JP2005164675A - 画像形成装置のクリーニング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シール部材を感光体ドラムの両端部に当接させたときに、弾性部材が感光体ドラムの両端部に当接しないようにする。
【解決手段】 クリーニング装置は、主に、クリーニングブレード48と、ハウジング53と、一対のサイドシール54とを備えている。クリーニングブレード48は、感光体ドラム30の軸方向に沿うように配置されている。一対のサイドシール54は、クリーニングブレード48の両側に配置されており、シール部材49と弾性部材50とを有している。シール部材49は、感光体ドラム30の軸方向両端部に当接している。弾性部材50は、シール部材49を感光体ドラム30に押しつけるためのものであり、シール部材49に接着されている。ここで、シール部材49は、クリーニングブレード48の端部から離反した側の弾性部材の端面より突出して形成されている。
【選択図】 図5
【解決手段】 クリーニング装置は、主に、クリーニングブレード48と、ハウジング53と、一対のサイドシール54とを備えている。クリーニングブレード48は、感光体ドラム30の軸方向に沿うように配置されている。一対のサイドシール54は、クリーニングブレード48の両側に配置されており、シール部材49と弾性部材50とを有している。シール部材49は、感光体ドラム30の軸方向両端部に当接している。弾性部材50は、シール部材49を感光体ドラム30に押しつけるためのものであり、シール部材49に接着されている。ここで、シール部材49は、クリーニングブレード48の端部から離反した側の弾性部材の端面より突出して形成されている。
【選択図】 図5
Description
本発明は、クリーニング装置、特に、感光体ドラムの表面の転写残トナーを除去して回収するための画像形成装置のクリーニング装置に関する。
画像形成装置は、主に、画像読み取り装置と印刷装置とを備えている。画像読み取り装置は原稿の画像情報を読み取るためのものであり、印刷装置は画像読み取り装置で読み取った画像情報に応じて紙等の転写材上に画像を形成するためのものである。印刷装置は、画像形成部と転写材を搬送する転写材搬送部とを有している。画像形成部は、主に、感光体ドラムと、帯電器と、露光器と、現像装置と、クリーニング装置とからなっている。この画像形成部では、まず、帯電器が感光体ドラムの表面を帯電させる。そして、露光器が、画像読み取り装置により読み取られた画像情報に応じて、帯電器により帯電させられた感光体ドラムの表面に露光を施している。これにより、感光体ドラムの表面には静電潜像が形成される。次に、現像装置において、現像ローラがトナーを感光体ドラムの表面の静電潜像に付着させる。ここで、感光体ドラムの表面の静電潜像にトナーを安定した状態で付着させるために、現像ローラの両端部に配置されたスペーサコロを感光体ドラムの両端部に当接させて、感光体ドラムと現像ローラとの間隔を一定に維持している。最後に、感光体ドラムの表面に形成されたトナ−画像が、転写材搬送部により搬送されてきた用紙に転写される。
このとき、クリーニング装置は、感光体ドラムの表面の転写残トナーを除去して回収可能になっている。このクリーニング装置は、主に、クリーニングブレードと、ハウジングと、一対のサイドシールとを備えている。クリーニングブレードは、感光体ドラムの軸方向に沿うように配置されており、感光体ドラムの表面の転写残トナーを除去している。ハウジングは、クリーニングブレードにより除去された転写残トナーを回収可能になっている。一対のサイドシールのそれぞれは、クリーニングブレードの両側に配置されており、シール部材と弾性部材とを有している。シール部材は、感光体ドラムの軸方向両側から転写残トナーがハウジング外に漏れるのを防止するためのものであり、感光体ドラムの軸方向両端部に当接している。弾性部材は、弾性力によりシール部材を感光体ドラムに押しつけるためのものであり、シール部材に接着されている。
特開2000−075746(図4、段落0031)
従来のクリーニング装置では、一対のサイドシールが、クリーニングブレードの両側に配置されている。一対のサイドシールは、感光体ドラムの軸方向両端部に当接するシール部材と、シール部材に接着された弾性部材とからなっている。この一対のサイドシールのシール部材が感光体ドラムの両端部に当接したとき、サイドシールの弾性部材は圧縮されてクリーニングブレードの端部から離反する方向に押し出されてしまうことがある。すると、シール部材だけでなく弾性部材もが感光体ドラムの両端部に当接してしまうおそれがある。このときに、シール部材と弾性部材との間でシール部材と弾性部材とを貼り合わせている接着部材(両面テープ)の粘着物が感光体ドラムの両端部に付着したり、弾性部材と感光体ドラムとの摩擦による弾性部材からの削りカスが感光体ドラムの両端部に付着したりする。このように感光体ドラムの両端部に接着部材の粘着物や削りカスが付着してしまうと、感光体ドラムの両端部と現像ローラのスペーサコロとの間に接着部材の粘着物や削りカスが挟まってしまい、感光体ドラムと現像ローラとの間隔を常時一定に維持しにくくなる。すると、現像ローラは、トナーを静電潜像に安定した状態で付着させられなくなり、感光体ドラムの表面に形成されたトナ−画像に画像むらを誘発してしまうことがある。なお、ここでは、感光体ドラムの両端部に接着部材の粘着物や削りカスが付着したときに、スペーサコロを介して画像むらを誘発する場合の例を示したが、この場合以外にも接着部材の粘着物や削りカスが感光体ドラムの両端部に生じることで様々な問題が生じるおそれがある。
本発明の課題は、シール部材を感光体ドラムの両端部に当接させたときに、弾性部材が感光体ドラムの両端部に当接しないようにすることにある。
請求項1に係る画像形成装置のクリーニング装置は、感光体ドラムの表面の転写残トナーを除去して回収するためのものである。このクリーニング装置は、クリーニングブレードと、ハウジングと、一対のサイドシールとを備えている。クリーニングブレードは、感光体ドラムの軸方向に沿うように配置されており、感光体ドラムの表面の転写残トナーを除去している。ハウジングは、クリーニングブレードにより除去された転写残トナーを回収可能になっている。一対のサイドシールは、クリーニングブレードの両側に配置されており、シール部材と弾性部材とを有している。シール部材は、感光体ドラムの軸方向両側から転写残トナーがハウジング外に漏れるのを防止するためのものであり、感光体ドラムの軸方向両端部に当接している。弾性部材は、シール部材を感光体ドラムに押しつけるためのものであり、シール部材に接着されている。ここで、シール部材は、クリーニングブレードの端部から離反した側の弾性部材の端面より突出して形成されている。
このクリーニング装置では、感光体ドラムの軸方向に沿って設けられたクリーニングブレードにより、感光体ドラムの表面の転写残トナーが除去される。そして、クリーニングブレードにより除去された転写残トナーはハウジングに回収される。このとき、クリーニングブレードの両側に配置された一対のサイドシールのシール部材は、弾性部材の弾性力により感光体ドラムの両端部に押しつけられており、感光体ドラムの軸方向両側から転写残トナーがハウジング外に漏れるのを防止している。
ここでは、シール部材がクリーニングブレードの端部から離反した側の弾性部材の端面より突出して形成されているので、シール部材を感光体ドラムの両端部に当接させたときに、弾性部材が圧縮されクリーニングブレードの端部から離反する方向に押し出されてしまっても、弾性部材が感光体ドラムの両端部に当接しないようにすることができる。
請求項2に係る画像形成装置のクリーニング装置では、請求項1に記載の画像形成装置のクリーニング装置において、シール部材においてクリーニングブレードの端部から離反した側の弾性部材の端面より突出して形成された部分が、クリーニングブレードの端部から離反した側の弾性部材の端面に沿うように折り曲げられている。この場合、シール部材を感光体ドラムの両端部に当接させたときに弾性部材が圧縮されたとしても、クリーニングブレードの端部から離反する方向に弾性部材は押し出されにくくなり、弾性部材が感光体ドラムの両端部に当接しないようにすることができる。
請求項3に係る画像形成装置のクリーニング装置では、請求項1又は2に記載の画像形成装置のクリーニング装置において、弾性部材が軟質弾性材と硬質弾性材とからなっている。軟質弾性材は、少なくとも一部がクリーニングブレードの端部に当接している。硬質弾性材は、軟質弾性材より硬い材質からなっており、クリーニングブレードの端部から離反した側の軟質弾性材の端面に隣接して配置されている。この場合、クリーニングブレードの両側に配置された一対のサイドシールでは、弾性部材がクリーニングブレードの端部側から軟質弾性材、硬質弾性材の順に配置されている。このため、シール部材を感光体ドラムの両端部に当接させたときに、軟質弾性材はクリーニングブレードの端部から離反する方向に押し出されないように硬質弾性材により規制される。このように、弾性部材を軟質弾性材と硬質弾性材とで構成した場合は、弾性部材を軟質弾性材のみで形成した場合と比較して、クリーニングブレードの端部から離反する方向に弾性部材が押し出されにくくなる。
請求項4に係る画像形成装置のクリーニング装置は、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置のクリーニング装置において、シール部材が、一対のスペーサコロの当接する感光体ドラムの両端部の外周の一部に当接している。この場合、シール部材をクリーニングブレードの端部から離反した側の弾性部材の端面より突出させて形成しておけば、弾性部材が感光体ドラムの両端部に当接しないようにすることができる。また、シール部材においてクリーニングブレードの端部から離反した側の弾性部材の端面より突出して形成された部分を、クリーニングブレードの端部から離反した側の弾性部材の端面に沿うように折り曲げておけば、弾性部材が感光体ドラムの両端部に当接しないようにすることができる。これらのことから、感光体ドラムの両端部にスペーサコロが当接していても、感光体ドラムの両端部に接着部材の粘着物や削りカスが付着しなくなる。すると、感光体ドラムの両端部と現像ローラのスペーサコロとの間に接着部材の粘着物や削りカスが挟まらなくなり、感光体ドラムと現像ローラとの間隔を一定に維持しつづけることができる。これにより、現像ローラが、トナーを静電潜像に安定した状態で付着させられるようになり、感光体ドラムの表面に形成されたトナ−画像に画像むらを誘発しないようにすることができる。
本発明によれば、シール部材をクリーニングブレードの端部から離反した側の弾性部材の端面より突出させているので、シール部材を感光体ドラムの両端部に当接させたときに、弾性部材が圧縮されてクリーニングブレードの端部から離反する方向に押し出されてしまっても、弾性部材が感光体ドラムの両端部に当接しないようにすることができる。また、シール部材においてクリーニングブレードの端部から離反した側の弾性部材の端面より突出して形成された部分を、クリーニングブレードの端部から離反した側の弾性部材の端面に沿うように折り曲げることで、クリーニングブレードの端部から離反する方向に弾性部材は押し出されにくくなり、弾性部材が感光体ドラムの両端部に当接しないようにすることができる。さらに、弾性部材を軟質弾性材と硬質弾性材とで構成して、クリーニングブレードの端部側から軟質弾性材、硬質弾性材の順に配置することで、軟質弾性材はクリーニングブレードの端部から離反する方向に押し出されないように硬質弾性材により規制される。このように、弾性部材を軟質弾性材と硬質弾性材とで構成した場合は、弾性部材を軟質弾性材のみで形成した場合と比較して、クリーニングブレードの端部から離反する方向に弾性部材が押し出されにくくなる。
図1は、本発明の一実施形態による画像形成装置10を示す概略断面図を示している。この画像形成装置10は複写機本体11を備え、複写機本体11は画像読み取り装置12と印刷装置13とを有している。画像読み取り装置12は、原稿の画像情報を読み取るためのものであり、複写機本体11の上部に配置されている。印刷装置13は、画像読み取り装置で読み取った画像情報に応じて紙等の転写材上にトナー像を形成するためのものであり、複写機本体11の下部に配置されている。
画像読み取り装置12は、原稿台14と、原稿押圧板15と、走査ユニット18と、第2および第3反射ミラー20,21と、レンズアレイ22と、CCD23とを備えている。原稿台14には原稿の画像面が配置される。原稿押圧板15は、原稿の画像面を原稿台の上面に密着させるためのものであり、開閉自在に原稿台14に装着されている。走査ユニット18は、原稿の画像面を走査して画像情報を読み取るためのものである。走査ユニット18は、たとえば、図1において左右に移動しながら原稿台に固定された原稿の原稿面を読み取る固定読み機構と、図1の位置において固定された状態で原稿を移動させながら原稿面を読み取る流し読み機構とを有している。また、走査ユニット18は、原稿台上の原稿の画像面に下方から光を照射する光源16および第1反射ミラー17を有している。第2および第3反射ミラー20,21は、第1反射ミラー17からの反射光を反射してレンズアレイ22に導くためのものである。レンズアレイ22は、多数のレンズエレメント(図示しない)により第3反射ミラー21からの反射光を結像するためのものである。CCD23には、レンズアレイ22で結像された光の情報が入射される。このCCD23において、レンズアレイ22からの光の情報がデジタルデータに変換される。
印刷装置13は、静電潜像担持体としての感光体ドラム30を備えている。感光体ドラム30は、ドラム基体と感光層とを有している。ドラム基体は、たとえばアルミニュウム等の導電性の材質により形成されている。感光層は、ドラム基体の外周面に設けられ、たとえばOPC(有機光半導体)やアモルファスシリコン等の材質により形成されている。このような感光体ドラム30は、複写機本体11により、図1に示した矢印方向(時計回りの方向)に回転可能に支持されている。この感光体ドラム30のまわりには、感光体ドラムの回転方向に沿って、帯電器31と、露光器32と、現像装置33と、転写帯電器34と、クリーニング装置35とが配置されている。
帯電器31には帯電バイアス印加電源(図示せず)によって帯電バイアスが印加されており、この帯電バイアスにより感光体ドラム30の表面は所定の極性・電位に帯電させられている。
露光器32は、感光体ドラム30の表面に静電潜像を形成するためのものである。この露光器32は、レーザ発信器(図示せず)を有している。このレーザ発信器に、画像読み取り装置12によって読み取られた原稿の画像情報が画像信号として入力される。この画像信号に基づいて、レーザ発信器はレーザ光を感光体ドラム30に向けて発信する。このレーザ光によって、帯電器31によって帯電させられた感光体ドラム30の表面が露光される。これにより、感光体ドラム30表面の露光された部分の電荷が除去されて、感光体ドラム30の表面に静電潜像が形成される。
現像装置33は、現像剤を収納する現像剤収納容器46と現像ローラ47とを有している。現像ローラ47には、現像バイアス印加電源(図示せず)によって現像バイアスが印加されている。この状態で、現像ローラ47は、図1に示した矢印方向(反時計回りの方向)に回転しながら、現像剤収納容器46の現像剤を感光体ドラム30の表面に対向する位置まで搬送する。すると、現像剤中のトナーが感光体ドラム30の表面に形成された静電潜像に付着して、静電潜像がトナー画像として現像される。ここで、図2に示すように、現像ローラ47の両端部には、一対のスペーサコロ51が配置されている。この一対のスペーサコロ51は、感光体ドラム30の両端部に当接しており、感光体ドラム30と現像ローラ47との間隔を一定に維持している。
転写帯電器34は、ローラ状の部材であり、感光体ドラム30の表面に対向するように配置されている。この転写帯電器34の表面には、転写バイアス印加電源(図示せず)によって感光体ドラム30表面とは逆極性の転写バイアスが印加されている。このような転写バイアスが印加された転写帯電器34により、感光体ドラム30表面のトナー画像が、転写帯電器34と感光体ドラム30との間に搬送されてきた紙等の転写材に転写される。
また、印刷装置13には、紙等の転写材の搬送経路36(図1の一点鎖線)に沿って(図1の下方から上方に)、給紙カセット37と、給紙ローラ38と、搬送ローラ対40、レジストローラ対41と、搬送ガイド42と、定着器43と、排紙ローラ対44と、排紙トレイ45とが配置されている。給紙カセット37に収納された紙等の転写材は、給紙ローラ38によって給紙カセット37から排出され、搬送ローラ対40によって上方のレジストローラ対41へと搬送される。そして、レジストローラ対41まで搬送されてきた転写材は、レジストローラ対41により一旦停止させられる。この後、レジストローラ対41は、感光体ドラム30表面のトナー画像が感光体ドラム30と転写帯電器34との間に達するタイミングを見計らって、レジストローラ対41の位置で停止させている転写材をレジストローラ対41から感光体ドラム30と転写帯電器34との間へと送り出す。そして、感光体ドラム30表面のトナー画像が感光体ドラム30と転写帯電器34との間で転写材に転写される。トナー画像が転写された転写材は、搬送ガイド42により定着器43へと導かれ、定着器43により加熱・加圧される。このようにして、転写材にはトナー画像が定着される。そして、トナー画像が定着された転写材は、排紙ローラ対44により排紙トレイ45上に排出される。
このように画像形成装置10ではトナー画像を紙等の転写材に転写・定着できるようになっているが、感光体ドラム30表面のトナー画像を感光体ドラム30と転写帯電器34との間で紙等の転写材に転写した後には、感光体ドラム30の表面から転写材に転写されずに残った転写残トナーが感光体ドラム30の表面に付着している。この転写残トナーは、クリーニング装置35によって除去される。
クリーニング装置35は、図3および図4に示すように、主に、クリーニングブレード48と、ハウジング53と、一対のサイドシール54と、搬送スパイラル61とを備えている。クリーニングブレード48は、感光体ドラム30の軸方向に沿うように長板状に形成されており、感光体ドラム30の表面の転写残トナーを除去している。クリーニングブレード48は、適度な弾性を有するポリウレタンゴムやシリコンゴム等からなっている。このクリーニングブレード48は、ホルダ62を介してハウジング53に固定されている。なお、ホルダ62は、長板状に形成されており、ホルダ62に設けられた複数の貫通孔64にボルト(図示せず)等を挿通してハウジング53に固定されている。ハウジング53は、クリーニングブレード48により除去された転写残トナーを回収可能になっている。搬送スパイラル61は、ハウジング53内に回収された転写残トナーをハウジング外に搬送するためのものである。この搬送スパイラル61によって搬送される転写残トナーは、廃棄トナー搬送経路(図示しない)を経由して廃棄トナー回収容器(図示しない)に回収される。
一対のサイドシール54は、図4および図5に示すように、クリーニングブレード48の両側でハウジング53と感光体ドラム30との間に配置されている。この一対のサイドシール54は、シール部材49と弾性部材50とを有している。シール部材49は、感光体ドラム30の軸方向両端部に当接して、感光体ドラム30の軸方向両側から転写残トナーがハウジング53外に漏れるのを防止している。シール部材49は、シール部材49の一面が感光体ドラム30の両端部に当接したときの摩擦が小さくなるような材質、たとえばテフロン(登録商標)等の材質からなっている。このシール部材49は、薄板状に形成された部材であり、クリーニングブレード48の端部から離反した側の弾性部材50の端面50cより外方に突出した突出部49aを有している。つまり、突出部49aは、クリーニングブレード48の端部から離反した側の硬質弾性材50b(後述)の端面50cより外方に突出して形成されることになる。この突出部49aは、シール部材49が感光体ドラム30の軸後方にくい違う方向で感光体ドラム30の表面に当接できるように矩形状に形成されている(図6参照)。
弾性部材50は、図5に示すように、シール部材49を感光体ドラム30に押しつけるためのものであり、シール部材49とハウジング53とに接着されている。ここでは、弾性部材50をシール部材49とハウジング53とに接着するために、たとえば両面テープや接着剤等が用いられている。弾性部材50は、軟質弾性材50aと硬質弾性材50bとからなっている。軟質弾性材50aは、一部がクリーニングブレード48の端部に当接している。軟質弾性材50aは、たとえば軟質発泡ポリウレタンフォーム等からなっている。軟質発泡ポリウレタンフォームの具体例としては、イノアック社製の軟質発泡ポリウレタンフォームSM−55等があげられる。なお、軟質弾性材50aがハウジング53に装着されていない状態では、軟質弾性材50aの厚みは、硬質弾性材50bの厚みより厚くなるように形成されている(図7参照)。硬質弾性材50bは、軟質弾性材50aがクリーニングブレード48の端部から離反する方向に変形しにくくするためのものであり、クリーニングブレード48の端部から離反した側の軟質弾性材50aの端面に隣接して配置されている。この硬質弾性材50bは、軟質弾性材50aより硬い材質、たとえば硬質発泡ポリウレタンフォーム等からなっている。硬質発泡ポリウレタンフォームの具体例としては、イノアック社製のポロンL−32等があげられる。
このような一対のサイドシール54では、弾性部材50を構成する軟質弾性材50aと硬質弾性材50bとがシール部材49とハウジング53とに接着される。このとき、硬質弾性材50bより厚い軟質弾性材50aは、圧縮された状態でシール部材49とハウジング53との間に接着されている。このようにして、軟質弾性材50aと硬質弾性材50bとは、ハウジング53に装着されシール部材49に被覆される。この状態で、図5(a)に示すように、感光体ドラム30を複写機本体11に装着しようとすると(図5(a)の矢印A方向)、シール部材49が感光体ドラム30の両端部表面に当接して、弾性部材50(軟質弾性材50aと硬質弾性材50b)がシール部材49とハウジング53との間で圧縮される。この弾性部材50は、図5(b)に示すように、感光体ドラム30の表面がクリーニングブレード48に当接するまで圧縮される。このように圧縮された押圧部材50の復元力によって、シール部材49は感光体ドラム30の表面に所定の押圧力で押しつけられる。
従来のクリーニング装置35では、一対のサイドシール54のシール部材49が感光体ドラム30の両端部に当接したときに、一対のサイドシール54の弾性部材50がクリーニングブレード48の端部から離反する方向にシール部材49から押し出されてしまうことがあった。すると、シール部材49だけでなく弾性部材50もが感光体ドラム30の両端部に当接してしまうおそれがある。このときに、シール部材49と弾性部材50との間でシール部材と弾性部材とを貼り合わせている接着部材(両面テープ)の粘着物が感光体ドラム30の両端部に付着したり、弾性部材50と感光体ドラム30との摩擦による弾性部材50からの削りカスが感光体ドラム30の両端部に付着したりしていた。このように感光体ドラム30の両端部に接着部材の粘着物や削りカスが付着してしまうと、感光体ドラム30の両端部と現像ローラ47のスペーサコロ51との間に接着部材の粘着物や削りカスが挟まってしまい、感光体ドラム30と現像ローラ47との間隔を一定に維持しにくくなる。つまり、スペーサコロ51が接着部材の粘着物や削りカスの付着した感光体ドラム30の両端部に当接した場合は、スペーサコロ51が接着部材の粘着物や削りカスの付着していない感光体ドラム30の両端部に当接する場合と比較して、スペーサコロ51によって感光体ドラム30の表面と現像ローラ47の表面との間の距離を一定に維持しにくくなる。すると、現像ローラ47は、トナーを静電潜像に安定した状態で付着させられなくなり、感光体ドラム30の表面に形成されたトナ−画像に画像むらを誘発してしまうことがあった。
本実施形態のクリーニング装置35では、一対のサイドシール54のシール部材49がクリーニングブレード48の端部から離反した側の弾性部材50の端面より外方に突出して形成されている。つまり、シール部材49は、クリーニングブレード48の端部から離反した側の硬質弾性材50bの端面50cより外方に突出した突出部49aを有している。これにより、シール部材49を感光体ドラム30の両端部に当接させたときに、弾性部材50が圧縮されクリーニングブレード48の端部から離反する方向に押し出されてしまったとしても、シール部材49の突出部49aにより弾性部材50が感光体ドラム30の両端部に当接しないようにすることができる(図5(b)参照)。すると、弾性部材50の接着部材の粘着物や削りカスが感光体ドラム30の両端部に付着しなくなり、感光体ドラム30の両端部と現像ローラ47のスペーサコロ51との間に接着部材の粘着物や削りカスが挟まらなくなる。このため、感光体ドラム30と現像ローラ47との間隔を一定に維持することができ、感光体ドラム30の表面に形成されたトナ−画像に画像むらを誘発しないようにすることができる。
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、本発明が複写機に対して適用される場合の例を示したが、本発明は、複写機だけでなく、プリンタやファクシミリ等の画像形成装置10に対しても適用することができる。
(a)前記実施形態では、本発明が複写機に対して適用される場合の例を示したが、本発明は、複写機だけでなく、プリンタやファクシミリ等の画像形成装置10に対しても適用することができる。
(b)前記実施形態では、シール部材49を硬質弾性材50bの端面50cより外方に突出させた場合の例を示したが、弾性部材50を感光体ドラム30の両端部に当接させないようにすることができれば、どのようにしても良い。たとえば、図8に示すように、シール部材149の突出部149aを弾性部材150の端面150cに沿うように折り曲げて、突出部149aを弾性部材150の端面150cに接着するようにしても良い。この場合、弾性部材150が圧縮されたとしても、クリーニングブレード148の端部から離反する方向に弾性部材150は押し出されにくくなり、弾性部材150が感光体ドラム130の両端部に当接しないようにすることができる。
(c)前記実施形態では、弾性部材50が軟質弾性材50aと硬質弾性材50bとの2種類の弾性材からなる場合の例を示したが、弾性部材50が1種類又は2種類以上の弾性材からなる場合にも、本発明は適用できる。
10 画像形成装置
30,130 感光体ドラム
33 現像装置
35 クリーニング装置
47 現像ローラ
48,148 クリーニングブレード
49,149 シール部材
49a,149a 突出部
50,150 弾性部材
50a 軟質弾性材
50b 硬質弾性材
50c,150cクリーニングブレードの端部から離反した側の弾性部材の端面
51 スペーサコロ
53 ハウジング
54 サイドシール
30,130 感光体ドラム
33 現像装置
35 クリーニング装置
47 現像ローラ
48,148 クリーニングブレード
49,149 シール部材
49a,149a 突出部
50,150 弾性部材
50a 軟質弾性材
50b 硬質弾性材
50c,150cクリーニングブレードの端部から離反した側の弾性部材の端面
51 スペーサコロ
53 ハウジング
54 サイドシール
Claims (4)
- 感光体ドラムの表面の転写残トナーを除去して回収するための画像形成装置のクリーニング装置であって、
前記感光体ドラムの軸方向に沿うように配置され、前記感光体ドラムの表面の前記転写残トナーを除去するクリーニングブレードと、
前記クリーニングブレードにより除去された前記転写残トナーを回収可能なハウジングと、
前記感光体ドラムの軸方向両端部に当接して前記感光体ドラムの軸方向両側から前記転写残トナーが前記ハウジング外に漏れるのを防止するためのシール部材および前記シール部材に接着され前記シール部材を前記感光体ドラムに押しつけるための弾性部材を有し、前記クリーニングブレードの両側に配置される一対のサイドシールと、
を備え、
前記シール部材は、前記クリーニングブレードの端部から離反した側の前記弾性部材の端面より突出して形成されている、
画像形成装置のクリーニング装置。 - 前記シール部材において前記弾性部材の前記端面より突出して形成された部分は、前記端面に沿うように折り曲げられている、請求項1に記載の画像形成装置のクリーニング装置。
- 前記弾性部材は、少なくとも一部が前記クリーニングブレードの端部に当接する軟質弾性材と、前記クリーニングブレードの前記端部から離反した側の前記軟質弾性材の端面に隣接して配置され前記軟質弾性材より硬い硬質弾性材とからなっている、請求項1又は2に記載の画像形成装置のクリーニング装置。
- 画像形成装置は、感光体ドラムの表面の静電潜像にトナーを付着させるための現像ローラと前記現像ローラにの両端部に配置され前記感光体ドラムの両端部に当接して前記感光体ドラムと前記現像ローラとの間隔を一定に維持する一対のスペーサコロとを有する現像装置と、前記感光体ドラムの表面の転写残トナーを除去するためのクリーニング装置とを備えており、
前記シール部材は、一対の前記スペーサコロが当接する前記感光体ドラムの両端部の外周の一部に当接している、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置のクリーニング装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003400088A JP2005164675A (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | 画像形成装置のクリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003400088A JP2005164675A (ja) | 2003-11-28 | 2003-11-28 | 画像形成装置のクリーニング装置 |
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JP2005164675A true JP2005164675A (ja) | 2005-06-23 |
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ID=34724449
Family Applications (1)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2013064760A (ja) * | 2011-09-15 | 2013-04-11 | Konica Minolta Business Technologies Inc | クリーニング装置及び画像形成装置 |
US20130315643A1 (en) * | 2012-05-24 | 2013-11-28 | Kyocera Document Solutions Inc. | Cleaning device for image carrier and image forming apparatus including cleaning portion for image carrier |
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US9176434B2 (en) | 2014-03-11 | 2015-11-03 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Cleaning device and image forming apparatus |
-
2003
- 2003-11-28 JP JP2003400088A patent/JP2005164675A/ja active Pending
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