JP2005159060A - 同軸型半導体レーザモジュール - Google Patents

同軸型半導体レーザモジュール Download PDF

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Abstract

【課題】同軸型半導体レーザモジュールにおいて、高速変調駆動を可能とした上、半導体レーザ駆動時の発熱を外部へ放熱して周囲環境温度が高温下でも安定したレーザ発振を可能とする。
【解決手段】本発明は、半導体レーザと、表面に上記半導体レーザを搭載するとともに入力信号用線路及びその両側にグランド用線路を配列させたコープレーナ線路を形成してなる高熱伝導率を有する誘電体基板と、上記グランド用線路と電気的に絶縁して上記誘電体基板を貫通固定してなる円形状の金属ステムと、該金属ステムを介して上記半導体レーザと反対側位置で上記入力信号用線路とグランド用線路に接続されるリード線とから構成された同軸型半導体レーザモジュールである。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信に利用される光トランシーバに小型で高密度に実装される同軸型半導体レーザモジュールに関する。
従来の同軸型半導体レーザモジュールは例えば特許文献1に開示されており、その内部構造を図5で説明する。
図5は同軸型半導体レーザモジュールの中央横断面図である。簡単のため、モニタ用PD(フォトダイオード)及びPD(フォトダイオード)への配線用リード線は省略する。
同軸型半導体レーザモジュールは、半導体レーザ1、金属ステム3、金属ステム3に予め銀ろう材などにより接合した支持台4、先端にレンズ11が取り付けられたレンズキャップ12、レンズキャップ12を収納し、一方側が金属ステム3に接合されるスリーブ13、スリーブ13の他方側に接合されるフェルールホルダ16とから構成されている。
半導体レーザ1は、誘電体で、かつ放熱性の高い窒化アルミニウム材から成るヒートシンク200上の表面200aに半田等により搭載固定されている。表面200aには、半導体レーザ1の電極ワイヤをボンディングできるようメタライズが施されている。なお、ヒートシンク200は支持台4上に半田等により搭載固定されている。
金属ステム3は貫通孔5を有し、貫通孔5には外部から半導体レーザ1へ通電するための信号入力用のリード線7が挿通されて絶縁用の低融点ガラス6により気密封止固定されている。また、金属ステム3の外部には、グランド接続用のリード線8が銀ろう材などにより設置固定されている。リード線7及びリード線8は一般に直径0.45mmの鉄材又はFe/Ni/Co材などの金属から形成されている。
半導体レーザ1が設置されているヒートシンク200上の表面200aとリード線7は第1のAuワイヤ9により接続され、半導体レーザ1の上面は、支持台4に第2のAuワイヤ10により接続されている。リード線7から入力されたRF(Radio-Frequency )入力信号は、第1のAuワイヤ9とヒートシンク200上の表面200aを介して半導体レーザ1に至り、第2のAuワイヤ10を介してケースグランドに接地される。
光ファイバ14を保持したフェルール15は、光ファイバ14がレンズ11の集光位置に光軸調芯されており、フェルールホルダ16に挿入固定されている。
特開平10−96839号公報参照
しかしながら、図5に示す従来の同軸型半導体レーザモジュールでは、RF入力信号が半導体レーザ1に至るまでに介しているリード線7、第1のAuワイヤ9及びヒートシンク200上の表面200aは、寄生リアクタンスを有しており、特にRF入力信号とのインピーダンス整合が成されていないため変調帯域が制限される。
更にグランド接続用のリード線8が金属ステム3及びスリーブ13、フェルールホルダ16と導通しており、光トランシーバ内の隣接する受信側PDモジュールと電気的に導通するため、送信側と受信側間の電気クロストークが劣化し、10ギガビット以上での高速変調駆動が困難であるという第1の課題があった。
一方、従来の同軸型半導体レーザモジュールは、半導体レーザ1の駆動時に発生する熱はヒートシンク200及び支持台4を介して金属ステム3に至るが、金属ステム3の外周は円形状であるため、外部へ放熱するための平板状の放熱板(不図示)に接合する際、その当接面積は微小な面積部分であり、その面積部分のみから熱が放熱板に伝導するようになる。
このとき、支持台4及び金属ステム3を形成している材料として一般的に鉄材やFe−Ni−Co材が用いられるが、一般的な鉄材の熱伝導率は80.3W/m・K程度、Fe−Ni−Co材の熱伝導率が21.5W/m・K程度といずれもヒートシンク200を形成している窒化アルミニウム材の160W/m・Kに比べて1/2以下の低い熱伝導率であるため、上述のように放熱板と金属ステム3が微小な当接面であるならば半導体レーザ1から発熱する熱を効率的に放熱するのは困難で、半導体レーザ1の温度が上昇し、特に周囲環境温度が70℃以上の高温下で安定したレーザ発振が不可能となるという第2の課題があった。
本発明の目的は、上述の課題に鑑みて案出されたものであり、半導体レーザ1に至るまでの寄生リアクタンスを排除し、外部から入力されるRF入力信号とのインピーダンスを整合し、隣接する受信側PDモジュールとの間の電気クロストークの劣化を防止して10ギガビットでの高速変調駆動も可能とした上、半導体レーザを駆動した際の発熱を効率的に外部へ放熱することができ、周囲が高温下の環境温度でも安定したレーザ発振を可能とした同軸型半導体レーザモジュールを提供することにある。
上記課題に鑑みて本発明は、半導体レーザと、表面に上記半導体レーザを搭載するとともに入力信号用線路及びその両側にグランド用線路を配列させたコープレーナ線路を形成してなる高熱伝導率を有する誘電体基板と、上記グランド用線路と電気的に絶縁して上記誘電体基板を貫通固定してなる円形状の金属ステムと、該金属ステムを介して上記半導体レーザと反対側位置で上記入力信号用線路とグランド用線路に接続されるリード線とから構成された同軸型半導体レーザモジュールを提供する。
また、上記誘電体基板を窒化アルミニウム質セラミックスで構成されていることを特徴とする。さらに、上記誘電体基板の金属ステムを介して半導体レーザと反対側の位置に、上記グランド用線路から厚み方向に貫通したビアホール導体を形成したことを特徴とする。
本発明の構成によれば、上記誘電体基板は高熱伝導率を有するものであり、この誘電体基板は金属ステムを貫通して固定され、誘電体基板の表面には信号入力用コープレーナ線路が形成されているため、外部から入力されるRF入力信号とのインピーダンス整合が成されて10ギガビット以上での高速変調駆動を可能とし、さらにグランド用線路は金属ステムと電気的に絶縁されていることから、光トランシーバ内の隣接する受信側PDモジュールとの間の電気クロストークの劣化を防止できるものである。
誘電体基板を窒化アルミニウムで構成されているために、コープレーナ線路などの導体膜の形成が可能な他、金属ステムとの絶縁も可能となり、高熱伝導率を有することから半導体レーザの発熱を外部へ放熱することも可能となる。
さらに、上記誘電体基板の半導体レーザが搭載される側とは金属ステムを介して反対側の位置に、上記グランド用線路から厚み方向に貫通したビアホール導体を形成したことで、誘電体基板の裏面を外部の放熱板や筐体と当接させた際に電気的に容易にグランド接地が可能となる上、半導体レーザから発生する熱が誘電体基板を介して効率よく外部へ放熱する事ができる。その結果、10ギガビット以上での高速変調駆動を可能とした上、半導体レーザの温度上昇を抑制し、周囲環境温度が高温下においても安定したレーザ発振を得ることを可能とした同軸型半導体レーザモジュールを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図によって説明する。なお、従来技術と同じものについては同じ符号を用いるものとする。
図1は、本発明の同軸型半導体レーザモジュールの中央横断面図である。
本発明の同軸型半導体レーザモジュールは、半導体レーザ1と、誘電体基板2と、誘電体基板に固定された複数のリード線7、8と、誘電体基板が貫通固定された金属ステム3とからなる。また、金属ステム3には先端にレンズ11が取り付けられたレンズキャップ12、レンズキャップ12を収納し、一方側が金属ステム3に抵抗溶接により接合されるスリーブ13、スリーブ13の他方側に接合されるフェルールホルダ16とから構成されている。さらに、フェルールホルダ16は貫通孔内に光ファイバ12の端部が嵌入したフェルール15を保持するように構成されている。
誘電体基板2は、高熱伝導率で放熱性の高い材料が用いられる。例えば、窒化アルミニウム材、アルミナなどのセラミック材が選ばれるが、特に好ましくは高放熱性の点から窒化アルミニウム材が用いられる。この誘電体基板2の表面に直接、半導体レーザ1を搭載するとともに、その半導体レーザ1と接続する複数の線路17a、17bが形成されている。この線路17a、17bは誘電体基板の表面に導体膜からなるメタライズを施すことにより形成される。この導体膜としてはNi及びAu等が用いられる。また、線路17a、17bには外部接続用のリード線7、8が銀ろう材により固定されている。ここで、線路17aは、図1に示すように入力信号用の伝搬線路として用いられる。なお、途中に半導体レーザ1とのインピーダンス整合を行う薄膜抵抗などを形成しても良い。
また、線路17aの一方の先端には半導体レーザ1が半田によって搭載されている。さらに、線路17bはグランド用の線路として用いられ、線路17aの両端に並列に形成している。線路17a、線路17bとの配列については誘電体基板2の表面2a上に充分な配列スペースがあり、かつリード線7、8の配置に自由度がある場合には互いに平行に形成されているが、これに限定されることなく線路17bを片側のみで形成しても構わない。
この線路17aとその両端に配列した線路17bとによりコープレーナ線路17を形成しており、半導体レーザ1の上面から線路17bにAuワイヤ9、10により接続して半導体レーザ回路を形成し、この回路における入力信号のインピーダンスマッチングを行うように構成されている。
このようにコープレーナ線路17は、中心に形成した入力信号用の線路17aの幅Wと両側のグランド用の線路17bとの間隔Gの比、並びに誘電体基板2の比誘電率εrによってインピーダンスが決定される。外部への電気的接続の為の信号入力用のリード線7及びグランド接続用のリード線8の幅は誘電体基板2上のコープレーナ線路17の幅と同じく設定してある。金属ステム3の外部へ取り出されたリード線7及びリード線8は、図示しない外部基板へ接続される。
図2は、本発明の同軸型半導体レーザモジュールの縦断面図である。
金属ステム3は円形状に形成されており、このほぼ中心に誘電体基板2の表面2aが位置するように設置、貫通固定され、誘電体基板2の表面2a上には絶縁性基板20が貫通固定され、誘電体基板2上のコープレーナ線路17が金属ステム3と電気的に絶縁されている。誘電体基板2のグランド用線路17bには複数の微細な貫通孔が設けられ、貫通孔の内部はNi及びAu等の金属から成る導電材により被膜することでビアホール18が形成されている。ビアホール18は、誘電体基板2の裏面パターン19と導通しており、裏面パターン19は、金属ステム3と接触しないような大きさに設定されている。金属ステム3の材質は、誘電体基板2及び絶縁性基板20の材質とほぼ同等の熱膨張係数を有するFe/Ni/Co材や高熱伝導な銅タングステン材などが好ましい。
一般に使用される金属ステム3の外径はφ5.6mmであり、半導体レーザ1が搭載される誘電体基板2は、その表面2aの表面積が幅2.5mm×長さ6mm×高さ1mmに設定されている(表面2aの表面積で15mm)。このような広い誘電体基板2に表面積が0.5mm程度の半導体レーザ1の他、図示しないインピーダンス整合用の抵抗などを搭載できる上、コープレーナ線路17などのパターンも充分形成できる。
誘電体基板2の長さ6mmのうち2.5mmが半導体レーザモジュールの外部に突出されている。裏面パターン19は、金属ステム3と接触しないよう、突出した先端から2mm程度の長さに設定されている。突出した誘電体基板2の下面を図示しない金属から成る外部筐体や放熱板へ接続するようになっている。これにより、グランド用線路17bは、ビアホール18及び裏面パターン19を介して外部筐体や放熱板へ電気的に接続することができる。
一方、半導体レーザ1の駆動時に発生する熱は誘電体基板2を介して金属ステム3の反対側に突出した側から外部へ放熱するヒートシンクとして機能する。
ここで、誘電体基板2の熱抵抗Rは以下の式で表される。
R=t/(λ・A)(tは誘電体基板2の厚さ、λは熱伝導率、Aは表面積)
上式から表面積Aを大きくとることができれば、熱抵抗Rを小さくすることができ放熱の効率を高め、熱抵抗Rを極小化させることが可能である。
窒化アルミニウム材からなる誘電体基板2の熱伝導率は、鉄材の約2倍の162W/m・Kであり、これを用いることにより、鉄材からなる従来の支持台4に比べて熱抵抗Rが約1/50に低減される。更にビアホール18の被膜を形成するAuの熱伝導率は315W/m・Kであり、接続された外部筐体や放熱板への放熱がより効率的に成されることになる。
光ファイバ14はフェルール15に接着剤により固定され、フェルール15はフェルールホルダ16に挿通されて、レンズ11の集光位置に光ファイバ14の光軸調芯された後、フェルール15はフェルールホルダ16に、フェルールホルダ16はスリーブ13にYAGレーザ溶接固定されている。光ファイバ14を固定するフェルール15部は、光レセプタクルであっても良い。また、レンズ11と光ファイバ14間に半導体レーザ1への反射戻り光を抑止する光アイソレータを設置しても良い。
このようにして本発明の同軸型半導体レーザモジュールは、金属ステム3に貫通固定された誘電体基板2の表面上にコープレーナ線路17を形成することで、半導体レーザ1に至るまでの寄生リアクタンスを排除してRF入力信号とのインピーダンスを整合することができ、10ギガビット以上での高速変調駆動を可能とし、さらにグランド用線路を金属ステムと電気的に絶縁することで、光トランシーバ内の隣接する受信側PDモジュールとの間の電気クロストークの劣化を防止できる。
また、誘電体基板2のグランド用線路8にビアホール18を設けることで、電気的に外部筐体や放熱板に接続できるばかりでなく、熱的にも接続できることから、半導体レーザ1駆動時の発熱を誘電体基板2を介して外部へ効率よく放熱する事ができ、半導体レーザ1の温度上昇を抑制し、周囲環境温度が高温下においても安定したレーザ発振を得ることが可能となる。
以下、本発明実施例として図1及び図2に示す同軸型半導体レーザモジュールを作製した。
図1において、外径がφ5.6mm×幅1mmのFe/Ni/Co材から成る円形の金属ステム3に幅2.5mm×長さ6mm×高さ1mm(表面2aの表面積で15mm)から成る誘電体基板2を銀ろう材により貫通固定した。長さ6mmのうち2.5mmが半導体レーザモジュールの外部に突出している。誘電体基板2の突出部は、金属製の外部筐体に当接して構成した。
誘電体基板2上には、インピーダンスが50Ωとなるように線路17aの幅Wや線路17bとの間隔Gを設定したコープレーナ線路17を形成し、半導体レーザ1をAu/Sn半田により線路17a上のパターンに搭載固定した。半導体レーザ1の上面とコープレーナ線路17の両側の線路17bをAuワイヤ9、10により接続した。
グランド用の線路17bには複数のビアホール18を形成した。
リード線7の幅は誘電体基板2上の線路17aと同じ幅Wに設定し、リード線8との間隔は誘電体基板2上の線路17bとの間隔Gと同じに設定し、リード線7及びリード線8は、誘電体基板2上のコープレーナ線路17へ銀ろう材により接続した。
半導体レーザ1の出射光を集光するレンズ11は予め低融点ガラスによりステンレス材から成るレンズキャップ12に固定されており、レンズキャップ12は、金属ステム3に抵抗溶接固定した。レンズキャップ12の外側にはステンレス材から成るスリーブ13を金属ステム3に抵抗溶接固定した。
光ファイバ14はステンレス材から成るフェルール15に接着固定されており、レンズ11の集光位置に光軸調芯した後、フェルールホルダ16と共にスリーブ13にYAGレーザ溶接固定した。
図2において、金属ステム3には誘電体基板2と共に幅2,5mm×長さ1.2mm×高さ1mmの絶縁性基板20を銀ろう材により貫通固定した。絶縁性基板20は誘電体基板2の表面上のほぼ中心に位置している。誘電体基板2の裏面には、幅2.5mm×長さ2mmの裏面パターン19をNi及びAuにより被膜し、形成している。裏面パターン19は、ビアホール18に導通しており、金属ステム3とは絶縁されている。
図3に従来の同軸型半導体レーザモジュールと本実施例による同軸型半導体レーザモジュールの小信号周波数応答特性を比較して示す。
従来の同軸型半導体レーザモジュールでは、RF入力信号が半導体レーザ1に至るまでに介しているリード線7、Auワイヤ9及びヒートシンク板200上の表面200aが、特にRF入力信号とのインピーダンス整合が成されておらず、寄生リアクタンスを有している為、3dB帯域幅が3GHz程度に制限されていたが、本実施例による場合は、リード線7から半導体レーザ1に至るまでRF入力信号のインピーダンス整合が成されているため、電気的な反射や洩れなどの寄生リアクタンスの影響が少なく、3dB帯域幅は10GHzを達成した。また、従来の同軸型半導体レーザモジュールでは、金属ステム3がグランドに接地されており、隣接する受信側PDモジュールと接触する事で導通し、電気クロストークが劣化してしまう可能性があるのに対し、本実施例の同軸型半導体レーザモジュールでは、金属ステム3を電気的に絶縁する事で隣接する受信側PDモジュールと接触しても電気クロストークが劣化することがない。
図4に従来の同軸型半導体レーザモジュールと本実施例による同軸型半導体レーザモジュールの周囲環境温度が70℃の時の光ファイバ出力特性を比較して示す。
従来の同軸型半導体レーザモジュールでは、周囲環境温度が70℃の際、半導体レーザ1の温度が80℃まで上昇してしまい、発振しきい値電流が増加すると共に、光ファイバ出力も1mW程度で飽和状態であったが、本実施例による場合は、半導体レーザ1の温度が74℃に抑えられ、光ファイバ出力が2mW以上の安定した発振状態が得られた。
本発明の同軸型半導体レーザモジュールを示す横断面図である。 本発明の同軸型半導体レーザモジュールを示す縦断面図である。 従来の同軸型半導体レーザモジュールと本発明実施例の同軸型半導体レーザモジュールの小信号周波数応答特性図である。 従来の同軸型半導体レーザモジュールと本発明実施例の同軸型半導体レーザモジュールの光ファイバ出力特性図である。 従来の同軸型半導体レーザモジュールを示す横断面図である。
符号の説明
1…半導体レーザ
2…誘電体基板
2a…表面
200…ヒートシンク
200a…表面
3…金属ステム
4…支持台
5…貫通孔
6…低融点ガラス
7…リード線
8…リード線
9…Auワイヤ
10…Auワイヤ
11…レンズ
12…レンズキャップ
13…スリーブ
14…光ファイバ
15…フェルール
16…フェルールホルダ
17…コープレーナ線路
17a…線路(入力信号用)
17b…線路(グランド用)
18…ビアホール
19…裏面パターン
20…絶縁性基板

Claims (3)

  1. 半導体レーザと、
    表面に上記半導体レーザを搭載するとともに入力信号用線路及びその両側にグランド用線路を配列させたコープレーナ線路を形成してなる高熱伝導率を有する誘電体基板と、
    上記グランド用線路と電気的に絶縁して上記誘電体基板を貫通固定してなる円形状の金属ステムと、
    該金属ステムを介して上記半導体レーザと反対側位置で上記入力信号用線路とグランド用線路に接続されるリード線とから構成された同軸型半導体レーザモジュール。
  2. 上記誘電体基板は窒化アルミニウム質セラミックスから構成されていることを特徴とする請求項1記載の同軸型半導体レーザモジュール。
  3. 上記誘電体基板の金属ステムを介して半導体レーザと反対側の位置に、上記グランド用線路から厚み方向に貫通したビアホール導体を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の同軸型半導体レーザモジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007003141A1 (en) * 2005-07-05 2007-01-11 Wuhan Telecommunication Devices Co., Ltd. Coaxial opto-electronic device having small form factor insulating structure
JP2007183142A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Japan Synchrotron Radiation Research Inst 高耐熱・高速放射光モニター
JP2015511027A (ja) * 2012-03-01 2015-04-13 オラクル・インターナショナル・コーポレイション 高密度に実装された光インターコネクトを有するチップアセンブリ構成

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