JP2005159822A - 半導体集積回路装置およびデジタルカメラシステム - Google Patents

半導体集積回路装置およびデジタルカメラシステム Download PDF

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康敏 相原
Yuichi Okuda
裕一 奥田
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Abstract

【課題】 電源電圧などにのるノイズの外乱などが生じても安定してクロックを生成する。
【解決手段】 DLL回路1には、クロック未到達検出回路10、クロックカウンタ11および制御電圧リセット用トランジスタ12が設けられている。クロック未到達検出回路10は、ある一定期間、遅延回路2のクロック数をカウントし、その結果から遅延回路2の遅延素子へのクロック未到達を検出する。クロックカウンタ11は、検出信号が入力された際に、基本クロックをカウントし、ある期間、制御電圧用動作信号を出力する。制御電圧リセット用トランジスタ12は、制御電圧用動作信号を受けて電源電圧VCCを遅延回路2の各遅延素子にそれぞれ供給する。それにより、遅延回路2の遅延素子へのクロックの未到達が生じても、確実に正常ロックに復帰させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、DLL(Delay Locked Loop)回路におけるクロックの生成技術に関し、特に、DLL回路の疑似ロック防止および高精度で安定したクロック生成技術に適用して有効な技術に関するものである。
現在、A/D変換器を含む前処理用LSIは、用途としてデジタルスチルカメラだけでなく、カメラ付き携帯電話などへ拡大している。そのため、タイミング調整の高精度化の要求が高まりつつある。
この前処理用LSIでは、サンプリングクロックの調整用としてDLL(Delay Locked Loop)回路を搭載することにより、高精度化を実現している。
DLL回路は、ロック用遅延回路、出力用遅延回路、1/2分周器、位相比較器、チャージポンプ、およびループフィルタなどから構成され、クロックの遅延時間をプロセスばらつき、電源電圧および温度などによらず、外部クロックの1周期分遅らせるように働くフィードバックループである。
このようなDLL回路において、外部入力される基本クロックは、1/2分周器に入力される。この1/2分周器では、基本クロックに対して周期が2倍となるクロックをロック用遅延回路に出力するとともに、インバータを介して位相比較器に出力する。
1/2分周器、およびインバータは、正常ロック範囲を拡大する役割を持つ。すなわち、直接位相比較器に基本クロックを入力させた場合、正常ロック範囲は0.5T〜1.5T(Tは基本クロック周期)であるのに対し、1/2分周されたクロックがインバータを介して位相比較器に入力される場合、正常ロック範囲は0〜2Tと2倍に拡大することになり、2周期でのロックである疑似ロックを防止している。
さらに、1/2分周器をパルス幅固定分周器に置換することで、正常ロック範囲を拡大し、2周期以上での疑似ロックを防止できる。ここで、パルス幅固定分周器とは、パルス幅を基本クロック1周期に固定し、周期のみ分周比に応じて拡大したクロック波形を生成する機能を持つ分周器と定義する。
ロック用遅延回路は、チャージポンプ出力の制御電圧端子に与えられた電圧(以下、制御電圧という)で所定の時間だけ遅延したクロック(以下、遅延クロックという)を出力する。
このロック用遅延回路においては、疑似ロック防止のために遅延回路の遅延時間に上限を持たせた構成となっている。この場合、電源電圧側にはPMOSトランジスタ、グランド側にはNMOSトランジスタがそれぞれ接続されており、インバータには、PMOSトランジスタ、ならびにNMOSトランジスタを介して電源電圧が供給される。遅延回路は、この基本構造のインバータを複数段直列接続して形成する。
グランド側トランジスタは、制御電圧で制御する。電源電圧側トランジスタのゲート電圧は、制御電圧を入力とするカレントミラー回路で生成した制御電圧で制御する。制御信号によって、インバータの電流を変化させて遅延時間を制御する。
しかし、このままでは、グランド側トランジスタの制御電圧が0Vになるとインバータの電流は0となり、遅延時間は無限大となる。これを防止するため、電源電圧側トランジスタ、およびグランド側トランジスタにそれぞれPMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタを並列接続し、定電流源として働くようそれらのゲート電圧を設定する。その結果、グランド側トランジスタの制御電圧が0Vでもインバータには電流が流れるため、遅延時間の上限を持たせることができる。
位相比較器は、基本クロックに対してロックした遅延時間より遅延クロックが遅い場合、UPパルスを、また、その逆の場合にはDOWNパルスをチャージポンプに与える。
チャージポンプは、位相比較器の出力であるUP、およびDOWNパルスに応じて、充電電流、または放電電流をパルス状に発生させる。このチャージポンプの充放電電流は、ループフィルタによって時間積分され、制御電圧を作り出す。
UP、およびDOWNパルスのいずれも出なくなる状態が、遅延クロックが基本クロックの1周期分遅延した状態であり、この状態でループは安定する。
ところが、上記のようなDLL回路によるサンプリングクロックの生成技術では、次のような問題点があることが本発明者により見い出された。
すなわち、前述したDLL回路におけるロック用遅延素子は、1/2分周されたクロックで動作するために、該クロックを直接取り出すだけでは、基本クロックと同じ周期でタイミング調整されたクロックを得ることができないという問題がある。
その対策として、本発明者は、図14に示すように、1/2分周器を取り除くことにより、ロック用遅延素子から直接クロックを取り出すDLL回路100について先に検討した。
この場合、DLL回路100は、遅延回路101、位相比較器102、疑似ロック防止回路103、チャージポンプ104、ループフィルタ105、クロック信号出力部106、ならびに遅延検出回路107から構成されている。
遅延回路101は、複数の遅延素子101aが直列接続された構成からなる。遅延素子101aは、2つのインバータ、4つのPMOSトランジスタならびに4つのNMOSトランジスタから構成されている。2つのインバータは直列接続されている。
疑似ロック防止回路103は、位相比較器102とチャージポンプ104との間に接続されている。この疑似ロック防止回路103は、遅延検出回路107から出力された制御信号C100および制御信号C101に基づいて位相比較器102のUPおよびDOWNパルスを出力制御する。
また、遅延検出回路107に設けられた複数の入力部には、遅延回路101における複数の遅延素子101a各段の出力部がそれぞれ接続されている。遅延検出回路107は、遅延素子101aの遅延時間を検出し、その検出結果に応じて制御信号C100および制御信号C101を出力する。
このDLL回路100では、遅延素子101aの段数が多い場合、外乱によってループフィルタ105が生成する制御電圧がグランド側に動くと、遅延素子101aの最終段までクロックが到達せずに正常動作しなくなるという課題が判明した。これは、ライズエッジとフォールエッジとの遅延時間が等しくないことに起因する。
図15は、ライズエッジとフォールエッジとの遅延時間が等しい場合の遅延素子101a各段のクロック波形を示した説明図であり、図16は、ライズエッジとフォールエッジとの遅延時間が等しくない場合の遅延素子101a各段におけるクロック波形を示した説明図である。図15、図16においては、左側に総段数が40段の遅延素子を示し、右側に各々の遅延素子の出力部から出力されるクロック信号をそれぞれ示している。
図16に示すように、遅延素子101aの段数が多くなるにつれて、ライズエッジとフォールエッジとの遅延時間のずれが大きくなっている。ライズエッジ同士で位相を合わせるDLL回路では、ライズエッジの遅延時間に対してフォールエッジの遅延時間が大きい場合、遅延素子101aの段数が多くなるにつれてデューティ比は大きくなり、最終段ではHi信号固定になる恐れがある。また、逆にライズエッジの遅延時間に対してフォールエッジの遅延時間が小さい場合、Lo信号固定になる恐れがある。
図15、図16では、正常ロックを例に示したが、遅延時間が遅い場合にライズエッジ、およびフォールエッジとの遅延時間不均衡は顕著になる。そのため、たとえクロックが遅延素子最終段まで到達し正常ロックしていたとしても、外乱により、制御電圧がグランド側に動き、遅延時間が増大したとき、クロック未到達に陥り、正常ロックに復帰しないことになる。
ライズエッジ、およびフォールエッジの遅延時間不均衡の原因は、ひとつには遅延素子の基本構造で、偶数段目と奇数段目で負荷が異なることであり、もう一つは、PMOSトランジスタ側とNMOSトランジスタ側とで駆動能力が異なることである。前者は面積、後者はプロセスばらつきに制約がある。
本発明の目的は、ノイズなどの外乱などが生じても安定してクロックを生成することのできる半導体集積回路装置およびデジタルカメラシステムを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、基本クロックと、直列接続された複数の遅延素子を有し、制御電圧に基づいて、入力された基本クロックをある時間だけ遅延させた遅延クロックを出力する第1の遅延回路から出力される遅延クロックとを比較し、その比較結果に基づいて該第1の遅延回路の遅延クロックの遅延時間を制御する位相比較部を含むDLL回路を有した半導体集積回路装置であって、DLL回路は、第1の遅延回路における2段目以降の遅延素子へのクロック未到達を検出し、複数の遅延素子の遅延時間が短くなるように制御するクロック未到達検出制御手段を備えたものである。
また、本発明は、複数の遅延素子が直列接続された構成からなり、基本クロックを分周して反転した分周反転クロックから、ロック用遅延クロックを生成する第1の遅延回路と、分周反転クロックと第1の遅延回路が生成した遅延クロックとを比較し、その比較結果に基づいて第1の遅延回路のロック用遅延クロックの遅延時間を制御する位相比較部とを含むDLL回路を有した半導体集積回路装置であって、該DLL回路は、第1の遅延回路における2段目以降の遅延素子へのクロック未到達を検出し、複数の遅延素子の遅延時間が短くなるように制御するクロック未到達検出制御手段と、複数の遅延素子が直列接続された構成からなり、基本クロックから、出力用遅延クロックを生成する第2の遅延回路とを備え、第2の遅延回路は、位相比較部から出力される制御電圧を受けて、出力用遅延クロックの遅延時間を調整するものである。
また、本願のその他の発明の概要を簡単に示す。
本発明のデジタルカメラシステムは、サンプリングクロックに同期して、撮像素子から出力される信号レベルと基準電位である黒レベルとを交互にサンプリングし、その差電圧を取り出す差電圧検出部と、該差電圧検出部に供給するサンプリングクロックを生成するDLL回路とを備えたものである。
さらに、本発明のデジタルカメラシステムは、第1のサンプリングクロックに同期して、撮像素子から出力される信号レベルと基準電位である黒レベルとを交互にサンプリングし、その差電圧を取り出す差電圧検出部と、第2のサンプリングクロックに同期して、差電圧検出部から出力された差電圧を増幅する差電圧増幅部と、第3のサンプリングクロックに同期して、差電圧増幅部が増幅した差電圧をデジタル値に変換するA/D変換器と、第1〜第3のサンプリングクロックを生成するDLL回路とを備えたものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
(1)クロック未到達によってDLL回路が正常ロックに復帰しないとう現象を確実に防止することができるので、該DLL回路の信頼性を向上させることができる。
(2)また、上記(1)により、デジタルカメラシステムなどの性能を大幅に向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1によるDLL回路のブロック図、図2は、図1のDLL回路に設けられた遅延素子の構成を示す説明図、図3は、図1のDLL回路に設けられたクロック未到達検出回路の構成の一例を示す回路図、図4は、図3のクロック未到達検出回路における入出力波形のタイミングチャート、図5は、図3のクロック未到達検出回路に設けられた2ビットカウンタにおける出力結果を示す説明図、図6は、図1のDLL回路を用いて構成されたデジタルカメラシステムにおける画像前処理部のブロック図、図7は、図6の画像前処理部におけるタイミングチャートである。
本実施の形態1において、シリコンなどの1つの半導体基板上に設けられた半導体集積回路装置に設けられたDLL回路1は、図1に示すように、遅延回路(第1の遅延回路)2、位相比較器(位相比較部、位相比較器)3、疑似ロック防止回路4、チャージポンプ(位相比較部、電流生成部)5、ループフィルタ(位相比較部、制御電圧生成部)6、遅延検出回路(遅延検出部)7、クロック信号出力部8、クロック発生器9、クロック未到達検出回路(クロック未到達検出制御手段)10、クロックカウンタ(クロック未到達検出制御手段、クロックカウンタ部)11および制御電圧リセット用トランジスタ(クロック未到達検出制御手段、制御電圧リセット部)12から構成される。
遅延回路2の入力部、位相比較器3の一方の入力部、クロック未到達検出回路10の一方の入力部およびクロックカウンタ11には、クロック発生器9から出力される基本クロックがそれぞれ入力されるように接続されている。遅延回路2の出力部には、位相比較器3の他方の入力部ならびにクロック未到達検出回路10の他方の入力部がそれぞれ接続されている。
クロック未到達検出回路10は、ある一定期間、遅延回路2のクロック数をカウントし、そのカウント数がある値以下であればクロック未到達と検出する。位相比較器3は、基本クロックと遅延回路2から出力された遅延クロックとの位相差を比較し、UPパルス、DOWNパルスを生成する。
位相比較器3には、疑似ロック防止回路4が接続されている。疑似ロック防止回路4は、遅延検出回路7から出力された制御信号C1および制御信号C2に基づいて位相比較器3のUPおよびDOWNパルスを出力制御する。
疑似ロック防止回路4には、チャージポンプ5が接続されており、該チャージポンプ5には、ループフィルタ6の入力部が接続されている。チャージポンプ5は、疑似ロック防止回路4から出力されるUPまたはDOWNパルスに応じて、充電電流または放電電流をパルス状にそれぞれ発生させる電流生成部としての役割を持つ。
ループフィルタ6の出力部には、遅延回路2が接続されている。ループフィルタ6は、チャージポンプ5が発生した充放電電流を時間積分して制御電圧CNTLを生成し、遅延回路2に出力する制御電圧生成部としての役割を持つ。また、ループフィルタを構成する容量素子は半導体集積回路装置1の外側に設けられてもよい。そうする事により半導体集積回路装置1の面積を削減できる。
遅延回路2は、制御電圧CNTLに基づいて基本クロックをある時間だけ遅延した遅延クロックを出力する。この遅延回路2は、複数の基本単位が直列接続された構成からなる。以下、この基本単位を遅延素子と定義し、その構成および動作を説明する。
遅延素子は、図2に示すように、2つのインバータIv1,Iv2、4つのPMOSトランジスタTp1〜Tp4ならびに4つのNMOSトランジスタTn1〜Tn4から構成されている。2つのインバータIv1,Iv2は直列接続されている。
初段のインバータIv1は、並列接続された2つのPMOSトランジスタTp1,Tp2および並列接続された2つのNMOSトランジスタTn1,Tn2を介して電源電圧VCCおよび基準電位であるグランドVSSにそれぞれ接続されている。
後段のインバータIv2も同じく、並列接続された2つのPMOSトランジスタTp3,Tp4および並列接続された2つのNMOSトランジスタTn3,Tn4を介して電源電圧VCCおよびグランドVSSにそれぞれ接続されている。
並列接続されたトランジスタTn1〜Tn4のうち、トランジスタ(第1の電流源)Tn1,Tn3のゲートには、ループフィルタ6から出力される制御電圧CNTLがそれぞれ入力されている。
また、並列接続されたPMOSトランジスタTp1〜Tp4のうち、PMOSトランジスタ(第1の電流源)Tp1,Tp3のゲートには、制御電圧CNTLBがそれぞれ入力される。制御電圧CNTLBは、カレントミラー回路で制御電圧CNTLから生成し、前述したトランジスタTn1,Tn3のドレインソース電流とトランジスタTp1,Tp3のドレインソース電流とを常に等しくする。
また、トランジスタ(第2の電流源)Tp2,Tp4のゲートには、バイアス電圧BIASPが、トランジスタ(第2の電流源)Tn2,Tn4のゲートには、バイアス電圧BIASNがそれぞれ入力される。
バイアス電圧BIASP,BIASNは、別途生成した定電流およびカレントミラー回路により生成し、トランジスタTp2,Tp4のドレインソース電流とトランジスタTn2,Tn4のドレインソース電流とを常に等しく、かつ一定とする。
そして、遅延回路2は制御電圧CNTLによってインバータIv1,Iv2の電流を変化させて遅延時間を制御する。
トランジスタTn2,Tn4,Tp2,Tp4は、定電流源として働き、制御電圧CNTLが0Vの場合でもインバータIv1,Iv2に定電流成分があるため、遅延時間に上限をもたせることができる。
遅延回路2を構成する遅延素子格段の出力部には、遅延検出回路7に設けられた複数の入力部がそれぞれ接続されている。遅延検出回路7は、遅延素子の遅延時間を検出し、その検出結果に応じて制御信号C1および制御信号C2を出力する。
クロック信号出力部8は、セレクタ13〜17、インバータ18,19および否定論理積回路20,21から構成されている。セレクタ13〜17の入力部には、遅延素子各段の出力部がそれぞれ接続されており、遅延素子0段目(遅延素子初段の入力部)から最終段目までの出力信号のうち、任意に段数を選択して出力する。
セレクタ13の出力部には、否定論理積回路20の一方の入力部が接続されており、セレクタ14の出力部には、インバータ18の入力部が接続されている。インバータ18の出力部には、否定論理積回路20の他方の入力部が接続されている。
セレクタ15の出力部には、否定論理積回路21の一方の入力部が接続されており、セレクタ16の出力部には、インバータ19の入力部が接続されている。インバータ19の出力部には、否定論理積回路21の他方の入力部が接続されている。
そして、否定論理積回路20,21の出力部から出力される信号が、DLL回路1のサンプリングクロックSPSIG,SPBLKとなる。また、セレクタ14の出力部から出力される信号は、DLL回路1のサンプリングクロック(第3のサンプリングクロック)ADCKとなる。
サンプリングクロックSPSIG、SPBLKのライズエッジおよびフォールエッジのタイミングは、セレクタ13〜16によって独立に設定できる。また、サンプリングクロックADCKはセレクタ17によって位相が任意に設定できる。
クロック未到達検出回路10の出力部には、クロックカウンタ11の入力部が接続されている。クロックカウンタ11の出力部には、制御電圧供リセット用トランジスタ12のゲートが接続されている。
この制御電圧リセット用トランジスタ12はPMOSからなり、一方の接続部には、電源電圧VCCが接続されており、該制御電圧リセット用トランジスタ12の他方の接続部には、ループフィルタ6の出力部が接続されている。
クロックカウンタ11は、クロック未到達検出回路10から出力される検出信号が入力された際に、基本クロックをカウントし、ある一定期間、制御電圧用動作信号を出力する。
制御電圧リセット用トランジスタ12は、クロックカウンタ11から出力された制御電圧用動作信号に基づいて動作する。制御電圧リセット用トランジスタ12がONとなると、電源電圧VCCを制御電圧CNTLとして遅延回路2の各遅延素子にそれぞれ供給する。
図3は、クロック未到達検出回路10の回路構成の一例を示す図である。
クロック未到達検出回路10は、1/8分周器(分周器)22、2ビットカウンタ23、排他的論理和回路(データ記憶出力部)24,25、論理積回路(データ記憶出力部)26,27、フリップフロップ(データ記憶出力部)28,29、インバータ(データ記憶出力部)30および遅延バッファ(データ記憶出力部)31から構成されている。
1/8分周器22の入力部には、基本クロックが入力されるように接続されており、該1/8分周器22の出力部には、論理積回路26の一方の入力部、2ビットカウンタ23のリセット端子RST、遅延バッファ31の入力部およびインバータ30の入力部がそれぞれ接続されている。論理積回路26の他方の入力部には、遅延回路2の遅延クロックが入力されるように接続されている。
論理積回路26の出力部には、ビットカウンタ23の入力端子Dが接続されている。2ビットカウンタ23の一方の出力部B0には、排他的論理和回路24の一方の入力部が接続されている。排他的論理和回路24の他方の入力部には、グランド(基準電位)VSSが接続されている。
また、2ビットカウンタ23の他方の出力部B1には、排他的論理和回路25の一方の入力部が接続されている。排他的論理和回路24の他方の入力部には、電源電圧VCCが入力されるように接続されている。
排他的論理和回路24,25の出力部には、論理積回路27の入力部がそれぞれ接続されており、該論理積回路27の出力部には、フリップフロップ28のクロック端子CKが接続されている。
フリップフロップ28のデータ端子Dには、電源電圧VCCが接続されており、該フリップフロップ28の出力端子Qには、フリップフロップ29のデータ端子Dが接続されている。フリップフロップ28のリセット端子RSTには、遅延バッファ31の出力部が接続されている。
遅延バッファ31の役割は、フリップフロップ28,29の誤動作防止のためである。すなわち、フリップフロップ28,29の出力は、通常Hi信号であるのに対し、フリップフロップ28が先にリセットされるとその出力QがLo信号となり、その後フリップフロップ29の出力QがLo信号となって誤動作を引き起こす。そのため、後フリップフロップ29のCK端子がフリップフロップ28のRST端子より先に動作するよう遅延バッファを挿入する。
フリップフロップ29のクロック端子CKには、インバータ30の出力部が接続されており、リセット端子RSTには、グランドVSSが接続されている。そして、フリップフロップ29の出力端子Qがクロック未到達検出回路10の出力部OUTとなる。なお、出力部OUTを強制的にLoにリセットするには、フリップフロップ29のリセット端子RSTを外部制御することで実現できる。つまり、リセット端子RSTがLo信号の場合通常動作し、Hi信号の場合データ端子Dに関係なく出力端子QをLo信号にリセットできる。
次に、本実施の形態におけるDLL回路1におけるクロック未到達検出回路10の作用について説明する。
図4は、クロック未到達検出回路10における入出力波形のタイミングチャートである。
まず、1/8分周器22は、入力された基本クロックを1/8分周し、該1/8分周したクロックのHi信号期間に遅延クロックのパルス数を2ビットカウンタ23がカウントする。
そのカウント数が3以上の場合には正常動作と判断し、出力部OUTから出力される検出信号がHi信号となる。また、カウント数が2以下の場合にはクロック未到達と判断し、出力部OUTから出力される検出信号がLo信号となる。
2ビットカウンタ23は、出力端子B0,B1からカウント結果を排他的論理和回路24,25の一方の入力部にそれぞれ出力する。排他的論理和回路24,25の他方の入力部には、グランドVSSおよび電源電圧VCCがそれぞれ接続されているので、これら排他的論理和回路24,25の出力の論理積を論理積回路27によって取ることにより、パルス数が2のときのみ論理積回路27の出力がHi信号となる。
図5は、2ビットカウンタ23の出力端子B0,B1における出力結果を示す説明図である。
図示するように、パルス数が2以下の場合には、論理積回路27の後段に接続されたフリップフロップ28,29により、遅延回路2のクロックが最終段まで到達していないと判断され、出力部OUT(すなわちフリップフロップ29の出力端子Qの出力)から出力される検出信号はLo信号となる。
また、パルス数が3以上の場合には、遅延回路2のクロックが最終段まで到達していると判断し、出力部OUTからはHi信号が出力される。
なお、ここでは、パルス数が3以上の場合にクロックが遅延回路2の最終段まで到達していると判断しているが、排他的論理和24,25の他方の入力部に接続されている入力設定値(電源電圧VCC、グランドVSS)を変更することによってクロック未到達を判定するパルス数を任意に変更することができる。
クロック未到達検出回路10の出力部OUTから出力された検出信号は、クロックカウンタ11に入力される。クロックカウンタ11は、検出信号がHi信号からLo信号に切り替わると、ある一定の期間、Hi信号の制御電圧用動作信号を制御電圧リセット用トランジスタ12に出力する。
制御電圧リセット用トランジスタ12は、制御電圧用動作信号を受けてONとなり、制御電圧CNTLが電源電圧VCCにショートされる。その結果、遅延回路2の各遅延素子aの遅延時間が最小となり、クロック未到達から抜け出せることになる。
クロックカウンタ11は、任意のクロック数をカウントした後、制御電圧用動作信号をLo信号とし、制御電圧CNTLを電源電圧VCCから開放し、DLL回路1を正常ロックに引き込ませる。
なお、クロックカウンタ11のクロックカウント数は、電源電圧CNTLを電源電圧VCCにショートした後、電源電圧VCCに充電される時間を選べばよい。
図6は、DLL回路1を用いて構成されたデジタルカメラシステムにおける画像前処理部のブロック図である。
この画像処理部は、各画素から取り込んだ信号レベルと基準となる黒レベルとをそれぞれ交互にサンプリングし、それらを比較することにより信号レベルを決定する。
画像前処理部は、撮像素子32、CDS(差電圧検出部)33、PGA(差電圧増幅部)34、A/D変換器35、ロジック回路36、タイミング発生器37、DSP38ならびにDLL回路1などから構成される。
これらCDS33、PGA34、A/D変換器35、ロジック回路36およびDLL回路1などは、1チップ化した半導体集積回路装置などによって構成するようにしてもよい。
撮像素子32は、たとえばCCDやCMOSセンサなどからなり、レンズによって結像した映像を電圧信号に変換する。この撮像素子32は、基準となる黒レベルと取り込んだ信号レベルとを交互に出力する。
撮像素子32には、CDS33が接続されている。CDS33は、相関二重サンプリング回路であり、撮像素子32から出力される黒レベルと信号レベルとをDLL回路1から出力される黒レベルサンプリングクロック(第1のサンプリングクロック)SPBLK、信号サンプリングクロック(第2のサンプリングクロック)SPSIGに同期してサンプリングし、その差信号を出力する。
CDS33が検出した差信号は、PGA34で増幅し、A/D変換器35でデジタル値に変換して出力される。このA/D変換器35には、DSP38が接続されている。DSP38は、A/D変換器35から出力されたデジタルデータを処理する。
タイミング発生器37には、DLL回路1が接続されている。このタイミング発生器37は、外部入力された外部クロックから、DLL回路1に供給する基本クロックを生成して出力する。
DLL回路1は、入力された基本クロックから信号サンプリングクロックSPSIGおよび黒レベルサンプリングクロックSPBLKを生成する。
また、DLL回路1を用いたデジタルカメラシステムの画像前処理部の動作について、図7のタイミングチャートを用いて説明する。
図7においては、上から下方にかけて、撮像素子32から出力される出力信号CDSIN、タイミング発生器37から出力される基本クロック、DLL回路1から出力される黒レベルサンプリングクロックSPBLKおよびDLL回路1から出力される信号サンプリングクロックSPSIGのクロックタイミングをそれぞれ示している。
撮像素子32は、リセットゲートパルスを出力した後、黒レベルと信号レベルを順次出力する。CDS33には、サンプリングクロックとしてDLL回路1が生成した信号サンプリングクロックSPSIG、黒レベルサンプリングクロックSPBLKがそれぞれ入力される。
そして、CDS33は、入力された黒レベルを、DLL回路1によって生成された黒レベルサンプリングクロックSPBLKのフォーリングエッジに同期してサンプリングする。
ここで、前述したように、撮像素子32からは、リセットゲートパルスが出力された後、続けて黒レベルの電気信号が出力されるため、十分に整定しない期間にサンプリングした場合、正しい黒レベルが得られないことになる。
その後、CDS33は、入力された信号レベルの電気信号をDLL回路1から出力された信号サンプリングクロックSPSIGのフォーリングエッジに同期してサンプリングする。
この場合においても、撮像素子32からは、黒レベルが出力された後、続けて信号レベルが出力されるので十分に整定しない期間にサンプリングした場合、正しい信号レベルが得られないことになる。
CDS33によってサンプリングされた黒レベルと色レベルとの差信号は、PGA34によって増幅され、A/D変換器35に出力されてデジタルデータに変換された後、DSP38によって処理される。
このように、DLL回路1では、黒レベルサンプリングクロックSPBLKと信号サンプリングクロックSPSIGとの遅延時間を個別に微調整することができるので、該DLL回路1を用いてデジタルカメラシステムを構成することにより、プロセスばらつき、電源電圧や温度の変化によらず高品質の画像を実現することができる。
本実施の形態1によれば、クロック未到達検出回路10を設けることにより、遅延回路2における最終段の遅延素子へのクロックの未到達が生じても、確実に正常ロックに復帰させることができる。
また、本実施の形態1においては、遅延素子(図2)が、インバータIv1,Iv2、トランジスタTp1〜Tp4,Tn1〜Tn4から構成された場合について記載したが、遅延素子は、たとえば、図8に示すように、インバータIv1,Iv2に定電流を流すトランジスタTn2,Tn4,Tp2,Tp4を削除した構成であってもよい。
これらトランジスタTn2,Tn4,Tp2,Tp4(図2)は、遅延素子の遅延時間最大値を規定しているが、クロック未到達検出回路10を設けたことにより、最大遅延時間を規定しなくても、クロック未到達を検出すれば正常ロックに必ず引き戻せることになり、DLL回路として動作ができる。
それにより、遅延素子におけるレイアウト面積を小さくし、消費電力を大幅に低減することが可能となる。
さらに、本実施の形態1では、クロック未到達検出回路10における排他的論理和24,25の他方の入力部に入力されるグランドVSSおよび電源電圧VCCによってクロック未到達を判定するクロックパルス数が設定されているが、たとえば、該クロックパルス数を外部から設定可能とする構成であってもよい。
この場合、クロック未到達検出回路(クロック未到達検出制御手段)10aは、図9に示すように、1/8分周器22、2ビットカウンタ23、排他的論理和回路24,25、論理積回路26,27、フリップフロップ28,29、インバータ30および遅延バッファ31からなる図3と同様の構成に、外部からデータを書き換えることができるレジスタ39が新たに設けられている。
なお、フリップフロップ29のリセット端子RSTはグランドVSS固定で示しているが、これを外部から制御すれば、Loの場合通常動作し、Hiの場合データ端子Dに関係なく出力端子QをLoにリセットできる。
排他的論理和回路24,25の他方の入力部には、レジスタ39の出力部が接続されている。その他の接続構成については、クロック未到達検出回路10(図3)と同様であるので説明は省略する。
正常クロック時のパルス数に対して、クロック未到達を判定するクロックパルス数の設定に余裕がない場合、外乱などで基本クロックにグリッチが入ると正常ロックであってもクロック未到達と判断してしまう場合がある。そのため、クロック未到達を判定するクロックパルス数の設定を外部からレジスタ39によって設定する。
それにより、任意のクロックパルス数に短時間で設定することができ、フレキシブルに外乱などに対応することが可能となり、DLL回路の信頼性をより向上させることができる。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2によるDLL回路のブロック図である。
本実施の形態2において、DLL回路1aは、クロック未到達検出回路10を画面操作期間外でのみ動作させるものである。DLL回路1aは、図10に示すように、遅延回路2、位相比較器3、疑似ロック防止回路(遅延検出部)4、チャージポンプ(電流生成部)5、ループフィルタ(制御電圧生成部)6、遅延検出回路(遅延検出部)7、クロック信号出力部8、クロック発生器9、クロック未到達検出回路10、クロックカウンタ11および制御電圧リセット用トランジスタ12からなる前記実施の形態1と同様の構成に、水平走査クロック発生器(画像走査検出制御部)40と論理和回路(画像走査検出制御部、水平走査制御部)41,42とが新たに追加されている。
水平走査クロック発生器40は、クロック発生器9の基本クロックを分周して水平走査クロックを生成する。この水平走査クロック発生器40が生成した水平走査クロックは、論理和回路41,42の一方の入力部にそれぞれ入力されるように接続されている。
論理和回路41の他方の入力部には、基本クロックが入力されるように接続されている。論理和回路41の出力部には、クロック未到達検出回路10の一方の入力部が接続されている。
クロック未到達検出回路10の出力部OUTには、論理和回路42の他方の入力部が接続されており、該論理和回路42の出力部にはクロックカウンタ11の入力部が接続されている。また、その他の接続構成については、前記実施の形態1のDLL回路1(図3)と同様であるので説明は省略する。
水平走査クロック発生器40によって生成された水平走査クロックとクロック未到達検出回路10の出力との論理和を論理和回路42によって取り、その論理和出力をクロックカウンタ11を介して制御電圧リセット用トランジスタ12のゲートに出力する。
水平走査クロックがHi信号の時、画面走査内と判断してクロック未到達検出回路10の出力に関係なく論理和回路42からHi信号の遮断信号が出力され、制御電圧リセット用トランジスタ12がOFFとなるのでクロック未到達検出回路10の動作が遮断される。
そのとき、クロック未到達検出回路10に入力される基本クロックは、論理和回路41から出力される遮断信号によって遮断されるので、該クロック未到達検出回路10の1/8分周器22(図3)の動作が停止することになり、雑音の発生を防止することができる。
水平走査クロックがLo信号の時、画面走査外と判断してクロック未到達検出回路10の出力信号を制御電圧リセット用トランジスタ12に出力し、クロック未到達であれば、外制御電圧リセット用トランジスタ12をONさせる。
それにより、本実施の形態2においては、DLL回路1aを画面走査期間外にのみ動作させることができるので、画面走査期間内における雑音発生を大幅に抑制することができる。
(実施の形態3)
図11は、本発明の実施の形態3によるクロック未到達検出回路の一例を示す回路図、図12は、図11のクロック未到達検出回路における入出力および内部ノードのタイミングチャートである。
本実施の形態3においては、DLL回路1(図1)のクロック未到達検出回路(クロック未到達検出制御手段)10bが、遅延クロックを分周して基本クロックのパルス数をカウントすることにより、クロック未到達を判定する回路となっている。
クロック未到達検出回路10bは、図11に示すように、1/8分周器22、フリップフロップ43〜45、排他的論理和回路46〜50、4ビットカウンタ51、論理積回路52、論理和回路53ならびにレジスタ54から構成されている。
1/8分周器22の入力部には、遅延クロックが入力されており、該1/8分周器22の出力部には、フリップフロップ43のデータ端子Dが接続されている。フリップフロップ43の出力端子Qには、フリップフロップ44のデータ端子および排他的論理和回路46の一方の入力部がそれぞれ接続されている。フリップフロップ43,44のリセット端子RSTには、グランドVSSがそれぞれ接続されている。
フリップフロップ43〜45のクロック端子CKおよび4ビットカウンタ51のクロック端子CKには、基本クロックがそれぞれ入力されるように接続されている。フリップフロップ44の出力端子Qには、排他的論理和回路46の他方の入力部が接続されている。
4ビットカウンタ51のリセット端子RSTには、排他的論理和回路46の出力部(EXOUT)が接続されており、該4ビットカウンタ51の出力端子B0〜B3には、排他的論理和回路47〜50の他方の入力部がそれぞれ接続されている。
排他的論理和回路47〜50の一方の入力部には、レジスタ54の出力部がそれぞれ接続されており、これら排他的論理和回路47〜50の出力部には、論理積回路52の入力部がそれぞれ接続されている。
論理積回路52の出力部には、排他的論理和回路53の他方の入力部が接続されており、該排他的論理和回路53の出力部には、フリップフロップ45のデータ端子Dが接続されている。
フリップフロップ45の出力端子Qには、排他的論理和回路53の一方の入力部が接続されており、該フリップフロップ45の反転出力端子QBがクロック未到達検出回路10bの出力部となっている。
次に、クロック未到達検出回路10bにおける動作について説明する。
まず、1/8分周器22による1/8分周では、クロックが遅延回路2(図1)の遅延素子最終段に到達していれば、遅延クロックの8周期分に基本クロックも8パルス存在することになる。
クロックが未到達ならば、基本クロックをカウントする期間は長くなり、カウントされたパルスは8パルス以上となる。そこで、基本クロックが8パルス以上カウントされればクロック未到達と判断すればよい。
1/8分周器22の後段にフリップフロップ43,44を直列接続し、該フリップフロップ43,44の出力信号EXIN1,EXIN2を排他的論理和回路46の入力部それぞれ入力することで、該排他的論理和回路46から出力される出力信号EXOUTのパルス幅が基本クロックの1周期分になることを保証している。
4ビットカウンタ51では、出力信号EXOUTがリセット端子RSTに入力され、基本クロックがクロック端子CKに入力されることで、リセットがかかった後の基本クロックのパルス数をカウントする。そのカウント結果は、出力端子B0〜B3から、2進数によって出力される。
出力端子B0〜B3のデータは、排他的論理和回路47〜50の他方の入力部それぞれ入力される。これら排他的論理和回路47〜50の一方の入力部には、レジスタ54で設定またはあらかじめ固定されたデータが入力されている。
そして、排他的論理和回路47〜50の排他的論理和の出力を論理積回路52によって論理積を取る。これにより、設定値以外は論理積出力がLo信号となり、設定値になるとHi信号となるようにする。
フリップフロップ45は、基本クロックに同期してカウントし、該フリップフロップ45の出力端子QBには、カウント数が設定値未満ではHi信号、設定値以上ではLo信号が出力されることになる。
なお、出力OUTをリセットする場合、グランドVSS固定されたフリップフロップ45のリセット端子RSTを外部から制御すれば、Loの場合通常動作し、Hiの場合データ端子Dに関係なく出力端子QおよびQBをリセットできる。ただし図3および図9とは異なり、出力OUTとして反転出力端子QBを用いているため、リセット時の極性が逆となる。
図12は、クロック未到達検出回路10bにおける入出力および内部ノードのタイミングチャートである。
図12においては、上方から下方にかけて、遅延クロック、1/8分周器22から出力される1/8分周クロック、フリップフロップ43の出力信号EXIN1、フリップフロップ44の出力信号EXIN2、排他的論理和回路46の出力信号EXOUT、4ビットカウンタ51のカウンタ出力、クロック未到達検出回路10bの出力部OUTから出力される信号の波形をそれぞれ示している。
図示するように、排他的論理和回路46の出力信号EXOUTがLo信号の期間に基本クロックのパルス数をカウントする。正常の場合、カウント数は4パルスとなる。ただし、カウンタ出力に示すように、正常の場合、該カウンタ出力としては2となる。また、カウンタ出力が2より多い場合、クロックが未到達と判断する。
よって、出力部OUTは、正常ロックではHi信号、クロック未到達となるとLo信号となるように動作し、制御電圧リセット用トランジスタ12(図1)がONとなり、電源電圧VCCを制御電圧CNTLとして遅延回路2の各遅延素子にそれぞれ供給する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
たとえば、前記実施の形態1〜3においては、DLL回路が疑似ロック防止回路ならびに遅延検出回路を設けた構成としたが、図13に示すように、これら疑似ロック防止回路、遅延検出回路などを設けずにDLL回路1bを構成するようにしてもよい。
この場合、DLL回路1bは、遅延回路2、出力用遅延回路(第2の遅延回路)55、位相比較器3、チャージポンプ5、ループフィルタ6、クロック発生器9、クロック未到達検出回路10、クロックカウンタ11、制御電圧リセット用トランジスタ12、1/2分周器56およびインバータ57から構成される。
クロック発生器9から出力される基本クロックは、1/2分周器56およびクロック未到達検出回路10にそれぞれ入力される。1/2分周器56では、基本クロックに対して周期が2倍となるクロックをロック用遅延回路となる遅延回路2に出力するとともに、インバータ57を介して位相比較器3に出力する。
1/2分周器56、およびインバータ57は、正常ロック範囲を拡大する役割を持つ。すなわち、直接位相比較器3に基本クロックを入力させた場合、正常ロック範囲は0.5T〜1.5Tであるのに対し、位相比較器に入力するクロックの周期を基本クロックの2倍にし、一方の入力をインバータで反転した場合、正常ロック範囲が0〜2Tに拡大することになり、1周期遅れ以外でのロックである疑似ロックを防止している。
ロック用である遅延回路2は、チャージポンプ5の出力の制御電圧端子に与えられた制御電圧で所定の時間だけ遅延したクロック(遅延クロック)を出力する。この遅延回路2においては、疑似ロック防止のために遅延回路の遅延時間に上限を持たせた構成となっている。
出力用遅延回路55は、遅延回路2を構成する基本単位(遅延素子)が直列接続された構成からなり、入力部には、基本クロックが入力されている。この出力用遅延回路55にDLLループで生成した制御電圧CNTLを印加し、基本クロックと同じクロックを入力し、該出力用遅延回路55の段数を選択して取り出すことにより、タイミング調整したクロックを得る。
位相比較器3は、基本クロックに対してロックしたい遅延時間より遅延クロックが遅い場合、UPパルスを、また、その逆の場合にはDOWNパルスを後段のチャージポンプ5に与える。
また、その他、位相比較器3、チャージポンプ5、ループフィルタ6、クロック発生器9、クロック未到達検出回路10、クロックカウンタ11、制御電圧リセット用トランジスタ12における接続構成ならびにクロック未到達検出回路10の回路構成は、前記実施の形態1の図1と同様である。
一般的に、遅延回路2の遅延素子の段数の方が出力用遅延回路55の遅延素子の段数よりも長く、クロック未到達になりやすいので、このように遅延回路2のようにクロック未到達検出回路を設ける方がよい。
それによっても、クロック未到達検出回路10によって、遅延回路2における遅延素子へのクロックの未到達が生じても、確実に正常ロックに復帰させることができる。
本発明の半導体集積回路装置およびデジタルカメラシステムは、特に、デジタルカメラシステムなどにおけるサンプリングクロックの安定した供給技術に有用である。
本発明の実施の形態1によるDLL回路のブロック図である。 図1のDLL回路に設けられた遅延素子の構成を示す説明図である。 図1のDLL回路に設けられたクロック未到達検出回路の構成の一例を示す回路図である。 図3のクロック未到達検出回路における入出力波形のタイミングチャートである。 図3のクロック未到達検出回路に設けられた2ビットカウンタにおける出力結果を示す説明図である。 図1のDLL回路を用いて構成されたデジタルカメラシステムにおける画像前処理部のブロック図である。 図6の画像前処理部におけるタイミングチャートである。 本発明の他の実施の形態によるDLL回路に設けられた遅延回路における遅延素子の他の構成例を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態によるDLL回路に設けられたクロック未到達検出回路の回路図である。 本発明の実施の形態2によるDLL回路のブロック図である。 本発明の実施の形態3によるクロック未到達検出回路の一例を示す回路図である。 図11のクロック未到達検出回路における入出力および内部ノードのタイミングチャートである。 本発明の他の実施の形態によるDLL回路に設けられたクロック未到達検出回路の他の例を示す回路図である。 本発明者が先に検討したDLL回路の構成を示す説明図である。 図14のDLL回路に設けられた遅延回路における遅延素子各段のクロック波形を示した説明図である。 図14のDLL回路に設けられた遅延回路におけるライズエッジとフォールエッジとの遅延時間が等しくない場合の遅延素子各段におけるクロック波形を示した説明図である。
符号の説明
1,1a DLL回路
2 遅延回路(第1の遅延回路)
3 位相比較器(位相比較部、位相比較器)
4 疑似ロック防止回路
5 チャージポンプ(位相比較部、電流生成部)
6 ループフィルタ(位相比較部、制御電圧生成部)
7 遅延検出回路(遅延検出部)
8 クロック信号出力部
9 クロック発生器
10 クロック未到達検出回路(クロック未到達検出制御手段)
10a クロック未到達検出回路(クロック未到達検出制御手段)
10b クロック未到達検出回路(クロック未到達検出制御手段)
11 クロックカウンタ(クロック未到達検出制御手段、クロックカウンタ部)
12 制御電圧リセット用トランジスタ(クロック未到達検出制御手段、制御電圧リセット部)
13〜17 セレクタ
18,19 インバータ
20,21 否定論理積回路
22 1/8分周器(分周器)
23 2ビットカウンタ
24,25 排他的論理和回路(データ記憶出力部)
26,27 論理積回路(データ記憶出力部)
28,29 フリップフロップ(データ記憶出力部)
30 インバータ(データ記憶出力部)
31 遅延バッファ(データ記憶出力部)
32 撮像素子
33 CDS(差電圧検出部)
34 PGA(差電圧増幅部)
35 A/D変換器
36 ロジック回路
37 タイミング発生器
38 DSP
39 レジスタ
40 水平走査クロック発生器(画像走査検出制御部)
41,42 論理和回路(画像走査検出制御部、水平走査制御部)
43〜45 フリップフロップ
46〜50 排他的論理和
51 4ビットカウンタ
52 論理積回路
53 論理和回路
54 レジスタ
55 出力用遅延回路(第2の遅延回路)
56 1/2分周器
57 インバータ
Iv1,Iv2 インバータ
Tn1 トランジスタ(第1の電流源)
Tn2 トランジスタ(第2の電流源)
Tn3 トランジスタ(第1の電流源)
Tn4 トランジスタ(第2の電流源)
Tp1 トランジスタ(第1の電流源)
Tp2 トランジスタ(第2の電流源)
Tp3 トランジスタ(第1の電流源)
Tp4 トランジスタ(第2の電流源)
C1,C2 制御信号
CNTL,CNTLB 制御電圧
BIASP,BIASN バイアス電圧
SPBLK 黒レベルサンプリングクロック(第1のサンプリングクロック)
SPSIG 信号サンプリングクロック(第2のサンプリングクロック)
ADCK サンプリングクロック(第3のサンプリングクロック)

Claims (15)

  1. 基本クロックと、直列接続された複数の遅延素子を有し、制御電圧に基づいて、入力された基本クロックをある時間だけ遅延させた遅延クロックを出力する第1の遅延回路から出力される遅延クロックとを比較し、その比較結果に基づいて前記第1の遅延回路の遅延クロックの遅延時間を制御する位相比較部を含むDLL回路を有した半導体集積回路装置であって、
    前記DLL回路は、
    前記第1の遅延回路における2段目以降の遅延素子へのクロック未到達を検出し、前記複数の遅延素子の遅延時間が短くなるように制御するクロック未到達検出制御手段を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 複数の遅延素子が直列接続された構成からなり、基本クロックを分周して反転した分周反転クロックから、ロック用遅延クロックを生成する第1の遅延回路と、前記分周反転クロックと前記第1の遅延回路が生成した遅延クロックとを比較し、その比較結果に基づいて前記第1の遅延回路のロック用遅延クロックの遅延時間を制御する位相比較部とを含むDLL回路を有した半導体集積回路装置であって、
    前記DLL回路は、
    前記第1の遅延回路における2段目以降の遅延素子へのクロック未到達を検出し、前記複数の遅延素子の遅延時間が短くなるように制御するクロック未到達検出制御手段と、
    複数の遅延素子が直列接続された構成からなり、前記基本クロックから、出力用遅延クロックを生成する第2の遅延回路とを備え、
    前記第2の遅延回路は、前記位相比較部から出力される制御電圧を受けて、出力用遅延クロックの遅延時間を調整することを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 請求項1または2記載の半導体集積回路装置において、
    前記クロック未到達検出制御手段は、
    ある一定期間、前記第1の遅延回路のクロック数をカウントし、そのカウント数がある値以下であればクロック未到達と検出し、検出信号を出力するクロック未到達検出回路と、
    前記クロック未到達検出回路から出力される検出信号が入力された際に、前記基本クロックをカウントし、ある一定期間、動作制御信号を出力するクロックカウンタ部と、
    前記クロックカウンタ部が出力した動作制御信号に基づいて、電源電圧を前記第1の遅延回路における複数の遅延素子に制御電圧として供給する制御電圧リセット部とよりなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記クロック未到達検出回路は、
    基本クロックをある周期に分周する分周器と、
    前記分周器が分周した分周クロックのHi信号またはLo信号のいずれかの期間に前記第1の遅延回路の遅延クロックを2ビットでカウントする2ビットカウンタと、
    前記2ビットカウンタから出力される2ビットのデータを記憶し、前記2ビットのデータが任意の設定値になると検出信号を出力するデータ記憶出力部とよりなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 請求項4記載の半導体集積回路装置において、
    前記クロック未到達検出回路は、
    前記データ記憶出力部が検出信号を出力する設定値を外部から任意に設定するレジスタを備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記位相比較部は、
    前記基本クロックと前記第1の遅延回路から出力された遅延クロックとの位相差を比較し、UPパルス、DOWNパルスを生成する位相比較器と、
    前記位相比較器の比較結果に基づいて、充電電流または放電電流をパルス状に発生させる電流生成部と、
    前記電流生成部が発生した充放電電流を時間積分して制御電圧CNTLを生成し、前記第1の遅延回路における遅延素子に制御電圧として出力する制御電圧生成部とを含むことを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記遅延素子は、
    インバータと、
    前記制御電圧で制御される第1の電流源と、
    バイアス電圧で制御される第2の電流源とよりなり、
    前記インバータには、前記第1の電流源および前記第2の電流源の和に従った電流が供給され、その遅延量が供給される電流に従って決定されることを特徴とする半導体集積回路装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記遅延素子は、
    インバータと、
    前記制御電圧で制御される第1の電流源とよりなり、
    前記インバータには、前記第1の電流源の電流が供給され、前記第1の電流源に従った電流によって、その遅延量が決定されることを特徴とする半導体集積回路装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置において、
    前記基本クロックは、外部入力されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置において、
    撮像素子が画面走査期間の際には、前記クロック未到達検出制御手段を停止させ、前記撮像素子が画面走査期外の際には、前記クロック未到達検出制御手段を動作させる画像走査検出制御部を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  11. 請求項10記載の半導体集積回路装置において、
    画像走査検出制御部は、
    基本クロックを分周して水平走査クロックを生成する水平走査クロック発生器と、
    前記水平走査クロック発生器が生成した水平走査クロックに基づいて、画面走査内を判定し、遮断信号を出力する水平走査制御部とよりなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  12. 請求項1記載の半導体集積回路装置において、
    サンプリングクロックに同期して、撮像素子から出力される信号レベルと基準電位である黒レベルとを交互にサンプリングし、その差電圧を取り出す差電圧検出部と、
    前記差電圧検出部に供給するサンプリングクロックを生成する前記DLL回路とを備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  13. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置において、
    第1のサンプリングクロックに同期して、撮像素子から出力される信号レベルと基準電位である黒レベルとを交互にサンプリングし、その差電圧を取り出す差電圧検出部と、
    第2のサンプリングクロックに同期して、前記差電圧検出部から出力された差電圧を増幅する差電圧増幅部と、
    第3のサンプリングクロックに同期して、前記差電圧増幅部が増幅した差電圧をデジタル値に変換するA/D変換器と、
    前記第1〜第3のサンプリングクロックを生成する前記DLL回路とを備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  14. 請求項13記載の半導体集積回路装置と、
    レンズによって結像した映像を電圧信号に変換する撮像素子と、
    前記A/D変換器から出力されたデジタルデータを処理するDSPとを含むことを特徴とするデジタルカメラシステム。
  15. 請求項6記載の半導体集積回路装置において、
    前記制御電圧生成部を構成する容量素子は、前記半導体集積回路の外部に設けられていることを特徴とする半導体集積回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100695002B1 (ko) * 2005-09-15 2007-03-13 주식회사 하이닉스반도체 자동 리셋 기능을 가지는 dll

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