JP2005161506A - 切削液分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作動部材55と固定リング53の協働による絞め作用で、属切粉Sに含有した切削油Lを金属切粉Sから分離する。
【解決手段】 金属切粉Sを収容する筒状の収容ケース13内に、金属切粉Sを前方向へ送って収容ケース13の開口部19近傍で圧縮するスクリューコンベア29が配置され、収容ケース13の開口部19の周縁部に雌テーパ面53tを有した固定リング53が設けられ、スクリューコンベア29に対向する位置に雄テーパ面55tを有しかつ固定リング53と協働して金属切粉Sを絞める作動部材55を後方向へ押圧する油圧シリンダ57が設けられ、スクリューコンベア29の圧縮力が油圧シリンダ57の押圧力を越えると、スクリューコンベア29の圧縮力で作動部材55が前方向へ押されて、作動部材55と固定リング53の協働で絞められた金属切粉Sが雄テーパ面55tと雌テーパ面53tとの間から収容ケース13の外へ排出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、切削液を含有した金属切粉から切削液を分離する切削液分離装置に関する。
従来の切削液分離装置の先行技術として特許文献1に示すものがある。
即ち、従来の前記切削液分離装置は、金属切粉を収容する筒状の収容ケースを具備しており、この収容ケースは、第1水平スリーブと、この第1水平スリーブの上下に離隔した第2水平スリーブと、前記第1水平スリーブと前記第2水平スリーブを連結(連通)しかつ上下方向に対して傾斜した傾斜スリーブとからなっている。また、前記第1水平スリーブの底部には、切削液が通過可能な複数の回収穴が形成されており、前記第2水平スリーブは、前側に、金属切粉が排出される排出口を有している。
前記第1水平スリーブ内には、金属切粉を前方向へ圧縮する圧縮部材が配置されており、前記第1水平スリーブの後側には、前記圧縮部材を前後方向へ往復動(前方向へ往動・後方向へ復動)させる油圧シリンダが設けられている。ここで、前記圧縮部材の前後方向の往復動を繰り返すと、前記収容ケースに収容された金属切粉が前記第1水平スリーブ、前記傾斜スリーブ、前記第2水平スリーブに沿って前方向へ移動して前記排出口から前記収容ケースの外へ排出されるように構成されている。
従って、前記油圧シリンダの駆動によって前記圧縮部材を前方向へ往動させて、後方向へ復動させる。これにより、前記収容ケースに収容された金属切粉を前方向へ圧縮することができ、金属切粉に含有した切削液の一部を金属切粉から分離する(絞り出す)ことができる。なお、前記圧縮部材による圧縮作用によって分離した切削液は、複数の前記回収穴を通過して前記収容ケースの外側で回収される。
そして、前記収容ケース内に切削液を含有した金属切粉が適宜に投入されつつ、前記圧縮部材の前後方向の往復動を繰り返すと、前記収容ケースに収容された金属切粉が前記第1水平スリーブ、前記傾斜スリーブ、前記第2水平スリーブに沿って前方向へ移動して前記排出口から前記収容ケースの外へ排出される。一方、金属切粉が前記傾斜スリーブに沿って移動する過程において、金属切粉に残存した切削液は自身の自重作用によって金属切粉から分離することができる。なお、自重作用によって分離した切削液は、複数の前記回収穴を通過して前記収容ケースの外で回収される。
特開平9−277137号公報
ところで、金属切粉が前記排出口から前記収容ケースの外へ排出されるまでに、前記圧縮部材による圧縮作用及び切削液の自重作用によって、金属切粉に含有した切削液を金属切粉から十分に分離することは容易でない。特に、粘性の強い切削油(切削液の一つ)を金属切粉から十分に分離することは極めて困難である。そのため、前記収容ケースの外に排出された金属切粉に多くの切削液が残存する場合が生じ、このような場合には、圧縮固形化装置(例えば特開2002−361493号公報、特開2002−159950号公報等参照)によって排出された金属切粉を圧縮固形化して再利用することができないという問題がある。
請求項1に記載の発明にあっては、切削液を含有した金属切粉から切削液を分離する切削液分離装置において、
前側に開口部を有し、底部に切削液が通過可能な回収穴が形成され、金属切粉を収容する筒状の収容ケースと;
前記収容ケース内に配置され、前記収容ケースの長手方向へ延びたスクリュー軸と、このスクリュー軸に巻き付くように設けられたスパイラル羽根とを備えてあって、金属切粉を前方向へ送って前記開口部近傍で圧縮するスクリューコンベアと;
前記スクリューコンベアを前記スクリュー軸の軸心を中心として回転させる送りモータと;
前記収容ケースの前記開口部の周縁部に設けられ、内周側に前方向へテーバ状に拡がる雌テーパ面を有した固定リングと;
前記スクリューコンベアに対向する位置に配置され、外周側に前方向へテーバ状に拡がりかつ前記雌テーパ面を圧接可能な雄テーパ面を有してあって、前記固定リングと協働して金属切粉を絞める作動部材と;
前記作動部材を後方向へ押圧する油圧シリンダと;を具備してあって、
前記スクリューコンベアによる圧縮力が前記油圧シリンダによる押圧力を越えると、前記スクリューコンベアによる圧縮力によって前記作動部材が前方向へ押されて、前記作動部材と前記固定リングの協働により絞められた金属切粉が前記雄テーパ面と前記雌テーパ面との間から前記収容ケースの外へ排出されるように構成されていることを特徴とする。
ここで、前記固定リングは、前記収容ケースに一体に形成されても差し支えない。
請求項1に記載の発明特定特定事項によると、前記油圧シリンダの駆動によって前記作動部材を後方向へ押圧して、前記作動部材の前記雄テーパ面を前記固定リングの前記雌テーパ面に圧接させる。また、前記送りモータの駆動によって前記スクリューコンベアを前記スクリュー軸の軸心を中心として回転させる。これにより、前記収容ケースに収容された金属切粉を前記スクリューコンベアによって前方向へ送って前記開口部付近で圧縮することができると共に、前記スクリューコンベアの圧縮作用によって金属切粉に含有した切削液の一部を金属切粉から分離する(絞り出す)ことができる。なお、前記スクリューコンベアによる圧縮作用によって分離した切削液は、前記回収穴を通過して前記収容ケースの外で回収される。
更に、前記スクリューコンベアによる圧縮力が前記油圧シリンダによる押圧力を越えると、前記スクリューコンベアによる圧縮力によって前記作動部材が前方向へ押されて、前記作動部材と前記固定リングの協働により絞められた金属切粉が前記雄テーパ面と前記雌テーパ面との間から前記収容ケースの外へ排出される。一方、前記スクリューコンベアによる圧縮作用の他に、前記作動部材と前記固定リングの協働による絞め作用によって、金属切粉に含有した切削液を金属切粉から十分かつ確実に分離することができる。なお、前記作動部材と前記固定リングの協働による絞め作用によって分離した切削液は、前記回収穴を通過して前記収容ケースの外で回収される。
請求項2に記載の発明にあっては、請求項1に記載の発明特定事項の他に、前記収容ケース内に前記スクリューコンベアの先端側部分を囲むように設けられた筒状のフィルタと;を具備してなることを特徴する。
請求項2に記載の発明特定事項によると、請求項1に記載の発明特定事項による作用の他に、前記スクリューコンベアによるの圧縮作用によって、金属切粉に含有した切削液の一部が前記フィルタの外側へ染み出て、切削液の一部を金属切粉から分離することができる。
請求項3に記載の発明にあっては、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項の他に、前記作動部材の軸心と前記スクリュー軸の軸心は同じ軸心上に位置するように構成され、前記作動部材の先端面の径と前記スクリュー軸の先端面の径は略同じになるように構成されたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明特定事項によると、請求項1又は請求項2に記載の発明特定事項による作用の他に、前記作動部材の軸心と前記スクリュー軸の軸心は同じ軸心上に位置するように構成され、前記作動部材の先端面の径と前記スクリュー軸の先端面の径は略同じになるように構成されたため、前記スクリューコンベアによる圧縮力によって前記作動部材を前方向へ効率よく押すことができる。
請求項4に記載の発明にあって、請求項3に記載の発明特定事項の他に、前記作動部材の前記雄テーパ面が前記固定リングの前記雌テーパ面を圧接したときにおける、前記作動部材の先端面と前記スクリュー軸の先端面との間隙Dとした場合に、0mm<D<1.0mmの関係が成立するように構成されたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明特定事項によると、請求項3に記載の発明特定事項による作用の他に、0mm<Dであるため、前記作動部材の先端面と前記スクリュー軸の先端面が接触することがなく、D<1.0mmであるため、前記スクリューコンベアによる圧縮力によって前記作動部材を前方向へ効率よく押すことができる。
請求項5に記載の発明にあっては、請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明特定事項の他に、前記固定リングは前記収容ケースに対して着脱可能に構成されたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明特定事項によると、請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の発明特定事項による作用の他に、前記固定リングは前記収容ケースに対して着脱可能に構成されているため、前記雌テーパ面に摩耗等の欠陥が生じた場合には、前記固定リングのみを交換すれば足りる。
請求項1から請求項5のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記スクリューコンベアによる圧縮作用の他に、前記作動部材と前記固定リングの協働による絞め作用によって、金属切粉に含有した切削液を金属切粉から十分かつ確実に分離することができるため、前記雄テーパ面と前記雌テーパ面との間から前記収容ケースの外に排出された金属切粉には、切削油がほとんど含まれておらず、排出された金属切粉を圧縮固形化装置によって圧縮固形化して容易かつ確実に再利用することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、前述の効果を奏する他に、前記雌テーパ面に摩耗等の欠陥が生じた場合には、前記固定リングのみを交換すれば足りるため、前記切削液分離装置を長期に亘って使用することができる。
以下、本発明の最良の形態について図1から図4を参照して説明する。
図1は、本発明の最良の形態に係わる切削液分離装置の側断面図であって、図2は、図1における矢視部Iの拡大図であって、図3(a)は、図3(b)における矢視部IIを示す図であって、図3(b)は、本発明の最良の形態に係わるスクリューコンベアを示す図であって、図4は、本発明の最良の形態に係わるフィルタを示す図である。
ここで、特許公報掲載時の図面の向きを基準として、「前後」とは、図1,図2,図3(b),図4において左右、図3(a)において紙面に向かって表裏のことをいい、「上下」とは、図1から図4において上下のことをいう。
図1及び図2に示すように、本発明の最良の形態に係わる切削液分離装置1は、切削油(切削液の一つ)Lを含有した金属切粉Sから切削油Lを分離する装置であって、前後方向へ延びた基台3を具備しいる。また、基台3には、一対の支持ブラケット5,7が立設されており、一方の支持ブラケット5には、支持プレート9が複数の連結バーに11よって一体的に連結されている。
一対の支持ブラケット5,7には、金属切粉Sを収容する筒状の収容ケース13が設けられており、この収容ケース13は、フロントスリーブ15と、このフロントスリーブ15の後側に一体的に設けられたリアスリーブ17とからなっている。また、フロントスリーブ15は、前側に、開口部19を有しており、フロントスリーブ15の底部(下部)には、切削油Lが通過可能な回収長穴21が形成されている。更に、リアスリーブ17の上部には、切削油Lを含有した金属切粉Sが通過可能な投入穴23が形成されており、リアスリーブ17の底部には、切削油Lが通過可能な補助回収穴25が形成されている。
リアスリーブ17の上側には、切削油Lを含有した金属切粉Sを収容ケース13内に投入するホッパ27が設けられており、このホッパ27は、投入穴23を介して収容ケース13内に連通してある。
図1から図3に示すように、収容ケース13内には、金属切粉Sを前方向へ送って開口部19付近で圧縮するスクリューコンベア29が配置されており、このスクリューコンベア29は、収容ケース13の長手方向へ延びたスクリュー軸31と、このスクリュー軸31に巻き付くように設けられたスパイラル羽根33とを備えている。ここで、スクリュー軸31の基端側部分は、リアスリーブ17の後端部にベアリング35を介して回転自在に支持されている。また、スパイラル羽根33の先端側部分33aにおける羽根厚さが残りの部分(先端側部分33a以外の部分)33bにおける羽根厚さよりも厚くなるように構成されてあって、スパイラル羽根33の先端側の巻端33eはスクリュー軸31に対して直交するように構成されている。更に、スクリューコンベア29における先端側の所定部分(図3(b)において斜線で示す部分)には、溶射によって耐磨耗コーティングがされている。
支持ブラケット7の上部には、スクリューコンベア29をスクリュー軸31を中心として回転させる送りモータ37が設けられており、リアスリーブ17の後側には、減速機構39を内蔵したギアボックス41が設けられている。ここで、送りモータ37の出力軸(図示省略)は、減速機構39を介してスクリュー軸31に連動連結されている。
図1、図2、図4に示すように、フロントスリーブ15内には、筒状のフィルタ43がスクリューコンベア29の先端側部分を囲むように設けられており、このフィルタ43は、フロントスリーブ15に対して回り止めされている。また、フィルタ43は、多数の細孔45を有した筒状のフィルタ本体47と、このフィルタ本体47の外周部に一体的に設けられかつフィルタ本体47を補強する複数の補強リング49とを備えている。また、フロントスリーブ15とリアスリーブ17との間には、フィルタ43の後方向の移動を規制するストッパリング51が設けられており、このストッパリング51の内周面は、スパイラル羽根33の周縁面の一部を支持することできるように構成されている。
図1及び図2に示すように、フロントスリーブ15の開口部19の周縁部には、固定リング53が設けられており、この固定リング53は、内周側に、前方向へテーパ状に拡がる雌テーパ面53tを有してあって、取付ボルト(図示省略)によってフロントスリーブ15に対して着脱可能に構成されている。また、スクリューコンベア29に前後に対向する位置には、固定リング53と協働して金属切粉Sを絞める作動部材55が配置されており、この作動部材55は、外周側に、前方向へテーパ状に拡がりかつ雌テーパ面53tを圧接可能な雄テーパ面55tを有している。
ここで、作動部材55の軸心とスクリュー軸31の軸心は同じ軸心上に位置するように構成されてあって、作動部材55の先端面55fの径とスクリュー軸31の先端面31fの径は略同じになるように構成されている。また、作動部材55の雄テーパ面55tが固定リング53の雌テーパ面53tを圧接したときにおける、作動部材55の先端面55fとスクリュー軸31の先端面31fとの間隙Dとした場合に、0mm<D<1.0mmの関係が成立するように構成されている。
収容ケース13の前方には、作動部材55を後方向へ押圧する油圧シリンダ57が設けられており、この油圧シリンダ57は、支持プレート9に設けられたシリンダ本体59と、このシリンダ本体59に前後方向へ移動可能に設けられたピストンロッド61とを備えている。また、ピストンロッド61の先端部は、作動部材55の中央部は一体的に連結されている。
ここで、スクリューコンベア29による圧縮力が油圧シリンダ57による押圧力を越えると、スクリューコンベア29による圧縮力によって作動部材55が前方向へ押されて、作動部材55と固定リング53の協働により絞められた金属切粉Sが雄テーパ面55tと雌テーパ面53tとの間から収容ケース13の外へ排出されるように構成されている。
基台3における回収長穴21の下方及び補助回収穴25の下方には、切削油Lを回収する切削油回収箱(オイルパン)63,65がそれぞれ設けられている。また、基台3の前側には、金属切粉Sを回収する切粉回収箱67が設けられており、基台に3おける固定リング53の下方には、収容ケース13の外へ排出された金属切粉Sを切粉回収箱67に送り出すシュータ69が設けられている。
次に、本発明の最良の形態の作用について説明する。
油圧シリンダ57の駆動によって作動部材55を後方向へ押圧して、作動部材55の雄テーパ面55tを固定リング53の雌テーパ面53tに圧接させる。また、送りモータ37の駆動によってスクリューコンベア29をスクリュー軸31の軸心を中心として回転させる。これにより、収容ケース13に収容された金属切粉Sをスクリューコンベア29によって前方向へ送って開口部19付近で圧縮することができると共に、スクリューコンベア29の圧縮作用によって金属切粉Sに含有した切削油Lの一部がフィルタ43の外側へ染み出て、切削油Lの一部を金属切粉Sから分離する(絞り出す)ことができる。なお、スクリューコンベア29による圧縮作用によって分離した切削油Lは、回収長穴21を通過して切削油回収箱63に回収されると共に、収容ケース13内に金属切粉Sを投入することによって分離した切削油Lは、補助回収穴25を通過して切削油回収箱65に回収される。
更に、スクリューコンベア29による圧縮力が油圧シリンダ57による押圧力を越えると、スクリューコンベア29による圧縮力によって作動部材55が前方向へ押されて、作動部材55と固定リング53の協働により絞められた金属切粉Sが雄テーパ面55tと雌テーパ面53tとの間から収容ケース13の外へ排出される。一方、スクリューコンベア29による圧縮作用の他に、作動部材55と固定リング53の協働による絞め作用によって、金属切粉Sに含有した切削油Lを金属切粉Sから十分かつ確実に分離することができる。なお、収容ケース13の外へ排出され金属切粉Sは、シュータ69を経由して切粉回収箱67に回収されると共に、作動部材55と固定リング53の協働による絞め作用によって分離した切削油Lは、回収長穴63を通過して切削油回収箱63に回収される。
ここで、0mm<D(作動部材55の先端面55fとスクリュー軸31の先端面31fとの間隙)であるため、作動部材55の先端面55fとスクリュー軸31の先端面31fが接触することがない。また、作動部材55の軸心とスクリュー軸31の軸心は同じ軸心上に位置するように構成され、作動部材55の先端面55fの径とスクリュー軸31の先端面31fの径は略同じになるように構成されてあって、D<1.0mmであるため、スクリューコンベア29による圧縮力によって作動部材55を前方向へ効率よく押すことができる。
また、前述の作用の他に、固定リング53は収容ケース13に対して着脱可能に構成されているため、雌テーパ面53tに摩耗等の欠陥が生じた場合には、固定リング53のみを交換すれば足りる。
以上の如き、本発明の最良の形態によれば、スクリューコンベア29による圧縮作用の他に、作動部材55と固定リング53の協働による絞め作用によって、金属切粉Sに含有した切削油Lを金属切粉Sから十分かつ確実に分離することができるため、雄テーパ面55tと雌テーパ面53tとの間から収容ケース13の外に排出された金属切粉Sには、切削油Lがほとんど含まれておらず、排出された金属切粉Sを圧縮固形化装置(例えば特開2002−361493号公報、特開2002−159950号公報等参照)よって圧縮固形化して容易かつ確実に再利用することができる。
また、雌テーパ面53tに摩耗等の欠陥が生じた場合には、固定リング53のみを交換すれば足りるため、切削液分離装置1を長期に亘って使用することができる。
なお、本発明は、前述の発明の最良の形態の説明に限るものではなく、適宜の変更を行うことにより、その他種々の態様で実施可能である。
本発明の最良の形態に係わる切削液分離装置の側断面図である。 図1における矢視部Iの拡大図である。 図3(a)は、図3(b)における矢視部IIを示す図であって、図3(b)は、本発明の最良の形態に係わるスクリューコンベアを示す図である。 本発明の最良の形態に係わるフィルタを示す図である。
符号の説明
L…切削油
S…金属切粉
1…切削液分離装置
13…収容ケース
19…開口部
21…回収長穴
27…ホッパ
29…スクリューコンベア
31…スクリュー軸
31f…先端面
33…スパイラル羽根
35…ベアリング
37…モータ
43…フィルタ
53…固定リング
53t…雌テーパ面
55…作動部材
55f…先端面
55t…雄テーパ面
57…油圧シリンダ

Claims (5)

  1. 切削液を含有した金属切粉から切削液を分離する切削液分離装置において、
    前側に開口部を有し、底部に切削液が通過可能な回収穴が形成され、金属切粉を収容する筒状の収容ケースと;
    前記収容ケース内に配置され、前記収容ケースの長手方向へ延びたスクリュー軸と、このスクリュー軸に巻き付くように設けられたスパイラル羽根とを備えてあって、金属切粉を前方向へ送って前記開口部近傍で圧縮するスクリューコンベアと;
    前記スクリューコンベアを前記スクリュー軸の軸心を中心として回転させる送りモータと;
    前記収容ケースの前記開口部の周縁部に設けられ、内周側に前方向へテーバ状に拡がる雌テーパ面を有した固定リングと;
    前記スクリューコンベアに対向する位置に配置され、外周側に前方向へテーバ状に拡がりかつ前記雌テーパ面を圧接可能な雄テーパ面を有してあって、前記固定リングと協働して金属切粉を絞める作動部材と;
    前記作動部材を後方向へ押圧する油圧シリンダと;を具備してあって、
    前記スクリューコンベアによる圧縮力が前記油圧シリンダによる押圧力を越えると、前記スクリューコンベアによる圧縮力によって前記作動部材が前方向へ押されて、前記作動部材と前記固定リングの協働により絞められた金属切粉が前記雄テーパ面と前記雌テーパ面との間から前記収容ケースの外へ排出されるように構成されていることを特徴とする切削液分離装置。
  2. 前記収容ケース内に前記スクリューコンベアの先端側部分を囲むように設けられた筒状のフィルタと;を具備してなることを特徴する請求項1に記載の切削液分離装置。
  3. 前記作動部材の軸心と前記スクリュー軸の軸心は同じ軸心上に位置するように構成され、前記作動部材の先端面の径と前記スクリュー軸の先端面の径は略同じになるように構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の切削液分離装置。
  4. 前記作動部材の前記雄テーパ面が前記固定リングの前記雌テーパ面を圧接したときにおける、前記作動部材の先端面と前記スクリュー軸の先端面との間隙Dとした場合に、0mm<D<1.0mmの関係が成立するように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の切削液分離装置。
  5. 前記固定リングは前記収容ケースに対して着脱可能に構成されたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれかの請求項に記載の切削液分離装置。
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