JP2005158733A - 少なくとも1つの発光手段を有する電気ランプ及びこの電気ランプの製造のための方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】とりわけ簡単なやり方で発光手段の取り付け及び配向を可能にする電気ランプのための改善された製造方法及び相応するランプを提供することである。
【解決手段】上記課題は、電気ランプの製造方法において、ランプ容器封止部として使用される予め製造されたガラス・金属複合部材が設けられ、これから少なくとも1つの発光手段に対する電流供給線路が突き出しており、第1の方法ステップの間に少なくとも1つの発光手段が電流供給線路に接続され、第2の方法ステップの間にランプ容器が少なくとも1つの発光手段の上にかぶせられてガラス・金属複合部材に接合されることによって解決され、さらに電気ランプにおいて、ランプ容器及びランプ容器封止部は別個の構成部分として形成されており、これらは接合手段によって統合されていることによって解決される。
【選択図】図2
【解決手段】上記課題は、電気ランプの製造方法において、ランプ容器封止部として使用される予め製造されたガラス・金属複合部材が設けられ、これから少なくとも1つの発光手段に対する電流供給線路が突き出しており、第1の方法ステップの間に少なくとも1つの発光手段が電流供給線路に接続され、第2の方法ステップの間にランプ容器が少なくとも1つの発光手段の上にかぶせられてガラス・金属複合部材に接合されることによって解決され、さらに電気ランプにおいて、ランプ容器及びランプ容器封止部は別個の構成部分として形成されており、これらは接合手段によって統合されていることによって解決される。
【選択図】図2
Description
本発明は、少なくとも1つの発光手段を有する電気ランプであって、少なくとも1つの発光手段はランプ容器によって囲まれており、このランプ容器にはランプ容器封止部が設けられており、このランプ容器封止部を貫いて少なくとも1つの発光手段のための電流供給線路が通されている、少なくとも1つの発光手段を有する電気ランプに関し、さらに、本発明は、電気ランプの製造のための方法であって、この電気ランプは少なくとも1つの発光手段、この少なくとも1つの発光手段に対する電流供給線路及びランプ容器封止部が設けられたランプ容器を有する、電気ランプの製造のための方法に関する。
公開文献WO96/05610及び特許文献US5339002は自動車用ヘッドライトランプ及びこれらのランプの製造方法を開示している。公開文献WO96/05610によれば、完全に予め製造され気密に密閉されたランプ容器がその中に配置された白熱フィラメントとともに金属製のベース部分の中に取り付けられている。特許文献US5339002はさらにいわゆる5軸調整(5-axis adjustment)によるランプベースの取り付け中の白熱フィラメントの調整を記述している。この5軸調整ではランプベースを基準とした白熱フィラメントの配向のために完全に予め製造されたランプ容器及びこのランプ容器の中に含まれる白熱フィラメント及びランプ容器の支持部材として使用されるベース部分から成る構成ユニットがランプベースの基準面を基準にして配向される。このためにランプベースは複数のベース部分から構成され、これらの複数のベース部分の相対的な位置は、白熱フィラメントの調整のために、この白熱フィラメントが所望の配向を有しこの位置に固定されるまで変化する。
WO96/05610
US5339002
本発明の課題は、とりわけ簡単なやり方で発光手段の取り付け及び配向を可能にする電気ランプのための改善された製造方法及び相応するランプを提供することである。
上記課題は、電気ランプの製造方法においては、この製造方法の間に、ランプ容器封止部として使用される予め製造されたガラス・金属複合部材が設けられ、このガラス・金属複合部材から少なくとも1つの発光手段に対する電流供給線路が突き出しており、第1の方法ステップの間に少なくとも1つの発光手段がその電流供給線路に接続され、第1の方法ステップに後置された第2の方法ステップの間に、ランプ容器が少なくとも1つの発光手段の上にかぶせられ、ガラス・金属複合部材に接合されることによって解決され、
さらに上記課題は、電気ランプにおいては、ランプ容器及びランプ容器封止部は別個の構成部分として形成されており、ランプ容器及びランプ容器封止部は接合手段によって統合されていることによって解決される。
さらに上記課題は、電気ランプにおいては、ランプ容器及びランプ容器封止部は別個の構成部分として形成されており、ランプ容器及びランプ容器封止部は接合手段によって統合されていることによって解決される。
電気ランプの本発明の製造方法は、この製造方法の間に、ランプ容器封止部として使用される予め製造されたガラス・金属複合部材が設けられ、このガラス・金属複合部材から少なくとも1つの発光手段に対する電流供給線路が突き出しており、第1の方法ステップの間に少なくとも1つの発光手段がその電流供給線路に接続され、第1の方法ステップに後置された第2の方法ステップの間に、ランプ容器が少なくとも1つの発光手段の上にかぶせられ、ガラス・金属複合部材に接合されることによって際立っている。
ランプ容器封止部として使用されるガラス・金属複合部材と発光手段を囲むランプ容器とを別個に製造するせいで、電流供給線路の端部は、少なくとも1つの発光手段の支持のためにこの発光手段の取り付けの間には何にも覆われずに開放されたままである。従って、少なくとも1つの発光手段の取り付けはまだ密閉されていないランプ容器において実施される。これによって発光手段の配向及び取り付けは簡略化される。
ランプ容器とランプ容器封止部として使用されるガラス・金属複合部材とは、接合のために有利には互いに溶着され、この結果、熱的に高い負荷にさらされうる気密な接合が保証される。これら2つの上記構成部材の溶着は、有利にはレーザを用いて実施され、このレーザは接合領域におけるランプ容器及びガラス・金属複合部材の局所的に限定された加熱を可能にし、この結果、ガラス・金属複合部材における電流供給線路の埋め込み部が加熱によって損なわれない。ランプ容器及びガラス・金属複合部材の溶着によって生じる万一の機械的張力を除去するために、有利には、これら2つの上記ランプ部材の間の少なくとも接合領域が熱処理される。
通常は軸対称な又は回転対称な中空体であるランプ容器にぴったりと合う接合を行うために、ガラス・金属複合部材の製造の際に有利にはこのガラス・金属複合部材の一方の端部に管状のアタッチメントを設ける。ランプ軸に対して横方向のこの管状アタッチメントの寸法は有利にはランプ容器の相応する寸法に合わせられている。ランプ容器とガラス・金属複合部材との間の接合領域は、迷光による光放出の妨害を十分に排除するために、少なくとも1つの発光手段までできるだけ大きな間隔を有するべきである。よって、ランプ容器とガラス・金属複合部材との間の接合領域はランプベースのできるだけ近傍に設けられるか、又は、ランプベースの中に隠されるべきである。それゆえ、ガラス・金属複合部材の製造のために有利にはガラス管が使用され、このガラス管がランプ容器よりも小さい外部直径を有し、ガラス・金属複合部材の管状アタッチメントはランプ容器との接合のために円錐状に広げられる。これによって、ランプ容器とガラス・金属複合部材との間の接合領域をガラス・金属複合部材における電流供給線路の埋め込み部の近傍に設けることができ、発光手段までの十分な大きさの間隔が得られる。
とりわけ有利には本発明の方法は、ガラス管から製造されるガラス・金属複合部材との組み合わせにおいて、このガラス管を貫いて金属製の電流供給線路が通され、次いでガラス管の一部分が加熱によってやわらかくされ、電流供給線路がやわらかくなったガラスのピンチング(pinching)によってこのガラスに埋め込まれることによって適用可能である。これによって、ランプ容器封止部として設けられるガラス・金属複合部材は既に最適にランプ容器の幾何学的構成に適合される。とりわけランプ容器との接合のために使用される管状アタッチメントは別個に製造されてはならず、ガラス管の幾何学的構成に基づいて既に存在している。
本発明の製造方法は、発光手段をランプベースに関して又は基準として使用されるランプベース部分に関して調整しなければならない電気ランプの製造においてとりわけ大きな利点を提供する。発光手段の調整のために完全に予め製造されたランプ容器をその中に含まれた発光手段を含めて複数のランプベース部分を用いてランプベースの基準面を基準にして配向しなければならない前述の従来技術とは異なり、本発明の製造方法によれば、少なくとも1つの発光手段の調整は、ランプベースを基準にして有利にはすでにその電流供給線路への取り付けの間に実施される。この目的のために、少なくとも1つの発光手段の調整のための基準として使用されるランプベース部分が、電流供給線路が設けられたランプ容器封止部へのこの少なくとも1つの発光手段の取り付けの前に既に取り付けられる。さらにランプ容器と電流供給線路が設けられたそのランプ容器封止部とは別個の構成部分として形成され、これらの構成部分は少なくとも1つの発光手段の配向及び取り付けの後でようやく互いに溶着され、これによって、少なくとも1つの発光手段及びその電流供給線路の端部はこの少なくとも1つの発光手段の調整及び取り付けにおいて開放されたままである。従って、ランプベースを基準にした少なくとも1つの発光手段の調整は有利にはこの少なくとも1つの発光手段のその電流供給線路への取り付けの間に直ぐに実施される。これによって上記の引用された従来技術による比較的面倒な5軸調整が不必要となる。とりわけランプベース部分によって定められる少なくとも1つの発光手段のための基準面がこのランプの全製造プロセスの間保持されつづける。よって、この基準面は光学系、例えばヘッドライトにおける少なくとも1つの発光手段の精確な配向のためにも使用できる。この少なくとも1つの発光手段とは、グローランプの場合には白熱フィラメントであり、さらに、ガス放電ランプの場合にはランプの電極であり、これらの電極の間でランプ動作中にガス放電が形成される。
本発明の電気ランプは少なくとも1つの発光手段を有し、この少なくとも1つの発光手段はランプ容器に囲まれており、このランプ容器にはランプ容器封止部が設けられており、このランプ容器封止部を貫いて少なくとも1つの発光手段のための電流供給線路が通されている。本発明によれば、ランプ容器とランプ容器封止部とは別個のランプ構成部分として形成されており、これらのランプ容器とランプ容器封止部とは接合手段によって統合されている。ランプ容器とランプ容器封止部とのこの分離によって少なくとも1つの発光手段のその電流供給線路における簡単な調整及び取り付けが可能になる。というのも、電流供給線路の端部及びこの少なくとも1つの発光手段はこの調整及び取り付けの間にはランプ容器によって包まれておらず、何にも覆われずに開放されているからである。
ランプ容器封止部は有利にはピンチ封止部として形成され、このピンチ封止部は有利には石英ガラスへの金属フォイル埋め込みか又は硬質ガラスへの金属ワイヤ埋め込みかのいずれかを含み、石英ガラスに埋め込まれる金属フォイル乃至は硬質ガラスに埋め込まれる金属ワイヤは電流供給線路の構成部分である。
次に本発明を有利な実施例に基づいて詳しく説明する。
図1〜図7は自動車ヘッドライトのためのハロゲングローランプの製造に基づく本発明の製造方法を示している。図1にはハロゲングローランプの電流供給線路1、2の構造が図示されている。ハロゲングローランプの電流供給線路1、2はU字状モリブデンワイヤ10、2つのモリブデンフォイル11、12及び2つの更に別の異なる長さの直線モリブデンワイヤ13、14から構成される。U字状モリブデンワイヤ10の両端部はそれぞれ2つのモリブデンフォイル11乃至は12のうちの一方に溶接されている。それぞれ金属ワイヤ13、14の端部は2つのモリブデンフォイル11乃至は12のうちの一方に溶接されている。2つの直線金属ワイヤ13、14はランプ容器の中に延在する電流供給線路1乃至は2の内部部分を形成し、他方でU字状金属ワイヤ10の2つの脚部はランプ容器の外側に延在する電流供給線路1乃至は2の外部部分を形成する。U字状モリブデンワイヤ10の2つのU脚部10a、10bの間の接続領域はランプのベースの前で分離される、すなわち、屈曲した接続領域は切断工具によって除去される。図1に示された2つの電流供給線路1、2から成るフレームは石英ガラス管に挿入され、この結果、2つの直線モリブデンワイヤ13、14の自由端部は石英ガラス管の一方の端部から外に突き出し、U字状モリブデンワイヤは石英ガラス管のもう一方の端部から突き出す。石英ガラス管はモリブデンフォイル11、12の領域においてその軟化温度まで加熱され、ピンチジョー(pinch jaws)によってこのやわらかくなった石英ガラスがモリブデンフォイル11、12に押しつけられ、この結果、ボリブデンフォイル11、12の石英ガラスへの気密な溶着が得られる。こうして製造された図2に示されたガラス・金属複合部材3はランプ容器封止部として使用される。モリブデンフォイル11、12はガラス・金属複合部材3の封止領域30に気密に埋め込まれている。2つのモリブデンワイヤ13、14はガラス・金属複合部材3の管状アタッチメント31から外へ突き出ている。U字状モリブデンワイヤ10が封止領域30から外に突き出す。電流供給線路1、2から成るフレームがガラス・金属複合部材3の石英ガラスによって完全に固定されており、十分な機械的安定性を有するので、このU字状モリブデンワイヤ10は上述の通り今や分離される。図2に示されたガラス・金属複合部材3の封止領域30は次いでハロゲングローランプの予め製造されたランプベース4に挿入され、クランピングフィット(clamping fit)によって固定される(図3)。ランプベース4は共通平面に存在する3つの基準タブ41を有し、これらの基準タブ41はランプ軸A−Aに対して垂直に延在しており、ランプベース4の周囲に沿って等間隔で配置されている。これらの基準タブ41は白熱フィラメント5の調整のための基準面を定めている。白熱フィラメント5の調整及び取り付けのために、次いでモリブデンワイヤ13、14の自由端部は、白熱フィラメント5がこのフィラメント5の端部とモリブデンワイヤ13、14の端部との溶接の後で軸方向に配向されるように形成される。白熱フィラメント5とモリブデンワイヤ13、14の端部との溶接の際には、白熱フィラメントの位置が基準タブ41を基準にして所定のトレランス内で調整される(図4)。図5に示されている予め製造されたランプ容器6は円柱状に形成され、第1の開いた端部と第2の端部とを有し、この第2の端部から排気管61が突き出ている。ランプ容器6の製造のためには、ガラス・金属複合部材3を製造するために使用された石英ガラス管と同じ内径及び外径を有する石英ガラス管が使用された。白熱フィラメント5の取り付けの後で、図5に示されている予め製造された円柱状かつフード状のランプ容器6が白熱フィラメント5及びこのフィラメント5の上に電流供給線路にかぶせられ、この結果、ランプ容器6の第1の開いた端部がガラス・金属複合部材3の管状アタッチメント31に載置される。ガラス・金属複合部材3の管状アタッチメント31と同じ内径及び外径を有する予め製造されたランプ容器6の第1の開いた端部はレーザによってガラス・金属複合部材3の管状アタッチメント31に溶着される。この溶着において、ランプ容器6と管状アタッチメント31との接合領域においてリング状にランプ容器6を取り囲むビード(bead)62が形成される(図6)。まだ開いている排気管61を介してランプ容器6の内部空間が真空状態にされ、希ガス又は希ガス混合物、例えばクリプトン又は/及びキセノン及びハロゲン添加物によって充填される。次いで、排気管61がランプ容器6の近くで封止され、カットされる(図7)。U字状モリブデンワイヤ10の分離後のU脚部のランプベース4の電気的接点との溶接は通常のやり方で実施される。
図8には概略的に第1の代替実施形態であるガラス・金属複合部材3’が概略的に図示されており、このガラス・金属複合部材3’は図2に示されたガラス・金属複合部材3の代わりにランプ容器6のランプ容器封止部として使用される。図8に示されたガラス・金属複合部材3’は図2に示されたガラス・金属複合部材3とは単に管状アタッチメント31’が円錐状に広がっていることによって異なっている。他のあらゆる特徴的構成において、ガラス・金属複合部材3’はガラス・金属複合部材3と一致している。よって、図2及び図8において同じ構成部材には同じ参照符号が使用された。ガラス・金属複合部材3’の製造のためには、ランプ容器6よりも小さい内径及び外径を有する石英ガラス管が使用される。従って、管状アタッチメント31’とランプ容器6との溶着を可能にするためには、管状アタッチメント31’が溶着の前に円錐状に広げられる。このガラス・金属複合部材3’はガラス・金属複合部材3に比べて次のような利点を有する。すなわち、接合箇所、つまりビード62が図2に示されたガラス・金属複合部材3を使用する場合よりも封止領域30’の近くに、よってランプベース4の近くにならびに白熱フィラメント5までより大きな間隔をもって設けられている。これによってビード62における光散乱は低減される。ビード62における光散乱はビード62の光吸収コーティングによって又はランプベース4の内部にビード62を隠すことによって防止することもできる。ランプバルブがランプベース4の反対側のドームに光吸収コーティングを有するような例えば車両ヘッドランプのようなランプにおいては、ビード62はランプバルブのドームの領域に設けられ、この結果、ビード62は光吸収コーティングによってカバーされる。この場合、フード状のランプ容器6は排気管61が設けられたドームだけから成り、管状アタッチメント31は白熱フィラメント5を取り囲み、ほぼランプバルブの円柱部分全体を形成する。
図9は第2の代替実施形態であるガラス・金属複合部材9を示し、このガラス・金属複合部材9は図示されたガラス・金属複合部材3の代わりにランプ容器封止部として使用可能である。このガラス・金属複合部材9は2つのモリブデンワイヤ91、92から成り、これらの2つのモリブデンワイヤ91、92は硬質ガラス、例えばアルミノケイ酸ガラス又はホウケイ酸ガラスに気密に埋め込まれており、この結果、各モリブデンワイヤ91、92の両端部は硬質ガラスから突き出ている。このガラス・金属複合部材9を製造するためには、2つのモリブデンワイヤ91、92に硬質ガラス管を貫通させ、ピンチジョーを用いてやわらかくなった硬質ガラスをモリブデンワイヤ91、92に押しつけるために、この硬質ガラスが封止領域93においてその軟化温度まで加熱される。ガラスを冷却すれば、モリブデンワイヤ91、92が気密に封止領域93に埋め込まれている。ガラス・金属複合部材9は端部において円錐状に広がった管状のアタッチメント94を有し、このアタッチメント94はランプ容器6との溶着のために設けられている。このガラス・金属複合部材9は、ランプ容器封止部がランプ動作中に比較的小さい熱負荷にさらされるようなランプに適している。動作中に熱的に高い負荷にさらされるランプ容器封止部を有するランプの場合は、図2又は図8に図示された石英ガラスから成るガラス・金属複合部材3、3’が使用される。ランプ容器封止部3、3’及び9はそれぞれ石英ガラスから成るランプ容器6とも硬質ガラスから成るランプ容器とも溶着されうる。ランプ容器6及びランプ容器封止部として使用されるガラス・金属複合部材3、3’、9のためのガラスの選択は、ランプ動作中のランプ容器及びランプ容器封止部の熱負荷に依存する。
本発明は上記の詳述された実施例には限定されず、例えば他のタイプのランプ、例えば放電ランプにも適用されうる。さらに、ランプ容器の製造ステップが例えばグローブボックスの内部で保護ガス雰囲気において実施される場合には、ランプ容器の真空化及びランプ容器への充填成分の封入の際には排気管を使用しなくてもよい。
1、2 電流供給線路
10 U字状モリブデンワイヤ
10a、10b U脚部
11、12 ボリブデンフォイル
13、14 直線モリブデンワイヤ
3、3’ ガラス・金属複合部材(ランプ容器封止部)
30 封止領域
31、31’ 管状アタッチメント
4 ランプベース
41 基準タブ
5 白熱フィラメント
6 ランプ容器
61 排気管
62 ビード
9 ガラス・金属複合部材
91、92 モリブデンワイヤ
93 封止領域
94 管状アタッチメント
10 U字状モリブデンワイヤ
10a、10b U脚部
11、12 ボリブデンフォイル
13、14 直線モリブデンワイヤ
3、3’ ガラス・金属複合部材(ランプ容器封止部)
30 封止領域
31、31’ 管状アタッチメント
4 ランプベース
41 基準タブ
5 白熱フィラメント
6 ランプ容器
61 排気管
62 ビード
9 ガラス・金属複合部材
91、92 モリブデンワイヤ
93 封止領域
94 管状アタッチメント
Claims (15)
- 電気ランプの製造のための方法であって、該電気ランプは少なくとも1つの発光手段(5)、該少なくとも1つの発光手段(5)に対する電流供給線路(1、2)及びランプ容器封止部(3)が設けられたランプ容器(6)を有する、電気ランプの製造のための方法において、
この製造方法の間に、ランプ容器封止部として使用される予め製造されたガラス・金属複合部材(3)が設けられ、該ガラス・金属複合部材(3)から前記少なくとも1つの発光手段(5)に対する前記電流供給線路(1、2)が突き出しており、第1の方法ステップの間に前記少なくとも1つの発光手段(5)がその電流供給線路(1、2)に接続され、前記第1の方法ステップに後置された第2の方法ステップの間に、前記ランプ容器(6)が前記少なくとも1つの発光手段(5)の上にかぶせられ、前記ガラス・金属複合部材(3)に接合されることを特徴とする、電気ランプの製造のための方法。 - ランプ容器(6)はガラス・金属複合部材(3)に溶着されることを特徴とする、請求項1記載の方法。
- 溶着はレーザを用いて実施されることを特徴とする、請求項2記載の方法。
- ガラス管を貫いて金属製の電流供給線路が通され、次いで前記ガラス管の一部分が加熱によってやわらかくされ、前記電流供給線路がやわらかくなったガラスのピンチング(pinching)によってこのガラスの中に埋め込まれることによって、ガラス・金属複合部材(3)は前記ガラス管から製造されることを特徴とする、請求項1記載の方法。
- ガラス・金属複合部材(3)とランプ容器(6)との間の少なくとも接合領域は機械的張力の低減のために熱処理されることを特徴とする、請求項1〜3のうちの1つ又は複数に記載の方法。
- ガラス・金属複合部材(3)の製造の際に、該ガラス・金属複合部材(3)の一方の端部には管状のアタッチメント(31)が設けられ、該管状のアタッチメント(31)はランプ容器(6)との接合のために設けられることを特徴とする、請求項1〜4のうちの1つ又は複数に記載された方法。
- 管状のアタッチメント(31’)はランプ容器(6)との接合のために円錐状に広げられることを特徴とする、請求項6記載された方法。
- 第1の方法ステップの前に、ランプの少なくとも1つの発光手段(5)の調整のための基準として使用されるランプベース部分(41)がガラス・金属複合部材(3)に取り付けられ、この第1の方法ステップの間に前記少なくとも1つの発光手段(5)が前記ランプベース部分(41)を基準にして配向されることを特徴とする、請求項1〜7のうちの1つ又は複数に記載された方法。
- 少なくとも1つの発光手段(5)を有する電気ランプであって、前記少なくとも1つの発光手段(5)はランプ容器(6)によって囲まれており、該ランプ容器(6)にはランプ容器封止部(3)が設けられており、該ランプ容器封止部(3)を貫いて前記少なくとも1つの発光手段(5)のための電流供給線路(1、2)が通されている、少なくとも1つの発光手段(5)を有する電気ランプにおいて、
前記ランプ容器(6)及び前記ランプ容器封止部(3)は別個の構成部分として形成されており、前記ランプ容器(6)及び前記ランプ容器封止部(3)は接合手段によって統合されていることを特徴とする、少なくとも1つの発光手段(5)を有する電気ランプ。 - ランプ容器封止部(3)は管状のアタッチメント(31)を有し、該管状のアタッチメント(31)は接合手段によってランプ容器(6)に統合されていることを特徴とする、請求項9記載の電気ランプ。
- 接合手段は溶着接合であることを特徴とする、請求項9又は10記載の電気ランプ。
- ランプ容器封止部(3)はピンチ封止部として形成されていることを特徴とする、請求項9記載の電気ランプ。
- ランプ容器封止部(3)は石英ガラスへの金属フォイル埋め込み部(30)を含み、石英ガラスに埋め込まれる金属フォイル(11、12)は電流供給線路(1、2)の構成部分であることを特徴とする、請求項12記載の電気ランプ。
- ランプ容器封止部(3)は硬質ガラスへの金属ワイヤ埋め込み部(93)を含み、硬質ガラスに埋め込まれる金属ワイヤ(91、92)は電流供給線路の構成部分であることを特徴とする、請求項12記載の電気ランプ。
- ピンチ封止部(3)はランプベースに固定されていることを特徴とする、請求項12記載の電気ランプ。
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