JP2005160717A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】高吸収性能を有しつつ体液吸収時の装着感に優れる吸収性物品を提供する。
【解決手段】人体に当接する面に位置するトップシートと、トップシートと反対側の面であって、下着に当接する面に位置するバックシートと、トップシートと前記バックシートとの間に介装される吸収体と、を備える吸収性物品において、吸収体のトップシート側の面に、0.85mm以下のピッチで且つ0.30mm以上の深さの凹凸を形成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
従来、吸収性物品としての生理用ナプキンは、例えば、人体に接する肌当接面に設けられた透液性のトップシートと、トップシートと反対側の非肌当接面に設けられた不透液性のバックシートと、トップシートとバックシートとの間に設けられた吸収体と、を備えている。
近年、生理用ナプキンは薄型化の傾向にあり、薄型で高吸収性能を有する吸収体の開発が行われている。例えば、薄型の吸収体4に対し生理用ナプキンの長手方向に沿って凹部および凸部が連続する波状加工を施すことによって、体液の横漏れを防止して吸収性能を高めた吸収性物品が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2003−038552号公報
しかしながら、波状加工を施すことにより形成された凹部に体液が滞留することによって体液吸収時にべたつき感があり、必ずしも快適な装着感を得られないという問題があった。
そこで、本願発明の課題は、高吸収性能を有しつつ体液吸収時の装着感に優れる吸収性物品を提供することである。
前述した課題を解決するために、請求項1に係る発明は、人体に当接する面に位置するトップシートと、前記トップシートと反対側の面であって、下着に当接する面に位置するバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に介装される吸収体と、を備える吸収性物品において、
前記吸収体のトップシート側の面に、0.85mm以下のピッチで且つ0.30mm以上の深さの凹凸が形成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の吸収性物品において、
前記吸収体は、前記トップシート側の面に露出する化学繊維を含み、
前記吸収体をプレスした後の前記化学繊維の復元により前記凹凸が形成されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の吸収性物品において、
前記化学繊維は、ポリプロピレンとポリエチレンのうちの少なくとも何れか一方であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の吸収性物品において、
前記吸収体には、長手方向に沿って凹部と凸部とが連続する波状加工が施されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の吸収性物品において、
前記吸収体は、中間にSAP層を有し、
前記凹凸の深さは、表面からSAP層までの距離よりも短いことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の吸収性物品において、
前記SAP層は、吸収体全体の厚みの半分よりも前記バックシート側の面に設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、吸収体のトップシート側の面に、0.85mm以下のピッチで且つ0.30mm以上の深さの凹凸が形成されているので、吸収体のトップシート側の面の表面積が広くなることとなって、体液の吸収スピードが速くなる。従って、高吸収性能を有しつつ体液吸収時の装着感が優れたものとなる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、吸収体は、トップシート側の面に露出する化学繊維を含み、吸収体をプレスした後の化学繊維の復元により凹凸が形成されるので、凹凸を形成するための特別の加工を必要としないこととなって安価なものとなる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、化学繊維は、ポリプロピレンとポリエチレンのうちの少なくとも何れか一方であるので、復元力が強く、より好適に凹凸を形成することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れかに記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、吸収体には、長手方向に沿って凹部と凸部とが連続する波状加工が施されているので、吸収体のトップシート側の面の表面積が更に大きくなって、吸収スピードをより向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、吸収体は、中間にSAP層を有するため、より吸収能が向上される。また、凹凸の深さは、表面からSAP層までの距離よりも短いので、SAP層がトップシート側に露出してしまうことがない。従って、SAP粒子が膨潤して相互に密着することによる体液の拡散阻害、即ちゲルブロッキングを防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特に、SAP層は、吸収体全体の厚みの半分よりもバックシート側の面に設けられているので、凹凸の深さを吸収体全体の厚みの半分以上とすることができることとなって、吸収体のトップシート側の面の表面積が更に大きくなって、吸収スピードをより一層向上させることができる。
以下、図を用いて本発明の実施の形態としての吸収性物品について詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した吸収性物品の展開図であり、図2は図1のII−II線における断面図である。
図1、2に示す吸収性物品としての生理用ナプキン(以下、「ナプキン」という。)1は、人体との接触面側に設けられ、経血やおりものなどの体液を速やかに透過させる透液性のトップシート3と、人体との接触面と反対側に設けられる、ポリエチレンシートなどからなる不透液性のバックシート2と、これらバックシート2とトップシート3との間に介装される吸収体4とにより構成されている。
このナプキン1の吸収体4の周囲において、吸収体4の周辺に延出しているバックシート2とトップシート3とがナプキン1の縁に沿うようにホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接着されている。
バックシート2は、ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有するシート材により形成されている。また、ムレ防止の観点から透湿性を有するシート材であることが好ましく、この遮水性と透湿性とを具備するシート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シート材が好適に用いられる。
また、バックシート2の外面には一又は複数条の粘着剤層(図示省略)が形成されており、身体への装着時にナプキン1を下着に固定できるようになっている。
トップシート3は、有孔または無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどにより形成されている。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。また、不織布を製造する方法としては、公知の方法を適宜用いることができ、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブロー法、ニードルパンチ法、或いはこれらを組み合わせた方法等によって不織布を製造することができる。
トップシート3に多数の透孔を形成した場合には、経血やおりもの等の体液がより速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。
吸収体4は、体液を吸収するものであり、パルプ、化学繊維等の各種繊維が所定の割合で配合、混合された繊維層や、高吸水性樹脂であるSAP(Super Absorbent Polymer)等が含まれるSAP層6が、所定の配置に積層されてなる吸収体層4aを有している。
そして、その繊維層やSAP層6を積層してなる吸収体層4aのトップシート3側(上面側)には、所定の接着剤により構成される第1の接着剤層(図示省略)が設けられ、また、吸収体層4aのバックシート2側(下面側)には、所定の接着剤により構成される第2の接着剤層(図示省略)が設けられている。この第1の接着剤層と第2の接着剤層とは、吸収体層4aにおける各繊維や高吸水性樹脂などがほぐれてしまうなど分離、分解しないように、各繊維や高吸水性樹脂などを接着、固着することで、その吸収体4(吸収体層4a)の形状を維持するための層である。
本実施の形態においては、少なくともパルプを含むようにパルプと化学繊維が所定の割合で配合された繊維混合体における各繊維が絡み合うように、所定の厚みに形成された基盤繊維層5と、その基盤繊維層5の上面に所定量のSAPを載せるように形成されたSAP層6と、そのSAP層6の上面に少なくともパルプを含むようにパルプと化学繊維が所定の割合で配合された繊維混合体における各繊維を絡み合わせて載せるように形成された繊維層7と、を有する吸収体層4aを形成し、その吸収体層4aの上面側である繊維層7の表面と、吸収体層4aの下面側である基盤繊維層5の表面に、所定の接着剤を付与するように塗布し、それぞれ第1の接着剤層と、第2の接着剤層とを形成して吸収体4が形成されている。
つまり、吸収体4は、少なくともパルプを含むようにパルプと化学繊維が所定の割合で配合された繊維混合体からなる基盤繊維層5を形成する基盤繊維層形成工程と、基盤繊維層5の上面に、吸収性樹脂(例えば、SAP)を含む所定数のSAP層6と、パルプと化学繊維の少なくとも一方を含む所定数の繊維層7とを、所定の配置に積層し、吸収体層4aを形成する吸収体層形成工程と、吸収体層4aの上層面である繊維層7の表面と、吸収体層4aの下層面である基盤繊維層5の表面に、所定の接着剤を付与するように塗布し、それぞれ第1の接着剤層と、第2の接着剤層とを形成する接着剤層形成工程と、を備える製造方法によって、形成、製造されるようになっている。
そして、このように形成された吸収体4は、クッション性が良好で、ねじれの柔らかさがよく、適度なコシ強度を有する吸収体4とすることができる。
なお、この吸収体4の厚みは、0.5mm以上、5.0mm以下であることが好ましく、より好ましくは、0.7mm以上、2.0mm以下である。
吸収体4の厚みが0.5mm未満であると、吸収体における体液の吸収量が少なく、体液の吸収性が低いので、体液の逆戻りや漏れなどが生じてしまうことある。また、吸収体4の厚みが0.5mm未満であると、吸収体が薄いため、そのクッション性能が低減してしまい、柔らかさが損なわれることがある。
また、吸収体4の厚みが5.0mmを超えると、その吸収体を備えたナプキン1の厚みも増し、ナプキンが嵩張るようになるので、個別包装されたナプキンを携帯しづらくなる問題が生じることがある。
ここで、パルプとは、木材などの植物体を機械的・化学的に処理してほぐし、セルロース繊維を分離し水に懸濁した状態や厚紙状にしたもののことであり、セルロースとヘミセルロース、リグニンが3大成分で、その他に樹脂や色素、中性物質などを含んでいる。パルプの種類は、原料によって大きく分けると、針葉樹パルプ(N材、マツなど)、広葉樹パルプ(L材、ブナなど)、非木材パルプ(ケナフ、バガス、綿など)、脱墨古紙パルプ(DIP)などがある。更にパルプの製造方法で分類され、機械的に砕いて製造するメカニカルパルプ、亜硫酸や硫酸塩などの化学薬品を用いて製造するケミカルパルプなどがある。また、特殊パルプとして、TCF(Total Chlorine Free)パルプ、ECF(Elemental Chlorine Free)パルプなどもある。
パルプはもともと親水性でしかも多孔質のため、吸水性に富んでおり、原料や製造方法の組み合わせによって多くの種類のパルプが存在するため、適当なパルプを選択し、使用することが望ましい。
化学繊維とは、石炭・石油などの原料から化学的に合成、または天然繊維を化学的に加工して作った繊維のことである。化学繊維として、例えば、ナイロンやアラミドのようなポリアミド繊維や、PET繊維やPTT繊維のようなポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリプロピレン繊維などの化学繊維を適宜使用することができる。また、外側がポリエチレン、内側がポリプロピレンからなる芯鞘構造の合成繊維も利用可能であり、これ以外にも、合成繊維を親水化処理した繊維であるインタック(商品名)のような化学繊維や、SWP(Synthetic Wood Pulp)を使用してもよい。
吸収体4(吸収体層4a)にパルプのみならず化学繊維を加えることによって、吸収体内での繊維同士の結合力が高まり、装着者の動き等に伴う外力に対して高い耐性を持つようになると共に、化学繊維の存在によって、熱をかけた場合に化学繊維が溶解することで接着剤の役割を果たすことになる。化学繊維は、例えばポリプロピレンは150℃以上で溶解し、溶解温度の高いものであっても、400℃前後で溶解することが知られている。この化学繊維の特性によって、ホットメルトなどの接着剤を使わずに、ヒートシール等で融着させることが可能になり、人体に優しく、かぶれなどの原因を少なくすることができる。
また、吸収体4に化学繊維を加えることによって、吸収体4の厚み方向へのクッション性を高めることが可能になり、パルプやSAPによる吸収性と、化学繊維によるクッション性のバランスを取りつつ両性能を上げることができる。
接着剤とは、吸収体4の表面において、パルプや化学繊維などの各繊維や高吸水性樹脂などを接着し、その吸収体4(吸収体層4a)の形状を維持するためのものである。接着剤として、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA)、ポリビニルアルコール(PVA)、アクリルアミド・ポリビニルアルコール共重合体、アクリル酸エステル・酢酸ビニル共重合体、カルボキシメチルセルロースナトリウム、SIS、SBS、SIBS、SEPS等のスチレン系エラストマー、ポリエステル・アクリル系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマーなどを適宜使用することができる。
SAPは、自身の3次元網目構造の分子間に水の分子を束縛することで、吸収した水分をゲル化して閉じ込める機能を有している。具体的に、SAPは、例えば、デンプン−ポリアクリロニトリル加水分解物、デンプン−ポリアクリル酸塩架橋物、カルボキシルメチルセルロース系、酢酸ビニル−アクリル酸メチル共重合体のケン化物、ポリアクリル酸ソーダ架橋物などを用いることができる。
通常、「毛細管現象」による綿、パルプ、スポンジなどの吸収力が、自重の20倍程度であるのに対し、SAPは自重の数100〜1000倍もの水を吸収することができる。SAPの中では、タテ、ヨコに張り巡らされた高分子の細かい網目の中に、水分子が水素結合でしっかり押さえ込まれている形で保持される。水分子はSAPの内部で結合しているために、絞ったり押したりといった行為により圧力を加えても、SAPが水を吐き出すことはない。
次に、本発明の特徴である吸収体4の表面の微細構造について、図2〜図3を用いて説明する。図3は、図2の吸収体4表面の拡大断面図である。
図2に示すように、吸収体4のトップシート3側の表面には、ナプキン1の長手方向に沿って凹部41と凸部42とが連続する波状加工が施されている。この波状加工による凸部41及び凹部42のピッチA1は、10mm以下であり、凹部42の深さB1は、0.4mm以上であって、好ましくは、ピッチA1が5mm以下、深さB1が0.6mm以上である。この波状加工は周知の手段で施されるものであり、体液の横漏れ堰き止め効果等を奏する。
そして、図3に示すように、凹部41及び凸部42の表面には、凹凸43が形成されている。凹凸43のピッチA2は0.85mm以下で且つ深さB2が0.30mm以上となるように形成されている。即ち、波状加工による凹部41及び凸部42のピッチA1よりも小さくなっている。
このように、凹部41及び凸部42の表面にさらに凹凸43が形成されていることによって、流入してくる体液との接触面積をより大きくでき、吸水スピードを速くできるようになっている。
この凹凸43のピッチA2が0.85mm以上であったり、凹凸43の深さB2が0.30mm以下であると、体液と接触する表面積が大きくならず、吸水スピードの向上に寄与しない可能性があるからである。好ましくはピッチA2が0.50mm以下、深さが1.0mm以上である。
また、凹凸43の深さB2は、吸収体4の表面からSAP層6までの距離より短いことが好適である。吸収体4の表面からSAP層6までの距離より長いと、吸収された体液がSAP層6に浸潤してしまうこととなり、SAP粒子が膨潤して相互に密着することによる体液の拡散阻害、即ちゲルブロッキングが起きる可能性があるからである。このゲルブロッキングを防止するという点を鑑みると、図2に示すように、SAP層6を吸収体4全体の厚みHの半分よりもバックシート2側の面に設けることが好適である。
この凹凸43は、吸収体4を製造する際に凹凸加工によって形成される。ここで、凹凸加工の一例について説明する。
ナプキン1に用いる吸収体4を製造する工程において、繊維層7にポリプロピレン、ポリエチレン等の復元力の高い化学繊維を、トップシート3側の面に露出するように含ませる。その後、吸収体4の厚みHを小さくするために、プレス加工を施した際に、含ませた化学繊維が選択的に復元させることによって、凹凸43を形成する。
特に、復元力の高い化学繊維を繊維層7に含ませる際に、パルプに富む部位と、その化学繊維に富む部位とを配し、両部位をトップシート3側の面に露出させるようにすると、プレス加工後にはその化学繊維に富む部位のみが復元するので、凹凸43を顕著に形成させることができる。
また、復元力の高い化学繊維を特に用いることなく、例えば、所定の大きさの突起を有するエンボスロールを用いてエンボス加工することによって、凹凸43を吸収体4表面に形成させることも可能である。
以上説明した本発明に係るナプキン1は、吸収体4のトップシート3側の面に、0.85mm以下のピッチで且つ0.30mm以上の深さの凹凸43が形成されているので、吸収体4のトップシート3側の面の表面積が広くなることとなって、体液の吸収スピードが速くなる。従って、高吸収性能を有しつつ体液吸収時の装着感が優れたものとなる。
また、吸収体4は、トップシート3側の面に露出する化学繊維を含み、吸収体4をプレスした後の化学繊維の復元により凹凸43が形成されるので、凹凸43を形成するための特別の加工を必要としないこととなって安価なものとなる。
また、吸収体4には、長手方向に沿って凹部41と凸部42とが連続する波状加工が施されているので、吸収体4のトップシート3側の面の表面積が更に大きくなって、吸収スピードをより向上させることができる。
(変形例)
図4は、図2の吸収体の変形例を示す拡大断面図である。図4に示すように、吸収体4のトップシート3側の表面に、凹部44及び凸部45が形成されている点以外は、図2に示す吸収体4と同様であるので、同様の構成については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
この凹部44及び凸部45の深さB3は、図2に示す凹部41及び凸部42の深さB1よりも深く形成されている。この凹部44及び凸部45は、例えば、吸収体4の表面にエンボス加工を施すことによって形成される。
なお、この変形例においても、凹部44及び凸部45の表面には凹凸43が形成されており、同様に体液接触面積をより大きくすることに寄与している。
また、図4に示すように、SAP層6は吸収体4全体の厚みHの半分よりもバックシート2側の面に設けられることが好適である。
以上説明した変形例においては、流入してくる体液との接触する表面積が大きくなるとともに、人体への接触面積が小さくなるので、体液の吸収スピードを向上させるとともに、装着時の違和感をより低減させることができる。
なお、SAP層6を設けることなく吸収体4を製造してもよい。この場合、吸収体4に貫通孔を形成可能なエンボスロールを用いてエンボス加工を施すことによって、吸収体4に複数の貫通孔を形成させて、流入してくる体液との接触面積を大きくする構成としてもよい。
なお、以上の実施の形態においては、吸収体層4aは、繊維層2層とSAP層1層の、計3層の構造を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、繊維層7やSAP層6はそれぞれ何層であってもよく、その配置順や各層の構成(例えば、繊維や樹脂の種類、比率)なども任意である。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、勿論本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
表1に示されるように、吸収体は、第1層から第5層の各層が重ねられて構成されている。ここで、第2層から第4層の3層分が吸収体層に相当する。
なお、各層や、各層における構成材料の配合比率は、目付け量(g/m2)で示している。
また、表2は、各実施例及び比較例に対して施されている加工等を示したものである。
Figure 2005160717
Figure 2005160717
表1、2に示すように、パルプが45g/m2、ポリプロピレン/ポリエチレン(3.3/5.0)が3g/m2の配合比率となるように基盤繊維層である第2層を形成し、その第2層上にSAPが50g/m2となるようにSAP層である第3層を形成し、その第3層上にパルプが45g/m2、ポリプロピレン/ポリエチレン(3.3/5.0)が3g/m2の配合比率となるように繊維層である第4層を形成し、吸収体層を製造した。
次いで、上記の吸収体層の上面側と下面側とに、それぞれ接着剤としてのEVAをスプレー塗布し、それぞれ3g/m2となるように、第1の接着剤層である第5層と、第2の接着剤層である第1層とを形成し、吸収体を製造した。
次いで、吸収体を薄くするためのプレス加工を施すとともに、吸収体表面に凹凸を形成させた。形成される凹凸は、ピッチが0.85mm、深さが0.30mmとなるようにするとともに、表面に占める凹部の割合が15%となるようにした。
次いで、この吸収体を、トップシートとバックシートとの間に介装するようにナプキンを製造した。
このナプキンの品質評価結果を表3、表4に示す。
表1、2に示すように、実施例1において得られた吸収体表面に、ナプキンの長手方向に沿って凹部及び凸部が連続するように波状加工した。この凹部及び凸部は、ピッチが2.0mm、深さが0.1mmとなるようにするとともに、表面に占める凹部の割合が5%となるように加工した。
波状加工を施した以外は実施例1と同様にして吸収体を得て、ナプキンを製造した。
このナプキンの品質評価結果を表3、表4に示す。
表1、2に示すように、実施例2において、第2層のパルプを60g/m2に、ポリプロピレン/ポリエチレン(3.3/5.0)を5g/m2に、第4層のパルプを30g/m2に代えて、凹凸加工による凹凸の深さが0.5mmになるようにした以外は実施例2と同様にナプキンを製造した。
このナプキンの品質評価結果を表3、表4に示す。
表1、2に示すように、実施例1において得られた吸収体の表面に、波状加工による凹部及び凸部よりも深さが深い凹部及び凸部を連続して形成するためにエンボス加工を施した。このエンボス加工においては、凹部及び凸部は、ピッチが0.5mm、深さ0.8mmとなるように加工するとともに、表面に占める凹部の割合が20%となるように加工した。エンボス加工を施した以外は実施例1と同様にして吸収体を得て、ナプキンを製造した。
このナプキンの品質評価結果を表3、表4に示す。
表1、2に示すように、実施例3において得られた吸収体に、実施例4と同様のエンボス加工を施して、凹凸の深さを1.0mmにするとともに、表面に占める凹部の割合を20%にした以外は、実施例3と同様にして吸収体を得て、ナプキンを製造した。
このナプキンの品質評価結果を表3、表4に示す。
〔比較例1〕
表1、2に示すように、実施例1において、第2層及び第4層のポリプロピレン/ポリエチレン(3.3/5.0)を無添加とするとともに、第1層と第5層を形成せずに、第1層が相当する配置に16g/m2のクレープ紙を配設して吸収体を製造して、プレス加工後に吸収体4表面が略平面となるようにした以外は、実施例1と同様にナプキンを製造した。
このナプキンの品質評価結果を表3、表4に示す。
〔比較例2〕
表1、2に示すように、比較例1において得られた吸収体に、ナプキンの長手方向に沿って凹部及び凸部が連続するように波状加工を施した以外は比較例1と同様にして吸収体を得て、ナプキンを製造した。
このナプキンの品質評価結果を表3、表4に示す。
〔評価方法〕
上述の実施例1〜5及び比較例1及び2により得られた吸収体の物性についての評価は、吸収スピード、拡散面積、吸収体厚み、装着感により行った。各々具体的な内容について以下に示す。
(吸収スピード)
人工血液2ccを筒(高さ100mm、径25mm)の上から注入し、ナプキンが人工血液を完全に吸収するまでの時間を測定した。これを1回目の測定とした。また、最初に人工血液を注入してから3分後に、人工血液2ccを追加注入し、同様に吸収時間を測定した。これを2回目の測定とした。
(拡散面積)
ナプキンに人工血液を注入後、1分後に人工血液の拡散面積を測定した。これを1回目の測定とした。先ず、拡散した人工血液の長手方向の長さ及び幅方向の長さを計測し、次いで、長手方向の長さ/2×幅方向の長さ/2×円周率の計算式を用いて拡散面積を算出した。また、最初に人工血液を注入してから3分後に、人工血液2ccを追加注入し、その1分後に人工血液の拡散面積を測定した。これを2回目の測定とした。
(吸収体厚み)
吸収体の厚みは、プレス加工後の吸収体の厚みを測定した。
(装着感)
市販のナプキン(商標:エリスエクストラスリム20cm羽なし)の吸収体を変更して、上記各実施例におけるナプキンとしたものを、20〜30代の女性20名を対象に生理期間中に2時間装着したときの評価をとった。この装着感については、レベル5:非常に快適、レベル4:快適、レベル3:どちらとも言えない、レベル2:やや不快、レベル1:不快の5段階で評価した。
Figure 2005160717
Figure 2005160717
以下に、表3、表4に基づき、実施例1〜5におけるナプキンの評価結果について説明する。
(実施例1の評価結果について)
実施例1におけるナプキンは、吸収体表面にピッチ0.8mmで且つ深さ0.3mmの凹凸加工を施したものである。
表3から明らかなように、実施例1におけるナプキンは、表面が平坦な吸収体を備えるナプキン(比較例1)よりも1回目の吸水スピードが2倍以上速いことが判る。
この理由は、実施例1におけるナプキンの吸収体の第2層及び第4層にパルプ及びポリプロピレン/ポリエチレン(PP/PE)を配合したので、プレス加工後にPP/PEが復元することによって表面に凹凸が形成され、体液と接触する表面積が大きくなり、体液が速やかに吸収されるためである。
また、実施例1におけるナプキンは、表面を波状加工された吸収体を備えるナプキン(比較例2)よりも1回目の吸水スピードが約1.5倍速いことが判る。
この理由は、実施例1におけるナプキンの吸収体表面に形成されている凹凸のピッチが、比較例2におけるナプキンの吸収体表面の波状加工による凹部及び凸部のピッチよりも1mm以上小さいとともに、深さも0.2mm深いため、体液と接触する表面積がより大きくなり、体液が速やかに吸収されるためである。
このことは、比較例1、2に比して、1回目の体液の拡散が約30%低減されていることからも判る。
さらに、比較例1、2に比して、1回目の吸水スピードだけでなく、2回目の吸水スピードも速くなっている。より具体的には、比較例1に比して約1.5倍、比較例2に比して約1.3倍速くなっていることから、吸水性能が顕著に向上していることが判る。
また表4より、装着感については、レベルの平均値より、比較例1に比して約2倍、比較例2に比して約1.5倍快適さが向上していることが判る。
このように、実施例1におけるナプキンは、従来のナプキンに比べ、体液の吸水性能の良好なナプキンであるといえる。また、吸水スピードが速いので、体液が吸収体内に滞留する時間が極めて短縮されることとなるので、ナプキン装着時の違和感、不快感を低減させるナプキンであるといえる。
(実施例2の評価結果について)
実施例2におけるナプキンは、実施例1の吸収体表面にナプキンの長手方向に沿って波状加工を施したものである。
表3から明らかなように、実施例2におけるナプキンは、比較例1、2に比して吸水性能が増している。このことは、比較例1、2と比して吸水スピードが増しているとともに、体液の拡散も低減されていることから判る。
この理由は、凹凸加工された吸収体に、さらに波状加工を施すことによって、吸収体表面に凹部及び凸部が形成され、実施例1におけるナプキンの吸収体よりも体液と接触する表面積がより大きくなり、体液が速やかに吸収されるためである。
特に、2回目の吸水スピードについては、比較例1に比して約2倍、比較例2に比して約1.7倍速くなっており、吸水性能が顕著に向上している。
さらに、吸収体を構成する各層の目付量の合計は比較例1、2に比して7g/m2小さくなっているにもかかわらず、吸収体の厚みが比較例1、2に比して0.2mm増しているので、クッション性も向上していることが判る。
また表4より、装着感については、レベルの平均値より、比較例1に比して約2.3倍、比較例2に比して約1.7倍快適さが向上していることが判る。
このように、実施例2におけるナプキンは、吸水性能が良好で且つクッション性に富み、快適な装着感を提供できるナプキンであるといえる。
(実施例3の評価結果について)
実施例3におけるナプキンは、実施例2の吸収体の第2層のパルプ量及びPP/PE量を増やすとともに、第4層のパルプ量を減少させ、凹凸の深さを0.5mmにしたものである。
表3から明らかなように、実施例3におけるナプキンは、比較例1、2に比して吸水性能が増している。このことは、比較例1、2と比して吸水スピードが増しているとともに、体液の拡散も低減されていることから判る。
この理由は、吸収体の第2層にパルプ量及びPP/PE量を増やすことによって、凹凸加工の際に復元されるPP/PEの量が増えることとなって、吸収体4表面に形成される凹凸の深さがより深くなるため、体液と接触する表面積が大きくなり、体液が速やかに吸収されるためである。
特に、2回目の吸水スピードについては、比較例1に比して約3.4倍、比較例2に比して約3倍速くなっており、吸水性能が顕著に向上している。このことは、装着感が非常に優れていることからも判る。
さらに、吸収体を構成する各層の目付量の合計は比較例1、2に比して5g/m2小さくなっているにもかかわらず、吸収体の厚みが比較例1、2に比して0.2mm厚くなっているので、クッション性も向上していることが判る。
また表4より、装着感については、レベルの平均値より、比較例1に比して約2.6倍、比較例2に比して約1.9倍快適さが向上していることが判る。
このように、実施例3におけるナプキンは、従来のナプキンに比べ、吸水性能が良好で且つクッション性に富み、快適な装着感を提供できるナプキンであるといえる。
(実施例4の評価結果について)
実施例4におけるナプキンは、吸収体にエンボス加工を施して、凹凸のピッチを0.5mm、深さを0.8mmとしたものであり、更に波状加工が施されているものである。
表3から明らかなように、実施例4におけるナプキンは、比較例1、2に比して吸水性能が増している。このことは、比較例1、2と比して吸水スピードが増しているとともに、体液の拡散も低減されていることから判る。
この理由は、凹凸加工された吸収体にエンボス加工を施すことによって、吸収体表面に形成される凹部及び凸部の深さがより深くなるため、体液と接触する表面積が大きくなり、体液が速やかに吸収されるためである。
特に2回目の吸水スピードは、比較例1に比して約3.6倍、比較例2に比して約3倍速くなっており、吸水性能が顕著に向上している。このことは、装着感が非常に優れていることからも判る。
さらに、吸収体を構成する各層の目付量の合計は比較例1、2に比して7g/m2小さくなっているにもかかわらず、吸収体の厚みが比較例1、2に比して0.3mm厚くなっているので、クッション性も向上していることが判る。
また表4より、装着感については、レベルの平均値より、比較例1に比して約2.8倍、比較例2に比して約2倍快適さが向上していることが判る。
このように、実施例4におけるナプキンは、従来のナプキンに比べ、吸水性能の良好で且つクッション性に富み、快適な装着感を提供できるナプキンであるといえる。
(実施例5の評価結果について)
実施例5におけるナプキンは、吸収体の第2層のパルプ量及びPP/PE量を増やすとともに、第4層のパルプ量を減少させるとともに、吸収体にエンボス加工を施して、凹凸のピッチを0.5mm、深さを0.8mmとしたものであり、更に波状加工が施されているものである。
表3から明らかなように、実施例5におけるナプキンは、比較例1、2に比して吸水性能が増している。このことは、比較例1、2と比して吸水スピードが増しているとともに、体液の拡散も低減されていることから判る。
この理由は、第2層にパルプ量及びPP/PE量を増やすことによって、凹凸加工の際に復元される化学繊維の量が増えることとなって、吸収体表面に形成される凹凸の深さがより深くなるとともに、吸収体にエンボス加工を施すことによって、吸収体表面に形成される凹部及び凸部の深さがより深くなるので、体液と接触する表面積が大きくなり、体液が速やかに吸収されるためである。
特に、2回目の吸水スピードは、比較例1に比して約5.7倍、比較例2に比して約4.8倍速くなっており、吸水性能が顕著に向上している。このことは、装着感が非常に優れていることからも判る。
さらに、吸収体を構成する各層の目付量の合計は比較例1、2に比して5g/m2小さくなっているにもかかわらず、吸収体の厚みが比較例1、2に比して0.2mm増しているので、クッション性も向上していることが判る。吸収体の厚みが比較例1、2に比して0.2mm厚くなっているので、クッション性も向上していることが判る。
また表4より、装着感については、レベルの平均値より、比較例1に比して約2.9倍、比較例2に比して約2.1倍快適さが向上していることが判る。
このように、実施例5におけるナプキンは、従来のナプキンに比べ、吸水性能が良好で且つクッション性に富み、快適な装着感を提供できるナプキンであるといえる。
このように、本発明にかかるナプキンは、従来のナプキンに比べ、吸水性能が良好であるため、体液が吸収体表面に滞留する時間を極めて短縮させることができるので、ナプキンの装着時の違和感、不快感をより低減させることができる。
また、本発明にかかるナプキンは、クッション性に優れているため、装着感が良好なナプキンとして好適に機能することができる。
本発明を適用した吸収性物品の展開図である。 図1のII−II線における断面図である。 図2の吸収体表面の拡大断面図である。 図2の吸収体表面構造の変形例を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 ナプキン(吸収性物品)
2 バックシート
3 トップシート
4 吸収体
6 SAP層
7 繊維層
41 凹部
42 凸部
A2 ピッチ
B2 深さ
H 厚み

Claims (6)

  1. 人体に当接する面に位置するトップシートと、前記トップシートと反対側の面であって、下着に当接する面に位置するバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に介装される吸収体と、を備える吸収性物品において、
    前記吸収体のトップシート側の面に、0.85mm以下のピッチで且つ0.30mm以上の深さの凹凸が形成されていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記吸収体は、前記トップシート側の面に露出する化学繊維を含み、
    前記吸収体をプレスした後の前記化学繊維の復元により前記凹凸が形成されることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記化学繊維は、ポリプロピレンとポリエチレンのうちの少なくとも何れか一方であることを特徴とする請求項2記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収体には、長手方向に沿って凹部と凸部とが連続する波状加工が施されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収体は、中間にSAP層を有し、
    前記凹凸の深さは、表面からSAP層までの距離よりも短いことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記SAP層は、吸収体全体の厚みの半分よりも前記バックシート側の面に設けられていることを特徴とする請求項5記載の吸収性物品。
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