JP2007163799A - レンズ及びそれを用いた撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズ面の寸法精度をより容易にしかも精度良く評価することが可能で、レンズの精度管理を容易にすることができるレンズを提供する。
【解決手段】レンズ1は、光軸2を中心にレンズ面を形成するレンズ有効部5と、その外周に延設された平面視ドーナツ状のコバ部6とを有し、コバ部6はレンズ有効部5と同時に成形される。コバ部6の両面のうちの第1の面に光軸2を中心とする同心円状に2本の近接する環状溝3a、3bが形成され、第2の面に光軸2を中心とし、かつ、平面視で第1の面に形成された2本の近接する環状溝の3a、3b間に位置する1本の環状溝4が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラ付き携帯電話又は携帯端末等に内蔵される撮像装置に用いられるレンズとそれを用いた撮像装置に関する。
この種のレンズは、例えば透明の光学樹脂の射出成形によって安価に、かつ精度よく大量生産する必要がある。また、複数枚のレンズを組み合わせて使用することが多い。特許文献1には、光ピックアップの対物レンズのような光学レンズにおいて、レンズ有効径の外側にレンズ有効径の部分と同心状にマークを設けることによって、例えば組み合わせレンズの心合わせを容易にする構成が記載されている。また、レンズ有効径の外側部分の表面に設けた凸部と凹部を組み合わせることによって複数枚のレンズの位相合わせを容易にする方法が記載されている。
また、特許文献2には、光ピックアップの対物レンズに複数のレンズを組み合わせて使用する場合に、レンズを成形した金型キャビティーを表すマークをレンズに設け、上側のレンズに設けた平滑部分を通して下側のレンズのマークを判別可能にした構成が記載されている。
特開2002−71909号公報 特開2004−205823号公報
上記のような従来技術は、光ピックアップの対物レンズに複数枚のレンズを組み合わせて使用する際のレンズ間の位置精度の向上や組立て作業性の向上を実現するためのものである。他方、カメラ付携帯電話等に用いられる撮像装置は小型化が進み、これに用いられるレンズについても小型化及び薄型化が求められている。また、撮像素子の高画素化に伴い、レンズに要求される光学特性は、ますます厳しいものになってきている。レンズ単体に関して、特にレンズ面が非球面である場合は、AFM(Atomic Force Microscope、原子間力顕微鏡)等を用いて光学特性のデータを測定し、非球面形状の設計データに対して、成形されたレンズの形状を測定する。そして、ベストフィッティングとその評価を行うことにより、高精度で高性能なレンズを実現する。
また、レンズ単品の表裏のレンズ面の中心ズレ(偏心又はディセンタと呼称される)は性能に大きな影響を与えるので、細心の注意を払って測定することが必要である。このような測定を、成形ロットごとに評価する場合は非常に大きな労力が必要である。また、測定データに基づく評価結果が良好でない場合は成形条件等の見直しや再設定等が必要になり、それが生産性の向上を阻害する要因となる。
本発明は、上記のような従来の課題を解決し、レンズ面の寸法精度をより容易にしかも精度良く評価することが可能で、レンズの精度管理を容易にすることができるレンズとそれを用いた撮像装置を提供することを目的とする。
本発明によるレンズは、光軸を中心にレンズ面を形成するレンズ有効部と、その外周に延設された平面視ドーナツ状のコバ部とを有し、前記コバ部は前記レンズ有効部と同時に成形され、前記コバ部の両面のうちの第1の面に前記光軸を中心とする同心円状に2本の近接する環状溝が形成され、第2の面に前記光軸を中心とし、かつ、平面視で前記第1の面に形成された2本の近接する環状溝の間に位置する1本の環状溝が形成されていることを特徴とする。
本発明のレンズでは、コバ部に平行光を照射したときに、コバ部の両面に形成された環状溝に対応する環状の線(円)が観察できる。しかも、第1の面に形成された2本の近接する環状溝に対応する2本の環状の線の間に、第2の面に形成された1本の環状溝に対応する1本の環状の線が配置された状態を観察することができる。つまり、メーターの表示目盛における対称線はさみ方式のように3本の環状の線が配置され、2本の環状の線の間に位置する1本の環状の線の両側の隙間の差が容易に視認できる。したがって、両レンズ面の偏心等に起因して2本の環状の線とその間の1本の環状の線との間にずれが生じると、そのずれを容易に視認することができる。これによりレンズの寸法精度の管理を容易に実現することができる。
本発明のレンズの好ましい実施形態において、前記コバ部の両面が、平行な2平面となるように形成されている。この構成によれば、コバ部に透過させた光が屈折したり傾いたりすることがないので、測定精度の劣化を防止することができる。また、レンズの表裏いずれの側から平行光を照射しても測定の再現性を高く維持することができる。更に、万能投影機等を用いて許容範囲を予めマスターチャートに作成しておき、投影された環状溝が許容範囲内にあるか否かをチェックし、レンズの精度の確認及び管理を行うことも可能である。
また、前記環状溝は、断面V字状に先端部が尖った形状であることが好ましい。この構成によれば、環状溝に対応する環状の線が十分細い輪郭のはっきりした線として観察されるので、レンズの精度をより正確に測定することができる。また、測定時の視認性が向上するので精度作業の作業性が良くなる。
また、前記第1面に形成された2本の環状溝は、それぞれの円周方向に沿って互いに同一の角度ピッチ及び位相で複数のセグメントに分割され、前記第2面に形成された1本の環状溝も円周方向に沿って複数のセグメントに分割され、前記第1面に形成された2本の環状溝のセグメントと前記第2面に形成された1本の環状溝のセグメントとが平面視で円周方向に交互に配置されていることが好ましい。このような構成によれば、ノギスの主尺と副尺(バーニヤ)の目盛のように、第1面に形成された2本の環状溝のセグメントと第2面に形成された1本の環状溝のセグメントとが配置されるので、円周方向の任意の場所における偏心を容易に視認することができる。その結果、偏心が円周方向のどの位置で発生しているかが容易に分かり、測定及び評価が容易になる。
また、本発明の撮像装置は、上記のようなレンズと、そのレンズによって集光された光を受光して結像した画像の電気信号を出力する半導体撮像素子とを備えている。これにより、寸法精度の高いレンズを使用して光学特性に優れた小型で安価な撮像装置を実現することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の第1の実施形態に係るレンズを模式的に示す図である。図1(a)はレンズを光軸方向から見た平面図であり、図1(b)は図1(a)のレンズをX−X線で切断した断面図である。図1(b)においてレンズ有効部5は、左側のレンズ面R1と右側のレンズ面R2とで形成されている。
図1に示すように、本実施形態のレンズ1は、その光軸2の周囲の両凸レンズ形状を有するレンズ有効部5と、その外周に延設された平面視ドーナツ状のコバ部6とを有する。コバ部6はレンズ有効部5と一体かつ同時に樹脂成形される。樹脂の材料として、例えば日本ゼオン社製のゼオネックス(登録商標)E48Rを使用することができる。所定の光学特性を得るために、レンズ有効部5は光軸2に対して軸対称の非球面形状を有する非球面レンズとなるように設計されている。材料の屈折率、透過率等の特性は、レンズ1に要求される光学特性に応じて適宜選択される。
なお、本実施形態では樹脂成形によってレンズ1を作製しているが、光学ガラスを用いたガラスモールドによって作製するレンズ、あるいは球面ガラス上に樹脂層を形成したハイブリッド形レンズに本発明を適用することも可能である。また、少なくともレンズ有効部5の表面には、反射防止のためのAR(Anti Reflection)コートとして、屈折率の異なる弗化マグネシウム(MgF2)、二酸化珪素(SiO2)等の薄膜が1層ないし4層程度蒸着されている。
後述の撮像装置の鏡筒部には、1枚又は複数枚のレンズ1が組み込まれ、所定の結像光学系が形成される。つまり、レンズ有効部5に入射した光が所定の位置(固体撮像素子の受光面)に集光されるような結像系が構成される。この際、レンズ1のコバ部6は、鏡筒部に対してレンズ1を位置決めし、固定するための機能を有している。コバ部6の両面(光軸に垂直な面)は、互いに平行で平滑な2平面となるように形成されている。
コバ部6の第1の面(レンズ面R1側の面)には、光軸2を中心とする同心円状に断面V字状の2本の近接する溝(以下、環状溝という)3a及び3bが形成されている。また、コバ部6の第2の面(レンズ面R2側の面)には、光軸2を中心とし、かつ、平面視で第1の面に形成された2本の近接する環状溝3a及び3bの間に位置する1本の環状溝4が形成されている。これらの環状溝3a、3b及び4はレンズ1(レンズ有効部5及びコバ部6)を樹脂成形する際に同時に形成される。これらの環状溝3a、3b及び4は、レンズ1のレンズ面R1、R2の偏心等を容易にチェックできるようにする機能を有する。その機能について説明する前に、レンズ1の樹脂成形について説明を加える。
レンズ1は、一般的な樹脂製品を作製するための射出成形と同様の工程で成形されるが、一般的な樹脂製品に比べて高い寸法精度が要求され、塵埃等の混入をできるだけ低減する必要がある。このため、空調の効いたクリーンルームに成形機を設置し、成形機の温度調節を正確に行う。例えば、クリーン度をクラス10,000程度に維持する必要がある。樹脂成形における寸法等の変化は、成形圧力、射出速度、保持時間、金型温度、周囲温度等によって微妙に変化することが知られており、成形されたレンズ1の寸法精度をモニターすることが必要である。
成形されたレンズの精度を評価する場合に、非球面レンズの場合は前述のAFM(例えば、松下電器製UA3P)を用いて形状測定を行う必要がある。この測定は、成形ロット毎に、あるいは成形ロットの開始時、途中又は終了後等のタイミングで行なう煩雑な作業となる。このような測定作業を容易にすることを目的として、コバ部6の第1の面には2本の環状溝3a、3bが形成され、第2の面には環状溝4が形成されている。レンズ1のレンズ有効部5とコバ部6とは同時に成形されるので、レンズ1(レンズ有効部5)の成形における精度を低下させると考えられる各種要因がコバ部6にも反映される。そこで、コバ部6に形成された環状溝3a、3b及び4を観察することにより、例えばレンズ1(レンズ有効部5)の解像度を劣化させる非球面ごとの偏心(面別偏心)を評価することができる。
本実施形態に係るレンズ1の形状について説明を加える。図1(b)においてレンズ有効部5は、左側のレンズ面レンズ面R1と右側のレンズ面R2とを有する。一実施例において、光軸2を中心としてレンズ面R1の直径がΦ1.5mmであり、レンズ面R2の直径がΦ1.4mmである。また、環状溝3aの直径がΦ2.50mmであり、環状溝3bの直径がΦ2.52mmであり、環状溝4の直径がΦ2.51mmである。したがって、偏心が全く無いときに、周方向に任意の位置で、環状溝3a、環状溝4及び環状溝3bが内側から外側へ順次5μmピッチで配置されていることになる。なお、コバ部6の外径はΦ4.2mmであり、厚さは約0.8mmである。
次に、コバ部6に形成された環状溝3a、3b及び4について図2を参照しながら詳細に説明する。図2(a)は図1に示したレンズを射出成形する際の金型及びレンズの部分断面を概念的に示す図である。図2(b)は図2(a)のA部拡大図である。金型は工具鋼で作られ、射出成形機のダイセットに取り付けられる。レンズの金型では、インサート部と呼ばれるブロックが別途加工され、ベースに組み込まれる。インサート部は、超鋼や工具鋼に大まかな形状加工を施し、その後に硬度の高い例えばNi等のメッキを表面に施して作製する。このメッキ部分は更に精密旋盤等を用いて精密加工される。
図2(a)及び図2(b)において、PLは金型のパーティングライン(分割面)を示している。左側の金型11にはレンズ有効部5のレンズ面R1を成形するための凹面が形成されている。右側の金型12にはレンズ有効部5のレンズ面R2を成形するための凹面が形成され、その周囲にコバ部6を成形するための段状の窪みが形成されている。左側の金型11と右側の金型12とで囲まれた空間にゲート(図示せず)から注入された樹脂が充填されて成形が行なわれる。また、コバ部6の平行な2平面に対応する左右の金型11、12の平面部には、環状溝3a、3b及び4に対応する環状凸部11a、11b及び12aが形成されている。
図2(b)には、環状凸部11a及び11bの拡大された断面形状が描かれている。すなわち、左側の金型11のパーティングラインに対応する平面から右方へ突出する環状凸部11a及び11bは、それぞれ先端が尖った略三角形の断面を有する。一実施例において、これらの略三角形の断面の底辺(基部の幅)は約10μmであり、高さは約4μmである。図2(b)では高さを誇張して描いている。この先端が尖った略三角形の断面を有する環状凸部11a及び11bの形状がレンズ1のコバ部6に転写され、断面V字状に先端部が尖った環状溝3a及び3bが形成される。なお、レンズがガラスで成形される場合は、ボール状又は円盤状の材料を金型に入れて高温加熱によって軟化させ、所定の形状を転写することが行われる。工程と金型の構造は異なるが、基本的な概念は樹脂成形の場合と同様である。
図3は、レンズのコバ部に環状溝の代わりに環状凸部を形成することを想定したときの図2(b)に相当する図である。環状溝3a、3b及び4の基本的な機能は、前述のように、成形されたレンズ1の寸法精度のチェックを容易にすることである。この機能面から考えると、環状溝3a、3b及び4の代わりに環状凸部をレンズ1のコバ部6に形成してもよいと考えられる。
しかしながら、図3に示すように、コバ部6に環状凸部7a及び7bを形成する場合は、それらの先端を尖った形状とすることができない。環状凸部7a及び7bの先端を尖った形状とするには、対応する金型11にV字状の溝を形成する必要があるが、その先端(底)を尖った形状に加工することが難しい。これは、金型の加工に使用する刃具の先端形状が、図4に示すように、ある程度の大きさのR形状(曲面形状)となるからである。
図4は、金型を加工する刃具の先端部形状を例示する斜視図である。この刃具14は、先端14aにダイヤモンドが付けられたダイヤモンドバイトである。一例では、刃具14の先端R(曲率半径)は約2.3μmである。したがって、図3に示すように、金型11に形成されたV字状の溝11c及び11dの先端(底)は約2.3μmのR形状となり、この形状が転写されるコバ部6の環状凸部7a及び7bの先端部も約2.3μmのR形状となる。このような先端部が丸く鈍った形状の環状凸部7a及び7bを用いてレンズ1の寸法精度の測定を行う場合は、その測定精度を高めることが難しい。
これに対して本実施形態のレンズ1では、コバ部6に環状溝3a、3b及び4を形成するために金型11、12に形成される環状凸部11a,11b及び12aの形状を、先端が十分に尖った形状とすることができる。つまり、図4に示すような先端14aがR形状の刃具を用いても、図2(b)に示すように、金型の外周側及び内周側から環状凸部11a、11b及び12aの山肌を削り上げるように加工することによって、環状凸部11a、11b及び12aの先端を尖った形状にすることが容易である。その結果、成形されたレンズ1のコバ部6に形成される環状溝3a、3b及び4の断面形状をV字状に先端部が尖った形状とすることができ、環状溝3a、3b及び4によるレンズ1の寸法精度の測定を精度よく行うことが可能になる。
また、金型加工において、レンズの有効部5のR1面及びR2面に対応する環状溝3a、3b及び4の加工精度が高くなるように、それらに対応する金型の部分は同時に加工される。
次に、環状溝3a、3b及び4を用いたレンズ1の面別偏心の測定方法について説明する。まず、レンズ1を顕微鏡等にセットして、レンズ1の光軸2の方向に平行光を照射する。コバ部6に設けられた環状溝3a、3b及び4によって3本の環状の線が観察される。上述のように環状溝3a、3b及び4は先端部が尖ったV字状断面を有するので、3本の環状の線は輪郭のはっきりした細い線として観察される。また、コバ部6の両面は互いに平行で平滑な平面であるから、入射した平行光の屈折や散乱が少ない。したがって、環状溝3a、3b及び4に対応する環状の線を精度よく観察することができる。
また、顕微鏡の被写界深度は浅いので、環状溝3a、3b及び4に対応する3本の環状の線を同時に観察するためには、光軸方向に異なる位置で2枚の画像を撮像し、両画像を合成する処理が必要である。このような処理が可能な顕微鏡システムとして、例えば、オリンパス社製の金属顕微鏡高深度画像解析システムDF−2が知られている。あるいは、共焦点顕微鏡等を用いることも可能である。より簡易的な観察方法として、投影機等を用いて観察することも可能である。また、レンズ1を透過させる光として、環状溝3a、3b及び4の視認性に応じて適切な波長の光を使用することが望ましい。
本実施形態のレンズ1の場合は、顕微鏡でコバ部6の両面に形成された環状溝3a、3b及び4を観察すると、図1(a)に示すような3本の近接した同心円として観察される。すなわち、コバ部6の第1の面に形成された環状溝3a、3bに対応する2本の環状の実線の間に、第2の面に形成された環状溝4に対応する1本の環状の破線が観察される。なお、本実施形態では、環状溝3a及び3bは連続した溝であるが、環状溝4は破線のように円周方向に断続的に形成されている。図1(a)のB部拡大図を図5に示す。
コバ部6の第1の面の環状溝3a及び3bはレンズ面R1と同じ金型11で同時に成形されているのでレンズ面R1の偏心度等の寸法精度が環状溝3a及び3bの寸法精度に反映している。同様に第2の面の環状溝4はレンズ面R2と同じ金型12で同時に成形されているのでレンズ面R2の寸法精度が環状溝4の寸法精度に反映している。また、環状溝3a及び3bは互いに近接するように配置されており、その間隔は金型精度と同程度に精度良くできている。本実施形態では、3つの環状溝3a、4及び3bの直径は、順番に10μmずつ大きい値に設定されている。したがって、3つの環状溝3a、4及び3bに対応する3本の環状の線がほぼ同じ間隔で観察されれば、それぞれのレンズ面R1及びR2の寸法精度が良好であると推定する。
更に、単に環状溝4に対応する環状の線が環状溝3a及び3bに対応する2本の環状の線の間に位置しているか否かをチェックするだけでもレンズ面R1及びR2の寸法精度(偏心の有無)をある程度判断することができる。仮に、R1面の中心が2μm偏心し、R2面の中心が逆方向に3μmずれていたとすれば、環状溝4に対応する環状の線の一部が環状溝3a及び3bに対応する2本の環状の線の一方又は両方に重なるように観察される。偏心が5μmあれば確実に発見することが可能である。本実施形態のレンズ1では許容偏心量が10μmとして設計されており、この許容偏心量を超える偏心がある場合は環状溝3、4の観察によって十分検出可能である。
更に大きな偏心が発生している場合は、環状溝3a、4及び3bに対応する3本の環状の線に2箇所の重なり部分が観察されることになる。レンズの設計上、更に大きい偏心量が許容できる場合は、3本の環状溝3a、4及び3bの直径の差をもっと大きな値に設定すればよい。例えば、許容偏心量の2倍の値に直径の差を設定すれば、二つのレンズ面R1及びR2の間の偏心の評価を精度よく行うことができる。逆に、許容偏心量が小さい場合は環状溝3a、4及び3bの直径の差を小さな値に設定すればよい。
次に、図6は、本発明の第1の実施形態のレンズに形成された3つの環状溝の視認性を説明するための図である。図6(a)及び図6(b)は、本実施形態のレンズ1のコバ部6に形成された3本の環状溝3a、4及び3bの円周方向の一部を模式的に示したものである。図6(a)の状態では、コバ部6の第1の面の環状溝3a及び3bの丁度中間に第2の面の環状溝4が位置している。この状態は、二つのレンズ面R1及びR2の間に偏心が無いことを示している。図6(b)の状態では、第2の面の環状溝4が第1の面の環状溝3a及び3bの中間より少し左(内側)にずれていることが容易に視認できる。この状態は、二つのレンズ面R1及びR2の間に偏心が有ることを示している。
図6(c)及び図6(d)は、比較のために、2本の環状溝4及び3bのみで偏心の有無をチェックする場合を示している。つまり、コバ部6の第1の面の環状溝3a及び3bのうちの1本3aを除いて他の1本3bのみ残した状態に相当する。図6(c)は図6(a)に対応し、図6(d)は図6(b)に対応している。この場合は、2本の環状溝(線)4及び3bの間隔の大小から偏心の有無をチェックすることになる。このようなチェック方法に比べて、図6(a)及び図6(b)に示した本実施形態のように3本の環状溝3a、4及び3bを用いるチェック方法のほうが視認性が良く、わずかな偏心を視認することができることが明らかである。
また3本の環状溝3a、4及び3bの真円度を測ることによって、それぞれのレンズ面R1、R2の寸法精度を推定することができる。この場合に、真円を描いたチャートを投影機等にあらかじめ用意しておき、環状溝3a、4及び3bの投影像とチャートとの差を観察することによって簡易的な評価が可能である。許容できる真円度の範囲をチャートに記載しておけば評価が更に簡単になる。環状溝3a、4及び3bの真円度とレンズの光学特性との相関をあらかじめ評価しておくことが好ましい。本実施形態のレンズ1を様々に変化させた成形条件で作製し、その光学特性を評価したところ、上記の偏心が許容偏心量の範囲内に入っておれば、真円度を評価しなくても、他の形状精度等が十分達成できることが実験計画から確認できている。したがって、環状溝3a、4及び3bの偏心の評価を行えば、レンズ1に要求される光学特性に関する寸法精度を確保することができる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態に係るレンズを図7から図9に基づいて説明する。図7は本発明の第2の実施形態に係るレンズの平面図である。図8は図7のC部拡大図である。図9は本発明の第2の実施形態のレンズに形成された3つの環状溝の視認性を説明するための図である。
本実施形態のレンズ1の基本的な形状、材質、成形方法等については、第1の実施形態のレンズと同様である。本実施形態のレンズ1が第1の実施形態のレンズと異なる点は、第1面に形成された2本の環状溝3a、3bが円周方向に沿って互いに同一の角度ピッチ及び位相で複数のセグメントに分割され、第2面に形成された1本の環状溝4も円周方向に沿って複数のセグメントに分割され、2本の環状溝3a、3bのセグメントと第2面に形成された1本の環状溝のセグメントとが平面視で円周方向に交互に配置されている点である。
図7において、レンズ面R1に対応する環状溝3及び3a、そしてレンズ面R2に対応する環状溝4は、光軸2を中心として同心円状に配置され、各環状溝(円)の直径は実施形態1のレンズ1と同じである。図8の部分拡大図からよく分かるように、環状溝3a及び3bは円周方向に沿って同一の角度ピッチ及び位相で複数のセグメントに分割されている。環状溝3a及び3bの間に位置する環状溝4も円周方向に沿って複数のセグメントに分割され、環状溝3a及び3bと環状溝4とが平面視で円周方向に交互に配置されている。つまり、環状溝3a、4及び3bのそれぞれはステッチ状に形成され、環状溝3a及び3bのセグメントと環状溝4のセグメントとが円周方向に交互に配置される位相関係を有する。この結果、環状溝3a及び3bのセグメントと環状溝4のセグメントとが補完し合って略連続した円周を形成する。
但し、環状溝3a及び3bのセグメントと環状溝4のセグメントとが形成する円周が完全に連続している必要は必ずしも無い。環状溝3a及び3bのセグメントと環状溝4のセグメントとの間に隙間ができるように形成してもよい。逆に、環状溝3のセグメントと環状溝4のセグメントとが部分的に重なるように形成してもよい。また、環状溝3a及び3bと環状溝4とが容易に識別できるように、セグメントの長さを異ならせ、あるいは、一方を点線、他方を一点鎖線にする如く、線種を変えてもよい。
環状溝3及び4を破線のように周方向のセグメントに分ける方法の一つとして、環状溝3及び4の先端に対応する金型の尖った形状をエッチングや放電加工によって周方向に断続的にR形状として、線をぼかす(見えなくする)方法がある。他の方法として、環状溝3及び4に対応する金型の環状凸部を周方向に断続的に除去してもよい。
次に、図9に基づいて、本実施形態のレンズ1に形成された3つの環状溝3a、3b及び4の視認性を説明する。図9(a)及び図9(b)は、本実施形態のレンズ1のコバ部6に形成された3本の環状溝3a、4及び3bの円周方向の一部を模式的に示したものである。図9(a)の状態では、コバ部6の第1の面の環状溝3a及び3bの丁度中間に第2の面の環状溝4が位置している。この状態は、二つのレンズ面R1及びR2の間に偏心が無いことを示している。図9(b)の状態では、第2の面の環状溝4が第1の面の環状溝3a及び3bの中間より少し左(内側)にずれていることが容易に視認できる。この状態は、二つのレンズ面R1及びR2の間に偏心が有ることを示している。
図9(c)及び図9(d)は比較のために、第1の実施形態のレンズの3つの環状溝で偏心の有無をチェックする場合を示している。但し、第1の実施形態の説明で参照した図6(a)及び図6(b)に比べて、環状溝3a、4及び3bに対応する3本の線の幅が太くなり、ピッチが狭くなっている。図9(c)は図9(a)に対応し、図9(d)は図9(b)に対応している。環状溝3a及び3bの丁度中間に環状溝4が位置している図9(c)では視認性に問題ないが、環状溝4が環状溝3a及び3bの中間より少し左(内側)にずれた図9(d)の状態では環状溝4が環状溝3aと重なり、視認性が悪くなっている。線幅が太くなっていることから重なり状態を推定できるが、実際に線幅を判断するのは容易ではない。これに対して、本実施形態の図9(b)の状態では、環状溝3a、4及び3bの分割されたセグメントがいわばノギスの主尺と副尺(バーニヤ)のように表示されるので、環状溝4が環状溝3a又は3bに接近しても完全に重なってしまうことはなく、高い視認性が確保される。
本実施形態のレンズ1によれば、円周方向に沿って複数のセグメントに分割された環状溝3a、4及び3bの位置関係からレンズ面R1及びR2の偏心を視覚的に容易に判断することができる。実施形態1のレンズよりも更に小さな偏心を視覚的に検出することが可能になる。また、真円度についても、円周方向のどの位置(位相)で真円度が低下しているかを容易に視認することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態として、第1又は第2の実施形態のレンズを用いた撮像装置の例を説明する。図10は、本発明のレンズを用いた撮像装置の斜視図である。この撮像装置20は、携帯電話用カメラモジュールである。また、図11は、図10の撮像装置を側面から見た断面図である。
撮像装置20は、光軸2を有するレンズ1、光学フィルタ24及び半導体撮像素子25と、これらを保持する立体基板22と、立体基板22に接続されて外部との間で信号の授受を行うフレキシブルプリント基板(FPC)30とを有する。立体基板22は、半導体撮像素子25及び光学フィルタ24を保持する保持部材としての役割を兼ね備えている。立体基板22は、筒形状の鏡筒部22aと鏡筒部22aの一端側から外側へ延びる底部22bとを備えている。
レンズ1は、立体基板22の鏡筒部22aの内周面に嵌め込まれて固定されている。なお、図11に断面を示すレンズ1は凹凸レンズであるが、第1又は第2の実施形態で図示したような両凸レンズを用いてもよいし、平凸レンズを用いてもよい。また、図11に示す断面ではレンズが1枚だけ描かれているが、実際には複数のレンズが装着されることが多い。例えば、2枚のレンズを組み合わせて、一定の距離(例えば30cm)より遠方の被写体を結像できるパンフォーカスの光学系を構成する。レンズ1の上にはレンズ1を固定すると共に所定の開口を得るための絞り27が取り付けられている。
レンズ1の下方に配置された半導体撮像素子25は、例えば画素数が約130万で画素サイズが約2.8μmの1/4インチ型CCDである。半導体撮像素子25は、立体基板22の表面に形成された導電パターン23にSBB(Stud Bump Bond)によって電気的に接続される。導電パターン23は、立体基板22の底部22bの側面に引き出され、FPC30の導電パターン30aに半田付によって接続される。スペーサ28を介して半導体撮像素子25の上に配置された光学フィルタ24は、可視光領域以外の光の透過を抑制する働きを有する。
被写体からの光がレンズ1により集光され、光学フィルタ24を通って半導体撮像素子25に入射する。半導体撮像素子25は入射光に応じた電気信号を出力し、導電パターン23及び30aを介して電気信号が外部に取り出される。本発明のレンズ1によれば、前述のように、偏心が5μm以下となるような精度を容易に確保することができ、品質の安定と管理工数の低減が実現する。これにより、半導体撮像素子25の受光面の周辺部における像面湾曲等に起因する解像度の低下を防止することができる。更に、この撮像装置20をカメラ機能付携帯電話に使用すれば、撮影された画像の中心部から周辺部にわたって良好な画質が得られるので、携帯電話の付加価値の向上に寄与できる。
本発明の第1の実施形態に係るレンズを模式的に示す平面図(a)及び断面図(b)である。 図1に示したレンズを射出成形する際の金型及びレンズの部分断面を概念的に示す図(a)とその部分拡大図(b)である。 レンズのコバ部に環状溝の代わりに環状凸部を形成することを想定したときの図2(b)に相当する図である。 金型を加工する刃具の先端部形状を例示する斜視図である。 図1(a)のB部拡大図である。 本発明の第1の実施形態のレンズに形成された3つの環状溝の視認性を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るレンズの平面図である。 図7のC部拡大図である。 本発明の第2の実施形態のレンズに形成された3つの環状溝の視認性を説明するための図である。 本発明のレンズを用いた撮像装置の斜視図である。 図10の撮像装置を側面から見た断面図である。
符号の説明
1 レンズ
2 光軸
3a、3b、4 環状溝
5 レンズ有効部
6 コバ部
20 撮像装置
22 立体基板
22a 鏡筒部
22b 底部
24 光学フィルタ
25 半導体撮像素子
R1,R2 レンズ面

Claims (5)

  1. 光軸を中心にレンズ面を形成するレンズ有効部と、その外周に延設された平面視ドーナツ状のコバ部とを有し、前記コバ部は前記レンズ有効部と同時に成形され、前記コバ部の両面のうちの第1の面に前記光軸を中心とする同心円状に2本の近接する環状溝が形成され、第2の面に前記光軸を中心とし、かつ、平面視で前記第1の面に形成された2本の近接する環状溝の間に位置する1本の環状溝が形成されていることを特徴とするレンズ。
  2. 前記コバ部の両面が、平行な2平面となるように形成されている
    請求項1記載のレンズ。
  3. 前記環状溝は、断面V字状に先端部が尖った形状である
    請求項1又は2記載のレンズ。
  4. 前記第1面に形成された2本の環状溝は、それぞれの円周方向に沿って互いに同一の角度ピッチ及び位相で複数のセグメントに分割され、前記第2面に形成された1本の環状溝も円周方向に沿って複数のセグメントに分割され、前記第1面に形成された2本の環状溝のセグメントと前記第2面に形成された1本の環状溝のセグメントとが平面視で円周方向に交互に配置されている
    請求項1、2又は3記載のレンズ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載のレンズと、前記レンズによって集光された光を受光して結像した画像の電気信号を出力する半導体撮像素子とを備えている撮像装置。
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