JP2005159246A - 実装構造体、実装構造体の製造方法、電気光学装置、電気光学装置の製造方法及び電子機器 - Google Patents

実装構造体、実装構造体の製造方法、電気光学装置、電気光学装置の製造方法及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】ACF(樹脂膜の中に、導電性粒子を分散させたものである異方性電膜)の端部に配置されている電極の電蝕を防止できる実装構造体、その実装構造体の製造方法、その実装構造体を用いた電気光学装置、その電気光学装置の製造方法及びその電気光学装置を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】第1及び第2の電極である第2電極配線や入力用電極配線23の少なくとも一方の電極上のACF20の端部を除去したので、確実に除去される前の端部の縁例えば長辺側端部縁25等による第2電極配線や入力用電極配線23の電蝕を防止できる。例えば端部を除去することにより、元々その端部に存在していた又は加工後にその端部に存在する汚染物質等がそのまま残ることを防止でき、電極の電蝕を予防できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、パーソナルコンピュータや携帯電話機等に用いられる実装構造体、その実装構造体の製造方法、その実装構造体を用いた電気光学装置、その電気光学装置の製造方法及びその電気光学装置を用いた電子機器に関する。
従来、例えば基板に電子部品を実装するような実装構造体は、電気光学装置や半導体装置等で多く用いられており、その場合基板上の電極と当該電子部品との電気的接続はハンダが多く用いられてきた。
しかし、例えば電気光学装置等の小型化、高画質化が進む中で電極配線のピッチがより小さくなり、従来のハンダではその正確性が不十分となり、その解決策の一つとして熱硬化性または熱可塑性の樹脂膜の中に、導電性粒子を分散させたものである異方性導電膜(以下「ACF」(Anisotropic Conductive Film)という。)が用いられるようになった。(例えば、特許文献1参照。)。
特開11−242445号公報(段落[0002]から[0008]、図3)
しかしながら、上述のようにACFを用いて電気的接続を図る場合に例えば実装構造体である基板上の電極と電子部品との間にACFを狭持して熱圧着する際、ACFの端部が跳ね上がるなどして電極や基板等との間に隙間ができ、その隙間に水等の汚染物質が入り込む等の原因から通電時に電極が腐食する(以下「電蝕」という。)という問題が生じた。
本発明は、上述の課題に鑑みなされるもので、ACFの端部に配置されている電極の電蝕を防止できる実装構造体、その実装構造体の製造方法、その実装構造体を用いた電気光学装置、その電気光学装置の製造方法及びその電気光学装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の主たる観点に係る実装構造体は、夫々の電位が異なる第1及び第2の電極が配置された基板と、異方性導電膜を介して前記第1及び第2の電極に接続された電子部品とを具備する実装構造体において、前記異方性導電膜の端部の縁が、前記第1及び第2の電極上の、前記第1及び第2の電極により生成される電界の強さが10kv/m以上となる領域を避けるように配置されていることを特徴とする。ここで、「実装構造体」とは、例えば液晶装置で基板上に電子部品が実装されたものをいい、「電子部品」とは、例えば液晶駆動用IC等をいい、「電極」とは、例えば液晶装置の液晶駆動用ICへの出入力用の電極配線等をいう。
本発明では、異方性導電膜の端部の縁が、第1及び第2の電極上の、その第1及び第2の電極により生成される電界の強さが10kv/m以上となる領域を避けるように配置されているので、例えば電極の電蝕の原因となるACFの端部の縁が、電界の強さが10kv/m以上となる領域の電極上に存在せず通電による電蝕を確実に防止できる。
具体的には、ACFを配置するときに電界の強さが10kv/m以上となる領域を避けるように配置してもよい。尚、電蝕の原因となる当初ACFの端部の縁を除去し、新しい縁を作成することによっても電極の電蝕を防止できる。
本発明の一の形態によれば、前記異方性導電膜は、前記第1及び第2の電極上の、前記第1及び第2の電極により生成される電界の強さが10kv/mより小さくなる領域に、その端部の縁がくるように延在されていることを特徴とする。これにより、ACFの端部の縁で第1及び第2の電極に電蝕が発生するのを防止できる。ACFを第1及び第2の電極と電子部品との間に配置する前に所定の形に成形しておき、それを配置することで容易にしかも低コストで電極の電蝕を防止できる。
本発明の他の観点に係る実装構造体の製造方法は、夫々の電位が異なる第1及び第2の電極が配置された基板と、前記第1及び第2の電極に接続する電子部品とを異方性導電膜を介して位置合わせする工程と、前記電子部品を前記基板に圧着する工程と、前記異方性導電膜の前記第1及び第2の電極の少なくとも一方の電極上の端部を除去する工程とを具備することを特徴とする。
本発明では、第1及び第2の電極の少なくとも一方の電極上の異方性導電膜の端部を除去する工程を具備するので、確実に除去される前の端部の縁による第1及び第2の電極の電蝕を防止できる。例えば端部を除去することにより、元々その端部に存在していた又は加工後にその端部に存在する汚染物質等がそのまま残ることを防止でき、電極の電蝕を予防できる。また、ACFで電子部品等を実装するときにそのACFの端部が跳ね上がり電極や基板等との間に隙間ができる場合も考えられるが、その端部を除去することにより、その隙間に水等の汚染物質が入り込み電極に電蝕が発生することを防止できる。
本発明の一の形態によれば、前記第1及び第2の電極により生成される電界の強さは10kv/m以上であり、前記異方性導電膜の端部を除去する工程は、前記異方性導電膜の端部の除去される部分が、該第1及び第2の電極上の領域に存在していることを特徴する。これにより、例えば電極配線の材料であるITO(インジウムスズ酸化物)等が電蝕される危険性の高いACF部分のみを除去することもできるので、ACFの元々の機能である電気的接続等を損なうことなしに電蝕を防止できると共に、コストの削減を図ることができる。
本発明の一の形態によれば、前記異方性導電膜の端部を除去する工程は、その端部の縁から内側に0.1mm以上であって0.2mm以下、除去することを特徴とする。これにより、端部に存在している汚染物質等を確実に除去できると共に、必要もない部分を除去する恐れもなくコストの削減及びそのほかの部品を損傷させたりすること等を防止することができる。
本発明の他の観点に係る実装構造体の製造方法は、夫々の電位が異なる第1及び第2の電極が配置された基板と前記第1及び第2の電極に接続する電子部品とを異方性導電膜を介して位置合わせする工程と、前記電子部品を前記基板に圧着する工程とを具備する実装構造体の製造方法において、前記位置合わせする工程では、前記第1及び第2の電極上の、前記第1及び第2の電極により生成される電界の強さが10kv/mより小さくなる領域に、その端部の縁がくるように前記異方性導電膜を延在させたことを特徴とする。
本発明では、第1及び第2の電極上の、当該第1及び第2の電極により生成される電界の強さが10kv/mより小さくなる領域に、その端部の縁がくるように異方性導電膜を延在させたので、ACFの端部の縁で第1及び第2の電極に電蝕が発生するのを防止できる。例えばACFを第1及び第2の電極と電子部品との間に配置する前に所定の形に成形しておき、それを配置することで容易にしかも低コストで電極の電蝕を防止できる。
本発明の他の観点に係る電気光学装置は、上述の実装構造体又は実装構造体の製造方法により製造された実装構造体を具備することを特徴とする。
本発明では、例えばACFの端部を除去し又は電界の強さが10kv/mより小さくなる領域にACFの端部の縁がくるようにACFを延在させた実装構造体を備えるので、低コストで容易に電極での電蝕の発生のない電気光学装置とすることが可能となる。勿論、ACFの端部の一部を除去し、更にACFの他の端部の縁で電界の強さが10kv/mより小さくなるように、ACFを延在させた実装構造体を備える電気光学装置としてもよい。
本発明の他の観点に係る電気光学装置の製造方法は、上述の実装構造体又は実装構造体の製造方法により製造された実装構造体を用いることを特徴とする。
本発明では、例えばACFの端部を除去し又は電界の強さが10kv/mより小さくなる領域にACFの端部の縁がくるようにACFを延在させた実装構造体を用いることとしたので、低コストで容易に電極での電蝕の発生のない電気光学装置を製造することができる。勿論、ACFの端部の一部を除去し、更にACFの他の端部の縁で電界の強さが10kv/mより小さくなるように、ACFを延在させた実装構造体を用いて電気光学装置を製造してもよい。
本発明の他の観点に係る電子機器は、上述の電気光学装置又は電気光学装置の製造方法により製造された電気光学装置を備えたことを特徴とする。
本発明では、電極での電蝕を防止できる電気光学装置を備えるので、電子機器の性能を安定させ向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。尚、実施形態を説明するにあたっては、電気光学装置の例として液晶装置、具体的には反射半透過型のパッシブマトリックス方式の液晶装置、またその液晶装置を用いた電子機器について説明するがこれに限られるものではない。また、以下の図面においては各構成がわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数などが異なっている。
(第1の実施形態)
まず、本発明をACFの端部を削除する実施形態について説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る液晶装置の概略斜視図、図2は液晶装置の張り出し部分を中心に説明する平面図、図3は図1のA−A線断面図(駆動用ICは、切断していない。)、図4は図3を部分的に拡大した斜視図、図5はACFの除去部分を説明する説明図、図6は入力用電極間の距離が異なる場合の説明図及び図7はACFのコーナーを残して除去する説明図である。
(液晶装置の構造)
液晶装置1は、例えば図1に示すように一部が実装構造体でもある液晶パネル2と、当該液晶パネルに接続された回路基板3とを有する。ここで、液晶装置1には、回路基板3の他にも、バックライト等の照明装置やその他の付帯機構が必要に応じて付設される(図示しない。)。
液晶パネル2は、図1、図2及び図3に示すようにシール材4を介して貼り合わされた一対の基板である第1の基板5及び第2の基板6と、両基板の間隙に封入された電気光学材料例えばTN(Twisted Nematic)型の液晶7とを有する。
第1の基板5には、例えば図3に示すようにその液晶7側表面に、複数の第1の透明電極8が所定のパターンで形成されている。
また、その第1の透明電極8の上にはオーバーコート層9が形成されており、更にその上に配向膜10が形成されている。また、第1の基板5の外側(液晶7と反対側)には偏光板11等が配置されている。
一方第2の基板6には、例えば図3に示すようにその液晶7側表面に複数の第2の透明電極12が所定のパターンで形成されており、その第2の透明電極12の上にはオーバーコート層13が形成され、更にその上に配向膜14が形成されている。また、第2の基板6の外面表面(液晶7と反対側)には偏光板15等が配置されている。
第1の基板5及び第2の基板6のいずれか一方の内側表面には図示しないが必要に応じて下地層、反射層、着色層及び光遮蔽層等を形成する。
ここで、第1の基板5及び第2の基板6は、図1、図2及び図3に示すように例えばガラスや合成樹脂といった光透過性材料から形成された板状部材であり、第1の基板5は他方の基板に対し外側へ突出した張り出し領域(以下「張り出し部」という。)16を有している。この張り出し部16が電気光学装置である液晶装置1の実装構造体の一つとなる。
第1の透明電極8は、例えばITOの透明導電材料により形成されており、図1、図2及び図3に示すように一方向(図中のX軸方向)で平行になるようストライプ形状で複数形成されている。
また、第2の透明電極12は第1の透明電極8と同様にITO等の透明導電材料でストライプ状に形成されているが、図1、図2及び図3に示すように第1の透明電極8と交差するように図中のY軸方向に形成されている。これらの第1の透明電極8及び第2の透明電極12が交差する所が像を表示する画素となる。
尚、図1及び図2では各透明電極8,12及び各電極配線17,18等を判り易くするために各電極等の間隔を実際より広く模式的に現しているが、実際は非常に狭い間隔で多数本形成されている。
また、オーバーコート層9,13は例えば酸化ケイ素、酸化チタンまたはこれらの混合物により形成され、配向膜10,14は例えばポリイミド系樹脂により形成される。
次に、張り出し部16は例えば図1、図2及び図3に示すように第1の透明電極8及び第2の透明電極12がシール材4で囲まれる領域(以下「液晶領域」という。)から延びている電極部分である第1の電極配線17及び第2の電極配線18、その電極配線に例えば信号電流等を供給する電子部品である液晶駆動用IC19、その第1及び第2の電極配線と液晶駆動用IC19とを電気的に接続するACF(異方性導電膜)20及び回路基板3からの電流を受取る外部接続用端子21等を有する。
液晶駆動用IC19は例えば図2に示すように略矩形の形状であり図中のY軸方向に長辺を有し、図中のX軸方向に短辺を有している。また、張り出し部16である第1の基板側面に電流を入出力するバンプ30が形成されている。
第1の電極配線17は、例えば図2及び図3に示すように液晶領域から張り出し部16に延びている第1の透明電極8であり、液晶領域から真直ぐ液晶駆動用IC19の液晶領域側の長辺に延びており、液晶駆動用IC19からの出力電流が流れる。また、第1の電極配線17の液晶駆動用IC19側の端には液晶駆動用IC19のバンプ30と接続する接続用端子(図示しない)が形成されている。
第2の電極配線18は例えば図2及び図3に示すように液晶領域から張り出し部16に延びている第2の透明電極12であり、液晶領域から3回ほど屈折し液晶駆動用IC19の左側短辺と右側短辺とに分かれて延びており、液晶駆動用IC19からの出力電流が流れる。また、第2の電極配線18の液晶駆動用IC19側の端には液晶駆動用IC19のバンプ30と接続する接続用端子(図示しない)が形成されている。
更に外部接続用端子21は図2、図3及び図4に示すように外部接続用ACF22を介して回路基板3側に接続されており、液晶駆動用IC19のバンプ30に入力用電極配線23及び入力接続用端子33で接続されている。また、入力用電極配線23は図2、図3及び図4に示すように外部接続用端子21から液晶駆動用IC19の回路基板3側の長辺24に入力接続用端子33まで延びており、入力接続用端子33はACF20を介し液晶駆動用IC19のバンプ30に接続されている。
また、ACF(異方性導電膜)20は例えば図1、図2及び図3に示すように張り出し部16の液晶駆動用IC19の実装すべき領域より少し上下左右に(図2で)広がった領域に第1及び第2の電極配線17,18の一部と接続用端子及び入力接続用端子33とを覆うように配置されており、そのACF20の上に該接続用端子等に対応してバンプ30が位置するように液晶駆動用IC19が熱圧着されている。
ここで、ACF20は例えば図2、図4及び図5に示すようにその端部である液晶駆動用IC19の長辺24と平行な端部の縁である長辺側端部縁25(図4の点線)から内側に略0.1mmから0.2mm(図4及び図5中のP)程と、液晶駆動用IC19の短辺26と平行な端部の縁である短辺側端部縁27から内側に略0.1mmから0.2mm(図5中のP)程、除去されている(図2及び図5中の点線で囲まれた斜線部分)。ここで、「端部の縁」は例えば図4及び図5に示すように、ACFを除去する前の状態である点線等で示す長辺側端部縁25又は短辺側端部縁27で、ACF20の端部の側面や側面とバンプ30が押圧される側の表面及びその反対側の表面との交わる稜線及びその付近等をいい、ACFの「端部」とは例えばACF20の周縁部分をいい、具体的には除去された部分を含む。
また、短辺側端部縁27での端部の除去は説明の都合上、例えば図4に示すように第2の電極である第2の電極配線18上で、ACF20の短辺側端部縁27となるD1付近のみ削除している。
これは、第2の電極配線18は、液晶駆動用IC19からの出力用電極配線であり、所定の周波数よりも高い周波数の交流電流であると想定した場合は出力用電極配線同士による電界の影響をほとんど無視できるからである。すなわち、図5に示すように第2の電極配線18上のACFの短辺側端部縁27であるD1の電界の強さは、最も近い第1の電極である入力用電極配線23の例えばFであって、この第1の電極でもあるFと第2の電極でもあるD1との電位差/距離(図中のL1)で求められる。
従って、第1の電極と第2の電極とで生成されるD1での電界の強さが例えば10kv/m以上となる場合に、その電極である第2の電極配線18上に存在している端部の縁であるD1まで短辺側端部縁27の除去が必要になる。
これに対し、同じ端部の縁である短辺側端部縁27でもE1ではFからE1までの距離はMであり、M>L1であるから第1の電極であるFと第2の電極であるE1とで生成されるE1での電界の強さは、上記FとD1との電界の強さよりも小さい。ここでそれが例えば10kv/mより小さければ、その電極上の端部の縁であるE1ではACF20を除去する必要はなくなる。ただし、交流電流でも所定の周波数よりも低い周波数の場合は出力用電極配線であっても電界の影響があるので入力用電極配線23と同様にE1等においてもACFを除去しなければならない。例えば以下に述べる長辺側端部縁25のように全ての短辺側端部縁27を除去する必要が生じる可能性がある。
また、長辺側端部縁25では入力用電極配線23が直流電流であるので、入力用電極配線23同士による電界を考慮する必要がある。すなわち入力用電極配線23(例えば図5中B,C)同士では、例えば図5のように全て平行であれば、第1の電極である入力用電極配線23と第2の電極である他の入力用電極配線23との距離はNであり、常に一定である。その結果、生じる電界の強さによって例えば全ての長辺側端部縁25を除去し図5に示すようになる。
勿論、長辺側端部縁25であっても第1の電極と第2の電極との距離が変化する場合は、ある距離だけ離れて電界の強さが10kv/mより小さくなれば、その電極での端部は除去する必要がなくなる。例えば図6に示すように入力用電極配線23同士での距離は、B1とC1とのときはN1であるが、B2とC2とのときはN2となり、N2>N1で第1の電極と第2の電極との距離が増大している。従って、B1では電界の強さが10kv/mより大きくなっていたが、B2では電界の強さが10kv/mより小さくなっている場合が生じる。
尚、ACF20の長辺側端部縁25及び短辺側端部縁27の除去は図5に示す場合に限られるものではなく、例えば図7に示すようにコーナー部分を除去しなくてもよい。除去が必要なのは、少なくとも第1の電極と第2の電極とで生成される電界の強さが10kv/m以上となる電極上の端部の縁である長辺側端部縁25及び短辺側端部縁27のいずれかである。
また、除去するか否かの目安である電界の強さは、50μmの電極間距離で5Vの電位差の電極間では電蝕が発生する可能性が高いことから少なくとも100kv/mであり、安全性を考慮し10kv/mとしたものである。
更に外部接続用端子21に接続された入力用電極配線23と外部接続用ACF22との間でも上述と同様な電蝕が発生する可能性があるので、例えば図2、図3及び図4に示すように液晶駆動用IC19の長辺24に平行な端部を上述と同様に除去している。この場合も除去が必要であるかは、第1の電極である入力用電極配線23と第2の電極である他の入力用電極配線23とで生成される電界の強さが10kv/m以上となるか否かで判断される。
ACF20は、一対の端子間(バンプ30も含め)を電気的に一括接続するために用いられる導電性のある高分子フイルムであって、熱可塑性又は熱硬化性の樹脂フイルム中に多数の導電粒子を分散させたものである。
このACF20を所定の張り出し部16の位置に貼着し、そのACF20の上に入力用電極配線23に接続された入力接続用端子33に対応してバンプ30が位置するように液晶駆動用IC19をアライメントし、該液晶駆動用IC19を押圧し加熱することで、例えば図4に示すようにバンプ30と入力接続用端子33との間で単一方向の導電性をもち接続されるものである。
次に、回路基板3には図3及び図4に示すようにベース基材28の上に配線パターン29等が形成、実装されている。
ここで、ベース基材28は可撓性を有するフイルム状の部材であり、配線パターン29は例えば銅等から形成されていて、張り出し部16側の端に配線パターン接続用端子34が形成され該配線パターン接続用端子34に接続されている。その配線パターン接続用端子34は外部接続用端子21に外部接続用ACF22を介して接続されている。
(液晶装置の製造方法)
次に、液晶装置1の製造方法を実装構造体である張り出し部16を中心に簡単に説明する。
図8は液晶装置の製造方法のフローチャート図及び図9はACFの除去の説明図であり、図1のA−A線の部分断面図でもある。
まず、図8に示すように第1の基板5上に第1の透明電極の材料であるITO等をスパッタリング法により被着し、フォトリソグラフィ法によってパターニングして図1、図2及び図3のようにX軸方向でストライプ状に、第1の透明電極8を形成する。また、その上にオーバーコート層9を形成し、更にその上に配向膜10を形成し、ラビング処理を施して第1の基板側を形成する(ST101)。尚、この第1の透明電極8を形成する際に、張り出し部16の第1の電極配線17及び第2の電極配線18、入力用電極配線23等を同時に形成してもよい。
次に、第2の基板6上に同様にして第2の透明電極12を図1、図2及び図3のようにY軸方向にストライプ状に形成し、更にオーバーコート層13及び配向膜14を形成し、第2の基板側を形成する(ST102)。
また、第2の基板6上にギャップ材31をドライ散布等により散布し、シール材4を介して第1の基板側と第2の基板側とを貼り合わせる。その後、シール材4の開口部から液晶7を注入し、シール材4の開口部を紫外線硬化性樹脂等の封止材によって封止する。更に、偏光板11,15等を第1の基板5及び第2の基板6の各外面に貼着等の方法により取り付ける(ST103)。
更にACF(異方性導電膜)20を例えば図1、図2及び図3に示すように張り出し部16の液晶駆動用IC19の実装すべき領域より少し上下左右に(図2で)広がった領域に第1及び第2の電極配線17,18及び入力用電極配線23の一部と接続用端子及び入力接続用端子33等とを覆うように配置し、貼着する(ST104)。
また、そのACF20の上に該接続用端子等に対応してバンプ30が位置するように液晶駆動用IC19を配置し、該液晶駆動用IC19を押圧し加熱して、例えば図4に示すようにバンプ30と入力接続用端子33との間で単一方向の導電性を持たせ接続させる(ST105)。
更に回路基板3上に必要な電子部品等を実装し、回路基板3の配線パターン接続用端子34を例えば図4に示すように外部接続用ACF22を介して外部接続用端子21に接続させる(ST106)。
次に、図4及び図9に示すようにACF20及び外部接続用ACF22の端部をその縁である例えば長辺側端部縁25から0.1〜0.2mm程度(図4中のP)、切削部材32で下の電極(例えば入力用電極配線23)に傷を付けないように除去する(ST107)。除去は手作業でもよいが、張り出し部16のアライメントマークに基づき自動的に位置を確かめて、あらかじめプログラムされた深さや長さ等の情報によりコンピュータで切削部材32を制御し、ACF20の端部を除去させてもよい。これにより、大量の実装構造体を処理できる。
最後に、その他の照明装置やケース体等を取り付けて電気光学装置である液晶装置1が完成する(ST108)。
このように本実施形態によれば、第1及び第2の電極である第2電極配線18や入力用電極配線23の少なくとも一方の電極上のACF20の端部を除去したので、確実に除去される前の端部の縁例えば長辺側端部縁25等による第2電極配線18や入力用電極配線23の電蝕を防止できる。例えば端部を除去することにより、元々その端部に存在していた又は加工後にその端部に存在する汚染物質等がそのまま残ることを防止でき、電極の電蝕を予防できる。また、ACF20で液晶駆動用IC19等を実装するときにそのACF20の端部が跳ね上がり電極や基板等との間に隙間ができる場合も考えられるが、その端部を除去することにより、その隙間に水等の汚染物質が入り込み電極に電蝕が発生することを防止できる。
また、第2の電極配線18及び入力用電極配線23等により生成される電界の強さが10kv/m以上となる少なくとも第2の電極配線18及び入力用電極配線23等の電極上に、存在しているACFの端部を除去することとしたので、例えば電極配線の材料であるITO(インジウムスズ酸化物)等が電蝕される危険性の高いACF部分のみを除去することもでき、ACFの元々の機能である電気的接続等を損なうことなしに電蝕を防止できると共に、コストの削減を図ることができる。
更にACF20の端部の除去は、その端部の縁例えば長辺側端部縁25等から内側に0.1mm以上であって0.2mm以下としたので、端部に存在している汚染物質等を確実に除去できると共に、必要もない部分を除去する恐れもなくコストの削減とそのほかの部品を損傷させたりすることを防止できる。
尚、上述のACF20の端部の除去は、第1又は第2の少なくとも一方の電極上のACF20の端部が除去されていれば少なくとも除去された方の電極の電蝕を防止できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る液晶装置の第2の実施形態について説明する。本実施形態においては、第1の実施形態がACFの除去のみであるのに対し、ACFの大きさを所定のものにする点が異なるので、その異なる点を中心に説明する。尚、第1の実施形態の構成要素と共通する構成要素については、第1の実施形態と同一の符号を付しその説明を省略する。
図10は本発明の第2の実施形態に係る液晶装置の張り出し部を中心とする平面図及び図11はACFの端部の広がりの説明図である。
(液晶装置の構造)
実装構造体である液晶パネル2の張り出し部16のACF20は、例えば図10及び図11に示すように張り出し部16の液晶駆動用IC19の実装すべき領域より少し上下左右、特に左右に(図10で)広がった領域に第1及び第2の電極配線17,18の一部と接続用端子及び入力接続用端子33等とを覆うように配置されており、例えば図4に示すようにそのACF20の上に該入力接続用端子33等に対応してバンプ30が位置するように液晶駆動用IC19が熱圧着されている。
ここで、短辺側端部縁27での電極上の端部の除去はされていない。
これは、図11に示すように第2の電極である第2の電極配線18上の短辺側端部縁27であるD2の電界の強さは、最も近い第1の電極である入力用電極配線23の例えばFであって、このFとD2との電位差/距離(図中のL2)で求められるが、そのD2での電界の強さが例えば10kv/mより小さくなるように、L2を定め、そのL2を満たすようにACF20の形を形成したからである(左右方向に大きく形成した)。
尚、長辺側端部縁25では第1の実施形態と同様、例えば図11のように全て平行であれば、入力用電極配線23と他の入力用電極配線23との距離はNであり、常に一定である。その結果、例えば全ての長辺側端部縁25を除去し図11に示すようになる。
また、ACF20の長辺側端部縁25及び短辺側端部縁27の除去は図11に示す場合に限られるものではなく、第1の実施形態と同様にコーナー部分を除去しなくてもよい。除去が必要なのは、少なくとも第1の電極と第2の電極とで生成される電界の強さが10kv/m以上となる電極上の端部である長辺側端部縁25のいずれかである。ただし、短辺側端部縁27においても、出力用電極配線である第2の電極配線18を流れる電流が所定の周波数よりも低い周波数の交流電流である場合は、長辺側端部縁25と同様に全ての短辺側端部縁27を除去する必要が生じる可能性がある。この場合も除去が必要なのは、少なくとも第1の電極と第2の電極とで生成される電界の強さが10kv/m以上となる電極上の端部である。
(液晶装置の製造方法)
次に、液晶装置1の製造方法を実装構造体である張り出し部16を中心に簡単に説明する。
図8のフローチャート図の製造工程と略同様であるが、ST104でACF20をその端部の縁、例えば短辺側端部縁27での電極の電界の強さが例えば10kv/mより小さくなるように予め形状を定め、その形状のACF20を張り出し部16の第1及び第2の電極配線17,18と入力用電極配線23、更にそれらの接続用端子及び入力接続用端子33等の上に配置している。
このように本実施形態によれば、ACF20の端部の縁である短辺側端部縁27が、第2の電極配線18上の、その第2の電極配線18及び入力用電極配線23により生成される電界の強さが10kv/m以上となる領域を避けるように配置されているので、電極の電蝕の原因となるACF20の端部の縁が、電界の強さが10kv/m以上となる領域の電極上に存在せず通電による電蝕を確実に防止できる。
具体的には、ACF20を配置するときに電界の強さが10kv/m以上となる領域を避けるように配置してもよい。
また、ACF20は、例えば第2の電極配線18上の、その第2の電極配線18及び入力用電極配線23により生成される電界の強さが10kv/mより小さくなる領域に、その端部の縁例えば短辺側端部縁27がくるように延在されているので、ACF20の端部の縁で電極に電蝕が発生するのを防止できる。ACF20を第1及び第2の電極、例えば第2の電極配線18及び入力用電極配線23等と液晶駆動用IC19との間に配置する前に所定の形に成形しておき、それを配置することで容易にしかも低コストで電極の電蝕を防止できる。
尚、電蝕の防止の為に張り出し部16全体をACF20で覆う構成も考えられるが、この場合は、例えば液晶パネル2の張り出し部16に搭載される液晶駆動用IC19を接続するACFと、液晶パネル2の張り出し部13で接続される回路基板3を接続するACFとに同一のACFを用いなければならなくなる。その為、夫々の接続用端子、バンプ等のサイズや材質等に十分な対応ができなくなるといった問題が生じるので好ましくない。
(第3の実施形態)
(電子機器)
次に、上述した液晶装置1を備えた本発明の第3の実施形態に係る電子機器について説明する。
図12は本発明の第3の実施形態に係る電子機器の表示制御系の全体構成を示す概略構成図である。
電子機器300は、表示制御系として例えば図12に示すように液晶パネル2及び表示制御回路390などを備え、その表示制御回路390は表示情報出力源391、表示情報処理回路392、電源回路393及びタイミングジェネレータ394などを有する。
また、液晶パネル2には表示領域Gを駆動する駆動回路361を有する。
表示情報出力源391は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などからなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスクなどからなるストレージユニットと、デジタル画像信号を同調出力する同調回路とを備えている。更に表示情報出力源391は、タイミングジェネレータ394によって生成された各種のクロック信号に基づいて、所定フォーマットの画像信号などの形で表示情報を表示情報処理回路392に供給するように構成されている。
また、表示情報処理回路392はシリアル−パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回路、ガンマ補正回路、クランプ回路などの周知の各種回路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画像情報をクロック信号CLKと共に駆動回路361へ供給する。駆動回路361は、走査線駆動回路、データ線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路393は、上述した各構成要素に夫々所定の電圧を供給する。
このように本実施形態によれば、電子機器300に用いられている液晶装置1は、ACF20の端部の縁が、第1及び第2の電極上の、その第1及び第2の電極により生成される電界の強さが10kv/m以上となる領域を避けるように配置されているので、例えば電極の電蝕の原因となるACF20の端部の縁が、電界の強さが10kv/m以上となる領域の電極上に存在せず通電による電蝕を確実に防止できる。
特に携帯可能な電子機器にあっては、小型で且つ正確な機能を発揮できることが求められており、電極配線等の電蝕を容易に防止できる本発明の意義は大きいといえる。
具体的な電子機器としては、携帯電話機やパーソナルコンピュータなどの他に液晶装置が搭載されたタッチパネル、プロジェクタ、液晶テレビやビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、上述した例えば液晶装置1が適用可能なのは言うまでもない。
なお、本発明の電気光学装置及び電子機器は、上述した例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば、上述した電気光学装置はいずれも液晶パネルを有する液晶装置であるが、無機或は有機エレクトロルミネッセンス装置、プラズマディスプレイ装置、電気泳動ディスプレイ装置、電子放出素子を用いた装置(Field Emission Display及びSurface‐Conduction Electron‐Emitter Display等)などの各種電気光学装置であってもよい。
以上、好ましい実施形態を上げて本発明を説明したが、本発明は上述したいずれの実施形態にも限定されず、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更して実施できる。
例えば、上述の実施形態ではパッシブマトリクス型の液晶装置について説明したがこれに限られるものではなく、例えば薄膜トランジスタ素子アクティブマトリクス型、薄膜ダイオード素子アクティブマトリクス型の液晶装置であってもよい。更には、半透過型に限らず反射型、透過型であってもよい。これにより、多種多様な液晶装置についても、電極配線等の電蝕を確実に防止できる。
また、上述の実施形態では例えばとして張り出し部16の液晶駆動用ICに接続される電極配線とACFとの関係で説明したが、これに限られるものではなく例えば回路基板3に電子部品を実装するときの電極配線等とACFとの関係で生じる電蝕についても同様に適用できる。これにより、より多様な実装構造体や電気光学装置等の電蝕を防止できる。
更に上述の実施形態では、例えばとしてACF(異方性導電膜)について説明したがこれに限られるものでなく電極に接触し、その電極の電蝕を発生させる要因となる層等の場合に適用可能である。これにより、より多様な実装構造体や電気光学装置等の電蝕を防止できる。
また、上述の実施形態では実装構造体として、液晶パネル2の張り出し部16であるガラス基板の上に電子部品を実装する場合を中心に説明したが、これに限られるものではなく例えば回路基板のようにFPC(Flexible Printed Circuit)上に電子部品が実装される場合等が含まれ、更には電気光学装置には限らず半導体装置等にも適用可能である。これにより、半導体装置等の電極の電蝕も確実に防止できることとなる。
第1の実施形態に係る液晶装置の概略斜視図である。 第1の実施形態に係る液晶装置の張り出し部分を中心に説明する平面図である。 第1の実施形態に係る図1のA−A線断面図である。 第1の実施形態に係る図3を部分的に拡大した斜視図である。 第1の実施形態に係るACFの除去部分を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る入力用電極間の距離が異なる場合の説明図である。 第1の実施形態に係るACFのコーナーを残して除去する説明図である。 第1の実施形態に係る液晶装置の製造方法のフローチャート図である。 第1の実施形態に係るACFの除去の説明図である。 第2の実施形態に係る液晶装置の張り出し部を中心とする平面図である。 第2の実施形態に係るACFの端部の広がりの説明図である。 第3の実施形態に係る電子機器の表示制御系の概略構成図である。
符号の説明
1 液晶装置、 2 液晶パネル、 3 回路基板、 4 シール材、 5 第1の基板、 6 第2の基板、 7 液晶、 8 第1の透明電極、 9,13 オーバーコート層、 10,14 配向膜、11,15 偏光板、 12 第2の透明電極、 16 張り出し部、 17 第1の電極配線、 18 第2の電極配線、 19 液晶駆動用IC、 20 ACF、 21 外部接続用端子、 22 外部接続用ACF、 23 入力用電極配線、 24 長辺、 25 長辺側端部縁、 26 短辺、 27 短辺側端部縁、 28 ベース基板、 29 配線パターン、 30 バンプ、 31 ギャップ材、 32 切削部材、 33 入力接続用端子、 34 配線パターン接続用端子、 300 電子機器、 390 表示制御回路、 361 駆動回路

Claims (9)

  1. 夫々の電位が異なる第1及び第2の電極が配置された基板と、異方性導電膜を介して前記第1及び第2の電極に接続された電子部品とを具備する実装構造体において、
    前記異方性導電膜の端部の縁が、前記第1及び第2の電極上の、前記第1及び第2の電極により生成される電界の強さが10kv/m以上となる領域を避けるように配置されていることを特徴とする実装構造体。
  2. 前記異方性導電膜は、前記第1及び第2の電極上の、前記第1及び第2の電極により生成される電界の強さが10kv/mより小さくなる領域に、その端部の縁がくるように延在されていることを特徴とする請求項1に記載の実装構造体。
  3. 夫々の電位が異なる第1及び第2の電極が配置された基板と、前記第1及び第2の電極に接続する電子部品とを異方性導電膜を介して位置合わせする工程と、
    前記電子部品を前記基板に圧着する工程と、
    前記異方性導電膜の前記第1及び第2の電極の少なくとも一方の電極上の端部を除去する工程と
    を具備することを特徴とする実装構造体の製造方法。
  4. 前記第1及び第2の電極により生成される電界の強さは10kv/m以上であり、
    前記異方性導電膜の端部を除去する工程は、前記異方性導電膜の端部の除去される部分が、該第1及び第2の電極上の領域に存在していることを特徴する請求項3に記載の実装構造体の製造方法。
  5. 前記異方性導電膜の端部を除去する工程は、その端部の縁から内側に0.1mm以上であって0.2mm以下、除去することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の実装構造体の製造方法。
  6. 夫々の電位が異なる第1及び第2の電極が配置された基板と前記第1及び第2の電極に接続する電子部品とを異方性導電膜を介して位置合わせする工程と、前記電子部品を前記基板に圧着する工程とを具備する実装構造体の製造方法において、
    前記位置合わせする工程では、前記第1及び第2の電極上の、前記第1及び第2の電極により生成される電界の強さが10kv/mより小さくなる領域に、その端部の縁がくるように前記異方性導電膜を延在させたことを特徴とする実装構造体の製造方法。
  7. 請求項1又は請求項2に記載の実装構造体又は請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の実装構造体の製造方法により製造された実装構造体を具備することを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項1又は請求項2に記載の実装構造体又は請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の実装構造体の製造方法により製造された実装構造体を用いることを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  9. 請求項7に記載の電気光学装置又は請求項8に記載の電気光学装置の製造方法により製造された電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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