JP2005155543A - 圧縮機の保護装置 - Google Patents

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英幸 小林
Atsushi Shiraishi
敦 白石
Taichi Onozuka
太一 小野塚
Masaaki Takahata
正明 高畑
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Abstract

【課題】圧縮機を冷媒吐出室内の異常圧力上昇及び異常温度上昇から保護することのできるとともに、部品点数及び組立工数を増加させることのない圧縮機の保護装置を提供する。
【解決手段】ケース体51の一端側開口部から開閉部材52に加わる冷媒吐出室13内の圧力が所定圧力以上になると、開閉部材52をスプリング54に抗してケース体51の軸方向他端側に移動することにより、ケース体51内を介して冷媒吐出室13内の冷媒ガスを外部に排出し、ケース体51の一端側開口部を介して開閉部材52内の感温部材55に伝達される温度が所定温度以上になると、感温部材55によって電磁クラッチへの通電を遮断するようにしたので、一つの保護装置50によって圧縮機を冷媒吐出室13内の異常圧力上昇及び異常温度上昇から確実に保護することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用空気調和装置等の冷媒圧縮用に用いられる圧縮機の保護装置に関するものである。
一般に、車両用空気調和装置に用いられる圧縮機としては、中空状に形成された圧縮機本体と、圧縮機本体内に吸入された流体を圧縮するスクロール型の圧縮部と、圧縮部に連結された駆動シャフトとを備え、駆動シャフトをエンジンの動力によって回転させることにより、圧縮部を駆動して冷媒を吸入及び吐出するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、前記圧縮機は、エンジンからの動力をプーリを介して駆動シャフトに伝達する電磁クラッチを備え、プーリに巻き掛けられたベルトによってエンジンの動力を駆動シャフトに伝達するようになっている。
ところで、前記圧縮機においては、圧縮機本体内の一端側に圧縮部から冷媒が吐出される冷媒吐出室が設けられているが、冷媒吐出室内の冷媒ガスの圧力が異常上昇した場合には圧縮機を保護する必要がある。そこで、前記圧縮機では、冷媒吐出室の壁面にプレッシャリリーフバルブが取付けられ、冷媒吐出室内の圧力が所定圧力以上になると、プレッシャリリーフバルブによって冷媒吐出室内の冷媒ガスを外部に排出するようになっている(例えば、特許文献1の図10乃至図13参照。)。
また、従来の圧縮機においては、冷媒吐出室内の冷媒ガスの温度が異常上昇した場合にも圧縮機を保護する必要がある。そこで、冷媒吐出室の壁面にバイメタル等の感温部材からなるサーマルプロテクタが取付けられ、冷媒吐出室内の温度が所定温度以上になると、サーマルプロテクタによって電磁クラッチへの通電を遮断するようになっている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−220587号公報 実開平7−14189号公報
しかしながら、従来の圧縮機では、冷媒吐出室内の圧力または冷媒吐出室内の温度の異常上昇から圧縮機を保護するためには、プレッシャリリーフバルブとサーマルプロテクタをそれぞれ取付けなければならず、部品点数及び組立工数が多くなり、生産性の低下及び製造コストの増加を来すという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、圧縮機を冷媒吐出室内の異常圧力上昇及び異常温度上昇から保護することのできるとともに、部品点数及び組立工数を増加させることのない圧縮機の保護装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、圧縮機の冷媒吐出室内の圧力が所定圧力以上になると冷媒吐出室内の冷媒ガスを外部に排出し、冷媒吐出室内の温度が所定温度以上になると圧縮機の電磁クラッチへの通電を遮断する圧縮機の保護装置であって、圧縮機本体の壁面を冷媒吐出室側に貫通する取付孔に取付けられ、冷媒吐出室内を外部に連通するように両端を開口した筒状のケース体と、ケース体内に軸方向に移動自在に設けられ、ケース体の一端側に移動することによりケース体の一端側開口部を閉鎖し、ケース体の他端側に移動することによりケース体の一端側開口部を開放する開閉部材と、開閉部材を閉鎖方向に付勢するとともに、冷媒吐出室内の圧力が所定圧力以上になると開閉部材の開放方向への移動を許容する付勢部材と、開閉部材と一体に設けられ、ケース体の一端側開口部を介して伝達される冷媒吐出室内の温度が所定温度以上になると電磁クラッチへの通電を遮断する感温部材とを備えている。
これにより、ケース体の一端側開口部から開閉部材に加わる冷媒吐出室内の圧力が所定圧力以上になると、開閉部材が付勢部材に抗してケース体の軸方向他端側に移動することにより、ケース体内を介して冷媒吐出室内の冷媒ガスが外部に排出され、ケース体の一端側開口部を介して開閉部材内の感温部材に伝達される温度が所定温度以上になると、感温部材によって電磁クラッチへの通電が遮断されることから、一つの保護装置により圧縮機が冷媒吐出室内の異常圧力上昇及び異常温度上昇から保護される。
本発明の圧縮機の保護装置によれば、一つの保護装置により圧縮機を冷媒吐出室内の異常圧力上昇及び異常温度上昇から保護することができるので、部品点数及び組立工数を少なくすることができ、生産性の向上及び製造コストの低減を図ることができる。
図1乃至図4は本発明の一実施形態を示すもので、図1は本発明の保護装置を備えた圧縮機の側面断面図、図2は保護装置の側面断面図、図3は図2のA−A断面図、図4は保護装置の動作を示す側面断面図である。
同図に示す圧縮機は、冷媒を吸入及び吐出する圧縮機本体10と、圧縮機本体10内に吸入された冷媒を圧縮する圧縮部20と、圧縮部20を駆動する駆動シャフト30と、駆動シャフト30に外部からの動力を伝達する電磁クラッチ40とを備え、圧縮機本体10には保護装置50が取付けられている。
圧縮機本体10は中空状に形成され、第1のハウジング11及び第2のハウジング12からなる。第1のハウジング11は圧縮機本体10の一端面及び側面を形成しており、その内部の一端側には冷媒吐出室13が設けられる。また、第1のハウジング11の側面には冷媒吸入口(図示せず)が設けられ、第1のハウジング11の一端面には冷媒吐出室13に連通する冷媒吐出口(図示せず)が設けられている。第2のハウジング12は圧縮機本体10の他端面を形成しており、ボルト14によって第1のハウジング11に固定されている。また、第1のハウジング11の一端面には保護装置50を取付けるための取付孔11aが設けられ、取付孔11aは冷媒吐出室13の壁面を貫通するネジ孔からなる。
圧縮部20は、第1のハウジング11内の一端側に配置された固定スクロール部材21と、第1のハウジング11内の他端側に配置された可動スクロール部材22とからなり、固定スクロール部材21は冷媒吐出室13を仕切るように第1のハウジング11内に固定されている。固定スクロール部材21の一端面には一方の渦巻体21aが設けられ、固定スクロール部材21のほぼ中央には冷媒吐出室13に連通する貫通孔21bが設けられている。また、固定スクロール部材21の他端面には貫通孔21bを開閉する板状の吐出バルブ24が設けられ、吐出バルブ24は固定スクロール部材21の他端面に取付けられたストッパ25によって所定の開度に規制されるようになっている。可動スクロール部材22の一端面には他方の渦巻体22aが設けられ、その他端面には第2のハウジング12側に延びるボス部22bが設けられている。また、可動スクロール部材22と第2のハウジング12との間には回転阻止機構26が設けられ、回転阻止機構26によって可動スクロール部材22が自転を阻止された所定の旋回運動を行うようになっている。
駆動シャフト30は一端側をローラベアリング31を介して第2のハウジング12に回動自在に支持され、その他端側はボールベアリング32を介して第2のハウジング12に回動自在に支持されている。駆動シャフト30の一端面にはその軸心に対して偏心した偏心ピン33が突設され、偏心ピン33は偏心ブシュ34内に挿入されている。また、偏心ブシュ34はローラベアリング35を介して可動スクロール部材22のボス部22bに回動自在に支持されている。
電磁クラッチ40は、駆動シャフト30に対して同軸状に回転するロータ41と、ロータ41に一体に設けられたプーリ42と、ロータ41に対して同軸状に回転するアーマチュア43と、アーマチュア43と一体に回転するハブ44と、ロータ41及びアーマチュア43の軸方向の対向面を磁力によって互いに吸着可能な電磁コイル45とから構成されている。
ロータ41は環状に形成された磁性体からなり、その内周面をローラベアリング41aを介して圧縮機本体10の第2のハウジング12に回動自在に支持されている。ロータ41の一端面側には環状の凹部41bが設けられ、凹部41b内には電磁コイル45が収容されている。ロータ41の他端面はアーマチュア43と軸方向に対向しており、電磁コイル45によってアーマチュア43を吸着するようになっている。
プーリ42はロータ41の外周面側に形成され、図示しないVベルトが巻き掛けられるようになっている。
アーマチュア43は環状の板状部材によって形成された磁性体からなり、その一端面はロータ41の他端面と僅かな間隙を介して対向しており、電磁コイル45によってロータ41の他端面に吸着されるようになっている。
ハブ44は円板状に形成された金属製の部材からなり、その中央には駆動シャフト30の一端側が連結され、駆動シャフト30はナット44aによってハブ44に固定されている。ハブ44は連結板44b及び板バネ44cを介してアーマチュア43に連結されており、板バネ44cの弾性変形によってアーマチュア43がロータ41側へ変位可能になっている。
電磁コイル45は絶縁皮膜を施した導線の巻線からなり、ステータ45aの内部にエポキシ等の樹脂部材によってモールド固定されている。ステータ45aは環状に形成された断面略コ字状の磁性体からなり、ロータ41の凹部41a内に固定されている。また、ステータ45aは環状の連結部材45bを介して圧縮機本体2に連結されている。
保護装置50は、圧縮機本体10の第1のハウジング11に取付けられるケース体51と、ケース体51内に軸方向に移動自在に設けられた熱伝導性の開閉部材52と、開閉部材52と共にケース体51内を軸方向に移動するガイド部材53と、開閉部材52をケース体51の一端側に付勢する付勢部材としてのコイル状のスプリング54と、開閉部材52と一体に設けられた感温部材55とから構成されている。
ケース体51は両端を開口した円筒状の部材からなり、その一端側の外周面には圧縮機本体10の取付孔11aに螺合するネジ部51aが設けられている。また、ネジ部51aの基端側には圧縮機本体10の外面に当接するフランジ部51bが設けられ、フランジ部51bと圧縮機本体10の外面との間には環状のシール部材51cが介装されている。ケース体51内の軸方向所定位置には一端側の内径が他端側の内径よりも大きくなる段差部51dが設けられ、段差部51dには開閉部材52が軸方向に係止するようになっている。また、ケース体51の一端側開口部の内周面には環状のシール部材51eが取付けられ、ケース体51の他端側開口部は径方向中央を開口した板状部材51fによって覆われている。
開閉部材52は、ケース体51の一端側の内径よりもやや小さい外径を有する前端部52aと、ケース体51の他端側の内径よりもやや小さい外径を有する後端部52bとからなり、ケース体51の内周面と開閉部材52の外周面との間には冷媒を流通可能な隙間が設けられている。開閉部材52の前端部52aはケース体51の一端側に挿入され、その先端側の外周面にはケース体51のシール部材51eが圧接するようになっている。開閉部材52の後端部52bはケース体51の他端側に位置し、その一端面はケース体51の段差部51dにケース体51の他端側から係止するようになっている。
ガイド部材53は開閉部材52の後端部52bの他端面側に固定された板状の部材からなり、その径方向中部には円形の開口部53aが設けられている。ガイド部材53は周方向の一部をケース体51の他端側の内径とほぼ同等の外径に形成され、ケース体51の内周面に沿って軸方向に摺動するようになっている。また、ガイド部材53は周方向の他の部分に冷媒を流通可能な切り欠き部53bを有し、切り欠き部53bはガイド部材53の周方向二箇所に設けられている。
スプリング54はケース体51の板状部材51fと開閉部材52の後端部52bとの間に圧縮状態で介装され、開閉部材52を後端部52bが段差部51dに圧接するように付勢している。この場合、ケース体51の一端開口部側(冷媒吐出室13側)の圧力が所定圧力以上になると、スプリング54の付勢力に抗して開閉部材52の開放方向(ケース体51の他端側)への移動が許容されるようになっている。
感温部材55は、例えばバイメタル等のように温度の変化に伴って一対の電気接点間を開閉する周知の機器からなり、開閉部材52の前端部52a内に埋設されている。感温部材55の各電気接点(図示せず)にはそれぞれ導線55aが接続され、図示していないが各導線55aは電磁クラッチ40の電磁コイル45への通電回路に接続されている。この場合、ケース体51の一端側開口部を介して感温部材55に伝達される温度が所定温度以上になると、感温部材55によって各導線55a間の通電が遮断されるようになっている。
以上の構成においては、エンジンの動力が電磁クラッチ40のプーリ42に入力されると、プーリ42と一体にロータ41が回転する。その際、電磁コイル45の通電停止時は、ロータ41とアーマチュア43の軸方向の対向面が互いに間隔をおいて保持されているため、ロータ41がアーマチュア43に対して空転し、ロータ41の回転力はアーマチュア43に伝達されない。また、電磁コイル45が通電されると、電磁コイル45の磁力によってアーマチュア43がロータ41側に吸引され、ロータ41とアーマチュア43が互いに圧着して摩擦係合する。これにより、ロータ41の回転力がアーマチュア43に伝達され、アーマチュア43の回転力が駆動シャフト30に伝達される。
駆動シャフト30が回転すると、圧縮部20の可動スクロール部材22が偏心ブシュ34の回転によって所定の旋回運動を行う。これにより、圧縮機本体10の冷媒吸入口から第1のハウジング11内に流入した冷媒が可動スクロール部材22の渦巻体22aと固定スクロール部材21の渦巻体21aとの間に吸入され、各渦巻体21a,22a間で圧縮される。各渦巻体21a,22aによって圧縮された冷媒は冷媒吐出室13内に吐出され、冷媒吐出室13から冷媒吐出口を経て外部に吐出される。尚、各渦巻体21a,22aの圧縮動作については、周知のスクロール型圧縮機と同様であるため、詳細な説明は省略する。
前記保護装置50においては、冷媒吐出室13内の冷媒の圧力が所定圧力よりも低い場合は、図2に示すようにスプリング54によって開閉部材52の後端部52bがケース体51の段差部51dに圧着するとともに、開閉部材52の前端部52aの外周面にケース体51のシール部材51eが圧接し、ケース体51の一端側開口部が気密状態で閉鎖される。また、冷媒吐出室13内の冷媒の温度が所定温度よりも低い場合は、感温部材55による各導線55a間の通電状態が維持され、電磁クラッチ40に電力が供給される。
ここで、高負荷時に吐出冷媒の圧力が異常上昇した場合など、冷媒吐出室13内の冷媒の圧力が所定圧力以上になると、図4の白抜き矢印に示すように冷媒吐出室13側の圧力によって開閉部材52がケース体51の他端側に移動する。これにより、図中実線矢印に示すように開閉部材52の後端部52bが段差部51cから離れるとともに、開閉部材52の前端部52aがケース体51のシール部材51eよりも後退し、ケース体51の一端側開口部が開放される。これにより、冷媒吐出室13内がケース体51の内部を介して圧縮機本体10の外部に連通し、図中一点鎖線矢印に示すように冷媒吐出室13内の冷媒がケース体51内を通って外部に排出される。その際、開閉部材52の外周面とケース体51の内周面との間を流通した冷媒はガイド部材53の各切り欠き部53bを介してケース体51の他端側から流出する。
また、高負荷時に吐出冷媒の温度が異常上昇した場合など、冷媒吐出室13内の冷媒の温度が所定温度以上になると、感温部材55によって各導線55a間の通電が遮断され、電磁クラッチ40から駆動シャフト30に動力が伝達されなくなる。
このように、本実施形態によれば、ケース体51の一端側開口部から開閉部材52に加わる冷媒吐出室13内の圧力が所定圧力以上になると、開閉部材52をスプリング54に抗してケース体51の軸方向他端側に移動することにより、ケース体51内を介して冷媒吐出室13内の冷媒ガスを外部に排出し、ケース体51の一端側開口部を介して開閉部材52内の感温部材55に伝達される温度が所定温度以上になると、感温部材55によって電磁クラッチ40への通電を遮断するようにしたので、一つの保護装置50によって圧縮機を冷媒吐出室13内の異常圧力上昇及び異常温度上昇から確実に保護することができる。これにより、従来のように圧縮機を高圧から保護するためのプレッシャリリーフバルブと、圧縮機を高温から保護するためのサーマルプロテクタをそれぞれ取付ける必要がないので、部品点数及び組立工数を少なくすることができ、生産性の向上及び製造コストの低減を図ることができる。
また、前記保護装置50は、開閉部材52と共にケース体内を軸方向に移動するガイド部材53を備え、ガイド部材53の周方向の一部をケース体51の内周面に沿って軸方向に摺動可能に形成したので、開閉部材52の外周面とケース体51の内周面との間に冷媒を流通するための隙間が設けられていても、開閉部材52をガイド部材53によってケース体51内の径方向中心に保持することができ、開閉部材52を常に安定して動作させることができる。この場合、ガイド部材53の周方向の他の部分にケース体51の内周面との間に冷媒を流通可能な切り欠き部53bを設けたので、ガイド部材53によって冷媒の流通が妨げられることがなく、冷媒をケース体51内から確実に排出することができる。
更に、ケース体51の一端側に圧縮機本体10の取付孔11aに螺合するネジ部51aを設けたので、ケース体51を圧縮機本体10に容易に取付けることができる。
また、ケース体51のネジ部51aの基端側に圧縮機本体10の外面に当接するフランジ部51bを設けたので、ケース体51を圧縮機本体10に確実に取付けることができる。
尚、前記実施形態では、感温部材55を開閉部材52内に埋設したものを示したが、開閉部材52の前端面または後端面に感温部材55を取付けるようにしてもよい。
本発明の保護装置を備えた圧縮機の側面断面図 本発明の一実施形態を示す保護装置の側面断面図 図2のA−A断面図 保護装置の動作を示す側面断面図
符号の説明
10…圧縮機本体、11a…取付孔、13…冷媒吐出室、40…電磁クラッチ、50…保護装置、51…ケース体、51a…ネジ部、51b…フランジ部、52…開閉部材、53…ガイド部材、53b…切り欠き部、54…スプリング、55…感温部材。

Claims (4)

  1. 圧縮機の冷媒吐出室内の圧力が所定圧力以上になると冷媒吐出室内の冷媒ガスを外部に排出し、冷媒吐出室内の温度が所定温度以上になると圧縮機の電磁クラッチへの通電を遮断する圧縮機の保護装置であって、
    圧縮機本体の壁面を冷媒吐出室側に貫通する取付孔に取付けられ、冷媒吐出室内を外部に連通するように両端を開口した筒状のケース体と、
    ケース体内に軸方向に移動自在に設けられ、ケース体の一端側に移動することによりケース体の一端側開口部を閉鎖し、ケース体の他端側に移動することによりケース体の一端側開口部を開放する開閉部材と、
    開閉部材を閉鎖方向に付勢するとともに、冷媒吐出室内の圧力が所定圧力以上になると開閉部材の開放方向への移動を許容する付勢部材と、
    開閉部材と一体に設けられ、ケース体の一端側開口部を介して伝達される冷媒吐出室内の温度が所定温度以上になると電磁クラッチへの通電を遮断する感温部材とを備えた
    ことを特徴とする圧縮機の保護装置。
  2. 前記開閉部材と共にケース体内を軸方向に移動し、その周方向の一部をケース体の内周面に沿って軸方向に摺動可能に形成されるとともに、その周方向の他の部分にはケース体の内周面との間に冷媒を流通可能な切り欠き部を有するガイド部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の圧縮機の保護装置。
  3. 前記ケース体の一端側に前記取付孔に螺合するネジ部を設けた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の圧縮機の保護装置。
  4. 前記ネジ部の基端側に冷媒吐出室の外面に当接するフランジ部を設けた
    ことを特徴とする請求項3記載の圧縮機の保護装置。
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