JP2005161776A - 導光路、光伝送装置および射出成形用金型 - Google Patents

導光路、光伝送装置および射出成形用金型 Download PDF

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Takekazu Shiotani
剛和 塩谷
Yukihisa Koizumi
幸久 小泉
Yoshitaka Maruyama
誉高 丸山
Junji Okada
純二 岡田
Tsutomu Hamada
勉 浜田
Takehiro Niitsu
岳洋 新津
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Abstract

【課題】 射出成形用金型からの取出しが容易で、導光路の位置決めを簡素な構成で行え、ゲート痕やエジェクトピンによる突き出し痕が光信号の伝送に悪影響を及ぼすことのない導光路、光伝送装置および射出成形用金型を提供する。
【解決手段】 この導光路6は、射出成形により形成されるものであり、固定側型板12と可動側型板13との間のキャビティ13a内に成形された平板状の導光路本体60と、導光路本体60の一方の面に設けられた円柱状の第1の凸部61と、導光路本体60の他方の面に設けられた逆テーパ状の第2の凸部62とを備える。これにより、導光路6の離型の際に、固定側型板12が第1の凸部61を保持する力よりも可動側型板13が第2の凸部62を保持する力が大きくなるので、導光路6をより確実に可動側型板13側に持ってくることができ、導光路6の金型からの取出しが容易となる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、複数の光ファイバあるいは発光素子からの信号光を複数の光ファイバあるいは受光素子に分岐または結合できる導光路、光伝送装置、および導光路の射出成形用金型に関し、特に、射出成形用金型からの取出しが容易で、導光路の位置決めを簡素な構成で行え、ゲート痕やエジェクトピンによる突き出し痕が光信号の伝送に悪影響を及ぼすことのない導光路、光伝送装置および射出成形用金型に関する。
導光路と光ファイバ、発光素子あるいは受光素子とは、結合損失を減らすため、高精度に位置決めされる必要がある。このため、従来の光伝送装置として、導光路に位置決め用凸部を備えたものが知られている(例えば、特許文献1)。
この光伝送装置は、平板状の導光路本体の下面に円柱状の凸部を有する導光路を射出成形により形成し、導光路の凸部を基板の上面に設けた凹部に係合させて導光路を位置決めし、この位置決めされた導光路の端面に光ファイバを当接したものである。この導光路は、固定側型板のゲートに位置決め用凸部を成形しているので、成形された導光路をゲート部から切り離すとき、位置決め用凸部にできる凹み等のゲート痕によって導光路内を伝送する光信号に悪影響を及ぼすことがなくなる。
特開2002−258097号公報
しかし、従来の導光路によると、位置決め用凸部が固定側型板のゲート内に成形されるため、型から成形品である導光路を取り出すとき、位置決め用凸部が固定側型板のゲートに付着して型からの取り出しが困難になるという問題がある。
図11は、その問題点を説明するための図である。同図に示す射出成形用金型10は、溶融樹脂が注入されるスプルー11aを有する固定側取付板11と、スプルー11aに連通するランナー12a、ゲート12b、および成形された導光路6との分離用のゲート先端部12cを有する固定側型板12と、導光路本体60の反転形状を有するキャビティ13aが形成された可動側型板13と、可動側型板13にスペーサブロック14を介して取り付けられた可動側取付板15と、可動側型板13のピン挿通孔13bに遊挿され、キャビティ13a内に成形された導光路本体60を可動側型板13から型外に突き出すエジェクタピン16およびこれを支持するエジェクタプレート17とを有して構成されている。
このように構成された射出成形用金型10において、可動側型板13、スペーサブロック14および可動側取付板15が図示しない駆動装置により固定側型板12に向けて移動し、型が閉められた後、図示しない射出装置内で溶融された樹脂が、図11(a)に示すように、固定側取付板11のスプルー11aに注入され、それがランナー12a、ゲート12bおよびゲート先端部12cを通ってキャビティ13a内に充填される。この後、キャビティ13a内の樹脂を冷却固化させる。
次に、図11(b)に示すように、図示しない駆動装置により可動側型板13を同図右方向へ移動させ、スプルー11a、ランナー12aおよびゲート12b内に成形された成形部分65を導光路6のゲート先端部12c内に成形された凸部61から分離させる。次に、図示しない駆動装置により可動側型板13を同図左方向に移動させるが、凸部61がゲート先端部12cに密着して成形された導光路6が固定側型板12に残ってしまうという問題を生じる。
従って、本発明の目的は、射出成形用金型からの取出しが容易で、導光路の位置決めを簡素な構成で行え、ゲート痕やエジェクトピンによる突き出し痕が光信号の伝送に悪影響を及ぼすことのない導光路、光伝送装置および射出成形用金型を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、射出成形により形成された導光路において、固定側の第1の型板と可動側の第2の型板との間のキャビティ内に成形された平板状の導光路本体と、前記導光路本体の前記第1の型板側の第1の面に設けられた第1の凸部と、前記導光路本体の前記第1の面に対向する第2の面に設けられた第2の凸部とを備え、前記第1および第2の凸部は、前記射出成形により形成された前記導光路を離型する際に、前記第1の型板が前記第1の凸部を保持する力よりも前記第2の型板が前記第2の凸部を保持する力の方が大きくなるように所定の形態を有することを特徴とする導光路を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、射出成形によって形成された平板状の導光路と、前記導光路に光学的に結合して光信号を入出力する光ファイバと、前記導光路と前記光ファイバとを光学的に位置決め保持する固定部材とを有する光伝送装置において、前記導光路は、固定側の第1の型板と可動側の第2の型板との間のキャビティ内に成形された平板状の導光路本体と、前記導光路本体の前記第1の型板側の第1の面に設けられた第1の凸部と、前記導光路本体の前記第1面に対向する第2の面に設けられた第2の凸部とを備え、前記第1および第2の凸部は、前記射出成形により形成された前記導光路を離型する際に、前記第1の型板が前記第1の凸部を保持する力よりも前記第2の型板が前記第2の凸部を保持する力の方が大きくなるように所定の形態を有し、前記固定部材は、前記第1および第2の凹部の一方に嵌合して前記導光路を位置決めする凹部を備えたことを特徴とする光伝送装置を提供する。
本発明は、上記目的を達成するため、平板状の導光路本体の一方の面に第1の凸部を有し、他方の面に第2の凸部を有する導光路を射出成形する射出成形用金型において、前記第1の凸部が成形されるゲートを有する固定側の第1の型板と、前記第2の凸部が成形されるエジェクタピン挿通孔を有する可動側の第2の型板と、前記第1の型板と前記第2の型板とを閉じて形成される、前記導光路本体のキャビティとを備え、前記ゲートおよび前記エジェクタピン挿通孔は、前記射出成形により形成された前記導光路を離型する際に、前記第1の型板が前記第1の凸部を保持する力よりも前記第2の型板が前記第2の凸部を保持する力の方が大きくなるように所定の形態を有することを特徴とする射出成形用金型を提供する。
本発明の導光路、光伝送装置および射出成形用金型によれば、射出成形により形成された導光路を離型する際に、固定側の第1の型板が第1の凸部を保持する力よりも可動側の第2の型板が第2の凸部を保持する力が大きいので、成形された導光路を第2の型板側に持ってくることができ、金型からの取出しが容易となる。
また、ゲート内に第1の凸部を成形しているので、成形された導光路をゲート部から切り離すときに第1の凸部にできる凹み等のゲート痕によって導光路本体内を伝送する光信号に悪影響を及ぼすことがなくなる。
さらに、エジェクトピンを受ける第2の凸部を備えているので、金型からエジェクトピンにより突き出すときに第2の凸部にできる凹み等の突き出し痕によって導光路本体内を伝送する光信号に悪影響を及ぼすことがなくなる。また、導光路を変形させずに突き出すことができる。
また、第1の凸部あるいは第2の凸部を位置決めに利用することにより、位置決め治具等が不要になり、導光路の位置決めを簡素な構成で行うことができる。
図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置を示し、図1は斜視図、図2は分解斜視図、図3(a),(b),(c)はそれぞれ図1のA−A線断面図、B−B線断面図、C−C線断面図である。この光伝送装置1は、カバー部材2と、カバー部材2の上に配置された複数の導光路6と、各導光路6に光学的に結合して光信号を入力する複数の入力側光ファイバ3Aと、これらの入力側光ファイバ3Aを保持する入力側コネクタ4Aと、導光路6に光学的に結合して光信号を出力する複数の出力側光ファイバ3Bと、これらの出力側光ファイバ3Bを保持する複数の出力側コネクタ4Bと、入力側コネクタ4Aおよび出力側コネクタ4Bを開口部5aに収容するとともに、導光路6をカバー部材2との間で挟持する固定部材5とを有して構成されている。
導光路6は、図2および図3に示すように、入力した光信号を側面で全反射させつつ導光方向(以下「X方向」という。)に沿って導く平板状の導光路本体60と、導光路本体60の上面に形成されたX方向の位置決め用の第1の凸部61と、導光路本体60の下面に形成されたエジェクタピン受け用の第2の凸部62と、導光路本体60の端面に上面に対して45°の傾斜角度を有して形成され、入力した光信号を反射する入力反射面63、および階段状に設けられた各端面に上面に対して45°の傾斜角度を有して形成され、光信号を反射して出力する出力反射面64a,64b,64cとを備え、アクリル樹脂等の透光性を有する樹脂からなり、射出成形によって形成される。第1の凸部61は、導光路本体60の上面のほぼ中央に位置し、第2の凸部62は、第1の凸部61と同一線上に位置している。
カバー部材2は、プラスチックからなる平板状を有し、導光路6の第2の凸部62を逃げるための逃げ穴2aを有し、射出成形、切削等により形成される。
固定部材5は、プラスチックからなる矩形状を有し、コネクタ4A,4Bを収容する上記した開口部5aの他、3つの導光路6の位置決め用の第1の凸部61が係合して各導光路6のX方向を位置決めする3つの第1の凹部5bと、各導光路6を収容してX方向に直交するY方向を位置決めする収容凹部5cとを有し、射出成形、切削等により形成される。
図4は、この第1の実施の形態に係る導光路6を示す。この導光路6は、第1の凸部61が円柱状を有し、エジェクタピン受け用の第2の凸部62は、後述するエジェクタピンによって突き出し可能なテーパ角度、例えば、片側約0.5°の逆テーパ形状を有している。これにより、後述する固定側型板が第1の凸部61を保持する力よりも可動側型板が第2の凸部62を保持する力が大きくなり、射出成形により形成された導光路6を離型する際に、導光路6を確実に可動側型板側に持ってくることができる。
図5は、射出成形用金型による導光路6の成形方法を示す。この射出成形用金型10は、溶融樹脂が注入されるスプルー11aを有する固定側取付板11と、スプルー11aに連通するランナー12a、ゲート12b、および成形された導光路6との分離用のゲート先端部12cを有する固定側型板12と、導光路6の反転形状を有するキャビティ13aが形成された可動側型板13と、可動側型板13にスペーサブロック14を介して取り付けられた可動側取付板15と、可動側型板13のピン挿通孔13bに遊挿され、キャビティ13a内に成形された導光路本体60を可動側型板13から型外に突き出すエジェクタピン16およびこれを支持するエジェクタプレート17とを有して構成されている。
このように構成された射出成形用金型10において、可動側型板13、スペーサブロック14および可動側取付板15が図示しない駆動装置により固定側型板12に向けて移動し、型が閉められた後、図示しない射出装置内で溶融された樹脂が、図5(a)に示すように、固定側取付板11のスプルー11aに注入され、それがランナー12a、ゲート12bを通ってキャビティ13a内に充填される。この後、キャビティ13a内の樹脂を冷却固化させる。
次に、図5(b)に示すように、図示しない駆動装置により可動側型板13を同図右方向へ移動させ、スプルー11a、ランナー12a、ゲート12bおよびゲート先端部12c内に成形された成形部分65を導光路6のゲート先端部12c内に成形された第1の凸部61から分離させる。次に、図示しない駆動装置により可動側型板13を同図左方向に移動させる。次に、図示しない駆動装置によりエジェクタプレート17を同図右方向に移動させてエジェクタピン16により導光路6の第2の凸部62を突き出し、導光路6を可動側型板13から型外に突き出す。
図6は、この光伝送装置1における光信号の伝送経路を示す。なお、同図は説明を簡単にするために1つの導光路6における光信号の伝達経路を示す。この光伝送装置1は、入力側光ファイバ3Aに光信号が入力すると、その光信号は導光路6の導光路本体60の上面の左側端部から導光路本体60内に入射し、入力反射面63で反射して導光路本体60の側面で全反射しつつ導光路本体60内をX方向に沿って伝播し、出力反射面64a,64b,64cで反射して導光路本体60の上面から各出力側光ファイバ3Bに分岐して出力される。他の2つの導光路6も同様に光信号が入力され、導光路6内を伝播して出力される。
この第1の実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(イ)射出成形により形成された導光路6を離型する際に、固定側型板12のゲート先端部12cが第1の凸部61を保持する力よりも可動側型板13のピン挿通孔13bが第2の凸部62を保持する力が大きいので、成形された導光路6を可動側型板13に持ってくることができ、射出成形用金型10からの取出しが容易となる。
(ロ)ゲート先端部12c内に第1の凸部61を成形しているので、成形された導光路6をゲート部から切り離すときに第1の凸部61にできる凹み等のゲート痕によって導光路本体60内を伝送する光信号に悪影響を及ぼすことがなくなる。
(ハ)導光路6は、エジェクトピン16を受ける第2の凸部62を備えているので、射出成形用金型10からエジェクトピン16により突き出すときに第2の凸部62にできる凹み等の突き出し痕によって導光路本体60内を伝送する光信号に悪影響を及ぼすことがなくなる。また、導光路6を変形させずに突き出すことができる。
(ニ)キャビティ13aを可動側型板13に設けているので、導光路6を固定側型板12が引っ張る力を低減させることができ、離型の際に、導光路6を可動側型板13側に持ってくるのが容易となる。
(ホ)導光路6は、第1の凸部61とこれに係合する第1の凹部5bによってX方向が位置決めされ、導光路本体60の側面と固定部材5の収容凹部5cによってY方向が位置決めされ、光ファイバー3A,3Bを保持するコネクタ4A、4Bは、固定部材5の開口部5aによってX方向およびY方向が位置決めされているので、導光路6と光ファイバー3A,3Bとの結合面がずれることが無くなり、結合損失の発生を防止することができる。また、位置決め治具等が不要になるので、導光路6を簡素な構成で行うことができる。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る導光路を示す。この第2の実施の形態に係る導光路6は、位置決め用の第1の凸部61が導光路本体60の上面に対して垂直方向に突出し、エジェクタピン受け用の第2の凸部62が導光路本体60の下面から、例えば、傾斜角約1°で斜め方向に突出した形状を有している。これにより、第1の実施の形態と同様に、固定側型板が第1の凸部61を保持する力よりも可動側型板が第2の凸部62を保持する力が大きくなり、導光路6をより確実に可動側型板13側に持ってくることができ、導光路6の金型からの取出しが容易となる。
図8は、本発明の第3の実施の形態に係る導光路を示す。この第3の実施の形態に係る導光路6は、エジェクタピン受け用の第2の凸部62の側面を位置決め用の第1の凸部61よりも表面粗さを粗くし、例えば、第1の凸部61の表面粗さを約3μmRy、第2の凸部62の表面粗さを約20μmRyとしたものである。この場合も、第1の実施の形態と同様に、固定側型板が第1の凸部61を保持する力よりも可動側型板が第2の凸部62を保持する力が大きくなり、導光路6をより確実に可動側型板13側に持ってくることができる。
図9は、本発明の第4の実施の形態に係る導光路を示す。この第4の実施の形態に係る導光路6は、位置決め用の第1の凸部61に抜きテーパを設け、エジェクタピン受け用の第2の凸部62には抜きテーパを設けずに円柱形状としたものである。この場合も、第1の実施の形態と同様に、固定側型板が第1の凸部61を保持する力よりも可動側型板が第2の凸部62を保持する力が大きくなり、導光路6をより確実に可動側型板13側に持ってくることができる。
図10は、本発明の第5の実施の形態に係る光伝送装置を示す。この光伝送装置1は、第1の実施の形態において、導光路6のエジェクタピン受け用の第2の凸部62の直径を位置決め用の第1の凸部61よりも大きくして導光路6の離型の際に、導光路6をより確実に可動側型板13側に持ってくることができるようにし、さらにエジェクタピン受け用の第2の凸部62をX方向の位置決めに用いたものである。
この第5の実施の形態のカバー部材2は、3つの導光路本体60を収容してX方向に直交するY方向の位置決めを行う収容凹部2bと、エジェクタピン受け用の第2の凸部62が係合してX方向の位置決めを行う第2の凹部2cとを備え、導光路6を位置決めする固定部材としても機能する。
固定部材5は、コネクタ4A,4Bを収容する上記した開口部5aと、3つの導光路6の位置決め用の第1の凸部61を逃げる逃げ穴5dとを有する。
この第5の実施の形態によれば、エジェクタピン受け用の第2の凸部62の周面の面積が位置決め用の第1の凸部61の周面の面積よりも広いため、固定側型板が第1の凸部61を保持する力よりも可動側型板が第2の凸部62を保持する力が大きくなり、導光路6をより確実に可動側型板13側に持ってくることができ、導光路6の金型からの取出しが容易となる。
なお、上記各実施の形態では、第1の凸部61と第2の凸部62をそれぞれ1つずつ同一線上に設けたが、個数や場所は限定されない。例えば、第1の凸部を1つとし、第1の凸部の中心線の回りに複数の第2の凸部を配置してもよい。
また、第1および第2の凸部を同一の直径とし、柱の高さを第1の凸部よりも第2の凸部の方を高くしてもよい。これによっても、第2の凸部の周面の面積が第1の凸部の周面の面積よりも広くなり、固定側型板が第1の凸部を保持する力よりも可動側型板が第2の凸部を保持する力が大きくなる。
さらに、上記各実施の形態では、第1および第2の凸部は、円柱状として説明したが、角柱状等の他の形状でもよい。なお、位置決め用の凸部を角柱状とした場合は、これに係合する凹部も角柱状とする。
本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置を示す分解斜視図である。 (a)は図1のA−A線断面図、(b)は図1のB−B線断面図、(c)は図1のC−C線断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る導光路の正面図である。 (a)は型閉じ時の射出成形用金型の断面図、(b)離型時の射出成形用金型の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置による光伝送を説明するための斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る導光路の正面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る導光路の正面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る導光路の正面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る光伝送装置を示す断面図である。 (a)は型閉じ時の射出成形用金型の断面図、(b)離型時の射出成形用金型の断面図である。
符号の説明
1 光伝送装置
2 カバー部材
2a 逃げ穴
2b 収容凹部
2c 第2の凹部
3A 入力側光ファイバ
4A 入力側コネクタ
3B 出力側光ファイバ
4B 出力側コネクタ
5 固定部材
5a 開口部
5b 第1の凹部
5c 収容凹部
5d 逃げ穴
6 導光路
10 射出成形用金型
11 固定側取付板
11a スプルー
12 固定側型板
12a ランナー
12b ゲート
12c ゲート先端部
13 可動側型板
13a キャビティ
13b ピン挿通孔
14 スペーサブロック
15 可動側取付板
16 エジェクタピン
17 エジェクタプレート
60 導光路本体
61 第1の凸部
61a 凸部
62 第2の凸部
63 入力反射面
64a,64b,64c 出力反射面
65 成形部分

Claims (11)

  1. 射出成形により形成された導光路において、
    固定側の第1の型板と可動側の第2の型板との間のキャビティ内に成形された平板状の導光路本体と、
    前記導光路本体の前記第1の型板側の第1の面に設けられた第1の凸部と、
    前記導光路本体の前記第1の面に対向する第2の面に設けられた第2の凸部とを備え、
    前記第1および第2の凸部は、前記射出成形により形成された前記導光路を離型する際に、前記第1の型板が前記第1の凸部を保持する力よりも前記第2の型板が前記第2の凸部を保持する力の方が大きくなるように所定の形態を有することを特徴とする導光路。
  2. 前記第1および第2の凹部は、互いに対向する位置に配置されたことを特徴とする請求項1記載の導光路。
  3. 前記第1の凸部は、円柱形状もしくは角柱形状を有し、
    前記第2の凸部は、逆テーパ形状を有することを特徴とする請求項1記載の導光路。
  4. 前記第1の凸部は、前記第1の面に対して垂直方向に突出し、
    前記第2の凸部は、前記第2の面に対して斜め方向に突出していることを特徴とする請求項1記載の導光路。
  5. 前記第1の凸部は、周面が所定の表面粗さを有し、
    前記第2の凸部は、周面が前記所定の表面粗さより大なる表面粗さを有することを特徴とする請求項1記載の導光路。
  6. 前記第1の凸部は、周面が所定の面積を有し、
    前記第2の凸部は、周面が前記所定の面積より大なる面積を有することを特徴とする請求項1記載の導光路。
  7. 前記第1の凸部は、抜きテーパを有し、
    前記第2の凸部は、前記第2の面に対して垂直方向に突出しているか、逆テーパ形状を有していることを特徴とする請求項1記載の導光路。
  8. 射出成形によって形成された平板状の導光路と、前記導光路に光学的に結合して光信号を入出力する光ファイバと、前記導光路と前記光ファイバとを光学的に位置決め保持する固定部材とを有する光伝送装置において、
    前記導光路は、固定側の第1の型板と可動側の第2の型板との間のキャビティ内に成形された平板状の導光路本体と、前記導光路本体の前記第1の型板側の第1の面に設けられた第1の凸部と、前記導光路本体の前記第1面に対向する第2の面に設けられた第2の凸部とを備え、前記第1および第2の凸部は、前記射出成形により形成された前記導光路を離型する際に、前記第1の型板が前記第1の凸部を保持する力よりも前記第2の型板が前記第2の凸部を保持する力の方が大きくなるように所定の形態を有し、
    前記固定部材は、前記第1および第2の凹部の一方に嵌合して前記導光路を位置決めする凹部を備えたことを特徴とする光伝送装置。
  9. 前記第1および第2の凸部は、互いに対向する位置に配置されたことを特徴とする請求項8記載の光伝送装置。
  10. 平板状の導光路本体の一方の面に第1の凸部を有し、他方の面に第2の凸部を有する導光路を射出成形する射出成形用金型において、
    前記第1の凸部が成形されるゲートを有する固定側の第1の型板と、
    前記第2の凸部が成形されるエジェクタピン挿通孔を有する可動側の第2の型板と、
    前記第1の型板と前記第2の型板とを閉じて形成される、前記導光路本体のキャビティとを備え、
    前記ゲートおよび前記エジェクタピン挿通孔は、前記射出成形により形成された前記導光路を離型する際に、前記第1の型板が前記第1の凸部を保持する力よりも前記第2の型板が前記第2の凸部を保持する力の方が大きくなるように所定の形態を有することを特徴とする射出成形用金型。
  11. 前記キャビティは、前記第2の型板側に設けられていることを特徴とする請求項10記載の射出成形用金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009034910A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Meiki Co Ltd 導光板の成形金型および導光板の成形方法
JP2009093692A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Funai Electric Co Ltd 光ディスク装置
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