JP2005158990A - 漏電検出用電流トランス - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 漏電検出用電流トランスは、カットコアと、1次巻線空間および2次巻線空間を有したボビンと、該ボビンに対して組み付けられた前記カットコアを固定するためのクランプ部材とを備えており、前記カットコアは、前記ボビンの前記2次巻線空間に2次巻線を収容し、前記ボビンの前記1次巻線空間に1次巻線を収容した状態において、前記ボビンに対して組み付けられる。
【効果】 組立て作業が簡易化され、自由な部品配置が可能となり、配線部材の形状選択範囲も拡張される。巻線の装着作業が容易であり、しかも、コア材としてフェライトを使用できるので、価格を低減できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電流トランスに関するものであり、特に、漏電検出用電流トランスに関するものである。
従来から、漏電を検知して回路を遮断するものとして漏電遮断器がある。これらの漏電遮断器には、漏電検出用電流トランスが使用されているものが多い。そして、その使用される漏電検出用トランスも、多くの場合、零相型電流トランス(ZCT)である。このような零相型電流トランスを使用した漏電検出装置の従来例としては、例えば、特開2001−268779号公報等に開示されたものがある。
特開2001−268779号公報
これら従来の漏電検出装置に使用されている零相型電流トランスは、添付図面の図5に略示されるように、ノンカット型のコアを用いており、コア材料としては、パーマロイが用いられているものがほとんどである。図5に示した電流トランスは、パーマロイ材をドーナツ状に打ち抜いた板を重ね合せたコアにトロイダル状にコイルを巻いて2次巻線とし、2次巻線端子10を引き出すようにして、その周りに絶縁材を施して環状トランス本体9としたものに対して、その環状トランス本体9の中心部の穴に交流電源を通電するための配線部材8を貫通させて1次巻線とし、漏電検出用電流トランスとして使用されうるものである。
しかしながら、前述したような従来の電流トランスは、次のような問題点を有している。先ず、コア材料として用いられるパーマロイが高価である。次に、コアを構成するために板材を打ち抜きこれを重ね合せるためにどうしてもコストアップとなってしまう。また、コア材と2次巻線を絶縁するためにコア形状に合致したケースが必要なので、このこともコストアップの要因となってしまう。また、2次巻線をトロイダル状に巻くために作業が非常にやり難くなる。さらにまた、2次巻線を保護するために絶縁ケースに入れるか、絶縁樹脂で固めるかする必要があるため、これもまたコストアップにつながる。その上、この電流トランスを漏電検出用電流トランスとして使用する場合には、漏電検出回路との組み合せ時に、1次巻線とする交流電源を通電するための配線部材を環状トランス本体の中心部の穴に通さなければならないため、部品配置の自由度が低下してしまう。
したがって、本発明の目的は、前述したような従来の技術の問題点を解消しうるような漏電検出用電流トランスを提供することである。
本発明によれば、カットコアと、1次巻線空間および2次巻線空間を有したボビンと、該ボビンに対して組み付けられた前記カットコアを固定するためのクランプ部材とを備えており、前記カットコアは、前記ボビンの前記2次巻線空間に2次巻線を収容し、前記ボビンの前記1次巻線空間に1次巻線を収容した状態において、前記ボビンに対して組み付けられることを特徴とする漏洩検出用電流トランスが提供される。
本発明の一つの実施の形態によれば、前記1次巻線は、交流電源を通電するための配線部材である。
本発明の別の実施の形態によれば、前記カットコアは、フェライト材料で形成されている。
本発明のさらに別の実施の形態によれば、前記ボビンは、電気絶縁材料にて形成され、1対のエンドプレートと、該1対のエンドプレートを連結する連結部と、該連結部の中央部を取り巻くようにして形成され前記エンドプレートの間に前記1次巻線空間および前記2次巻線空間を作り出す仕切プレートとを備えており、前記エンドプレートおよび連結部には、前記カットコアの脚部を挿通するための開口部が形成されている。
本発明のさらに別の実施の形態によれば、前記エンドプレートの下端部には、接続端子が設けられており、該接続端子にて、プリント基板上に取り付けられるようにされている。
本発明のさらに別の実施の形態によれば、前記漏電検出用電流トランスは、前記2次巻線端に接続したコンデンサと共に漏電周波数近辺においてLC並列共振回路を構成するようにされている。
組立て作業が簡易化され、自由な部品配置が可能となり、配線部材の形状選択範囲も拡張される。
巻線の装着作業が容易であり、しかも、コア材としてフェライトを使用できるので、価格を低減できる。
フェライトのカットコアを使用したにも拘らず、漏電検出制御回路に組み込む場合の回路構成を工夫することにより、容易に良好な漏電検出感度を確保することが可能である。
次に、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態および実施例について、本発明を詳細に説明する。
添付図面の図1は、本発明の一実施例としての漏電検出用電流トランスの構成を示す分解部品配列斜視図である。この図1に示されるように、この実施例の漏電検出用電流トランスは、フェライト材料にて形成されたカットコア1と、オープンタイプのボビン2と、このボビン2に巻かれる2次巻線3と、組み合わされたカットコア1の中心開口に通される1次巻線としての配線部材4と、カットコア1の組合せ状態をクランプするためのクランプ材6とを備える。
ボビン2は、両側のエンドプレート21と、これら両側のエンドプレート21を連結する連結部22と、この連結部22のほぼ中間にてこの連結部22を取り巻くようにして形成された仕切プレート23と、エントプレート21の下端部に設けられた接続端子5および7とを備える。エンドプレート21および連結部22には、カットコア1の脚部を挿通させるための開口部24が形成されている。また、仕切プレート23は、一方のエンドプレート21との間に2次巻線を施すための2次巻線空間25を作り出しており、他方のエンドプレート21との間に1次巻線を施すための1次巻線空間26を作り出している。このボビン2は、電気絶縁材料で形成されるのが好ましい。
次に、前述したような構成の漏電検出用電流トランスの組立て方法について説明する。先ず、ボビン2に対し、その2次巻線空間25において連結部22の周りに2次巻線3を巻く。この2次巻線3のための巻回作業は、ボビン2がオープンタイプであるので、非常に簡単である。2次巻線3の端部は、それぞれ接続端子5または7に接続しておく。次いで、これら接続端子5および7を利用して、例えば、漏電検出制御回路を実装したプリント基板(図示していない)に、そのボビン2を組み付ける。この段階ではコア1は、まだ組み付けていない。
次に、1次巻線としての配線部材4を、ボビン2の1次巻線空間26に通して、これを1対のカットコア1で挟み込むようにする。この時、各カットコア1の一方の脚部(図においては下方の脚)をそれぞれ対応するボビン2の開口部24内へと挿通させて、1対のカットコア1を完全に組み合わせる。最後に、このようにして完全に組み合わされた1対のカットコア1に対して、クランプ材6を装着することにより、固定することにより、組立てを完了する。図2は、このようにして組み立てを完了した状態の漏電検出用電流トランスを示す斜視図であり、図3は、このようにして組み立てを完了した状態の漏電検出用電流トランスを示す正面図であり、これら図においては、プリント基板は省略されている。配線部材4は、オープン状態とされた1次巻線空間26へ通せばよいので、直線状でなくても、種々複雑な形状に折り曲げられたようなものでも容易に挿着することができる。
次に、前述したような本発明の漏電検出用電流トランスの使用例について説明しておく。図4は、前述したような構成を有する漏電検出用電流トランスを漏電検出装置の漏電検出制御回路に組み込む場合の回路構成例を示す概略図である。この図4に示されるように、本発明の漏電検出用電流トランスTRの2次巻線3は、コンデンサCと並列共振回路を構成するようにして増幅回路11に結合されるのが好ましい。すなわち、電流トランスTRとコンデンサCによりLC並列共振回路を構成し、その共振周波数が50Hz〜60Hzになるように、電流トランスTRの巻線とコンデンサCの値とを最適なものに選定しておく。何故ならば、漏電は50Hz〜60Hzの周波数でのみ発生するので、それ以外の周波数は不要となるからである。
このように構成した漏電検出装置において増幅回路11から得られる漏電検出信号について、シミュレーション実験した結果、漏電周波数近辺でピーク値を持つことが確認された。これにより、従来のパーマロイをコア材として使用した零相型電流トランスでなくても、感度の良い漏電検出用電流トランスとすることができることが確認された。
巻線の装着作業が容易であり、しかも、コア材としてフェライトを使用できるので、価格を低減でき、また、フェライトのカットコアを使用したにも拘らず、漏電検出制御回路に組み込む場合の回路構成を工夫することにより、容易に良好な漏電検出感度を確保することが可能であるので、特に、複写機、プリンタ等の各種機器内の漏電検出装置等に適用して効果のあるものである。
本発明の一実施例としての漏電検出用電流トランスの構成を示す分解部品配列斜視図である。 図1の漏電検出用電流トランスの組立て状態を示す斜視図である。 図1の漏電検出用電流トランスの組立て状態を示す正面図である。 本発明の漏電検出用電流トランスを漏電検出装置の漏電検出制御回路に組み込む場合の回路構成例を示す概略図である。 従来の漏電検出装置に使用されている零相型電流トランスの一例を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 カットコア
2 ボビン
3 2次巻線
4 配線部材
5 接続端子
6 クランプ材
7 接続端子
11 増幅回路
21 エンドプレート
22 連結部
23 仕切プレート
24 開口部
25 2次巻線空間
26 1次巻線空間
TR 漏電検出用電流トランス
C コンデンサ

Claims (6)

  1. カットコアと、1次巻線空間および2次巻線空間を有したボビンと、該ボビンに対して組み付けられた前記カットコアを固定するためのクランプ部材とを備えており、前記カットコアは、前記ボビンの前記2次巻線空間に2次巻線を収容し、前記ボビンの前記1次巻線空間に1次巻線を収容した状態において、前記ボビンに対して組み付けられることを特徴とする漏洩検出用電流トランス。
  2. 前記1次巻線は、交流電源を通電するための配線部材である請求項1に記載の漏電検出用電流トランス。
  3. 前記カットコアは、フェライト材料で形成されている請求項1または2に記載の漏電検出用電流トランス。
  4. 前記ボビンは、電気絶縁材料にて形成され、1対のエンドプレートと、該1対のエンドプレートを連結する連結部と、該連結部の中央部を取り巻くようにして形成され前記エンドプレートの間に前記1次巻線空間および前記2次巻線空間を作り出す仕切プレートとを備えており、前記エンドプレートおよび連結部には、前記カットコアの脚部を挿通するための開口部が形成されている請求項1または2または3に記載の漏電検出用電流トランス。
  5. 前記エンドプレートの下端部には、接続端子が設けられており、該接続端子にて、プリント基板上に取り付けられるようにされた請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の漏電検出用電流トランス。
  6. 前記2次巻線端に接続したコンデンサと共に漏電周波数近辺においてLC並列共振回路を構成するようにした請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の漏電検出用電流トランス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2014136589A1 (ja) * 2013-03-05 2017-02-09 オムロン株式会社 電流センサ、電流測定装置、および漏電検出装置
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