるが、この中継フレキシブル基板は、繰り返し行われる第1,第2の筐体の開閉操作に対して耐久性を持たせるために、ヒンジ部に一巻き或いは二巻き程度、巻き付けられている。この巻き付けにより、中継フレキシブル基板がコイル的に作用することが懸念される。しかし、一巻き或いは二巻き程度であれば、大きめの誘導性リアクタンス成分となるため、この中継フレキシブル基板は、高周波的にはオープンに見えるため、略々無視することができる。
図2(a),(b)に、この例の場合(上下のグランド1,2のグランド長=80mm、横幅が35mm、各筐体を開成状態とした場合のヒンジ部3を含めた=約170mm)のインピーダンス特性を示す。図2(a)は、スミスチャートのインピーダンスチャート、図2(b)は、周波数と電圧定在波比との関係を示す特性図である。
この図2(a),(b)から、金属製のヒンジ部3を用いて上下のグランド1,2を接続する際に、スペーサ6を介して両者の接続を図ることで、内蔵アンテナ4の帯域幅が約136MHzに向上したことがわかるであろう。
このスペーサ6を設けることで、図9に示すグランド長が長過ぎる場合(約100MHzの帯域幅)と比較して約36MHz、帯域幅が向上し、図10に示したグランド長が短か過ぎる場合(約67MHzの帯域幅)と比較して約69MHz、帯域幅が向上した。
〔第1の実施の形態の効果〕
以上の説明から明らかなように、この第1の実施の形態の携帯電話機は、上下のグランド1,2を金属製のヒンジ部3で接続する際に、グランドとヒンジフレームとの間に、容量性リアクタンス成分として作用するスペーサ6を設ける。
これにより、スペーサ6の容量性リアクタンス成分により、グランドの誘導性リアクタンス成分(インダクタ)を打ち消すことができ、筐体を開成したときのグランド長を最適な長さとすることができ、アンテナ特性の向上を図ることができる。
なお、この例では、上側のヒンジフレーム3aをスペーサ6を介して上側グランド1と接続することとしたが、これは、下側のヒンジフレーム3bをスペーサ6を介して下側グランド2と接続するようにしてもよい。また、上側のヒンジフレーム3aをスペーサ6を介して上側グランド1と接続すると共に、下側のヒンジフレーム3bも、スペーサ6を介して下側グランド2と接続するようにしてもよい。いずれの場合も、上述と同様の効果を得ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態の携帯電話機の説明をする。上述の第1の実施の形態の携帯電話機は、スペーサ6で容量性リアクタンス成分を形成するものであったが、この第2の実施の形態の携帯電話機は、ヒンジ部のヒンジフレームと上側グランド1との間に所定のギャップ(空隙部)を設けることで容量性リアクタンス成分を形成するようにしたものである。
なお、この第2の実施の形態と上述の第1の実施の形態とでは、この点のみが異なる。このため、以下の第2の実施の形態の説明では、この差異の部分の説明のみ行うことで、上述の第1の実施の形態と重複する説明は省略することとする。
〔第2の実施の形態の構成〕
この第2の実施の形態の携帯電話機は、図3(a),(b)に示すようにヒンジ部11により上下のグランド1,2が接続されているのであるが、このヒンジ部11の上側のヒンジフレーム11a、及び下側のヒンジフレーム11bがそれぞれ金属で形成されている。
また、上側のヒンジフレーム11aの上端部12と、上側のグランド1の下端部1bとが、所定のギャップ13を形成した状態で対向するように、ヒンジフレーム11aと、上側のグランド1とが、図中点線で示す非金属製の接続部材14で接続されている。
〔ギャップの作用〕
このギャップ13は、最適なアンテナ特性が得られるギャップ長となっており、図3(c)に示すように上述のスペーサ6と同様に、容量性リアクタンス成分として作用する。
〔第2の実施の形態の効果〕
これにより、上述の第1の実施の形態の携帯電話機と同様に、ギャップ13により形成された容量性リアクタンス成分により、グランドの誘導性リアクタンス成分(インダクタ)を打ち消すことができ、筐体を開成したときのグランド長を最適な長さとしてアンテナ特性の向上を図ることができる。
なお、この第2の実施の形態の説明では、上側のヒンジフレーム11aと上側のグランド1との間に所定のギャップ13を設けることとしたが、これは、下側のヒンジフレーム11bと下側のグランド2との間に所定のギャップを設けるようにしてもよい。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態の携帯電話機の説明をする。
〔第3の実施の形態の構成〕
この第3の実施の形態の携帯電話機は、図4(a),(b)に示すようにヒンジ部21の上側のヒンジフレーム21aと上側の筐体とが樹脂等の非金属で一体的に形成されており、上側のグランド1は、このヒンジフレーム21a上に設けられている。これに対して、ヒンジ部21の下側のヒンジフレーム21bは金属で形成されており、下側のグランド2と接続されている。
この状態において、非金属上に設けられた上側のグランド1は、下側のグランド2に対して電気的接続がなされ難いため、容量性リアクタンス成分が形成され難くなる。このため、この第3の実施の形態の携帯電話機では、金属性の延長エレメント22により、上側のグランド1とヒンジ部21の回転軸部分とを接続している。
〔延長エレメントの作用〕
この金属性の延長エレメント22で上側のグランド1とヒンジ部21の回転軸部分とを接続することで、図4(b)に示すように上側のグランド1と下側グランド2との間に、非金属の上側のヒンジフレーム21aの厚み分のギャップ23が形成される。そして、このギャップ23により、図4(c)に示すように上側のグランド1と下側グランド2との間に容量性リアクタンス成分が形成されることとなる。
〔第3の実施の形態の効果〕
これにより、上述の各実施の形態の携帯電話機と同様に、ギャップ23により形成された容量性リアクタンス成分により、グランドの誘導性リアクタンス成分(インダクタ)を打ち消すことができ、筐体を開成したときのグランド長を最適な長さとしてアンテナ特性の向上を図ることができる。
なお、この第3の実施の形態において、図4(a)に延長エレメント22を2つ図示しているが、これは、一つでもよい。また、上側の筐体と上側のヒンジフレーム21aとが非金属で一体的に形成されていることとしたが、下側の筐体と下側のヒンジフレーム21bとを非金属で一体的に形成するようにしてもよい。この場合、下側のグランド2に上記延長エレメント22が設けられることとなる。
[本発明の他の適用例]
なお、上述の各実施の形態の説明では、アンテナとして内蔵アンテナ4が設けられていることとして説明をしたが、これは、ヘリカルアンテナ,ロッドアンテナ,ホイップアンテナ等を設けるようにしてもよい。
また、一例として当該携帯電話機は800MHz〜900MHzの帯域で通信を行うものであることとしたが、本発明は、他の周波数帯域を使用して通信を行う機器に適用しても上述と同様の効果を得ることができる。
最後に、上述した本発明を実施するための最良の形態は、本発明の一例として理解されたい。すなわち、本発明は、一例として掲げた上述の実施の形態に限定されることはなく、上述の実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
本発明を適用した第1の実施の形態となる携帯電話機の構成を示す図である。 第1の実施の形態となる携帯電話機のアンテナ特性を説明するための図である。 本発明を適用した第2の実施の形態となる携帯電話機の構成を示す図である。 本発明を適用した第3の実施の形態となる携帯電話機の構成を示す図である。 グランド長に対するアンテナ特性の変化を説明するための図である。 従来の携帯電話機の構成を示す図である。 従来の携帯電話機のアンテナのグランド長を説明するための図である。 従来の他の携帯電話機のアンテナのグランド長を説明するための図である。 従来の携帯電話機のアンテナ特性を説明するための図である。 従来の他の携帯電話機のアンテナ特性を説明するための図である。
符号の説明
1 上側のグランド、2 下側のグランド、3 ヒンジ部、3a 上側のヒンジフレーム、3b 下側のヒンジフレーム、4 内蔵アンテナ、5 給電部、6 スペーサ、11 ヒンジ部、13 ギャップ、14 接続部材、21 ヒンジ部、21a 上側のヒンジフレーム、21b 下側のヒンジフレーム、22 延長エレメント、23 ギャップ

Claims (6)

  1. アンテナエレメントと、
    上記アンテナエレメントの複数のグランドと、
    上記各グランドの間に容量性リアクタンス成分を形成する容量性リアクタンス形成手段と
    を有するアンテナ装置。
  2. 請求項1記載のアンテナ装置であって、
    上記容量性リアクタンス形成手段は、非金属製のスペーサであること
    を特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項1記載のアンテナ装置であって、
    上記容量性リアクタンス形成手段は、上記各グランドの間に所定のギャップを形成するギャップ形成手段であること
    を特徴とするアンテナ装置。
  4. アンテナエレメントと、
    上記アンテナエレメントのグランドとなる、物理的に複数に分割された基板と、
    上記各基板である各グランドの間に容量性リアクタンス成分を形成する容量性リアクタンス形成手段とを有すること
    を特徴とする移動体通信端末装置。
  5. 請求項4記載の移動体通信端末装置であって、
    上記容量性リアクタンス形成手段は、非金属製のスペーサであること
    を特徴とする移動体通信端末装置。
  6. 請求項1記載の移動体通信端末装置であって、
    上記容量性リアクタンス形成手段は、上記各グランドの間に所定のギャップを形成するギャップ形成手段であること
    を特徴とする移動体通信端末装置。
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