JP2005162160A - シフトレバー - Google Patents

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Abstract

【課題】 ノブとレバー本体との固定にねじ止めが不要でコストが安価なシフトレバーを得る。
【解決手段】 本シフトレバー10では、ノブ20の筒部38にレバー本体18を挿入すると、規制片64が切欠48に入り込む。これにより、レバー本体18に対する筒部38の回り止めがなされる。次いで、カバー50を装着してカバー50を回転させると、カバー50の内周部に形成された規制片52が、筒部38に形成された横溝56に入り込むと共に、押圧片62の基端部が鋼球44を押圧し、鋼球44の一部を環状溝60に入り込ませる。これにより、レバー本体18の長手方向に沿ったレバー本体18に対するノブ20の変位やカバー50の変位が規制される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両の変速機を操作するためのシフトレバー装置に用いられるシフトレバーに関する。
車両に搭載された自動変速機のシフトレンジを変更するための操作装置としては、所謂シフトレバー装置が多用されている。
シフトレバー装置にも様々な構造が存在するが、例えば、所謂ストレート式のシフトレバー装置の一例が下記特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示されたシフトレバー装置(特許文献1では、車両用セレクトレバー装置と称している)では、ブラケットに略棒状又は筒状の操作部材が略車両左右方向を軸方向とする軸周りに揺動可能に軸支されている。操作部材は全体的に合成樹脂材により筒状に成形されたノブにより被覆されている。このノブの先端側は適宜な角度で屈曲されており、自然に把持できる構造となっている。
ノブの先端を把持し、ノブを介して操作部材を所定の回動位置まで略車両前後方向に回動操作すると、自動変速装置に設定された複数のシフトレンジのなかから、この回動位置に対応したシフトレンジが選択されて変更される構成となっている。
実公昭63−43540号公報
ところで、特許文献1を含む従来のシフトレバーの構造では、ノブをレバー本体(特許文献1で言うところの操作部材)に固定するにあたり、複数のねじを用いていた。このようなねじによる締結は、特別な締結工程を必要とするため、工数がかかり、結果的にコスト高になる。また、別途ねじを用いることで部品点数も多く、この意味でもコスト高である。
本発明は、上記事実を考慮して、ノブとレバー本体との固定にねじ止めが不要でコストが安価なシフトレバーを得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係るシフトレバーは、ノブの基端側に先端側が挿し込まれ又は先端側に前記ノブの基端側が挿し込まれたレバー本体を、長手方向基端側又は長手方向中間部を中心に揺動操作することで車両に搭載された変速機を操作すると共に、前記ノブが取り付けられた前記レバー本体を外側からカバーが被覆したシフトレバーであって、前記レバー本体及び前記ノブの何れか一方を他方に挿し込んだ挿込状態で外側に位置する方に形成されて、前記レバー本体の長手方向に対して直交する方向に前記外側に位置する方を貫通する孔部と、前記挿込状態で内側に位置する方に形成されて、前記挿込状態で前記直交する方向に前記孔部と対向し且つ前記孔部側へ向けて開口した第1凹部と、前記孔部の貫通方向に対応した方向に変位可能で、少なくと一部が前記孔部内に位置した状態で前記孔部から突出した部分が前記第1凹部に入り込み可能とされ、前記第1凹部又は前記孔部の内壁に対して前記長手方向及び前記長手方向を軸方向とする軸周り方向の少なくとも何れか一方に干渉可能な第1規制部と、前記カバーの内周部に形成され、前記レバー本体への前記カバーの装着状態で前記第1規制部を前記第1凹部側へ強制的に変位させる強制部と、前記レバー本体又は前記ノブに形成された第2凹部と、前記レバー本体、前記ノブ、及び前記カバーのうち、前記第2凹部が形成されていない方の何れか1つに形成されて、前記挿込状態で前記第2凹部の内側に入り込み、前記長手方向及び前記軸周り方向のうち、少なくとも前記第1規制部による前記第1凹部又は孔部の内壁への干渉方向とは異なる方向に前記第2凹部の内壁に干渉可能な第2規制部と、を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の本発明に係るシフトレバーは、レバー本体に取り付けられたノブを把持して、レバー本体の長手方向基端側又は長手方向中間部を中心にレバー本体を揺動操作すると、車両に搭載された変速機が操作される。
一方、本発明に係るシフトレバーを組み立てる際には、レバー本体の先端側にノブの基端側が挿し込まれ、又は、ノブの基端側にレバー本体の先端側が挿し込まれる。この挿込状態で外側に位置する方に形成された孔部と、内側に位置する方に形成された第1凹部とが対向する。さらに、少なくとも、ノブがレバー本体に取り付けられた状態でカバーが装着されると、孔部内に第1規制部が位置する。しかも、この状態では、カバーに設けられた強制部が第1規制部を押圧力や付勢力等によって強制的に変位させると、孔部内の第1規制部の一部が孔部から突出して第1凹部に入り込む。
したがって、この状態では、第1規制部が孔部と第1凹部とに跨って位置する(更に言えば、第1規制部がレバー本体とノブとに跨って位置する)ことになる。第1規制部が第1凹部に入り込んだ状態では、レバー本体の長手方向(以下、この方向を単に「長手方向」と称する)及び又はこの長手方向を軸方向とする軸周り方向(以下、この方向を単に「軸周り方向」と称する)に第1規制部が第1凹部又は孔部の内壁に干渉可能である。
このため、第1規制部が第1凹部に入り込んだ状態で、第1凹部又は孔部の内壁に対する第1規制部の干渉方向に、上記の内側に位置する方を外側に位置する方に対して移動させようとすると、第1凹部の内壁又は孔部の内壁が第1規制部に干渉され、第1規制部、ひいてはカバーにより上記の内側に位置する方の移動が規制される。
これにより、レバー本体及びノブの何れか一方が他方に対して長手方向及び軸周り方向の少なくとも何れか一方への不用意な相対移動を防止できる。
一方、レバー本体又はノブには第2凹部が形成されており、上記のようにレバー本体の先端部及びノブの基端部の何れか一方を他方に挿し込み、又は、ノブが取り付けられたレバー本体にカバーを装着すると、レバー本体、ノブ、及びカバーうち、第2凹部が形成されていない方の何れか1つに形成された第2規制部が第2凹部に入り込む。
このように第2規制部が第2凹部に入り込んだ状態では、上記の長手方向及び軸周り方向のうち、少なくとも第1凹部又は孔部の内壁に対する第1規制部の干渉方向とは異なる方向(すなわち、仮に、第1凹部又は孔部の内壁に対する第1規制部の干渉方向が、上記の長手方向及び軸周り方向の何れか一方であれば、少なくとも何れか他方)に第2規制部が第2凹部の内壁に干渉する。
したがって、第2規制部が第2凹部に入り込んだ状態で、第1凹部又は孔部の内壁に対する第1規制部の干渉方向とは異なる方向に、上記の内側に位置する方を外側に位置する方に対して移動させようとすると、第2凹部の内壁が第2規制部に干渉される。これにより、レバー本体及びノブの何れか一方が他方に対して長手方向及び軸周り方向のうち、少なくとも、第1凹部又は孔部の内壁に対する第1規制部の干渉方向とは異なる方向への不用意な相対移動を防止できる。
すなわち、本発明に係るシフトレバーでは、レバー本体にノブが取り付けられた状態(すなわち、レバー本体及びノブの何れか一方が他方に挿し込まれた状態)でカバーを装着することで、ねじやボルト等の締結部材を用いずとも、長手方向及び軸周り方向の双方に沿ったレバー本体に対するノブの変位を規制できる。これにより、レバー本体とノブとの取り付けに要する部品コストを低減できる。
請求項2に記載の本発明に係るシフトレバーは、請求項1に記載の本発明において、前記孔部の貫通方向に移動可能に前記孔部の内側に予め設けられ、前記直交する方向に前記強制部と対向することで、前記強制部からの押圧力を受けて一部が前記孔部から突出するまで前記第1凹部側へ移動する規制部材を前記第1規制部とした、ことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明に係るシフトレバーでは、孔部の内側に第1規制部としての規制部材が設けられており、規制部材が強制部に押圧されると、規制部材が第1凹部側へ向けて移動し、その一部が孔部から突出して第1凹部に入り込む。
ここで、孔部内に予め設けられた規制部材は、孔部の貫通方向に移動可能である。このため、強制部からの押圧力を受けていない状態では、規制部材がレバー本体及びノブの挿込状態で外側に位置する方の内周部からの外力を受ければ、規制部材は外方(上記の外側に位置する方の外周側)へ移動する。
したがって、カバーを装着していない状態等、強制部が規制部材を押圧していない状態で、レバー本体及びノブの何れか一方を他方に挿し込む際には、内側に位置する方が規制部材に干渉することで規制部材を外側に位置する方の外周側へ強制的に移動させることができる。これにより、孔部内に規制部材を設けているものの、レバー本体及びノブの何れか一方を他方に挿し込む際の妨げになることがなく、容易に挿込作業を行なうことができる。
請求項3に記載の本発明に係るシフトレバーは、請求項2に記載の本発明において、前記外側に位置する方の内周部側での内側開口端の内径寸法より前記外側に位置する方の外周部側での外側開口端の内径寸法が大きなテーパ状に前記孔部を形成すると共に、外径寸法が前記内側開口端より大で前記外側開口端の内径寸法より小とされ、前記内側開口端の内周部に干渉されるまで前記内側開口端側へ移動することで一部が前記内側開口端から突出する球体を前記規制部材とした、ことを特徴としている。
請求項3に記載の本発明に係るシフトレバーでは、レバー本体及びノブのうち挿込状態において外側に位置する方に形成された孔部は、この外側に位置する方の内周側での内側開口端の内径寸法より、外周側での外側開口端の内径寸法が大きなテーパ状(錐形状又は錐台形状)に形成されている。この内側に設けられる規制部材は、外径寸法が内側開口端の内径寸法よりも大きく外側開口端の内径寸法よりも小さな球体とされている。
したがって、規制部材である球体は孔部内でその貫通方向に移動でき、しかも、その一部は内側開口端から突出できるが、内側開口端から球体が抜け出ることがない。このため、内側からの規制部材(球体)の抜け止め用の部材が不要となり、部品点数の軽減に大きく寄与する。
しかも、規制部材は球体であるため、レバー本体及びノブのうち挿込状態において内側に位置する方が外側に位置する方に挿し込まれた際に、内側開口端から突出した球体に当接すると、球体は孔部の内周部を外側開口端の側へ転動する。このように、規制部材である球体は、上記の内側に位置する方からの干渉で転動することで、抵抗が小さく、より容易にレバー本体及びノブの何れか一方を他方へ挿し込むことができる。
請求項4に記載の本発明に係るシフトレバーは、請求項1に記載の本発明において、前記カバーの内周部から延出されると共に、前記カバーの内周部に対して接離する方向に弾性変形可能な付勢部を前記強制部とし、当該強制部の先端に前記第1規制部を一体的に設け、前記第1規制部を前記カバーの内周部に対して接離移動可能とした、ことを特徴としている。
請求項4に記載の本発明に係るシフトレバーは、カバーの内周部から延出された強制部としての付勢部の先端に第1規制部が一体的に設けられている。したがって、レバー本体にノブが取り付けられた状態でカバーを装着する際に、レバー本体及びノブの何れか一方が他方に挿し込まれた挿込状態で外側に位置する方の外周部に第1規制部が干渉されると、強制部が弾性変形して第1規制部がカバーの内周部側へ変位する。
次いで、カバーが装着されて孔部に第1規制部が対向すると、上記の外側に位置する方の外周部からの干渉が解除され、強制部の付勢力で第1規制部が孔部に入り込み、更に、強制部の付勢力で一部が孔部を貫通した第1規制部は、孔部と対向する第1凹部に入り込む。
このように、本発明に係るシフトレバーでは、カバーの装着作業において第1規制部が上記の外側に位置する方からの干渉を受けないように退避等をさせるといった特別な作業が不要で、単純にカバーを装着するだけでよいため、作業性が向上し、この意味でもコストの軽減に寄与する。しかも、第1規制部を強制部と共にカバーに一体成形できるため、部品点数を軽減でき、コストの軽減に寄与する。
請求項5に記載の本発明に係るシフトレバーは、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の本発明において、前記外側に位置する方に形成され、少なくとも前記外側に位置する方の外周部にて開口した第3凹部と、前記装着状態で前記第3凹部に入り込み可能に前記カバーの内周部に形成され、前記第3凹部への入り込み状態で前記長手方向に前記第3凹部の内壁に干渉可能な第3規制部と、を備えることを特徴としている。
請求項5に記載の本発明に係るシフトレバーでは、レバー本体及びノブの何れか一方が他方に挿し込まれた挿込状態で外側に位置する方に形成された第3凹部が、少なくとも、この外側に位置する方の外周部にて開口しており、カバーを装着することで、カバーに形成された第3規制部が第3凹部に入り込む。
この第3凹部に第3規制部が入り込んだ状態で、レバー本体やノブに対してカバーをレバー本体の長手方向に相対変位させようとすると、第3凹部の内壁に第3規制部が干渉され、第3規制部の移動が規制される。これにより、レバー本体の長手方向に沿ったカバーの移動を規制できる。
本発明に係るシフトレバーでは、このようなレバー本体の長手方向に沿ったカバーの移動規制にも、ねじやボルト等の締結部材が不要である。このため、カバーの取り付けに要する部品コストを低減できる。
請求項6に記載の本発明に係るシフトレバーは、請求項5に記載の本発明において、前記長手方向を軸方向とする軸周り方向に長手とされ、前記装着状態では前記第3規制部が入り込む横溝と、前記長手方向に沿った一端で前記横溝の一端に連続し、前記レバー本体の先端部及び前記ノブの基端部のうち、前記第3凹部を形成する方の端部で他端が開口した縦溝と、により前記第3凹部を構成した、ことを特徴としている。
請求項6に記載の本発明に係るシフトレバーでは、第3凹部は縦溝と横溝とにより構成され、第3規制部は横溝に入り込むことでレバー本体の長手方向に沿って横溝の内壁からの干渉を受ける。
ここで、横溝の他端から連続した縦溝の他端は、レバー本体の先端部及びノブの基端部のうち、第3凹部を形成する方の端部で開口している。このため、レバー本体の長手方向に沿って第3規制部と縦溝とを対向させた状態でレバー本体及びノブの何れか一方を他方に挿し込めば、第3規制部はそのまま第3凹部の縦溝に入り込み、上記の外側に位置する方からの干渉を受けない。したがって、この挿込作業を容易に行なうことができ、挿込作業における作業性を向上させることができる。
さらに、第3規制部が縦溝の一端(上記の開口側の端部とは反対側の端部)に干渉されることで、レバー本体の長手方向に沿ったレバー本体に対するノブの位置決めを行なうことができ、この意味でも作業性が向上する。
しかも、第3規制部が縦溝の一端に干渉された状態でレバー本体に対してカバーを相対的に回転させるだけで、第3規制部を横溝に入り込ませることができ、この際にも第3規制部は格別な干渉は受けず、この意味でも作業性が向上する。
さらには、横溝の一端(縦溝とは反対側の横溝の端部)に第3規制部が干渉されることで、レバー本体の長手方向を軸方向とする軸周り方向のカバーの位置決めも容易にできる。
請求項7に記載の本発明に係るシフトレバーは、少なくとも長手方向先端側で、前記長手方向に対して直交する一方向に沿った軸心位置から外周短径位置までの短径寸法が、前記長手方向に対して直交する他の方向に沿った軸心位置から外周長径位置までの長径寸法よりも短い断面非円形状に形成され、長手方向基端側又は長手方向中間部を中心に揺動操作することで車両に搭載された変速機を操作するレバー本体と、少なくとも基端側が前記レバー本体の断面形状と相似形状に形成されて、基端側が前記レバー本体の先端側に挿し込まれ又は前記レバー本体の先端側が基端側に挿し込まれて前記レバー本体に取り付けられる把持用のノブと、内径寸法が前記ノブ及び前記レバー本体のうち外側に位置する方の長径寸法以上の内周断面円形の筒状に形成され、前記ノブが取り付けられた前記レバー本体を外側から被覆するカバーと、前記カバーの内周部から突出形成されると共に、突出寸法が前記カバーの内径寸法と前記外側に位置する方の前記短径寸法との差以下の第1規制突出部と、前記ノブ及び前記レバー本体の何れか一方を何れか他方に挿し込んだ状態で外側に位置する方の外周長径位置に形成されて、前記外側に位置する方の外周部で開口し、前記カバーの装着状態で前記第1規制突出部が内側に入り込むと共に、前記長手方向を軸方向とする軸周り方向に内壁が前記第1規制突出部に干渉可能な第1係合凹部と、前記外側に位置する方の前記外周長径位置で貫通形成された貫通孔と、前記ノブ及び前記レバー本体のうち、前記貫通孔が形成されていない方の外周長径位置に前記貫通孔と対向して形成されると共に、少なくとも外方側へ向けて開口した第2係合凹部と、前記カバーの内周部から突出形成されると共に、突出寸法が前記カバーの内径寸法と前記外側に位置する方の前記短径寸法との差以下で且つ前記外側に位置する方の厚さ寸法よりも大きく、前記貫通孔を貫通して前記第2係合凹部に入り込んだ状態では前記長手方向に前記貫通孔及び前記第2係合凹部の内壁に干渉可能な第2規制突出部と、を備えている。
請求項7に記載の本発明に係るシフトレバーは、レバー本体に取り付けられたノブを把持して、レバー本体の長手方向基端側又は長手方向中間部を中心にレバー本体を揺動操作すると、車両に搭載された変速機が操作される。
一方、本発明に係るシフトレバーを組み立てる際には、レバー本体の先端側にノブの基端側が挿し込まれ、又は、ノブの基端側にレバー本体の先端側が挿し込まれる。さらに、レバー本体及びノブの何れか一方が他方に挿し込まれた状態で、カバーが装着される。
ここで、本発明に係るシフトレバーでは、レバー本体の先端側及びノブの基端側は、互いに断面非円形状の相似形とされている。これに対して、カバーの内周形状は円形で、その内径寸法は、挿し込み状態とされたレバー本体の先端側及びノブの基端側のうち、外側に位置する方の軸心位置から最も遠い外周長径位置までの外径寸法(以下、この部分での外径寸法を「長径寸法」と称する)に略等しい。したがって、ノブが取り付けられたレバー本体にカバーを装着すると、上記の外側に位置する方の外周長径位置における外周部がカバーの内周部に摺接する。
また、カバーの内周部には第1規制突出部及び第2規制突出部が形成されている。これらの第1規制突出部及び第2規制突出部は、何れも突出寸法がカバーの内径寸法と上記の外側に位置する方の外周短径位置での外径寸法(以下、この部分での外径寸法を「短径寸法」と称する)との差以下である。
このため、カバー装着にあたり、第1規制突出部及び第2規制突出部をレバー本体の長手方向に対して直交する方向に沿って外周短径位置と対向させることによって、上記の外側に位置する方の外周部に第1規制突出部及び第2規制突出部が干渉されず、容易にカバーを装着できる。
次いで、第1規制突出部及び第2規制突出部を上記の外側に位置する方の外周短径位置と対向させた状態でカバーを装着した後に、ノブが取り付けられたレバー本体に対してカバーをその軸心周りに回動させる。この回動により、第1規制突出部及び第2規制突出部はレバー本体の先端側及びノブの基端側における外周長径位置側へ相対的に変位し、上記の外側に位置する方の外周長径位置における外周部に形成された第1係合凹部に第1規制突出部が入り込む。
第1規制突出部が第1係合凹部に入り込んだ状態で更にノブ本体に対してカバーをノブ本体の長手方向を軸方向とする軸周り方向に回動させようとすると、第1規制突出部は第1係合凹部の内壁に干渉されて第1規制突出部の回動が規制される。これにより、カバーの回動が規制される。
また、第1規制突出部が第1係合凹部に入り込むまでレバー本体及びノブに対してカバーを回動させると、上記の外側に位置する方の外周長径位置に形成された貫通孔を第2規制突出部が貫通し、更に、挿し込み状態でのノブの基端側及びレバー本体の先端側のうち、内側に位置する方に貫通孔に対向して形成された第2係合凹部に第2規制突出部が入り込む。この状態で、レバー本体の長手方向にノブやレバー本体を動かし、例えば、ノブ及びレバーの何れか一方から他方を抜き取ろうとすると、第2係合凹部や貫通孔の内壁に第2規制突出部が干渉する。この第2規制突出部の干渉によりレバー本体の長手方向に沿ったノブやレバー本体の移動が規制される。
このようにして、本発明に係るシフトレバーでは、ねじやボルト等の締結部材を用いずとも、レバー本体及びノブの何れか一方に対する何れか他方の回動や抜き取りを規制できるため、レバー本体とノブとの取り付けに要する部品コストを低減できる。
以上説明したように、本発明に係るシフトレバーでは、ねじ等の特別な締結部材を用いなくてもノブをレバー本体に固定できるため、部品点数及び工数を削減でき、コストを安価にできる。
<第1の実施の形態の構成>
図6には本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバー10を適用したシフトレバー装置12の外観の概略が斜視図によって示されている。この図に示されるように、シフトレバー装置12はハウジング14を備えている。
詳細な説明は省略するがハウジング14は、図示しない平面視矩形筒状のロアハウジングと、このロアハウジングの上端を閉止するアッパハウジング15とにより構成されており、例えば、車両の運転席と助手席との間のフロア部分等に設けられている。アッパハウジング15には、例えば略車両前後方向に沿って長手方向とされたシフト溝16が形成されており、シフトレバー10が貫通している。
図1及び図2に示されるように、シフトレバー10は、略円筒のパイプ状に形成されたレバー本体18を備えている。レバー本体18は、アッパハウジング15の裏面側でロアハウジングに設けられたシャフト(図示省略)により略車両左右方向を軸方向とする軸周りに旋回可能に軸支されている。
また、アッパハウジング15の裏面側では、レバー本体18にワイヤ等の連結部材(図示省略)の一端が係止されている。この連結部材の他端は、直接又は間接的に自動変速機(図示省略)に接続されており、レバー本体18の旋回位置に応じた接続部材の変位量に応じて自動変速機が操作される構成となっている。すなわち、本実施の形態では、このワイヤ等の接続部材は、レバー本体18(シフトレバー10)の旋回位置(シフト位置)を検出するための位置検出手段として把握できる構成である。
なお、本実施の形態では、上記のように、ワイヤ等の接続部材を位置検出手段とした構成であったが、位置検出手段の構成は、このようなワイヤ等の接続部材に限定されるものではない。
例えば、アッパハウジング15の裏面側で、シフトレバー10に永久磁石を一体的に設けると共に、ロアハウジングの側壁等にホール素子やMRE素子等の磁気検出手段を設け、永久磁石の磁気の変化等を検出することで間接的にシフトレバー10の旋回位置(シフト位置)を検出する構成であってもよい。また、マイクロスイッチ等の機械的なスイッチ手段を位置検出手段としてロアハウジング等に設け、シフトレバー10が所定の旋回位置(シフト位置)まで旋回した際には、スイッチ手段がオン又はオフとなり、これによりシフトレバー10の旋回位置(シフト位置)を検出する構成としてもよい。
一方、図1及び図6に示されるように、レバー本体18の上端側には、ノブ20を構成するノブ本体22が設けられている。ノブ本体22は、外周形状が、例えば、運転席に着座した乗員が自然に把持できる形状に合成樹脂材によって成形されている。また、図1に示されるように、ノブ本体22には有底の横孔24が形成されている。横孔24は開口方向が略車両左右方向とされており、運転席の乗員がノブ本体22を把持した際に、把持した手の親指の近傍で開口するように形成されている。
また、ノブ本体22には縦孔26が形成されている。縦孔26は開口方向が横孔24に対して直交した方向(換言すれば、レバー本体18の旋回半径方向に沿った方向)とされている。縦孔26は、その一端がノブ本体22の基端部(レバー本体18側の端部)にて開口し、他端が横孔24の深さ方向(開口方向)中間部における内周面にて開口している。
さらに、上記の横孔24にはノブボタン28が横孔24の開口方向及びその反対方向に沿ってスライド可能に嵌め込まれている。ノブボタン28はその先端側が横孔24から突出した状態で横孔24に嵌め込まれており、ノブ本体22を把持した手の親指でノブボタン28の先端を押圧するとノブボタン28が横孔24の内部に押し込まれる構造となっている。
ノブボタン28の基端部には斜面部30が形成されている。斜面部30は横孔24の底部側に対して縦孔26側へ向けて傾斜している。また、縦孔26が開口した部分よりも横孔24の底部側には押圧片32が設けられている。
押圧片32は縦孔26の開口部分とは反対側に設けられた連結片34よってノブボタン28に一体に連結されている。押圧片32と横孔24の底部との間には圧縮コイルスプリング36が配置されており、押圧片32、ひいてはノブボタン28は圧縮コイルスプリング36の付勢力により横孔24の開口端側へ向けて付勢されている。
また、ノブ本体22の基端部には筒部38が一体的に取り付けられている。筒部38は縦孔26に対して同軸的に設けられており、その上端がノブ本体22の基端部に固定されている。筒部38の内径寸法は上述したレバー本体18の外径寸法よりも大きく、レバー本体18の上端側が筒部38の下端から嵌挿されている。
レバー本体18の内部には棒状のディテントロッド40が収容されている。ディテントロッド40の上端側は筒部38の内部及びノブ本体22の縦孔26を通過して横孔24のノブボタン28と押圧片32との間に入り込んでいる。
ディテントロッド40の先端部は略半球形状に形成されており、ノブボタン28の斜面部30に接している。ノブボタン28が圧縮コイルスプリング36の付勢力に抗して横孔24の底部側へ押し込まれると、斜面部30がディテントロッド40の先端部を下方、すなわち、レバー本体18の基端側へ押圧する。アッパハウジング15の裏面側ではディテントロッド40に図示しないディテントピンが形成されている。
ディテントピンは、シフトレバー10の外側へ突出しており、例えば、ロアハウジングの側壁に形成されたディテント孔に入り込んでいる。シフトレバー10の旋回方向に沿ってディテント孔の内周部に形成された係合部にディテントピンが係合した状態では、シフトレバー10に伴うディテントピンの旋回が規制されるため、結果的にシフトレバー10の旋回が規制される。
但し、上記のように、ノブボタン28を押し込んでディテントロッド40と共にディテントピンを押し下げ、ディテントピンとディテント孔の係合部との係合状態を解除することで、上記のシフトレバー10の旋回規制が解除される構造となっている。
また、図1及び図2に示されるように、筒部38には一対の孔部42が筒部38を貫通するように形成されている。孔部42は筒部38の軸心を介して互いに対向する如く形成されている。各孔部42は、筒部38の外周側から内周側へ向けて漸次内径寸法が小さくなる「略すり鉢」状に形成されている。さらに、各孔部42の内側には球体又は規制部材として第1規制部を構成する鋼球44が配置されている。
鋼球44の外径寸法は、孔部42が形成されている部分における筒部38の肉厚以上であると共に、筒部38の内周部側での孔部42の開口端の内径寸法よりも大きく、筒部38の外周部側での孔部42の開口端の内径寸法よりも小さい。したがって、鋼球44は筒部38の外周部側から内周部側へ孔部42を完全に通過してしまうことはない。
しかしながら、筒部38の内周部側における孔部42の開口端に鋼球44が当接し、孔部42の内周部によって鋼球44の通過が規制された状態では、鋼球44の一部が孔部42を通過し、筒部38の内周部よりも内側へ鋼球44が突出する。この状態における鋼球44の突出寸法は、筒部38に対して同軸的にレバー本体18の先端側を筒部38の内側へ挿し込んだ状態での筒部38の内周部とレバー本体18の外周部との間の隙間と同じか、又は、この隙間よりも僅かに大きい。
また、孔部42に対応して筒部38の外周部には抜止リング46が接着や溶着等によって固定されている。抜止リング46は、内径寸法が鋼球44の外径寸法よりも小さく、外径寸法が筒部38の外周部側における孔部42の内径寸法よりも大きなリング状の部材とされている。したがって、抜止リング46の内周部が鋼球44に干渉することで孔部42から鋼球44が抜け落ちることを防止している。
ここで、抜止リング46の内径寸法及び筒部38の内周部側における孔部42の開口端の内径寸法は、何れも鋼球44の外径寸法よりも小さいが、筒部38の内周部側における孔部42の開口端に鋼球44が干渉された状態から抜止リング46の内周部に鋼球44が干渉されるまでの間、筒部38の径方向に鋼球44が変位できるように抜止リング46及び孔部42の各内径寸法が設定されている。
一方、筒部38に設けられた鋼球44に対応してレバー本体18の外周部には、第1凹部としての環状溝60が形成されている。環状溝60はレバー本体18の外周部で開口した有底の溝で、その開口幅寸法(レバー本体18の軸方向に沿った環状溝60の開口寸法)は、筒部38の内周部から突出した鋼球44が入り込める大きさとされている。
また、孔部42よりも筒部38の先端側には、第2規制部としての一対の規制片64が形成されている。これらの規制片64は筒部38の軸心を介して互いに対向するように、筒部38の内周部から突出形成されている。
これらの規制片64に対応してレバー本体18には、第2凹部としての一対の切欠48がレバー本体18の軸心を介して互いに対向するように形成されている。切欠48はレバー本体18の長手方向に沿って長手とされて、レバー本体18の上端にて開口している。
また、切欠48の内幅寸法は、上記の規制片64の幅寸法よりも僅かに大きく、筒部38及びレバー本体18の軸方向に沿って規制片64と切欠48とが対向した状態で筒部38の内側にレバー本体18が挿入されると、各切欠48に対応する規制片64が入り込む。
さらに、本シフトレバー10はカバー50を備えている。カバー50は、例えば、合成樹脂材により筒状で且つ外周形状が所定の形状に成形されており、少なくとも、アッパハウジング15よりも上方で筒部38(本実施の形態では、上端部近傍を除く)及びレバー本体18をその内側に収容している。このように、レバー本体18や筒部38をカバー50で覆うことにより、シフトレバー10の質感や外観を向上させている。
カバー50の内周部には、第3規制部としての一対の規制片52が突出形成されている。図2に示されるように、これらの規制片52に対応して筒部38には縦溝54及び横溝56とにより構成された第3凹部としてのL字溝58が形成されている。
L字溝58を構成する縦溝54は、筒部38の厚さ方向に貫通形成されていると共に、筒部38の軸方向に沿って長手方向とされており、その一端(ノブ本体22とは反対側の端部)は、筒部38の下端(ノブ本体22とは反対側の端部)にて開口している。
縦溝54の内幅寸法は、規制片52の幅寸法(詳細には、筒部38の周方向に沿った規制片52の寸法)よりも僅かに大きく、筒部38及びカバー50の軸方向に沿って規制片52と縦溝54とを対向させた状態で、筒部38をカバー50の上端からカバー50の内側に挿し込むと、縦溝54の内側に規制片52が入り込む構造となっている。また、カバー50の上端部が筒部38に対する所定の被覆位置まで到達して筒部38を覆うと、規制片52に縦溝54の上底部が干渉する構造となっている。
これに対して、L字溝58を構成する横溝56は、筒部38の厚さ方向に貫通形成されていると共に、筒部38の周方向に沿って長手とされ、その一端は縦溝54の他端と繋がっている。横溝56の内幅寸法(筒部38の軸方向に沿った横溝56の寸法)は、規制片52の厚さ寸法(詳細には、筒部38の軸方向に沿った規制片52の寸法)よりも僅かに大きく、縦溝54の上底部に規制片52が干渉した状態で、筒部38の軸心周りにカバー50を回転させることにより、規制片52が横溝56の内部に入り込む構造となっている。
一方、図2に示されるように、上記の規制片52よりもカバー50の上端側には強制部としての一対の押圧片62が形成されている。これらの押圧片62は、各々が舌片状に形成されてカバー50の内周部から延出されている。また、各押圧片62はカバー50の径方向に沿って厚さ方向とされており、押圧片62の基端部におけるカバー50の内径寸法、すなわち、カバー50の軸心から押圧片62の基端部までの長さは、筒部38の外径寸法よりも極僅かに大きい程度とされている。
この点について補足すると、押圧片62の基端部におけるカバー50の内径寸法と鋼球44の外径寸法との差が、レバー本体18の外周部の半径寸法よりも小さく、環状溝60の底部におけるのレバー本体18の半径寸法よりも大きい。
上記のように、カバー50の内周部から延出された押圧片62は、基端部以外はカバー50の内周部から離間しており、更には、その先端側ほどカバー50の軸心からの距離が長くなるように形成されている。また、押圧片62は、規制片52がL字溝58の縦溝54に入り込んだ状態でカバー50及び筒部38の軸方向に沿って概ね縦溝54の下方側で且つ孔部42の外側に先端部が位置するように形成されている。
さらに、押圧片62は、基端部から先端部への向きが、縦溝54に対する横溝56の向きと同じ方向とされており、基端部から先端部までの押圧片62の長さは、横溝56の長さ程度(厳密に同じでなくても構わない)とされている。
<第1の実施の形態の作用、効果>
次に、シフトレバー10の組み立てに関する説明を通して本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本シフトレバー10では、カバー装着工程でノブ20にカバー50が装着される。このカバー装着工程では、ノブ20の筒部38とカバー50とを略同軸とし、更に、筒部38の軸周りに規制片52と縦溝54とを略同位相とした状態で、カバー50の上端側からカバー50の内側に筒部38の下端側が挿入される。
上記のように、筒部38の軸周りに規制片52と縦溝54とが同位相であるため、カバー50に筒部38を挿入すると、図5の(A)に一点鎖線で示されるように、筒部38の開口端から規制片52が筒部38に入り込む。この状態で、更に筒部38をカバー50に挿入させると、図5の(A)に二点鎖線で示されるように、縦溝54の上底部が規制片52に当接して干渉する。
この状態では、図3の(A)及び図5の(A)に示されるように、筒部38の径方向に孔部42と押圧片62の先端部とが対向するか、或いは、孔部42の極近傍に押圧片62の先端部が位置している。
次いで、ノブ装着工程では、カバー50と共にノブ20がレバー本体18に装着される。このノブ装着工程では、筒部38とレバー本体18とが略同軸で、しかも、筒部38及びレバー本体18の軸心周りに規制片64と切欠48とが同位相となった状態でレバー本体18が筒部38の下端から筒部38の内側に挿入される。
上記のように、筒部38及びレバー本体18の軸心周りに規制片64と切欠48とが同位相となっているため、レバー本体18が先端側から筒部38の内側に挿入されると、切欠48の内側に規制片64が入り込む。このように規制片64が切欠48の内側に規制片64が入り込むことで、筒部38及びレバー本体18の軸心周りに、筒部38及びレバー本体18の何れか一方が他方に対して回動しようとすると、規制片64及び切欠48の内壁の何れか一方が他方に干渉する(すなわち、レバー本体18に対するノブ20の「回り止め」となる)。この干渉により上記の回動が規制される。
また、このように、レバー本体18を筒部38の内側に挿入すると、筒部38の内周側での孔部42の開口端から突出した鋼球44に、レバー本体18の上端部が干渉する。但し、鋼球44は、抜止リング46の内周部に干渉されるまで、筒部38の径方向外方へ変位できる。
このため、上記のように鋼球44がレバー本体18からの干渉を受けると、転がりつつ筒部38の径方向外方へ変位する。これにより、鋼球44からの干渉は受けるものの、比較的円滑に筒部38にレバー本体18が挿入され、筒部38の径方向に孔部42と環状溝60とが対向する。
次いで、このように、筒部38にレバー本体18を挿入した状態(図3及び図4の各(A)図示状態)から、カバー50を図3及び図4の各(A)の矢印A方向に回転させると、規制片52が横溝56内に入り込む。この状態で図3及び図4の各(A)の矢印A方向に更にカバー50を回転させると、図4及び図5の各(B)に示されるように、横溝56の底部が規制片52に干渉する。これにより、それ以上の矢印A方向へのカバー50の回転が規制される。
このように、横溝56の底部に規制片52が干渉された状態では、図3の(B)に示されるように、押圧片62の基端部が筒部38の径方向に沿って孔部42と対向する。上記のように、カバー50の軸直交方向に沿ったカバー50の軸心かた押圧片62の基端部までの寸法は、筒部38の外周部における半径寸法に略等しい(厳密には極僅かに大きい)。
このため、押圧片62の基端部が筒部38の径方向に沿って孔部42に対向すると、押圧片62の基端部に鋼球44が干渉(押圧)されて鋼球44が押圧されて、筒部38の半径方向内方側へ鋼球44が強制変位させられる。これにより、例えば、押圧片62に干渉されるまでは抜止リング46の孔から鋼球44の一部が外部に露出していたとしても、鋼球44は、少なくとも筒部38の外周部より外側に突出しない位置まで移動する。
さらに、上記のように、鋼球44の外径寸法(直径寸法)は筒部38の厚さ寸法よりも大きい。このため、筒部38の外周部より外側に突出しない位置まで鋼球44が移動することで鋼球44の一部は筒部38の内周側における孔部42の開口端から筒部38の内側に突出(露出)する。
この状態では、筒部38の径方向に孔部42と環状溝60とが対向している。このため、孔部42の開口端から筒部38の内側に突出した鋼球44の一部は、環状溝60に入り込む。
したがって、環状溝60に鋼球44の一部が入り込んだ状態では、筒部38に対してレバー本体18をその軸方向に変位させようとすると(例えば、筒部38からレバー本体18を抜こうとすると)、環状溝60の内壁に鋼球44が干渉する。
上記のように、鋼球44は孔部42の内部で筒部38の径方向に変位可能であるが、鋼球44は押圧片62に干渉されて筒部38の径方向外方側への鋼球44の変位が規制される。鋼球44に環状溝60の内壁が干渉されることで、筒部38に対してレバー本体18がその軸方向に変位すること、すなわち、筒部38からのレバー本体18の抜き取りが規制され、シフトレバー10が組み立てられる。
このように、本シフトレバー10は、筒部38(ノブ20)をカバー50に挿入して、カバー50及び筒部38(ノブ20)にレバー本体18を挿入し、カバー50を回転させるだけで、ねじ等の締結部材を用いなくてもシフトレバー10の組み付けが行なえる。このため、部品コストを低減できると共に、締結部材の締結工程をなくすことができるため、シフトレバー10の組み付け工程における工数を低減でき、この意味でもコストを安価にできる。
<第2の実施の形態の構成>
次に本発明のその他の実施の形態について説明する。なお、以下の各実施の形態を説明するにあたって前記第1の実施の形態を含めて説明している実施の形態よりも前出の実施の形態と基本的に同一の部位に関しては、同一の符号を付与してその詳細な説明を省略する。
図7には本発明の第2の実施の形態に係るシフトレバー80の要部の構造が断面図によって示されており、図8には本シフトレバー80の要部の構造が分解斜視図によって示されている。
これらの図に示されるように、シフトレバー80のノブ20を構成する筒部38には孔部42やL字溝58が形成されておらず、代わりに、孔部としての一対の縦孔82及び第2規制部としての一対の規制片84が形成されている。縦孔82は筒部38の軸方向に沿って長手のスリット状に形成されており、筒部38の軸心を介して一方の縦孔82の反対側に他方の縦孔82が形成されている。筒部38の周方向に沿って縦孔82の一方の側には上記の規制片84が筒部38の径方向内方側へ向けて突出形成されている。
一方、シフトレバー80のレバー本体18には、切欠48及び環状溝60が形成されておらず、代わりに第1凹部としての縦溝86及び第2凹部としての横溝88により構成されたL字溝90が形成されている。縦溝86はレバー本体18の厚さ方向に貫通形成されていると共に、筒部38の軸方向に沿って長手のスリット状に形成されており、長手方向一端がレバー本体18の上端部にて開口している。
また、縦溝86の内幅寸法は、上記の縦孔82の内幅寸法に略等しい。これに対して、横溝88はレバー本体18の厚さ方向に貫通形成されていると共に、縦溝86の他端からレバー本体18の周方向一方の側へ延びるように形成されている。横溝88の内幅寸法は、筒部38の軸方向に沿った規制片84の寸法よりも極僅かに大きい程度とされている。
さらに、シフトレバー80のカバー50には、押圧片62及び規制片52に代わり強制部(付勢部)としての一対の弾性片92がカバー50の軸心を介して互いに対向するように形成されている。弾性片92は基部94を備えている。基部94は厚さ方向がカバー50の軸方向に沿った略矩形の板状に形成されており、カバー50の内周部から突出している。
基部94の先端部からは、カバー50の上端部へ向けて縦壁96が形成されている。縦壁96はカバー50の径方向に沿って厚さ方向とされた略矩形の板状に形成されており、厚さ方向一方の面(カバー50の径方向内方側へ向いた面)には第1規制部としてのブロック状の規制片98が形成されている。規制片98は幅寸法が上記の縦孔82及び縦溝86の内幅寸法よりも僅かに小さい程度とされており、また、縦壁96からの延出寸法は筒部38の肉厚以上とされている。
<第2の実施の形態の作用、効果>
次に、シフトレバー80の組み立てに関する説明を通して本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本シフトレバー80では、ノブ装着工程でレバー本体18の先端部にノブ20が装着される。このノブ装着工程では、ノブ20を構成する筒部38とレバー本体18とを略同軸にし、且つ、筒部38及びレバー本体18の軸心周りに規制片84と縦溝86とが略同位相となった状態で、筒部38の下端から筒部38の内側にレバー本体18が上端側から挿し込まれる。
レバー本体18が筒部38内に挿し込まれると、規制片84が縦溝86に入り込む。この状態から更にレバー本体18が筒部38内に挿し込まれると、縦溝86の底部に規制片84が当接して、筒部38内へのそれ以上のレバー本体18の挿し込みが規制される。
次いで、この状態からノブ20をレバー本体18の軸心周りの一方(縦溝86の底部からの横溝88の形成方向)に回転させると、規制片84が横溝88に入り込む。このようにしてノブ20を所定角度回転させると、横溝88の他端(縦溝86とは反対側の端部)に規制片84が当接し、それ以上のノブ20の回転が規制される。
上記のように、横溝88の内幅寸法は、筒部38の軸方向に沿った規制片84の寸法よりも極僅かに大きい程度である。このため、横溝88内に入り込んだ規制片84は、横溝88の内に干渉されることでレバー本体18の軸方向に沿った変位が規制される。これにより、レバー本体18の軸方向に沿ったレバー本体18に対するノブ20の相対的な変位が規制される。
また、このように、横溝88の他端に規制片84が当接するまでノブ20を回転させると、レバー本体18及び筒部38の径方向に沿って縦溝86と縦孔82とが重なり合う。
次いで、カバー装着工程では、カバー50とレバー本体18とが略同軸で、且つ、レバー本体18の軸心周りに縦溝86と規制片98とが略同位相となった状態でカバー50がノブ20及びレバー本体18に装着される。このカバー50の装着の際には、カバー50に形成された規制片98が筒部38に干渉されるが、規制片98が筒部38からの干渉を受けると縦壁96、ひいては規制片98がカバー50の内周部へ接近する方向に弾性片92が弾性変形する。これにより、規制片98は筒部38の外周側に変位し、規制片98に対する筒部38の干渉がカバー50装着の障害になることを防止している。
レバー本体18及びノブ20の軸方向に沿った所定位置にカバー50が到達すると、レバー本体18及び筒部38の径方向に沿って縦孔26と規制片98とが対向する。これにより、規制片98に対する筒部38の干渉が解除されると弾性片92の弾性により規制片98が縦孔82を貫通して縦溝86に入り込む。
上記のように、規制片98の幅寸法は縦孔82及び縦溝86の内幅寸法よりも僅かに小さい程度とされている。このため、規制片98が縦孔82及び縦溝86に入り込んだ状態で、レバー本体18及び筒部38の軸心周りにノブ20やレバー本体18を回転させようとすると、縦溝86や縦孔82の内壁が規制片98の干渉を受け、これにより、ノブ20やレバー本体18の回転が規制される。
このように、本シフトレバー80は、筒部38(ノブ20)にレバー本体18を挿入してからノブ20を回転させ、更に、レバー本体18及び筒部38(ノブ20)にカバー50を装着するだけで、ねじ等の締結部材を用いなくてもシフトレバー80の組み付けが行なえる。このため、部品コストを低減できると共に、締結部材の締結工程をなくすことができるため、シフトレバー80の組み付け工程における工数を低減でき、この意味でもコストを安価にできる。
<第3の実施の形態の構成>
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。
図9には本実施の形態に係るシフトレバー110の要部の構造が断面図によって示されており、図10には本シフトレバー110の要部の構造が分解斜視図によって示されている。
これらの図に示されるように、シフトレバー110のノブ20は、前記第1及び第2の実施の形態に係るシフトレバー10、90のような筒部38を備えておらず、代わりに筒部112を備えている。筒部112は筒状である点に関しては筒部38と同じであるが、筒部38が断面略円形であったのに対し、筒部112の断面形状は、円の一部を直線状に切除し、しかも、この切除部分が円の中心を介した両側に形成された略小判形状とされている。
この断面略小判形状の筒部112の外周部のうち、各々が円弧状とされた一対の円弧部114の間の外径寸法は、内周形状が略円形とされたカバー50の内径寸法よりも極僅かに小さい程度とされている。
また、筒部112の各円弧部114には、第1係合凹部としての縦溝116が形成されている。縦溝116は筒部112の厚さ方向に貫通形成されていると共に、筒部112の軸方向に沿って長手のスリット状に形成されている。
この縦溝116よりも筒部112の下端側(ノブ本体22とは反対側)には貫通孔としての横孔118が形成されている。横孔118は円弧部114に略一様に形成されており、筒部112の厚さ方向に貫通している。
また、本シフトレバー110は、前記第1及び第2の実施の形態に係るシフトレバー10、90のようなレバー本体18を備えておらず、代わりにレバー本体120を備えている。レバー本体120は筒状である点に関してはレバー本体18と同じであるが、レバー本体18が断面略円形であったのに対し、レバー本体120の断面形状は、上記の筒部112に嵌挿可能な略小判形状とされている。
この断面略小判形状とされたレバー本体120の外周部のうち、各々が円弧状とされた一対の円弧部122には、第2係合凹部としての横溝124が略一様に形成されている。但し、筒部112に形成された横孔118とは異なり、横溝124はレバー本体120の厚さ方向に貫通しておらず、前記第1の実施の形態における環状溝60のような有底形状とされている。
また、シフトレバー110のカバー50には、押圧片62、規制片52、及び弾性片92に代わり、第1規制突出部としての一対の弾性規制片126が設けられている。これらの弾性規制片126は、幅寸法(換言すれば、カバー50の周方向に沿った弾性規制片126の寸法)が、筒部112に形成された縦溝116の内幅寸法よりも極僅かに小さい程度に形成されている。
さらに、カバー50の内周部からの各弾性規制片126の突出寸法は、筒部112の外周部のうち、円弧部114における筒部112の外径寸法と、略平面状に形成された平面部128における筒部112の外径寸法との差の1/2未満とされている。
この弾性規制片126の下側には、L字片130がカバー50の内周部から突出形成されている。L字片130は、カバー50の周方向に沿って長手の第2規制突出部としての横片132を備えている。横片132は、カバー50の軸方向に沿って厚さ方向とされた板状で、その厚さ寸法は、上記の横孔118、124の内幅寸法よりも極僅かに小さい程度に形成されている。
また、カバー50の内周部からの横片132の突出寸法は、筒部112の厚さ寸法よりも大きく、筒部112の厚さ寸法と横溝124の負荷さ寸法との和以下で、且つ、筒部112の外周部のうち、円弧部114における筒部112の外径寸法と、略平面状に形成された平面部128における筒部112の外径寸法との差の1/2未満とされている。
さらに、カバー50の内周方向に沿った横片132の一端からは連続して縦片134が形成されている。縦片134は、上記の弾性規制片126が縦溝116に嵌合した状態で、縦溝116に対して筒部112の周方向一方の側における円弧部114の近傍で平面部128に干渉する位置に形成されている。
<第3の実施の形態の作用、効果>
次に、シフトレバー110の組み立てに関する説明を通して本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本シフトレバー110では、ノブ装着工程で筒部112の下端側から筒部112の内側にレバー本体120の上端側が挿し込まれる。ここで、前記第1及び第2の実施の形態とは異なり、レバー本体120及び筒部112の断面形状は円形ではなく、略小判形状である。このため、筒部112の下端側に内側にレバー本体120を挿し込んだ状態でレバー本体120に対して筒部112(すなわち、ノブ20)が筒部112及びレバー本体120の軸心周りに回転することがない。
ノブ装着工程では、筒部112及びレバー本体120の径方向に沿って横孔118と横溝124とが対向するまで筒部112にレバー本体120が挿し込まれる。
次いで、カバー装着工程では、筒部112の平面部128と弾性規制片126及びL字片130とが、レバー本体120及び筒部112の軸心周りに略同位相となる状態で、ノブ20がカバー50の内側に挿入される。ここで、本実施の形態では、筒部112の外周形状を円形ではなく、略小判形状とした。このため、円弧部114において筒部112とカバー50の内周部とは当接しているが、平面部128とカバー50の内周部との間には空隙(図11の(A)を参照)が形成されている。
しかも、弾性規制片126及びL字片130の突出寸法は、円弧部114における筒部112の外径寸法と、平面部128における筒部112の外径寸法と、の差の1/2未満である。このため、図11の(A)に示されるように、筒部112の平面部128と弾性規制片126及びL字片130とがレバー本体120及び筒部112の軸心周りに略同位相の状態でとなる状態でノブ20がカバー50の内側に挿入されるとで、弾性規制片126及びL字片130にカバー50が干渉しない。
これにより、円滑にノブ20をカバー50の内側に挿入できる(換言すれば、カバー50に筒部112を挿入する際に、平面部128が弾性規制片126やL字片130に干渉しないよう、弾性規制片126やL字片130の突出寸法が設定されている)。
カバー50及び筒部112の周方向に沿って横孔118と横片132とが対向する位置までカバー50にノブ20が挿入されると、横片132の一端(縦片134の側)から他端への向き、すなわち、図11の(A)における矢印B方向にカバー50が回転させられる。この回転により、図11の(B)に示されるように、横片132が他端側から横孔118に入り込む。
また、横片132の突出寸法は筒部112の厚さ寸法よりも大きく、筒部112の厚さ寸法と横溝124の負荷さ寸法との和以下である。このため、横孔118に入り込んだ横片132は、横孔118を貫通してレバー本体120に形成された横溝124に入り込む。
横片132の厚さ寸法は横孔118、124の内幅寸法よりも極僅かに小さい程度である。このため、横片132が横孔118を通過して横溝124に入り込むことで、カバー50をノブ20やレバー本体120に対してレバー本体120の軸方向に変位させようとすると、横片132に横孔118、124の内壁が干渉する。これにより、レバー本体120の軸方向に沿ったノブ20、レバー本体120、及びカバー50の相対的な変位が規制される。
また、レバー本体120の軸心周りにカバー50を所定角度回転させると、弾性規制片126が円弧部114と平面部128との境界近傍で筒部112に当接し、筒部112に干渉される。この状態で弾性規制片126を含めてカバー50を弾性変形させつつカバー50を回転させる。
この状態から、円弧部114と平面部128との境界近傍で縦片134が筒部112に当接し、筒部112に干渉されるまでカバー50が回転させられると、縦溝116と弾性規制片126とをカバー50及びレバー本体120の径方向に対向する。このように、縦溝116と弾性規制片126とが対向すると、弾性規制片126並びにカバー50の弾性で弾性規制片126が縦溝116内に入り込む。
弾性規制片126の幅寸法は縦溝116内幅寸法よりも僅かに小さい程度とされているため、弾性規制片126が縦溝116に入り込んだ状態で、カバー50をレバー本体120及び筒部112の軸心周りに回転させようとすると、縦溝116の内壁に弾性規制片126が干渉され、これにより、カバー50の回転が規制される。また、この状態では、縦片134が筒部112に当接し、筒部112に干渉されているため、これによってカバー50の回転が規制される。
このように、本シフトレバー110は、筒部112(ノブ20)にレバー本体120を挿入し、更に、レバー本体120及び筒部112(ノブ20)にカバー50を装着してから、カバー50を回転させるだけで、ねじ等の締結部材を用いなくてもシフトレバー110の組み付けが行なえる。このため、部品コストを低減できると共に、締結部材の締結工程をなくすことができるため、シフトレバー110の組み付け工程における工数を低減でき、この意味でもコストを安価にできる。
本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバーの要部の構成の概略を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバーの要部の構成の概略を示す分解斜視図である。 (A)はカバー装着工程におけるカバー回転前の状態を示し、(B)はカバー回転後の状態を示す図2及図5の3−3線に沿った断面図である。 (A)はカバー装着工程におけるカバー回転前の状態を示し、(B)はカバー回転後の状態を示す図2及図5の4−4線に沿った断面図である。 (A)はカバー装着工程におけるカバー回転前の状態を示し、(B)はカバー回転後の状態を示す概略的な正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るシフトレバーを用いたシフトレバー装置の外観を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシフトレバーの要部の構成の概略を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るシフトレバーの要部の構成の概略を示す分解斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバーの要部の構成の概略を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るシフトレバーの要部の構成の概略を示す分解斜視図である。 (A)はカバー装着工程におけるカバー回転前の状態を示し、(B)はカバー回転後の状態を示す断面図である。
符号の説明
10 シフトレバー
18 レバー本体
20 ノブ
42 孔部
44 鋼球(球体、規制部材、第1規制部)
48 切欠(第2凹部)
50 カバー
52 規制片(第3規制部)
58 L字溝(第3凹部)
60 環状溝(第1凹部)
62 押圧弾性片(強制部)
64 規制片(第2規制部)
80 シフトレバー
82 縦孔(孔部)
84 規制片(第2規制部)
86 縦溝(第1凹部)
88 横溝(第2凹部)
92 弾性片(強制部、付勢部)
98 規制片(第1規制部)
110 シフトレバー
116 縦溝(第1係合凹部)
118 横溝(貫通孔)
120 レバー本体
124 横溝(第2係合凹部)
126 弾性規制片(第1規制突出部)
132 横片(第2規制突出部)

Claims (7)

  1. ノブの基端側に先端側が挿し込まれ又は先端側に前記ノブの基端側が挿し込まれたレバー本体を、長手方向基端側又は長手方向中間部を中心に揺動操作することで車両に搭載された変速機を操作すると共に、前記ノブが取り付けられた前記レバー本体を外側からカバーが被覆したシフトレバーであって、
    前記レバー本体及び前記ノブの何れか一方を他方に挿し込んだ挿込状態で外側に位置する方に形成されて、前記レバー本体の長手方向に対して直交する方向に前記外側に位置する方を貫通する孔部と、
    前記挿込状態で内側に位置する方に形成されて、前記挿込状態で前記直交する方向に前記孔部と対向し且つ前記孔部側へ向けて開口した第1凹部と、
    前記孔部の貫通方向に対応した方向に変位可能で、少なくと一部が前記孔部内に位置した状態で前記孔部から突出した部分が前記第1凹部に入り込み可能とされ、前記第1凹部又は前記孔部の内壁に対して前記長手方向及び前記長手方向を軸方向とする軸周り方向の少なくとも何れか一方に干渉可能な第1規制部と、
    前記カバーの内周部に形成され、前記レバー本体への前記カバーの装着状態で前記第1規制部を前記第1凹部側へ強制的に変位させる強制部と、
    前記レバー本体又は前記ノブに形成された第2凹部と、
    前記レバー本体、前記ノブ、及び前記カバーのうち、前記第2凹部が形成されていない方の何れか1つに形成されて、前記挿込状態で前記第2凹部の内側に入り込み、前記長手方向及び前記軸周り方向のうち、少なくとも前記第1規制部による前記第1凹部又は孔部の内壁への干渉方向とは異なる方向に前記第2凹部の内壁に干渉可能な第2規制部と、
    を備えることを特徴とするシフトレバー。
  2. 前記孔部の貫通方向に移動可能に前記孔部の内側に予め設けられ、前記直交する方向に前記強制部と対向することで、前記強制部からの押圧力を受けて一部が前記孔部から突出するまで前記第1凹部側へ移動する規制部材を前記第1規制部とした、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシフトレバー。
  3. 前記外側に位置する方の内周部側での内側開口端の内径寸法より前記外側に位置する方の外周部側での外側開口端の内径寸法が大きなテーパ状に前記孔部を形成すると共に、
    外径寸法が前記内側開口端より大で前記外側開口端の内径寸法より小とされ、前記内側開口端の内周部に干渉されるまで前記内側開口端側へ移動することで一部が前記内側開口端から突出する球体を前記規制部材とした、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシフトレバー。
  4. 前記カバーの内周部から延出されると共に、前記カバーの内周部に対して接離する方向に弾性変形可能な付勢部を前記強制部とし、当該強制部の先端に前記第1規制部を一体的に設け、前記第1規制部を前記カバーの内周部に対して接離移動可能とした、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシフトレバー。
  5. 前記外側に位置する方に形成され、少なくとも前記外側に位置する方の外周部にて開口した第3凹部と、
    前記装着状態で前記第3凹部に入り込み可能に前記カバーの内周部に形成され、前記第3凹部への入り込み状態で前記長手方向に前記第3凹部の内壁に干渉可能な第3規制部と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のシフトレバー。
  6. 前記長手方向を軸方向とする軸周り方向に長手とされ、前記装着状態では前記第3規制部が入り込む横溝と、
    前記長手方向に沿った一端で前記横溝の一端に連続し、前記レバー本体の先端部及び前記ノブの基端部のうち、前記第3凹部を形成する方の端部で他端が開口した縦溝と、
    により前記第3凹部を構成した、
    ことを特徴とする請求項5に記載のシフトレバー。
  7. 少なくとも長手方向先端側で、前記長手方向に対して直交する一方向に沿った軸心位置から外周短径位置までの短径寸法が、前記長手方向に対して直交する他の方向に沿った軸心位置から外周長径位置までの長径寸法よりも短い断面非円形状に形成され、長手方向基端側又は長手方向中間部を中心に揺動操作することで車両に搭載された変速機を操作するレバー本体と、
    少なくとも基端側が前記レバー本体の断面形状と相似形状に形成されて、基端側が前記レバー本体の先端側に挿し込まれ又は前記レバー本体の先端側が基端側に挿し込まれて前記レバー本体に取り付けられる把持用のノブと、
    内径寸法が前記ノブ及び前記レバー本体のうち外側に位置する方の長径寸法以上の内周断面円形の筒状に形成され、前記ノブが取り付けられた前記レバー本体を外側から被覆するカバーと、
    前記カバーの内周部から突出形成されると共に、突出寸法が前記カバーの内径寸法と前記外側に位置する方の前記短径寸法との差以下の第1規制突出部と、
    前記ノブ及び前記レバー本体の何れか一方を何れか他方に挿し込んだ状態で外側に位置する方の外周長径位置に形成されて、前記外側に位置する方の外周部で開口し、前記カバーの装着状態で前記第1規制突出部が内側に入り込むと共に、前記長手方向を軸方向とする軸周り方向に内壁が前記第1規制突出部に干渉可能な第1係合凹部と、
    前記外側に位置する方の前記外周長径位置で貫通形成された貫通孔と、
    前記ノブ及び前記レバー本体のうち、前記貫通孔が形成されていない方の外周長径位置に前記貫通孔と対向して形成されると共に、少なくとも外方側へ向けて開口した第2係合凹部と、
    前記カバーの内周部から突出形成されると共に、突出寸法が前記カバーの内径寸法と前記外側に位置する方の前記短径寸法との差以下で且つ前記外側に位置する方の厚さ寸法よりも大きく、前記貫通孔を貫通して前記第2係合凹部に入り込んだ状態では前記長手方向に前記貫通孔及び前記第2係合凹部の内壁に干渉可能な第2規制突出部と、
    を備えるシフトレバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009006905A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Delta Kogyo Co Ltd 自動車用のシフトレバー装置
CN100457494C (zh) * 2006-12-03 2009-02-04 林楚华 新型横按式换档手柄

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