JP2005157253A - 光学素子の光軸検出方法、光学ユニットの組み立て方法、光学ユニット、光軸検出装置、光学ユニットの組立装置 - Google Patents

光学素子の光軸検出方法、光学ユニットの組み立て方法、光学ユニット、光軸検出装置、光学ユニットの組立装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 品質に優れた信頼性の高い光学ユニットの組み立て方法を提供する。
【解決手段】複数の光学素子3,4のうちの1つの光学素子4の光軸O4を求め、光学機能面26の外周に光学素子面上での平面形状が円状の屈曲部36を有する少なくとも1つの他の光学素子3に光を照射し、その反射光を撮像素子22で受光して撮像画像24を得て、その撮像画像中の前記屈曲部によって形成された検出円上の複数の座標情報に基づいて当該他の光学素子3の光軸O3を求めて、1つの光学素子4と他の光学素子3を相対的に移動しながら、両光学素子3,4の光軸O3,4を合わせることを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えば複合光学レンズなどの光学ユニットの組み立てに係り、特にデジタルカメラ、カメラ付き携帯電話機などに用いられるのに好適な光学ユニットの組み立てに関するものである。
これまで、民生用の撮像レンズは主に銀塩カメラやデジタルカメラに搭載されていたが、近年ではカメラ付き携帯電話機の出現により、全く新たな市場が創出されつつある。このカメラ付き携帯電話機には当初、CIF(Common Intermediate Format 10万画素),VGA(Video Graphics Array 31万画素)と呼ばれる画素数のものが実用化されていたが、最近ではメガピクセルと呼ばれるSXGA(Super extended Graphics Array 131万画素)の画素数を有するものが実用化されており、画質的にデジタルカメラに匹敵するものが要求されている。
一方、携帯電話機へのカメラの搭載率は現在約20%であり、その搭載率は今後増加するものと予測されている。これに伴い、メガピクセルに対応する高解像度を有する撮像レンズを多量生産する技術が不可欠となる。
なお、光学レンズの保持構造などに関しては、例えば下記のような特許文献を挙げることができる。
特開平11―202177号公報 特開2000−19371号公報 特開2000−39547号公報 特開2003−75700号公報 特開2003−177291号公報
ところで従来のデジタルカメラに代表される撮像レンズは、レンズを1枚ずつ解像度特性、例えばMTF(Modulation Transfer Function)を電気的に捕え、この信号を見ながら、各レンズの調芯を行っていたため、その工程が非常に煩雑で、長時間を要し、作業能率が悪く、コスト高を招くことになる。
また他方、CIF,VGAの画素数を有する撮像レンズは、鏡筒の内径同軸度と適正なレンズ、鏡筒内径間のクリアランスを確保することにより、この鏡筒内にレンズ群を挿入して、レンズどうし間の光軸合わせを行っていた。しかしこの方法では、成形金型の多数個取りや多面数化など、全ての部材において寸法精度を確保することが難しく、前述のSXGAクラスの画素数において所望の解像度を得るには組み立て精度的に問題があり、品質に優れた信頼性の高い光学ユニットを得ることが難しかった。
本発明の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、簡便な方法で品質に優れた信頼性の高い光学ユニットの組み立て方法、光学ユニット、光軸検出装置、光学ユニットの組立装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、複数の例えば光学レンズなどの光学素子を積層して構成する光学ユニットの組み立て方法において、
前記複数の光学素子のうちの1つの光学素子の光軸を求め、
光学機能面の外周に光学素子面上での平面形状が円状の屈曲部を有する少なくとも1つの他の光学素子に光を照射し、その反射光を撮像素子で受光して撮像画像を得て、その撮像画像中の前記屈曲部によって形成された検出円上の複数の座標情報に基づいて当該他の光学素子の光軸を求めて、
前記1つの光学素子と他の光学素子を相対的に移動しながら、両光学素子の光軸を合わせることを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は、光学機能面の外周に平面形状が円状の屈曲部を有する光学素子に光を照射し、その反射光を撮像素子で受光して撮像画像を得て、その撮像画像中の前記屈曲部によって形成された検出円上の複数の座標情報に基づいて当該光学素子の光軸を求めて、
透孔を有する例えば鏡筒(収納部材)やレンズ保持環体などの支持部材の前記透孔に光を照射し、その反射光を撮像素子で受光して撮像画像を得て、その撮像画像中の前記透孔によって形成された検出円上の複数の座標情報に基づいて透孔の中心を求めて、
前記光学素子と支持部材を相対的に移動させて、光学素子の光軸と支持部材の中心とを合わせて光学素子を支持部材に取り付けたことを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第1の手段において、前記複数の光学素子は、その外径が積層順に小径とされ、最下層の光学素子の表面には、光学素子の積層時に露出する基準部が形成されており、
この基準部と最下層の光学素子の光軸との位置関係とこの基準部と最下層の光学素子上に積層される他の光学素子の光軸との位置関係が一致するように、前記最下層の光学素子と他の光学素子とを相対的に移動させて、最下層の光学素子の光軸と他の光学素子の光軸とを合わせることを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は前記第3の手段において、前記基準部は、離れて2箇所以上形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第5の手段は前記第1ないし4の手段において、前記光学素子の光学機能面の外郭屈曲部を利用することを特徴とするものである。
本発明の第6の手段は前記第1ないし5の手段において、前記屈曲部の曲率半径が1.0mm以下であることを特徴とするものである。
本発明の第7の手段は光学ユニットが、前記第1ないし6の手段によって組み立てられたことを特徴とするものである。
本発明の第8の手段は、光学素子の光軸検出装置であって、
光学素子に光を照射する光源と、
光学機能面の外周に平面形状が円状の屈曲部を有する光学素子に、前記光源から出射される光を平行光にして照射するレンズ部材と、
前記光学素子に照射された光の反射光を受光する撮像素子と、
この撮像素子によって得られた前記屈曲部による検出円からその円の中心位置を当該光学素子の光軸位置として求める演算手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の第9の手段は前記第8の手段において、前記光学素子とレンズ部材と撮像素子が同軸上に配置されていることを特徴とするものである。
本発明の第10の手段は、光学ユニットの組立装置であって、
光学素子に光を照射する光源と、
光学機能面の外周に平面形状が円状の屈曲部を有する光学素子に、前記光源から出射される光を平行光にして照射するレンズ部材と、
前記光学素子に照射された光の反射光を受光する撮像素子と、
この撮像素子によって得られた前記屈曲部による検出円からその円の中心座標を当該光学素子の光軸座標として求める演算手段と
この光軸座標を記憶する記憶手段と、
記憶した第1の光学素子の光軸座標と第2の光学素子の光軸座標を合わすように第1の光学素子と第2の光学素子を相対的に移動して両光学素子を積層する積層手段とを備えたことを特徴とするとするものである。
本発明の第11の手段は前記第10の手段において、前記演算手段により、前記第1の光学素子に形成された基準部の座標とその光学素子の光軸座標との位置関係と、前記第2の光学素子の光軸座標と前記第1の光学素子の基準部との位置関係を演算で求め、
前記記憶手段に、前記第1の光学素子の基準部の座標とその光学素子の光軸座標との第1の位置関係情報と、前記第2の光学素子の光軸座標と前記第1の光学素子の基準部の座標との第2の位置関係情報を記憶させ、
記憶した前記第1および第2の位置関係情報に基づいて前記積層手段により第1の光学素子と第2の光学素子を積層することを特徴とするものである。
本発明の第12の手段は前記第10または11の手段において、前記光学素子とレンズ部材と撮像素子が同軸上に配置されていることを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、光学素子の屈曲部を利用して光学的に当該光学素子の光軸中心を求めるから、簡便な方法で品質に優れた信頼性の高い光学素子の光軸検出装置、及び積層された光学素子の光軸の一致精度の良い光学ユニットの組み立て方法、光学ユニット、光学ユニットの組立装置を提供することができる。
次に本発明の実施形態を図とともに説明する。本実施形態はカメラ付き携帯電話機に使用する光学ユニットの例を示しており、図1はその光学ユニットの断面図である。
図1に示すように光学ユニット1は、レンズ状の第1光学素子2と第2光学素子3と第3光学素子4とを積層して一体化した素子積層体5と、その素子積層体5を収納する鏡筒と呼ばれる収納部材6と、収納部材6内に収納した素子積層体5を固定する積層体押さえ部材7とから主に構成されている。
前記光学素子2〜4は非晶質ポリオレフィン系樹脂などの透明な合成樹脂からなり、前記収納部材6ならびに積層体押さえ部材7は、ポリカーボネ−ト系樹脂とガラス繊維とカーボンブラックなどの黒色顔料の混合物からなる。
本実施形態の場合は第1〜3光学素子2〜4は全てプラスチックレンズから成るが、一部をプラスチックレンズ、その他をガラスレンズで構成する場合もあリ、また、一部を光学レンズ、その他を赤外線カットフィルター等の他の光学素子で構成する場合もある。
図2は第1光学素子2の拡大平面図、図3は図2A―A線上の断面図である。第1光学素子2は図3に示すように、一方の面に凸状非球面の第1の光学機能面8をaの範囲で形成し、反対側の面に凹状非球面の第2の光学機能面10をbの範囲で形成している。なお、本明細書で記述する「光学機能面」とは、実際に光学的に機能する面(例えば絞り部材によって絞られた面)だけではなく、それを含めて光学的に機能し得る面全体をいう。
前記光学機能面8,10の外周にフランジ部12が一体に設けられ、図3に示すように光学機能面10の外周とフランジ部12との間に平面形状が環状の突出部13が設けられている。一方、光学機能面8側のフランジ部12の上面には溝状で平面形状が円弧状あるいは長方形の接着剤溜め部14が、光学機能面8を間にして対称位置に形成されている。本実施形態の場合、第1光学素子2の光学機能面8の光軸O1と同軸状に円弧状の接着剤溜め部14を形成している。
図2に示す符号15は第1光学素子2を射出成形する際のゲート部(ゲート部跡)であり、射出成形時に溶融樹脂がこのゲート部15を通って成形金型のキャビティー内に流れ込んで、第1光学素子2が形成される。
前記接着剤溜め部14は、金型内に設けられた突出部(図示せず)によって形成される。この接着剤溜め部14を樹脂の流れに逆らうように、例えば接着剤溜め部14を第1光学素子2の中心部から外周部に向けて長方形に形成すると、成形時に樹脂の流れが乱れて、第1光学素子2の光学特性に悪影響を及ぼす。そのため本実施形態では、金型内の樹脂の流れに沿うように、すなわち図2に示すようにゲート部15のカットを容易にするように形成されるゲートカット部面15aと叉交する方向に延びるように接着剤溜め部14が形成される。
接着剤溜め部14を第1光学素子2の全周にわたって形成することもできるが、そうすれば接着剤溜め部14に注入する接着剤の絶対量が多くなり、接着剤が乾燥固化する際の収縮力が光学素子の光学特性に悪影響を及ぼす心配がある。そのため本実施形態では、図2に示すように第1光学素子2の周方向に沿って少なくとも1個、好ましくは断続的に複数個(例えば2〜5個所程度)で、光学機能面8からできるだけ離れた外周縁に近い位置、すなわちフランジ部12の幅方向の中心線Lよりも径方向外側の位置で、好ましくは光学機能面8を間にして対象位置または(ならびに)周方向に沿って等間隔に接着剤溜め部14が形成されている。
接着剤溜め部14は、フランジ部12の上面に限らず、底面、側面に設けても良く、これらの表面の少なくとも一面にあれば十分である。このような接着剤溜め部の位置の考慮は、後述する第2,3光学素子3,4においても同様である。
図3に示すように、光学機能面8の外周に平面部16が設けられており、その光学機能面8と平面部16の境界になだらかでない明確な屈曲部17が形成され、この屈曲部17は図2に示すように第1の光学機能面8の外部に沿って円状になっている。
図4は、図3に示した光学機能面8と平面部16の境界部付近の要部拡大断面図である。光学機能面8と平面部16との間の屈曲部17の断面上での曲率半径Rは1.0mm以下、好ましくは0.5mm以下、さらに好ましくは0.1mm以下で可能な限り0に近い値である。本実施形態の場合、屈曲部17の曲率半径Rは0.05mmに設定されている。光軸Oを求める他の屈曲部においても、その曲率半径Rは0.05mmに設定されている。
本実施形態では成形された第1光学素子2の光軸O1を、この断面形状がシャープな円状の屈曲部17を利用して求める。図5は同軸落射法によって、光学素子2(3,4)の光軸Oを求める光学的手段の概略構成を示す図である。
同図に示すように光源18から出射された光19はハーフミラー20で反射され、カメラレンズ(レンズ部材)21を通過することにより所定の面積を照射する平行光になって光学素子2(3,4)の平面を照射する。光学素子2(3,4)で反射した光はカメラレンズ21とハーフミラー20を透過し、CCDなどの固体撮像素子22で受光され、受光情報はパーソナルコンピュータ23でデジタル化するためデータ処理され、その結果が光学素子2(3,4)の撮像画像24として表示画面25に表示される。
同図に示すように光学素子2(3,4)とカメラレンズ(レンズ部材)21と固体撮像素子22は、同軸上に配置されている。このようにすれば視差が生じることなく光学素子2の光軸を基準として正確な位置きめが可能となる。
本実施形態において固体撮像素子22は10万〜100万画素の素子で形成されており、この画素数が多いほど前記屈曲部17の輪郭を鮮明に撮像できる。この際画素の細分化処理を行うことにより、より鮮明な輪郭を得ることができる。光源18としては、可視光及び紫外光を使用することができるが、当該光学素子3,4の光学機能面10の波長に対する反射率に応じて可視光、紫外光を使い分けることにより、前記輪郭をよりシャープに撮像することができる。このときは、光源18の分光特性に応じて固体撮像素子22も分光感度の最適なものを選択する。
図6と図7は、その撮像画像の例を示す図である。図6の例は、光学素子における光学機能面8と平面部16の境界に形成されている屈曲部17の曲率半径Rが0.2mmで極めてシャープであるため、屈曲部17(光学機能面8の外部)は外側にはみ出た凹凸が無く、綺麗な円になっている。この屈曲部17(光学機能面8の外部)によって形成される検出円上の例えば3点以上の複数の座標情報、及び部分円弧の曲線式情報に基づいて、パーソナルコンピュータ23で当該光学素子の中心位置、すなわち光軸Oを演算で求め、その光軸Oの座標位置をパーソナルコンピュータ23の記憶部に記憶しておく。
なお、円周上の座標情報に基づいて当該円の中心位置を演算する手法は周知であるので、その説明は省略する。屈曲部17によって形成される検出円は、隣接する2つの部分(この場合は凸状の光学機能面8と平面部16)の光反射率の差異によって生じるものである。例えば透明体の反射率はスネルの法則、フレネルの式によって求めることができる。即ちこの反射率差または反射率変化がより急峻なほど良好な信号対ノイズ特性を得ることができ、シャープな輪郭画像が得られる。なお、図中の符号9は光学素子2のフランジ部12に形成された成形時の突き出しピンの跡である。
一方、図7の例は、光学素子における光学機能面8と平面部16の境界に形成されている屈曲部17が比較的なだらかで明確な境界がないため(曲率半径Rが2.8mm)、画像上、屈曲部17によって形成される検出円の外周にひげ状の凹凸が形成され、シャープな輪郭の円になっておらず、外形がぼやけた状態になっている。このような検出円に基づいて光軸を求めても、正確な中心座標が得られないため、曲率半径Rの小さい境界の明確な屈曲部17を利用して光軸Oを求める必要がある。なお、図6と図7は、光学素子の形状が若干異なっている。
素子積層体5の組み立て方法によっては、光軸Oを求めるときに前述の屈曲部17が利用できない場合がある。そのような場合は図3に示すように、反対側の第2の光学機能面10と突起部13の境界にある屈曲部34を利用して光軸O1を求める。従ってこの屈曲部34も曲率半径Rが前述のように小さく規制されている。
図4では凸状の非球面を有する光学機能面8と平面部16の境界にある屈曲部17を利用する場合について説明したが、図8に示すように断面形状がほぼ三角形に突出した山形(凸部)の屈曲部17、図9に示すように断面形状がほぼ三角形に窪んだV溝形(凹部)の屈曲部17、図10に示すようにほぼ直角の段差部における下側の角部に当る屈曲部17、あるいは図11に示すようにほぼ直角の段差部における上側の角部(エッジ部)に当る屈曲部17などを利用して、光学素子の光軸Oを求めることも可能である。
このように本発明においては、屈曲部17は光学機能面8と連接する(外部)屈曲部でなくても、光学機能面8と近接する屈曲部17であってもよく、「光学機能面の外周」には光学機能面に近接する場合も含まれるものである。
光学素子の面上に形成されている屈曲部17は寸法精度が高く、しかも光学機能面に近いことから、精密に光軸Oを求めることができる。特に光学機能面に隣接した屈曲部を利用すると、光学機能面に最も近いから光軸Oが精度良く求まる。
図12は第2光学素子3の拡大平面図、図13は図12B―B線上の断面図である。第2光学素子3は図13に示すように、一方の面に凹状非球面の第1の光学機能面26をcの範囲で形成し、反対側の面に凸状非球面の第2の光学機能面28をdの範囲で形成している。
前記光学機能面26,28の外周にフランジ部30が設けられ、図13に示すように光学機能面26の外周とフランジ部30の間に環状の段差部31が設けられ、フランジ部30の光学機能面26側の表面には溝状で平面形状が円弧状あるいは長方形の接着剤溜め部32が、光学機能面26を間にして対称位置に形成されている。本実施形態の場合も、第2光学素子3の光学機能面26の光軸O2と同軸状に円弧状の接着剤溜め部32が形成され、その接着剤溜め部32はゲートカット部面35aと叉交する方向に延びている。
光学機能面28側のフランジ部30の表面には、平面形状が環状の突出部33が設けられている。図12に示す符号35は第2光学素子3を射出成形する際のゲート部である。また、64a,64b,64cは後述する吸引装置62の吸引口である。
この第2の光学素子3では図13に示すように、第1の光学機能面26の外周と段差部31の境界にある屈曲部36、あるいは第2の光学機能面28の外周とフランジ部30の境界にある屈曲部37が、第2の光学素子3の光軸O2を求めるのに利用される。
図14は第3光学素子4の拡大平面図、図15は図14C―C線上の断面図である。第3光学素子4は図15に示すように、一方の面に凹状非球面の第1の光学機能面38をeの範囲で形成し、反対側の面に凸状非球面の第2の光学機能面40をfの範囲で形成している。
前記光学機能面38,40の外周にフランジ部41が設けられ、図15に示すように光学機能面38の外周とフランジ部41の間に平面形状が環状の段差部42が設けられている。フランジ部41の光学機能面38側の表面には溝状で平面形状が円弧状あるいは長方形の接着剤溜め部43が、光学機能面38を間にして対称位置に形成されている。本実施形態の場合も、第3光学素子4の光学機能面38の光軸O3と同軸状に円弧状の接着剤溜め部43を形成し、この接着剤溜め部43はゲートカット部面44aと鎖交する方向に延びている。図14に示す符号44は第3光学素子4を射出成形する際のゲート部である。
この第3の光学素子4では図15に示すように、第1の光学機能面38の外周と段差部42の根元部との境界にある屈曲部45、あるいは段差部42の光学機能面38寄りの屈曲部46、または第2の光学機能面40の外周とフランジ部41の境界にある屈曲部47が、第3の光学素子4の光軸O3を求めるのに利用される。
図14に示すようにフランジ部41の光学機能面38側の表面には、1個あるいは周方向に沿って所定の間隔をおいて配置された複数個(本実施形態では2個)のレンズ側基準部48(48a,48b)が設けられている。本実施形態の場合このレンズ側基準部48は、フランジ部41と一体に形成された球面状凸部から構成されている。このレンズ側基準部48は、後述するように第1及び第2の光学素子2及び3を第3光学素子4上に積み重ね、これら光学素子2〜4の光軸O1〜O3を調芯する際に利用される。
図16は収納部材6の断面図、図17は収納部材6の左側面図、図18は収納部材6の右側面図である。なお図16は、図17D―D線上の断面図である。収納部材6は、例えばガラス繊維とカーボンブラックとを所定量混合分散したポリカーボネ−ト樹脂の黒色成形体で構成され、この収納部材6内に入光される光の反射を抑制するようになっている。
図16に示すように、図1に示す素子積層体5を収納する円筒の筒状部49と、その筒状部49の一方の端部に設けられた絞り部50とを有している。図1に示されているように第1光学素子2,第2光学素子3,第3光学素子4は順次径大になっているため、それに対応して筒状部49の内径も絞り部50側から反対の開口部側に向けて順次階段状に径大になっている。
筒状部49のうちで、第1光学素子2を収納する部分の内径D1は第1光学素子2の外径より若干大きく、第2光学素子3を収納する部分の内径D2は第2光学素子3の外径より若干大きく、第3光学素子4を収納する部分の内径D3は第3光学素子4の外径より若干大きく設計されている。後述するように第1光学素子2と第2光学素子3と第3光学素子4を一体に接合する際に互いに光軸Oが一致するように位置調整するため、一部の光学素子の外周が部分的に突出することがある。その突出寸法を許容できるように前記内径D1〜D3が設定されている。そのため図1に示すように、収納部材6に素子積層体5を収納したときに両者の間には通常、10μm以上、1000μmまでの幅の隙間51が形成されることになる。
従って後述するように、第1〜第3光学素子2〜4をこれらの光軸O1〜O3が一致するように積み重ねられ、接着一体化された素子積層体5を収納部材6に組み込む際、収納部材6の内面11と素子積層体5の第1光学素子2のフランジ上面27のみが当接することになり、この収納部材6の内面11が素子積層体5に対する基準面として機能し、収納部材6の中心軸と素子積層体5の光軸を合わせた状態で組み込みが可能となる。
前記絞り部50の中心部には前絞りとして機能する透孔52が形成され、その透孔52から外側に向けて徐々に径大となった拡大部53が設けられている。図16と図17に示すように、絞り部50の前面の外周部には周方向に沿って複数個(本実施形態では4個)の切欠部54が形成されている。そしてその外周部の切欠部54と切欠部54とを結ぶ円弧状の領域は光学ユニット取り付け基準面55になっており、図16に示すようにその基準面55の内側領域よりも一段低くなっている。この基準面55は、収納部材6の絞り部50を底面として収納部材6に光学素子2,3,4を組み込みする場合の基準面として作用する。
そして図17に示すように前記切欠部54と基準面55を除く内側領域(拡大部53を含む)の表面には、ブラスト処理などによってシボ模様の微細な凹凸56が形成されている。この微細な凹凸56は光学ユニットのゴースト対策のために設けられているが、この微細な凹凸56を有する表面を光学ユニット取り付け基準面とすると、表面の平坦性が確保できないため、本実施形態では微細な凹凸56を有しない別の平面を光学ユニット取り付け基準面55としている。
切欠部54は、素子積層体5を組み込んだ収納部材6(光学ユニット1)のねじ部58でカメラなどの光学装置に螺合する際、収納部材6を回転させる組み付け装置の係合部と係合して収納部材6を回転させる機能を有するが、この切欠部54を前記基準面55として利用することも可能である。
図18に示すように、絞り部50の上面には、1個あるいは複数個(本実施形態では2個)の収納部側基準部57(57a,57b)が形成されている。本実施形態では、収納部側基準部57は有底状の角孔から構成されている。筒状部49の外周には、光学ユニットを取り付ける取付部材と螺合するためのねじ部58が設けられている。
光学ユニットの組み立てには大きく分けて、第1〜3光学素子2〜4を順次積層して素子積層体5を作り、その素子積層体5を収納部材6に収納して光学ユニットとする方法と、収納部材6に第1〜3光学素子2〜4を順次装着して光学ユニットとする方法とがある。
本実施形態での前者の方法は、第3光学素子4を最下層としてその上に第2光学素子3を固定し、その上に第1光学素子2を固定して行く方法を採用する。X−Y方向ならびに回転方向(Θ方向)に精密に移動可能なステージ上に第3光学素子4をセットし、ステージを動かして図5に示すように第3光学素子4をカメラレンズ21の真下に移動する。この状態で撮像画像24を得て、それからの座標情報に基づいて図14に示す第3光学素子4の光軸O3とレンズ側基準部48a,48bの位置、光軸O3とレンズ側基準部48aとの距離、光軸O3とレンズ側基準部48bとの距離、ならびにレンズ側基準部48aと光軸O3とレンズ側基準部48bがなす角度(Θ1)など、第3光学素子4の光軸O3とレンズ側基準部48a,48bの位置関係を演算して、その位置関係情報をパーソナルコンピュータ23の記憶部に記憶させる。これらの一連の処理を本明細書では画像処理と略記する。
なおこの場合、レンズ側基準部48a,48bの2個の基準部を使用したが、1個の基準部のみを使用し、撮像画像24上にX軸、Y軸、σ座標を設定し、σ座標(基準座標)からの光軸O3までの座標等を利用して位置を認識することもできる。この場合の基準部48a,48bは、これらの例のような突起や有底状の角孔に限らず、印字マークなど画像処理の際に基点として認知されるものであれば十分である。
次に図1に示すように第3光学素子4の段差部42の上に、所定の内径及び段差部42の外径とほぼ等しい外径を有するドーナツ状の後絞り部材59を載置する。この後絞り部材59と後述する中絞り部材60は、例えばカーボンブラックを練り込んだポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂フィルムの表面にサンドブラストなどによって凹凸マット処理をし、更に黒色の遮光性塗料を塗布したもので、画像内に入り込む不要な光を除去し、いわゆるゴーストフレアの発生を抑制するために使用され、本来の絞りの機能は持たない。
また、第3光学素子4の接着剤溜め部43には、接着剤61が注入される。接着剤61としては、例えばアクリル系樹脂やエポキシ系樹脂などの光硬化性接着剤やエポキシ系樹脂などの熱硬化性の接着剤が用いられる。本実施形態では光学素子が透明体であることから、光学素子上から紫外線を照射することにより容易に接着可能な紫外線硬化性樹脂を使用している。液状の接着剤61は、注射針状のディスペンサーにより接着剤溜め部43に過不足なく規定量注入される。接着剤61の注入が終わると、前記ステージ上に載置されている第2光学素子3をカメラレンズ21の真下に移動させる。
図19に示すように第2光学素子3は第1の光学機能面26側を上にして、前記ステージ上で屈曲部36を利用して画像処理により、第2光学素子3の光軸O2の位置を画像上で認識し、さらに前記第3光学素子4の際に認識記録したレンズ側基準部48a,48bの位置と合うように、第2光学素子3をステージの移動を調整して第2光学素子3の第3光学素子4への積み重ね位置を設定する。
そして第3光学素子4の上に第2光学素子3を載置する作業に移る。図19と図20は、第2光学素子3を吸引装置62で吸引する様子を示す図である。吸引装置62には、3本の吸引孔63a,63b,63cが三叉状に設けられ、それらの先端部に吸引口64a,64b,64cがそれぞれ形成されている。
図19に示すように第2光学素子3は第1の光学機能面26側を上にして積み重ね位置を画像処理上で認識設定された状態でステージ65(図20参照)上に置かれており、その上に吸引装置62が降下し、図12に示すように第2光学素子3の一方の接着剤溜め部32上に吸引口64aが乗り、他方の接着剤溜め部32上に吸引口64bが乗る。吸引口64a,64bは接着剤溜め部32より広い面積を有しているため、溝状の接着剤溜め部32があっても吸引には支障をきたさない。吸引口64cは、図12に示すように第2光学素子3のゲート部35と反対側のフランジ部30上を吸着する。
第2光学素子3は、吸引装置62によって吸引された状態で上昇する。吸引装置62は、撮像装置による撮像に支障のない配置、形状となっている。図示していないが、吸引装置62や撮像装置の付近には接着剤の注入装置や紫外線照射装置なども配置されている。
第2光学素子3が上昇した状態で今度は前記ステージが移動して前述の第3光学素子4の光軸O3が認識された位置に戻り、吸引装置62により吸引された第2光学素子4の真下に来る。第3光学素子4は第2光学素子3の外径より大きく、第3光学素子4のレンズ側基準部48a,48bは第2光学素子3の上からでも監視できるから、このレンズ側基準部48a,48bを光学的に検出しながら第2光学素子3を第3光学素子4上に設定する。その結果、前記データ処理により認識された第3光学素子4の光軸O3と第2光学素子3の光軸O2が一致することになる。
第2光学素子3を降下させると、第2光学素子3の突出部33を第3光学素子4の段差部42に嵌合し、第3光学素子4の接着剤溜め部43に注入している接着剤61に紫外線を照射して、第3光学素子4と第2光学素子3を一体に接着する。
次に第2光学素子3の段差部31の上に中絞り部材60(図1参照)を乗せ、第2光学素子3の接着剤溜め部32に接着剤61を注入し、後は第2光学素子3の場合と同様に第1光学素子2を吸引装置62で持ち上げる(図21)。続いて第2光学素子3を第3光学素子4に載置したときと同様の手順で第1光学素子2の光軸O1を求め、この光軸O1が第3光学素子4の光軸O3と一致するように第2光学素子3を積層した第3光学素子4を移動させて、第2光学素子3の上に第1光学素子2を積層する。
第1光学素子2の光軸O1を第3光学素子4の光軸O3(第2光学素子3の光軸O2)と合わせる場合も、第3光学素子4のレンズ側基準部48a,48bを光学的に検知して行う。そのため、第3光学素子4の外径は第1光学素子2および第2光学素子3の外径よりも大きく、各光学素子を積層した際に第3光学素子4の基準部48が第1光学素子2および第2光学素子3から露呈するようになっている。
本実施形態の場合、第1光学素子2の外径は5.7mm,第2光学素子3の外径は5.9mm,第3光学素子4の外径は6.4mmで、第3光学素子4のレンズ側基準部48a,48bは,第3光学素子4の設計上の中心位置から3.05mmの位置に設けられており、各光学素子を積層した際に第3光学素子4の基準部48a,48bが第1光学素子2および第2光学素子3から露呈するように設計されている。
このようにして第1〜3光学素子2〜4を組み合わせて素子積層体5が構成され、それが収納部材6内に挿入されて固定される。その際最上段にある第1光学素子2の接着剤溜め部14に接着剤61が注入され、ステージが移動して収納部材6がカメラレンズ21の真下に来る。収納部材6は絞り部50側を上にしてステージ上にセットされており、収納部材6を吸引装置62で持ち上げ、収納部材6の透孔52を撮像し、それに基づいて透孔52の中心O4を求める。
そして素子積層体5をその収納部材6の真下に移動し、レンズ側基準部48a,48bを光学的に検知しながら、素子積層体5の光軸O1〜O3が透孔52の中心O4と一致すように位置調整して、収納部材6を降下させて素子積層体5と収納部材6とを接着剤61で接着する。従って収納部材6の絞り部50の内面が素子積層体5の取付け基準面となる。
光学素子2,3と収納部材6の上昇、下降動作は1つの吸引装置62によってなされるから、光学素子2,3ならびに収納部材6は共通の吸着面を有している。
前述の例では収納部材6の透孔52を撮像し、それに基づいて透孔52の中心O4を求めたが、収納部材6の透孔52と収納部材側基準部57a,57bを撮像し、それからの座標情報に基づいて図18に示す収納部材6の中心O4と収納部材側基準部57a,57bの位置、中心O4と収納部材側基準部57aとの距離、中心O4と収納部材側基準部57bとの距離、ならびに収納部材側基準部57aと中心O4と収納部材側基準部57bがなす角度などを演算して、これらの情報に基づいて素子積層体5との光軸合わせをすることもできる。
また前述の例では、まず素子積層体5を構成し、これを収納部材6に挿入したが、光学素子2〜4を1枚ずつ収納部材6に挿入して、収納部材6の中で素子積層体5を構成することもできる。この場合は、収納部材6の透孔52での中心O4と、各光学素子2〜4の光軸O1〜O3を個別に求めて、光軸の位置合わせをしながら光学素子2〜4を1枚ずつ収納部材6に挿入する。
なお、前記実施形態では第1〜3光学素子2〜4の光軸O1〜O3を前述のように画像処理によって求めているが、第1光学素子2は前述の画像処理を使用することなく、そのフランジ部外径と収納部材6の段差での嵌合等の他の光軸検出手段により行い、その上に積層される第2,第3光学素子3,4を前述の画像処理でその光軸を求め、その光軸と第1光学素子2の光軸O1が一致するように組み込むことができる。
図1に示すように素子積層体5を接着した後、収納部材6の開口部に積層体押さえ部材7が装着され、収納部材6と積層体押さえ部材7の間も接着剤(図示せず)で連結される。なお、素子積層体5の形成は、接着剤によらずレーザー光等を使用して光学素子のフランジ部を溶融接着することもできる。
このようにして組み立てが完了した光学ユニット1が図1に示されており、同図に示すように光学素子2〜4の各光学機能面は隙間をおいて組み合わせられるとともに、収納部材6の筒状部49と素子積層体5との間には隙間51がある。この実施形態では、隙間51は第1光学素子2では20μm、第2光学素子3では50μm、第3光学素子4では80μmであるが、第1〜3光学素子2〜4で同一幅であってもよい。
この光学ユニット1は、図1に示すように例えば固体撮像素子(CCDやCMOSなど)の受光面66を有するユニット支持部材67に螺合される。そして収納部材6の前記切欠部54を利用して光学ユニット1を回転しながら受光面66上に焦点を合わせ、その焦点合わせが終わると、光学ユニット1とユニット支持部材67の螺合部に接着剤(図示せず)を流し込んで、光学ユニット1とユニット支持部材67を一体化する。この光学ユニット1を例えばカメラに内蔵する場合、前記ユニット支持部材67は後述のリード枠体かあるいはそれに類似した部材となる。
図22は、光学素子の変形例を示す平面図である。この例の場合、成形金型内で光学素子を射出成形した後に成形金型から光学素子を押し出す(離型)ための押し出しピン68が当るピン当接部69を、光学素子の外周部に一体に成形されている。このピン当接部69は、光学素子の設計中心を中心にして対称位置に設けられている。光学素子の成形後、このピン当接部69はゲート部44と共に光学素子から切除される。
図23はこの光学ユニット1を組み込んだカメラ本体の断面図、図24はそのカメラ本体の左側面図である。カメラ本体は、光学ユニット1の収納部材6と内側で螺合する円筒状のリード枠体81と、そのリード枠体81と内側で螺合する本体部82と、リード枠体81に取り付けられる枠状のレバー83から主に構成されている。
リード枠体81の内周面には、収納部材6の外周部に設けられたねじ部58(図16参照)と螺合する内側ねじ部84が形成されている。光学ユニット1をリード枠体81内に螺挿し、図1に示すように収納部材6を回転して受光面66に対して焦点合わせをした後、収納部材6とリード枠体81の間の隙間85(図23参照)から接着剤を流し込み、収納部材6とリード枠体81を一体に接着する。
リード枠体81の一方の開口部付近に、受け部86と2つの爪部87とが設けられている。この受け部86と2つの爪部87とにより前記レバー83をリード枠体81にスナップイン嵌合して、リード枠体81とレバー83とを連結する。リード枠体81の外周部には、外側ねじ部88が形成されている。
図25は本体部82の断面図、図26は本体部82の左側面図、図27は本体部82の右側面図である。なお、図25は図26F―F上の断面図である。本体部82の内周部にはリード枠体81の外側ねじ部88と螺合するねじ部89が形成され、ねじ部89の近くにフィルター取付け部90が設けられている。このフィルター取付け部90の外側に撮像素子収納凹部92が設けられている。図24と図26に示すように、本体部82の一端には、レバー83の操作端93の基端部94が当接する2つのストッパー部95a,95bが所定の間隔をおいて設けられている。
図23に示すように、本体部82のフィルター取付け部90とリード枠体81の開口端の間に板バネなどの弾性部材96が介在されて、リード枠体81を図23の左方向に押圧するようになっている。本体部82のフィルター取付け部90には、可視光線より長波長の赤外領域の光をカットすると共に、モアレ縞をなくすための、水晶の位相差板に代表される特定の周波数以上をカットするローバンドパスフィルターの機能を備えたフィルター97が取付けられる。また、本体部82の撮像素子収納凹部92には、例えばCCDやCMOSなどからなる固体撮像素子98が収納される。
前述のように光学ユニット1は、リード枠体81を介してレバー83と一体に連結され、本体部82に回動可能に支持されている。そしてこのカメラ本体は、対物距離が長い無限遠モードと、対物距離が短い(本実施形態では50mm)接写モードとの切替えができるようになっている。図23(a)は無限遠モード時の状態を示しており、光学ユニット1と固体撮像素子98との間隔Gが比較的短く(本実施形態では2.4mm)、図23(b)は接写モード時の状態を示しており、光学ユニット1と固体撮像素子98との間隔Gが比較的長くなっている(本実施形態では2.9mm)。
図24に示されているように、レバー83の操作端93は本実施形態の場合30度回動可能になっており、操作端93の基端部94が一方のストッパー部95aと当接した状態で図23(a)に示す無限遠モードを維持しており、操作端93の基端部94が他方のストッパー部95bと当接した状態で図23(b)に示す接写モードを維持している。
レバー83の小さな操作角度(30度)で光学ユニット1を所定距離(本実施形態では0.5mm)移動させるために、本実施形態では本体部82のねじ部89は通常の連続した1条のねじ山ではなく、図28及び29に示すように周方向に断続的にかつ軸方向(進み方向)にずれて複数条(本実施形態では6条)のねじ山99が形成されており、図中の99a〜99fは各ねじ山99の周方向における開始点を示している。このような複数条のねじ山99を採用することにより、ねじ山99を一周形成せず、1/3周程度でも安定して螺合することができる。
図29に示すように本実施形態では、1つのねじ山99のリード角は例えば開始点99aでは129度に設計されており、各ねじ山99の断面形状は図30に示すように台形になっており、リード枠体81の外側ねじ部88(断面形状台形)と噛み合っている。図23に示すようにリード枠体81の一方の開口端と本体部82のフィルター取付け部90との間に介挿した弾性部材96の弾性付勢力Fは、図30に示すように外側ねじ部88に作用して本体部82のねじ山99(ねじ部89)に密着し、ねじ部88,89間の軸方向のがた、所謂バックラッシをなくしている。このようにねじ山99の断面形状を台形とすることにより、軸方向の破壊強度を増すことができる。
このカメラの組み付け順序は次の通りである。最初に固体撮像素子98をプリント基板(図示せず)に実装し、フィルター97を取付けた本体部82をそのプリント基板の固体撮像素子98上に熱硬化性樹脂を用いて固定する。
次に弾性部材96を本体部82内に挿入し、リード枠81を本体部82にねじ込み、リード枠81にレバー83をスナップイン嵌合する。レバー83を一方向に回動し、図24に示すようにレバー83の基端部94をストッパー95aまたはストッパー95bに当接した状態、すなわち焦点距離無限遠モードあるいは接写モードにする。
ついで光学ユニット1をリード枠81内にねじ込み、光学ユニット1を通して固体撮像素子98に受光されたテスト画像を見ながら最適の焦点距離になるように光学ユニット1の位置を調整し、最適の焦点距離になると光学ユニット1とリード枠体81のねじ部の隙間85から紫外線硬化樹脂を注入し、紫外線を硬化させて光学ユニット1とリード枠81を一体に連結して組み立てを終了する。
この組み立て方法では、レバー83を回動して焦点距離無限遠モードあるいは接写モードにした後、光学ユニット1をリード枠81にねじ込んだが、リード枠81を本体部82にねじ込んだ後に光学ユニット1をリード枠81にねじ込んだり、あるいは予め光学ユニット1をリード枠81にねじ込み、そのリード枠81を本体部82にねじ込んだりすることもできる。ただし、光学ユニット1とリード枠体81の接着は、いずれの方法もレバー83の基端部94とストッパー95aまたはストッパー95bに当接した状態でテスト画像を見ながら最適な焦点距離位置で固定する。
図31は第3光学素子4の変形例を示す拡大平面図、図32は図31G−G線上の断面図、図33は図31のH部の拡大図である。図14に示す第3光学素子4の場合、フランジ部41の平面上に凸状のレンズ側基準部48a,48bを設けたが、この変形例ではこのレンズ側基準部48a,48bを設けないで、第3光学素子4の外周縁に形成されるエッジ部71a,71bをレンズ側基準部として利用する。
このエッジ部71a,71bは、第3光学素子4における円弧状の外周縁から直線状のゲートカット部面44aにかけて傾斜したカット面72を形成すると、図33に明確に示されているようにほぼ円周状の外周縁と直線状のゲートカット部面44aの繋がり部(ゲートカット部面44aの両端部)に直線状のエッジ部71a,71bが必然的に形成される。
このような直線状のエッジ部71a,71bを基準部とするときは、前述の凸状や凹状の基準部に比べ光学素子の光学特性に悪影響を及ぼさず光学素子の積層時の傾きなどが生じ難くなり好ましい。このようなエッジ部での基準部としてはカット面72の幅dが0.01mm以上あれば充分に検出し得るが、光学素子の厚みなどを考慮して0.1mm以下とするのがよい。
図34は、光学ユニット組立装置の概略構成図である。同図に示すように縦方向に配置されたべース部材101の片面にレール102が固定され、そのレール102上に組立ヘッド103が上下動可能に取り付けられている。
組立ヘッド103は、ヘッド本体104と、そのヘッド本体104に対して上下動可能に取り付けられたスライダ105と、そのスライダ105の下部に取りつけられた吸引装置62と、前記ヘッド本体104を連結して前記レール102上を摺動する駆動部106とから構成されている。
本実施形態の場合、駆動部106は磁極部107を有し、前記レール102側に多数の励磁コイル(図示せず)を敷設して、磁極部107と励磁コイルでリニアパルスモータを構成している。本実施形態では組立ヘッド103の上下動をリニアパルスモータで行っているが、空気圧或いは油圧を用いて上下動することもできる。
図示していないがヘッド本体104に対するスライダ105の上下動は、空気圧或いは油圧を用いて行っている。このように流体圧系統(空気圧或いは油圧系統)を用いれば、吸着時に光学素子2(3,4)ヘダメージを与える心配がなく、しかも上下動の動作が円滑である。前記吸引装置62は、真空ポンプ(図示せず)に接続されている。
光学素子2(3,4)の大まかな上下動は、駆動部106で組立ヘッド103の全体を上下動することによって行われる。一方、光学素子2(3,4)の吸着時ならびにステージ上に設置されている光学素子の上から他の光学素子を接着するときには、ヘッド本体104の位置を固定して、前述の流体圧系統(空気圧或いは油圧系統)によりスライダ105を微小下降して行う。
図34に示されているように、組立ヘッド103の上方にはカメラレンズ21が固定されており、光学素子2(3,4)の光軸を求める際に組立ヘッド103の一部がカメラレンズ21と光学素子2(3,4)を結ぶ光路108上にあって邪魔になる。そのため本実施形態に係る組立ヘッド103(スライダ105)は、その光路108上にあたる箇所に縦に貫通した溝部109を形成している。
前記実施形態では光学ユニットをカメラ付き携帯電話機に適用する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば画像読取装置、画像形成装置、内視鏡、デジタルカメラ、テレビドアホン、車載用画像センサーなど他の技術分野にも適用可能である。
本発明の実施形態に係る光学ユニットの断面図である。 第1光学素子の拡大平面図である。 図2A―A線上の断面図である。 第1光学素子における屈曲部付近の要部拡大断面図である。 屈曲部を利用して光学素子の光軸中心を求めるためのシステム構成図である。 光学素子の撮像画像図である。 他の光学素子の撮像画像図である。 光学素子における他の屈曲部付近の要部拡大断面図である。 光学素子における他の屈曲部付近の要部拡大断面図である。 光学素子における他の屈曲部付近の要部拡大断面図である。 光学素子における他の屈曲部付近の要部拡大断面図である。 第2光学素子の拡大平面図である。 図12B―B線上の断面図である。 第3光学素子の拡大平面図である。 図14C―C線上の断面図である。 収納部材の断面図である。 収納部材の左側面図である。 収納部材の右側面図である。 吸引装置で第2光学素子を吸引する様子を示す平面図である。 吸引装置で第2光学素子を吸引する様子を示す側面図である。 吸引装置で第1光学素子を吸引する様子を示す平面図である。 光学素子の変形例を示す拡大平面図である。 カメラ本体の断面図である。 カメラ本体の左側面図である。 本体部の断面図である。 本体部の左側面図である。 本体部の右側面図である。 本体部のねじ山の配置を示す一部斜視図である。 本体部のねじ山の開始位置を示す図である。 本体部のねじ部とリード枠体のねじ部の噛合状態を示す拡大断面図である。 第3光学素子の変形例を示す拡大平面図である。 図32G―G線上の断面図である。 図32H部の拡大図である。 光学ユニット組立装置の概略構成図である。
符号の説明
1:光学ユニット、2:第1光学素子3:第2光学素子、4:第3光学素子、5:素子積層体、6:収納部材、7:積層体押さえ部材、8:第1の光学機能面、9:第1の光学機能面の範囲、10:第2の光学機能面、11:第2の光学機能面の範囲、12:フランジ部、13:突出部、14:接着剤溜め部、15:ゲート部、15a:ゲートカット面、16:平面部、17:屈曲部、18:光源、19:光、20:ハーフミラー、21:カメラレンズ、22:固体撮像素子、23:パーソナルコンピュータ、24:撮像画像、25:表示画面、26:第1の光学機能面、27:第1の光学機能面の範囲、28:第2の光学機能面、29:第2の光学機能面の範囲、30:フランジ部、31:段差部、32:接着剤溜め部、33:突出部、34:屈曲部、35:ゲート部、35a:ゲートカット面、36:屈曲部、37:屈曲部、38:第1の光学機能面、40:第2の光学機能面、41:フランジ部、42:段差部、43:接着剤溜め部、44:ゲート部、44a:ゲートカット面、45:屈曲部、46:屈曲部、47:屈曲部、48:レンズ側基準部、49:筒状部、50:絞り部、51:隙間、52:透孔、53:拡大部、54:切欠部、55:光学ユニット取り付け基準部、56:微細な凹凸、57:収納部材側基準部、58:ねじ部、59:後絞り部材、60:中絞り部材、61:接着剤、62:吸引装置、63:吸引孔、64:吸引口、66:受光面、67:ユニット支持部材、68:押し出しピン、69:ピン当接部、71:エッジ部、72:カット面、81:リード枠体、82:本体部、83:レバー、84:内側ねじ部、85:隙間、86:受け部、87:爪部、88:外側ねじ部、89:ねじ部、90:フィルター取付け部、92:撮像素子収納凹部、93:操作端、94:基端部、95:ストッパー部、96:弾性部材、97:フィルター、98:固体撮像素子、99:ねじ山、101:ベース部材、102:レール、103:組立ヘッド、104:ヘッド本体、105:スライダ、106:駆動部、107:磁極部、108:光路、109:溝部、O1:第1光学素子の光軸、O2:第2光学素子の光軸、O3:第3光学素子の光軸、R:屈曲部の曲率半径、L:フランジ部の幅方向の中心線。

Claims (12)

  1. 複数の光学素子を積層して構成する光学ユニットの組み立て方法において、
    前記複数の光学素子のうちの1つの光学素子の光軸を求め、
    光学機能面の外周に光学素子面上での平面形状が円状の屈曲部を有する少なくとも1つの他の光学素子に光を照射し、その反射光を撮像素子で受光して撮像画像を得て、その撮像画像中の前記屈曲部によって形成された検出円上の複数の座標情報に基づいて当該他の光学素子の光軸を求めて、
    前記1つの光学素子と他の光学素子を相対的に移動しながら、両光学素子の光軸を合わせることを特徴とする光学ユニットの組み立て方法。
  2. 光学機能面の外周に平面形状が円状の屈曲部を有する光学素子に光を照射し、その反射光を撮像素子で受光して撮像画像を得て、その撮像画像中の前記屈曲部によって形成された検出円上の複数の座標情報に基づいて当該光学素子の光軸を求めて、
    透孔を有する支持部材の前記透孔に光を照射し、その反射光を撮像素子で受光して撮像画像を得て、その撮像画像中の前記透孔によって形成された検出円上の複数の座標情報に基づいて透孔の中心を求めて、
    前記光学素子と支持部材を相対的に移動させて、光学素子の光軸と支持部材の中心とを合わせて光学素子を支持部材に取り付けたことを特徴とする光学ユニットの組み立て方法。
  3. 請求項1記載の光学ユニットの組み立て方法において、前記複数の光学素子は、その外径が積層順に小径とされ、最下層の光学素子の表面には、光学素子の積層時に露出する基準部が形成されており、
    この基準部と最下層の光学素子の光軸との位置関係とこの基準部と最下層の光学素子上に積層される他の光学素子の光軸との位置関係が一致するように、前記最下層の光学素子と他の光学素子とを相対的に移動させて、最下層の光学素子の光軸と他の光学素子の光軸とを合わせることを特徴とする光学ユニットの組み立て方法。
  4. 請求項3記載の光学ユニットの組み立て方法において、前記基準部は、離れて2箇所以上形成されていることを特徴とする光学ユニットの組み立て方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の光学ユニットの組み立て方法において、前記光学素子の光学機能面の外郭屈曲部を利用することを特徴とする光学ユニットの組み立て方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載の光学ユニットの組み立て方法において、前記屈曲部の曲率半径が1.0mm以下であることを特徴とする光学ユニットの組み立て方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項記載の光学ユニットの組み立て方法によって組み立てられたことを特徴とする光学ユニット。
  8. 光学素子に光を照射する光源と、
    光学機能面の外周に平面形状が円状の屈曲部を有する光学素子に、前記光源から出射される光を平行光にして照射するレンズ部材と、
    前記光学素子に照射された光の反射光を受光する撮像素子と、
    この撮像素子によって得られた前記屈曲部による検出円からその円の中心位置を当該光学素子の光軸位置として求める演算手段と
    を備えたことを特徴とする光学素子の光軸検出装置。
  9. 請求項8記載の光学素子の光軸検出装置において、前記光学素子とレンズ部材と撮像素子が同軸上に配置されていることを特徴とする光学素子の光軸検出装置。
  10. 光学素子に光を照射する光源と、
    光学機能面の外周に平面形状が円状の屈曲部を有する光学素子に、前記光源から出射される光を平行光にして照射するレンズ部材と、
    前記光学素子に照射された光の反射光を受光する撮像素子と、
    この撮像素子によって得られた前記屈曲部による検出円からその円の中心座標を当該光学素子の光軸座標として求める演算手段と
    この光軸座標を記憶する記憶手段と、
    記憶した第1の光学素子の光軸座標と第2の光学素子の光軸座標を合わすように第1の光学素子と第2の光学素子を相対的に移動して両光学素子を積層する積層手段と
    を備えたことを特徴とする光学ユニットの組立装置。
  11. 請求項10記載の光学ユニットの組立装置において、前記演算手段により、前記第1の光学素子に形成された基準部の座標とその光学素子の光軸座標との位置関係と、前記第2の光学素子の光軸座標と前記第1の光学素子の基準部との位置関係を演算で求め、
    前記記憶手段に、前記第1の光学素子の基準部の座標とその光学素子の光軸座標との第1の位置関係情報と、前記第2の光学素子の光軸座標と前記第1の光学素子の基準部の座標との第2の位置関係情報を記憶させ、
    記憶した前記第1および第2の位置関係情報に基づいて前記積層手段により第1の光学素子と第2の光学素子を積層することを特徴とする光学ユニットの組立装置。
  12. 請求項10または11記載の光学ユニットの組立装置において、前記光学素子とレンズ部材と撮像素子が同軸上に配置されていることを特徴とする光学ユニットの組立装置。
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