JP2005155965A - 給湯装置 - Google Patents

給湯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005155965A
JP2005155965A JP2003392247A JP2003392247A JP2005155965A JP 2005155965 A JP2005155965 A JP 2005155965A JP 2003392247 A JP2003392247 A JP 2003392247A JP 2003392247 A JP2003392247 A JP 2003392247A JP 2005155965 A JP2005155965 A JP 2005155965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
flange
connection port
rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003392247A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4175246B2 (ja
Inventor
Shingo Fujibayashi
新五 藤林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003392247A priority Critical patent/JP4175246B2/ja
Publication of JP2005155965A publication Critical patent/JP2005155965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4175246B2 publication Critical patent/JP4175246B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Joints With Pressure Members (AREA)
  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

【課題】高温水を供給する給湯装置における給湯パイプ接合部のシール性能の耐久性向上を目的としたものである。
【解決手段】フランジ7を有する給湯パイプ6と、円筒形の接続口5と、略ドーナツ盤形状の耐食性鋼板からなるシール材8を有し、このシール材8は前記フランジ7との接合面および前記接続口5との接合面および内側端面に薄膜状にゴム材8aが密着一体成形され、なおかつ加硫処理されており、外周端面近傍はゴム材8aがない構成としてある。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般水道水を使った給湯機、電気温水器などの高温水を供給する給湯装置に関するものである。
一般に、この種の給湯装置は図7に示すように、沸き上げ制御手段21とタンク22と給湯口23と、これらを支える筐体24を有している。また、タンク22上方には接続口25があって、この接続口25と給湯口23は銅パイプ製の給湯パイプ26によって接続されており、沸き上げ制御手段21が約90℃となるようにタンク22内の水を加熱することで、給湯口23から出湯される高温の湯と水道水とを混合しながら適温の湯として使用することができるようになっている。約90℃に沸き上げ制御することで、できるだけ少ない貯湯量で日常使用するお湯を確保することができている。
給湯パイプ26の端部は拡管加工されたフランジ27があり、フランジ27と接続口25端面間には耐熱ゴム製でドーナツ盤形状のゴムパッキン28を有し、給湯パイプ26のフランジ27は袋ナット29により接続口25外周の管用ねじ部に締付け固定され、水漏れすることなくシール性を確保しつつ給湯できるよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−198209号公報
しかしながら従来の技術では、ゴムパッキンの圧縮代は管用ねじ部の締付けトルクにより変動するものであり、過大トルクの場合にはゴムパッキンが破断し、過小トルクの場合には圧縮不足から水漏れを起こすことがあった。
また、昨今の給湯装置は高機能化のために、接続口の内面に逆止弁やフィルターなどの部材を挿入していることがあって、接続口の端部シール面が狭くなっており、対向する給湯パイプのフランジと必ずしも面あたりしない場合もあって、管用ねじが適正なトルクにて締付けされていても、せん断力の発生によりゴムパッキンが破断してしまうという課題があった。
さらに、自在に曲げ加工ができることと、端部を工具でつぶすことにより簡単に接続口との接合面を作り出すことができるため、給湯パイプに薄板蛇腹管を使用するケースが増えているが、接合面が均一な平面にならないことによるせん断力の発生により、ゴムパッキンが破断してしまうという課題もあった。
金属製シール材であれば、通常トルクにおいての破断の課題は解決するものの、ゴム材に比べて弾性がないため、接続口と金属製シール材と給湯パイプの接合部近傍には必ず1mm以下程度の隙間があって、これが起因し、水温が90℃と高いことによる影響、水道水に微量含まれる塩素イオン、硫酸イオン、硝酸イオンの影響と合わさって隙間腐食現象が発生し、長期間の使用のうちに水漏れに至るという課題もあった。
さらにまた、微細なガラス繊維をゴム系のバインダー材を使用して板状に成形し、弾性と強度を併せ持つタイプのゴムパッキンにおいても、水温が90℃と高いことによる影響、水道水に微量含まれる塩素酸ナトリウムなど残留塩素の影響により、長期間の使用でゴム成分が分解、流出して、ゴム圧縮によるシール性が不十分になると水漏れを起こしてしまうという課題もあった。
本発明は、上記課題を解決するもので、締め付けトルクに影響を受けにくいシール材により構成された配管部材を有する給湯装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の給湯装置は、フランジを有する給湯パイプと、円筒形の接続口と、略ドーナツ盤形状の耐食性鋼板からなるシール材を有し、このシール材は前記フランジとの接合面および前記接続口との接合面および内側端面に薄膜状にゴム材が密着一体成形され、なおかつ加硫処理されており、外周端面近傍はゴム材がない構成としている。
これによって、管用ねじを使った袋ナットの締付けにより接合部を圧縮すると、フランジおよび接続口の接合面の微小な凸凹にゴム材が入りこんでシール性が確保できるだけでなく、このシール材は通常の締付けトルクでは変形しないため、圧縮代のバラツキによる影響で水漏れが発生するということがなくなる。
そして、接続口の端部シール面が狭く、対向する給湯パイプのフランジと必ずしも面あたりしない場合であっても、給湯パイプのフランジがステンレス製の薄板蛇腹管の端部など、均一な平面で構成されていなかったとしても、締付けによるせん断力によりシール材が破断してしまうということなくシール性が確保できる。
そして、従来の技術であれば、接続口と給湯パイプの接合部近傍には必ず隙間があって、これが起因し隙間腐食が発生したが、シール材の接合面から内側端面には、一体化し加硫処理されて弾性に優れたゴム材が介在するため、隙間が埋められおり、隙間腐食現象は発生することがないし、ゴム材が一体化し加硫処理されているためゴム材自身が硬化や劣化に対して強く、鋼板材から剥がれにくく、シール性能が耐久的にも優れた構成となっている。
そして、給湯パイプ内を長期間高温の湯が通過し、水道水に微量含まれる塩素酸ナトリウムなど残留塩素の影響によりゴム成分が分解、流出しても、金属により圧縮されているシール部分はそのまま密着性を確保している上に、この現象によって隙間腐食の原因となる水の滞留するような隙間が形成されることもないため水漏れに至ることはない。
そして、外周端面近傍はゴム材がない構成としていることで、締付けの際に袋ナット内面ねじの鋭利な先端がシール材のゴムを傷つけたり、剥ぎ取ったりすることがなく、シール性悪化、隙間腐食の原因がない。
さらに、ゴム材を耐食性鋼鈑と一体に成形する際に、耐食性鋼板の外周端面近傍を金型により固定すれば固定面積が広く取れるために、ゴム材の注入位置が安定し、シール性能に大きな影響をもつゴム膜厚寸法が高い精度で管理できる。
管用ねじを使った袋ナットの締付けにより接合部を圧縮すると、フランジおよび接続口の接合面の微小な凸凹にゴム材が入りこんでシール性が確保できるだけでなく、このシール材は通常の締付けトルクでは変形しないため、圧縮代のバラツキによる影響で水漏れが発生するということがなくなる。
第1の発明は、フランジを有する給湯パイプと、円筒形の接続口と、略ドーナツ盤形状の耐食性鋼板からなるシール材を有し、このシール材は前記フランジとの接合面および前記接続口との接合面および内側端面に薄膜状にゴム材が密着一体成形され、なおかつ加硫処理されており、外周端面近傍はゴム材がない構成としている。
そして、管用ねじを使った袋ナットの締付けにより接合部を圧縮すると、フランジおよび接続口の接合面の微小な凸凹にゴム材が入りこんでシール性が確保できるだけでなく、このシール材は通常の締付けトルクでは変形しないため、圧縮代のバラツキによる影響で水漏れが発生するということがなくなる。
そして、接続口の端部シール面が狭く、対向する給湯パイプのフランジと必ずしも面あたりしない場合であっても、給湯パイプのフランジがステンレス製の薄板蛇腹管の端部など、均一な平面で構成されていなかったとしても、締付けによるせん断力によりシール材が破断してしまうということなくシール性が確保できる。
そして、従来の技術であれば、接続口と給湯パイプの接合部近傍には必ず隙間があって、これが起因し隙間腐食が発生したが、シール材の接合面から内側端面には、一体化し加硫処理されて弾性に優れたゴム材が介在するため、隙間が埋められおり、隙間腐食現象は発生することがないし、ゴム材が一体化し加硫処理されているためゴム材自身が硬化や劣化に対して強く、鋼板材から剥がれにくく、シール性能が耐久的にも優れた構成となっている。
そして、給湯パイプ内を長期間高温の湯が通過し、水道水に微量含まれる塩素酸ナトリウムなど残留塩素の影響によりゴム成分が分解、流出しても、金属により圧縮されているシール部分はそのまま密着性を確保している上に、この現象によって隙間腐食の原因となる水の滞留するような隙間が形成されることもないため水漏れに至ることはない。
そして、外周端面近傍はゴム材がない構成としていることで、締付けの際に袋ナット内面ねじの鋭利な先端がシール材のゴムを傷つけたり、剥ぎ取ったりすることがなく、シール性悪化、隙間腐食の原因がない。
さらに、ゴム材を耐食性鋼鈑と一体に成形する際に、耐食性鋼板の外周端面近傍を金型により固定すれば固定面積が広く取れるために、ゴム材の注入位置が安定し、シール性能に大きな影響をもつゴム膜厚寸法が高い精度で管理できる。
第2の発明は、ゴム材は加硫し、ゴム分子間の架橋を生成させた材料を使用している。
そして、100℃に近い熱水雰囲気中においても、ゴム弾性を長時間持続させることが可能となるだけでなく、ゴム材がフランジ及び接合面より大きな応力を受けた場合でも圧縮永久歪み量が長時間安定し、給湯装置に用いた場合に水漏れの発生を抑制する効果が大きい。
第3の発明は、シール材がその接合面内に同心円形状で、なおかつ同一高さの段を持つよう変形されているとともに、バネ性を持った鋼板材料からなる構成としている。
そして、給湯パイプと接続口の材料が熱膨張係数において著しく異なるものを使用されていた場合など、温度差の発生によってフランジと接続口の相対位置が変化したとしてもシール材のバネ性が密着力の著しい低下を防止し、シール性を確保できる。
第4の発明は、接続口の接合面に接続口フランジを有し、給湯パイプのフランジとシール材の外周のゴム材がない面を重ねて巻き締め固定した構成としてある。
そして、従来のように、給湯パイプのフランジをシール材を介し、袋ナットによって接続口外周の慣用ネジ部に締め付け固定する方法に比べ、使用する材料が非常に少なくなって省資源化が実現できるだけでなく、ホットメルト性樹脂により巻き締め部をシールする方法に比べると、100℃に近い熱水雰囲気で使用した場合に起こる樹脂成分の溶出量が少なく、シール性の耐久性が確保できる。
さらに従来、ロー付けや溶接による工法で、給湯パイプやタンクの接合をしている箇所にもこの技術は適用でき、この場合には、工法における条件、加熱条件や、還元ガスなどの注入条件によって、接合部の耐食性や強度が変動するといった課題が払拭できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における給湯装置の断面図、図2は同給湯装置の給湯パイプ接続部の詳細断面図である。
図1、図2において、1は沸き上げ制御手段であり、タンク2と給湯口3と、これらを支える筐体4を有した構成としてある。
また、タンク2上方には接続口5があって、この接続口5と給湯口3は銅パイプ製の給湯パイプ6によって接続されており、沸き上げ制御手段1が約90℃となるようにタンク2内の水を加熱することで、給湯口3から出湯される高温の湯と水道水とを混合しながら適温の湯として使用することができるようになっている。約90℃に沸き上げ制御することで、できるだけ少ない貯湯量で日常使用するお湯を確保することができている。
給湯パイプ6の端部は拡管加工されたフランジ7があり、フランジ7と接続口5端面間には略ドーナツ盤形状の耐食性鋼板からなるシール材8を有し、フランジ7は袋ナット9により接続口5外周の管用ねじ部に締付け固定され、水漏れすることなくシール性を確保しつつ給湯できるよう構成されている。
8aは耐熱ゴム材であり、シール材8とフランジ7との接合面および接続口5との接合面およびシール材8内側端面に薄膜状に密着一体成形され、なおかつ加硫処理されており、ゴムの弾性と強度を確保するとともに耐食性鋼板から剥がれないよう加工されている。また、シール材8の外周端面近傍はゴム材がない構成としており、締付けの際に袋ナット内面ねじの鋭利な先端がシール材8のゴム材8aを傷つけたり、剥ぎ取ったりすることがないように、シール性悪化の原因を取り除いている。また、ゴム材8aを耐食性鋼板と一体に成形する際に、耐食性鋼板の外周端面近傍を金型により固定すれば固定面積が広く取れるために、ゴム材の注入位置が安定し、シール性能に大きな影響をもつゴム膜厚寸法が高い精度で管理できるメリットもある。
このような構成により、フランジ7および接続口5の接合面の微小な凸凹にゴム材8aが入りこんで確実なシール性が確保できるだけでなく、耐食性鋼板製であることから通常の締付けトルクではシール材8は変形しないため、圧縮代のバラツキによる影響で水漏れが発生するということがない。
また、接続口5の内部には逆止弁10があって、高圧の水道水がタンク2に逆流しないようになっているが、接続口5のシール面5aには段差5bがあって逆止弁10が脱落しないよう保持できる構成となっているがシール面は狭くなっており、対向するフランジ7とは必ずしも面あたりしない位置関係となっている場合もある。こういった場合には袋ナット9の締付けにより、シール材8にはせん断力がかかってしまうが、耐食性鋼板製であることから通常の締付けトルクではシール材8は変形しないため、破断してしまうということなくシール性が確保できる。
さらにまた、従来の技術で、シール材8にゴム材8aがなかったならば、接続口5および、給湯パイプ7の接合部近傍には必ず金属間隙間ができてしまい、これが起因し隙間腐食が発生するが、シール材の接合面から内側端面には、一体化し加硫処理されて弾性に優れたゴム材8aが介在するため、隙間が埋められおり、隙間腐食現象は発生することがないし、ゴム材が一体化し加硫処理されているためゴム材自身が硬化や劣化に対して強く、鋼板材から剥がれにくく、シール性能が耐久的にも優れた構成となっている。
そして、給湯パイプ6内を長期間高温の湯が通過し、水道水に微量含まれる塩素酸ナトリウムなど残留塩素の影響によりゴム成分が分解、流出しても、金属により圧縮されているシール部分はそのまま密着性を確保している上に、この現象によって隙間腐食の原因となる水の滞留するような隙間が形成されることもないため水漏れに至ることはない。
次ぎに、給湯パイプにステンレス製の薄板蛇腹管を用いた場合について、図3を用いて説明すると、図3において、図の右半分は袋ナット9を締め付ける前の状態を示し、左半分は袋ナット9を接続口5に締め付けた状態を示している。
図において、11は給湯パイプでステンレス製の薄板蛇腹形状をしおり、そのフランジ11aは簡易工具を使用し1つの蛇腹を平らになるようにつぶして成型したものである。袋ナット9を締め付ける前には、フランジ11aとシール材8は同一平面となっているが、袋ナット9を締め付けるとフランジ11aは剛性のあるシール材8により平面上に形成され、それでも残る隙間にはゴム材8aが入り込んでシール性を確保できるようになる。
次ぎに、別の方法について図4を用いて説明すると、図4において、図の図の右半分は袋ナット9を締め付ける前の状態を示し、左半分は袋ナット9を接続口5に締め付けた状態を示している。
図において、12はバネ性のある鋼板材からなるシール材で、12aについていて板バネの形状になっていると共にゴム材が密着成形されている。袋ナット9を締め付けるとシール材の段部12aはバネ部が圧縮されたゴム材が接合部に密着してシール性を確保する。
そして、給湯パイプ11と接続口5の材料が、熱膨張係数において著しく異なるものを使用されていた場合など、温度差の発生によって互いの相対位置が変化したとしてもシール材12のバネ性が密着力の著しい低下を防止し、シール性を確保できるようになる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における給湯装置の断面図、図6は同給湯装置のタンクの断面図である。
図5において、図の右半分は給湯パイプ13とシール材14と接続口15を締め付ける前の状態を示しており、左半分は給湯パイプ13とシール材14と接続口15を巻き締め付け工法によって締め付けた状態を示している。
14aはシール材14に密着成形され加硫されたゴム材であり、14bは外周のゴム材がない面である。フランジ13aとシール材14の外周のゴム材がない面14bと接続口フランジ15aを合致させた状態で巻き締め加工すると、図の左に示す形状となる。
従来のように、給湯パイプのフランジを袋ナットによって接続口外周の慣用ねじ部に締め付け固定する方法に比べ、使用する材料が非常に少なくなって省資源化が実現する。
また、同じ巻き締め加工でも、ホットメルト性樹脂を使ってシールする方法に比べると、100℃に近い熱水雰囲気で使用した場合に起こる樹脂成分の溶出量が少なく、シール性の耐久性が確保できる。
さらに従来、ロー付けや溶接による工法で、給湯パイプやタンクの接合をしている箇所にもこの技術は適用でき、この場合には、工法における条件や、加熱条件や、還元ガスなどの注入条件によって、接合部の耐食性や強度が変動するといった課題が払拭できる。
図6において、16はタンクであり、タンク鏡板16aと胴板16bを接合することで形成されている。17は耐食性鋼板からなるシール材であり、内側にはゴム材17aが密着成形され、加硫されている。
タンク鏡板16aと胴板16bの接合は、シール材17を間に介しての巻き締めであり、図のように接合内面の隙間16cにはゴム材17aが圧縮され入り込んでいるが、これによりシール性の確保だけでなく、隙間腐食の問題を解決している。
従来、この接合を溶接で行う場合には、溶接の加熱はタンク外側しかできないため、反対側すなわちタンク内面の接合部は溶接条件が安定せず、接合部の耐食性や強度が変動するといった課題があったが、これはこの技術により払拭できる。
以上のように、本発明にかかる給湯装置は、管用ねじを使った袋ナットの締付けにより接合部を圧縮すると、フランジおよび接続口の接合面の微小な凸凹にゴム材が入りこんでシール性が確保できるだけでなく、このシール材は通常の締付けトルクでは変形しないため、圧縮代のバラツキによる影響で水漏れが発生するということがなくなるため、従来ロー付けや溶接による工法で給湯パイプやタンクの接合をしている箇所にも適用できる。
また、給湯装置の種類としては、ガス・石油等の燃焼バーナによるガス給湯装置・石油給湯装置の他、ヒータやヒートポンプによる電気給湯装置にも応用できる。
本発明の実施の形態1における給湯装置の断面図 同給湯装置の給湯パイプ接続部の詳細断面図 同給湯装置の別の給湯パイプ接続部の詳細断面図 同給湯装置の別の給湯パイプ接続部の詳細断面図 本発明の実施の形態2における給湯装置の断面図 同給湯装置のタンク断面図 従来例の給湯装置の断面図
符号の説明
5 接続口
6 給湯パイプ
7 フランジ
8 シール材
8a ゴム材

Claims (4)

  1. フランジを有する給湯パイプと、円筒形の接続口と、略ドーナツ盤形状の耐食性鋼板からなるシール材を有し、このシール材は前記フランジとの接合面および前記接続口との接合面および内側端面に薄膜状にゴム材が密着一体成形され、なおかつ加硫処理されており、外周端面近傍はゴム材がない構成とした給湯装置。
  2. ゴム材は加硫し、ゴム分子間の架橋を生成させた請求項1記載の給湯装置。
  3. シール材はその接合面内に同心円形状で、なおかつ同一高さの段を持つよう変形されているとともに、バネ性を持った鋼板材料からなる請求項1または2記載の給湯装置。
  4. 接続口の接合面に接続口フランジを有し、給湯パイプのフランジとシール材の外周のゴム材がない面を重ねて巻き締め固定した請求項1〜3のいずれか1項記載の給湯装置。
JP2003392247A 2003-11-21 2003-11-21 給湯装置 Expired - Fee Related JP4175246B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003392247A JP4175246B2 (ja) 2003-11-21 2003-11-21 給湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003392247A JP4175246B2 (ja) 2003-11-21 2003-11-21 給湯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005155965A true JP2005155965A (ja) 2005-06-16
JP4175246B2 JP4175246B2 (ja) 2008-11-05

Family

ID=34719008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003392247A Expired - Fee Related JP4175246B2 (ja) 2003-11-21 2003-11-21 給湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4175246B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014081161A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Daikin Ind Ltd 鏡板および貯湯タンク
CN104110843A (zh) * 2013-04-18 2014-10-22 广东美的暖通设备有限公司 水箱及具有该水箱的热水器
WO2017006758A1 (ja) * 2015-07-09 2017-01-12 リンナイ株式会社 給湯器
JP2018080770A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 帝石削井工業株式会社 ねじ込み式管継手
JP2018168995A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 藤倉ゴム工業株式会社 ガスケット、およびガスケットの製造方法
CN109282262A (zh) * 2018-11-22 2019-01-29 南通星球石墨设备有限公司 一种具有良好密封性的再沸器加热器

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014081161A (ja) * 2012-10-17 2014-05-08 Daikin Ind Ltd 鏡板および貯湯タンク
CN104110843A (zh) * 2013-04-18 2014-10-22 广东美的暖通设备有限公司 水箱及具有该水箱的热水器
CN104110843B (zh) * 2013-04-18 2017-02-22 广东美的暖通设备有限公司 水箱及具有该水箱的热水器
WO2017006758A1 (ja) * 2015-07-09 2017-01-12 リンナイ株式会社 給湯器
KR20180029958A (ko) * 2015-07-09 2018-03-21 린나이가부시기가이샤 급탕기
US10480821B2 (en) 2015-07-09 2019-11-19 Rinnai Corporation Water heater
KR102371863B1 (ko) 2015-07-09 2022-03-08 린나이가부시기가이샤 급탕기
JP2018080770A (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 帝石削井工業株式会社 ねじ込み式管継手
JP2018168995A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 藤倉ゴム工業株式会社 ガスケット、およびガスケットの製造方法
CN109282262A (zh) * 2018-11-22 2019-01-29 南通星球石墨设备有限公司 一种具有良好密封性的再沸器加热器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4175246B2 (ja) 2008-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010523912A (ja) フランジ式予備応力密封連結装置
TW200936916A (en) Integral face seal
RU2675166C1 (ru) Конструкция торцевого уплотнения топливной рампы для двигателя с прямым впрыском топлива
CN104832745B (zh) 弧板式大口径pe管道带压修复结构及其修复方法
JP4175246B2 (ja) 給湯装置
JP2849345B2 (ja) 管継手
CN106103968B (zh) 用于燃料管路的锥螺纹连接
WO2020119371A1 (zh) 储液器
KR100989211B1 (ko) 이중관 조인트 구조
KR20100124916A (ko) 소형 배관의 연결방법 및 그 실링 구조
CN204628957U (zh) 弧板式大口径pe管道带压修复结构
CN211118265U (zh) 密封式压力管道带压补漏装置
JP4779153B2 (ja) 配管用継手
KR20140114159A (ko) 금속주름관 연결구조 및 그 연결방법
JP2004144215A (ja) ヒートポンプ式給湯機の水配管接続構造体
JP2006207767A (ja) シールパッキン
CN112469148B (zh) 一种具有两级密封结构的洁净流体管式加热器及密封方法
RU48623U1 (ru) Котел электрический "beril-2"
CN205424273U (zh) 一种用于泄露法兰封堵的新型卡具
CN109175059A (zh) 利用水涨加工沟槽用内衬不锈钢弯头的方法
KR200269766Y1 (ko) 코팅 강관 내면의 이음용 슬리브
JP5848072B2 (ja) 補修治具及びそれを用いた補修方法
CN101430031A (zh) 一种管道连接管件及其连接方法
JPS609496Y2 (ja) セラミツク製ボ−ルバルブ
JP2604922Y2 (ja) 金属パイプ用シール継手

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060823

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080311

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080729

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080811

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120829

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130829

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140829

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees