JP2005155835A - 金属ベローズ、金属ベローズ・金属部材接合品およびその製造方法 - Google Patents

金属ベローズ、金属ベローズ・金属部材接合品およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】薄肉の電着ベローズでもベローズ形状を損ねることなく電着ベローズの端部に金属部材を確実に圧入嵌合でき、補助リング等の別部品を必要とすることなく一定軸長の高性能の金属ベローズや、これに金属部材を接合した金属ベローズ・金属部材接合品、およびその製造方法を得ること。
【解決手段】交互に配置された山部と谷部とを複数有するベローズ部11の伸縮方向における最端部を谷部14とし、この谷部14に隣接して、エンド部材としての金属部材20の圧入部21が圧入される圧入用ストレート円筒部12を一体に形成し、ベローズ部11の伸縮方向における谷部14の寸法を、最端部以外の他の谷部16、16、・・・の寸法よりも大きくする。
【選択図】図2

Description

この発明は、金属ベローズ、金属ベローズ・金属部材接合品およびその製造方法に関し、特に、電鋳法によって製造される電着ベローズ等の小型薄肉の金属ベローズや、これにエンド部材としての金属部材を接合した金属ベローズ・金属部材接合品、およびその製造方法に関するものである。
精密機器等に使用される小型の金属ベローズとして、電鋳法によって製造されるNi製の電着ベローズがある(例えば、特許文献1、2、3)。電着ベローズは、多くの場合、端部に、エンド部材になるような金属部材を溶接等によって気密に接合され、金属ベローズ・金属部材接合品として用いられる。この金属ベローズ・金属部材接合品としては、電着ベローズと金属部材とが圧入嵌合あるいはテーパ嵌合され、その嵌合部の全周を、レーザビーム溶接、電子ビーム溶接、あるいは抵抗溶接されているものがある(例えば、特許文献4、5)。
電着ベローズは、比較的小径で、肉厚が20〜40μm程度の薄肉品であるため、ベローズ形状を損ねることなく電着ベローズの端部に金属部材を圧入嵌合することが難しい。テーパ嵌合では、そのような問題を生じないが、テーパ寸法の誤差が電着ベローズと金属部材との接合品の全体の軸長をばらつかせる原因になり、一定軸長の金属ベローズ・金属部材接合品を得るためには、テーパ精度を高度に管理する必要が生じる。
また、たが(箍)作用を奏する補助リングを用いたものもあるが(例えば、特許文献4)、これは、部品点数、組付工数の増加を招く。
特開平1−169172号公報 実開平3−91571号公報 特開2002−30477号公報 特開平5−288273号公報 特開平10−211581号公報
この発明が解決しようとする課題は、薄肉の電着ベローズでも、ベローズ形状を損ねることなく電着ベローズの端部に金属部材を確実に圧入嵌合でき、テーパ嵌合におけるような軸長ばらつきを生じることがなく、補助リング等の別部品を必要とすることなく一定軸長の高性能の金属ベローズや、これに金属部材を接合した金属ベローズ・金属部材接合品、およびその製造方法を得ることである。
この発明による金属ベローズは、交互に配置された山部と谷部とを複数有するベローズ部と、当該ベローズ部の伸縮方向における最端部に隣接して設けられた圧入用ストレート円筒部とを有する金属ベローズであって、前記最端部に前記谷部が配置されており、前記最端部の前記谷部が他の前記谷部よりも、前記伸縮方向において大きい寸法で形成されていることを特徴とする。
この発明による金属ベローズ・金属部材接合品は、請求項1に記載の金属ベローズと、前記金属ベローズの前記圧入用ストレート円筒部の内側にエンド部材として圧入された金属部材とを有し、前記圧入用ストレート円筒部の内側に圧入された前記金属部材と前記圧入用ストレート円筒部とが当該圧入用ストレート円筒部の全周に亘って溶接されていることを特徴とする。
この発明による金属ベローズ・金属部材接合品の製造方法は、請求項2に記載の金属ベローズ・金属部材接合品を製造する方法であって、前記金属ベローズにおける前記最端部の前記谷部に固定治具の嵌合部を嵌合させて、前記金属ベローズを前記固定治具により保持する第1の工程と、前記固定治具により保持した前記金属ベローズの前記圧入用ストレート円筒部の内側に、前記金属部材をエンド部材として圧入する第2の工程と、前記固定治具により保持した前記金属ベローズの前記圧入用ストレート円筒部と、当該圧入用ストレート円筒部の内側に圧入された前記金属部材とを、前記圧入用ストレート円筒部の全周に亘って溶接する第3の工程とを含むことを特徴とする。
この発明による金属ベローズ・金属部材接合品の製造方法は、好ましくは、前記固定治具として一対の半割部材を用い、前記第1の工程において、前記各半割部材が各々有する前記嵌合部を前記ベローズ部の前記最端部の前記谷部にその半周に亘ってそれぞれ嵌合させることで、前記金属ベローズを前記固定治具により保持する。
この発明による金属ベローズ・金属部材接合品の製造方法は、さらに好ましくは、前記金属部材として円筒状のものを用い、前記固定治具は、各々前記嵌合部を有する一対の半割部材と、前記一対の半割部材を抜き差し可能に収容するカップ形状の外側筐体と、前記外側筐体の底部中心部より立設された丸柱状の中心ガイド柱とを有し、前記第1の工程において、前記各半割部材が各々有する前記嵌合部を前記ベローズ部の前記最端部の前記谷部にその半周に亘ってそれぞれ嵌合させ、嵌合状態にある前記金属ベローズの一対の半割部材を前記外側筐体内に入れると同時に、前記金属ベローズ内に前記中心ガイド柱を通し、その後に、前記中心ガイド柱に円筒状の前記金属部材を通し、前記第2の工程として、前記金属部材の先端面が前記中心ガイド柱の軸線方向中間部に形成されている段差肩面に当接するまで、前記中心ガイド柱を圧入ガイドとして前記金属部材を圧入する。
この発明による金属ベローズは、交互に配置された山部と谷部とを複数有するベローズ部の伸縮方向における最端部に谷部が配置されていて、この最端部の谷部が他の谷部よりも、ベローズ部の伸縮方向において大きい寸法で形成されているから、圧入用ストレート円筒部の内側にエンド部材としての金属部材を圧入する際に、圧入用ストレート円筒部に最も近い、ベローズ部の伸縮方向における寸法が他の谷部よりも大きいベローズ部最端部の谷部を、固定治具を用いて保持する等して、圧入用ストレート円筒部に対する金属部材の圧入時に加わる力が固定治具等で吸収されてベローズ部にまで伝わらないように構成することができる。
この発明による金属ベローズおよび金属ベローズ・金属部材接合品の一つの実施形態を、図1、図2を参照して説明する。
図1(a)は金属ベローズ10を、図1(b)は金属部材20を、図2は金属ベローズ・金属部材接合品30(以下、「接合品30」と略記することがある)を各々示している。
図1(a)に示されているように、金属ベローズ10は、交互に配置された山部と谷部とを複数有するベローズ部11と、当該ベローズ部11の伸縮方向における両最端部に隣接して設けられた圧入用ストレート円筒部12、13とを一体に形成した、Ni等を材料とする電着ベローズであり、圧入用ストレート円筒部12、13に隣接するベローズ部11の伸縮方向における両最端部には、いずれも谷部14、15が配置されている。
この金属ベローズ10は、ベローズ部11の最大内径が10mm以下、肉厚が20〜40μm程度、両最端部の谷部14、15を除く他の谷部16、16、・・・の、ベローズ部11の伸縮方向における寸法Wcが0.2〜0.4mm程度で、ベローズピッチが細かい、小型のものであり、各最端部の谷部14、15の、ベローズ部11の伸縮方向における寸法Wa、Wbは、同方向における他の谷部16、16、・・・の寸法Wcより大きい。
そして、各最端部の谷部14、15の寸法Wa、Wbは、後述する圧入作業用の固定治具100の内側鍔部101A、101Bが入る寸法に設定されている。
各圧入用ストレート円筒部12、13の内径Da、Dbは、それらに各々隣接する各最端部の谷部14、15の内径Dcより大きい。一方の圧入用ストレート円筒部12の外径Ddはベローズ部11の山部の外径Deにほぼ等しく、他方の圧入用ストレート円筒部13の外径Dfはベローズ部11の山部の外径Deより小さい。
図1(b)に示されているように、金属部材20は、この実施形態では円筒体で、一端部に圧入部21を有している。金属部材20は、圧入部21を、金属ベローズ10の圧入用ストレート円筒部12の内側に圧入され、その圧入部分において圧入用ストレート円筒部12と金属部材20とが全周に亘ってレーザビーム溶接あるいは電子ビーム溶接され、これにより金属ベローズ10と金属部材20の接合品30が完成する。圧入用ストレート円筒部12と金属部材20との溶接部は、図2において、符号25により示されている。なお、圧入部21の先端は、圧入部21を圧入用ストレート円筒部12の内側に圧入しやすいように、面取り形状になっている。この先端形状は、R形状でもよい。
金属ベローズ10の圧入用ストレート円筒部12に対する金属部材20の圧入は、金属部材20の圧入部21の先端面21Aが、後述する中心ガイド柱105の軸線方向中間部に形成されている段差肩面105Aに突き当たるまで行われる。これにより、金属ベローズ10と金属部材20との接合品30に組み付け誤差が生じることがなく、ベローズ部11の伸縮方向における接合品30の全体寸法が製品ごとにばらつくことがない。
なお、このことは、金属ベローズ10の圧入用ストレート円筒部13に金属部材(図示省略)を圧入、溶着して金属ベローズ10と不図示の金属部材との接合品を製造する場合についても、同様に生じることである。
金属ベローズ10は圧入用ストレート円筒部12を含めて薄肉ものであるから、圧入用ストレート円筒部12と金属部材20の圧入部21との圧入代の設定は、重要である。この圧入代は、圧入用ストレート円筒部12の内径をDa、圧入部21の外径をDgとすると、Dg>Daで、Dg−Daにより設定される。この圧入代(Dg−Da)は、0.01〜0.02mm程度が最適値になる。
圧入代(Dg−Da)が0.01mm以下であると、適当な圧入状態が安定して得られず、圧入用ストレート円筒部12と圧入部21との間にクリアランスが生じる虞れがある。圧入用ストレート円筒部12と圧入部21との間にクリアランスがあると、溶接熱が金属部材20側に伝わり難く、薄肉の圧入用ストレート円筒部12が溶接熱によって溶け、穴あきを生じる虞れがある。
これに対し、圧入代(Dg−Da)が0.02mm以上であると、過剰な圧入荷重が薄肉の圧入用ストレート円筒部12に作用し、圧入用ストレート円筒部12に割れが生じる虞れがある。
圧入代(Dg−Da)が上述のように最適値に設定されていることより、補助リング等の別部品を必要とすることなく、健全に、圧入、溶接された金属ベローズ10と金属部材20との接合品30が、生産性よく得られるようになる。
なお、この圧入代は、ベローズ部11の他方の圧入用ストレート円筒部13と、圧入用ストレート円筒部13に圧入される金属部材(図示省略)についても、同様にして最適値に設定される。
図3は、この発明による金属ベローズ・金属部材接合品30の製造方法の実施に用いる圧入作業用の固定治具100の一つの実施形態を示している。固定治具100は、カップ形状の外側筐体102と、外側筐体102内に抜き差し可能に収容される一対の円筒半割部材103A、103Bと、外側筐体102の底部中心部により垂直(軸線方向)に立設された丸柱状の中心ガイド柱105とを含み、一対の円筒半割部材103A、103Bの各々の上端部に、ベローズ部11の最端部の谷部14あるいは15にその半周に亘って各々嵌合する嵌合部として半円環状の内側鍔部101A、101Bが形成されている。
金属ベローズ10の圧入用ストレート円筒部12に対する金属部材20の圧入の際に、金属部材20の圧入部21の先端面21Aが中心ガイド柱105の後述する段差肩面105Aに突き当たり、反対側の圧入用ストレート円筒部13に対する不図示の反対側の金属部材の圧入の際についても、圧入用ストレート円筒部12に対する金属部材20の圧入の際と同様のことが、圧入用ストレート円筒部13と不図示の金属部材との間に発生する。
このとき、圧入荷重の一部が、圧入用ストレート円筒部12に隣接する谷部14の円環状盤面14Aや、圧入用ストレート円筒部13に隣接する谷部15の円環状盤面に、過度の変形や圧延を発生させない程度の大きさの範囲内で印加される場合には、内側鍔部101A、101Bはそれらの荷重に耐える強度を有しており、この内側鍔部101A、101Bを挿入できるよう、ベローズ部11の伸縮方向における谷部14、15の寸法Wa、Wbが予め設定されている。
なお、内側鍔部101A、101Bは、谷部14、15の補形をなし、円筒半割部材103A、103Bの内径Dhは、ベローズ部11の山部の外径Deより少し大きく、ベローズ部11の伸縮方向における円筒半割部材103A、103Bの寸法は、同方向における金属ベローズ10の寸法より大きい。
また、中心ガイド柱105の外径Diは、ベローズ部11の各最端部の谷部14、15の内径Dcより少し小さい。また、中心ガイド柱105は、内側鍔部101A、101Bの上面より少し高い高さ位置に、円環状の段差肩面105Aを有し、この段差肩面105Aより上側の延長部105Bの外径Djが金属部材20の内筒部22の内径Dkより少し小さく、延長部105Bと内筒部22とが嵌合するようになっている。この延長部105Bが圧入作業時の金属部材20の支持(圧入)ガイドになる。
この発明による金属ベローズ・金属部材接合品30の製造は、まず、金属ベローズ10を円筒半割部材103A、103Bによって外側から挟む。これにより、ベローズ部11の谷部14に各円筒半割部材103A、103Bの内側鍔部101A、101Bが挿入(嵌合)されて、ベローズ部11が円筒半割部材103A、103B内に収められる。これにより、ベローズ部11の全周に亘って内側鍔部101A、101Bが谷部14にぴったりと嵌合し、谷部14の全体が内側鍔部101A、101Bによって埋められて補強されることになる。
つぎに、円筒半割部材103A、103Bで挟んだ金属ベローズ10を、すなわち、嵌合状態にある金属ベローズ10と一対の円筒半割部材103A、103Bを、固定治具100の外側筐体102内に入れ込む。この入れ込みにより、ベローズ部11内に圧入用ストレート円筒部13側(谷部15側)から中心ガイド柱105が入り、金属ベローズ10は、中心ガイド柱105と円筒半割部材103A、103Bとにより、径方向内方にも外方にも径方向変位できないように拘束される。
つぎに、固定治具100の中心ガイド柱105の延長部105Bに、金属部材20の内筒部22を被せる。すなわち、延長部105Bに円筒状の金属部材20を通す。これで、圧入作業の段取り(第1の工程)が完了する。
つぎに、第2の工程として、圧入工具110によって金属部材20に下向きの圧入荷重を加え、中心ガイド柱105の延長部105Bを圧入ガイドとして、金属部材20の圧入部21を、金属ベローズ10の圧入用ストレート円筒部12内に圧入する。
この圧入作業は、中心ガイド柱105と円筒半割部材103A、103Bとにより径方向変位できないように金属ベローズ10が拘束されて、ベローズ部11の全周に亘って内側鍔部101A、101Bが谷部14にぴったりと嵌合し、谷部14の全体が内側鍔部101A、101Bによって埋められて補強支持された状態で行われるから、圧入荷重がベローズ部11に作用することがない。
これにより、前述の圧入代(Dg−Da)の適正設定と相まって、薄肉の金属ベローズ10でも、ベローズ部11に割れが生じたり、ベローズ形状を損ねるような不具合を生じることなく金属ベローズ10の端部に金属部材20が確実に圧入嵌合される。
この圧入は、金属部材20の圧入部21の先端面21Aが、中心ガイド柱105の段差肩面105Aに当たるまで行われる。これにより、金属ベローズ10と金属部材20との全体軸長に組み付け誤差が生じることがない。
圧入が完了すれば、第3の工程として、圧入部分において、圧入用ストレート円筒部12と金属部材20とを全周に亘ってレーザビーム溶接あるいは電子ビーム溶接し、すなわち、全周溶接し、金属ベローズ10と金属部材20とを気密に接合する。これにより、図2に示されているような金属ベローズ・金属部材接合品30が完成する。
また、前述した圧入代(Dg−Da)の適正設定により、圧入用ストレート円筒部12と圧入部21との間に不要なクリアランスが生じることがなく、溶接熱が金属部材20側に伝わり難いことによって薄肉の圧入用ストレート円筒部12が溶接熱によって溶け、穴あきを生じるような不具合を生じることなく、安定した溶接による高性能な金属ベローズ・金属部材接合品30を、生産性よく製造できる。
なお、上述した金属ベローズ10と金属部材20との圧入、溶接は、圧入用ストレート円筒部12とは反対側の圧入用ストレート円筒部13における金属部材の圧入、溶接についても、金属ベローズ10の治具取り付けを逆にして、同様に行うことができる。
(a)はこの発明による金属ベローズの一つの実施形態を示す断面図、(b)は金属部材を示す断面図である。 この発明による金属ベローズ・金属部材接合品の一つの実施形態を示す断面図である。 この発明による金属ベローズ・金属部材接合品の製造方法の実施に用いる圧入作業用の固定治具の一つの実施形態とその使用法を示す断面図である。
符号の説明
10 金属ベローズ
11 ベローズ部
12、13 圧入用ストレート円筒部
14、15 ベローズ部最端部の谷部
16 ベローズ部最端部以外の谷部
20 金属部材
21 圧入部
100 固定治具
101A、101B 内側鍔部
102 外側筐体
103A、103B 円筒半割部材
105 中心ガイド柱
110 圧入工具

Claims (5)

  1. 交互に配置された山部と谷部とを複数有するベローズ部と、当該ベローズ部の伸縮方向における最端部に隣接して設けられた圧入用ストレート円筒部とを有する金属ベローズであって、
    前記最端部に前記谷部が配置されており、
    前記最端部の前記谷部が他の前記谷部よりも、前記伸縮方向において大きい寸法で形成されている、
    ことを特徴とする金属ベローズ。
  2. 請求項1に記載の金属ベローズと、
    前記金属ベローズの前記圧入用ストレート円筒部の内側にエンド部材として圧入された金属部材とを有し、
    前記圧入用ストレート円筒部の内側に圧入された前記金属部材と前記圧入用ストレート円筒部とが当該圧入用ストレート円筒部の全周に亘って溶接されている、
    ことを特徴とする金属ベローズ・金属部材接合品。
  3. 請求項2に記載の金属ベローズ・金属部材接合品を製造する方法であって、
    前記金属ベローズにおける前記最端部の前記谷部に固定治具の嵌合部を嵌合させて、前記金属ベローズを前記固定治具により保持する第1の工程と、
    前記固定治具により保持した前記金属ベローズの前記圧入用ストレート円筒部の内側に、前記金属部材をエンド部材として圧入する第2の工程と、
    前記固定治具により保持した前記金属ベローズの前記圧入用ストレート円筒部と、当該圧入用ストレート円筒部の内側に圧入された前記金属部材とを、前記圧入用ストレート円筒部の全周に亘って溶接する第3の工程と、
    を含むことを特徴とする金属ベローズ・金属部材接合品の製造方法。
  4. 前記固定治具として各々前記嵌合部を有する一対の半割部材を用い、前記第1の工程において、前記各半割部材が各々有する前記嵌合部を前記ベローズ部の前記最端部の前記谷部にその半周に亘ってそれぞれ嵌合させることで、前記金属ベローズを前記固定治具により保持することを特徴とする請求項3記載の金属ベローズ・金属部材接合品の製造方法。
  5. 前記金属部材として円筒状のものを用い、
    前記固定治具は、各々前記嵌合部を有する一対の半割部材と、前記一対の半割部材を抜き差し可能に収容するカップ形状の外側筐体と、前記外側筐体の底部中心部より立設された丸柱状の中心ガイド柱とを有し、
    前記第1の工程において、前記各半割部材が各々有する前記嵌合部を前記ベローズ部の前記最端部の前記谷部にその半周に亘ってそれぞれ嵌合させ、嵌合状態にある前記金属ベローズの一対の半割部材を前記外側筐体内に入れると同時に、前記金属ベローズ内に前記中心ガイド柱を通し、その後に、前記中心ガイド柱に円筒状の前記金属部材を通し、
    前記第2の工程として、前記金属部材の先端面が前記中心ガイド柱の軸線方向中間部に形成されている段差肩面に当接するまで、前記中心ガイド柱を圧入ガイドとして前記金属部材を圧入することを特徴とする請求項3記載の金属ベローズ・金属部材接合品の製造方法。
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