JP2005167713A - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 転送条件に暗号化処理の指定がなくても転送処理対象となる受信データの秘匿性を維持することができる通信装置及び通信方法を提供する。
【解決手段】 中央処理装置108は、転送する条件を定める転送条件を基に、受信インタフェース106で受信した受信データを転送すべきか否かを判定する。次に、中央処理装置108は、転送すべきであると判定した場合に、受信データが秘匿性を有するか否かを判定する。次に、中央処理装置108は、受信データが秘匿性を有すると判定した場合に、受信データの転送処理を中止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ネットワークを介して一旦受信したデータを転送設定に従って再送信する転送機能を有する通信装置及び通信方法に関するものである。
従来、転送機能を有する通信装置の例として、ファクシミリ(以下、Faxとする)機能を備えるデジタル複合機が挙げられる。このようなデジタル複合機において、例えば着信したFaxデータやIFaxデータを、ネットワークを介しそのままデータベースに転送するといった機構が実現されている。
このとき、転送設定の一つに転送を行うか否かを定める転送条件がある。この転送条件として記述可能な内容は、Faxならば相手先Fax番号、サブアドレス、パスワード、IFaxならば、送信者名(From)、送信宛先(To)、件名(Subject)等であり、これらの項目の完全一致、または部分一致が指定可能である。転送条件に指示されたこれらの項目と、受信文書に付加された項目の内容が一致すれば、受信文書は転送設定により指定された送信手段を用いて、転送設定により指定された宛先へ転送される。さらに、指定宛先への転送処理に加え、デジタル複合機の印刷部で印刷したり、ネットワークを介して記憶装置に蓄積したりする処理を指示する転送設定も可能である。
また、通信時の秘密保持の観点から、通信時にその内容を暗号化して通信を行うことがなされている。このような暗号化通信の例としては、SMIME(Secure Multipurpose Internet Mail Extensions)を使った電子メール送信等が挙げられる。このような、受信データが暗号化されている場合に、印刷時や転送時に可視化出来るよう、受信した機器側で復号化処理を行う。また、送信時、暗号化送信が指示されれば、送信データを暗号化して送信する。さらに、受信データの転送時、転送宛先に対する送信が暗号化を指示されていれば、送信データを暗号化して送信がなされる。
例えば、受信した親展画像をその機密性を維持したまま所定の宛先に転送することが可能な通信装置及び方法に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−211306号公報
しかしながら、上述した通信装置では、親展画像の転送にのみ対応するものであり、通常のFax通信において機密性を維持できるものではなかった。また、従来の通信装置には、受信データを転送する場合、転送時に暗号化処理を行うか否かは、転送条件に従って判断していた。このため、例えば送信側が暗号化通信で送信することで、暗号化通信により受信した受信データであっても、転送条件に暗号化通信が指定されていなければ、暗号化されない通常の通信方法で転送されてしまうという問題がある。また、転送条件により受信データを印刷するよう指示されていれば、受信データを復号化して印刷してしまうという問題がある。このように、従来の通信装置においては、転送機能を利用すると受信データの秘匿性を維持できない場合が生じるという問題がある。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、転送条件に暗号化処理の指定がなくても転送処理対象となる受信データの秘匿性を維持することができる通信装置及び通信方法を提供することを目的とする。
この発明は、上述した課題を解決すべくなされたもので、本発明による通信装置においては、受信データを転送する転送機能を有する通信装置であって、転送する条件を定める転送条件を基に、受信データを転送すべきか否かを判定する転送判定手段と、転送判定手段が転送すべきであると判定した場合に、受信データが秘匿性を有するか否かを判定する秘匿性判定手段と、秘匿性判定手段が秘匿性を有すると判定した場合に、受信データの転送処理を中止する転送制御手段とを具備することを特徴とする。ここで、秘匿性を有する受信データとは、秘匿性を有する通信で受信した受信データや暗号化された受信データのことを示す。
また、本発明による通信装置の一態様例においては、上記転送判定手段は、転送条件を基に、転送すべきであると判定した受信データの転送宛先を特定し、転送制御手段が転送処理を中止した受信データを暗号化して暗号データとして保存するデータ保存手段と、データ保存手段に保存される暗号データの保存場所に関する情報と転送処理を中止した旨とを少なくとも含む通知情報を、転送制御手段が特定した転送宛先へ通知する通知手段とを更に具備することを特徴とする。
これにより、転送処理を通知したことを転送宛先の利用者が知ることができる。更に、データ保存手段にアクセスして暗号データを復号することで秘匿性を維持したまま受信データを取得することができる。
また、本発明による通信方法においては、受信データを転送する転送機能を有する通信装置を利用した通信方法であって、転送する条件を定める転送条件を基に、受信データを転送すべきか否かを判定する第1のステップと、第1のステップで転送すべきであると判定した場合に、受信データが秘匿性を有するか否かを判定する第2のステップと、第2のステップで秘匿性を有すると判定した場合に、受信データの転送処理を中止する第3のステップとを有することを特徴とする。
本発明による通信装置及び通信方法は、受信データが秘匿性を有する場合には、転送処理を中止するので、転送条件に暗号化処理の指定がなくても転送処理対象となる受信データの秘匿性を維持することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
まず、本発明の第1の実施形態である複合機(通信装置)を含むシステムの概略構成について説明する。図1(a)は、本発明の第1の実施形態である複合機(通信装置)を含むシステムの概略構成を示す図である。図1(a)において、100は複合機(MFP)であり、Fax機能、印刷機能、コピー機能など種々の機能が複合された機器であり、ネットワーク200や公衆網を介して通信する通信機能も備える。また、300は、PC(パーソナルコンピュータ)であり、ハードディスクの記憶領域にフォルダCを有する。
図1(a)に示すように複合機100は、Fax受信およびIFax受信が可能である。ここでIFaxとはインターネットFaxのことであり、従来のFaxとインターネット上の電子メールの双方向通信を可能とするサービスである。また、複合機100は、Fax受信及びIFax受信時に図1(b)に示すような転送設定に応じて転送を行う転送機能を備えている。図1(b)に示すように、転送設定400は、条件と転送宛先から構成される複数の転送条件を有する。図1の例では、転送条件1は「telNo.が03−xxx−xxxxならば印刷処理」であり、転送条件2は「fromがAAAならばPCのフォルダCへ保存」であり、転送条件3は、「subjectがNOTEならばbbb@xxx.co.jpへ電子メール送信」である。
以上に示した転送条件1〜3は、簡単なものを示したが、本実施形態においては、図7に示すようなデータ構造を有する転送条件を利用するとする。図7は、本実施形態における転送条件例を示す図である。図7に示すように、転送条件700には、転送条件を識別するIDである「条件ID」、転送条件としてFax受信かIFax受信かなどを設定する「受信」、転送条件として日時を設定する「日時」、転送条件として電話番号を設定する「電話番号」、転送条件として転送宛先を設定する「転送宛先」などの項目が含まれている。尚、転送条件の項目はこの限りではなく、後述する図8に示すように、Fax受信なら「パスワード」や「サブアドレス」などの項目を追加でき、IFax受信では「宛先」「件名」などの項目を追加でき、種々の項目を転送条件として設定することができる。また、図7に示すように、「転送宛先」の項目の情報欄701には、宛先IDである「ID2」が格納されている。この宛先IDは、宛先ID対応情報702を参照することで、具体的な宛先情報を特定することができる。図7では、「ID2」にE−Mail:aa@bb.ccが対応していることが分かる。
次に、図1に示した複合機100の概略構成について説明する。
図2は、図1(a)に示した複合機100の概略構成例を示すブロック図である。図2に示すように、複合機100は、印刷を行う画像形成部101、制御部102、印刷物などを排出するフィニッシャー103、原稿を読み取るスキャナ部104、利用者が操作を行う操作部105、複数種類の受信端子を有する受信インターフェース106及び複数種類の送信端子を有する送信インターフェース107からその主要部が構成されている。上述した画像形成部101、フィニッシャー103、スキャナ部104、操作部105、受信インターフェース106及び送信インターフェース107は、専用インターフェースで制御部102に接続されており、制御部102からの制御に応じて動作する。また、制御部102は、中央処理装置(CPU)108と、記憶装置(メモリ)109とから、その主要部が構成されている。尚、図1に示した転送設定400は、記憶装置109に格納されている転送設定情報の一部である。
次に、図2に示した複合機100がFaxまたはIFaxを受信した際の転送処理について説明する。
図3は、図2に示した複合機100がFaxまたはIFaxを受信した際の転送処理を示すフロー図である。図3に示すように、まず、受信インターフェース106を介して文書データを受信し(ステップ201)、中央処理装置108が、この受信文書データがFax文書か否か判定する(ステップ202)。ステップ202においてFax文書であると判定した場合には、中央処理装置108は、受信文書データに付加された送信者電話番号、パスワード、サブアドレスを取得する(ステップ203)。また、ステップ202において、Fax文書ではないと判定した場合には、中央処理装置108は、IFax文書であるとして、IFax文書に付加された送信者(From)、宛先(To)、件名(subject)ヘッダの内容を取得する(ステップ215)。
続いて、ステップ202で判定した受信文書タイプと、ステップ203またはステップ215で取得した受信文書データの付加情報及び記憶装置109に保存されている転送設定情報を参照して、受信文書データの付加情報に合致する転送条件が有るか否か検索する(ステップ204)。尚、ステップ204の処理の詳細な説明は、図4及び図5を用いて後述する。
ステップ204の処理が終了した後、中央処理装置108は、受信した文書データを転送する必要があるか否か判定する(ステップ205)。ここでは、ステップ204の処理において受信文書データの付加情報が転送条件に合致したか否かにより転送が必要であるか否かを判定する。ステップ205で転送が必要と判定した場合には、中央処理装置108は、受信文書データを受信時の通信における秘匿性の有無や、受信文書データ自身の暗号化などによる秘匿性の有無を判定する(ステップ206)。
ここで、中央処理装置108が、受信文書データが秘匿性を有するか否かを判定する具体例を示す。例えば、Fax受信においては、パスワードやFコード(サブアドレス)を利用しているか否かにより秘匿性を有するか否かを判定する。また、IFax受信においては、以下に示すIFax受信データのヘッダ例において、「Content−××」の文字列に対応する部分を解析することで、秘匿性を有するか否かを判定する。
IFax受信データのヘッダ例
『To: ifaxm@xx.jp
From: Taro Yamada tymada@xx.jp
subject: Digitalxxx
MIME−Version: 1.0
Content−Type: application/x-pkcs7-mime; name="smime.p7m"
Content−Transfer-Encoding: base64
Content−Disposition: attachment; filename="smime.p7m"
Content−Description: S/MIME Encrypted Message
MxAGAQAxgc8wgcwCA…』
ステップ206で秘匿性を有すると判定した場合には、中央処理装置108は、毎回異なるパスワード(以下、ワンタイムパスワード)を生成して(ステップ207)、ステップ201で受信した受信文書データに、ステップ207で生成したワンタイムパスワードを設定して(ステップ208)、記憶装置109に格納する(ステップ209)。ここで、受信文書データに対するワンタイムパスワードの設定とは、このワンタイムパスワードを入力しないと受信文書データを利用できないようにする設定である。
続いて、中央処理装置108は、ステップ207で生成したワンタイムパスワードを暗号化する(ステップ210)。次に、中央処理装置108は、秘匿性を維持するため転送処理を行わなかった受信文書データがあることを通知するメッセージを作成する(ステップ211)。次に、中央処理装置108は、ステップ204で転送条件から得られた転送宛先を、受信通知の宛先として設定し(ステップ212)、送信インターフェース107を介し、ステップ212で設定された宛先に対し、ステップ211で生成した通知メッセージと共に、ステップ210で暗号化したワンタイムパスワードを送信する(ステップ213)。
ステップ213の処理終了後、中央処理装置108は、操作部105より、転送処理終了が指示されたか否か判定し(ステップ214)、ステップ214での判定がYesならば処理は終了し、Noならばステップ201に戻りデータ受信待ち状態となる。
また、ステップ205で受信文書データの付加情報が転送条件に合致しなかった場合に、中央処理装置108は、画像形成部101で印刷画像を形成して印刷を行い(ステップ218)、ステップ214に移る。また、ステップ206で受信文書データまたはその通信が秘匿性を有するものでは無いと判断した場合には、ステップ204で得られた転送宛先を設定し(ステップ216)、受信文書データを転送して(ステップ217)、ステップ214に移る。尚、上述したステップ206における秘匿性の有無の判定の具体例は、一例であり、秘匿性の有無を確認する種々の方法を利用して好適である。
次に、図2のステップ204に示した転送条件と合致するか否かの検索処理について、Fax受信の場合を図4で説明し、IFax受信の場合を図5で説明する。
図4は、受信したFax文書が転送条件に合致するか否かを検索する処理を示すフロー図である。まず、中央処理装置108は、転送宛先に関する情報の一覧であり、記憶装置109上に格納される転送宛先リストを初期化し(ステップ301)、記憶装置109に保存されている転送設定情報より、図3のステップS203で取得した受信文書データの付加情報と未比較の転送条件を取得する(ステップ302)。次に、中央処理装置108は、ステップ302で取得した転送条件が、受信Faxに関する転送条件か否か判定する(ステップ303)。
ステップ303で受信Faxに関する転送条件であると判定した場合には、中央処理装置108は、ステップ302で取得した転送条件に記述されている項目(例えば相手先電話番号、パスワード、サブアドレス)が、図3のステップ203で取得した受信Faxデータの付加情報に含まれる項目と等しいか否か判定する(ステップ304)。
次に、中央処理装置108は、ステップ304での判定がYesならばステップ302で取得した転送条件に記述されている相手先電話番号が、受信Faxデータに付加されてきた相手先電話番号と、完全一致、または部分一致するか否か判定する(ステップ305)。このとき、完全一致/部分一致のどちらを持って“一致した”と判定するか否かは、ステップ302で取得した転送条件の設定による。
次に、中央処理装置108は、ステップ305での判定がYesならば、ステップ302で取得した転送条件に記述されているパスワードが、受信Faxデータに付加されてきたパスワードと、一致するか否か判定する(ステップ306)。次に、中央処理装置108は、ステップ306での判定がYesならば、ステップ302で取得した転送条件に記述されているサブアドレスが、受信Faxデータに付加されてきたサブアドレスと、完全一致するか否か判定する(ステップ307)。尚、サブアドレスについても、上述した相手先電話番号と同様に、完全一致/部分一致のどちらかの判定を行うことができる。
次に、中央処理装置108は、ステップ307の判定がYesならば、ステップ301で初期化した転送宛先リストに、ステップ302で取得した転送条件に設定されている転送宛先を追加する(ステップ308)。次に、中央処理装置108は、ステップ311へ進む。以上により、転送条件に含まれる全ての項目(電話番号、パスワード、サブアドレス)で、受信Faxデータの付加情報の内容と一致した場合にのみ、転送設定情報に含まれる転送宛先が転送宛先リストに追加される。
また、ステップ305において電話番号が一致しない場合(ステップ305のNo)には、中央処理装置108は、比較している転送条件に、転送処理と併せて印刷処理を行う指定があるか否か判定し(ステップ309)、ステップ309での判定がYesならば、転送文書を印刷対象に指定する(ステップ310)。また、ステップ309の判定がNoであった場合、またはステップ310の処理後、中央処理装置108は、記憶装置109に保存されているすべての転送条件と比較したか否か判定する(ステップ311)。このステップ311での判定がYesならば、転送条件の検索処理を終了し、判定がNoならばステップ302に戻る。
また、ステップ303、ステップ304、ステップ306、ステップ307での判定がNoである場合にも、ステップ311の処理に移る。以上に示したように、中央処理装置108は、記憶装置109に格納されている転送設定情報の転送条件とFax受信データの付加情報とを、付加情報に含まれる項目で比較することで、付加情報に一致する転送条件を特定して、特定した転送条件に対応する転送宛先を転送宛先リストに含めることができる。
尚、図4の説明では、比較する転送条件の項目として、相手先電話番号、パスワード、サブアドレスを示しているが、この限りではなく、比較の対象となる項目は例えば図8に示すような設定画面により利用者が任意に選択できる。また、ステップ304とステップ308の間においては、転送条件に含まれる項目のみ、一致するか否かの判定処理を行う。例えば、転送条件に含まれる項目がパスワードのみであれば、ステップ304の後にステップ306に示したパスワードが一致するか否かを判定する処理を行い、次にステップ308の処理となる。
ここで、利用者が任意の転送設定及び設定の変更を行うための設定・変更画面例を示して、説明する。
図8(A)は、Fax受信における転送設定及び変更を行う設定・変更画面例を示す図である。図8(A)に示すように、受信手段がFax受信の場合に、相手先の電話番号が「012−345−678」と一致して、パスワード中に「00」が存在しないで、サブアドレスは「123」と一致すると転送するという設定である。また転送宛先として「FTP::/abc.com/top」が設定されている。
同様に、図8(B)は、IFax受信における転送設定及び変更を行う設定・変更画面例を示す図である。図8(B)に示すように、受信手段がIFax受信の場合の転送条件を設定中であることを示している。具体的には、送信者が「Sender@from.com」で終る、宛先が「Recieve@rcv.com」と一致するという設定を終えて、件名が「Hello」の文字列に対してどうであるかの設定を行おうとしている所である。図に示すように件名が「Hello」という文字列に対して、3つの選択肢「で始まる」、「で終わる」、「を含む」がプルダウンメニューで表示されている。利用者は、この3つの選択肢の中より任意のものを選択することで、件名についての転送条件を設定する。以上、図8(A)、(B)を用いて転送条件の設定画面例を示したが、この限りではなく、転送条件を利用者が任意に設定できる設定画面など提供できる構成であればよい。
次に、IFax文書を受信した場合について説明する。尚、IFax文書の受信時には、図3のステップ215に示すように、受信文書のヘッダに記述されている送信者(From)、宛先(To)、件名(Subject)に関する情報を取得している。
図5は、受信したIFax文書が転送条件に合致するか否かを検索する処理を示すフロー図である。まず、中央処理装置108は、転送宛先に関する情報の一覧であり、記憶装置109上に格納される転送宛先リストを初期化し(ステップ401)、記憶装置109に保存されている転送設定情報より、図3のステップS215で取得した受信文書データの付加情報と未比較の転送条件を取得する(ステップ402)。次に、中央処理装置108は、ステップ402で取得した転送条件が、受信IFaxに関する転送条件か否か判定する(ステップ403)。
ステップ403で受信IFaxに関する転送条件であると判定した場合には、中央処理装置108は、ステップ402で取得した転送条件に記述されている項目(例えば送信者、宛先、件名)が、図3のステップ203で取得した受信IFaxデータの付加情報に含まれる項目と等しいか否か判定する(ステップ404)。
次に、中央処理装置108は、ステップ404での判定がYesならばステップ402で取得した転送条件に記述されている送信者情報が、受信IFaxデータに付加されてきた送信者情報と、完全一致、または部分一致するか否か判定する(ステップ405)。このとき、完全一致/部分一致のどちらを持って"一致した"と判定するか否かは、ステップ402で取得した転送条件の設定による。
次に、中央処理装置108は、ステップ405での判定がYesならば、ステップ402で取得した転送条件に記述されている宛先情報が、受信IFaxデータに付加されてきた宛先情報と、完全一致するか否か判定する(ステップ406)。次に、中央処理装置108は、ステップ406での判定がYesならば、ステップ402で取得した転送条件に記述されている件名情報が、受信IFaxデータに付加されてきた件名情報と、完全一致するか否か判定する(ステップ407)。尚、宛先情報や件名情報についても、上述した送信者情報と同様に、完全一致/部分一致のどちらかの判定を行うことができる。
次に、中央処理装置108は、ステップ407の判定がYesならば、ステップ401で初期化した転送宛先リストに、ステップ402で取得した転送条件に設定されている転送宛先を追加する(ステップ408)。次に、中央処理装置108は、ステップ411へ進む。以上により、転送条件に含まれる全ての項目(送信者、宛先、件名)で、受信IFaxデータの付加情報の内容と一致した場合にのみ、転送設定情報に含まれる転送宛先が転送宛先リストに追加される。
また、ステップ405において送信者情報が一致しない場合(ステップ405のNo)には、中央処理装置108は、比較している転送条件に、転送処理と併せて印刷処理を行う指定があるか否か判定し(ステップ409)、ステップ409での判定がYesならば、転送文書を印刷対象に指定する(ステップ410)。また、ステップ409の判定がNoであった場合、またはステップ410の処理後、中央処理装置108は、記憶装置109に保存されているすべての転送条件と比較したか否か判定する(ステップ411)。このステップ411での判定がYesならば、転送条件の検索処理を終了し、判定がNoならばステップ402に戻る。
以上に示したように、本実施形態における複合機100は、Fax受信またはIFax受信した受信文書データを転送設定に応じて転送する場合に、当該Fax受信またはIFax受信が秘匿性のある通信であるか否かを確認する。ここで、秘匿性のある通信であった場合に、複合機100は、転送設定に応じて転送処理や印刷処理等すべき受信文書データであっても転送処理や印刷処理等を行わない。これにより、秘匿性を有する文書データが秘匿性のない通信により転送されてしまったり、印刷出力されてしまったりすることを防ぎ、秘匿性を維持することができる。尚、本実施形態では秘匿性のある通信で受信した文書データの転送は行わないが、転送設定により転送時に秘匿性のある通信を行うよう設定されている場合には、転送処理を行うようにしてもよい。
また、本実施形態における複合機100は、転送処理しない代わりに、転送処理しなかった文書データをワンタイムパスワードなどでアクセス制御して保存し、本来、文書データが転送されるはずだった転送宛先に、秘匿性を確保するために転送処理を行わなかった旨と、その文書データにアクセスするためのワンタイムパスワードとを通知する。これにより、通知を受けた利用者のみが、秘匿性を有する文書データに対してワンタイムパスワードを利用してアクセスすることができる。以上に示したように、利用者は、秘匿性を維持した状態で文書データを取得することができる。
次に、本発明の第2の実施形態である複合機(通信装置)について説明する。尚、第2の実施形態における複合機を含むシステムの概略構成や、転送設定、複合機の内部構成などは、図1、図2に示した第1の実施形態の複合機100やシステムと同様であり説明を省略する。第2の実施形態の複合機100において、第1の実施形態の複合機100と異なる点は、第1の実施形態の複合機100は秘匿性のある受信データが転送対象だった場合に、転送宛先に転送処理せずに、生成したワンタイムパスワードを設定して、記憶装置109に記憶していたが、第2の実施形態における複合機100は、予め転送宛先毎に設定されているパスワードを用いて、記憶装置109に文書データを記憶する。すなわち、第2の実施形態においては、転送宛先の利用者が自分専用のパスワードを知っていることが前提となる。このような第2の実施形態における複合機100においても、第1の実施形態における複合機100と同様の効果が得られる。
図6は、第2の実施形態における、暗号化通信で受信したIFax文書を転送する処理を示すフロー図である。尚、図6の処理において、ステップ504、509〜514は、図3のステップ206、212〜218の処理と同様の処理であるので、説明を省略または簡略化する。
まず、受信インターフェース106を介して文書データを受信し(ステップ501)、中央処理装置108は、この受信文書データ(IFax受信データ)のヘッダの解析を行う(ステップ502)。ここで、ヘッダ解析とは、IFax受信データのヘッダ部分から送信者(From)、宛先(To)、件名(subject)などの情報(以下、ヘッダ情報とする)を取得して、取得したヘッダ情報に合致する転送条件が有るか否かを、記憶装置109に保存されている転送設定情報を参照して検索する処理である。次に、中央処理装置108は、受信した文書データが転送条件に合致したか否かを判定する(ステップ503)。ステップ503において受信した文書データが転送条件に合致したと判定した場合には、中央処理装置108は、ステップ502で解析した受信文書データが暗号化通信などの秘匿性を有する通信で受信したものであるか否かを判定する(ステップ504)。
ステップ504で秘匿性を有すると判定した場合には、中央処理装置108は、記憶装置109に設定されている転送宛先毎のパスワードを取得する(ステップ505)。次に、中央処理装置108は、ステップ501で受信した受信文書データに対して、ステップ505で取得した転送宛先毎のパスワードを設定し(ステップ506)、記憶装値109に格納する(ステップ507)。
続いて、中央処理装置108は、秘匿性を有する通信であったために転送処理を行えなかった受信文書データがあることを通知するメッセージを作成する(ステップ508)。次に、中央処理装置108は、ステップ503で得られた通知先を、受信通知の宛先として設定し(ステップ509)、送信インターフェース107を介し、ステップ509で設定された宛先に対し、ステップ508で生成した通知メッセージを送信する(ステップ510)。これにより、この通知メッセージを受信した利用者は、複合機100の記憶装置109に格納されている文書データへ、所定のパスワードを用いてアクセスすることができる。
ステップ510の後、中央処理装置108は、操作部105より、転送処理終了が指示されたか否か判定し(ステップ511)、ステップ511での判定がYesならば処理は終了し、Noならばステップ501に戻りデータ受信待ち状態となる。また、ステップ503において、転送条件に合致しないと判定した場合には、中央処理装置108は、画像形成部101で印刷画像を形成し、印刷を行って(ステップ514)から、ステップ511の処理に移る。また、ステップ504において、秘匿性の通信ではないと判定した場合には、中央処理装置108は、ステップ503で得られた転送宛先を設定し(ステップ512)、受信文書を転送して(ステップ513)、ステップ511の処理に移る。
以上に示したように、第1の実施形態におけるワンタイムパスワードの替わりに、予め設定したパスワードを利用することで、通知メッセージにパスワードを記載する必要がないので、通知メッセージの秘匿性を確保する必要もなく、より簡単な処理で通知メッセージを転送宛先へ送信することができる。
尚、上述した実施形態では、複合機100における種々の処理機能を実現する為のプログラムを記憶装置(メモリ)109より読み出して中央処理装置(CPU)108が実行することによりその機能を実現させるものであったが、この限りではなく、各処理の全部または一部の機能を専用のハードウェアにより実現してもよい。
また、上述したメモリは、光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記録媒体、RAM以外の揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせによるコンピュータ読み取り、書き込み可能な記録媒体より構成されてもよい。
また、上述した複合機100において各種処理を行う機能を実現する為のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各処理を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
また、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等のプログラムプロダクトも本発明の実施形態として適用することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の第1の実施形態である複合機(通信装置)を含むシステムの概略構成及び複合機における転送設定例を示す図である。 図1(a)に示した複合機100の概略構成例を示すブロック図である。 図2に示した複合機100がFaxまたはIFaxを受信した際の転送処理を示すフロー図である。 受信したFax文書が転送条件に合致するか否かを検索する処理を示すフロー図である。 受信したIFax文書が転送条件に合致するか否かを検索する処理を示すフロー図である。 第2の実施形態における、暗号化通信で受信したIFax文書を転送する処理を示すフロー図である。 本実施形態における転送条件例を示す図である。 Fax受信及びIFax受信における転送設定及び変更を行う設定・変更画面例を示す図である。
符号の説明
100 複合機(通信装置)
101 画像形成部
102 制御部
105 操作部
106 受信インタフェース
107 送信インタフェース
108 中央処理装置(CPU)
109 記憶装置(メモリ)
200 ネットワーク

Claims (5)

  1. 受信データを転送する転送機能を有する通信装置であって、
    転送する条件を定める転送条件を基に、前記受信データを転送すべきか否かを判定する転送判定手段と、
    前記転送判定手段が転送すべきであると判定した場合に、前記受信データが秘匿性を有するか否かを判定する秘匿性判定手段と、
    前記秘匿性判定手段が秘匿性を有すると判定した場合に、前記受信データの転送処理を中止する転送制御手段と
    を具備することを特徴とする通信装置。
  2. 前記転送判定手段は、前記転送条件を基に、転送すべきであると判定した受信データの転送宛先を特定し、
    前記転送制御手段が転送処理を中止した受信データを暗号化して暗号データとして保存するデータ保存手段と、
    前記データ保存手段に保存される前記暗号データの保存場所に関する情報と転送処理を中止した旨とを少なくとも含む通知情報を、前記転送制御手段が特定した前記転送宛先へ通知する通知手段と
    を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通知手段は、前記通知情報に、前記データ保存手段に保存されている前記暗号データを復号化するための復号化情報を更に含ませることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記通知手段は、前記復号化情報を暗号化して前記通知情報に含ませることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 受信データを転送する転送機能を有する通信装置を利用した通信方法であって、
    転送する条件を定める転送条件を基に、前記受信データを転送すべきか否かを判定する第1のステップと、
    前記第1のステップで転送すべきであると判定した場合に、前記受信データが秘匿性を有するか否かを判定する第2のステップと、
    前記第2のステップで秘匿性を有すると判定した場合に、前記受信データの転送処理を中止する第3のステップと
    を有することを特徴とする通信方法。
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JP2008160287A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Canon Inc 通信装置、データ転送方法、プログラム及び記憶媒体
JP2009093578A (ja) * 2007-10-12 2009-04-30 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理システム、画像処理装置及び画像処理プログラム

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