JP2005163698A - 作業機械のエンジン制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アイドリングストップ機能により無駄なアイドリング運転を減らして省エネルギー化や環境保護等を図ることができるとともに、アイドリングストップ後のエンジン再始動時におけるエンジンの負担を確実に軽減することのできる作業機械のエンジン制御装置を提供する。
【解決手段】 操作量に応じたスロットル指令を出力する燃料ダイヤル20と、この燃料ダイヤル20から出力されるスロットル指令に応じてエンジン回転数を制御するガバナ機構(17,18)を備えてなり、前記燃料ダイヤル20の操作量が最小または略最小(LOW位置〜A位置)とされると共にエンジン13のアイドリング運転状態が所定時間継続されたことを判別してそのアイドリング運転状態にあるエンジン13を停止させるようにガバナ機構(17,18)の作動を制御するコントローラ15を設ける構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、アイドリングストップ機能を備えた作業機械のエンジン制御装置に関するものである。
従来、例えば油圧ショベルのような作業機械では、工事現場での他の作業との兼ね合いから作業待ち時間が長くなる場合が多く、一般的にエンジン稼動時間の約30%がアイドリング運転の状態にあると言われている。そこで、省エネルギー化や環境保護の観点から、無駄なアイドリング運転をできるだけ減らすことを目的とするエンジン制御装置が、例えば特許文献1,2にて提案されている。
特開2002−13425号公報 特開2003−65097号公報
前記特許文献1にて提案されているエンジン制御装置は、オペレータが運転席に居ないことを検出してから予め設定された時間が経過した後に、運転中のエンジンを停止させるように構成されている。一方、前記特許文献2にて提案されているエンジン制御装置は、作業機械の操作されない状態が予め設定された時間を超えたときに、もしくは操作レバーに付設のスイッチをオペレータが操作したときに、運転中のエンジンを停止させるように構成されている。
しかしながら、前記各特許文献にて提案されているエンジン制御装置では、エンジンが停止される直前のスロットル操作量(スロットル位置)が保持された状態でアイドリングストップ機能の作動によりエンジンが停止されるようになっており、例えばエンジンが停止される直前のスロットル操作量がフル状態でその後アイドリングストップ機能の作動によりエンジンが停止された場合、かかるエンジン停止後においてエンジンが再始動されると、エンジン回転数がフルスロットルに対応する回転数にまで急激に上昇されてしまい、エンジンに大きな負担がかかるという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解消するためになされたもので、アイドリングストップ機能により無駄なアイドリング運転を減らして省エネルギー化や環境保護等を図ることができるとともに、アイドリングストップ後のエンジン再始動時におけるエンジンの負担を確実に軽減することのできる作業機械のエンジン制御装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明による作業機械のエンジン制御装置は、
操作量に応じたスロットル指令を出力するスロットル操作手段と、このスロットル操作手段から出力されるスロットル指令に応じてエンジン回転数を制御するエンジン回転数制御手段を備える作業機械のエンジン制御装置において、
前記スロットル操作手段の操作量が最小または略最小とされると共にエンジンのアイドリング運転状態が所定時間継続されたことを判別してそのアイドリング運転状態にあるエンジンを停止させるエンジン停止手段を設けることを特徴とするものである(第1発明)。
本発明において、前記所定時間を可変に設定する設定手段が設けられるのが好ましい(第2発明)。
第1発明によれば、スロットル操作手段の操作量が最小または略最小とされると共にエンジンのアイドリング運転状態が所定時間継続されたことを判別してそのアイドリング運転状態にあるエンジンが停止されるので、かかるエンジン停止後においてエンジンの再始動が行われる際にはスロットル操作手段の操作量が最小または略最小とされた状態で行われることになり、エンジン再始動時のエンジン回転数を低く抑えることができる。したがって、アイドリングストップ機能により無駄なアイドリング運転を減らして省エネルギー化や環境保護等を図ることができるとともに、アイドリングストップ後のエンジン再始動時におけるエンジンの負担を確実に軽減することができる。
また、第2発明の構成を採用することにより、作業の種類やそのときどきの状況に合わせて、エンジンのアイドリング運転が停止されるまでの時間を任意に設定することができるので、作業効率を損なうことなく省エネルギー化を適正に図ることができる。
次に、本発明による作業機械のエンジン制御装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態は、作業機械として油圧ショベルに本発明のエンジン制御装置が適用された例である。
図1には、本発明の一実施形態に係る油圧ショベルの側面図が示されている。また、図2には、本実施形態に係る油圧ショベルのエンジン制御装置を含む駆動系の全体概略システム構成図が示されている。
本実施形態の油圧ショベル1は、図1に示されるように、走行用油圧モータ2aにより駆動される走行装置2bを備えてなる下部走行体2と、旋回用油圧モータ3aにより駆動される旋回装置3と、この旋回装置3を介して前記下部走行体2上に配される上部旋回体4と、この上部旋回体4の前部中央位置に取着される作業機5と、その上部旋回体4の前部左方位置に設けられる運転室6を備えて構成されている。前記作業機5は、上部旋回体4側から順にブーム7、アーム8およびバケット9がそれぞれ回動可能に連結されてなり、これらブーム7、アーム8およびバケット9のそれぞれに対応するように油圧シリンダ(ブームシリンダ10、アームシリンダ11およびバケットシリンダ12)が配置されている。
この油圧ショベル1の駆動系は、図2に示されるように、ディーゼル式のエンジン13と、このエンジン13により駆動される可変容量型の油圧ポンプ14と、コントローラ15を備えている。
前記エンジン13には、燃料噴射ポンプ16とガバナ(本発明における「エンジン回転数制御手段」に相当する。)17とが併設され、このガバナ17の燃料コントロールレバー17aがガバナ駆動モータ18にて駆動されるように構成されている。また、この燃料コントロールレバー17aの駆動位置はポテンショメータ19により検出され、その検出信号がコントローラ15に入力されるようになっている。さらに、エンジン13のスロットル量を設定するために燃料ダイヤル(本発明における「スロットル操作手段」に相当する。)20が設けられ、この燃料ダイヤル20に付設されるポテンショメータ20aからのスロットル信号がコントローラ15に入力されるようになっている。また、エンジン13の実回転数は回転数センサ21にて検出され、その検出信号もコントローラ15に入力されるようになっている。
本実施形態においては、主にコントローラ15、ガバナ17、ガバナ駆動モータ18、ポテンショメータ19および燃料ダイヤル20によってエンジン制御装置22が構成されている。このエンジン制御装置22においてコントローラ15は、燃料ダイヤル20により入力されるスロットル信号(目標回転数信号)と回転数センサ21にて検出されるエンジン13の実際の回転数信号との偏差信号に基づき、所定の関数関係を満足させる電圧を駆動信号として発生し、この駆動信号に基づきガバナ駆動モータ18を駆動する。そして、ガバナ17は、図3に示されるようなエンジン出力トルク特性となるようにエンジン13を制御する。
ここで、例えば、図2において示される燃料ダイヤル20が最大位置(FULL位置)にセットされているとすると、ポテンショメータ20aからの出力信号は最大目標エンジン回転数(最大アイドリング回転数)Nmax(図3参照)を示す大きさに設定されており、コントローラ15からはその最大目標エンジン回転数Nmaxに対応するモータ駆動信号がガバナ駆動モータ18に加えられる。これにより、ガバナ駆動モータ18は、最高速レギュレーションラインLmax(図3参照)が設定されるように燃料コントロールレバー17aを作動させ、エンジン13の出力馬力およびエンジン回転数が自動設定される。また、図2において示される燃料ダイヤル20が最小位置(LOW位置)にセットされているとすると、ポテンショメータ20aからの出力信号は最小目標エンジン回転数(最小アイドリング回転数)Nmin(図3参照)を示す大きさに設定されており、コントローラ15からはその最小目標エンジン回転数Nminに対応するモータ駆動信号がガバナ駆動モータ18に加えられる。これにより、ガバナ駆動モータ18は、最低速レギュレーションラインLmin(図3参照)が設定されるように燃料コントロールレバー17aを作動させ、エンジン13の出力馬力およびエンジン回転数が自動設定される。
また、例えば、図2において示される燃料ダイヤル20が全操作量の10%となる位置(A位置)にセットされているとすると、ポテンショメータ20aからの出力信号は最小目標エンジン回転数(最小アイドリング回転数)Nminよりも所定割合だけ高い目標エンジン回転数N(図3参照)を示す大きさに設定され、コントローラ15からはその目標エンジン回転数Nに対応するモータ駆動信号がガバナ駆動モータ18に加えられる。これにより、ガバナ駆動モータ18は、最低速レギュレーションラインLminよりも所定割合だけ高速側にレギュレーションラインL(図3参照)が設定されるように燃料コントロールレバー17aを作動させる。また、コントローラ15からガバナ駆動モータ18に対してエンジン停止指令に対応するモータ駆動信号が加えられると、ガバナ駆動モータ18は、燃料噴射ポンプ16による燃料噴射が無噴射となるように、燃料コントロールレバー17aを作動させ、エンジン13の運転が停止される。
さらに、前記エンジン13には、そのエンジン13を始動するエンジン始動装置23が付設されている。このエンジン始動装置23は、スタータ24やスタータスイッチ25、バッテリ26、バッテリリレー27、それら機器を接続する配線等を備えて構成されている。このエンジン始動装置23においては、スタータスイッチ25を操作して始動位置にすると、スタータ24へ始動信号が流れるとともに、バッテリ26からの電力がバッテリリレー27を介してスタータ24に供給され、これによりスタータ24がエンジン13を駆動してエンジン13が始動されるようになっている。
前記油圧ポンプ14から吐出される圧油は、各油圧アクチュエータ(走行用油圧モータ2a、旋回用油圧モータ3a、ブームシリンダ10、アームシリンダ11、バケットシリンダ12)に対応して設けられるパイロット圧操作形方向切換弁(図示省略)の集合体であるコントロールバルブ28を介して走行用油圧モータ2a、旋回用油圧モータ3aおよび各種油圧シリンダ(ブームシリンダ10、アームシリンダ11、バケットシリンダ12)にそれぞれ供給されるようになっている。
前記運転室6内には、上部旋回体4の旋回動作および作業機5の屈曲起伏動作を操作する作業機操作レバー29と、同運転室6内に配されて下部走行体2の走行動作を操作する走行操作レバー30とが設けられている。また、この作業機操作レバー29および走行操作レバー30にはそれぞれ減圧弁31,32が付設されており、各操作レバー29,30の操作に応じたパイロット圧油が各減圧弁31,32から吐出されるようになっている。そして、各減圧弁31,32から吐出されるパイロット圧油は、コントロールバルブ28における所定のパイロット圧油入力ポートに入力されて所定の油路切換動作が行われるようになっている。こうして、作業機操作レバー29の所定の操作にて上部旋回体4の旋回動作と作業機5の屈曲起伏動作とが行われるようにされるとともに、走行操作レバー30の所定の操作にて下部走行体2の走行動作が行われるようにされている。また、作業機操作レバー29および走行操作レバー30のそれぞれの操作状態を示す操作信号は、各減圧弁31,32に付設される油圧スイッチ33,34を介してコントローラ15に入力されるようになっている。本実施形態においてそれら操作レバー29,30の所定の操作にてコントローラ15に入力される操作信号は、以下に述べる計8種類である。
(1)上部旋回体4の旋回動作に対応する旋回操作信号
(2)ブーム7の上げ動作に対応するブーム上げ操作信号
(3)ブーム7の下げ動作に対応するブーム下げ操作信号
(4)アーム8を前方に送り出す動作に対応するアームダンプ操作信号
(5)アーム8を手前に引き込む動作に対応するアーム掘削操作信号
(6)バケット9を前方に送り出す動作に対応するバケットダンプ操作信号
(7)バケット9を手前に引き込む動作に対応するバケット掘削操作信号
(8)下部走行体2の走行動作に対応する走行操作信号
前記コントローラ15は、図示による詳細説明は省略するが、所定プログラムに基づき演算処理を行う中央演算処理部と、このプログラム、更には各種テーブルや設定条件等を記憶する記憶部と、各種信号を入出力する入出力部とより構成されている。また、このコントローラ15には、入出力手段としてのモニタパネル35が接続されている。このモニタパネル35は、設定条件等をコントローラ15に入力するキーパット部35aと、コントローラ15から出力された信号をゲージやメッセージの形式で表示するディスプレイ部35bとを有している。ここで、前記中央演算処理部には、所定時間を計時する計時手段としてのタイマー15aが含まれており、このタイマー15aによって計時される所定時間は、モニタパネル35におけるキーパット部35aの操作によって任意に設定されるようになっている。
次に、前記エンジン制御装置の制御内容について、図4のフローチャートを参照しつつ以下に説明する。なお、このフローチャートに基づく処理動作は、エンジン13がフルスロットル状態で運転されている状態から行われる例である。また、図中記号「S」はステップを表わす。
S1〜S2:エンジン13がアイドリング運転状態であるか否かを判断する(S1)。すわなち、コントローラ15に対して前記(1)〜(8)の各種操作信号のいずれか1種以上が入力されているときには、エンジン13がアイドリング運転状態にないと判断し、エンジン13の運転を継続する(S2)。一方、コントローラ15に対して前記(1)〜(8)の各種操作信号のいずれもが入力されていないときには、エンジン13がアイドリング運転状態にあると判断する。
S3:前記ステップS1において、エンジン13がアイドリング運転状態にある判断した場合には、燃料ダイヤル20に付設のポテンショメータ20aからのスロットル信号に基づいてその燃料ダイヤル20が全操作量の0〜10%の範囲(LOW位置〜A位置:図2参照)内となる位置にまでオペレータにより操作されているか否かを判断する。このステップS3において、燃料ダイヤル20の操作量が全操作量の10%を超えていると判断した場合には、エンジン13の運転を継続する(S2)。
S4〜S5:前記ステップS3において燃料ダイヤル20が全操作量の0〜10%の範囲内となる位置にまで操作されていると判断してからタイマー15aにより計時を開始して、所定時間(本実施形態では10秒程度)が経過したか否かを判断する(S4)。タイマー15aによる計時結果が前記所定時間を超えていない場合には、エンジン13の運転を継続する(S2)。一方、タイマー15aによる計時結果が前記所定時間を超えた場合には、コントローラ15からガバナ駆動モータ18に対しエンジン停止指令に対応するモータ駆動信号を送信し、エンジン13を停止させる(S5)。
なお、前記ステップS5によりエンジン13が停止された後のエンジン再始動は、オペレータがスタータスイッチ25を始動位置に操作することにより行われる。また、前記ステップS5にてエンジン13が停止された後においても、システム内の電源を確保するためにコントローラ15は、自らバッテリリレー27を駆動する。
本実施形態によれば、オペレータによる燃料ダイヤル20の操作にてその燃料ダイヤル20の操作量が全操作量の0〜10%の範囲(LOW位置〜A位置:図2参照)内とされてからエンジン13のアイドリング運転状態が所定時間(10程度)継続されたときにそのアイドリング運転状態にあるエンジン13が停止されるので、かかるエンジン停止後においてエンジン13の再始動が行われる際には燃料ダイヤル20の操作量が全操作量の0〜10%の範囲内とされた状態で行われることになり、エンジン再始動時のエンジン回転数をNmin〜N(図3参照)の低回転数域に確実に抑えることができる。したがって、アイドリングストップ機能により無駄なアイドリング運転を減らして省エネルギー化や環境保護等を図ることができるとともに、アイドリングストップ後のエンジン再始動時におけるエンジン13の負担を確実に軽減することができる。
図5には、本発明の他の実施形態に係る油圧ショベルのエンジン制御装置を含む駆動系の全体概略システム構成図が示されている。本実施形態のエンジン制御装置22Aにおいては、コントローラ15からスタータ24に向けて始動信号を流す信号線36が設けられ、コントローラ15からの指令にてもエンジン13を始動することができるようにされている。また、作業機操作レバー29のブーム上げ操作方向の変位を検出するポテンショメータ37が設けられ、このポテンショメータ37の検出信号がコントローラ15に入力されるようにされている。それら以外の構成については、先の実施形態と同様であるため、図に対応する符号を付してその詳細な説明を省略することとする。
次に、本実施形態に係るエンジン制御装置22Aの制御内容について、図6のフローチャートを参照しつつ以下に説明する。なお、このフローチャートに基づく処理動作は、先の実施形態と同様にエンジン13がフルスロットル状態で運転されている状態から行われる例である。また、図中記号「R」はステップを表わす。
R1〜R2:エンジン13がアイドリング運転状態であるか否かを判断する(R1)。すわなち、コントローラ15に対して前記(1)〜(8)の各種操作信号のいずれか1種以上が入力されているときには、エンジン13がアイドリング運転状態にないと判断し、エンジン13の運転を継続する(R2)。一方、コントローラ15に対して前記(1)〜(8)の各種操作信号のいずれもが入力されていないときには、エンジン13がアイドリング運転状態にあると判断する。
R3:前記ステップR1において、エンジン13がアイドリング運転状態にある判断した場合には、燃料ダイヤル20に付設のポテンショメータ20aからのスロットル信号に基づいてその燃料ダイヤル20が全操作量の0〜10%の範囲(LOW位置〜A位置:図2参照)内となる位置にまでオペレータにより操作されているか否かを判断する。このステップR3において、燃料ダイヤル20の操作量が全操作量の10%を超えていると判断した場合には、エンジン13の運転を継続する(R2)。
R4〜R5:前記ステップR3において燃料ダイヤル20が全操作量の0〜10%の範囲内となる位置にまで操作されていると判断してからタイマー15aにより計時を開始して、所定時間(本実施形態では10秒程度)が経過したか否かを判断する(R4)。タイマー15aによる計時結果が前記所定時間を超えていない場合には、エンジン13の運転を継続する(R2)。一方、タイマー15aによる計時結果が前記所定時間を超えた場合には、コントローラ15からガバナ駆動モータ18に対しエンジン停止指令に対応するモータ駆動信号を送信し、エンジン13を停止させる(R5)。
R6〜R7:前記ステップR5にてエンジン13が停止された後において、作業機操作レバー29がブーム上げ操作方向に操作されたか否かを判断する(R6)。コントローラ15に対してポテンショメータ37からの操作検出信号が入力された場合には、コントローラ15からスタータ24に対し始動信号を送信してエンジン13を始動させ(R7)、その後エンジン13の運転を継続する(R2)。一方、コントローラ15に対してポテンショメータ37からの操作検出信号が入力されていない場合には、エンジン13の停止状態を維持する。
本実施形態によれば、先の実施形態と同様の作用効果を得ることができるのは勿論のこと、アイドリングストップ後において作業機操作レバー29をブーム上げ操作方向に操作することでエンジン13を再始動することができるようにされているので、かかる再始動操作と同時に実作業を開始することができ、作業効率を向上させることができるという利点がある。なお、本実施形態では、作業機操作レバー29のブーム上げ操作方向の変位を検出するポテンショメータ37が設けられ、このポテンショメータ37からの操作検出信号をエンジン13の再始動を行う上でのトリガーとされているが、これは油圧ショベル1により実作業を開始する際の初動動作として一般にブーム上げ動作が行われることによるものであり、ブーム上げ操作検出信号以外の操作検出信号を、エンジン13の再始動を行う上でのトリガーとする態様も勿論あり得る。
なお、前記各実施形態に係るエンジン制御装置22,22Aにおいて、エンジン13がアイドリング運転状態にされると同時にスロットル操作量が全操作量の0〜10%の範囲内とされるような場合であっても、前記ステップS1(R1)およびステップS3(R3)により逐次処理されて、次のステップS4(R4)の処理内容が実行される。また、かかる逐次処理に代えて、前記ステップS1(R1)に係る判断とステップS3(R3)に係る判断とを並列して行い、両判断結果が共に「YES」であるときに、前記ステップS4(R4)に係る処理内容を実行するようなアルゴリズムを採用しても良い。
また、前記各実施形態においては、燃料ダイヤル20の操作量に基づきコントローラ15およびガバナ駆動モータ18を介して燃料コントロールレバー17aを作動させてその燃料ダイヤル20の操作量に応じたスロットル指令を出力するように構成されたスロットル操作機構が採用された例を示したが、このスロットル操作機構に代えて、図7に示されるようなスロットル操作機構を採用することも可能である。この図7に示されるスロットル操作機構においては、エンジン13のスロットル量を設定するためにスロットルレバー(本発明における「スロットル操作手段」に相当する。)40が設けられ、このスロットルレバー40に加えられる操作力をワイヤーケーブル41やリンク機構42等の機械的伝達手段を介して燃料コントロールレバー17aに伝達しそのスロットルレバー40の操作量に応じたスロットル指令を出力するようにされている。また、スロットルレバー40に付設されるポテンショメータ40aからのスロットル信号がコントローラ15に入力され、スロットルレバー40の操作量が検出されるようになっている。また、燃料噴射ポンプ16による燃料噴射が無噴射となるように燃料コントロールレバー17aを駆動するプッシュ型ソレノイド(もしくはモータ)43が設けられ、コントローラ15からそのプッシュ型ソレノイド43に対してエンジン停止指令に対応する駆動信号が加えられると、そのプッシュ型ソレノイド43が作動されてエンジン13の運転が停止されるようになっている。
本発明の一実施形態に係る油圧ショベルの側面図 本実施形態に係る油圧ショベルのエンジン制御装置を含む駆動系の全体概略システム構成図 エンジン出力トルク特性線図 本実施形態に係るエンジン制御装置の制御内容を説明するフローチャート 他の実施形態に係る油圧ショベルのエンジン制御装置を含む駆動系の全体概略システム構成図 他の実施形態に係るエンジン制御装置の制御内容を説明するフローチャート スロットル操作機構の他の態様例を説明する図
符号の説明
1 油圧ショベル
13 エンジン
15 コントローラ
15a タイマー
17 ガバナ(エンジン回転数制御手段)
18 ガバナ駆動モータ
20 燃料ダイヤル(スロットル操作手段)
22,22A エンジン制御装置
35 モニタパネル
40 スロットルレバー(スロットル操作手段)
43 プッシュ型ソレノイド

Claims (2)

  1. 操作量に応じたスロットル指令を出力するスロットル操作手段と、このスロットル操作手段から出力されるスロットル指令に応じてエンジン回転数を制御するエンジン回転数制御手段を備える作業機械のエンジン制御装置において、
    前記スロットル操作手段の操作量が最小または略最小とされると共にエンジンのアイドリング運転状態が所定時間継続されたことを判別してそのアイドリング運転状態にあるエンジンを停止させるエンジン停止手段を設けることを特徴とする作業機械のエンジン制御装置。
  2. 前記所定時間を可変に設定する設定手段が設けられる請求項1に記載の作業機械のエンジン制御装置。
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