JP2005165230A - 投射型表示装置 - Google Patents

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Tetsuo Hattori
徹夫 服部
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洋一 森
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Abstract

【課題】 装置を小型化できるとともに、クロスダイクロイックミラーを装置内に安定的に保持することができる投射型表示装置の提供。
【解決手段】 第1保持装置211の底面部213に垂直なクロスダイクロイックミラー保持部212と第2保持装置221のクロスダイクロイックミラー保持部221Bとの間に、クロスダイクロイックミラー103を構成するダイクロイックミラー103B,103RGがミラー面両端を挟むように保持される。第2保持装置221にはクロスダイクロイックミラー保持部221Bと直角な関係にある直角部221Aが形成されており、この直角部221Aをクロスダイクロイックミラー保持部212に固設することにより、クロスダイクロイックミラー保持部212,221Bが互いに平行に保持される。その結果、クロスダイクロイックミラー103は底面部213に対して平行に保持される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、投射型表示装置に関する。
従来、光源光をB(青色)光,G(緑色)光およびR(赤色)光に色分解し、それぞれの色光を反射型ライトバルブで変調した後に各色光用偏光ビームスプリッタで各々検光し、各検光光を色合成光学系で色合成し投射レンズでスクリーン等に投影する投射型表示装置が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。光源光を3色光に色分解する際には、まず、クロスダイクロイックミラーを用いて光源光をG光とR光とを含む混合光とB光とに色分解し、その後に、ダイクロイックミラーを用いて、混合光をG光とR光とに色分解する。
特開平10−133301号公報 特開平11−38365号公報
しかしながら、上述の投射型表示装置においては、ライトバルブ,偏光ビームスプリッタ,クロスダイクロイックプリズムなどから構成される投射光学系における各光学部材の配置間隔は、色分解光学系に使用されるクロスダイクロイックミラーの大きさや構成に依存する。そのため、投射光学系を小型化することが難しく、表示装置の小型化も難しいという問題点を有していた。
請求項1の発明は、光源からの光を、第1色光および第2色光の混合光と第3色光とに色分解するクロスダイクロイックミラーと、混合光を第1色光と第2色光とに色分解するダイクロイックミラーと、第1色光が入射し、入射した光を変調して射出する第1のライトバルブと、第2色光が入射し、入射した光を変調して射出する第2のライトバルブと、第3色光が入射し、入射した光を変調して射出する第3のライトバルブと、第1,第2および第3のライトバルブからそれぞれ射出された光を検光する検光光学系と、検光光学系で検光された各光を色合成する複数のダイクロイック膜を有する光学部材と、光学部材で色合成された合成光を投射する投射光学系とを備える投射型表示装置に適用され、光学部材を保持し、複数のダイクロイック膜に対して垂直に配置されたベース部材と、ベース部材に垂直に立設する壁部と、壁部に設けられ、クロスダイクロイックミラーを構成するダイクロイックミラーのミラー面が壁部に対して垂直となるようにダイクロイックミラーの端部を保持する保持具とを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の投射型表示装置において、壁部は一対の壁部であり、当該一対の壁部の対向するそれぞれの面に、クロスダイクロイックミラーを構成するダイクロイックミラーの両端部を保持する保持具を有するものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の投射型表示装置において、一対の壁部の間に掛け渡されるように固設され、一対の壁部を互いに平行に保持する保持部材を設けたものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の投射型表示装置において、第1、第2および第3のライトバルブをそれぞれ反射型ライトバルブで構成し、検光光学系を偏光分離機能を有する偏光ビームスプリッタで構成したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の投射型表示装置において、第1、第2および第3のライトバルブはそれぞれ透過型ライトバルブで構成したものである。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の投射型表示装置において、光学部材をクロスダイクロイックプリズムで構成したことを特徴とする。
本発明によれば、投射型表示装置を小型化できるとともに、装置内においてクロスダイクロイックミラーを安定して保持することができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明による投射型表示装置の基本構成を示す平面図である。図1に示す装置では、装置のベース部材121上に搭載される構成要素と、ベース部材121の下方に設けられる構成要素とに大別される。ベース部材121の下方に設けられているものは(図1に点線で示す)、光源101と、光源101の上方に設けられて光源101からの光をライトバルブ上に均一に照射するための偏光変換照明装置102とである。
図1で図示を省略したが、ベース部材121の下面側には偏光変換照明装置102が収納されるボックスが設けられており、光源101はそのボックスに取り付けられている。ベース部材121の周囲三方には、z軸プラス方向に垂直に立設する側壁121aが形成されている。図1に示した構成は表示装置の基本構成部分のみであり、この基本構成を筐体内に収納して投射型のプロジェクターを構成したり、筐体内に反射ミラーを配置した背面反射型の表装置を構成したりすることができる。
光源101はランプと凹面鏡とから構成され、光源101を発した光源光は図1のz軸プラス方向へと進行する。偏光変換照明装置102は光源101の射出方向に配設されており、不図示のインテグレータと、偏光変換装置と、コンデンサレンズとを備えている。
インテグレータは、被照明体であるライトバルブ(後述する)の照明領域の比例縮小形状のレンズをマトリクス状に配置した第1レンズ板と、第1レンズ板のレンズの略焦点位置に複数のレンズをマトリクス状に配置した第2レンズ板とから構成される。
偏光変換装置は、偏光ビームスプリッタ、プリズムアレイ部材および1/2波長位相板とで構成されている。偏光ビームスプリッタは、インテグレータから射出する複数の光束をそれぞれ偏光分離する。偏光ビームスプリッタの偏光分離部で反射された偏光光はプリズムアレイ部材に配置された反射層によりさらに反射され、その進行方向は偏光分離部を透過した偏光光の進行方向と同一方向になる。プリズムアレイ部材には、偏光ビームスプリッタの数に応じて反射層が複数組配置されている。また、1/2波長位相板は、プリズムアレイ部材から射出する一方の偏光光を他方の偏光光と同じ偏光状態に変換させる。
コンデンサレンズは、偏光変換装置から射出した複数の偏光光束を、被照明体であるライトバルブ上に重畳して照明するものである。偏光変換照明装置102から射出された光源偏光光はz軸に沿ってベース部材121の裏側から表側に進行し、ダイクロイックミラー103Bとダイクロイックミラー103RGとを互いに直交配置して構成されるクロスダイクロイックミラー103に入射する。
ダイクロイックミラー103Bは、B(青色)光を反射し、G(緑色)光とR(赤色)光を透過する特性を有している。一方、ダイクロイックミラー103RGは、G光とR光とを反射し、B光を透過する特性を有している。クロスダイクロイックミラー103に入射した光源偏光光は、x軸プラス方向に進行するB光と、B光とは逆向きにx軸マイナス方向に進行するG光およびR光の混合光とに色分解される。
色分解されたB光は、ベース部材121に垂直に配置された偏向ミラー104で反射されてy軸プラス方向に進行方向を変え、B光用偏光ビームスプリッタ107Bに入射する。偏光ビームスプリッタ107Bにはベース部材121に対して垂直に配置された偏光分離部が設けられており、B光はこの偏光分離部で反射されてx軸プラス方向に射出される。偏光ビームスプリッタ107Bを射出したB光は、1/4波長位相板108Bを経てB光用反射型ライトバルブ109Bに入射する。
前記色分解されたG光とR光の混合光は、ベース部材121に垂直に配置された偏向ミラー105で反射されてy軸プラス方向に進行方向を変え、ベース部材121に垂直に配置されたG光反射ダイクロイックミラー106に入射する。混合光に含まれるG光は、ダイクロイックミラー106で反射されて偏光ビームスプリッタ107Gに入射する。偏光ビームスプリッタ107Gに入射したG光は、ベース部材121に垂直に配置された偏光分離部で反射されて偏光ビームスプリッタ107Gを射出し、1/4波長位相板108Gを経てG光用反射型ライトバルブ109Gに入射する。
一方、混合光に含まれるR光は、ダイクロイックミラー106を透過して偏光ビームスプリッタ107Rに入射する。偏光ビームスプリッタ107Rに入射したR光は、ベース部材121に垂直に配置された偏光分離部で反射されて偏光ビームスプリッタ107Rを射出し、1/4波長位相板108Rを経てR光用反射型ライトバルブ109Rに入射する。
各R,G,B光用反射型ライトバルブ109R,109G,109Bに入射したR光、G光、B光は、各ライトバルブ109R〜109Bで変調作用を受け、それぞれライトバルブ109R〜109Bにより反射射出される。ライトバルブ109Rから射出されたR光は、1/4波長位相板108Rを経てR光用偏光ビームスプリッタ107Rに再び入射する。そして、偏光ビームスプリッタ107Rの偏光分離部をx軸プラス方向へと透過した光を、検光光として取り出す。
各ライトバルブ109G,109Bから射出されるG光およびB光についても同様で、それぞれ1/4波長位相板108G,108Bを経て偏光ビームスプリッタ107G,107Bに入射する。そして、偏光ビームスプリッタ107Gの偏光分離部をy軸プラス方向に透過した光、および、偏光ビームスプリッタ107Bの偏光分離部をx軸マイナス方向に透過した光を、それぞれ検光光として取り出す。
112は色合成光学系を構成するクロスダイクロイックプリズムである。各偏光ビームスプリッタ107R,107G,107Bの検光光射出面とクロスダイクロイックプリズム112の各入射面との間には、光路長補正光学部材111R、111G、111Bが一体化されて配置されている。各偏光ビームスプリッタ107R,107G,107Bから射出された各検光光は、光路長補正光学部材111R、111G、111Bを介してクロスダイクロイックプリズム112にそれぞれ入射する。
クロスダイクロイックプリズム112の内部には、紙面に垂直で互いに直交したR光反射ダイクロイック膜112RとB光反射ダイクロイック膜112Bとが形成されている。そのため、偏光ビームスプリッタ107Rからの検光光はR光反射ダイクロイック膜112Rで反射され、偏光ビームスプリッタ107Bからの検光光はB光反射ダイクロイック膜112Bで反射され、偏光ビームスプリッタ107Gからの検光光は反射ダイクロイック膜112R、112Bの両方を透過する。
すなわち、各偏光ビームスプリッタ107R,107G,107Bで反射された各検光光は、クロスダイクロイックプリズム112により合成されてy軸プラス方向に射出される。クロスダイクロイックプリズム112から射出された合成光は、投射レンズ113により図示しないスクリーン上にフルカラー像として投射される。
本実施形態では、偏光ビームスプリッタ107R,107G,107Bの各偏光分離部を誘電体多層膜で構成しているので、その誘電体多層膜による各検光光のコントラスを向上させるために1/4波長位相板108R,108G,108Bを配置した。しかし、偏光分離部としてワイヤーグリッド形状の偏光分離部を使用する場合には1/4波長位相板は必要としないので、図1の1/4波長位相板108R,108G,108Bは必須部材ではない。
本実施形態では、各色光用に設けられた反射型ライトバルブ109R,109G,109B、1/4波長位相板108R,108G,108B、偏光ビームスプリッタ107R,107G,107Bは、各色光毎にそれぞれ一体化部材110R、110G、110Bを用いて一体化されている。さらに、一体化されたそれぞれの部材は、前述したように光路長補正部材111R,111G,111Bを用いてクロスダイクロイックプリズム112と一体化され、一体化した一つの光学部材200を形成している。
クロスダイクロイックプリズム112の合成光射出面側には、投射レンズ113を取り付けるためのマウント部材122が設けられている。投射レンズ113の鏡筒後端部に設けられたフランジ部123aを、マウント部材122のマウント面122cに固定して取り付ける。マウント部材122は、ベース部材121にネジ等により垂直に固設されている。
図2はマウント部材122をクロスダイクロイックプリズム112側から見た斜視図であり、クロスダイクロイックプリズム112から投射レンズ113へ入射する光が通過する円形開口122aが形成されている。投射レンズ113はそのレンズ鏡筒をマウント部材122にネジ等により固設される。
マウント部材122のクロスダイクロイックプリズム112側には、ベース部材121に対して平行に延在する光学部材取付部122bが設けられている。クロスダイクロイックプリズム112は、この光学部材取付部122b上に保持される。例えば、クロスダイクロイックプリズム112の下面を光学部材取付部122bに接着して固定する。
上述した一体化された光学部材200は、クロスダイクロイックプリズム112の下面を光学部材取付部122bの上面に接着することにより、光学部材取付部122bに固設されている。それによって、クロスダイクロイックプリズム112のダイクロイック膜112B,112Rおよび各偏光ビームスプリッタ107R,107G,107Bの偏光分離部は、ベース部材121に対して垂直に配置されることになる。
なお、本実施の形態では、図2のようにマウント部材122に光学部材取付部122bを設けてそこに光学部材200を固定したが、光学部材取付部122bを省略して、クロスダイクロイックプリズム112の下面をベース部材121に直接固設するようにしても良い。
次いで、クロスダイクロイックミラー103の配置方法について説明する。図1では図示を省略したが、偏向ミラー104、105とクロスダイクロイックミラー103を構成するダイクロイックミラー103B,103RGとは、図3に示すように第1保持部材211および第2保持部材221によって保持されている。第2保持部材221は第1保持部材211に取り付けられており、第1保持部材211は図1に示したベース部材121上に固設されている。
第1保持部材211は、ベース部材121に平行な底面部213と、底面部213から垂直に延在するクロスダイクロイックミラー保持部212からなる。一方、第2保持部材221には、クロスダイクロイックミラー保持部221Bと、クロスダイクロイックミラー保持部221Bに対して垂直に形成された直角部221Aとが設けられている。第2保持部材221を第1保持部材211に取り付けた状態では、クロスダイクロイックミラー保持部221Bはクロスダイクロイックミラー保持部212と平行に対向し、直角部221Aは底面部213に対して平行配置となる。
クロスダイクロイックミラー103を構成するダイクロイックミラー103B,103RGは、クロスダイクロイックミラー保持部212,221B間に垂直に保持される。一方、偏向ミラー104,105は底面部213に垂直に保持される。なお、ダイクロイックミラー103Bは上下2枚のダイクロイックミラーで構成されており、ダイクロイックミラー103RGを2枚構成のダイクロイックミラー103Bで挟むように直交配置することによりクロスダイクロイックミラー103が構成されている。
図4は第1保持部材211を示す斜視図である。クロスダイクロイックミラー保持部212のミラー保持面には、ダイクロイックミラー103Bを保持するための保持具215B1,215B2,215B3,215B4と、ダイクロイックミラー103Bをクロスダイクロイックミラー保持部212に対して所定位置に垂直に位置決めする部品214B1,214B2とが一直線上に配置されている。
さらに、直線配置された保持具215B1〜215B4および部品214B1,214B2と直交するように、ダイクロイックミラー103RGを保持するための保持具215RG1,215RG2とダイクロイックミラー103RGをクロスダイクロイックミラー保持部212に対して所定位置に垂直に位置決めする部品214RG1,214RG2とが一直線上に配置されている。
また、底面部213上には、偏向ミラー104を保持するための保持具216aおよび位置決め用部品216bと、偏向ミラー105を保持するための保持具217aおよび位置決め用部品217bとがそれぞれ設けられている。保持具215B1〜215B4,215RG1,215RG2,216a,217aは同一構造を有しており、ミラー端部を表裏両面から挟みつけるように保持する構造になっている。
底面部213には開口213aが形成されており、図1の偏光変換照明装置102から射出された光はこの開口213aを下方から上方に向けて通過する。開口部213aの両側にはy方向に延在する円柱状のミラー当接部213bが設けられており、偏向ミラー104,105はそれらの下端が各ミラー当接部213b上に当接するように保持される。各ミラー当接部213bの端部には、上述した第2保持部材221を取り付けるためのネジ部213cが形成されている。
図5は第2保持部材221を示す斜視図である。上述したように、第2保持部材221にはクロスダイクロイックミラー保持部221Bと直角部221Aとが設けられている。そして、図4のクロスダイクロイックミラー保持部212と対向配置されるクロスダイクロイックミラー保持部221Bには、ダイクロイックミラー103B,103RGを保持するための保持具223B1,223B2,223RG1,223RG2が設けられている。保持具223B1,223B2,223RG1,223RG2はクロスダイクロイックミラー保持部221Bの保持面側(図示裏面側)に突出するように設けられており、図4に示す表面側には保持具223B1,223B2,223RG1,223RG2の取り付け部分のみが現れている。
クロスダイクロイックミラー保持部221Bの下部両端には、第2保持部材221を第1保持部材211に固定するための固定部222が設けられている。また、直角部221Aには、直角部221Aを第1保持部材211のクロスダイクロイックミラー保持部212に固定するための、貫通孔224が形成されている。
各固定部222の位置が第2保持部材221の底面部213に設けられたネジ部213cの位置と一致するように第2保持部材221を位置決めし、固定部222とネジ部213とをボルト等によりネジ締結する。さらに、貫通孔224を利用して、直角部材221Aと第2保持部材221のクロスダイクロイックミラー保持部212とをボルト等により固定する。
その結果、第2保持部材221と第1保持部材211とが一体化される。このとき、直角部221Aの端面221cと第1保持部材211に設けられたクロスダイクロイックミラー保持部212の表面とが密着するように固定することにより、クロスダイクロイックミラー保持部212とクロスダイクロイックミラー保持部221Bとの平行が担保される。
なお、上述した第2保持部材221では、直角部221Aとクロスダイクロイックミラー保持部221Bとを一体で形成したが、これらを別々に形成し、両部材をネジや接着等により固定して一体化するようにしても良い。
クロスダイクロイックミラー103と偏向ミラー104,105とを第1および第2保持部材211,221に装着して一体化する場合には、まず、図6に示すように、第1保持部材211にダイクロイックミラー103B,103RGおよび偏向ミラー104,105を保持させる。クロスダイクロイックミラー103に関しては、最初に、ダイクロイックミラー103RGの端部をクロスダイクロイックミラー保持部212に設けられた保持具215RG1,215RG2に保持させ、部品214RG1,214RG2により位置決めする。
また、偏向ミラー104,105に関しては、それぞれの下端部を底面部213上に保持させたならば、偏向ミラー104の上端部を保持する保持具216c,216dおよび偏向ミラー105の上端部を保持する保持具217c,217dを底面部213に固定する。これによって、偏向ミラー104,105は第1保持部材211の底面部213に確実に保持されることになる。
次いで、上下2枚のダイクロイックミラー103Bの端部を保持具215B1,215B2および保持具215B3,215B4によりそれぞれ保持させ、部品214B1,214B2により位置決めする。ダイクロイックミラー103B,103RGおよび偏向ミラー104,105を第1保持部材211に保持させたならば、第2保持部材221を図2に示すように第1保持部材211に固定する。
その際に、第2保持部材221に設けられた保持具223B1,223B2によりダイクロイックミラー103Bの他方の端部を保持させ、保持具223RG1,223RG2によりダイクロイックミラー103RGの他方の端部を保持させるようにする。その結果、偏向ミラー104,105は底面部213上に垂直に保持され、クロスダイクロイックミラー103は第1保持部材211と第2保持部材221との間に底面部213に対して平行に保持されることになる。
このような、第1および第2保持部材211,221を用いたクロスダクロイックミラー103の取り付け保持方法によって、クロスダイクロイックミラー103の安定した状態で保持することが可能となる。その結果、クロスダイクロイックミラー103による色分解が確実となり、光学設計通りの良好な各色光をライトバルブに入射させることができ、カラーバランスの良好な投射像を投射することが可能となる。
また、クロスダイクロイックミラー103を水平に配置する構成としているため、直交するダイクロイックミラー103B,103RGのミラー間に各偏向ミラー104、105の側端部を挿入するように配置することができる。その結果、偏向ミラー104、105の間隔を短くすることができるとともに、偏光ビームスプリッタ107R、107G、107Bの間隔、すなわち、光路長補正光学部材111R、111G、111Bの厚さを小さくすることができ、装置全体の小型化を図ることができる。
上述した実施の形態では色合成を行う光学部材としてクロスダイクロイックプリズム112を用いたが、他の方式の光学部材を用いても良い。例えば、3個の三角柱状プリズムを用いて色合成用光学部材を構成しても良い。この場合、第1プリズムと第2プリズムとの接合面に第1ダイクロイック膜を形成し、第2プリズムと第3プリズムとの接合面に第2ダイクロイック膜を形成する。そして、第1色光を第1プリズムに入射し、第2色光を第2プリズムに入射し、第3色光を第3プリズムに入射して合成光を形成する。
また、ライトバルブ109R,109B,109Gに反射型のライトバルブを用いたが、透過型ライトバルブを用いて装置を構成しても良い。その場合、各透過型ライトバルブの入射面近傍に偏光板を配置し、その偏光板を介してR光、B光、およびG光を各透過型ライトバルブに入射させ、ライトバルブからの光を射出面近傍に配置した偏光板で検光する。そして、検光された各色光をクロスダイクロイックプリズム112等の色合成系で色合成する。
以上説明した実施の形態と特許請求の範囲の要素との対応において、クロスダイクロイックミラー保持部212および221Bは一対の壁部を、直角部221Aは保持部材を、クロスダイクロイックプリズム112は光学部材をそれぞれ構成する。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
本発明による投射型表示装置の基本構成を示す平面図である。 マウント部材122を示す斜視図である。 第1保持部材211および第2保持部材221によって保持されクロスダイクロイックミラー103を示す図である。 第1保持部材211を示す斜視図である。 第2保持部材221を示す斜視図である。 第1保持部材211に保持された抱く黒一区ミラー103B,103RGおよび偏向ミラー104,105を示す斜視図である。
符号の説明
101 光源
102 偏光変換照明装置
103 クロスダイクロイックミラー
103B、103RG,106 ダイクロイックミラー
104,105 偏向ミラー
107R,107B,107G 偏光ビームスプリッタ
108R,108B,108G 1/4波長位相差板
109R,109B,109G ライトバルブ
111R,111B,111G 光路長補正光学部材
112 クロスダイクロイックプリズム
112R,112B ダイクロイック膜
113 投射レンズ
121 ベース部材
122 マウント部材
122b 光学部材取付部
211 第1保持部材
213 底面部
212,221B クロスダイクロイックミラー保持部
221 第2保持部材
221A 直角部

Claims (6)

  1. 光源からの光を、第1色光および第2色光の混合光と第3色光とに色分解するクロスダイクロイックミラーと、
    前記混合光を第1色光と第2色光とに色分解するダイクロイックミラーと、
    前記第1色光が入射し、入射した光を変調して射出する第1のライトバルブと、
    前記第2色光が入射し、入射した光を変調して射出する第2のライトバルブと、
    前記第3色光が入射し、入射した光を変調して射出する第3のライトバルブと、
    前記第1,第2および第3のライトバルブからそれぞれ射出された光を検光する検光光学系と、
    前記検光光学系で検光された各光を色合成する複数のダイクロイック膜を有する光学部材と、
    前記光学部材で色合成された合成光を投射する投射光学系とを備える投射型表示装置において、
    前記光学部材を保持し、前記複数のダイクロイック膜に対して垂直に配置されたベース部材と、
    前記ベース部材に垂直に立設する壁部と、
    前記壁部に設けられ、前記クロスダイクロイックミラーを構成するダイクロイックミラーのミラー面が前記壁部に対して垂直となるように前記ダイクロイックミラーの端部を保持する保持具とを有することを特徴とする投射型表示装置。
  2. 請求項1に記載の投射型表示装置において、
    前記壁部は一対の壁部であり、当該一対の壁部の対向するそれぞれの面に、前記クロスダイクロイックミラーを構成するダイクロイックミラーの両端部を保持する保持具を有することを特徴とする投射型表示装置。
  3. 請求項2に記載の投射型表示装置において、
    前記一対の壁部の間に掛け渡されるように固設され、前記一対の壁部を互いに平行に保持する保持部材を設けたことを特徴とする投射型表示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の投射型表示装置において、
    前記第1、第2および第3のライトバルブをそれぞれ反射型ライトバルブで構成し、前記検光光学系を偏光分離機能を有する偏光ビームスプリッタで構成したことを特徴とする投射型表示装置。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の投射型表示装置において、
    前記第1、第2および第3のライトバルブはそれぞれ透過型ライトバルブで構成したことを特徴とする投射型表示装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の投射型表示装置において、
    前記光学部材をクロスダイクロイックプリズムで構成したことを特徴とする投射型表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014095911A (ja) * 2013-12-24 2014-05-22 Seiko Epson Corp プロジェクター

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