JP2005159975A - モデム装置および該モデム装置を搭載した通信端末装置 - Google Patents

モデム装置および該モデム装置を搭載した通信端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 V.34勧告のモデムの使用が規定されていないClass1規格でも、高速なファクシミリ伝送を行うことができるモデム装置を提供する。
【解決手段】 ホストからの送信データからホストコンピュータの送信能力を解析して解析結果をシステムメモリ6に記憶する。ファクシミリ装置からの送信データからファクシミリ装置の受信能力を解析して解析結果をシステムメモリ6に記憶する。プロトコル制御部10はシステムメモリ6の解析結果を参照して所定の伝送速度以上の伝送速度でホストコンピュータからの送信データをファクシミリ装置に送信する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パーソナルコンピュータなどの接続または実装可能なモデム装置に関し、とくにファクシミリ通信制御を行うモデム装置および該モデム装置を搭載した通信端末装置に関する。
一般に、パソコンなどで作成、編集された文書または画像ファイルなどを、パソコン上で動作するファクシミリアプリケーションを使用することにより、容易にファクシミリ送信することができる。パーソナルコンピュータとファクシミリモデムを利用してファクシミリ通信を行う方法としては、TIA/EIAで標準化したファクシミリソフトとモデム間のコマンドインタフェース規格であるClass1が存在しており、このコマンドインタフェースを用いて、ファクシミリソフトがファクシミリモデムをコントロールしファクシミリ伝送制御手順を実現することでファクシミリ通信を行っている。
このClass1規格は、データ伝送用モデムの種別として、ITU−T勧告のV.29、V.27ter、V.17モデムの使用が規定されており、データ伝送速度としては最大14.4kbpsのデータ通信が可能となっている。
現在販売されてるファクシミリ装置は、高速モデム能力としてITU−T勧告のV.27ter、V.29、V.17、V.34に準拠した製品が多く、その最高能力としてV.34を使用した場合には、最大で33.6kbpsの高速通信が可能となっている。またパソコンに実装または接続可能なモデム装置や、パソコンに接続してモデム装置として使用可能なファクシミリ装置も、高速モデム能力としてITU−T勧告のV.27ter、V.29、V.17、V.34に準拠した製品が多い。
特開2001−309140号公報
しかしながら、パソコン上で動作するファクシミリアプリケーションは、Class1規格に準拠しているため制御可能な高速モデム能力は、ITU−T勧告のV.27ter、V.29、V.17であり、このうちの最高能力のV.17を使用した場合でも、最大で14.4kbpsの通信速度となる。このためモデム装置の能力としては33.6kbpsであるのに、ファクシミリアプリケーションは14.4kbpsまでの通信速度でしか送信が行えない。
即ち、ITU−T勧告で定められたファクシミリ伝送制御手順T.30では、最高データ速度33.6kbpsのより高速なデータ伝送が可能な勧告V.34モデムによる伝送が規定されているにも拘らず、Class1規格ではV.34勧告のモデムの使用が規定されておらず、この高速なモデムを使用したファクシミリ伝送を行うことができない、という問題があった。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の伝送速度の異なるモデム機能を有し、前記複数のモデム機能のうち所定の伝送速度未満のモデム機能を使用したデータ伝送の制御手順を上位ホストとのコマンドインタフェースにより実現可能なモデム装置において、前記上位ホストから送信された送信データより前記上位ホストの送信能力を解析する手段と、解析された前記上位ホストの送信能力を記憶する第1の記憶手段と、データ受信機から送信された送信データより該データ受信機の受信能力を解析する手段と、解析された前記データ受信機の受信能力を記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段および第2の記憶手段に記憶された送信能力および受信能力を参照して所定の伝送速度以上の伝送速度で前記上位ホストからの送信データを前記データ受信機に送信することを特徴とする。
上位ホストコンピュータが持っていない所定の伝送速度以上の伝送速度を使用した高速のファクシミリ送信が可能になり、通信コストが削減される効果がある。
以下、本発明を実施するための形態を図面に従って説明する。図1は本発明の基本的構成を示すブロック図であり、モデム装置を接続したホストコンピュータがファクシミリ通信を行うための接続形態を示す。図1において、モデム装置(MD)1は、ホストコンピュータ(PC)2に接続され、また公衆回線網3を介してG3ファクシミリ装置(FAX)4が接続されている。ホストコンピュータ2上で動作するファクシミリアプリケーションは、モデム装置1を制御して公衆回転網3を介してG3ファクシミリ装置4へファクシミリ送信を行うことができる。
図2はモデム装置1の構成を示すブロック図である。図2において、システム制御部5はモデム装置1の各部の制御処理を行う。システムメモリ6は、システム制御部5が実行する制御処理プログラム、および処理プログラムを実行するときに必要な各種のデータを記憶するとともに、システム制御部5のワークエリアを構成するものである。ホストインタフェース制御部7は、パーソナルコンピュータなどのホスト端末とデータの送受信を行うためのインタフェース制御を行う。例えば、RS−232C、IEEE1284、USB(1.1又は2.0)、IEEE1394などで構成される。
網制御装置8は、モデム装置を公衆回線網3に接続させるためのものであり、発着信機能を備えている。モデム9は、G3ファクシミリ通信におけるモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、主にファクシミリ画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.34モデム、V.17モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。プロトコル制御部10は、モデム9により受信したG3ファクシミリ信号の解析を行い、その解析内容をシステムメモリ6に格納する。またホストインタフェース制御部7から送信指示を受けたG3ファクシミリ信号を必要に応じて編集を行い、その結果をモデム9に渡すことで送信する。またホストコンピュータ2から送られてくるモデム制御コマンドによるモデム制御処理とV.34通信を行うために自発的に行うモデム制御の調停を行う。
以上の、システム制御部5、システムメモリ6、ホストインタフェース制御部7、網制御装置8、モデム9およびプロトコル制御部10は、内部バス11に接続されており、これらの各部間でのデータのやりとりは主として内部バス11を介して行われる。なお網制御装置8とモデム9との間のデータのやりとりは直接行われる。
図3はシステムメモリ6内に配置される記憶エリア及びフラグの構成を示すブロック図である。図3において、発呼番号保持エリア6aは、ホストインタフェース制御部7により、コマンドATD〈String〉にて指定された発呼番号を格納する。相手端末能力保持エリア6bは、プロトコル制御部10が相手のG3ファクシミリ装置から送られてきたファクシミリ信号の解析結果を格納する。ホスト能力保持エリア6cは、ホストインタフェース制御部7を介して送られてくるファクシミリ信号をプロトコル制御部10により解析したその結果を格納する。
V.34通信フラグ6dは、プロトコル制御部10により操作され、V.34通信が可能であること、またはV.34通信中であることを意味するフラグである。V.34通信の可否判定は、プロトコル制御部10が相手端末能力保持エリア6bとホスト能力保持エリア6cを参照することで行われる。Txデータ保存エリア6eは、ホストインタフェース制御部7を介して送られてくるファクシミリ信号を一時保存するエリアである。Rxデータ保存エリア6fは、プロトコル制御部10が相手G3ファクシミリ装置4から送られてきたファクシミリ信号を一時保存する。
フレーム受信済みフラグ6gは、ホストコンピュータ2からの受信指示を受ける以前に自発的に行っているフレーム受信処理にてフレーム受信が完了していることを示すためのフラグである。FTH受信済みフラグ6hは、ホストコンピュータ2からの送信指示である、AT+FTH=3コマンドを受信したことを示すためのフラグである。画データ格納エリア6iは、ECM通信にて1回のフェーズCにて扱うファクシミリ画データを一時保管するエリアである。画データ格納完了フラグ6jは、画データ格納エリア6iへのファクシミリ画データ格納が1パーシャルページ分完了したことを示すためのフラグである。
図4乃至図7は実施の形態におけるV.34通信シーケンスを示すシーケンス図である。まず、ホストコンピュータ2から発呼を意味するコマンドATD〈String〉が送られてくる。これを受けたモデム装置1は、回線を捕捉した後、〈String〉部で指定された相手先電話番号をダイヤルする。ダイヤル終了後、受信側ファクシミリ装置4からのファクシミリ信号の検出を開始する。
受信側ファクシミリ装置4からのファクシミリ信号を検出したモデム装置1は、ホストコンピュータ2に対してレスポンスCONNECTを返し、ファクシミリ信号の受信終了待ちとなる。
受信側ファクシミリ装置4からの非標準機能NSFフレームの受信を終了すると、モデム装置1は、ホストコンピュータ2に対して受信フレームデータにデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加して通知する。通知終了後、受信動作完了を意味するレスポンスOKを返す。(この信号はオプション信号のため受信側ファクシミリ装置4から送られてこない場合がある。)
NSFフレームデータとレスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、続くフレームを受信するため、コマンドAT+FRH=3をモデム装置1へ送る。これを受けたモデム装置1は、ファクシミリ信号受信継続中のため、即時、レスポンスCONNECTを返し、ファクシミリ信号の受信終了待ちとなる。
受信側ファクシミリ装置4からの被呼端末識別CSIフレームの受信終了にてモデム装置1は、ホストコンピュータ2に対して受信フレームデータにデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加して通知する。通知終了後、受信動作完了を意味するレスポンスOKを返す。(この信号はオプション信号のため受信側ファクシミリ装置4から送られてこない場合がある。)
CSIフレームデータとレスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、続くフレームを受信するため、コマンドAT+FRH=3をモデム装置1へ送る。これを受けたモデム装置1は、ファクシミリ信号受信継続中のため、即時、レスポンスCONNECTを返し、ファクシミリ信号の受信終了待ちとなる。
受信側ファクシミリ装置4からのディジタル識別信号DISフレームの受信終了にてモデム装置1は、受信側ファクシミリ装置4の装置能力を解析して受信装置能力情報を記憶した後、ホストコンピュータ2に対して受信フレームデータにデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加して通知する。通知終了後、受信動作完了を意味するレスポンスOKを返す。
DISフレームデータとレスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、受信側ファクシミリ装置4の装置能力と自機送信能力を参照して通信能力を決定した後、送信端末識別TSIフレーム(このフレームはオプション信号のため作成されないことがある。)、および決定した通信能力に従いディジタル命令信号DCSを作成し、これを受信側ファクシミリ装置4に送信するために、モデム装置1に対してコマンドAT+FTM=3を送る。
これを受けたモデム装置1は、ホストコンピュータ2にて決定された通信能力を確認するためファクシミリ信号送信状態に切替えることなく信号送出可能状態となったことを意味するレスポンスCONNECTを返す。これによりモデム装置1が送信可能状態になったと判断したホストコンピュータ2は、先に作成したTSIフレームに信号終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加してモデム装置1へ送る。これを受けたモデム装置1は、受けた受信データから〈DLE/ETX〉を削除して保存する。保存データがDCSフレームではないので、モデム装置1は、受信側ファクシミリ装置4に対してフレーム送信を行わずに、信号送出可能状態になったことを意味するレスポンスCONNECTをホストコンピュータ2へ返す。
これによりモデム装置1が送信可能状態になったと判断したホストコンピュータ2は、先に作成したDCSフレームに信号終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加してモデム装置1へ送る。DCSフレームを受けたモデム装置1は、受けた受信データから〈DLE/ETX〉を削除して保存し、DCSフレームの内容を解析して通信能力を確認する。この結果をホストコンピュータ2の送信能力として保持する。ここでモデム装置1は、先に記憶した受信装置能力とホストコンピュータ2の送信能力を参照してV.34通信へプロトコル変換が可能であれば、モデムをV.8通信モードに設定し、受信側ファクシミリ装置4に対して、V.8手順の開始を促すCI信号を送出する。
CI信号を受信した受信側ファクシミリ装置4は、V.8手順を開始するため、ANSam信号を送信する。これを検出したモデム装置1は、V.8手順の開始を確認するとともに、V.34送信のための設定をモデム9に行う。これによりCM信号が送出される。
CM信号を検出した受信側ファクシミリ装置4は、JM信号を送信する。JM信号を検出したモデム装置1は、CM信号の送出を停止してCJ信号の送出を行い、V.8手順が終了する。引き続きモデム装置1では、V.34通信を開始するためCJ信号送出終了から75±5msの無音送出後、INFO0c信号の送出を開始する。CJ信号を検出した受信側ファクシミリ装置4は、JM信号の送出を停止し、75±5msの無音送出後、INFO0a信号の送出を開始する。これ以降は、図5に示すように、モデム装置1内の発呼側モデムハードウェアと受信側ファクシミリ装置4内の被呼側モデムハードウェアとの間にて自動的にネゴシエーションが行われ、V.34手順に従ってコントロールチャネルへ移行する。
コントロールチャネル開始を検出したモデム装置1は、受信側ファクシミリ装置4から送られてくるファクシミリ信号の受信を開始する。ここでNSFフレームとCSIフレームの受信(この信号はオプション信号であるため送出されないことがある。)に引き続き、DIS信号を受信する。この信号受信にてモデム装置1は、先にホストコンピュータ2からの送信データとして受取り保存してあるTSIフレーム(この信号はオプション信号であるため受取っていない場合がある。)とDCSフレームの送信を行い、送信終了にてホストコンピュータ2に対して送信終了を意味するレスポンスOKを返す。その後受信側ファクシミリ装置4から送られてくる画データの受信準備完了を意味するプリメッセージ応答信号CFRフレームを受信するための準備を自発的に行い、ホストコンピュータ2からのコマンドAT+FRH=3を受けるまで受信したデータは保持しておく。
レスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、モデム装置1に対してTCF信号送出のためコマンドAT+FTM=96(ここでは9.6kbpsで通信を行うものとしている)を送る。これを受けたモデム装置1は、V.34通信においてはTCF送出は不要なのでTCF送出準備をすることなく、レスポンスCONNECTを返す。これを受けたホストコンピュータ2は、モデム装置1がTCF送信可能状態になったと判断してモデム装置1に対してTCFデータにデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加して送る。これを受信したモデム装置1は、TCFデータの破棄を行い、ホストコンピュータ2に対して送信終了を意味するレスポンスOKを返す。これを受けたホストコンピュータ2は、応答信号受信のためモデム装置1に対してコマンドAT+FRH=3を送る。
ホストコンピュータ2からのコマンドAT+FRH=3を受けたモデム装置1は、レスポンスCONNECTを返し、DCSフレーム送出終了から自発的に開始している受信処理にてプリメッセージ応答信号CFRフレームを受信済みの場合には、ホストコンピュータ2に対して受信フレームデータにデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加して通知する。未受信、またはデータ受信中の場合にはプリメッセージ応答信号CFRフレームの受信終了にて、ホストコンピュータ2に対して受信フレームデータにデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加して通知する。通知終了後、受信動作完了を意味するレスポンスOKを返す。
CFRフレームデータとレスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、画データを送信するためのコマンドAT+FTM=96をモデム装置1へ送る。これを受けたモデム装置1は、コントロールチャネルを終了し、プライマリチャネル送信状態へ移行するための設定をモデム9に対して行い、プライマリチャネル開始を検出すると、信号送出可能状態となったことを意味するレスポンスCONNECTを返す。
レスポンスCONNECTを受けたホストコンピュータ2は、モデム装置1が画データ送信可能状態になったと判断し、画データの転送を開始する。この間は、通常のファクシミリ送信にて行われる制御が行われ、画データの最後にデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加する。
画データの受信を開始したモデム装置1は、モデム9を介して送信し、データ終了を意味する〈DLE/ETX〉の直前までのデータをすべて送信したところでホストコンピュータ2に対してデータ送信終了を意味するレスポンスOKを返す。
レスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、ファクシミリ情報の完全な終わりを表し、さらにこのほかのドキュメントを送らないことを意味するポストメッセージ命令のひとつである手順終了PPS−EOPを送信するため、モデム装置1に対してコマンドAT+FTH=3を送る。これを受けたモデム装置1は、プライマリチャネル送信を終了してコントロールチャネルを開始するための設定をモデム9に対して行い、コントロールチャネル開始を検出すると、ホストコンピュータ2に対して信号送出可能状態となったことを意味するレスポンスCONNECTを返す。
レスポンスCONNECTを受けたホストコンピュータ2は、モデム装置1が送信可能状態になったと判断し、PPS−EOPフレームに信号終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加してモデム装置1へ送る。これを受けたモデム装置1は、受けた送信データから〈DLE/ETX〉を削除して送信する。送信終了にてホストコンピュータ2に対してデータ送信終了を意味するレスポンスOKを返す。
レスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、受信側ファクシミリ装置4からのポストメッセージ応答を受信するために、モデム装置1に対してコマンドAT+FRH=3を送る。これを受けたモデム装置1は、レスポンスCONNECTを返し、ポストメッセージ応答の受信終了待ちとなる。
ポストメッセージ応答のひとつである、メッセージ確認MCFフレームの受信終了にてモデム装置1は、ホストコンピュータ2に対して受信フレームデータにデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加して通知する。通知終了後、受信動作完了を意味するレスポンスOKを返す。
MCFフレームデータとレスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、呼切断の開始を意味する切断命令DCNを送信するため、モデム装置1に対してコマンドAT+FTH=3を送る。これを受けたモデム装置1は、ホストコンピュータ2に対して信号送出可能状態となったことを意味するレスポンスCONNECTを返す。
レスポンスCONNECTを受けたホストコンピュータ2は、モデム装置1が送信可能状態になったと判断し、DCNフレームに信号終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加してモデム装置1へ送る。これを受けたモデム装置1は、受けた受信データから〈DLE/ETX〉を削除して送信する。送信終了にてホストコンピュータ2に対してデータ送信終了を意味するレスポンスOKを返す。
レスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、ファクシミリ送信手順の終了と判断し、回線開放を促すためモデム装置1に対してコマンドAT+FTH=0を送る。これを受けたモデム装置1は、モデム9に対してコントロールチャネルを終了してIDLE状態へ移行するための設定を行い、モデム9のIDLE状態移行を確認すると、回線を開放して動作終了を意味するレスポンスOKをホストコンピュータ2へ返す。レスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、ファクシミリ通信の終了と判断して一連の処理を終了する。
次にモデム装置の処理動作を図8乃至図13に従って説明する。図8乃至図13はモデム装置の処理動作を示すフローチャートである。
まず、待機状態においてホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からの各種設定コマンドに対して端末の機能報告や動作設定を行う。ここで本発明を実現するために以下のコマンドに対しては、特定の端末機能によらず特定の機能報告を行う。サービスクラス機能報告を促すコマンドAT+FCLASS=?に対しては、CLASS1のみを返す。HDLCデータ送信能力確認を促すAT+FTH=?に対しては、300bps送信のみを返す。HDLCデータ受信能力確認を促すAT+FRH=?に対しては、300bps送信のみを返す。(ステップ100)
初期設定終了後は、ホストインタフェース制御部7でホストコンピュータ2からコマンドATD〈String〉を受けると、発呼番号保持エリア6aに〈String〉部で指定された番号を格納した後、システム制御部5に対して発呼コマンド受信を報告する(ステップ101)。
発呼コマンド受信を受けたシステム制御部5は、発呼番号保持エリア6aに格納されている電話番号に対して発呼を行うように網制御装置8に対して指示を行う。網制御装置8は、回線捕捉を行い、続いて指示された電話番号に対して発呼処理を行い、システム制御部5に対して発呼終了を報告する(ステップ102)。
発呼終了報告を受けたシステム制御部5は、プロトコル制御部10に対してファクシミリ送信の開始を指示する。ファクシミリ送信開始指示を受けたプロトコル制御部10は、これ以降、ファクシミリ送信処理の制御権を持つことになる。プロトコル制御部10は、モデム9に対してV.21信号受信設定を行い、モデム9からのステータス変化報告待ちとなる(ステップ103)。
プロトコル制御部10は、モデム9より信号検出通知を受けると(ステップ104)、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して信号検出を通知する。これを受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対して受信開始を意味するレスポンスCONNECTを返す(ステップ105)。
ホストインタフェース制御部7に信号検出を通知した後、プロトコル制御部10はフレーム受信終了待ちとなる。プロトコル制御部10は、モデム9よりフレーム受信通知を受けると、受信データをモデム9より読み出してRxデータ保存エリア6fに格納する(ステップ106)。
プロトコル制御部10は、Rxデータ保存エリア6fに格納した受信データの解析を行い、受信データがDISフレームであるか否かを判定し(ステップ107)、DISフレームである場合は、DISフレームの能力宣言内容を詳細に解析し、その結果を相手端末能力保持エリア6bに格納する(ステップ108)。ここで相手能力として格納される項目の主なものとしては、V.34通信能力、ECM通信能力、コーディング方式、受信解像度、用紙サイズなどがある。ステップ107においてDISフレームではないと判定した場合にはステップ109へ移行する。
プロトコル制御部10は、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して受信データの転送を依頼する。転送依頼を受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対してRxデータ保存エリア6fに格納されている受信データにデータ終了を意味する〈DLE/EXT〉を付加して転送し、続いて受信終了を意味するレスポンスOKを返す(ステップ109)。
その後ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からのコマンド受信待ちとなり、AT+FRH=3コマンドを受信した場合には(ステップ110)、ステップ105以降の処理を繰り返す。またAT+FTH=3コマンドを受信した場合には(ステップ111)、ホストインタフェース制御部7はFTH受信済みフラグ6hをセットする(ステップ112)。その後、ホストインタフェース制御部7はホストコンピュータ2に対してデータ送信可能状態を意味するレスポンスCONNECTを返す(ステップ113)。
その後ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からのTxデータ受信待ちとなる。Txデータが送られて来、そのデータ内の〈DLE/EXT〉を検出すると(ステップ114)、Txデータから〈DLE/EXT〉を削除して残りのデータをTxデータ保存エリア6fに格納する(ステップ115)。Txデータ保存エリア6fに格納されたデータを解析し、DCSフレームなのか否かの判定を行う(ステップ116)。
受信データがDCSフレームでない場合は、ホストコンピュータ2に対してデータ送信可能状態を意味するレスポンスCONNECTを返す(ステップ117)。その後ステップ114からの処理を繰り返す。
受信データがDCSフレームである場合は、DCSフレームの解析依頼とV.34変換通信の制御依頼をシステム制御部5を介してプロトコル制御部10に対して行う。依頼を受けたプロトコル制御部10は、Txデータ保存エリア6fに格納されているDCSフレームを詳細に解析し、その結果をホスト能力保持エリア6cに格納する(ステップ118)。ここでホスト能力として格納される項目の主なものは、V.34通信能力、ECM通信能力、コーディング方式、受信解像度、用紙サイズなどがある。
プロトコル制御部10は、相手端末能力保持エリア6bに格納されている情報とホスト能力保持エリア6cに格納されている情報を参照し、V.34通信への変換通信が可能であるかどうか判断する(ステップ119)。そして相手端末がV.34通信能力有りで、ホスト端末がECM通信能力有りの場合に、V.34通信への変換通信が可能であると判断する。それ以外の場合には、変換通信不可能と判断し、通常送信処理へ移行する(ステップ120)。
V.34通信への変換通信が可能であると判断した場合、プロトコル制御部10は、V.34通信フラグ6dをセットし、V.34通信開始を相手端末に対して促すために、V.8手順で定義されているCI信号を送出するための設定をモデム9に対して行い、CI信号の送信を開始する(ステップ121)。
プロトコル制御部10は、CI信号の送出開始からANSam信号の検出待ちとなる(ステップ122)。モデム9よりANSam信号の検出を受けると、V.34を通信を開始するための設定をモデム9に対して行った後、モデム9に対してV.34通信開始を指示する(ステップ123)。その後プロトコル制御部10は、コントロールチャネル待ちとなる。モデム9は、V.34通信開始指示を受けて以降は、相手端末モデムとの間で自動的にネゴシエーション処理を行う。
プロトコル制御部10は、モデム9からコントロールチャネル開始通知を受けると(ステップ124)、相手端末からのフレーム受信待ちとなる。プロトコル制御部10は、モデム9よりフレーム受信通知を受けると(ステップ125)、受信データをモデム9から読み出し、Rxデータ保存エリア6fへ格納する(ステップ126)。
次にRxデータ保存エリア6fへ格納したデータを解析して、DISフレームか否かの判定を行う(ステップ127)。DISフレームでない場合は、ステップ125からの処理を繰り返す。DISフレームである場合には、コントロールチャネル開始以降に受信して保存したデータを破棄する(ステップ128)。
続いてプロトコル制御部10は、Txデータ保存エリア6eへ格納されている送信データをモデム9に書き込み、その後モデム9に対して送信を指示する(ステップ129)。プロトコル制御部10は、モデム9より送信終了通知を受けると(ステップ130)、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して送信データの送信終了を通知する。通知後、プロトコル制御部10は、V.34通信フラグ6dを参照してこれがセットされているので、ホストインタフェース制御部7からの指示を待つことなく、自発的に相手端末からの受信待ちとなる。
送信データの送信終了通知を受けたホストインタフェース制御部7は、FTH受信済みフラグ6hをリセットした後、送信終了を意味するレスポンスOKをホストコンピュータ2に対して返す(ステップ131)。
その後ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からのコマンド待ちとなる(ステップ132)。インタフェース制御部7がコマンド未受信の場合は、プロトコル制御部10にて自発的に行われている信号受信待ちにてモデム9よりフレーム受信通知を受けると(ステップ133)、受信データをモデム9より読み出し、受信データをRxデータ保存エリア6fへ格納し(ステップ134)、フレーム受信済みフラグ6gをセットする。ステップ133においてデータを未受信の場合は、ステップ132からの処理を送り返す。
ステップ132において、インタフェース制御部7がホストコンピュータ2からAT+FTM=96のコマンドを受信した場合、ここでの送信要求はTCFデータであるが、V.34通信においては不要なため特に送信開始処理は行わず、ホストコンピュータ2に対しては、送信準備が完了したことを意味するレスポンスCONNECTを返す(ステップ135)。
レスポンスCONNECTを受けたホストコンピュータ2は、TCFデータの終端にデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加して転送する。ホストインタフェース制御部7は、TCFデータの受信が終了したか否かを判定するが(ステップ136)、受信終了までの間は、ステップ133、134と同様に、プロトコル制御部10はモデム9よりフレーム受信通知を受けると(ステップ137)、受信データをモデム9より読み出し、受信データをRxデータ保存エリア6fへ格納し(ステップ138)、フレーム受信済みフラグ6gをセットする。ステップ137においてデータを未受信の場合は、ステップ136からの処理を送り返す。
ステップ136において、インタフェース制御部7は、TCFデータの終端に〈DLE/ETX〉を検出すると、受信したTCFデータをすべて破棄する(ステップ139)。続いてホストコンピュータ2に対して送信終了を意味するレスポンスOKを返す(ステップ140)。
その後インタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からのコマンド待ちとなり、AT+FRH=3コマンドを受信した場合には(ステップ141)、V.34通信中のためホストコンピュータ2に対して受信開始を意味するレスポンスCONNECTを返す(ステップ142)。このときインタフェース制御部7は、システム制御部5を介してプロトコル制御部10に対してフレーム受信を指示する。
フレーム受信指示を受けたプロトコル制御部10は、自発的に行っていた受信処理にてフレーム受信済みであるかを、フレーム受信済みフラグ6gを参照して判定する(ステップ143)。フレーム受信済みフラグ6gがセットされていないと判定した場合には、プロトコル制御部10は、相手機からのフレーム受信待ちとなり(ステップ144)、モデム9よりフレーム受信通知を受けると、受信データをモデム9より読み出し、Rxデータ保存エリア6fに格納する(ステップ145)。
プロトコル制御部10は、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して受信データの転送を依頼する。転送依頼を受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対してRxデータ保存エリア6fに格納されている受信データにデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加して転送し、続いて受信終了を意味するレスポンスOKを返す(ステップ146)。
ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からコマンドAT+FTM=96を受けると(ステップ147)、システム制御部5を介してプロトコル制御部10に対して画データ送信の指示を行う。これを受けたプロトコル制御部10は、モデム9に対して次状態遷移先をプライマリチャネルに設定してコントロールチャネル終了指示を行う(ステップ148)。
プロトコル制御部10は、モデム9よりプライマリチャネル開始の通知を受けると(ステップ149)、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して送信準備完了を報告する。これを受けたインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対して送信準備完了を意味するレスポンスCONNECTを返す(ステップ150)。
ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2から転送される画データを受信すると(ステップ151)、受信データを画データ格納エリア6iへ格納する。このときデータ終端を意味する〈DLE/ETX〉を検出した場合には、〈DLE/ETX〉の直前までのデータを画データ格納エリア6iへ格納し、画データ格納完了フラグ6jをセットする。その後ホストインタフェース制御部7は、システム制御部5を介してプロトコル制御部10に対して画データ送信開始を指示する。これを受けたプロトコル制御部10は、画データ格納エリア6iに格納されている画データをモデム9に対して書き込み、データ送信を指示する(ステップ152)。
プロトコル制御部10は、画データ格納完了フラグ6jを参照して画データ送信終了か否かを判定する(ステップ153)。画データ格納完了フラグ6jがセットされていない場合は、ステップ151からの処理を繰り返す。
プロトコル制御部10は、モデム9よりのすべてのデータ送信指示に対して送信終了の通知を受けると(ステップ154)、モデム9に対してプライマリチャネル終了を指示する(ステップ155)。続いてプロトコル制御部10は、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して画データ送信終了を報告する。これを受けたホストインタフェース制御部7は、画データ格納完了フラグ6jをリセットした後、ホストコンピュータ2に対してデータ送信終了を意味するレスポンスOKを返す(ステップ156)。
ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からコマンドAT+FTH=3を受けたか否かを判定する(ステップ157)。コマンドを受信していない場合、プロトコル制御部10がモデム9からコントロールチャネル開始の通知を受けると(ステップ158)、ホストインタフェース制御部7によるホストコンピュータ2からのコマンドAT+FTH=3受信待ちとなる(ステップ159)。ステップ158で、モデム9からコントロールチャネル開始の通知を受けない場合、ステップ157へ戻る。
ステップ157においてホストインタフェース制御部7がホストコンピュータ2からコマンドAT+FTH=3を受けると、プロトコル制御部10によるモデム9からのコントロールチャネル開始通知待ちとなる。プロトコル制御部10は、モデム9からコントロールチャネル開始通知を受けると(ステップ160)、ループ処理から抜け、ホストインタフェース制御部7はホストコンピュータ2に対して送信準備完了を意味するレスポンスCONNECTを返す(ステップ161)。
ホストインタフェース制御部7が、ホストコンピュータ2より送信データを受信すると(ステップ162)、ホストインタエース制御部7は、受信データから〈DLE/ETX〉を削除してTxデータ保存エリア6eに格納する(ステップ163)。ホストインタエース制御部7は、Txデータ保存エリア6e内の送信データを解析して一連のフレーム送信の最終フレームであるか否か判断する(ステップ164)。最終フレームでないと判断した場合、ステップ161からの処理を繰り返す。
ステップ164で最終フレームと判断した場合、ホストインタフェース制御部7は、システム制御部5を介してプロトコル制御部10に対してデータ送信開始を指示する。これを受けたプロトコル制御部10は、Txデータ保存エリア6eに格納されているデータをモデム9に対して書き込み、送信を指示する(ステップ165)。
プロトコル制御部10は、モデム9からすべてのデータ送信指示に対して送信終了の通知を受けると(ステップ166)、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して送信終了を報告する。これを受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対してデータ送信終了を意味するレスポンスOKを返す(ステップ167)。
ホストインタフェース制御部7が、ホストコンピュータ2からのAT+FRH=3コマンドを受信した場合には(ステップ168)、V.34通信中のためホストコンピュータ2に対して受信開始を意味するレスポンスCONNECTを返す。このときホストインタフェース制御部7は、システム制御部5を介してプロトコル制御部10に対してフレーム受信を指示する(ステップ169)。
プロトコル制御部10は、モデム9からフレーム受信通知を受けると、受信データをモデム9から読み出し、Rxデータ保存エリア6fに格納した後(ステップ170)、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して受信データの転送を依頼する。転送依頼を受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対してRxデータ保存エリア6fに格納されている受信データにデータ終了を意味する〈DLE/EXT〉を付加して転送し、続いて受信終了を意味するレスポンスOKを返す(ステップ171)。その後ステップ168からの処理を繰り返す。
ステップ172において、ホストインタフェース制御部7が、ホストコンピュータ2からのAT+FTH=3コマンドを受信した場合には、図12に示すステップ161からの処理を繰り返す。ホストコンピュータ2からAT+FTH=3コマンドを受信しない場合、ホストコンピュータ2からAT+FTM=96コマンドを受信したか否か判定する(ステップ173)。ホストインタフェース制御部7が、ホストコンピュータ2からのAT+FTM=96コマンドを受信した場合には、図11に示すステップ148からの処理を繰り返す。ホストコンピュータ2からAT+FTM=96コマンドを受信しない場合、ホストコンピュータ2からATH0コマンドを受信したか否か判定する(ステップ174)。
ホストインタフェース制御部7が、ホストコンピュータ2からのATH0コマンドを受信した場合には、ホストインタフェース制御部7は、システム制御部5を介してプロトコル制御部10に対してデータ送信終了を指示する。これを受けたプロトコル制御部10は、モデム9に対して次状態遷移先にIDLE状態を設定してコントロールチャネル終了を指示する(ステップ175)。
プロトコル制御部10は、モデム9からコントロールチャネル終了通知を受けると(ステップ176)、システム制御部5に対して送信終了を報告する。これを受けたシステム制御部5は、網制御装置8に対して回線開放の指示を行う。網制御装置8は、回線開放処理を実行してシステム制御部5に対して回線開放を報告する。これを受けたシステム制御部5は、ホストインタフェース制御部7に対して送信終了を通知する(ステップ177)。これを受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対して送信処理終了を意味するレスポンスOKを返す(ステップ178)。以上がモデム装置1における一連の処理動作である。
以上のように本実施形態によれば、プロトコル制御部10を設けることにより、受信側ファクシミリ装置4の受信能力の解析、およびホストコンピュータ2の送信能力の解析が可能になり、また相手端末能力保持エリア6bおよびホスト能力保持エリア6cを設けることにより、受信能力、送信能力の解析結果を保存でき、保存された解析結果を参照することでV.34送信が可能か否かを判定する。この結果、ホストコンピュータが持っていないV.34モデムを使用した高速のファクシミリ送信が可能になり、通信コストが削減される効果がある。
また、V.34通信フラグ6dを設けて、V.34送信の可否判定に基づいてV.34通信フラグ6dを設定することにより、V.34送信では不要な受信機側へのTCF送信のスキップ処理や、V.34送信以外では存在しないモデム9への様々な処理実行の判断が容易に行える。
次に第2の実施形態のモデム装置について説明する。第2の実施形態のモデム装置の構成は、図1及び図2に示す第1の実施形態のモデム装置と同様である。したがって以下の動作シーケンスの説明では図1及び図2を参照して説明する。
図14乃至図17は第2の実施の形態のモデム装置における受信シーケンスを示すシーケンス図である。図14において、まず、公衆回線網3からRingが送られてくる。これを検出したモデム装置1は、ホストコンピュータ2に対してRing到来を通知する。これを受けたホストコンピュータ2は、自機受信能力、自機端末情報を元に非標準機能NSFフレーム、被呼端末識別CSIフレームおよびディジタル識別信号DISフレームを作成し、送信側ファクシミリ装置4に対して送信するために、モデム装置1に対してファクシミリ受信処理の開始を指示するコマンドATAを送る。(NSFフレーム、CSIフレームはオプション信号であるので作成されないことがある。)
コマンドATAを受けたモデム装置1は、回線を捕捉した後、被呼局識別CEDトーンを送出し、75±20msの無音区間の後、モデムをV.21送信モードに設定して送信を開始する。このときモデム装置1は、ホストコンピュータ2に対して送信準備完了を意味するレスポンスCONNECTを返す。これを受けたホストコンピュータ2は、モデム装置1が送信可能状態になったと判断し、先に作成したNSFフレームに信号終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加してモデム装置1へ送る。
NSFフレームを受けたモデム装置1は、受けた送信データから〈DLE/ETX〉を削除した残りのデータを保存する。保存データがDISフレームではないので、受信側ファクシミリ装置4に対してフレーム送信を行う。フレーム送信が終了するとモデム装置1は、信号送出可能状態となったことを意味するレスポンスCONNECTをホストコンピュータ2へ返す。これによりモデム装置1が送信可能状態になったと判断したホストコンピュータ2は、先に作成したCSIフレームに信号終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加してモデム装置1へ送る。
CSIフレームを受けたモデム装置1は、受けた送信データから〈DLE/ETX〉を削除した残りのデータを保存する。保存データがDISフレームではないので、受信側ファクシミリ装置4に対してフレーム送信を行う。フレーム送信が終了するとモデム装置1は、信号送出可能状態となったことを意味するレスポンスCONNECTをホストコンピュータ2へ返す。これによりモデム装置1が送信可能状態になったと判断したホストコンピュータ2は、先に作成したDISフレームに信号終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加してモデム装置1へ送る。
DISフレームを受けたモデム装置1は、受けた送信データから〈DLE/ETX〉を削除した残りのデータを保存する。そしてDISフレームの内容を解析して通信能力を確認する。この結果をホストコンピュータ2の受信能力として保持する。このとき、V.34通信に必要な伝送速度以外の能力をホストコンピュータ2が持っている場合には、DISフレームをV.34通信可能な能力宣言となるように編集した後、送信側ファクシミリ装置4へ送る。フレーム送信が終了するとモデム装置1は、ホストコンピュータ2に対して送信終了を意味するレスポンスOKを返す。これを受けたホストコンピュータ2は、送信側ファクシミリ装置4からの信号を受信するためモデム装置1に対してコマンドAT+FRH=3を送る。
コマンドAT+FRH=3を受けたモデム装置1は、V.34通信を可能にするために送信側ファクシミリ装置4からのCI信号を検出可能なモードにモデムを設定する。モデム装置1がCI信号を検出すると、V.8手順を開始するためANSam信号を送信する。これを検出した送信側ファクシミリ装置4は、V.8手順の開始を確認するとともに、V.34送信のための設定をモデムに行い、CM信号を送出する。
CM信号を検出したモデム装置1は、JM信号を送信する。JM信号を検出した送信側ファクシミリ装置4は、CM信号の送出を停止してCJ信号の送出を行い、V.8手順が終了する。引き続き送信側ファクシミリ装置4では、V.34通信を開始するためCJ信号送出終了から75±5msの無音送出後、INFO0c信号の送出を開始する。CJ信号を検出したモデム装置1は、JM信号の送出を停止し、75±5msの無音送出後、INFO0a信号の送出を開始する。これ以降は、図15に示すように、送信側ファクシミリ装置4内の発呼側モデムハードウェアとモデム装置1内の被呼側モデムハードウェアとの間にて自動的にネゴシエーションが行われ、V.34手順に従ってコントロールチャネルへ移行する。
図16において、コントロールチャネル開始を検出したモデム装置1は、先にホストコンピュータ2から受信して既に受信済みのNSFフレーム、CSIフレームおよびCSIフレームを自発的に送信する。この一連のフレーム送信終了にてモデム装置1は、ホストコンピュータ2に対して送信側ファクシミリ装置4からファクシミリ信号を受信開始したことを意味するレスポンスCONNECTを返す。この後モデム装置1は、送信側ファクシミリ装置4からのフレーム受信終了待ちとなる。
送信側ファクシミリ装置4からの送信端末識別TSIフレームの受信終了にてモデム装置1は、ホストコンピュータ2に対して受信フレームデータにデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加して通知する。通知終了後、受信動作完了を意味するレスポンスOKを返す。(このフレームはオプション信号であるため送信側ファクシミリ装置4から送られてこない場合がある。)
TSIフレームデータとレスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、続くフレームを受信するため、コマンドAT+FRH=3をモデム装置1へ送る。これを受けたモデム装置1は、ファクシミリ信号受信継続中のため、即時、レスポンスCONNECTを返し、ファクシミリ信号受信終了待ちになる。
送信側ファクシミリ装置4からのディジタル命令信号DCSフレームの受信終了にてモデム装置1は、送信側ファクシミリ装置4の装置能力を解析して送信装置能力情報を記憶した後、ホストコンピュータ2に対して受信フレームデータにデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加して通知する。通知終了後、受信動作完了を意味するレスポンスOKを返す。
DCSフレームデータとレスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、V.34通信以外の通信においてDCSフレームに引き続き送られてくるTCF信号を受信するためモデム装置1に対してコマンドAT+FRM=96を送る。ホストコンピュータ2からのコマンドAT+FRM=96を受けたモデム装置1は、V.34通信においてはTCFデータは送られてこないので、ホストコンピュータ2に対して即座に送信側ファクシミリ装置4からのTCFデータ受信開始を意味するレスポンスCONNECTを返す。これを受けたホストコンピュータ2は、モデム装置1がTCF受信可能になったと判断する。引き続きモデム装置1は、TCFデータを作成してその終端にデータの終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加してホストコンピュータ2へ送り、受信信号消滅を意味するレスポンスNO CARRIERを返す。
これを受けたホストコンピュータ2は、TCFデータの正常性を確認した後、画データ受信準備完了を意味するプリメッセージ応答信号CFRフレームを作成し、送信側ファクシミリ装置4にたいして送信するためにコマンドAT+FTH=3をモデム装置1へ送る。これを受けたモデム装置1は、送信準備完了を意味するレスポンスCONNECTを返す。レスポンスCONNECTを受けたホストコンピュータ2は、モデム装置1が画データ送信可能状態になったと判断し、先に作成した、CFRフレームにデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加してモデム装置1へ送る。
CFRフレームを受けたモデム装置1は、受けた送信データから〈DLE/ETX〉を削除して残りのデータを保存し、ファクシミリ装置4に対してフレーム送信を行う。フレーム送信が終了すると、モデム装置1は、ホストコンピュータ2に対して送信終了を意味するレスポンスOKを返す。レスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、送信側ファクシミリ装置4からの画データを受信するため、モデム装置1に対してコマンドAT+FRM=96を送る。これを受けたモデム装置1は、プライマリチャネル待ちとなる。プライマリチャネルを検出したモデム装置1は、ホストコンピュータ2に対して送信側ファクシミリ装置4からの画データ受信開始を意味するレスポンスCONNECTを返す。
図17において、画データの受信を開始したモデム装置1は、ホストコンピュータ2に対して随時受信画データを転送する。この間は、通常のファクシミリ受信にて行われるフロー制御が行われる。
プライマリチャネルの終了を検出したモデム装置1は、画データの終端にデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加し、送信側ファクシミリ装置4からの画データ信号消滅を意味するレスポンスNO CARRIERを返す。これを受けたホストコンピュータ2は、受信した画データの正常性のチェックを開始すると同時に、送信側ファクシミリ装置4から画データに引き続き送られてくるポストメッセージ命令を受信するために、モデム装置1に対してコマンドAT+FRH=3を送る。
モデム装置1は、ホストコンピュータ2からのコマンドAT+FRH=3の受信とコントロールチャネル開始の検出を待って、ホストコンピュータ2に対して送信側ファクシミリ装置4からの信号受信開始を意味するレスポンスCONNECTを返す。その後、送信側ファクシミリ装置4からの受信終了待ちとなる。
送信側ファクシミリ装置4からのファクシミリ情報の完全な終了を表し、更にこの他のドキュメントを送らないことを意味するポストメッセージ命令のひとつである、手順終了PPS−EOPを受信したモデム装置1は、ホストコンピュータ2に対して受信フレームデータにデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加して通知する。通知終了後、受信動作完了を意味するレスポンスOKを返す。
PPS−EOPフレームデータとレスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、受信した画データの正常性チェックの結果に基づき、ポストメッセージ応答フレームを作成する。この場合は、受信結果良好の場合に使用する、メッセージ確認MCFフレームを作成し、これを送信側ファクシミリ装置4に対して送信するため、モデム装置1に対してコマンドAT+FTH=3を送る。
コマンドAT+FTH=3を受けたモデム装置1は、即座に送信準備完了を意味するレスポンスCONNECTを返す。レスポンスCONNECTを受けたホストコンピュータ2は、モデム装置1が送信送信準備完了になったと判断し、先に作成した、MCFフレームにデータの終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加してモデム装置1へ送る。MCFフレームを受けたモデム装置1は、受けた受信データから〈DLE/ETX〉を削除して残りのデータを保存し、ファクシミリ装置4に対してフレーム送信を行う。
フレーム送信が終了するとモデム装置1は、ホストコンピュータ2に対して送信終了を意味するレスポンスOKを返す。これを受けたホストコンピュータ2は、送信側ファクシミリ装置4からの信号を受信するためモデム装置1に対してコマンドAT+FRH=3を送る。これを受けたモデム装置1は、送信側ファクシミリ装置4からの信号受信開始を意味するレスポンスCONNECTを返し、送信側ファクシミリ装置4からのフレーム受信終了待ちとなる。
送信側ファクシミリ装置4からの呼切断の開始を意味する切断命令DCNフレームを受信したモデム装置1は、ホストコンピュータ2に対して受信フレームデータにデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加して通知する。通知終了後、受信動作完了を意味するレスポンスOKを返す。
DCNフレームデータとレスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、呼切断の開始と判断し、ファクシミリ受信動作を終了するためモデム装置1に対してコマンドATH0を送る。これを受けたモデム装置1は、IDLE状態へ移行するための設定をモデム9に対して行い、モデム9のIDLE状態移行を確認すると、回線を開放して動作終了を意味するレスポンスOKをホストコンピュータ2へ返す。レスポンスOKを受けたホストコンピュータ2は、ファクシミリ通信の終了と判断して一連の処理を終了する
次に第2実施形態におけるモデム装置の処理動作を図18乃至図22に従って説明する。図18乃至図22は第2実施形態におけるモデム装置の処理動作を示すフローチャートである。説明において、第1実施形態の図1乃至図3を流用する。
まず、待機状態においてホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からの各種設定コマンドに対して端末の機能報告や動作設定を行う。ここで本発明を実現するために以下のコマンドに対しては、特定の端末機能によらず特定の機能報告を行う。サービスクラス機能報告を促すコマンドAT+FCLASS=?に対しては、CLASS1のみを返す。HDLCデータ送信能力確認を促すAT+FTH=?に対しては、300bps送信のみを返す。HDLCデータ受信能力確認を促すAT+FRH=?に対しては、300bps送信のみを返す。(ステップ200)
公衆回線網3より到来するRingを検出した網制御装置8は、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対してRing検出を報告する(ステップ201)。Ring報告受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対してレスポンスRingを報告する(ステップ202)。
ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2から着呼を指示するコマンドATAを受けると、システム制御部5に対して着信指示を受けたことを報告し(ステップ203)、これを受けたシステム制御部5は、網制御装置8に対して回線捕捉を指示する。網制御装置8は、回線捕捉処理終了後、システム制御部5に対して回線捕捉を報告する。これを受けたシステム制御部5は、プロトコル制御部10に対してファクシミリ受信処理開始を指示する。
ファクシミリ受信処理開始指示を受けたプロトコル制御部10は、モデム9に対して被呼端末識別記号CED送出のための設定を行い、送信を指示する。モデム9から送信終了の通知を受けるとプロトコル制御部10は、内部タイマ(75ms)を起動し、タイマ満了にてモデム9に対してV.21信号送出のための設定を行い、送信開始を指示する。このときシステム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して信号送出準備完了を報告する(ステップ204)。
信号送出準備完了報告を受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対してデータ送信可能状態を意味するレスポンスCONNECTを返す(ステップ205)。
ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からの送信データを受信すると(ステップ206)、送信データをTxデータ保存エリア6eに格納し(ステップ207)、送信データ解析とデータ送信開始をシステム制御部5を介してプロトコル制御部10に対して行う。
これを受けたプロトコル制御部10は、Txデータ保存エリア6eに格納されているデータの解析を行い、データがDISフレームであるか否かを判定し(ステップ208)、DISフレームでない場合は、モデム9に対して送信データを書き込み送信を指示する。モデム9から送信終了通知を受けると、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して送信終了と引き続きデータ送信可能を報告する(ステップ209)。これを受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対してデータ送信可能状態を意味するレスポンスCONNECTを返す(ステップ210)。これ以降はステップ206からの処理を繰り返す。
ステップ208においてDISフレームであると判定した場合、プロトコル制御部10は、DISフレームの内容解析を行い、解析結果をホスト能力保持エリア6cへ格納する(ステップ211)。
続いてプロトコル制御部10は、ホスト能力保持エリア6cへ格納したホスト能力情報を参照して、ホスト端末がECM通信能力有りか否か判断して、V.34通信が可能か否か判断して(ステップ212)、V.34通信への変換通信が可能と判断した場合、V.34通信フラグ6dをセットする。V.34通信への変換通信が不可能と判断した場合、通常の受信処理ルートへ移行する(ステップ213)。
V.34通信への変換通信が可能と判断したプロトコル制御部10は、Txデータ保存エリア6eに格納されているDISフレームの宣言内容をV.34受信能力有りの宣言に再編集する(ステップ214)。その後、プロトコル制御部10は、モデム9に対して送信データを書き込み送信を指示する。モデム9から送信終了通知を受けると、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して送信終了を報告する(ステップ215)。
これを受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対して送信終了を意味するレスポンスOKを返す(ステップ216)。ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からコマンドAT+FRH=3を受けると(ステップ217)、システム制御部5を介してプロトコル制御部10に対して信号受信を指示する。これを受けたプロトコル制御部10は、V.34通信フラグ6dがセットされているので、モデム9に対してV.8手順の開始を促すCI信号検出モード設定を行う(ステップ218)。
プロトコル制御部10は、モデム9よりCI信号検出通知を受けない場合は(ステップ219)、モデム9からフレーム受信通知を受けると(ステップ220)、プロトコル制御部10は、送信側ファクシミリ装置4がV.34送信能力を未搭載であると判断し、V.34通信フラグ6dをリセットし、通常の受信処理へ移行する(ステップ221)。ステップ219でモデム9よりCI信号検出通知を受けると、プロトコル制御部10は、V.34通信を開始するための設定をモデム9に対して行った後、モデム9に対してV.34通信開始を指示する(ステップ222)。
その後、プロトコル制御部10は、コントロールチャネル開始待ちとなる。モデム9は、V.34通信開始の指示を受けて以降は、相手端末モデムとの間で自動的にネゴシエーション処理を行う。
プロトコル制御部10は、モデム9からコントロールチャネル開始通知を受けると(ステップ223)、先にホストコンピュータ2から受信済みで受信開始時に送信済みのTxデータ保存エリア6eに格納してあるすべてのフレームの送信処理を行う(ステップ224)。すべての送信データの送信が終了すると(ステップ225)、プロトコル制御部10は、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して送信側ファクシミリ装置4からの信号受信開始を通知する。これを受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対して信号受信開始を意味するレスポンスCONNECTを返す(ステップ226)。
プロトコル制御部10は、モデム9からフレーム受信通知を受けると(ステップ227)、受信データをモデム9から読み出し、Rxデータ保存エリア6fに格納する。プロトコル制御部10は、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して受信データの転送を依頼する。転送依頼を受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対してRxデータ保存エリア6fに格納されている受信データにデータ終了を意味する〈DLE/EXT〉を付加して転送し、続いて受信終了を意味するレスポンスOKを返す(ステップ228)。
ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からコマンドAT+FRH=3を受けると(ステップ229)、ステップ227からの処理を繰り返す。ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からコマンドAT+FRM=96を受けると(ステップ230)、V.34通信フラグ6dがセットされているため、V.34受信では送信側ファクシミリ装置4から送られてこないTCFデータ受信を疑似するため、即座に信号受信開始を意味するレスポンスCONNECTを返す(ステップ231)。続いてホストインタフェース制御部7は、TCFデータを作成し、データ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加してホストコンピュータ2に転送する(ステップ232)。更にホストインタフェース制御部7は、送信側ファクシミリ装置4からのデータ消滅を意味するレスポンスNO CARRIERを返す(ステップ233)。
ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からコマンドAT+FTH=3を受けると(ステップ234)、V.34通信のため即座にデータ送信準備完了を意味するレスポンスCONNECTを返す(ステップ235)。
ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2から送信データを受信すると(ステップ236)、受信データから〈DLE/ETX〉を削除し、残りのデータをTxデータ保存エリア6eへ格納し、その後システム制御部5を介してプロトコル制御部10に対してフレーム送信を指示する。これを受けたプロトコル制御部10は、Txデータ保存エリア6eへ格納されているデータをモデム9に書き込み、送信を指示する。プロトコル制御部10は、モデム9から送信終了通知を受けると、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して送信終了を報告する(ステップ237)。
これを受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対して送信終了を意味するレスポンスOKを返す(ステップ238)。ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からコマンドAT+FRM=96を受信したか否か判断する(ステップ239)。未受信の間、プロトコル制御部10が、モデム9からプライマリチャネル検出通知を受けると(ステップ240)、ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からのコマンドAT+FRM=96を受信したか否か判断する(ステップ241)。
ステップ239でホストコンピュータ2からコマンドAT+FRM=96を受信した場合、プロトコル制御部10が、モデム9からプライマリチャネル検出通知を受けたか否か判断する(ステップ242)。
ステップ241でホストコンピュータ2からのコマンドAT+FRM=96を受信した場合、およびステップ242でプロトコル制御部10がモデム9からプライマリチャネル検出通知を受けた場合は、ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対して画データ受信開始を意味するレスポンスCONNECTを返す(ステップ243)。
プロトコル制御部10は、モデム9から画データ受信通知を受けると(ステップ244)、受信データをモデム9から読み出し、画データ格納エリア6iへ格納し、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して画データの転送を依頼する。転送依頼を受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対して画データを転送する(ステップ245)。
プロトコル制御部10は、モデム9からプライマリチャネル終了検出を受けるまでは、ステップ245からの処理を繰り返す。プロトコル制御部10は、モデム9からプライマリチャネル終了検出を受けると(ステップ246)、画データ格納完了フラグ6jをセットし、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して画データの転送を依頼する。転送依頼を受けたホストインタフェース制御部7は、画データ格納エリア6iに格納されている画データの終端にデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加してホストコンピュータ2へ転送する(ステップ247)。続いて、送信側ファクシミリ装置4からの画データ消滅を意味するレスポンスNO CARRIERを返す(ステップ248)。
ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からコマンドAT+FRH=3を受けたか否か判断し(ステップ249)、未受信の間にプロトコル制御部10が、モデム9からコントロールチャネル検出通知を受けると(ステップ250)、ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からのコマンドAT+FRH=3を受信したか否か判断する(ステップ251)。
ステップ249でホストコンピュータ2からコマンドAT+FRH=3を受信した場合、プロトコル制御部10が、モデム9からコントロールチャネル検出通知を受けたか否か判断する(ステップ252)。
ステップ251でホストコンピュータ2からのコマンドAT+FRH=3を受信した場合、およびステップ252でプロトコル制御部10がモデム9からコントロールチャネル検出通知を受けた場合は、ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対して画データ受信開始を意味するレスポンスCONNECTを返す(ステップ253)。
プロトコル制御部10は、モデム9からフレーム受信通知を受けると(ステップ254)、受信データをモデム9から読み出し、Rxデータ保存エリア6fへ格納し、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して受信データの転送を依頼する。これを受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対してRxデータ保存エリア6fに格納されている受信データにデータ終了を意味する〈DLE/ETX〉を付加して転送し、続いて受信終了を意味するレスポンスOKを返す(ステップ255)。
ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からコマンドAT+FTH=3を受けたか否かを判定する(ステップ256)。該コマンドを受信した場合、ホストインタフェース制御部7はホストコンピュータ2に対して即座にデータ送信準備完了を意味するレスポンスCONNECTを返す(ステップ257)。その後、ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2から送信データを受信すると(ステップ258)、受信データから〈DLE/ETX〉を削除し、残りのデータをTxデータ保存エリア6eに格納し、システム制御部5を介してプロトコル制御部10に対してフレーム送信を指示する。これを受けたプロトコル制御部10は、Txデータ保存エリア6eに格納されているデータをモデム9に対して書き込み、モデム9に対して送信を指示する。モデム9から送信終了通知を受けると、プロトコル制御部10は、システム制御部5を介してホストインタフェース制御部7に対して送信終了を報告する(ステップ259)。これを受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対して送信終了を意味するレスポンスOKを返す(ステップ260)。
ステップ256においてホストインタフェース制御部7がホストコンピュータ2からコマンドAT+FTH=3を受けないと判断した場合、ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からのAT+FRH=3コマンドを受信したか否かを判断する(ステップ261)。AT+FRH=3コマンドを受信したと判断した場合、図21に示すステップ253からの処理を繰り返す。AT+FRH=3コマンドを受信しないと判断した場合、ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からAT+FRM=96コマンドを受信したか否かを判断する(ステップ262)。
AT+FRM=96コマンドを受信したと判断した場合、図20に示すステップ242からの処理を繰り返す。AT+FRM=96コマンドを受信しないと判断した場合、ホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2からATH0コマンドを受信したか否かを判断する(ステップ263)。
ホストインタフェース制御部7が、ホストコンピュータ2からATH0コマンドを受信した場合には、ホストインタフェース制御部7は、システム制御部5を介してプロトコル制御部10に対して受信処理終了を指示する。これを受けたプロトコル制御部10は、モデム9に対して次状態遷移先にIDLE状態を設定してコントロールチャネル終了を指示する(ステップ264)。
プロトコル制御部10は、モデム9からコントロールチャネル終了通知を受けると(ステップ265)、システム制御部5に対して送信終了を報告する。これを受けたシステム制御部5は、網制御装置8に対して回線開放の指示を行う。網制御装置8は、回線開放処理を実行してシステム制御部5に対して回線開放を報告する。これを受けたシステム制御部5は、ホストインタフェース制御部7に対して送信終了を通知する(ステップ266)。これを受けたホストインタフェース制御部7は、ホストコンピュータ2に対して送信処理終了を意味するレスポンスOKを返す(ステップ267)。以上が第2の実施形態のモデム装置1における一連の処理動作である。
以上のように第2実施形態によれば、プロトコル制御部10が、V.34受信能力宣言を持つDISフレームの送信に対してCI信号を受信するか、DCSフレームを受信するかによって送信側ファクシミリ装置4がV.34通信能力があるか否かの判定を行う。そしてホスト能力保持エリア6cを設けることにより、ホストコンピュータの受信能力の解析結果を保存でき、保存された解析結果を参照することでV.34受信が可能か否かを判定する。この結果、V.34モデムを使用した高速のファクシミリ受信が可能になり、通信コストが削減される効果がある。
また、V.34通信フラグ6dを設けて、V.34送信の可否判定に基づいてV.34通信フラグ6dを設定することにより、V.34受信では送られてこないTCFデータを擬似的に作成する処理や、V.34受信以外では存在しないモデム9への様々な処理実行の判断が容易に行える。
次に第3実施形態を説明する。上述の第1、第2実施形態により、ホストコンピュータが持ち合わせていないV.34通信能力を使用したファクシミリ通信を行うことが可能になるが、第1、第2実施形態においては、相手側ファクシミリ装置がV.34通信能力を持ち、ホストコンピュータにてV.34通信へ変換可能な能力を持っている場合には、ファクシミリアプリケーションを利用してファクシミリ通信を行おうとするユーザの意志には関係なく、V.34通信となってしまう。第3実施の形態は、こうした問題を解決するものである。
図23は第3実施形態のシステムメモリの構成を示すブロック図である。図23において、システムメモリ6には新たにV.34通信禁止フラグ6kが設けられている。V.34通信禁止フラグ6kは、ホストコンピュータ2からの初期設定にて独自コマンドを利用してV.34通信の禁止が指示された場合にセットされ、このフラグを参照することによりV.34通信への変換通信を行わないようにするためのフラグである。その他の構成は、第1実施形態の構成と同様である。
図24は第3実施形態の送信処理フローを示すフローチャートで、図9に示す第1実施形態のフローチャートのステップ114からステップ121までの処理を示したものである。図25は第3実施形態の受信処理フローを示すフローチャートで、図18に示す第2実施形態のフローチャートのステップ206からステップ215までの処理を示したものである。
まず送信処理の場合を第1実施形態のフローチャートを流用して説明する。第1実施形態における初期化処理(図8に示すステップ100)において、ホストコンピュータ2からV.34変換通信禁止情報を設定する。これは、コマンドATSn(Sレジスタ設定コマンド)などにて独自レジスタを追加することにより実現する。この処理にてV.34変換通信禁止をホストコンピュータ2から指定された場合には、V.34通信禁止フラグ6kをセットする。このフラグは通信終了まで保持される。
図24において、送信処理の場合、ステップ119において、相手端末能力保持エリア6bに格納されている情報とホスト能力保持エリア6cに格納されている情報を参照して相手端末がV.34通信能力有りでホスト端末がECM通信能力有りの場合に、V.34通信への変換通信が可能と判断される。この場合に、プロトコル制御部10は、V.34通信禁止フラグ6kを参照して、フラグがセットされている場合には、V.34変換通信禁止と判断し、ステップ300の判断がNOとなり、ステップ120の通常送信処理へ移行する。V.34通信禁止フラグ6kがセットされていない場合には、ステップ300の判断がYESとなり、V.34変換通信を行うためにステップ121へ移行する。
次に受信処理の場合について説明する。図25に示すステップ212において、ホスト能力保持エリア6cに格納してあるホスト能力情報を参照して、ホスト端末がECM通信能力有りの場合に、V.34通信への変換通信が可能と判断される。この場合に、プロトコル制御部10は、V.34通信禁止フラグ6kを参照して、フラグがセットされている場合には、V.34変換通信禁止と判断し、ステップ301の判断がNOとなり、ステップ213の通常送信処理へ移行する。V.34通信禁止フラグ6kがセットされていない場合には、ステップ301の判断がYESとなり、V.34変換通信を行うためにステップ214へ移行する。
以上のように第3実施形態によれば、V.34通信禁止フラグ6kを追加し、これにホストコンピュータ2からの指示情報を設定し保存することにより、実際の通信動作中にこのフラグ6kを参照することで、V.34通信をユーザが望んでいるか否かを判定し、ユーザの意志を反映した通信動作を行うことができる。
なお上記各実施の形態ではモデム装置単体について説明したが、上位ホストと接続可能で、同様なモデム装置を搭載した通信端末装置についても適用可能である。
本発明の基本的構成を示すブロック図である。 モデム装置の構成を示すブロック図である。 システムメモリの構成を示すブロック図である。 第1実施形態におけるV.34通信シーケンスを示すシーケンス図である。 第1実施形態におけるV.34通信シーケンスを示すシーケンス図である。 第1実施形態におけるV.34通信シーケンスを示すシーケンス図である。 第1実施形態におけるV.34通信シーケンスを示すシーケンス図である。 モデム装置の処理動作を示すフローチャートである。 モデム装置の処理動作を示すフローチャートである。 モデム装置の処理動作を示すフローチャートである。 モデム装置の処理動作を示すフローチャートである。 モデム装置の処理動作を示すフローチャートである。 モデム装置の処理動作を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるV.34通信シーケンスを示すシーケンス図である。 第2実施形態におけるV.34通信シーケンスを示すシーケンス図である。 第2実施形態におけるV.34通信シーケンスを示すシーケンス図である。 第2実施形態におけるV.34通信シーケンスを示すシーケンス図である。 第2実施形態におけるモデム装置の処理動作を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるモデム装置の処理動作を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるモデム装置の処理動作を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるモデム装置の処理動作を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるモデム装置の処理動作を示すフローチャートである。 第3実施形態におけるシステムメモリの構成を示すブロック図である。 第3実施形態の送信処理フローを示すフローチャートである。 第3実施形態の受信処理フローを示すフローチャートである。
符号の説明
1 モデム装置
2 ホストコンピュータ
4 ファクシミリ装置
5 システム制御部
6 システムメモリ
7 ホストインタフェース制御部
10 プロトコル制御部

Claims (4)

  1. 複数の伝送速度の異なるモデム機能を有し、前記複数のモデム機能のうち所定の伝送速度未満のモデム機能を使用したデータ伝送の制御手順を上位ホストとのコマンドインタフェースにより実現可能なモデム装置において、
    前記上位ホストから送信された送信データより前記上位ホストの送信能力を解析する手段と、
    解析された前記上位ホストの送信能力を記憶する第1の記憶手段と、
    データ受信機から送信された送信データより該データ受信機の受信能力を解析する手段と、
    解析された前記データ受信機の受信能力を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段および第2の記憶手段に記憶された送信能力および受信能力を参照して所定の伝送速度以上の伝送速度で前記上位ホストからの送信データを前記データ受信機に送信することを特徴とするモデム装置。
  2. 複数の伝送速度の異なるモデム機能を有し、前記複数のモデム機能のうち所定の伝送速度未満のモデム機能を使用したデータ伝送の制御手順を上位ホストとのコマンドインタフェースにより実現可能なモデム装置において、
    前記上位ホストから送信された送信データより前記上位ホストの受信能力を解析する手段と、
    解析された前記上位ホストの受信能力を記憶する第1の記憶手段と、
    データ送信機から送信された送信データより該データ送信機の送信能力を解析する手段と、
    解析された前記データ送信機の送信能力を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段および第2の記憶手段に記憶された受信能力および送信能力を参照して所定の伝送速度以上の伝送速度で前記データ送信機からの送信データを受信することを特徴とするモデム装置。
  3. 上位ホストからの指示により、前記所定の伝送速度以上の伝送速度でのデータ送信または受信を禁止する請求項1または請求項2記載のモデム装置。
  4. 請求項1、2または3に記載のモデム装置を搭載した通信端末装置。
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