JP2005158406A - 磁性体近接センサ - Google Patents

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Chikayuki Furuhashi
知加志 古橋
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Abstract

【課題】磁性体を感知するとOFF回路となるノーマルクローズタイプの近接センサを提供すると共に、小さく簡単な構造で低コストでの製造も可能な磁性体近接センサのを提供を目的とする。
【解決手段】片面2極着磁した永久磁石1の着磁面1Aを磁性体検出面とし、非着磁面1Bにリードスイッチを配設する。非着磁面1Bとリードスイッチとの間にヨーク2を介し、非着磁面1Bにリードスイッチが感応する磁界を発生せしめる。永久磁石1に等方性フェライト磁石(主にバリウムフェライト)を使用する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、磁性体を検知するとOFF回路になる磁性体近接センサに係り、例えば、ピストン検出用センサの他、扉や蓋の開閉検出用センサとして使用するのに好適な磁性体近接センサに関する。
従来この種の磁性体近接センサには、高周波形近接センサや静電容量式近接センサが使用されている。
高周波近接センサは、検出コイルに高周波磁界を発生させ、その発信回路が発信状態か発信停止状態かを判別することにより、磁性体の有無を検出するものであった。
静電容量式近接センサは、センサの磁界の中に存在する検出体との静電誘導による分極現象を応用し、分極の大きさがキャパシタンスの変化となり、そのキャパシタンスの変化を発信状態か発信停止状態であることを判別するものである。
また、リードスイッチ方式では、特許文献1に記載された磁気近接スイッチがある。このスイッチは、片面2極着磁した構造のマグネット部材を使用するもので、着磁面である片面が検出対象である磁性体に当接し得るように配設し、マグネット部材の非着磁面である他面側にリードスイッチを配設した磁気近接スイッチである。このスイッチによると、磁性体の非接近時において、リードスイッチを動作させるだけの磁界がマグネット部材の非着磁面に作用しないので、リードスイッチがOFF回路となっている。一方、検出対象である磁性体が接近してくると、マグネット部材からの磁界が次第に強くなり、所定の距離まで接近するとリードスイッチが感応してON回路になるセンサである。
特開平7−220594号公報
従来の高周波形近接センサや静電容量式近接センサは、次のような課題がある。すなわち、いずれの近接センサにも駆動には発信回路が必要になる。その為、数多くの電子部品や電子回路を組込む必要があり、製造コストが高くなる不都合がある。また、電気ノイズに対して誤作動し易いといった欠点もある。
一方、特許文献1のリードスイッチ方式では、センサを簡単な構造にする為に、片面2極着磁したマグネット部材を使用している。ところが、片面2極着磁した磁石の特性によると、着磁した一方の面に強い磁界が形成され、他方の面には弱い磁力が打ち消し合って磁界は形成されない状態になる。そこで、特許文献1の如く、磁界が形成されない面に沿ってリードスイッチを配設すると、リードスイッチは感応しない状態におかれる為、常にOFF回路になっている。そこで、磁性体が着磁面側に接近すると、リードスイッチを配設した側に磁界が生じ、リードスイッチがON回路となるものである。このように、片面2極着磁した磁石を用いる特許文献1では、磁性体を感知するとON回路となる近接センサ(ノーマルオープンタイプ)に限られるので、例えば、磁性体を感知するとOFF回路となる近接センサ(ノーマルクローズタイプ)のように、信号線の断線時の異常を検出したいというフェールセーフのニーズに応えることができなかった。
そこで本発明は、上述の課題を解消すべく創出されたもので、磁性体を感知するとOFF回路となるノーマルクローズタイプの近接センサを提供すると共に、小さく簡単な構造で低コストの製造も可能な磁性体近接センサの提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本発明の第1の手段は、片面2極着磁した永久磁石1の着磁面1Aを磁性体検出面とし、非着磁面1Bにリードスイッチ3を配設した磁性体近接センサにおいて、非着磁面1Bとリードスイッチ3との間にヨーク2を介し、非着磁面1Bにリードスイッチ3が感応する磁界を発生せしめることにある。
第2の手段において、前記永久磁石1は等方性フェライト磁石(主にバリウムフェライト)を使用する。
第3の手段において、リードスイッチ3に替えて、ホール素子4を使用することにある。
本発明近接センサによると、片面2極着磁された永久磁石1の非着磁面1Bにヨーク2を配することで、通常では弱い磁界が打ち消し合って磁場が発生しない非着磁面1Bに磁界が生じるものになる。この磁界にリードスイッチが感応することで、ノーマルクローズタイプの近接センサが実現するものである。
本発明の請求項1により、片面2極着磁した永久磁石1の非着磁面1Bにヨーク2を設置し、リードスイッチ3が感応する磁界を発生させることで、磁性体Pを感知するとOFF回路となるノーマルクローズタイプの近接センサを提供することに成功した。また、リードスイッチ3を使用できるので、本発明近接センサの構成が極めてシンプルな構成になり、低コストでの製造が可能になる。
更に、請求項2により、永久磁石1にバリウムフェライト等の等方性フェライト磁石を使用することで、着磁面1Aと非着磁面1Bとの磁力の発生比率が著しく異なる状態になる為、特に、非着磁面1Bに配置したリードスイッチ3が確実に感応する磁界を発生させることができる。
また、請求項3により、リードスイッチ3に替えてホール素子4を選択使用することも可能になり、本発明近接センサの汎用性を高める効果がある。
本発明近接センサによると、片面2極着磁したバリウムフェライト等の等方性フェライト磁石の着磁面1Aを磁性体検出面とし、非着磁面1Bにリードスイッチ3を配設する。非着磁面1Bとリードスイッチ3との間にヨーク2を介し、非着磁面1Bにリードスイッチ3が感応する磁界を発生せしめるものである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。本発明の主要構成は、片面2極着磁された永久磁石1と、この永久磁石1の非着磁面1Bに配置されるヨーク2とリードスイッチ3とで構成される。
永久磁石が一般的な両面着磁の場合、この磁束は、図1に示す如く、永久磁石の両面でN極からS極へと磁力線が発生している。ところが、本発明で使用する片面2極着磁の永久磁石1は、図2に示す如く、一方の着磁面1Aに強い磁界が発生しているが、他方の非着磁面1Bでは、弱い磁力線が互いに打ち消し合って磁界を形成していない状態になる。
そこで、図3に示す如く、非着磁面1Bにヨーク2を配置すると、弱い磁力線に方向性が生じ、弱いながら磁界が発生する。更にこの状態で、永久磁石1の着磁面1Aに磁性体Pを近付けると、図4に示す如く、非着磁面1Bに生じている磁界を打ち消す新たな磁力線が発生し、非着磁面1Bの磁界が消滅するものである。
表1は、図3及び図4に示す状態の非着磁面1Bにおける磁束密度の変化を示している。すなわち、同表中、「磁性体なし」の変化は、図3の状態を示している。このとき、P1に示す磁束密度は、約+1.5mTの値を示し、リードスイッチ3が感応する状態になっている。一方、「磁性体接近」の変化は、図4の状態を示している。このとき、P2に示す磁束密度は、ほぼ0mTの値を示し、磁力線が打ち消し合って磁界がなくなっている。
Figure 2005158406
本発明近接センサの原理は、図3に示すように磁界に感応するリードスイッチ3を非着磁面1Bに配置して、リードスイッチ3をON回路に保持しておき、着磁面1Aに磁性体Pが近付くと、図4に示すように磁界が消滅すると同時に、リードスイッチ3がOFF回路に切り替わる原理を利用したものである。
永久磁石1は、特に永久磁石1にバリウムフェライト等の等方性フェライト磁石を使用することで、着磁面1Aに非着磁面1Bの10倍程度の磁束密度が得られるものになる。したがって、非着磁面1Bにヨーク2を設置したときの非着磁面1Bの磁界が強くなり、リードスイッチ3が確実に感応するもになる。
ヨーク2は磁性片であり、永久磁石1の非着磁面1Bがわ長手中央に設置する。このヨーク2は、例えば長さ20mm、幅10mm、厚み5mmの永久磁石1に対して、5mm角で厚さ0.35mmの金属片を使用する。但しヨーク2のサイズや形状、材質はこの例に限られるものではなく、永久磁石1の形状寸法や磁束密度およびセンサの感度等に伴って任意に変更することができる。
図5に示す概念図では、リードスイッチ3を用いた状態を示している。すなわち、長ブロック状を成した永久磁石1において、非着磁面1Bの長手中央にヨーク2を設け、このヨーク2がリードスイッチ3の長手中央に位置するように配置している。このリードスイッチ3では、長手方向に沿って検出エリアがあり、非着磁面1Bにおける磁力の総和として回路がON、OFFとなる。
非着磁面1Bに磁性体Pが接近していない場合のリードスイッチ3は、表1に示す「−9mm」及び「+9mm」の位置の同相ベクトルがリードスイッチ3をON回路にしている。そこへ、磁性体Pを接近させると、両側「+−9mm」の位置の同相ベクトルと「0mm」付近では著しい磁束変化が発生し、逆方向の磁界がリードスイッチ3内で打ち消しあってOFF回路に切り替わることになる。そこで、非着磁面1Bにヨーク2を設置することで、磁力のピークを内側に寄せることが可能になり、特に大きな永久磁石1に小型のリードスイッチ3を設置して使用する際に、このヨーク2で磁気調整を容易に行うことができる。
また、このリードスイッチ3に替え、ホール素子4を使用することも可能である(図6参照)。図示のホール素子4は、ホール素子4の検知面4Aが長ブロック状を成した永久磁石1の磁力線に略直交するように配している。ホール素子4では、非着磁面1B上の、あるポイントの磁力変化があればセンサとして確実に作動させることができる。尚、図中符号4Bはセンサ出力で、符号4Cは電源を示している。また、リードスイッチ3に替る磁電変換素子としては、この外、MR素子やMI素子などの使用が可能である。
図7及び図8は、リードスイッチ3を使用した近接センサの実施例を示している。永久磁石1は、プラスチック製のケース10に収納固定されており、ケース10の開口部がわに位置する非着磁面1Bにヨーク2を接合し、このヨーク2の上にリードスイッチ3を装着している。更に、ケース10の長手一端部からケース10の内部に一対の電極5を挿入し、リードスイッチ3の長手両端部に各電極5の端部を配したものである。また、図示していないが、ケース10の内部空間にポリウレタン樹脂を充填し、各設置物を固定して使用することで、安定した使用が可能になる。
本発明近接センサの使用例として、例えば、油圧シリンダーの鉄製ピストンをシリンダー外部から検出したり、あるいは蓋やドア開閉のセンサとして使用することができる。この場合、図8に示す如く、ケース10から延長された取付片13の取付孔11を利用してシリンダーの外部や、容器の開口部等に固定する。そして、検出面12にピストンや蓋、あるいは扉などの磁性体P、あるいはこれらに装着された磁性体Pが近付くとリードスイッチ3がON回路からOFF回路に変化するものである。このように作動することにより、信号線の断線時の異常を検出するフェールセーフのニーズにも応えることができる。
尚、本発明は前記実施例に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内における種々の設計変更は自由に行えるものである。
一般の永久磁石における磁界の磁力線を示す概略図である。 本発明の永久磁石における磁界の磁力線を示す概略図である。 本発明における永久磁石にヨークを設置したときの磁界の磁力線を示す概略図である。 本発明に磁性体を近付けたときの磁界の磁力線を示す概略図である。 本発明の一実施例を示す概略斜視図である。 本発明の他の実施例を示す概略斜視図である。 本発明の一実施例を示す斜視図である。 本発明の装着状態を示す斜視図である。
符号の説明
P 磁性体
1 永久磁石 1A 着磁面
1B 非着磁面
2 ヨーク
3 リードスイッチ
4 ホール素子 4A 検知面
4B センサ出力
4C 電源
5 電極
10 ケース
11 取付孔
12 検出面
13 取付片

Claims (3)

  1. 片面2極着磁した永久磁石の着磁面を磁性体検出面とし、非着磁面にリードスイッチを配設した磁性体近接センサにおいて、非着磁面とリードスイッチとの間にヨークを介し、非着磁面にリードスイッチが感応する磁界を発生せしめることを特徴とする磁性体近接センサ。
  2. 前記永久磁石は等方性フェライト磁石(主にバリウムフェライト)を使用した請求項1記載の磁性体近接センサ。
  3. 前記リードスイッチに替えて、ホール素子を使用した請求項1記載の磁性体近接センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017008614A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 首都高速道路株式会社 落下検知センサーを備えた保持状態検知装置

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