JP2005156603A - 光ファイバーアダプタ - Google Patents

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Tsunehiro Takahashi
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Abstract

【課題】 幅方向の小形化を実現し、組み込み対象となる光コンセントが規格化された配線器具取付枠にも対応できるようにする。
【解決手段】 内部にアダプタ取付部が形成された光ファイバーコネクタ接続用の光コンセントに内蔵される光ファイバーアダプタであって、四角形状のアダプタ本体によって外形状が形成されている。アダプタ本体21は、内部に光コネクタを接続するためのコネクタ接続部24を備えており、幅方向両側面21bが突き出し部分のない外形状となっている。さらに、アダプタ本体21の厚さ方向の側面には、凸部27(被係止部)が形成されている。この凸部27は、光コンセントのアダプタ取付部に形成された凹部(係止部)と係合する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、光ファイバーコネクタ接続用の光コンセントに内蔵される光ファイバーアダプタに関する。
超高速インターネット接続技術の発展にともない、一般住宅においても、アクセス回線として光ファイバーケーブル(以下、単に「光ファイバー」ということもある)を利用したインターネット接続サービス、いわゆるFTTH(Fiber To The Home)の導入が進みつつある。
この種のインターネット接続サービスの一般住宅への普及推進には、宅内の各部屋で容易に光ファイバーを接続できる屋内配線器具(光コンセント)の開発が欠かせない。
特に、既存の配線器具取付枠に取付け可能な光コンセントは、光ファイバーの宅内引き込み件数を飛躍的に増大させ得るものと予想される。すなわち、コンセントやスイッチなどの屋内配線器具の取付枠は、JIS(日本工業規格)において寸法形状が規格化されており、各種屋内配線器具を共通に取付可能となっている。このように規格化された配線器具取付枠を利用して、光コンセントの取付け工事が可能となれば、既存住宅においても光コンセントを容易に施設することができ、光ファイバーの接続環境を容易に整えることが可能となる。
一方、規格化された配線器具取付枠を利用した場合、それに取り付けられる光コンセントの幅寸法は、必然的に配線器具取付枠の幅寸法によって制約を受けることになる。
また、光コンセントは、一般に光ファイバーアダプタを内蔵している。光ファイバーアダプタは、光ファイバーの先端に設けられた光ファイバーコネクタを接続するための構成部品である。光コンセントには、この光ファイバーアダプタが内蔵され、当該光ファイバーアダプタに光コネクタが差し込み接続される。
しかしながら、従来の光ファイバーアダプタの多くは、特許文献1の図5に示すように、幅方向両側面に取付け用のフランジ(17)が突き出しており、このフランジ(17)を装着対象にねじ止めする構成となっていた。また、幅方向両側面にフランジ(17)のねじ止め構成を有しない光ファイバーアダプタも存在したが、やはり幅方向両側面から取付部への係止用突起が突き出していたので、これらフランジ(17)や係止用突起の突き出し部分が障害となって、光コンセント全体の幅寸法を短縮することができず、このことが既存の規格化された配線器具取付枠への対応を困難としていた。
特開平9−211264号公報、図5参照
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、幅方向の小形化を実現し、組み込み対象となる光コンセントが規格化された配線器具取付枠にも対応できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、内部にアダプタ取付部が形成された光ファイバーコネクタ接続用の光コンセントに内蔵される光ファイバーアダプタであって、
アダプタ本体は、内部に光ファイバーコネクタを接続するためのコネクタ接続部を備えるとともに、幅方向両側面を突き出し部分のない外形状としたことを特徴とする。
アダプタ本体を幅方向両側面に突き出し部分のない形状としたことにより、幅寸法を縮小して小形化を実現することができる。その結果、組み込み対象となる光コンセント全体の幅寸法を縮小して小形化を実現することができる。このようにして小形化を実現した光コンセントは、規格化された配線器具取付枠にも容易に適合させることができる。
上記本発明の光ファイバーアダプタは、コネクタ接続部を、幅方向に2本の光ファイバーを固定した二芯の光ファイバーコネクタを差し込み接続可能な寸法形状に形成することができる。
ここで、アダプタ取付部に、光ファイバーアダプタを係止するための係止部が形成された光コンセントに対して、本発明の光ファイバーアダプタは、アダプタ本体の厚さ方向の側面に、係止部と係合する被係止部を形成することが好ましい。このように、厚さ方向の側面に被係止部を形成することで、幅寸法の拡大を回避することができる。
例えば、アダプタ取付部の係止部が凹又は凸形状に形成されていれば、アダプタ本体の被係止部は、上記係止部と係合する凸又は凹形状に形成すればよい。
また、本発明の光ファイバーアダプタは、コネクタ接続部を、単芯の光ファイバーコネクタを差し込み接続可能な寸法形状に形成することもできる。
ここで、上記単芯の光ファイバーコネクタに適合する光ファイバーアダプタを幅方向に接触して2個並べた状態において、各光ファイバーアダプタのコネクタ接続部に差し込まれた光ファイバー間のピッチが、二芯の光ファイバーコネクタに固定された2本の光ファイバー間のピッチとなるように、アダプタ本体を構成することが好ましい。
なお、二芯の光ファイバーコネクタは、幅方向に2本の光ファイバーを並べて固定している。
このように構成すれば、単芯の光ファイバーコネクタに適合する本発明の光ファイバーアダプタを2個用いて、二芯の光ファイバーコネクタに適合する光ファイバーアダプタと同等の構成を実現することができる。したがって、単芯の光ファイバーコネクタに適合する本発明の光ファイバーアダプタだけで、二芯の光ファイバーコネクタに適合する構成の光コンセントを製造することもでき、部品の品種の削減を図ることが可能となる。
さらに、上記構成の光ファイバーアダプタが組み込まれる光コンセントは、アダプタ取付部に、上記本発明の光ファイバーアダプタを係止するための係止部を形成しておくことが好ましい。
かかる光コンセントに対し、本発明の光ファイバーアダプタは、アダプタ本体の厚さ方向の側面に、上記係止部と係合する被係止部を形成しておく。この被係止部は、光コンセントのアダプタ取付部にアダプタ本体を2個並べて取り付けたとき、これらアダプタ本体をアダプタ取付部の適正位置に位置決めする位置決め手段となるように構成することが好ましい。このように構成すれば、光コンセントへの組み込み作業が容易となる。
例えば、アダプタ取付部の係止部が、凹又は凸形状に形成されていれば、これに対応してアダプタ本体の被係止部は、係止部と係合する凸又は凹形状に形成すればよい。
本発明によれば、アダプタ本体を幅方向両側面に突き出し部分のない外形状としたことにより、幅寸法を縮小して小形化を実現することができる。その結果、組み込み対象となる光コンセント全体の幅寸法を縮小して小形化を実現することができる。このようにして小形化を実現した光コンセントは、規格化された配線器具取付枠にも容易に適合させることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
〔光コンセントの全体構造〕
図1はこの発明の実施形態に係る光ファイバーアダプタが組み込まれる光コンセントの全体構成を示す側面断面図、図2は図1に示した光コンセントの配線器具取付枠への装着状態を示す側面断面図である。
まず、これらの図を参照して、光コンセントの構造について説明する。
光コンセントは、本体ケース10と、機器側および幹線側の各光ファイバーアダプタ(以下、単に「光アダプタ」という)20,20と、これら各光アダプタ20,20間を光学的に接続する中継光ファイバー30とを備えている。
ここで、「機器側」とは、居室に設置されている通信機器端末等と接続される側をいい、「幹線側」とは、屋外から室内壁の内部を経由して引き回されてきた光ファイバーが接続される側をいう。
本体ケース10は、規格化された既成の配線器具取付枠1にコンセントやスイッチと同様に着脱自在となっている(図2参照)。このために、本体ケース10の周縁には配線器具取付枠1への係合部(図示せず)が形成してある。配線器具取付枠1には、化粧プレート2が着脱自在となっている。化粧プレート2は、配線器具取付枠1に装着された本体ケース10の正面側の周囲に装着される。
本体ケース10は、内部に中空部10aが形成してあり、その内部正面側には、下向きに開口する機器側アダプタ取付部11が形成してある。この機器側アダプタ取付部11には、機器側の光アダプタ20が装着してある。さらに、本体ケース10の内部背面側には、斜め下向きに開口する幹線側アダプタ取付部12が形成してあり、この幹線側アダプタ取付部12に幹線側の光アダプタ20が装着してある。
機器側および幹線側の各光アダプタ20,20には、後述する構造の二芯用光アダプタ20A(図3参照)又は単芯用光アダプタ20B(図4参照)が用いられる。
これら機器側および幹線側の各光アダプタ20,20は、本体ケース10の中空部10a内で中継光ファイバー30により光学的に接続されている。
中継光ファイバー30としては、細くしなやかでシンプルな光ファイバー心線または光ファイバー素線を用いることが好ましい。中継光ファイバー30には、外力による引張・捻り・曲げ・圧縮等の応力が作用しないから、戸外や屋内配線に使われる光ファイバーや光ファイバーコードの如き抗張力材・シース等の構造が不要である。そのため、細くしなやかでシンプルな光ファイバー心線または光ファイバー素線を利用することができる。これによって、本体ケース10内の限られた中空部10a内で無理なく各光アダプタ20,20の接続が可能となる。
なお、中継光ファイバー30の両端には、フェルール31,32が取り付けてあり、これらフェルール31,32が、各光アダプタ20,20に差し込み接続されている。
〔光アダプタの基本構造−1:二芯用光アダプタ〕
図3は、二芯の光ファイバーコネクタ(以下、単に「二芯光コネクタ」という)に対応した構成の光アダプタ(二芯用光アダプタ)を示す図で、(a)は斜視図、(b)は縦断面図、(c)は横断面図である。
同図に示した二芯用光アダプタ20Aは、図6(a)に示すような二芯光コネクタ40Aが接続できる構成となっている。
図6(a)に示す二芯光コネクタ40Aは、コネクタ連結部41に2個のSCコネクタ42,42が幅方向に並べて設けられており、これら各SCコネクタ42,42に内蔵したフェルール43,43に、それぞれ光ファイバー44,44の先端が接続固定されている。すなわち、2本の光ファイバー44,44は、幅方向に並べた状態で二芯光コネクタ40Aに固定されている。
ここで、二芯光コネクタ40Aに固定された2本の光ファイバー44,44のピッチ(中心間距離)、換言すれば各SCコネクタ42,42に内蔵したフェルール43,43のピッチ(中心間距離)は、Lに設定されている。
なお、各SCコネクタ42,42の表面には、ガイド突起45と、図示しないストッパ溝とが形成されている。
二芯用光アダプタ20Aは、アダプタ本体21と、内部接続ラッチ部材22と、シャッタ板23とを備えている。
アダプタ本体21は、本実施の形態では、外観が四角形状をしており、内部は前後両端が開口した中空部となっている。図3(c)に示すように、アダプタ本体21の内部は、幅方向中央部を前後方向に延びる隔壁21aによって仕切られており、これにより幅方向に二つのコネクタ接続部24,24が並べて形成されている。各コネクタ接続部24,24は、図6(a)に示した二芯光コネクタ40Aが差し込み接続できる内部形状に形成されている。
なお、各コネクタ接続部24,24の前後方向中央部には、内側面に係止凸部25が形成してある。
内部接続ラッチ部材22は、基部22aと、円筒部22bと、金属製の円筒状スリーブ22cと、ラッチ片22dとにより構成されている。
基部22aは、コネクタ接続部24の内部形状に対応した外形寸法に形成されており、コネクタ接続部24に一方の開口から嵌め込まれ、係止凸部25に係合することで、コネクタ接続部24の前後方向中央部に配設される。
円筒部22bは、基部22aの中央部で軸方向に延出して形成してある。円筒部22bには金属製の円筒状スリーブ22cが嵌め込まれている。円筒状スリーブ22cは、コネクタ接続部24に差し込まれた光コネクタのフェルールを保持する機能を有している。
ラッチ片22dは、基部22aの円筒部22bより外側の部分から前後方向に延出している。ラッチ片22dは、基部22aを境に前方に2本、後方に2本がそれぞれ対向するように延出している。各ラッチ片22dの先端は鈎状に形成されており、この先端鈎部が差し込まれてきたSCコネクタ42のストッパ溝(図示せず)に係合して、各SCコネクタ42を保持する。
シャッタ板23は、図3(b)に示すように、アダプタ本体21の厚さ方向一側面前部に基端部分が固定されており、そこからコネクタ接続部24内に湾曲しながら延出している。シャッタ板23は、各コネクタ接続部24,24の前部側空間にて、円筒状スリーブ22cの前方を遮蔽している。このシャッタ板23は、弾力的に撓むことができるばね性を有しており、コネクタ接続部24にSCコネクタ42が差し込まれたとき、SCコネクタ42によって内側面方向へ押し倒されて、同コネクタ42の差し込み軌道から退避する。
アダプタ本体21の厚さ方向他側面には、端縁から中央部方向へ差し込み案内用の切欠部26が形成してあり、この切欠部26にSCコネクタ42のガイド突起45が係合することにより、各SCコネクタ42が適正にコネクタ接続部24へ差し込まれる構成となっている。このように切欠部26によって案内されながらコネクタ接続部24へ差し込まれたSCコネクタ42は、先端中央部のフェルール43が、円筒状スリーブ22cに嵌合して保持される。
〔光アダプタの基本構造−2:単芯用光アダプタ〕
図4は、単芯の光コネクタに対応した構成の光アダプタ(単芯用光アダプタ)を示す図で、(a)は斜視図、(b)は縦断面図、(c)は横断面図である。なお、図4において、先に示した図3と同一部分又は相当する部分には同一符号を付し、その部分の詳細な説明は省略する。
図4に示した単芯用光アダプタ20Bは、図6(b)に示すような単芯の光コネクタ40Bに対応して構成されている。図6(b)に示す単芯光コネクタ40Bは、1個のSCコネクタ42によって構成されており、このSCコネクタ42に内蔵したフェルール43に、1本の光ファイバー44の先端が接続固定されている。
単芯用光アダプタ20Bも、アダプタ本体21と、内部接続ラッチ部材22と、シャッタ板23とを備えている。アダプタ本体21は、内部に一つのコネクタ接続部24が形成されているのみであり、したがって、アダプタ本体21の幅寸法は、二芯用光アダプタ20Aよりも短くなっている。
コネクタ接続部24は、図6(b)に示した単芯光コネクタ40Bが差し込み接続できる内部形状に形成されている。
なお、コネクタ接続部24に内部接続ラッチ部材22とシャッタ板23が配設されている点、アダプタ本体21の厚さ方向一側面に差し込み案内用の切欠部26が形成されている点等は、二芯用光アダプタ20Aと同様である。
〔光アダプタの本体ケースへの取付構造〕
図3に戻り、二芯用光アダプタ20Aの外部形状をみると、アダプタ本体21の幅方向両側面21b,21bは、突き出し部分のない平坦面で構成してある。
従来の光アダプタは、この幅方向両側面から取付け用のフランジが突き出しており(特許文献1参照)、そのフランジが障害となって、光コンセント全体の幅寸法を短縮することができず、このことが既存の規格化された配線器具取付枠への対応が困難であったことは既述したとおりである。
これに対し、本実施形態の光コンセントは、アダプタ本体21を幅方向両側面21b,21bに突き出し部分のない外形状としたことにより、このアダプタ本体21が装着される本体ケース10内部の各アダプタ取付部11,12について、その幅寸法を縮小することができ、その結果、光コンセント全体の幅寸法を縮小して小形化を実現することができる。このようにして小形化を実現した本発明の光コンセントは、規格化された配線器具取付枠1にも容易に適合させることができる。
また、二芯用光アダプタ20Aのアダプタ本体21には、厚さ方向両側面の中央部に、幅方向へ延在する凸部27が形成してある。この凸部27は、本体ケース10に形成されたアダプタ取付部11,12にアダプタ本体21を装着するための被係止部を構成している。
光アダプタとして、図3に示した二芯用光アダプタ20Aを用いるときは、本体ケース10に設けられた各アダプタ取付部11,12が、二芯用光アダプタ20Aのアダプタ本体21を収容可能な内部寸法に設定される。
図1に示すように、各アダプタ取付部11,12の対向する内面の中央部には、幅方向へ延在する凹部13が形成してある。この凹部13は上記アダプタ本体21の凸部27が係止される係止部を構成しており、これら凹部13と凸部27の係合をもって二芯用光アダプタ20Aが、本体ケース10の各アダプタ取付部11,12に装着される。
図4に示した単芯用光アダプタ20Bも、アダプタ本体21の幅方向両側面21b,21bは、突き出し部分のない平坦面で構成してある。この構成により、アダプタ本体21が装着される本体ケース10内部のアダプタ取付部11,12について、その幅寸法を縮小することができ、その結果、光コンセント全体の幅寸法を縮小して小形化を実現することができる。このようにして小形化を実現した本発明の光コンセントは、規格化された配線器具取付枠1にも容易に適合させることができる。
また、アダプタ本体21には、厚さ方向両側面の中央部に、幅方向へ延在する凸部27が形成してあり、この凸部27が、本体ケース10に形成されたアダプタ取付部11,12にアダプタ本体21を装着するための被係止部を構成することは、上述した二芯用光アダプタ20Aと同様である。
光アダプタとして、単芯用光アダプタ20Bを用いるときは、本体ケース10に設けられた各アダプタ取付部11,12が、単芯用光アダプタ20Bのアダプタ本体21を収容可能な内部寸法に設定される。既述したように、アダプタ取付部11,12の対向する内面の中央部には、幅方向へ延在する凹部13(係止部)が形成してあり(図1参照)、この凹部13とアダプタ本体21に形成した凸部27(被係止部)との係合をもって、単芯用光アダプタ20Bが本体ケース10のアダプタ取付部11,12に装着される。
なお、本実施形態では、二芯用光アダプタ20A及び単芯用光アダプタ20Bともに、アダプタ本体21に形成された被係止部を凸部で、一方、本体ケース10に形成された係止部を凹部で構成したが、これに限らず、被係止部を凹部とし、一方、係止部を凸部とすることもできる。
〔単芯用光アダプタ20Bの寸法形状〕
上述した単芯用光アダプタ20Bは、図5に示すように、幅方向に接触して2個並べた状態において、各単芯用光アダプタ20Bのコネクタ接続部24に差し込まれる光ファイバー44間のピッチが、二芯光コネクタ40Aに固定された2本の光ファイバー44,44間のピッチLとなるように、アダプタ本体21の寸法形状を構成してある。
このように構成すれば、単芯用光アダプタ20Bを2個用いて、二芯用光アダプタ20Aと同等の構成を実現することができる。したがって、単芯用光アダプタ20Bだけで、二芯光コネクタ40Aに適合する構成の光コンセントを製造することもでき、部品の品種の削減を図ることが可能となる。
なお、本体ケース10には、単芯用光アダプタ20Bを2個幅方向に並べて収容可能な内部寸法で、アダプタ取付部11,12が形成してあり、さらに、アダプタ取付部11,12の対向する内面の中央部には、幅方向に延在する凹部13(係止部)が形成してある。
各単芯用光アダプタ20Bは、凸部27(被係止部)をこの凹部13に係合させることで装着されると同時に、図5(a)に示すように幅方向に並んだ状態に位置決めされる。したがって、2個の単芯用光アダプタ20Bを容易に位置決めして本体ケース10に組み込むことが可能となり、作業性が向上する。
〔本体ケース10の構成部品と光コンセントの組立て方法〕
図7は光コンセントの構成部品を分解して示す側面断面図である。
本体ケース10は、機器側外部ケース14と、幹線側外部ケース15と、機器側内部固定部材16と、幹線側内部固定部材17とで構成されている。
機器側外部ケース14と幹線側外部ケース15は、対向する開口部を合わせた状態で組み合わされて、その内部に中空部10aを形成する。
機器側内部固定部材16は、ねじ等の締結具によって機器側外部ケース14の内側に固定される。機器側アダプタ取付部11は、機器側外部ケース14の内面と機器側内部固定部材16との間に形成される。その形成部位には、機器側外部ケース14と機器側内部固定部材16の双方に、凹部13(係止部)が対向して設けてある。
幹線側内部固定部材17には、先端に爪部を有する係合突起が形成してあり、この係合突起を幹線側外部ケース15に設けた図示しない係合溝へ嵌め込むことで、幹線側外部ケース15の内側に幹線側内部固定部材17が固定される。幹線側アダプタ取付部12は、幹線側外部ケース15の内面と幹線側内部固定部材17との間に形成される。その形成部位には、幹線側外部ケース15と幹線側内部固定部材17の双方に、凹部13(係止部)が対向して設けてある。
次に、光コンセントの組み立て方法について説明する。
まず、機器側外部ケース14の内側に形成した凹部13(係止部)と、機器側内部固定部材16に形成した凹部13(係止部)とに、それぞれ幹線側の光アダプタ20の凸部27(被係止部)を嵌め合わせた状態で、機器側内部固定部材16を機器側外部ケース14の内側に組み付ける。これにより、機器側の光アダプタ20が、本体ケース10に装着される。
同様にして、幹線側外部ケース15の内側に形成した凹部13(係止部)と、幹線側内部固定部材17に形成した凹部13(係止部)とに、それぞれ機器側の光アダプタ20の凸部27(被係止部)を嵌め合わせた状態で、機器側内部固定部材16を機器側外部ケース14の内側に組み付ける。これにより、幹線側の光アダプタ20が、本体ケース10に装着される。
各光アダプタ20,20の間には、中継光ファイバー30が接続されている。そして、機器側外部ケース14と幹線側外部ケース15とを組み合わせて、本体ケース10を形成する。これにより、図1に示す構成の光コンセントが出来上がる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、本体ケース10に機器側アダプタ取付部11と幹線側アダプタ取付部12とを形成し、これら各アダプタ取付部11,12に光アダプタ20,20を装着するとともに、それら各光アダプタ20,20を中継光ファイバー30によって光学的に接続していたが、このうち幹線側の光アダプタを省略し、直接、機器側光アダプタへ屋外から引き込まれた幹線側の光ファイバーを接続する構成としてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、アダプタ本体21は外観が四角形状をしているが、コネクタ接続部24の形状および寸法が同一でSCコネクタ42と嵌合可能であれば、四角形状に限られるものではない。
本発明の実施形態に係る光ファイバーアダプタが組み込まれる光コンセントの全体構成を示す側面断面図である。 図1に示した光コンセントの配線器具取付枠への装着状態を示す側面断面図である。 本発明の実施形態に係る二芯用光アダプタを示す図で、(a)は斜視図、(b)は縦断面図、(c)は横断面図である。 本発明の実施形態に係る単芯用光アダプタを示す図で、(a)は斜視図、(b)は縦断面図、(c)は横断面図である。 図4に示した単芯用光アダプタを2個並べた状態を示す図で、(a)は斜視図、(b)は横断面図である。 (a)は二芯光コネクタを示す正面図、(b)は単芯光コネクタを示す正面図である。 図1に示した光コンセントの構成部品を分解して示す側面断面図である。
符号の説明
1:配線器具取付枠
2:化粧プレート
10:本体ケース
10a:中空部
11:機器側アダプタ取付部
12:幹線側アダプタ取付部
13:凹部(係止部)
14:機器側外部ケース
15:幹線側外部ケース
16:機器側内部固定部材
17:幹線側内部固定部材
20:光アダプタ
20A:二芯用光アダプタ
20B:単芯用光アダプタ
21:アダプタ本体
21a:隔壁
21b:幅方向側面
22:内部接続ラッチ部材
22a:基部
22b:円筒部
22c:円筒状スリーブ
22d:ラッチ片
23:シャッタ板
24:コネクタ接続部
25:係止凸部
26:切欠部
27:凸部(被係止部)
30:中継光ファイバー
31,32:フェルール
40A:二芯光コネクタ
40B:単芯光コネクタ
41:コネクタ連結部
42:SCコネクタ
43:フェルール
44:光ファイバー
45:ガイド突起

Claims (8)

  1. 内部にアダプタ取付部が形成された光ファイバーコネクタ接続用の光コンセントに内蔵される光ファイバーアダプタであって、
    アダプタ本体は、内部に光ファイバーコネクタを接続するためのコネクタ接続部を備えるとともに、幅方向両側面を突き出し部分のない外形状とした光ファイバーアダプタ。
  2. 前記コネクタ接続部を、幅方向に2本の光ファイバーを固定した二芯の光ファイバーコネクタを差し込み接続可能な寸法形状に形成した請求項1の光ファイバーアダプタ。
  3. 前記アダプタ取付部に、光ファイバーアダプタを係止するための係止部が形成された光コンセントに対し、
    前記アダプタ本体の厚さ方向の側面に、前記係止部と係合する被係止部が形成された請求項1又は2の光ファイバーアダプタ。
  4. 前記アダプタ取付部に形成された係止部が凹又は凸形状をした光コンセントに対し、
    前記アダプタ本体の被係止部が、前記係止部と係合する凸又は凹形状に形成された請求項3の光ファイバーアダプタ。
  5. 前記コネクタ接続部を、単芯の光ファイバーコネクタを差し込み接続可能な寸法形状に形成した請求項1の光ファイバーアダプタ。
  6. 前記アダプタ本体を幅方向に接触して2個並べた状態において、各アダプタ本体の内部に形成されたコネクタ接続部に差し込まれる光ファイバー間のピッチが、二芯の光ファイバーコネクタに固定された2本の光ファイバー間のピッチとなるように、前記アダプタ本体を構成した請求項5の光ファイバーアダプタ。
  7. 前記アダプタ取付部が、前記アダプタ本体を幅方向に接触して2個並べて装着可能であり、当該アダプタ取付部に、光ファイバーアダプタを係止するための係止部が形成された光コンセントに対し、
    前記アダプタ本体の厚さ方向の側面に、前記係止部と係合する被係止部が形成され、
    前記被係止部は、前記光コンセントのアダプタ取付部にアダプタ本体を2個並べて取り付けたとき、これらアダプタ本体を前記アダプタ取付部の適正位置に位置決めする位置決め手段を構成する請求項6の光ファイバーアダプタ。
  8. 前記アダプタ取付部に形成された係止部が凹又は凸形状をした光コンセントに対し、
    前記アダプタ本体の被係止部が、前記係止部と係合する凸又は凹形状に形成された請求項7の光ファイバーアダプタ。
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