JP2005158157A - コンテンツ作成装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ作成プログラム、コンテンツ再生プログラム、コンテンツ作成プログラムを記録した記録媒体、およびコンテンツ再生プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

コンテンツ作成装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ作成プログラム、コンテンツ再生プログラム、コンテンツ作成プログラムを記録した記録媒体、およびコンテンツ再生プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 好適なサイズのコンテンツデータの作成および再生を行なうことのできるコンテンツ作成装置を提供する。
【解決手段】 コンテンツ作成装置において時系列的に連続した複数のシーンで構成されるコンテンツの作成を行なう際、編集対象のシーンに図形を追加した場合に(S101)、かかるシーンの再生に要するメモリ量がコンテンツ再生装置のメモリを超えると(S105でYES)、その旨を通知する(S107)。さらに、該シーンに含まれる図形を削除対象として選択すると、その図形を削除した場合のメモリ量が提示され(S109)、メモリ量を適切するように図形の削除を行なうことができる。
【選択図】 図6

Description

この発明はコンテンツ作成装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ作成プログラム、コンテンツ再生プログラム、コンテンツ作成プログラムを記録した記録媒体、およびコンテンツ再生プログラムを記録した記録媒体に関し、特に、好適なサイズのコンテンツデータの作成および再生を行なうことのできるコンテンツ作成装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ作成プログラム、コンテンツ再生プログラム、コンテンツ作成プログラムを記録した記録媒体、およびコンテンツ再生プログラムを記録した記録媒体に関する。
特許文献1にも開示されているように、従来より、パーソナルコンピュータ上のオーサリングツールでコンテンツデータを作成し、作成したデータをパーソナルコンピュータや携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)などの様々な端末で再生させることが行なわれている。また、近年では、パーソナルコンピュータ上だけでなく、携帯電話やPDA上でコンテンツを作成したり、複数のテンプレートからコンテンツを合成したりして、1つのコンテンツを作成することが行なわれている。
本発明におけるコンテンツとは、動画、静止画、音声、音楽、およびドキュメントのようなマルティメディアコンテンツのうち、コンテンツ再生装置で再生する際に、固定量の再生用メモリで再生することができず、コンテンツのファイルサイズが大きくなるにつれて、再生に必要なメモリ量が大きくなるコンテンツ再生装置で再生されるコンテンツである。
このような従来のコンテンツ作成装置で作成される一般的なコンテンツデータのデータ構造の具体例を図38に示す。図38を参照して、従来のコンテンツ作成装置で作成されるコンテンツデータは、コンテンツデータのサイズや著作権情報や誤り検出・訂正符号などを含むヘッダ部T1と、再生するコンテンツの図形データ本体の集合であるボディ部T2から構成される。
ボディ部は通常前方から後方に順に再生され、分岐やジャンプや繰返しや往復を意味する命令があった場合は、再生の時間順が入替わることもあるが、そのような命令がない場合には時間順に表示される。図38に示されるコンテンツデータは、具体的には、時間0において図形0〜図形2の表示が開始し、時間1において図形3,4の表示が開始し、時間2において図形5の表示が開始するデータ構造を表わしているものとする。また、ここでの図では明示していないが、各々の図形は表示持続時間を持っており、ある一定の時間が過ぎると表示が終了する。
特開平8−123815号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているような従来の技術でコンテンツを作成すると、コンテンツ再生装置で利用できる最大のメモリ量を超えるコンテンツが作成される場合もあり、コンテンツ再生装置によっては、作成されたコンテンツが再生できたりできなかったりするという問題があった。
具体的には、再生用メモリの豊富なパーソナルコンピュータでは再生できるが、再生用メモリの少ない携帯電話などのコンテンツ再生端末では再生用のメモリ量が不足するために、コンテンツが再生できない場合もあるという問題があった。
そのため、コンテンツ作成者やコンテンツ提供者などがコンテンツ配信サービスを行なうときには、実際にコンテンツ再生装置で再生させてみるまで当該コンテンツがそのコンテンツ再生装置において再生できるかできないかが分からない場合もあり、不便であるという問題が生じていた。また、コンテンツの受信者も、コンテンツ再生装置によって再生できたりできなかったりすることで、コンテンツ自体のデータが破壊されているために再生ができないのか、再生装置の再生用メモリの不足によって再生ができないのかが区別できないという問題も生じていた。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、コンテンツ再生装置において再生可能なコンテンツが提供でき、かかるコンテンツを再生できるコンテンツ作成装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ作成プログラム、コンテンツ再生プログラム、コンテンツ作成プログラムを記録した記録媒体、およびコンテンツ再生プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、コンテンツ作成装置は、時系列的に区切られた複数のシーンから構成されるコンテンツを作成するコンテンツ作成装置であって、コンテンツに含まれる編集対象である第1のシーンに対して、オブジェクトを追加するオブジェクト追加手段と、オブジェクトが追加された第1のシーンの再生に必要なメモリ量を算出する第1の算出手段と、算出されたメモリ量がしきい値を超える場合に、その旨を通知する第1の通知手段と、第1のシーンに含まれるオブジェクトの中から削除対象とするオブジェクトを選択する選択手段と、選択されたオブジェクトを削除する削除手段と、選択手段における削除対象とするオブジェクトの選択処理と、削除手段における選択されたオブジェクトの削除処理とを、選択されたオブジェクトが削除された第1のシーンの再生に必要なメモリ量がしきい値以内になるまで繰返す制御手段とを備える。
さらに、コンテンツ作成装置は、削除手段における選択されたオブジェクトの削除処理に先立って、選択されたオブジェクトが削除されたときの第1のシーンの再生に必要なメモリ量を通知する第2の通知手段をさらに備えることが好ましい。
本発明の他の局面に従うと、コンテンツ作成装置は、時系列的に区切られた複数のシーンから構成されるコンテンツを作成するコンテンツ作成装置であって、コンテンツに含まれる編集対象である第1のシーンに対して、オブジェクトを追加するオブジェクト追加手段と、オブジェクトが追加された第1のシーンの再生に必要なメモリ量を算出する第1の算出手段と、算出されたメモリ量がしきい値を超える場合に、第1のシーンに含まれる各オブジェクトの再生時間に基づいて、第1のシーンから区切りを検出する検出手段と、区切りで第1のシーンを第1のシーンと第2のシーンとに分割する分割手段と、検出手段における区切りの検出処理と、分割手段における分割処理とを、分割された第1のシーンと第2のシーンとの再生に必要なメモリ量がしきい値以内になるまで繰返す制御手段とを備える。
さらに、コンテンツ作成装置は、検出手段において第1のシーンから検出された区切りを選択可能に提示する提示手段と、提示された区切りの中から分割手段で分割する区切りを選択する選択手段とをさらに備えることが好ましい。
また、上述のしきい値は、コンテンツ再生装置の再生用メモリのメモリ量に基づいて定められる値であることが好ましい。
また、コンテンツ作成装置は、編集された第1のシーンを保存するシーン保存手段と、第1のシーンを含むコンテンツ全体をファイルとして保存するファイル保存手段と、複数のシーン間の任意の位置に、指定されたシーンを挿入するシーン挿入手段と、複数のシーンのうちの指定されたシーンを削除するシーン削除手段との少なくとも1つをさらに備えることが好ましい。
本発明のさらに他の局面に従うと、コンテンツ再生装置は、時系列的に区切られた複数のシーンから構成されるコンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、記憶部上のコンテンツデータに含まれる第1のシーンの先頭開始アドレスと、第1のシーンの次に再生すべき第2のシーンへのリンク情報とを含むシーンテーブルを作成するシーンテーブル作成手段と、第1のシーンを実行用メモリ上で再生する第1の再生手段と、作成されたシーンテーブルにしたがって、第2のシーンの開始アドレスを取得する第1の取得手段と、第1のシーンの再生終了後、シーンテーブルを参照して実行用メモリ上から第1のシーンを削除して、同じ実行用メモリ上で第2のシーンを再生する第2の再生手段とを備える。
また、第1のシーン中には、その時点の再生中に再生シーンをジャンプさせる命令が含まれ、コンテンツ再生装置は、命令にしたがって、ジャンプ先のシーンの先頭開始アドレスを取得する第2の取得手段と、ジャンプ先のシーンを再生する第3の再生手段とをさらに備えることが好ましい。
本発明のさらに他の局面に従うと、コンテンツ作成プログラムは、時系列的に区切られた複数のシーンから構成されるコンテンツの作成処理をコンピュータに実行させるコンテンツ作成プログラムであって、コンテンツに含まれる編集対象である第1のシーンに対して、オブジェクトを追加するオブジェクト追加ステップと、オブジェクトが追加された第1のシーンの再生に必要なメモリ量を算出する第1の算出ステップと、算出されたメモリ量がしきい値を超える場合に、その旨を通知する第1の通知ステップと、第1のシーンに含まれるオブジェクトの中から削除対象とするオブジェクトを選択する選択ステップと、選択されたオブジェクトを削除する削除ステップと、選択ステップと削除ステップとを、選択されたオブジェクトが削除された第1のシーンの再生に必要なメモリ量がしきい値以内になるまで繰返す制御ステップとを実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、コンテンツ作成プログラムは、時系列的に区切られた複数のシーンから構成されるコンテンツの作成処理をコンピュータに実行させるコンテンツ作成プログラムであって、コンテンツに含まれる編集対象である第1のシーンに対して、オブジェクトを追加するオブジェクト追加ステップと、オブジェクトが追加された第1のシーンの再生に必要なメモリ量を算出する第1の算出ステップと、算出されたメモリ量がしきい値を超える場合に、第1のシーンに含まれる各オブジェクトの再生時間に基づいて、第1のシーンから区切りを検出する検出ステップと、区切りで第1のシーンを第1のシーンと第2のシーンとに分割する分割ステップと、検出ステップと分割ステップとを、分割された第1のシーンと第2のシーンとの再生に必要なメモリ量がしきい値以内になるまで繰返す制御ステップとを実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、コンテンツ再生プログラムは、時系列的に区切られた複数のシーンから構成されるコンテンツの再生処理をコンピュータに実行させるコンテンツ再生プログラムであって、コンテンツに含まれる第1のシーンの先頭開始アドレスと、第1のシーンの次に再生すべき第2のシーンへのリンク情報とを含むシーンテーブルを作成するシーンテーブル作成ステップと、第1のシーンを実行用メモリ上で再生する第1の再生ステップと、作成されたシーンテーブルにしたがって、第2のシーンの開始アドレスを取得する第1の取得ステップと、第1のシーンの再生終了後、シーンテーブルを参照して、実行用メモリ上から第1のシーンを削除して、同じ実行用メモリ上で第2のシーンを再生する第2の再生ステップとを実行させる。
本発明のさらに他の局面に従うと、記録媒体はコンピュータ読取可能な記録媒体であって、上述のコンテンツ作成プログラムを記録する。
本発明のさらに他の局面に従うと、記録媒体はコンピュータ読取可能な記録媒体であって、上述のコンテンツ再生プログラムを記録する。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
[第1の実施の形態]
図1は、本実施の形態にかかるコンテンツデータ配信システムの構成の具体例を示す図である。図1を参照して、本実施の形態にかかるコンテンツデータ配信システムは、複数のコンテンツデータ作成・再生装置を含み、それらはネットワーク3を介して通信を行なう。
コンテンツデータ作成・再生装置としては、パーソナルコンピュータ(以下、PCと略する)である固定端末や、携帯電話のような移動端末などが該当する。より具体的には、図1においては、PC1a,1b(これらを代表させてPC1と称する)と、携帯電話2a〜2c(これらを代表させて携帯電話2と称する)とがコンテンツデータ作成・再生装置として示されており、それらがネットワーク3を介してコンテンツデータのやり取りを行なうものとする。
なお、コンテンツデータをやり取りする方法としては、上述のネットワーク3を介した方法の他に、フレキシブルディスク等の磁気メディア、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等の光メディアなどの記録媒体でやり取りする方法であってもよい。
図2に、本実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置であるPC1の機能構成をブロック図で示す。
図2を参照して、本実施の形態にかかるPC1は、CPU(Central Processing Unit)などの中央演算装置から構成される制御部11を含み、制御部11がPC1を構成する各部分に対して制御信号を出力してPC1全体を制御する。また、PC1は、ネットワーク3を介して外部装置との間でコンテンツデータの入出力を行なう通信部12と、キーボード18などと接続されてユーザからの指示入力を受付ける操作部131、およびディスプレイ19などと接続されてコンテンツの表示を行なう表示部132を含む入出力部13と、ハードディスクやROM(Read Only Memory)などから構成されてコンテンツデータや制御部11で実行されるプログラムなどを記憶する記憶部14と、RAM(Random Access Memory)などで構成されて制御部11でプログラムを実行してコンテンツデータを再生する際の再生領域となる実行用メモリ15と、RAMなどで構成されてコンテンツデータに含まれる画像を予め展開する際に用いられる画像展開用バッファ領域となる画像用メモリ16と、表示部132で再生コンテンツを表示するための表示情報を保持する領域であるVRAM(Video Random Access Memory)17とを含んで構成される。なお、上述のキーボード18およびディスプレイ19は、PC1に接続される外部装置ではなく、PC1に内蔵される装置であってもよい。
さらに、図3に、本実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置である携帯電話2の機能構成をブロック図で示す。
図3を参照して、本実施の形態にかかる携帯電話2は、PC1と同様に、CPUなどの中央演算装置から構成される制御部21を含み、制御部21が携帯電話2を構成する各部分に対して制御信号を出力して携帯電話2全体を制御する。また、携帯電話2は、ネットワーク3を介して外部装置との間でコンテンツデータの入出力を行なう通信部22と、ユーザからの指示入力を受付ける操作ボタンなどの操作部231、コンテンツの表示を行なう液晶ディスプレイなどの表示部232、マイクなどから構成される音声入力部233、スピーカなどから構成される音声出力部234、およびカメラなどから構成される画像入力部235を含む入出力部23と、フラッシュメモリやROMなどから構成されてコンテンツデータや制御部21で実行されるプログラムなどを記憶する記憶部24と、RAMなどで構成されて制御部21でプログラムを実行してコンテンツデータを再生する際の再生領域となる実行用メモリ25と、RAMなどで構成されてコンテンツデータに含まれる画像を予め展開する際に用いられる画像展開用バッファ領域となる画像用メモリ26と、表示部232で再生コンテンツを表示するための表示情報を保持する領域であるVRAM27とを含んで構成される。
なお、上述の図2および図3にしめされたPC1および携帯電話2の機能構成は、一般的なPCおよび携帯電話の機能構成であって、本発明はこれらの機能構成に限定されない。
かかるコンテンツデータ作成・再生装置であるPC1においてコンテンツデータを再生する際、制御部11が、記憶部14に記憶される再生用のプログラムを読出して実行する。そして、該プログラムにしたがって、記憶部14に記憶されているコンテンツデータから所定のシーンを読出して実行用メモリ15上で展開する。その際、該シーンに画像データが含まれる場合には、該画像データを画像用メモリ16上にて展開しておく。コンテンツデータに含まれるシーンについては、後にコンテンツデータのデータ構造を説明する際に詳細に述べる。そして、制御部11は、該シーンを実行用メモリ15および画像用メモリ16に展開して得られる表示情報をVRAM17に保持し、保持した表示情報を表示部132に渡すことでディスプレイ19上でのコンテンツの再生表示を実現する。コンテンツデータ作成・再生装置である携帯電話2でコンテンツデータを再生する際も同様の流れである。
次に、図4を用いて、本実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置において取扱われるコンテンツデータのデータ構造について説明する。図4は、本実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置において取扱われるコンテンツデータのデータ構造の具体例を示す図である。
図4を参照して、本実施の形態にかかるコンテンツデータは、時系列的に区切られた複数のシーンから構成されるコンテンツデータであって、ヘッダ部とボディ部とを含むシーンが連続した構成である。図4においては、ヘッダ部とボディ部とからなるシーンが3つ連続して1つのファイルを構成したコンテンツデータが示されている。ヘッダ部には、1つのファイルである当該コンテンツデータを特定する情報(ファイル識別情報、ファイル名等)や、当該シーンを特定する情報(シーン識別情報、シーン名等)や、当該シーンの属性を表わす情報(シーンのサイズ情報、著作権情報、誤り検出・訂正情報等)が含まれる。また、ボディ部には、再生するコンテンツに含まれるオブジェクトである図形データ本体が含まれる。
コンテンツデータのデータ構造をシーンごとにヘッダ部をもつ構造とすることで、シーンごとに著作件管理などを行なうことが可能である。
なお、コンテンツデータのデータ構造を、各シーンのヘッダ部をシーン1よりも前方に集めた、図5に示されるような順序のデータ構造にしてもよい。コンテンツデータのデータ構造をこのようなデータ構造にすると、ファイル全体の情報をファイルの先頭のヘッダ部を参照するだけで効率的に取得できる。また、全シーンのヘッダ部に共通の情報が含まれる場合は、図5に示されるようなデータ構造とするときにシーン2以降のヘッダ部に含まれる共通の情報を省略することで、コンテンツデータのファイルサイズを削減することができる。
次に、図6のフローチャートを用いて、本実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置であるPC1において、コンテンツデータを作成する処理について説明する。図6のフローチャートに示される処理は、PC1の制御部11が記憶部14に記憶されるプログラムを読出して実行し、図2に示される各部を制御することで実現される。なお、かかる処理を携帯電話2で実行するときも同様である。
図6を参照して、始めに、表示部132においてコンテンツの編集を行なうための編集画面が表示され、該編集画面上にて、操作部131において指示入力された図形を所定のコンテンツデータに追加する処理が実行される(S101)。その際、制御部11は、該図形が追加されたコンテンツデータの再生処理に要するメモリを算出し(S103)、算出されたメモリが予め設定されている最大値以内であるかを確認する(S105)。
その結果、該図形が追加されたコンテンツデータの再生処理に要するメモリが最大値以内であることが確認された場合には(S105でNO)、処理をステップS101に戻し、該コンテンツデータにさらに図形を追加する処理を続行する。
一方、該図形が追加されたコンテンツデータの再生処理に要するメモリが最大値を超えることが確認された場合には(S105でYES)、ユーザにその旨を通知するための処理を行なう(S107)。そして、操作部131において該コンテンツデータの中から削除すべき図形の選択を受付けて、該図形を削除したコンテンツデータの再生処理に要するメモリを算出してその値を提示する(S109)。その後、操作部131において該図形を削除する指示を受付けて、該コンテンツデータからその図形を削除する処理を行なう(S111)。
さらに、ステップS109で算出されたその状態のコンテンツデータの再生処理に要するメモリが、最大値以内であるかを確認し(S113)、最大値を超えることが確認された場合には(S113でYES)、処理をステップS107へ戻し、上述のステップS107〜S111の処理を繰返す。そして、ステップS109で算出されたその状態のコンテンツデータの再生処理に要するメモリが、最大値以内であることが確認されると(S113でNO)、コンテンツデータの作成処理を終了する。
さらに、上述の各処理について、より具体的な説明を行なう。
図7は、上述のステップS101で表示部132において表示されるコンテンツデータ作成処理のためのGUI(Graphical User Interface)画面の具体例を示す図である。このような画像編集ソフトの業界標準として有名なものに、Adobe社のPhotoShop(R)やIllustrator(R)や、Macromedia社のFlash(R)などがあり、様々な描画を行なうための機能などが搭載されている。なお、図7では、本発明の特徴にかかわる構成だけを抽出したGUI画面の具体例を示している。
図7を参照して、GUI画面には、編集画面U1と、タブU2と、ボタンU3〜U6と、表示領域U7とが含まれる。
編集画面U1は、該画面上に図形を置いたり、着色したりして、コンテンツデータを作成する際の編集状態を表示する画面である。
タブU2は、編集中のシーンを選択するためのタブである。所定の番号タブU2をクリックすると、編集画面U1が対応するシーンを編集するための画面に切替わる。
ボタンU3は、現在編集画面U1において編集中のシーンの保存を行なうUIのボタンである。なお、ボタンU3を押したときの保存処理については、後にフローチャートを挙げて説明する。
ボタンU4は、コンテンツデータであるファイル全体の保存を行なうUIのボタンである。なお、ボタンU4を押したときの保存処理についても、後にフローチャートを挙げて説明する。
ボタンU5は、シーンの挿入を行なうUIのボタンである。なお、ボタンU5を押した時の挿入処理についても、後にフローチャートを挙げて説明する。
ボタンU6は、シーンの削除を行なうUIのボタンである。なお、ボタンU6を押したときの削除処理についても、後にフローチャートを挙げて説明する。
表示領域U7に表示される数値は、コンテンツデータ作成・再生装置が現在編集中のシーンの再生に必要とするメモリ量を、しきい値を100としたときの割合を表わす数値である。表示領域U7に表示される数値が100%以下なら、かかるシーンはコンテンツデータ作成・再生装置で再生可能であることが示されている。なお、このしきい値は、該シーンを再生するために必要な再生用メモリ量を、コンテンツデータ作成・再生装置に搭載されているプラットフォーム上で割当てられている再生用メモリの最小値で割った割合の値である。具体的には、コンテンツデータ作成・再生装置で再生用メモリが100KB割当てられており、編集中のシーンが80KBの再生用メモリを要求する場合、図7に示されるように、表示領域U7には80/100%と表示される。
各シーンの再生に必要な再生用メモリは、各シーンに含まれるオブジェクト(図形)を表示させるのに必要な再生用メモリに基づいて決定される。すなわち、図8に示されるような、各図形を1つ画面に表示させるのに必要な再生用メモリに基づいて決定される。図8は、各図形を1つ画面に表示させるのに必要な再生用メモリを示す図であって、具体的には、図形「丸」を表示させるのには20KBの再生用メモリが必要であり、図形「ハート」を表示させるのには25KBの再生用メモリが必要であり、図形「笑顔」を表示させるのには35KBの再生用メモリが必要であり、図形「稲妻」を表示させるのには45KBの再生用メモリが必要であることを示している。
図7に示されるGUI画面の編集画面U1で、図8に示される3種類の図形「丸」、「ハート」、および「笑顔」を含むシーンが編集中のシーンとして表示されている場合、上述のステップS103では、該シーンを再生するのに必要な再生用メモリとして、図8に示される該3種類の図形が再生に要求する再生用メモリを合計して、80KBを算出する。図7においては、表示領域U7にかかる再生用メモリが表示されている。
図7に示されるGUI画面において上述のステップS101の処理を行なって編集中のシーンに4つ目の図形として図8に示される図形「稲妻」を追加したとする。そのときのGUI画面の具体例を図9に示す。この場合、図8に示されたように該図形は45KBの再生用メモリを消費するので、ステップS103では、合計125KBの再生用メモリが必要であると算出する。図9においても、表示領域U7にかかる再生用メモリが表示されている。
図9に示される場合、上述のステップS105では、かかる編集中のシーンが再生のために要求する再生用メモリが、コンテンツデータ作成・再生装置で割当てられている再生用メモリの最大値(100KB)を超えていると判断される。それは、図9の表示領域U7に表示されている割合を表わす数値が100以上となっていることに示されている。その場合、ステップS107〜S109では、図10〜図13に示されるような警告GUIが表示部132において表示される。図10〜図13に示される警告GUIは、図9の編集画面U1に編集中のシーンとして表示されているシーンの中のいずれかの図形を選択状態にすることによって、ステップS109で算出される、そのシーンから該図形を削除したかかるシーンを再生するのに必要な再生用メモリをユーザに通知するGUIである。編集用のシーンの中から図形を選択する方法としては、マウス(不図示)などのポインティングデバイスで、編集画面U1上の図形を選択するといった方法が考えられる。
具体的には、図10に示される警告GUIは、ステップS109において図9に示される編集用シーンの中から図形「丸」が削除対象として選択された場合に表示されるGUIの具体例であって、ステップS111で図形「丸」が削除された場合であっても該シーンの再生に要求される再生用メモリは105KBであることを示している。この場合、ステップS113では、図形「丸」を削除したとしても該シーンの再生に要求される再生用メモリは100KBを超えた状態のままであることが判断されて、ステップS111で図形「丸」が削除されてもステップS107でこの警告GUIが表示された警告状態が続く。
図11〜図13に示される警告GUIは、ステップS109において図9に示される編集用シーンの中から図形「ハート」、「笑顔」、または「稲妻」が削除対象として選択された場合に表示されるGUIの具体例であって、ステップS111で図形「ハート」、「笑顔」、または「稲妻」が削除された場合、該シーンの再生に要求される再生用メモリは100KB、90KB、または80KBであることを示している。この場合、ステップS113では、図形「ハート」、「笑顔」、または「稲妻」を削除すると該コンテンツデータ作成・再生装置において再生可能な実行用メモリとなることが判断され、この警告GUIは消える。
上述のステップS107〜S113においてこのような警告GUIを表示することにより、コンテンツデータ作成・再生装置でも再生可能なコンテンツデータを作成可能とする。いうまでもなく、このようなGUIをコンテンツデータ作成処理中に常に表示させて、選択中の図形を減らした場合に再生可能か否かを常にユーザに提示してもよい。
なお、当該コンテンツデータ作成・再生装置であるPC1の記憶部14に、当該PC1の再生用メモリの最小値のみならず、他のコンテンツデータ作成・再生装置の再生用メモリの最小値が記憶されていて、上述のステップS107〜S113においてかかる他のコンテンツデータ作成・再生装置の再生用メモリの最小値を用いることがより好ましい。他のコンテンツデータ作成・再生装置の再生用メモリの最小値は予め記憶部14に記憶されているものであってもよいし、通信部12によりネットワーク3を介して他のコンテンツデータ作成・再生装置より取得されるものであってもよい。このようにすることで、他のコンテンツデータ作成・再生装置において再生可能なコンテンツデータを作成することができる。さらに、他のすべてのコンテンツデータ作成・再生装置の再生用メモリの最小値を上述のステップS107〜S113において用いることで、すべてのコンテンツデータ作成・再生装置において再生可能なコンテンツデータを作成することができる。
なお、図7に示されるGUI画面において、ボタンU3〜U6が押されたときの各々の処理について以下にフローチャートを用いて説明する。
図14は、ボタンU3が押されたときのシーン保存処理を示すフローチャートである。
図14を参照して、始めに、ボタンU3が押されると、制御部11において、編集用プログラムのうちの該当する処理を行なうためのプログラムがオーサリングツールの「編集中のシーンの保存」機能を実現するために実行される(S201)。
そして、該プログラムにしたがって、現在編集中のシーンに該当するデータが実行用メモリ15に記憶されるかかる編集中のコンテンツデータ全体の中から切出され、新たに、記憶部14の所定領域に保存される(S203)。
図15にこのときのデータの流れを具体的に示す。図15を参照して、記憶部14の所定の領域であって、コンテンツデータ編集用のオーサリングツールのメモリV1上に、現在編集中のコンテンツデータとしてシーン1からシーン3までのすべてのデータが格納されているものとする。その場合、ボタンU3が押されたときにシーン1が実行用メモリ15上において編集中であったら、上述のステップS203において、その編集中のシーン1のみをコンテンツデータから切出して、記憶部14の所定の領域に該当する磁気ディスクV2上にファイルとして保存する。その際、保存するシーンの再生にある一定のしきい値以上の再生用メモリを必要とする場合、ユーザに警告を与えるか、または、かかるシーンの保存を実行しないことが好ましい。なお、ある一定のしきい値とは、再生対象とするコンテンツデータ作成・再生装置でロード用に確保されているメモリ量の最低値を指す。
次に、図16は、ボタンU4が押されたときのファイル保存処理を示すフローチャートである。
図16を参照して、始めに、ボタンU4が押されると、制御部11において、編集用プログラムのうちの該当する処理を行なうためのプログラムがオーサリングツールの「ファイル全体の保存」機能を実現するために実行される(S301)。
そして、該プログラムにしたがって、現在実行用メモリ15上で編集中のコンテンツデータに含まれる各シーンのデータを連続して1つのファイルが生成され、新たに、記憶部14の所定領域に保存される(S303)。
図17にこのときのデータの流れを具体的に示す。図17を参照して、「ファイル全体の保存」機能を実現する際には、コンテンツデータ編集用のオーサリングツールのメモリV1上に格納されている、編集中のコンテンツデータのすべてのデータが、記憶部14の所定の領域に該当する磁気ディスクV2にファイルとして保存される。その際、該コンテンツデータに含まれるシーンのうち1つでも、再生にある一定のしきい値以上の再生用メモリを必要とする場合、ユーザに警告を与えるか、または、かかるシーンの保存を実行しないことが好ましい。
次に、図18は、ボタンU5が押されたときのシーン挿入処理を示すフローチャートである。
図18を参照して、始めに、ボタンU5が押されると、制御部11において、編集用プログラムのうちの該当する処理を行なうためのプログラムがオーサリングツールの「シーンの挿入」機能を実現するために実行される(S401)。
次に、マウス(不図示)などのポインティングデバイスでシーンを挿入させる場所の指定と、挿入するシーンの選択とを受付ける(S403)。
最後に、編集中のコンテンツデータのステップS403で受付けた場所の後に位置するシーンを後方にスライドさせて、ステップS403で指定されたシーンを該当する位置に挿入する(S405)。
図19および図20にこのときのデータの流れを具体的に示す。図19(A)に示されるように、実行用メモリ15上のコンテンツデータ編集用のオーサリングツールのメモリV3上に、シーン1およびシーン2から構成された編集中のコンテンツデータが格納されているものとする。この場合、上述のステップS403において、図19(B)に示されるように、記憶部14の所定の領域に該当する磁気ディスクV4上に存在するシーンデータファイルを挿入するシーンとして選択して、シーン1とシーン2との間の位置を挿入させる場所として指定してボタンU5を押すと、図20に示されるように、ステップS405において、シーン2のデータがスライドされ、新しく挿入されたシーンがシーン2となる。また、挿入前までシーン2であったシーンは、新たにシーン3となる。
次に、図21は、ボタンU6が押されたときのシーン削除処理を示すフローチャートである。
図21を参照して、始めに、ボタンU6が押されると、制御部11において、編集用プログラムのうちの該当する処理を行なうためのプログラムがオーサリングツールの「シーンの削除」機能を実現するために実行される(S501)。
そして、マウス(不図示)などのポインティングデバイスで削除するシーンの選択を受付けて、該プログラムにしたがって、現在編集中のコンテンツデータから該当するシーンを削除し、そのシーンの後に位置する(次の)シーンを前方にスライドさせて、前のシーンと接続する(S503)。
図22および図23にこのときのデータの流れを具体的に示す。図22(A)に示されるように、実行用メモリ15上のコンテンツデータ編集用のオーサリングツールのメモリ上に、シーン1からシーン3で構成された編集中のコンテンツデータが格納されているものとする。この場合、上述のステップS503において、シーン2を削除するシーンとして指定してボタンU6を押すと、図22(B)に示されるようにシーン2が削除されて、図23に示されるように、挿入前までシーン3であったシーンはスライドされシーン1と接続されて、新たにシーン2となる。
このように作成されたコンテンツデータを再生する際のGUI画面の具体例を図24に示す。このようなGUIは、たとえば、Microsoft社のOS(Operating System)であるWindows(R)上なら、Media Player(R)アプリケーションにあたるソフトウェアを実行した際に表示される。図24を参照して、GUI画面には再生中のコンテンツデータの内容が表示される再生画面W1と、選択中のコンテンツデータを先頭から再生させる指示を行なうための再生ボタンW2とが含まれる。
次に、図25のフローチャートを用いて、本実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置であるPC1において、コンテンツデータを再生する処理について説明する。図25のフローチャートに示される処理もまた、PC1の制御部11が記憶部14に記憶されるプログラムを読出して実行し、図2に示される各部を制御することで実現される。なお、かかる処理を携帯電話2で実行するときも同様である。
図25を参照して、始めに、制御部11において、操作部131で受付けた再生すべきコンテンツデータを記憶部14から抽出してその全体を調べ、実行用メモリ15上にシーンテーブルリストを作成する(S601)。ステップS601で作成されるシーンテーブルのリストの具体例を図26に示す。図26を参照して、シーンテーブルのリストには、シーン1から順に、再生すべきコンテンツデータのシーンの、記憶部14上のファイルデータの先頭開始アドレスと該シーンのサイズと次のシーンであるリンク先とが格納され、リンク構造となっている。かかるリストでは、リンク先がNULLになることにより、該シーンが終端であることを意味する。
次に、制御部11は、再生すべきシーンの番号である内部変数sを1に初期化し(S603)、続いて、先頭のシーンを実行用メモリ15へロードする(S605)。そして、制御部11は、コンテンツデータの先頭のシーンから再生を行なう(S607)。
ステップS607では、先頭のシーンの再生が終了すると、現在再生中のシーンの情報を再生用メモリ15から削除してシーンテーブルのリストのリンク先から、リンク先のシーンの開始アドレスを取得する(S609)。ステップS609で取得されたリンク先がNULLでない場合には(S611でNO)、次に再生すべきシーンが存在する。そのため、内部変数sをインクリメントして(S613)、処理をステップS605に戻す。つまり、ステップS609で取得されたリンク先の記載にしたがって次のシーンを再生用メモリ15上にロードし(S605)、次のシーンの再生を開始する(S607)。
上述のステップS605〜S613を、リンク先がNULLになるまで(S611でYES)、つまり、終端のシーンに達するまで繰返し、コンテンツデータの再生処理を終了する。
かかるコンテンツデータの再生処理において実行用メモリ15にロードされる各シーンは、上述のコンテンツデータ作成処理で作成されたものであるため、再生に要する実行用メモリはPC1において予め設定されている最大値以内、つまりPC1で割当てられている再生用メモリの最大値以内である。そのため、各シーンはコンテンツデータ作成・再生装置であるPC1において実行用メモリ15にロード可能である。
本実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置において上述のコンテンツ作成処理が行なわれることで、コンテンツ再生端末の再生可能な実行用メモリ以内のコンテンツデータを提供することが可能になる。そのため、コンテンツ作成者やコンテンツ提供者は、コンテンツ再生端末における再生能力を意識することなく、コンテンツを作成することができる。
[第2の実施の形態]
上述の第1の実施の形態においては、コンテンツデータ作成・再生装置であるPC1で1つのシーンの再生が終了すると、図26に示されるシーンテーブルのリストのリンク先の記載にしたがって必ず次のシーンを再生するものとしたが、第2の実施の形態として、異なるコンテンツデータの再生方法について説明する。
第2の実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置は、第1の実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置と同様のPC1または携帯電話2であるものとし、その機能構成についての説明はここでは繰返さない。
第2の実施の形態においては、かかるコンテンツデータ作成・再生装置であるPC1でコンテンツデータ作成処理を行なう際、シーンの再生順を制御する命令をシーンを構成するボディ部に埋込む。これは、ステップS101でシーンに任意の図形を追加する処理と同様にして行なうことができる。
シーンの再生順を制御する命令の具体例を図27に示す。図27を参照して、命令は、命令識別子と命令データとから構成される。そして、図28に示されるように、このような命令T5〜T7は、ボディ部T4中に埋込まれる。
より具体的には、命令識別子Aである命令は、命令データに現在再生中のシーンとジャンプ先のシーンとのオフセットの値をもつ。コンテンツデータ再生時にこの命令識別子に遭遇すると、PC1においては、たとえば、現在再生中のシーンの番号が3で、このオフセットの値が+2である場合、図26に示されるシーンテーブルのリストを参照して、記憶部14上のジャンプ先のシーンの先頭開始アドレスを取得し、シーン5の再生を開始する。また、このオフセットの値が−2のときは、同様にシーン1を再生する。
また、命令識別子Bである命令は、命令データにジャンプ先のシーンの識別子の名前をもつ。コンテンツデータ再生時にこの命令識別子に遭遇すると、PC1は、図26には示されていないシーンテーブルのリストに含まれる各シーンの識別子の記載を参照してその識別子のシーンを検索し、ジャンプ先のシーンの開始アドレスを取得してそれを再生する。
また、命令識別子Cである命令は、命令データに、コンテンツ開始時の時間を0としてときのジャンプすべき絶対的な時間をもつ。コンテンツデータ再生時にこの命令識別子に遭遇すると、PC1は、図26には示されていないシーンテーブルのリストに含まれる各シーンの再生時間の記載を参照してかかる時間に該当するシーンを検索し、ジャンプ先のシーンの開始アドレスを取得してそれを再生する。
なお、コンテンツデータに埋込まれる命令は上述の命令に限定されず、たとえば、命令識別子Aである命令と同じように指定された値分ジャンプしたあと、そのシーンの開始時間を設定できる命令、などであってもよい。
図29を用いて、第2の実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置であるPC1においてかかるコンテンツデータの再生処理について説明する。図29のフローチャートに示される処理は、第1の実施の形態で図25に示されたコンテンツデータの再生処理において、ステップS607でコンテンツデータの再生中に上述のような命令に遭遇した場合に割込み処理として実行される。
図29を参照して、該処理が開始されると、始めに、制御部11は、命令データに基づいて再生すべき次のシーン番号sを決定する(S701)。さらに、制御部11は、ステップS701で取得したシーン番号sと図26に示されるシーンテーブルとから、ジャンプ先の情報として記憶部14に記憶される該当するシーンの開始アドレスとサイズとを取得する(S703)。そして、ステップS703で取得したジャンプ先にあるかかるシーンのデータを実行メモリ15上にロードして(S705)、そのロードされた新しいシーンの再生を開始する(S707)。
上述のように、第2の実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置であるPC1でかかるコンテンツデータを再生する際には、コンテンツデータに埋込まれた命令に遭遇すると、埋込まれた命令にしたがって次に再生すべきシーンを変化させることができる。つまり、本実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置は、再生中にこのような命令に遭遇すると、命令データを解析し、シーンの再生順を制御することを特徴とする。これにより、分岐するコンテンツの共通部分を共有化したり、複雑なストーリ展開を持ったコンテンツを作成したりすることができる。
[第3の実施の形態]
上述の第1の実施の形態においては、コンテンツデータ作成・再生装置であるPC1でコンテンツデータを作成する際、シーンの再生に必要な実行メモリが確保されない場合に、その旨を通知して該シーンに含まれる図形の削除を促すものとしたが、第3の実施の形態として、コンテンツデータの作成方法においてかかる場合に行なわれる他の処理である分割処理について説明する。
第3の実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置は、第1の実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置と同様のPC1または携帯電話2であるものとし、その機能構成についての説明はここでは繰返さない。
図30のフローチャートを用いて、第3の実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置であるPC1におけるコンテンツデータの分割処理について説明する。図30のフローチャートに示される処理は、第1の実施の形態で図6に示されたコンテンツデータの作成処理において、ステップS105で、編集中のシーンの再生処理に要するメモリが最大値を超えることが確認された場合に(S105でYES)、ステップS107〜S113に替えて実行される処理である。
図30を参照して、はじめに、制御部11において分割したいシーンを先頭から検索し、表示時間の区切りdを検出する(S801)。シーンにおいては、この時間の区切りdを単位として図形の情報が保持されているものとする。
図31および図32に、そのようなシーンの構成および表示タイムテーブルの具体例を示す。図31はシーンに含まれるボディ部の構成の具体例を示す図であり、時間ごとに図形の情報と該図形が表示されている持続時間とを表わす情報が含まれている。また、図32は、図形ごとの表示されている持続時間を表わす図である。分割したいシーンが図31および図32に示されるシーンである場合には、ステップS801において、時間0の終わりであって時間1の始まりの区切りが区切りdとして検出される。
次に、制御部11で処理されることで、この区切りd以前に表示される図形が区切りdをまたいで以降に表示されないように、該当する図形の表示時間のデータが変更される(S803)。つまり、区切りd以前に表示される図形について、その表示時間が区切りdをまたぐ長さである場合には、その表示時間を減じて区切りdまでの長さにして、区切りdまでの第1のシーンに含まれる図形とする。
次に、制御部11は、区切りd以降に表示される図形について、区切りdが、区切りd以降の第2のシーンの開始時間である開始時間0となるように、表示時間を調整する(S805)。
次に、区切りd以前に表示される図形が区切りdをまたいで区切りd以降にも継続して出現している場合、該図形の表示時間を調整して区切りd以降の第2のシーンに該図形が追加される(S807)。
上述の処理を行なって元の分割前のシーンから第1のシーンを分割することで再生に要する再生用メモリが元のシーンのそれよりも削減される場合(S809でYES)、区切りdを分割可能な区切りとしてGUIで表示する(S811)。
一方、上述の処理を行なって元の分割前のシーンから第1のシーンを分割しても、再生に要する再生用メモリがしきい値以内とならない場合(S809でNO)、残るシーンに対して上述のステップS801と同様の処理を行なって次の区切りdを検索し(S815)、ステップS803以降の処理を繰返す。そして、すべての分割可能な区切りを検索して(S813でYES)、本分割処理を終了する。
図33にステップS811で表示されるGUI画面の具体例を示す。図33は、現在編集中のコンテンツデータの分割可能な区切りを示すGUI画面の具体例を表わす図である。図7に示されたようなGUI画面を用いてコンテンツデータを編集しているとき、編集中のシーンの再生に要するメモリ量が実行用メモリ15のしきい値をオーバすると、本実施の形態では上述のステップS107においてこのGUIで分割可能な区切りを提示して、シーンの分割を促す。また、かかるGUIにおいてシーンの分割を実行せずに、キャンセルを選択することで、最後のステップS101での図形の追加を無効としてシーンの再生に要するメモリ量をしきい値以下とすることも好ましい。なお、該GUIにおいて選択された区切りでシーンを分割する処理が実行された場合、図7のGUI画面に表示されるタブU2が1つ増加し、シーンが分割されたことが表現される。
上述の図31および図32に表わされたシーンに対して上述の分割処理が実行されて分割されたシーンの構成および表示タイムテーブルの第1の具体例を図34および図35に示す。図34および図35は、図31および図32に表わされた1つのシーンに対して上述の分割処理が実行されたことで、1つのシーンが時間1を区切りとして2つのシーンに分割されたことを示している。
より具体的には、分割前の元のシーンの時間1以前に表示される図形であって、その表示時間が時間1をまたぐ長さである図形1および図形2は、図34(A)および図35(A)に示される第1のシーンに含まれて、その表示時間が時間1までと短縮されている。また、かかる図形は図34(B)および図35(B)に示される第2のシーンにも含まれて、その表示時間が分割前のかかる図形の表示の終端と同様になる長さに各々調整されている。
この結果、分割前のシーンを再生するの要する実行用メモリは、図形0〜図形5の6図形の再生のための実行用メモリであるが、かかる分割が行なわれることで、含まれる図形の数の最も多い第2のシーンを再生する場合であっても、図形1〜図形5の5図形の再生のための実行用メモリとなって、必要な実行用メモリを削減することが可能になる。
図26は、同様に時間2で分割した実施例である。この場合も、分割前は、図形6個分の再生用のメモリが必要であったが、分割後は、最大5つの再生用メモリで十分となる。
また、上述の図31および図32に表わされたシーンに対して上述の分割処理が実行された場合の分割結果の第2の具体例を図36および図37に示す。図36および図37は、図31および図32に表わされた1つのシーンに対して上述の分割処理が実行されたことで、1つのシーンが時間2を区切りとして2つのシーンに分割されたことを示している。
より具体的には、分割前の元のシーンの時間2以前に表示される図形であって、その表示時間が時間2をまたぐ長さである図形2および図形4は、図36(A)および図37(A)に示される第1のシーンに含まれて、その表示時間が時間2までと短縮されている。また、かかる図形は図36(B)および図37(B)に示される第2のシーンにも含まれて、その表示時間が分割前のかかる図形の表示の終端と同様になる長さに各々調整されている。
この結果、分割後のシーンを再生するの要する実行用メモリは、含まれる図形の数の最も多い第1のシーンを再生する場合であっても、図形0〜図形4の5図形の再生のための実行用メモリとなって、必要な実行用メモリを削減することが可能になる。
なお、上述の処理を行なって分割可能な区切りを予めすべて計算し、再生用メモリの削減量が最も大きい区切りで自動的にシーンを分割するようにしてもいいし、削減量の一部をUIで表示して、ユーザに分割する区切りを選択させて分割処理を実行してもよい。図33に示されるGUI画面の具体例は、分割可能な区切りがすべて表示されている具体例を示す図である。
上述のように、第3の実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置であるPC1がかかる処理を行なうことで、自動的にシーンを分割してその結果を複数表示し、その結果に基づいて分割位置の選択を受付けてシーンを分割することができる。その結果、元のシーンの再生に要する実行用メモリのメモリ容量の保証ができなくなった時であっても、適切な分割を行なってかかるシーンの再生を続行することが可能になる。
さらに、第1〜第3の実施の形態にかかるコンテンツデータ作成・再生装置であるPC1で実行されるコンテンツ作成方法およびコンテンツ再生方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
なお、上述の実施の形態においては、コンテンツデータはオブジェクトとして図形データを含むものとして説明したが、図形データに替えて、または図形データと共に、音声やテキストなどその他のデータをオブジェクトとして含んで構成されても同様の処理が行なわれるものとする。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態にかかるコンテンツデータ配信システムの構成の具体例を示す図である。 PC1の機能構成を示すブロック図である。 携帯電話2の機能構成を示すブロック図である。 コンテンツデータのデータ構造の具体例を示す図である。 コンテンツデータのデータ構造の他の具体例を示す図である。 コンテンツデータ作成処理を示すフローチャートである。 コンテンツデータ作成処理のためのGUI画面の具体例を示す図である。 各図形を1つ画面に表示させるのに必要な再生用メモリを示す図である。 シーンの編集中のGUI画面の具体例を示す図である。 警告GUIの具体例を示す図である。 警告GUIの具体例を示す図である。 警告GUIの具体例を示す図である。 警告GUIの具体例を示す図である。 シーン保存処理を示すフローチャートである。 シーン保存処理におけるデータの流れを説明する図である。 ファイル保存処理を示すフローチャートである。 ファイル保存処理におけるデータの流れを説明する図である。 シーン挿入処理を示すフローチャートである。 シーン挿入処理におけるデータの流れを説明する図である。 シーン挿入処理におけるデータの流れを説明する図である。 シーン削除処理を示すフローチャートである。 シーン削除処理におけるデータの流れを説明する図である。 シーン削除処理におけるデータの流れを説明する図である。 コンテンツデータ再生処理のためのGUI画面の具体例を示す図である。 第1の実施の形態におけるコンテンツデータ再生処理を示すフローチャートである。 シーンテーブルのリストの具体例を示す図である。 シーンの再生順を制御する命令の具体例を示す図である。 命令がシーンに埋込まれている状態を説明する図である。 第2の実施の形態におけるコンテンツデータ再生処理を示すフローチャートである。 コンテンツデータ分割処理を示すフローチャートである。 シーンの構成の具体例を示す図である。 シーンの表示タイムテーブルの具体例を示す図である。 現在編集中のコンテンツデータの分割可能な区切りを示すGUI画面の具体例を表わす図である。 分割処理が実行されて分割されたシーンの構成の第1の具体例を示す図である。 分割処理が実行されて分割されたシーンの表示タイムテーブルの第1の具体例を示す図である。 分割処理が実行されて分割されたシーンの構成の第2の具体例を示す図である。 分割処理が実行されて分割されたシーンの表示タイムテーブルの第2の具体例を示す図である。 従来のコンテンツデータのデータ構造の具体例を示す図である。
符号の説明
1 PC、2 携帯電話、11 PCの制御部、12 PCの通信部、13 PCの入出力部、14 PCの記憶部、15 PCの実行用メモリ、16 PCの画像用メモリ、17 PCのVRAM、18 キーボード、19 ディスプレイ、21 携帯電話の制御部、22 携帯電話の通信部、23 携帯電話の入出力部、24 携帯電話の記憶部、25 携帯電話の実行用メモリ、26 携帯電話の画像用メモリ、27 携帯電話のVRAM、131 PCの操作部、132 PCの表示部、231 携帯電話の操作部、232 携帯電話の表示部、233 音声入力部、234 音声出力部、235 画像入力部。

Claims (13)

  1. 時系列的に区切られた複数のシーンから構成されるコンテンツを作成するコンテンツ作成装置であって、
    前記コンテンツに含まれる編集対象である第1のシーンに対して、オブジェクトを追加するオブジェクト追加手段と、
    前記オブジェクトが追加された第1のシーンの再生に必要なメモリ量を算出する第1の算出手段と、
    前記算出されたメモリ量がしきい値を超える場合に、その旨を通知する第1の通知手段と、
    前記第1のシーンに含まれるオブジェクトの中から削除対象とするオブジェクトを選択する選択手段と、
    前記選択されたオブジェクトを削除する削除手段と、
    前記選択手段における削除対象とするオブジェクトの選択処理と、前記削除手段における前記選択されたオブジェクトの削除処理とを、前記選択されたオブジェクトが削除された前記第1のシーンの再生に必要なメモリ量が前記しきい値以内になるまで繰返す制御手段とを備える、コンテンツ作成装置。
  2. 前記削除手段における前記選択されたオブジェクトの削除処理に先立って、前記選択されたオブジェクトが削除されたときの前記第1のシーンの再生に必要なメモリ量を通知する第2の通知手段をさらに備える、請求項1に記載のコンテンツ作成装置。
  3. 時系列的に区切られた複数のシーンから構成されるコンテンツを作成するコンテンツ作成装置であって、
    前記コンテンツに含まれる編集対象である第1のシーンに対して、オブジェクトを追加するオブジェクト追加手段と、
    前記オブジェクトが追加された第1のシーンの再生に必要なメモリ量を算出する第1の算出手段と、
    前記算出されたメモリ量がしきい値を超える場合に、前記第1のシーンに含まれる各オブジェクトの再生時間に基づいて、前記第1のシーンから区切りを検出する検出手段と、
    前記区切りで前記第1のシーンを第1のシーンと第2のシーンとに分割する分割手段と、
    前記検出手段における区切りの検出処理と、前記分割手段における分割処理とを、前記分割された第1のシーンと第2のシーンとの再生に必要なメモリ量が前記しきい値以内になるまで繰返す制御手段とを備える、コンテンツ作成装置。
  4. 前記検出手段において前記第1のシーンから検出された区切りを選択可能に提示する提示手段と、
    前記提示された区切りの中から前記分割手段で分割する区切りを選択する選択手段とをさらに備える、請求項3に記載のコンテンツ作成装置。
  5. 前記しきい値は、コンテンツ再生装置の再生用メモリのメモリ量に基づいて定められる値である、請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ作成装置。
  6. 前記編集された第1のシーンを保存するシーン保存手段と、
    前記第1のシーンを含む前記コンテンツ全体をファイルとして保存するファイル保存手段と、
    前記複数のシーン間の任意の位置に、指定されたシーンを挿入するシーン挿入手段と、
    前記複数のシーンのうちの指定されたシーンを削除するシーン削除手段との少なくとも1つをさらに備える、請求項1〜5のいずれかに記載のコンテンツ作成装置。
  7. 時系列的に区切られた複数のシーンから構成されるコンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、
    前記コンテンツに含まれる第1のシーンの開始アドレスと、前記第1のシーンの次に再生すべき第2のシーンへのリンク情報とを含むシーンテーブルを作成するシーンテーブル作成手段と、
    前記第1のシーンを実行用メモリ上で再生する第1の再生手段と、
    前記作成されたシーンテーブルにしたがって、前記第2のシーンの開始アドレスを取得する第1の取得手段と、
    前記第1のシーンの再生終了後、前記シーンテーブルを参照して、前記実行用メモリ上から前記第1のシーンを削除して、前記実行用メモリ上で前記第2のシーンを再生する第2の再生手段とを備える、コンテンツ再生装置。
  8. 前記第1のシーン中には、その時点の再生中に再生シーンをジャンプさせる命令が含まれ、
    前記命令にしたがって、ジャンプ先のシーンの開始アドレスを取得する第2の取得手段と、
    前記ジャンプ先のシーンを再生する第3の再生手段とをさらに備える、請求項7に記載のコンテンツ再生装置。
  9. 時系列的に区切られた複数のシーンから構成されるコンテンツの作成処理をコンピュータに実行させるコンテンツ作成プログラムであって、
    前記コンテンツに含まれる編集対象である第1のシーンに対して、オブジェクトを追加するオブジェクト追加ステップと、
    前記オブジェクトが追加された第1のシーンの再生に必要なメモリ量を算出する第1の算出ステップと、
    前記算出されたメモリ量がしきい値を超える場合に、その旨を通知する第1の通知ステップと、
    前記第1のシーンに含まれるオブジェクトの中から削除対象とするオブジェクトを選択する選択ステップと、
    前記選択されたオブジェクトを削除する削除ステップと、
    前記選択ステップと前記削除ステップとを、前記選択されたオブジェクトが削除された前記第1のシーンの再生に必要なメモリ量が前記しきい値以内になるまで繰返す制御ステップとを実行させる、コンテンツ作成プログラム。
  10. 時系列的に区切られた複数のシーンから構成されるコンテンツの作成処理をコンピュータに実行させるコンテンツ作成プログラムであって、
    前記コンテンツに含まれる編集対象である第1のシーンに対して、オブジェクトを追加するオブジェクト追加ステップと、
    前記オブジェクトが追加された第1のシーンの再生に必要なメモリ量を算出する第1の算出ステップと、
    前記算出されたメモリ量がしきい値を超える場合に、前記第1のシーンに含まれる各オブジェクトの再生時間に基づいて、前記第1のシーンから区切りを検出する検出ステップと、
    前記区切りで前記第1のシーンを第1のシーンと第2のシーンとに分割する分割ステップと、
    前記検出ステップと前記分割ステップとを、前記分割された第1のシーンと第2のシーンとの再生に必要なメモリ量が前記しきい値以内になるまで繰返す制御ステップとを実行させる、コンテンツ作成プログラム。
  11. 時系列的に区切られた複数のシーンから構成されるコンテンツの再生処理をコンピュータに実行させるコンテンツ再生プログラムであって、
    前記コンテンツに含まれる第1のシーンの開始アドレスと、前記第1のシーンの次に再生すべき第2のシーンへのリンク情報とを含むシーンテーブルを作成するシーンテーブル作成ステップと、
    前記第1のシーンを実行用メモリ上で再生する第1の再生ステップと、
    前記作成されたシーンテーブルにしたがって、前記第2のシーンの開始アドレスを取得する第1の取得ステップと、
    前記第1のシーンの再生終了後、前記シーンテーブルを参照して、前記実行用メモリ上から前記第1のシーンを削除して、前記実行用メモリ上で前記第2のシーンを再生する第2の再生ステップとを実行させる、コンテンツ再生プログラム。
  12. 請求項9または10に記載のコンテンツ作成プログラムを記録した、コンピュータ読取可能な記録媒体。
  13. 請求項11に記載のコンテンツ再生プログラムを記録した、コンピュータ読取可能な記録媒体。
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