以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。
同図に示すように、デジタルカメラ10の正面には、被写体像を結像させるためのレンズ12と、撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ70と、が備えられている。また、デジタルカメラ10の上面には、撮影を実行する際に撮影者によって押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)56Aと、電源スイッチ56Bと、が備えられている。
なお、本実施の形態に係るレリーズボタン56Aは、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。
そして、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、レリーズボタン56Aを半押し状態にすることによりAE(Automatic Exposure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態にすると露光(撮影)が行われる。
一方、デジタルカメラ10の背面には、前述のファインダ70の接眼部と、撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像や各種メニュー画面、メッセージ等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)30と、撮影を行うモードである撮影モード及び撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像をLCD30に表示(再生)するモードである再生モードの何れかのモードに設定するためにスライド操作されるモード切替スイッチ56Cと、LCD30の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キーを含んで構成された十字カーソルボタン56Dと、が備えられている。
また、デジタルカメラ10の背面には、LCD30にメインメニュー画面を表示する際に押圧操作されるメニューキー56Eと、メニュー画面で指定された処理を実行する際に押圧操作される実行キー56Fと、各種操作を中止(キャンセル)する際に押圧操作されるキャンセルキー56Gと、が備えられている。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の構成を説明する。
同図に示すように、デジタルカメラ10は、前述のレンズ12を含んで構成された光学ユニット13と、レンズ12の光軸後方に配設されたCCD14と、相関二重サンプリング回路(以下、「CDS」という。)16と、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)18と、を含んで構成されており、CCD14の出力端子はCDS16の入力端子に、CDS16の出力端子はADC18の入力端子に、各々接続されている。
ここで、CDS16による相関二重サンプリング処理は、固体撮像素子の出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減することを目的として、固体撮像素子の1画素毎の出力信号に含まれるフィードスルー成分レベルと画素信号成分レベルとの差をとることにより正確な画素データを得る処理である。
一方、デジタルカメラ10は、所定容量のラインバッファを内蔵すると共に入力されたデジタル画像データを後述する第2メモリ40の所定領域に直接記憶させる制御を行う画像入力コントローラ20と、デジタル画像データに対して各種画像処理を施す画像信号処理回路22と、所定の圧縮形式でデジタル画像データに圧縮処理を施す一方、圧縮処理されたデジタル画像データに伸張処理を施す圧縮・伸張処理回路24と、デジタル画像データにより示される画像やメニュー画面等をLCD30に表示させるための信号を生成してLCD30に供給する表示制御回路28と、を含んで構成されている。なお、画像入力コントローラ20の入力端子はADC18の出力端子に接続されている。
また、デジタルカメラ10は、デジタルカメラ10全体の動作を司るCPU(中央処理装置)32と、AF機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施の形態では、CCD14による撮像によって得られた画像のコントラスト値。)を検出するAF検出回路34と、AE機能及びAWB(Automatic White Balance)機能を働かせるために必要とされる物理量(本実施の形態では、CCD14による撮像によって得られた画像の明るさを示す量。)を検出するAE・AWB検出回路36と、CPU32による各種処理の実行時のワークエリア等として用いられるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)により構成された第1メモリ38と、主として撮影により得られたデジタル画像データを記憶するVRAM(Video RAM)により構成された第2メモリ40と、を含んで構成されている。
更に、デジタルカメラ10は、スマートメディア(Smart Media(R))により構成された記録メディア42Aをデジタルカメラ10でアクセス可能とするためのメディアコントローラ42と、を含んで構成されている。
以上の画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、圧縮・伸張処理回路24、表示制御回路28、CPU32、AF検出回路34、AE・AWB検出回路36、第1メモリ38、第2メモリ40及びメディアコントローラ42は、各々バスBUSを介して相互に接続されている。
従って、CPU32は、画像入力コントローラ20、画像信号処理回路22、圧縮・伸張処理回路24、及び表示制御回路28の各々の作動の制御と、AF検出回路34及びAE・AWB検出回路36により検出された物理量の取得と、第1メモリ38及び第2メモリ40へのアクセスと、メディアコントローラ42を介した記録メディア42Aへのアクセスと、を各々行うことができる。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD14を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD14に供給するタイミングジェネレータ48が設けられている。当該タイミングジェネレータ48の入力端子はCPU32に、出力端子はCCD14に各々接続されており、CCD14の駆動は、CPU32によりタイミングジェネレータ48を介して制御される。
更に、CPU32はモータ駆動部50の入力端子に接続され、モータ駆動部50の出力端子は光学ユニット13に備えられた焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータに接続されている。
本実施の形態に係る光学ユニット13に含まれるレンズ12は複数枚のレンズを有し、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されており、図示しないレンズ駆動機構を備えている。このレンズ駆動機構に上記焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは含まれるものであり、焦点調整モータ、ズームモータ及び絞り駆動モータは各々CPU32の制御下でモータ駆動部50から供給された駆動信号によって駆動される。
CPU32は、光学ズーム倍率を変更する際にはズームモータを駆動制御して光学ユニット13に含まれるレンズ12の焦点距離を変化させる。
また、CPU32は、CCD14による撮像によって得られた画像のコントラストが最大となるように上記焦点調整モータを駆動制御することによって合焦制御を行う。すなわち、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、合焦制御として、読み取られた画像のコントラストが最大となるようにレンズの位置を設定する、所謂TTL(Through The Lens)方式を採用している。
更に、前述のレリーズボタン56A、電源スイッチ56B、モード切替スイッチ56C、十字カーソルボタン56D、メニューキー56E、実行キー56F及びキャンセルキー56Gを含む操作部56はCPU32に接続されており、CPU32は、これら操作部56の各々に対する操作状態を常時把握できる。
また、デジタルカメラ10は、接続された外部機器との間の所定インタフェース規格(本実施の形態ではUSB(Universal Serial Bus)規格)による通信を司る外部機器インタフェース64を備えている。
当該外部機器インタフェース64もバスBUSに接続されており、CPU32は、外部機器インタフェース64に接続されたPCやプリンタ等の外部機器66との間で通信可能とされている。
ところで、デジタルカメラ10では、撮影によって得られた画像データを画像ファイルとして記録メディア42Aに記録するものとされており、当該画像ファイルをDCF(Design Rule For Camera File System)規格に基づいて管理している。
図3には、DCF規格に基づく画像ファイルの記録状態が模式的に示されている。同図に示すように、ルート直下の「DCIM」フォルダの下位階層には、画像ファイルが撮影により得られたことを示す「100_FUJI」がフォルダ名として付与されたフォルダ(以下、「通常フォルダ」という。)が設けられている。
また、ルート直下には、バックアップのために外部へ送信されたことを示す「BUP」がフォルダ名として付与されたフォルダ(以下、「バックアップ済みフォルダ」という。)と、印刷のために外部へ送信されたことを示す「PRN」がフォルダ名として付与されたフォルダ(以下、「プリント済みフォルダ」という。)と、が設けられている。
そして、これらのフォルダには、それぞれに付与されたフォルダ名に応じた画像ファイルが記録されることになる。
なお、各フォルダに付与されたフォルダ名が本発明の「識別情報」に相当し、特に、「BUP」、「PRN」の各フォルダ名が本発明の「送信情報」に相当する。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の作用を説明する。まず、撮影モードが設定されている場合の全体的な処理の流れについて簡単に説明する。
まず、CCD14による光学ユニット13を介した撮像が行なわれ、被写体像を示す信号がCCD14から順次出力される。そして、CCD14から出力された信号は順次CDS16に入力されて相関二重サンプリング処理が施された後にADC18に入力され、ADC18は、CDS16から入力されたR(赤)、G(緑)、B(青)の信号を各々12ビットのR、G、B信号(デジタル画像データ)に変換して画像入力コントローラ20に出力する。
画像入力コントローラ20は内蔵しているラインバッファにADC18から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦第2メモリ40の所定領域に格納する。
第2メモリ40の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU32による制御下で画像信号処理回路22によって読み出され、これらにAE・AWB検出回路36により検出された物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データを生成し、更にYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号を第2メモリ40の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
なお、LCD30は、CCD14による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されているが、このようにLCD30をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、表示制御回路28を介して順次LCD30に出力する。これによってLCD30にスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズボタン56Aがユーザによって半押し状態とされた場合、前述のようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態とされた場合、この時点で第2メモリ40に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路24によって所定の圧縮形式(本実施の形態では、JPEG形式)で圧縮した後に記録メディア42Aの通常フォルダに画像ファイルとして記憶する。
ところで、デジタルカメラ10では、外部機器66が接続された状態で電源が投入されると、外部機器インタフェース64を介して外部機器66との間で接続認識を行ない、外部機器66がデジタルカメラ10と通信可能な状態であると認識された場合には、外部機器66がプリンタ等の印刷を行なう機器であった場合にはプリント処理を、PCや記憶装置等のバックアップ可能な機器であった場合にはバックアップ処理を、それぞれ自動的に実行する。
そして、デジタルカメラ10では、当該バックアップ処理やプリント処理の実行時において、処理対象とされた画像ファイルに対して、ユーザにより予め設定された処理を実行するようになっている。なお、当該ユーザによる設定は、メニューキー56Eの操作によりLCD30に表示されるメニュー画面上で行なわれる。
図4には、当該メニュー画面の一例が示されている。このメニュー画面では、デジタルカメラ10の動作を設定するための各種メニュー項目が表示される。同図に示すように、当該メニュー項目には、処理対象とされた画像ファイルに対して実行する処理を設定する際に選択される「プリント後」及び「バックアップ後」のメニュー項目が含まれている。
また、同図に示す例では、各メニュー項目の設定内容も表示されると共に、選択対象となるメニュー項目を示す選択カーソル58が当該メニュー画面に重ねて表示される。
このようなメニュー画面が表示されると、ユーザは、十字カーソルボタン56Dの上方向及び下方向の矢印キーを操作して選択カーソル58を移動させ、選択カーソル58が所望のメニュー項目を示す位置となったところで実行キー56Fを操作することにより、メニュー項目の選択を確定する。
このようにして、ユーザにより「プリント後」のメニュー項目が選択されると、デジタルカメラ10は、プリント対象とする画像ファイルに対して実行する処理を選択させるべく、当該画像ファイルをプリント済みフォルダに移動させる「フォルダ移動」、当該画像ファイルの情報容量を所定量以下に縮小する「縮小保存」及び当該画像ファイルを記録メディア42Aから消去する「消去」の各選択項目をLCD30に表示させる。
同様に、ユーザにより「バックアップ後」のメニュー項目が選択されると、デジタルカメラ10は、バックアップ対象とされた画像ファイルに対して実行する処理を選択させるべく、当該画像ファイルをバックアップ済みフォルダに移動させる「フォルダ移動」、当該画像ファイルの情報容量を所定量以下に縮小する「縮小保存」及び当該画像ファイルを記録メディア42Aから消去する「消去」の各選択項目をLCD30に表示させる。
以上のような選択項目がLCD30に表示されると、ユーザは、上記メニュー画面からのメニュー項目の選択と同様の操作によって所望の処理を示す選択項目を選択することにより、処理対象とする画像ファイルに施す処理を送信用途毎に設定することが可能となっている。
次に、プリント処理及びバックアップ処理について詳細に説明する。
(プリント処理)
図5は、プリント処理の実行時にCPU32で実行されるプリント処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、同図を参照して本実施の形態に係るプリント処理について説明する。
ステップ100では、プリント処理の対象となり得る画像ファイルの一覧として、表示制御回路28を介して各画像ファイルのサムネイル画像をLCD30の表示領域に並べて表示する。
このような画像ファイルの一覧がLCD30に表示されると、ユーザは、LCD30に表示されたサムネイル画像から所望の画像ファイルのサムネイル画像を特定し、操作部56の操作により特定したサムネイル画像の選択指示を入力する。
そこで、次のステップ102では、ユーザによるサムネイル画像の選択待ちを行ない、次のステップ104では、プリント枚数やプリント対象とする画像ファイルによって示される画像の明るさや色合い等のプリント条件を示すプリント指示情報を生成する。
なお、当該プリント指示情報の生成はユーザの操作部56による指示入力に基づいて行なわれ、ユーザによるプリント処理の実行指示又はプリント処理のキャンセル指示の入力によって終了する。
次のステップ106では、プリント処理の実行指示が入力されたか否かを判定する。当該判定が肯定判定となった場合はステップ108に移行して、外部機器インタフェース64を介してプリント指示情報及び画像ファイルのデジタル画像データをプリンタに送信し、その後にステップ110に移行する。
ステップ110では、プリント対象とされた画像ファイルに対して実行する処理として予め上記メニュー画面(図4も参照。)上で設定された処理が「フォルダ移動」であったか否かを判定する。当該判定が肯定判定となった場合はステップ112に移行して、プリント対象とされた画像ファイルをプリント済みフォルダに移動し(図3も参照。)、その後にステップ120に移行する。
一方、ステップ110で否定判定となった場合はステップ114に移行して、予め上記メニュー画面上で設定された処理が「縮小保存」であったか否かを判定する。当該判定が肯定判定となった場合はステップ116に移行して、後述する縮小保存処理ルーチンを実行し、その後にステップ120に移行する。
また、ステップ114で否定判定となった場合は、予め上記メニュー画面上で設定された処理が「消去」であったものと判断してステップ118に移行し、プリント対象とされた画像ファイルを記録メディア42Aから消去した後、ステップ120に移行する。
ステップ120では、ユーザによる操作部56を介した指示入力待ちを行ない、次のステップ122では、当該指示入力による指示が他の画像ファイルのプリントを指示するものであったか否かを判定する。当該判定が肯定判定となった場合は再びステップ100に戻る。一方、ステップ122で否定判定となった場合は本プリント処理プログラムを終了する。
次に、図6を参照して本実施の形態に係る縮小保存処理ルーチンについて説明する。なお、図6は、当該縮小保存処理ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップ130では、縮小保存処理の対象となる画像ファイル、すなわち、プリント対象とされた画像ファイルの情報容量が所定量(ここでは、130万画素に相当する量)以下であるか否かを判定する。なお、画像ファイルの情報容量は、記録メディア42Aのディレクトリエントリを参照することにより得られる。
ステップ130で否定判定となった場合、情報容量を縮小する必要があると判断してステップ132に移行する。ステップ132では、情報容量が所定量となるように、上記画像ファイルの被写体像を示すデジタル画像データから、当該処理前の情報容量と上記所定量との差に応じて決定される画素数毎に画素データを間引くことによりリサイズを施す。
次のステップ134では、リサイズ後の画像ファイルをリサイズ前の画像ファイルに上書き保存し、その後に本縮小保存処理ルーチンを終了する。
一方、ステップ130で肯定判定となった場合はリサイズを施す必要がないと判断して、直接本縮小保存処理ルーチンを終了する。
(バックアップ処理)
図7は、バックアップ処理の実行時にCPU32で実行されるバックアップ処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、同図を参照して本実施の形態に係るバックアップ処理について説明する。
ステップ200では、バックアップ処理の対象となり得る画像ファイルの一覧として、表示制御回路28を介して各画像ファイルのサムネイル画像をLCD30の表示領域に並べて表示する。
このような画像ファイルの一覧がLCD30に表示されると、ユーザは、LCD30に表示されたサムネイル画像から所望の画像ファイルのサムネイル画像を特定し、操作部56の操作により特定したサムネイル画像の選択指示を入力する。
そこで、次のステップ202では、ユーザによるサムネイル画像の選択待ちを行ない、次のステップ204では、バックアップ処理の実行指示が入力されたか否かを判定する。当該判定が肯定判定となった場合はステップ206に移行して、外部機器インタフェース64を介して画像ファイルを外部機器66に送信し、その後にステップ208に移行する。
ステップ208では、バックアップ対象とされた画像ファイルに対して実行する処理として予め上記メニュー画面(図4も参照。)上で設定された処理が「フォルダ移動」であったか否かを判定する。当該判定が肯定判定となった場合はステップ210に移行して、バックアップ対象とされた画像ファイルをバックアップ済みフォルダに移動し(図3も参照。)、その後にステップ218に移行する。
一方、ステップ208で否定判定となった場合はステップ212に移行して、予め上記メニュー画面上で設定された処理が「縮小保存」であったか否かを判定する。当該判定が肯定判定となった場合はステップ214に移行して、上述した縮小保存処理ルーチン(図6も参照)を当該バックアップ処理の対象とされた画像ファイルを処理対象として実行し、その後にステップ218に移行する。
また、ステップ212で否定判定となった場合は、予め上記メニュー画面上で設定された処理が「消去」であったものと判断してステップ216に移行し、バックアップ対象とされた画像ファイルを記録メディア42Aから消去した後、ステップ218に移行する。
ステップ218では、ユーザによる操作部56を介した指示入力待ちを行ない、次のステップ220では、当該指示入力が他の画像ファイルのバックアップの実行を指示するものであったか否かを判定する。当該判定が肯定判定となった場合は再びステップ200に戻る。一方、ステップ220で否定判定となった場合は本バックアップ処理プログラムを終了する。
ところで、モード切替スイッチ56Cにより再生モードが設定されている場合、デジタルカメラ10では、記録メディア42Aに記録された画像ファイルにより示される被写体像をLCD30に再生表示する再生処理が実行される。
また、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、再生処理の実行時においてメニューキー56Eの操作により不図示の再生メニュー画面がLCD30に表示され、ユーザは当該画面における所望のメニュー項目を選択することにより、対応する処理を実行させることができる。各種メニュー項目に応じた処理のうち、本発明に特に関係する処理について図面を参照して説明する。
(画像ファイルの消去)
図8は、上記再生メニュー画面から画像ファイルの消去を示すメニュー項目が選択された場合に、CPU32によって実行される消去処理ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップ140では、この時点で再生処理により再生表示対象としているフォルダが通常フォルダであるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ141に移行して、表示制御回路28を介して通常の消去メニューをLCD30に表示し、ステップ145に移行する。
図9(A)には、LCD30に表示された通常の消去メニュー画面の一例が示されている。同図に示すように、通常の消去メニューでは、記録メディア42Aのフォーマットの実行を示す「フォーマット」、記録メディア42Aに記録された全ての画像ファイルを消去する「全コマ」、再生処理においてメニューキー56Eが操作された時点で再生表示されていた被写体像を示す画像ファイルを消去する「1コマ」及び再生メニュー画面を再び表示させる「戻る」の各メニュー項目が表示される。
一方、ステップ140で否定判定となった場合はステップ142に移行して、この時点で再生処理により再生表示対象としているフォルダがバックアップ済みフォルダであるか否かを判定し、肯定判定となった場合はバックアップ済みフォルダの画像ファイルを処理対象とした消去メニュー画面を表示すべく、ステップ143に移行する。
ステップ143では、一例として図9(B)に示すように、上記通常の消去メニュー(図9(A)も参照。)に、消去の対象としてバックアップ済みフォルダに格納された画像ファイル全コマを選択する「バックアップ済み全コマ」のメニュー項目が追加された消去メニュー画面をLCD30に表示し、ステップ145に移行する。
一方、ステップ142で否定判定となった場合はこの時点で再生処理により再生表示対象とされているフォルダがプリント済みフォルダであったものと判断して、プリント済みフォルダの画像ファイルを処理対象とした消去メニュー画面を表示すべく、ステップ144に移行する。
ステップ144では、一例として図9(C)に示すように、上記通常の消去メニュー(図9(A)も参照。)に、消去の対象としてプリント済みフォルダに格納された画像ファイル全コマを選択する「プリント済み全コマ」のメニュー項目が追加された消去メニュー画面をLCD30に表示し、ステップ145に移行する。
なお、このようにして再生表示の対象としているフォルダに応じて表示する各消去メニュー画面には、選択対象となるメニュー項目を示す選択カーソル58が重ねて表示されるようになっており、ユーザは十字カーソルボタン56Dの矢印キーの操作によりカーソル58が所望のメニュー項目を指し示すように移動させ、実行キー56Fを押圧操作することによってカーソル58により示されるメニュー項目の選択を確定する。
また、本実施の形態では、操作性を向上させる観点から、各消去メニュー画面において最も選択頻度が高いと予測されるメニュー項目を指し示す位置を表示開始時におけるカーソル58の表示位置のデフォルトとして予め設定している。
すなわち、図9(A)に示す通常の消去メニュー画面では「1コマ」の項目の表示位置をデフォルトとして適用すると共に、バックアップ済みの画像ファイルやプリント済みの画像ファイルはまとめて消去したい場合が多いことを考慮し、図9(B)及び図9(C)に示す例では、「バックアップ済み全コマ」及び「プリント済み全コマ」の項目の表示位置をそれぞれデフォルトとして適用している。
次のステップ145では、何れかのメニュー項目の選択待ちを行い、次のステップ146では、選択されたメニュー項目が画像ファイルの消去を示すものであったか否かを判定する。「戻る」のメニュー項目が選択された場合には当該判定が否定判定となり、表示フォルダの変更が中断されたものと判断して本表示フォルダ変更処理ルーチンを終了する。
一方、「戻る」を除く何れかのメニュー項目が選択された場合にはステップ146で肯定判定となって、ステップ147に移行し、選択されたメニュー項目が「フォーマット」であったか否かを判定する。当該判定が肯定判定となった場合はステップ148に移行して、記録メディア42Aに対するフォーマット処理を実行し、その後に本消去処理ルーチンを終了する。
また、ステップ147で否定判定となった場合はステップ149に移行して、選択されたメニュー項目に応じた画像ファイルを記録メディア42Aから消去し、その後に本消去処理ルーチンを終了する。
(表示フォルダの変更)
図10は、上記再生メニュー画面から表示フォルダの変更を示すメニュー項目が選択された場合にCPU32によって実行される表示フォルダ変更処理ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ステップ150では、この時点で再生処理により再生表示対象としているフォルダに応じた表示フォルダ変更メニュー画面を表示する。
図11(A)には通常フォルダを表示対象としている場合の表示フォルダ変更メニュー画面が、図11(B)にはバックアップ済みフォルダを表示対象としている場合の表示フォルダ変更メニュー画面が、図10(C)にはプリント済みフォルダを表示対象としている場合の表示フォルダ変更メニュー画面が、それぞれ一例として示されている。
同図の(A)〜(C)にそれぞれ示されるように、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、表示対象としているフォルダ以外のフォルダのフォルダ名を示すメニュー項目を表示すると共に、上記再生メニュー画面を再び表示させる「戻る」の項目を表示するようにしている。
次のステップ152では、何れかのメニュー項目の選択待ちを行い、次のステップ154では、選択されたメニュー項目が表示フォルダの変更を示すものであったか否かを判定する。何れかのフォルダ名を示すメニュー項目が選択された場合には当該判定が肯定判定となり、ステップ156に移行して、表示対象としているフォルダを選択されたフォルダに変更し、変更後のフォルダに記録されている最新の画像ファイルにより示される被写体像をLCD30に再生表示して、その後に本表示フォルダ変更処理ルーチンを終了する。
一方、「戻る」の項目が選択された場合にはステップ154で否定判定となって、表示フォルダの変更が中断されたものと判断して本表示フォルダ変更処理ルーチンを終了する。
なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、一例として図12(A)〜(C)に示すように、再生処理において被写体像をLCD30に再生表示する際に、当該被写体像を示す画像ファイルが記録されているフォルダ名を表示することにより、当該画像ファイルの送信状況を判別可能に表示している。また、フォルダ名に加えてファイル名を表示することにより、当該画像ファイルを特定しやすくしている。
ここで、図12(A)は、フォルダ名「100_FUJI」に記録されているファイル名「DSCF0001.jpg」の画像ファイルにより示される被写体像がLCD30に再生表示された状態を一例として示している。フォルダ名及びファイル名は、送信状況を判別可能とし、かつ画像ファイルを特定可能に表示すればよいため、同図に示す例では、フォルダ名及びファイル名を示す全ての文字列を表示するのではなく、各名称とも省略して表示している。すなわち、フォルダ名は他のフォルダと判別可能な先頭の3文字(「100」)だけを、ファイル名はファイル毎に異なる数字の部分だけを、それぞれ表示している。
同様に、図12(B)は、フォルダ名「BUP」に記録されているファイル名「DSCF0003.jpg」の画像ファイルにより示される被写体像が、図12(C)は、フォルダ名「PRN」に記録されたファイル名「DSCF0006.jpg」の画像ファイルにより示される被写体像が、それぞれLCD30に表示された状態を一例として示している。
なお、同図に示す例において、フォルダ名及びファイル名の表示領域となる帯30Aの色や模様等を、フォルダ毎に異ならせて表示するようにしてもよく、これにより送信状況が視覚的かつ直感的に把握できるようになる。
(フォルダ移動の解除)
図13は、上記再生メニュー画面から、バックアップ済みフォルダやプリント済みフォルダに移動した画像ファイルを元のフォルダに戻すことにより、当該画像ファイルに基づく情報の外部への送信に伴なう移動の解除を示すメニュー項目が選択された場合にCPU32によって実行される移動解除処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。なお、当該メニュー項目は、バックアップ済みフォルダ及びプリント済みフォルダの画像ファイルを再生表示しているときにメニューキー56Eが操作された場合にのみ、再生メニュー画面のメニュー項目として表示されるものである。
まず、ステップ160では、この時点で再生処理により表示対象としているフォルダに応じた移動解除メニュー画面を表示する。
図14(A)には、バックアップ済みフォルダが表示対象とされている場合にLCD30に表示されるバックアップ済み移動解除メニュー画面の一例が示されている。同図に示すように、当該メニュー画面では、バックアップ済みフォルダに記録されている全ての画像ファイルの移動を解除することを示す「全コマ」及び再生処理の表示対象とされていた画像ファイルのみの移動を解除することを示す「1コマ」の各メニュー項目が表示されると共に、再生メニュー画面を再び表示させる「戻る」のメニュー項目を表示するようにしている。
また、図14(B)には、プリント済みフォルダが表示対象とされている場合にLCD30に表示されるプリント済み移動解除メニュー画面の一例が示されている。当該プリント済み移動解除メニュー画面では、「全コマ」はプリント済みフォルダに記録されている全ての画像ファイルを、「1コマ」は再生処理の表示対象とされていた画像ファイルのみを、それぞれ当該処理の対象として選択することを示すメニュー項目であり、「戻る」は再生メニュー画面を再び表示させるメニュー項目である。
次のステップ162では、何れかのメニュー項目の選択待ちを行ない、次のステップ164では、選択されたメニュー項目が「全コマ」を示すものであったか否かを判定する。当該判定が否定判定となった場合はステップ166に移行して、選択されたメニュー項目が「1コマ」を示すものであったか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合には、「戻る」を示すメニュー項目が選択されたものと判断し、本移動解除処理プログラムを終了する。
一方、ステップ166で肯定判定となった場合は再生処理の表示対象とされていた画像ファイルのみの移動を解除するものと判断し、ステップ168に移行する。
ところで、デジタルカメラ10は、撮影によって得られたデジタル画像データを画像ファイルとして通常フォルダに記録する際に、自動的にファイル名を付与するものとしている。そして、例えば、図3に示すようにファイル名「DSCF0003.jpg」の画像ファイルがバックアップ済みフォルダに移動された後に、新たにデジタルカメラ10による撮影が行なわれると、取得された被写体像を示すデジタル画像データはファイル名「DSCF0003.jpg」の画像ファイルとして通常フォルダに記録される。したがって、記録メディア42Aには、異なるフォルダに記録された異なる被写体像を示す同一ファイル名の画像ファイルが存在する場合がある。
そこで、ステップ168では、移動元の通常フォルダに同一のファイル名の画像ファイルがあるか否かを判定し、当該判定が否定判定となった場合はステップ174に移行する。
また、ステップ168で肯定判定となった場合はステップ170に移行して、通常フォルダにある同一ファイル名の画像ファイルに対して上書き保存を実行するため、通常フォルダにある同一ファイル名の画像ファイルが消去されてしまってもよいか否かを確認する画面(図示省略)を表示する。なお、当該確認画面は、当該内容を示すメッセージやマーク等により構成することができる。
これに対して、ユーザは、通常フォルダにある同一のファイル名の画像ファイルが消去されてもよいかどうかを判断して、操作部56の操作により当該処理の実行又はキャンセルの指示を入力する。
そこで、ステップ172では、操作部56を介した入力指示が実行を指示するものであったか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ174に移行し、否定判定となった場合は、本移動解除処理ルーチンを終了する。
ステップ174では、移動解除の対象となる画像ファイルを通常フォルダに移動させた後に、本移動解除処理ルーチンを終了する。
なお、通常フォルダに同一のファイル名の画像ファイルが存在する場合には、上述した上書き保存により、当該通常フォルダの画像ファイルはバックアップ済みフォルダ又はプリント済みフォルダから移動された画像ファイルに置き換えられる。
一方、ステップ164で肯定判定となった場合には、ステップ176乃至ステップ182の処理を実行した後に、ステップ184に移行する。なお、ステップ176乃至ステップ182の処理については上述したステップ168乃至ステップ174の処理と同様であるので、ここでの詳細な説明を省略する。ただし、ステップ180で否定判定となった場合にはステップ184を実行する。
ステップ184では、処理対象とされたフォルダの全ての画像ファイルについてステップ176乃至ステップ182の処理が完了したか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ176に戻って再びステップ176乃至ステップ182の処理を実行し、ステップ184で肯定判定となった時点で本移動解除処理ルーチンを終了する。なお、上記ステップ176乃至ステップ184の処理を繰り返し実行する際には、それまでに処理対象としなかった画像ファイルを処理対象とする。
以上説明したように、本実施の形態によれば、予め識別情報としてフォルダ名が付与されるフォルダであり、画像ファイルを分類して記録するためのフォルダ毎に当該画像ファイルが記録可能に構成された記録メディア42Aを備え、当該記録メディア42Aに記録されている画像ファイルに基づく電子化情報が外部機器インタフェース64を介して外部機器66に送信された場合に、フォルダ名として所定の送信状況を示す送信情報が付与されたフォルダ(バックアップ済みフォルダ及びプリント済みフォルダ)に当該画像ファイルを移動しているので、煩雑な処理を伴なうことなく、画像ファイルに基づく電子化情報の外部への送信状況を把握することができる。
また、本実施の形態によれば、CPU32により外部機器インタフェース64を介した外部機器66への送信の対象とされた画像ファイルを、送信用途を示すを示すフォルダ名が付与されたフォルダ(バックアップ済みフォルダ又はプリント済みフォルダ)に移動させているので、送信用途についても煩雑な処理を伴なうことなく把握することができる。
さらに、本実施の形態によれば、前記送信用途を、印刷のための送信及びバックアップのための送信としているので、デジタルカメラから外部への画像ファイルの送信用途として非常に頻度の高い印刷のための送信及びバックアップのための送信の実行状況が把握できる。
また、本実施の形態によれば、操作部56の操作によって、記録メディア42Aの送信情報が付与されたフォルダに記録されている全ての画像ファイルのフォルダ単位での消去指示を入力可能としており、当該消去指示に応じて対象となるフォルダ内の全ての画像ファイルを記録メディア42Aから消去するようにしているので、所望の送信状況での外部への送信対象とされた画像ファイルを一括して消去することが可能となり、利便性を向上させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、操作部56の操作によって、送信情報が付与されたフォルダに移動された画像ファイルの何れかを対象とした当該移動の解除指示を入力可能としており、当該解除指示に応じて対象となる画像ファイルを元のフォルダに戻すようにしているので、外部への送信対象とされた画像ファイルを外部への送信対象とされていない画像ファイルと同様に扱うことができ、再度送信対象としたり誤消去等を防止したりすることができる。
例えば、一旦送信対象とした画像ファイルを再び送信対象としたい場合等に、当該画像ファイルを処理対象とした解除指示を入力して、一旦当該画像ファイルを通常フォルダに戻した後に、送信対象とすることもできる。
さらに、本実施の形態によれば、操作部56の操作によって、送信情報が付与されたフォルダに移動された全ての画像ファイルの一括した当該移動の解除指示を入力可能としているので、送信情報が付与されたフォルダに移動された全ての画像ファイルの送信情報を簡易かつ短時間で解除することができる。
例えば、通常フォルダに記録された全ての画像ファイルを送信対象とした後にいくつかの画像ファイルを再度送信対象としたい場合に、所望の送信情報が付与されたフォルダに移動された全ての画像ファイルの一括した移動の解除を行なった後に、再び送信対象とすることにより、焼き増し印刷を行なった画像ファイルのみがプリント済みフォルダに移動されるので、どの画像ファイルを再び送信対象としたかが容易にわかる。
また、本実施の形態によれば、LCD30によって被写体像を再生表示する際に、当該被写体像を示す画像ファイルが記録されているフォルダのフォルダ名を判別可能に表示するようにしているので、被写体像が再生表示されている状態で、当該被写体像を示す画像ファイルの外部への送信状況を視覚的に判別できるので、当該送信状況を直感的に把握することができる。
さらに、本実施の形態によれば、操作部56の操作によって何れかのフォルダを指定する指定情報を入力可能としており、LCD30によって被写体像を再生表示する際に、指定情報により示されるフォルダに記録された画像ファイルによって示される被写体像を表示するようにしているので、再生表示の対象として所望のフォルダに記録されている画像ファイルが指定可能となるので、所望の送信状況である画像ファイルを再生表示させることができる。
また、本実施の形態によれば、操作部56の操作によって、画像ファイルの送信情報が付与されたフォルダへの移動処理と、画像ファイルの記録メディア42Aからの消去処理と、画像ファイルの情報容量の縮小処理と、から何れか1つの処理を選択的に実行させる実行指示を入力可能としており、画像ファイルに基づく電子化情報が外部に送信された場合に、当該画像ファイルを対象として前記実行指示に応じた処理を実行するようにしているので、ユーザ毎に異なる送信対象とされた画像ファイルの重要度や、使用状況によって異なる記録メディア42Aの空き容量等に応じた所望の処理の実行指示を入力できるので、利便性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、図3に示すように、識別情報として送信状況を示す送信情報が付与されたフォルダ(プリント済みフォルダ及びバックアップ済みフォルダ)をルート直下に設けた形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、「DCIM」ディレクトリの下位階層に設ける形態とすることもできる。このようにした場合、プリント済みフォルダ及びバックアップ済みフォルダに記録されている画像ファイルに基づく電子化情報についても、容易にDCF規格に対応した外部機器への送信対象とすることができる。
なお、本実施の形態では、電子化ファイルとして画像ファイルを適用した形態についてのみ説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、文書ファイルや音声ファイル等の電子化ファイルを適用することもできる。
また、本実施の形態で説明したフローチャート(図5乃至図8、図10及び図13参照)の処理の流れは一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
さらに、以上のデジタルカメラ10の構成(図1乃至図3参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。