JP2005165023A - 電子写真感光体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 基体としてカーボンブラックなどの導電性粉体によって着色された樹脂を使用しても感度低下が無く良好な電子写真特性を有し、アース不良等のトラブルが無く、更に低コストの電子写真感光体となる感光体用基体を提供する。
【解決手段】 カーボンブラックなどの導電性粉体を樹脂中に分散させた導電性樹脂材料を用いて成型した電子写真感光体様基体の表面に、バインダー樹脂中に金属酸化物よりなる無機導電性粉体を分散させてなる中間層を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 カーボンブラックなどの導電性粉体を樹脂中に分散させた導電性樹脂材料を用いて成型した電子写真感光体様基体の表面に、バインダー樹脂中に金属酸化物よりなる無機導電性粉体を分散させてなる中間層を形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、および電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置に関するものである。
電子写真感光体は基本的には帯電および光を用いた露光により潜像を形成する感光層とその感光層を設ける基体からなっている。
従来、電子写真感光体に使用される基体としては一般的にアルミニウムを円筒状に加工したものが用いられており、この表面に感光層を形成すると共に更にこの両端に樹脂素材等で出来たギア、フランジ部材を接着あるいは加締め加工などにより取り付けて用いていた。
この一方、円筒状基体の素材として樹脂を用いることも検討されてきた。
この樹脂を用いた基体の例として例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂に導電性粉体を分散させたものを材料として用いた基体(公開特許公報平07−152194号、公開特許公報平08−248659号参照)、あるいは樹脂材料としてポリフタルアミドを使用したもの(公開特許公報平08−32829号参照)、ポリアミド樹脂と導電性粉体を用いたもの(公開特許公報2000−143978号参照)等がある。
あるいは、導電性粉体などを含有しない円筒状樹脂基体上に透明な導電層膜等を形成したものも提案されている(公開特許公報平10−123735号、公開特許公報2000−131864号、公開特許公報2001−92166号参照)。
これらのうちで樹脂中に導電性粉体を分散させた導電性の材料を使用したものが感光層からの導通の取りやすさやギア部分との一体成型が可能であり工程の簡略化によるコストダウンが可能である、ギア部分との一体成型により高い寸法精度が得られ易い等の理由から多くの検討がなされている。
ここで、樹脂中に導電性粉体を分散させて基体を成型する際、使用する導電性粉体としては例えばカーボンブラック、グラファイトあるいは金属の粉体が使用される。
この中でカーボンブラックやグラファイトは扱いやすさやコストが低いなどの点から使用頻度が高い。
このカーボンブラックを分散させた樹脂を成型して得られる基体はカーボンブラックの着色効果により黒色を呈している。
通常感光体の基体として使用する際には、この基体上に感光層を形成して電子写真感光体とし、これを所定の電子写真プロセスにより例えば帯電、露光による潜像形成、現像、転写、定着を経て画像にする。
公開特許公報平07−152194号
公開特許公報平08−248659号
公開特許公報平08−32829号
公開特許公報2000−143978号
公開特許公報平10−123735号
公開特許公報2000−131864号
公開特許公報2001−92166号
しかしながら、この着色された基体を使用した場合に、基体の着色により感光体の感度が低下するという問題が発生していた。
これは例えばアルミニウムなどの基体を使用した場合には感光体に露光のために光を照射する時に、光は感光層で吸収されるが、吸収されなかった一部の光が感光層を通過した後、基体表面で反射して感光層に戻り、再度吸収されることにより更に感度を生じているものと考えられるが、着色された基体の場合には基体表面で光が吸収されるため上記の基体表面反射光による感度増分が少なく、従ってアルミニウム基体を使用した場合と比較して、感光体感度において劣っていた。
本発明は上記の問題点を解決し、基体として導電性粉体において着色された導電性樹脂を使用しても感度低下が無く良好な電子写真特性を有し、アース不良等のトラブルが無く、更に低コストの電子写真感光体となる感光体用基体を提供することを目的とする。
本発明では上記目的を達成するために検討を行った結果、カーボンブラックなどの導電性粉体を樹脂中に分散させた導電性樹脂材料を用いて成型した電子写真感光体様基体の表面に、バインダー樹脂中に金属酸化物よりなる無機導電性粉体を分散させてなる中間層を形成することによりこの問題を解決できることを見出した。
即ち本発明は導電性基体上に感光層を有する電子写真感光体において、導電性基体が樹脂中に黒色導電性顔料を分散させた樹脂組成物を成型したものであり、かつこの導電性基体と感光層との間に中間層を有し、この中間層がバインダー樹脂中に金属酸化物よりなる無機導電性粉体を分散させてなる事を特徴とする電子写真感光体である。
本発明の導電性基体に使用する樹脂としては通常使用される樹脂に導電材を分散させて導電性を付与させて使用されるが、この場合に使用される樹脂としては導電材を分散させた状態でもその強度を維持でき更に成型する場合に問題が起きないようなものであれば良い。
このような樹脂としては例えばポリフェニレンサルファイド樹脂、架橋型ポリフェニレンサルファイド樹脂、6−ナイロン、66−ナイロン等の各種ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、フェノール樹脂、ポリアセタール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等が成型性に優れ、また強度の面においても優れている。
これらの樹脂に添加する導電性粉体としては一般的に使用し易いものであり、樹脂と混合した際に着色して光を吸収して感度低下を起こすようなものであれば本発明の効果が得られるが、例えばカーボンブラック、グラファイト、アルミニウム、ニッケル、銅などの金属紛が用いられる。
これらの中でカーボンブラック、グラファイト等はコスト的にも安価であり取扱も容易であるため導電材として使用するのは好ましいのであるが、黒色あるいは黒色に近い色に着色し感度低下が生じるため、基体の導電材に使用されている場合には本発明の効果がよく発現できる。
基体に使用する導電性粉体の添加量としては樹脂部分の15質量%〜70質量%が好ましい。
導電性粉体添加後の樹脂の抵抗値としては体積抵抗率が106Ω・cm以下、好ましくは104Ω・cm以下であることが望ましい。
また、本発明の基体では導電性粉体を分散させた樹脂中に更に環境変化時の寸法の安定性確保、強度を上げる等の目的で更に繊維状の充填材を添加することもできる。これらの繊維状の添加材としては例えばカーボンウィスカー、ガラス繊維等が挙げられる。
更に同様の目的で炭酸カルシウムやクレー等の無機質の粉体状充填材を添加することも可能である。
本発明の導電性樹脂基体を形成する方法としては例えば射出成型法、押出し成型法等の方法を用いることができる。
本発明においては導電性基体を形成した後にこの基体の表面に中間層を設けることが特徴である。
本発明の中間層はバインダー樹脂中に金属酸化物からなる無機導電性粉体を分散させてなるものである。
本発明の基体表面に設ける中間層に使用されるバインダー樹脂としては例えばフェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド酸樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂メラミン樹脂、あるいはポリエステル樹脂などが使用される。
これらの樹脂は単独でも、二種類以上の組み合わせで用いても良い。
これらの樹脂は基体に対する接着性が良好であると共にこの樹脂中に分散させる導電性金属酸化物粉体の分散性が良好でありかつ成膜後の耐溶剤性も良好である。
これらの中ではフェノール樹脂が特に良好である。
本発明の基体上に設ける中間層中に分散させる、金属酸化物からなる導電性粉体としては例えばアンチモンを含有する酸化スズ、リンを含有した酸化スズ、還元法により酸素欠損を有する表面を持つ酸化スズ、アルミニウムやガリウムを含有する酸化亜鉛、酸化インジウムなどが挙げられる。
またこれらに加えて導電性を持たない金属酸化物粒子の表面を上記の導電性を持つ金属酸化物被膜で被覆したものも用いられる。
導電性を持たない金属酸化物粒子としては、硫酸バリウム、酸化チタン、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、炭酸バリウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム等が挙げられ、例えば、フッ素あるいはアンチモンを含有する酸化スズを被覆層とする硫酸バリウムや酸化アンチモンを含有する酸化スズを被覆層とする酸化チタン等という組合せで使用される。
これらの金属酸化物粉体はその色調が白色、淡白色をしており、これらを樹脂中に分散させたものは白色を呈し、基体上に皮膜を形成した場合皮膜も白色あるいはそれに近い色調となる。
そのためこの中間層皮膜に光が当たった場合でも光がほとんど吸収されずに反射されるので、この中間層が無く基体に直接光が当たった場合と比較して感光体の感度の低下がほとんど無い。
更に、この中間層の色調を更に白色に近づけたい場合あるいは粉体の充填率を高めたい場合には例えば被服層を有さない酸化チタン粉体、硫酸バリウム粉体等を導電性粉体と併用して使用することもできる。
本発明での中間層の金属酸化物粉体の含有量は、中間層の質量に対して1.0〜90質量%、更には5.0〜80質量%が好ましい。
被覆層を有しない金属酸化物を添加する場合には、その含有量は金属酸化物粉体全体の50質量%以下である事が好ましい。
導電性を有する金属酸化物粉体の平均粒径は0.05〜2.0μm、更には0.07μm〜1.0μmが好ましい。
本発明の中間層には更に、単一波長からなるレーザー光を露光光源として使用した場合に、中間層の表面に凹凸を形成して干渉縞を防止する目的で球状有機樹脂粉体を含有させる事ができる。
使用される球状有機樹脂粉体としては中間層中に分散可能なものでかつ中間層を着色しない様なものであれば使用可能であるが例えばシリコーン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、等が挙げられるが、特にシリコーン樹脂粉体が好ましい。
使用される球状有機樹脂粉体の粒径としては平均粒径が1.0μm〜6.0μmのものが使用され好ましくは1.0μm〜4μmである。
球状有機樹脂粉体の含有量としては中間層の全質量に対して0.5〜20質量%、好ましくは2〜10質量%である。添加量が0.5%に満たない場合には干渉縞防止効果が充分でなく、20%を超える場合には画像欠陥を生じる。
本発明の中間層は導電性金属酸化物粉体をバインダー樹脂溶液中に分散して塗料化したものを導電性基体の表面に塗布され必要に応じて乾燥、硬化を行って中間層を形成する。
本発明の中間層の膜厚は基体表面の欠陥の程度にもよるが1〜30μm程度であることが好ましい。
本発明の中間層の体積抵抗率は1013Ω・cm以下であることが好ましく、特には1012Ω・cm以下であることが好ましい。
本発明においては、この中間層の上に感光層が形成されるが、本発明の効果をより効率的に得るために、上記中間層の上に第二の中間層(たとえば適当な樹脂薄膜)を設けることができる。この第二の中間層の樹脂層は、たとえばポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸類、メチルセルロース、エチルセルロース、ポリグルタミン酸、カゼインおよびデンプンなどの水溶性樹脂や、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリアミド酸、メラミン、エポキシ、ポリウレタンおよびポリグルタミン酸エステル樹脂などの非水溶性樹脂を用いることによって形成することができる。これらの中では、塗工性、密着性、耐溶剤性、電気的バリア性および抵抗などの点でポリアミド樹脂が好ましい。ポリアミド樹脂の中でも、溶液状態で塗布できるような低結晶性もしくは非結晶性の共重合ナイロンなどがより好ましい。これらの第二の中間層は、前記樹脂を水や有機溶剤に溶解した溶液を第一の中間層、すなわち本発明の導電性顔料を樹脂中に分散した中間層の上に塗布し、乾燥することにより形成される。第二の中間層の膜厚は、0.1〜5μm程度であることが好ましい。0.1μmに満たないと塗工欠陥を生じ易く、また5μmを越えると残留電位の増加の原因となることがある。
本発明における感光層は、電荷発生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層からなる積層型でも、電荷発生物質と電荷輸送物質を同一の層に含有する単層型でも良いが、積層型であるほうが好ましい。
感光層が単一層の場合、感光層の厚みは5〜100μmが好ましく、さらには10〜60μmが好ましい。単一層の感光層には、電荷発生物質および電荷輸送物質を各々の10〜70質量%、さらには20〜70質量%含有するのが好ましい。
感光層が積層構造の場合、電荷発生層の厚みは0.001〜5μm、さらには0.05〜2μmが好ましく、電荷輸送層の厚みは1〜40μm、さらには10〜30μmが好ましい。電荷発生層には、電荷発生物質を10〜100質量%、さらには40〜100質量%含有するのが好ましい。電荷輸送層には、電荷輸送物質を20〜80質量%、さらには30〜70質量%含有するのが好ましい。
電荷発生層は、モノアゾ、ビスアゾおよびトリスアゾなどのアゾ系顔料:金属および無金属フタロシアニン系顔料;インジゴおよびチオインジゴなどのインジゴ系顔料;アントアントロンおよびピレンキノンなどのキノン系顔料;ペリレン酸無水物およびペリレン酸イミドなどのペリレン系顔料;スクワリウム系色素;ピリリウム;チアピリリウム塩類;およびトリフェニルメタン系色素などの電荷発生物質を適当な結着樹脂に分散した溶液を、前記中間層の上に塗布し、乾燥することによって形成することができる。電荷発生層の結着樹脂としては、たとえばポリビニルアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ酢酸エステル樹脂、アクリル樹脂およびセルロース系樹脂などが挙げられる。電荷発生層の膜厚は5μm以下であることが好ましく、特には0.05〜2μmであることが好ましい。また、結着樹脂を用いずに電荷発生物質を蒸着して用いても良い。
電荷輸送層は、電荷輸送物質を適当な結着樹脂に溶解した溶液を塗布し、乾燥することによって形成される。電荷輸送物質には、電子輸送性物質と正孔輸送性物質がある。電子輸送性物質としては、たとえば、2、4、7−トリニトロフルオレノン、2、4、5、7−テトラニトロフルオレノン、クロラニルおよびテトラシアノキノジメタンなどの電子受容性物質やこれを高分子量化したものが挙げられる。正孔輸送性物質としては、たとえばピレンおよびアントラセンなどの多環芳香族化合物;カルバゾール、インドール、イミダゾール、オキサゾール、チアゾール、オキサジアゾール、ピラゾール、ピラゾリン、チアジアゾールおよびトリアゾールなどの複素環化合物;p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N、N−ジフェニルヒドラゾンおよびN、N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチルカルバゾールなどのヒドラゾン化合物;α−フェニル−4′−N、N−ジアミノスチルベンおよび5−[4−(ジ−p−トリルアミノ)ベンジリデン]−5H−ジベンゾ[a、d]ジシクロヘプテンなどのスチリル系化合物;ベンジジン系化合物;トリアリールアミン系化合物あるいはこれを高分子量化したものなどが挙げられる。結着樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリメタクリル酸エステル樹脂およびポリスチレン樹脂などが挙げられる。電荷輸送層の膜厚は1〜40μmであることが好ましく、特には10〜30μmであることが好ましい。
電荷発生層と電荷輸送層はどちらが上層でも下層でも良い。
単層型の感光層は、前述した電荷発生物質と電荷輸送物質とを適当な結着樹脂に分散および溶解した溶液を塗布し、乾燥することにより形成することができる。この際の膜厚は、1〜40μmであることが好ましく、特には10〜30μmであることが好ましい。
また、本発明ではポリビニルカルバゾールおよびポリビニルアントラセンなどの有機光導電性ポリマーや、セレン、セレン−テルルおよびアモルファスシリコンなどの無機材料も感光層材料として用いることができる。
さらに本発明においては、感光層の保護を目的で、感光層の上に保護層を積層しても良い。
保護層は主に樹脂で構成される。保護層を構成する材料としては、たとえばポリエステル、ポリウレタン、ポリアリレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリサルホン、ポリアリルエーテル、ポリアセタール、ナイロン、フェノール樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、ブチラール樹脂などが挙げられる。保護層の膜厚は0.05〜15μm、さらには1〜10μmが好ましい。
本発明の感光体は基体が樹脂で構成されているためにフランジ部材を取り付ける際に種々の方法を採用することができる。
アルミニウムなどの基体を使用した場合にはフランジ部材を接着するために接着剤を使用するのが普通であるが、基体に樹脂シリンダーを使用した場合には超音波溶着などの方法を用いて溶着することも可能である。
この際にフランジ部材にも導電性粉体を添加しておいたものを使用すればアース板等の導通を得る部材を用いることなくそのまま感光体のアースを取ることができる。
またフランジ部材と基体とを予め一体成型することも可能で、この際にはフランジ部材の接着などの工程を省略でき、組み立て工数を少なくできるためコストダウンが可能である。
本発明による電子写真感光体は、低温低湿から高温高湿に至る全環境下に対して、安定した電位特性と良好な画像形成を実現することができる。
本発明の電子写真感光体は電子写真方式の複写機に利用されるだけでなく、レーザービームプリンタ、CRTプリンタ、LEDプリンタ、液晶プリンタ、ファクシミリおよびレーザー製版などの電子写真応用技術に広く用いることができる。
図−2に、本発明の電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成の一例を示す。
図−2において、6はドラム状の本発明の電子写真感光体であり、軸7を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。
電子写真感光体6は、回転過程において、(一次)帯電手段8によりその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザービーム走査露光などの露光手段(不図示)からの露光光9を受ける。こうして電子写真感光体6の周面に静電潜像が順次形成されていく。
形成された静電潜像は、次いで現像手段10によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は、不図示の給紙部から電子写真感光体6と転写手段11との間に電子写真感光体6の回転と同期取り出されて給紙された転写材12に、転写手段11により順次転写されていく。
像転写を受けた転写材12は、電子写真感光体面から分離されて定着手段13へ導入されて像定着を受けることにより複写物(コピー)として装置外へプリントアウトされる。
像転写後の電子写真感光体6の表面は、クリーニング手段14によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面化され、さらに前露光手段(不図示)からの前露光光15により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用される。
帯電手段8は、コロナ放電を利用したスコロトロン帯電器やコロトロン帯電器でもよく、ローラ形状、ブレード形状、ブラシ形状など公知の形態が使用される接触型帯電器(接触帯電手段)を用いてもよい。接触型帯電器の部材の材料としては、導電性を付与した弾性体が一般的である。
接触帯電部材に印加される電圧としては、直流電圧のみでもよく、直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧でもよい。
ここでいう振動電圧とは、時間とともに周期的に電圧値が変化する電圧であり、交流電圧は、直流電圧のみ印加時における電子写真感光体の帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有することが好ましい。
接触帯電手段を用いる場合は、前露光は必ずしも必要ではない。
本発明においては、上述の電子写真感光体6、帯電手段8、現像手段10およびクリーニング手段14などの構成要素のうち、複数のものをプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを複写機やレーザービームプリンターなどの電子写真装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。
例えば、帯電手段8、現像手段10およびクリーニング手段14の少なくとも1つを電子写真感光体6と共に一体に支持してカートリッジ化して、装置本体のレール17などの案内手段を用いて装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ16とすることができる。
また、露光光9は、電子写真装置が複写機やプリンターである場合には、原稿からの反射光や透過光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化し、この信号にしたがって行われるレーザービームの走査、LEDアレイの駆動および液晶シャッターアレイの駆動などにより照射される光である。
以上説明したように、本発明によれば、電子写真感光体の基体にカーボンブラックなどの黒色の粉体を分散した樹脂からなる基体を使用した場合でも感度低下が生ぜず良好な画像が得られる電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することができる。
以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例)
(実施例1)
市販のガラス繊維強化ナイロン66樹脂(商品名:T−663G15、東洋紡(株)製)75質量部にカーボンブラック(商品名:トーカブラック、東海カーボン(株)製)15質量部、および炭酸カルシウム粉体10質量部の混合樹脂組成物を、樹脂温度:300℃、金型温度:150℃、射出圧力:200MPaの条件で射出成型を行って、外径30mmφ、長さ346mm、肉厚2mmの円筒状基体を得た。
(実施例1)
市販のガラス繊維強化ナイロン66樹脂(商品名:T−663G15、東洋紡(株)製)75質量部にカーボンブラック(商品名:トーカブラック、東海カーボン(株)製)15質量部、および炭酸カルシウム粉体10質量部の混合樹脂組成物を、樹脂温度:300℃、金型温度:150℃、射出圧力:200MPaの条件で射出成型を行って、外径30mmφ、長さ346mm、肉厚2mmの円筒状基体を得た。
次に、酸化アンチモンを含有する酸化スズを被覆層として有する導電性酸化チタン粒子粉体(商品名:ECT62、チタン工業(株)製)100質量部、導電性を持たない白色酸化チタン粉体(商品名:SR−1T、堺工業(株)製)100質量部、フェノール樹脂(商品名:プライオーフェンJ325、大日本インキ化学(株)製)130質量部、シリコーン系界面活性剤0.02質量部をメタノール50質量部、メチルセルソルブ50質量部溶剤に混合し、これをサンドミルにより6時間の間分散処理を行って分散液を得た。
この分散液を円筒状基体の外表面に浸漬法により塗布し、150℃の雰囲気で30分間乾燥硬化を行い、膜厚20μmの中間層を形成した。
次に、四元系可溶性共重合ナイロン樹脂(商品名:アミランCM8000、東レ(株)製)2質量部と共重合ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF−30T、帝国化学(株)製)8質量部をメタノール60質量部、ブタノール40質量部の混合溶剤に溶解し上記中間層上に浸漬塗布して80℃で10分間乾燥し1.0μm厚の第二中間層を形成した。
次に下記構造式
のビスアゾ顔料を1.8質量部、下記構造式に示す樹脂(a)を1質量部および
シクロヘキサノン100質量部の混合物を1φガラスビーズを用いたサンドミル装置で20時間分散した。この分散液にテトラヒドロフラン100質量部を加えて、下引き層上に塗布し、80℃、10分熱風乾燥して180mg/m2の電荷発生層を形成した。次いで下記構造式の化合物(2)9質量部
及びビスフェノールZ型ポリカーボネイト(商品名:ユーピロン、三菱ガス化学(株)製)10質量部をモノクロロベンゼン100質量部に溶解した。
この溶液を前記電荷発生層上に塗布し、110℃1時間熱風乾燥して25μmの電荷輸送層を形成した。
この感光体を実施例1とする。
この感光体を実施例1とする。
(比較例1)
実施例1において中間層を有さず導電性基体および中間層2、電荷発生層、電荷輸送層よりなる感光体を比較例1とする。
実施例1において中間層を有さず導電性基体および中間層2、電荷発生層、電荷輸送層よりなる感光体を比較例1とする。
(実施例2〜4)
実施例1において、中間層に含有される被覆層を有する導電性酸化チタン粉体の含有量を20質量%、40質量%、50質量%とした感光体をそれぞれ実施例2〜5とする。
実施例1において、中間層に含有される被覆層を有する導電性酸化チタン粉体の含有量を20質量%、40質量%、50質量%とした感光体をそれぞれ実施例2〜5とする。
この時、導電性酸化チタン粉体を増減した分の量だけ白色酸化チタン粉体の量を増減させた。
これらを実施例2〜4とする。
これらを実施例2〜4とする。
(比較例2および3)
実施例1において、中間層に含有される被覆層を有する導電性酸化チタン粉体の含有量を15質量%、55質量%とした感光体を比較例2および3とする。
実施例1において、中間層に含有される被覆層を有する導電性酸化チタン粉体の含有量を15質量%、55質量%とした感光体を比較例2および3とする。
これらの実施例1〜4および比較例1〜3についてハロゲン光源を露光現とする市販のアナログ複写機(キヤノン(株)製、商品名:NP−160)の表面電位を測定できるようにした改造機に設置し−700Vの一次帯電、像露光、プラストナーによる正現像、転写、クリーニングブレードによる感光体表面の残留トナー除去、白色光全面露光による残留電位除去のプロセスにより、像露光量が0.9(lux・sec.)である時の感光体の表面電位即ち明部電位の値および残留電位除去露光の露光量が12(lux・sec.)である時の残留電位の測定と、ベタ黒画像、ベタ白画像およびハーフトーン画像の画像出しを行った。
更に、実施例1〜4および比較例2、3について光学顕微鏡による中間層の表面観察を行ったところ比較例3の中間層にひび割れが見られた。
結果を表−1に表す。
結果を表−1に表す。
※表中○は均一で欠陥の無い画像が得られたことを示す。
実施例1〜4においては問題なく良好な画像が得られたが、比較例においては何れも画像に欠陥が発生し。また比較例1、2では感度が低く明部電位が充分に低い値が得られなかった。
(実施例5)
グラスファイバーを30質量%含有するポリフェニレンサルファイド樹脂(商品名:トレリナA503、東レ(株)製)90質量部と導電性粉体としてカーボンブラック(商品名:ケッチェンブラックEC、ライオン(株)製)10質量部からなる樹脂組成物を樹脂温度:280℃、金型温度:150℃、射出圧力:200MPaの条件で射出成型を行って、外径30mmφ、長さ260.5mm、肉厚2mmの円筒状基体を得た。
グラスファイバーを30質量%含有するポリフェニレンサルファイド樹脂(商品名:トレリナA503、東レ(株)製)90質量部と導電性粉体としてカーボンブラック(商品名:ケッチェンブラックEC、ライオン(株)製)10質量部からなる樹脂組成物を樹脂温度:280℃、金型温度:150℃、射出圧力:200MPaの条件で射出成型を行って、外径30mmφ、長さ260.5mm、肉厚2mmの円筒状基体を得た。
次に、酸化スズを表面被覆層とする導電性硫酸バリウム粉体(商品名:パストラン4300、三井金属鉱業(株)製)200質量部と導電性を有しない白色酸化チタン粉体(商品名:TITANIX JR、テイカ(株)製)50質量部をフェノール樹脂(商品名:プライオーフェンJ325、大日本インキ(株)製)100質量部(固形分換算で)に加え、これにシリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レシリコーン(株)製)0.03質量部を加えて、更にシリコーン樹脂粉体(商品名:トスパール120、GE東芝シリコーン(株)製)を21質量部添加したものをサンドミルにて12時間分散処理を行い中間層用の塗料を作製した。
この中間層用の塗料を上記の導電性樹脂基体の外表面上に浸漬法にて塗布した後、150℃の雰囲気で30分乾燥を行い15μm厚の中間層を形成した。
この中間層上に、四元系可溶性共重合ナイロン樹脂(商品名:アミランCM8000、東レ(株)製)2質量部と共重合ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF−30T、帝国化学(株)製)8質量部をメタノール60質量部、ブタノール40質量部の混合溶剤に溶解し上記中間層上に浸漬塗布して80℃で10分間乾燥し1.0μm厚の第二中間層を形成した。
次に、CuKαの特性X線回折におけるブラッグ角(2θ±0.2°)の7.4°および28.2°に強いピークを有するV型ヒドロキシガリウムフタロシアニン6.6質量部およびポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBX−1、 積水化学工業製)3質量部をシクロヘキサノン100質量部に溶解した液に添加し、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミルで6時間分散し、これに100質量部の酢酸エチルを加えて電荷発生層用の分散液を調合した。この分散液を第二中間層上に浸漬塗布し、100℃で10分間加熱乾燥し、膜厚が0.25μmの電荷発生層を形成した。
次に、下記構造式のアミン化合物9質量部、
下記構造式のアミン化合物1質量部
およびビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロン、三菱ガス化学(株)製)10質量部をモノクロロベンゼン70質量部/ジクロロメタン30質量部の混合溶媒に溶解した。この塗料を浸漬法で塗布し、120℃で1時間乾燥し、膜厚が20μmの電荷輸送層を形成した。
この感光体を実施例5とする。
この感光体を実施例5とする。
(実施例6〜9)
実施例5において導電性硫酸バリウム粉体の中間層に対する含有量を35質量%、45質量%、65質量%、70質量%としたものをそれぞれ実施例6〜9とする。
実施例5において導電性硫酸バリウム粉体の中間層に対する含有量を35質量%、45質量%、65質量%、70質量%としたものをそれぞれ実施例6〜9とする。
(比較例4)
実施例5において中間層を有していない感光体を比較例4とする。
実施例5において中間層を有していない感光体を比較例4とする。
(比較例5、6)
実施例5において導電性硫酸バリウムの含有量を30質量%、75質量%としたものを比較例5、6とする。
実施例5において導電性硫酸バリウムの含有量を30質量%、75質量%としたものを比較例5、6とする。
(実施例10〜14)
実施例5においてシリコーン樹脂粉体の含有量を0.5質量%、1質量%、3質量%、10質量%、20質量%としたものを実施例10〜14とする。
実施例5においてシリコーン樹脂粉体の含有量を0.5質量%、1質量%、3質量%、10質量%、20質量%としたものを実施例10〜14とする。
シリコーン樹脂粉体量の増減分はフェノール樹脂を増減して補った。
(比較例7、8)
実施例5においてシリコーン樹脂粉体の含有量を0質量%および25質量%としたものを比較例7、8とする。
実施例5においてシリコーン樹脂粉体の含有量を0質量%および25質量%としたものを比較例7、8とする。
実施例5〜14および比較例4〜8について、光源のレーザービームの光量を変えられるように改造したヒューレット・パッカード(株)社製レーザープリンターLaserJet4000に設置して暗部電位が−600(V)となるように一次帯電を与えた後0.32μJ/cm2の露光量で露光した後の明部電位の値を測定して感光体感度とし、更にベタ白画像および、ハーフトーン画像を出すことにより画像の評価を行った。
またこれらの中間層の表面光沢度をJIS規格Z8741に従って測定した。
結果を表−2に示す。
結果を表−2に示す。
なお、実施例5〜14および比較例5〜8の中間層の表面を光学顕微鏡により観察したところ、比較例6においてヒビ割れの発生が確認された。
※ 表中、○は均一で欠陥の無い画像が得られたことを示す。
(実施例15〜21および比較例9〜12)
実施例1で使用した導電性酸化チタン粉体と導電性を有しない白色酸化チタン、および実施例5で使用したシリコーン樹脂粉体をフェノール樹脂(商品名:レヂトップPL−2407、群栄化学工業(株))に次表−3のような配合比で配合して分散した塗料を実施例5で使用した物と同じ導電性基体上に塗布後硬化して膜厚20μmの導電層を形成した。
これらを実施例15〜21および比較例9〜12とする。
実施例1で使用した導電性酸化チタン粉体と導電性を有しない白色酸化チタン、および実施例5で使用したシリコーン樹脂粉体をフェノール樹脂(商品名:レヂトップPL−2407、群栄化学工業(株))に次表−3のような配合比で配合して分散した塗料を実施例5で使用した物と同じ導電性基体上に塗布後硬化して膜厚20μmの導電層を形成した。
これらを実施例15〜21および比較例9〜12とする。
これらの実施例15〜22および比較例9〜12について実施例5で行ったのと同様の評価を行った。
結果を表−4に示す。
結果を表−4に示す。
表中、○は均一で欠陥の無い画像が得られたことを示す。
(実施例22〜31および比較例13〜17)
実施例5〜14において、基体を成型する際に、レーザービーム本体の感光体駆動手段と契合する側の駆動ギアを基体部分と同じ材質で一体に成型したものを基体として使用したほかは実施例5〜14と同様にして感光体を作製した。
これらの実施例を実施例22〜31とする。
実施例5〜14において、基体を成型する際に、レーザービーム本体の感光体駆動手段と契合する側の駆動ギアを基体部分と同じ材質で一体に成型したものを基体として使用したほかは実施例5〜14と同様にして感光体を作製した。
これらの実施例を実施例22〜31とする。
実施例22〜31について実施例5〜14と同様の評価を行ったところ、全く同じ良好な結果が得られた。
また、比較例4〜8において実施例22と同じ基体を使用したものを比較例13〜17とする。
比較例13〜17に関して同様の評価を行ったところ比較例4〜8と全く同じ問題のある結果が得られた。
1 導電性樹脂基体
2 導電性金属酸化物粉体を分散させた中間層
3 第二中間層
4 電荷発生層
5 電荷輸送層
6 電子写真感光体
7 軸
8 帯電手段
9 露光光
10 現像手段
11 転写手段
12 転写材
13 定着手段
14 クリーニング手段
15 前露光光
16 プロセスカートリッジ
17 レール
2 導電性金属酸化物粉体を分散させた中間層
3 第二中間層
4 電荷発生層
5 電荷輸送層
6 電子写真感光体
7 軸
8 帯電手段
9 露光光
10 現像手段
11 転写手段
12 転写材
13 定着手段
14 クリーニング手段
15 前露光光
16 プロセスカートリッジ
17 レール
Claims (8)
- 導電性基体上に感光層を形成してなる電子写真感光体において、導電性基体が樹脂中に黒色導電性顔料を分散させた樹脂組成物を成型したものであり、かつこの導電性基体と感光層との間に中間層を有し、この中間層がバインダー樹脂中に金属酸化物よりなる無機導電性粉体を分散させてなる事を特徴とする電子写真感光体。
- 無機導電性粉体が表面に導電性の被覆層を有する導電性酸化チタン粉体、又は導電性被覆層を有する導電性硫酸バリウム粉体である請求項1記載の電子写真感光体。
- 前記中間層中の導電性酸化チタン粉体の含有量が質量%表記で15%〜50%である請求項1および2記載の電子写真感光体。
- 前記中間層中の導電性硫酸バリウム粉体の含有量が質量%表記で35%〜70%である請求項1および2記載の電子写真感光体。
- 中間層のバインダー樹脂がフェノール樹脂である請求項1〜4記載の電子写真感光体。
- 導電性基体上に形成した中間層中に有機樹脂粉体を分散させてなる請求項1〜5記載の電子写真感光体。
- 有機樹脂粉体がシリコーン樹脂粉体であり、このシリコーン樹脂粉体の中間層に対する含有量が0.5質量%から20質量%である請求項6記載の電子写真感光体。
- 中間層表面の光沢度が15%以上70%以下である請求項6および7記載の電子写真感光体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003404664A JP2005165023A (ja) | 2003-12-03 | 2003-12-03 | 電子写真感光体 |
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Cited By (4)
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KR100704452B1 (ko) | 2006-04-21 | 2007-04-09 | 주식회사 코오롱 | 필름형 감광성 전사재료 및 이를 이용한 블랙매트릭스형성방법 |
JP2009244659A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Canon Inc | 電子写真感光体及び電子写真装置 |
JP2011112863A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Canon Inc | 電子写真感光体の製造方法、電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
JP2015108730A (ja) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | 株式会社リコー | 電子写真感光体、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ |
-
2003
- 2003-12-03 JP JP2003404664A patent/JP2005165023A/ja not_active Withdrawn
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