JP2005155419A - インジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法及び矯正治具 - Google Patents

インジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法及び矯正治具 Download PDF

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Abstract

【課題】装着溝の形状に拘わらず、該装着溝への燃焼ガスシールの組み付けを適正に行うことのできるインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法、及び同組み付け方法に用いて好適な矯正治具を提供する。
【解決手段】インジェクタ10のノズル部16には、環状の装着溝18が形成されている。装着溝18はそのインジェクタ本体側部分に傾斜面22を有する。装着溝18に燃焼ガスシール24を組み付ける。その組み付けに際しては先ず、傾斜面22に燃焼ガスシール24が掛かることを規制した状態でノズル先端側から装着溝18に燃焼ガスシール24を圧入する。その後、インジェクタ10に対して矯正治具30を上方に移動させて、燃焼ガスシール24の外径を矯正する。矯正治具30は、圧入された燃焼ガスシール24を受け止める部分Yが傾斜面22よりもノズル先端側に位置するように、インジェクタ10に対する座部38からこの部分Yまでの長さZが設定される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、インジェクタのノズル部に設けられた環状の装着溝に装着されてインジェクタ取り付け孔とインジェクタとの間の環状隙間をシールする樹脂製のインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法、及びその装着に際して拡径された燃焼ガスシールの矯正に用いる矯正治具に関するものである。
従来、この種のインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法としては、例えば特許文献1に記載の方法がある。この組み付け方法では、上記インジェクタのノズル部に設けられた環状の装着溝への燃焼ガスシールの組み付けが、以下の手順を通じて行われる。
<手順A>:先ず、インジェクタの上記装着溝よりもインジェクタ本体側に円筒形状の矯正治具が装着される。
<手順B>:次に、燃焼ガスシールが上記装着溝に圧入される。
<手順C>:その後、矯正治具がインジェクタに対してノズル先端側に相対移動される。これにより、同矯正治具の内周面によって燃焼ガスシールの外周面が押圧され、上記圧入に際して拡径された外径が矯正される。
特開2002−364494号公報
ところで、上記組み付け方法が適用されるインジェクタには通常、特許文献1からも明らかなように、上記装着溝の一部にインジェクタの本体側に徐々に拡径する傾斜面が形成されている。このため、上記装着溝にノズル先端側から燃焼ガスシールを圧入した場合には、図11にその一例を示すように、圧入後、燃焼ガスシール100が上記傾斜面102に乗り上げてしまうことがある。
ちなみに、燃焼ガスシールの圧入に際しては、同燃焼ガスシールをその径が拡径された状態で上記装着溝まで移動させる。また、圧入後、燃焼ガスシールは、自身が有する弾性復元力によって元の形状(径)に戻ろうとする。このため、そうした復元に際して燃焼ガスシールが上記傾斜面に乗り上げているようなことがあると、その復元が同傾斜面によって妨げられ、燃焼ガスシールの形状もこの傾斜面にならった形状になってしまう。このことは、上記矯正治具による矯正前の燃焼ガスシールの形状ばらつきを招き、ひいてはこうした矯正精度自体を低下させる要因ともなり、好ましくない。
なお、上述した傾斜面を有するインジェクタに燃焼ガスシールを組み付ける場合に限らず、装着溝の径が部分的に異なる(拡径された)インジェクタに同燃焼ガスシールを組み付ける場合においても、こうした不都合は同様に生じ得る。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装着溝の形状に拘わらず、該装着溝への燃焼ガスシールの組み付けを適正に行うことのできるインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法、及び同組み付け方法に用いて好適な矯正治具を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
先ず、請求項1に記載の発明は、インジェクタのノズル部に環状に形成されて且つ、インジェクタ本体側に拡径された部分を有する装着溝に、前記ノズル部とインジェクタ取り付け孔との間の環状隙間をシールする樹脂製のインジェクタ用燃焼ガスシールを組み付ける方法であって、前記燃焼ガスシールが前記拡径された部分に掛かることを規制した状態で前記インジェクタのノズル先端側から前記装着溝に前記燃焼ガスシールを圧入する第1の工程と、前記燃焼ガスシールの圧入後に前記インジェクタに対して矯正治具をインジェクタ本体側からノズル先端側へと相対移動させることにより前記燃焼ガスシールの外径を矯正する第2の工程とを備えることをその要旨とする。
上記組み付け方法によれば、装着溝の上記インジェクタ本体側に拡径された部分に掛かることが規制された状態で燃焼ガスシールがインジェクタのノズル先端側から圧入されるため、同燃焼ガスシールが装着溝の上記拡径された部分に乗り上げるようなことは的確に回避される。これにより、矯正治具による矯正前の燃焼ガスシールの形状ばらつきが抑制され、ひいては同矯正治具による矯正精度の低下も自ずと抑制されるようになる。したがって、装着溝の形状に拘わらず、該装着溝への燃焼ガスシールの組み付けを適正に行うことができるようになる。
なお、上記装着溝の形状としては前述のように、インジェクタ本体側に向けて徐々に拡径する傾斜面を有していることが多いが、上記組み付け方法は、このような傾斜面を有する装着溝はもとより、例えばインジェクタ本体側に向けて段階的に拡径された形状を有する装着溝に上記燃焼ガスシールを組み付ける方法としても有効である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法において、前記第1の工程での前記燃焼ガスシールの圧入が、前記ノズル部が重力方向上方となるように支持されたインジェクタに対して行われることをその要旨とする。
このように、ノズル部が重力方向上方となるようにインジェクタが支持される場合、圧入された燃焼ガスシールがインジェクタ本体側に落下することに起因して、装着溝の上記拡径された部分に乗り上げてしまうことが懸念される。この点、上記組み付け方法によれば、このようなかたちでインジェクタが支持される場合であれ、装着溝の上記拡径された部分に燃焼ガスシールが乗り上げてしまうことを好適に防止して、その組み付けを適正に行うことができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法において、前記燃焼ガスシールの圧入に先立って前記インジェクタの前記装着溝よりもインジェクタ本体側に前記矯正治具を装着する工程を更に備え、前記第1の工程での前記燃焼ガスシールが前記拡径された部分に掛かることの規制が、前記装着された矯正治具により前記圧入後の燃焼ガスシールを受け止めることによって行われることをその要旨とする。
上記組み付け方法によれば、装着溝の上記拡径された部分に燃焼ガスシールが乗り上げてしまうことを上記矯正治具を流用して規制することができることとなり、同燃焼ガスシールの組み付けに用いる装置としての複雑化を招くことなく、上述した燃焼ガスシールの上記拡径された部分への乗り上げを効率良く防止することができるようになる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法において、前記第1の工程での前記燃焼ガスシールの圧入が、前記ノズル部に装着される圧入治具を介して、90mm/s(秒)以上の速度にて行われることをその要旨とする。
矯正治具による矯正を精度良く行うためには、矯正前における外径が極力小さくなるように燃焼ガスシールを圧入すればよい。そしてこのためには、例えば上記圧入治具の肉厚を薄くすることが考えられ、これにより圧入時における燃焼ガスシールの変形量を小さく抑えることができ、ひいては矯正前における同燃焼ガスシールの外径をより小さく保つことができる。しかし実情として、この圧入治具の耐久性を確保するためには、その肉厚についてもこれを所定の厚さ以上に確保する必要がある。一方、燃焼ガスシールの圧入速度を速くすることによっても、燃焼ガスシールが変形している時間を短縮して、同燃焼ガスシールの矯正前における外径を小さく抑えることができる。この点に関し、発明者が種々の実験を行った結果、圧入治具としての耐久性が維持される程度にその肉厚を確保しても、上記圧入速度を90mm/s以上の速度に設定することにより、矯正前における燃焼ガスシールの外径を矯正可能な範囲内に小さく抑えることができるようになることが確認された。したがって、こうした条件のもとで行う上記組み付け方法によれば、圧入治具としての所要とされる肉厚を確保した上で、矯正前における燃焼ガスシールの外径の過度な拡径を防止することができ、その矯正をより適切に行うことができるようになる。
また、請求項5に記載の発明は、インジェクタのノズル部に環状に形成されて且つ、インジェクタ本体側に拡径された部分を有する装着溝に、前記ノズル部とインジェクタ取り付け孔との間の環状隙間をシールする樹脂製のインジェクタ用燃焼ガスシールを組み付ける際に用いられ、前記インジェクタのノズル先端側から前記装着溝に前記燃焼ガスシールを圧入するに先立って前記装着溝よりもインジェクタ本体側に装着されるとともに、前記燃焼ガスシールの圧入後に前記インジェクタに対してインジェクタ本体側からノズル先端側へと相対移動させられて前記圧入により拡径された燃焼ガスシールの外径を矯正する矯正治具であって、前記インジェクタ本体側に装着された状態において前記圧入された燃焼ガスシールを受け止める部分を備え、該燃焼ガスシールを受け止める部分が前記拡径された部分よりもノズル先端側に位置するように前記インジェクタに対する座部から前記燃焼ガスシールを受け止める部分までの長さが設定されてなることをその要旨とする。
矯正治具としての上記構造によれば、該矯正治具をインジェクタに装着することのみによって、上記圧入される燃焼ガスシールがその装着溝の上記拡径された部分に掛かることが的確に規制されるようになる。これにより、該矯正治具による矯正前の燃焼ガスシールの形状ばらつきを抑制することができ、ひいてはその矯正精度の低下についてもこれを好適に抑制することができるようになる。したがって、装着溝の形状に拘わらず、該装着溝への燃焼ガスシールの組み付けを適正に行うことができるようになる。
なお、上記装着溝の形状としては前述のように、インジェクタ本体側に向けて徐々に拡径する傾斜面を有していることが多いが、矯正治具としての上記構造は、このような傾斜面を有する装着溝はもとより、例えばインジェクタ本体側に向けて段階的に拡径された形状を有する装着溝に上記燃焼ガスシールを組み付ける際に用いられる矯正治具としても有効である。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の矯正治具において、前記燃焼ガスシールを受け止める部分には、同燃焼ガスシールのインジェクタ先端側への移動を案内するテーパ面が設けられてなることをその要旨とする。
矯正治具としての上記構造によれば、上記テーパ面によって燃焼ガスシールを受け止めた後、同燃焼ガスシールを矯正しつつノズル先端側に速やかに移動させることができるようになる。
ここで、上記テーパ面は、環状に形成される燃焼ガスシールの中心とインジェクタの軸心とを一致させるように同燃焼ガスシールを位置決めするためには、そのテーパ角も大きい方が好ましい。反面、このテーパ角が大きくなると、上記テーパ面による矯正度合いも大きくなるために、例えば燃焼ガスシールに意図しない変形が生じるなどしてその矯正を適切に行えなくなるおそれがある。この点についても、発明者が種々の実験を行った結果、上記テーパ角を10°以上20°未満に設定することにより、また好ましくは10°に設定することにより、燃焼ガスシールの位置決め精度の低下抑制と同燃焼ガスシールの不要な変形の抑制との好適な両立が図られることが確認された。
したがって、上記テーパ面のテーパ角を10°以上20°未満に設定する請求項7に記載の構造によれば、燃焼ガスシールの矯正を上述の態様で適切に行うことができるようになる。
また特に、請求項8に記載の構造によるように、上記テーパ面のテーパ角を10°に設定することにより、燃焼ガスシールの外径矯正をより適切に行うことができるようになる。
以下、本発明にかかるインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法及び矯正治具を具体化した一実施の形態について説明する。
ここでは先ず、本実施の形態にかかる組み付け方法及び矯正治具が適用されるインジェクタについて説明する。
図1は、このインジェクタ及びその周辺構造を示している。
同図1に示すように、インジェクタ10は、内燃機関12に形成されたインジェクタ取り付け孔14に挿設されている。インジェクタ10のノズル部16にはその円周方向全周に渡って環状に延びる装着溝18が形成されている。装着溝18のインジェクタ本体側(図中上方)の部分には、インジェクタ本体側に向かうほど拡径された形状の傾斜面22が形成されている。また、インジェクタ10にあって上記装着溝18よりもインジェクタ本体側の部分には、同インジェクタ10の外径が段状に拡径された形状の段部26が形成されている。
一方、インジェクタ10の上記装着溝18には環状の燃焼ガスシール24が組み付けられる。この燃焼ガスシール24により、上記インジェクタ取り付け孔14とノズル部16との間の環状隙間がシールされ、同隙間を通じた燃焼室内からの燃焼ガスの漏れ防止が図られる。ちなみに、この燃焼ガスシール24の材料としては、フッ素樹脂の一種であるPTFE(四フッ化エチレン)、ガラス等の充填剤入りPTFE、エストラマー等を用いることができる。
なお、図1において、上記装着溝18の深さや燃焼ガスシール24の厚さ等は、その理解を容易にするために誇張して図示している。
次に、上記燃焼ガスシール24をインジェクタ10に組み付ける際の手順について説明する。
この組み付けは、上記ノズル部16が重力方向上方になるように支持されたインジェクタ10に対して、図2に示すステップA〜ステップEの手順を通じて行われる。
以下、それらステップA〜ステップEについて、図3〜図10を併せ参照しつつ詳細に説明する。なお、これら図3〜図10においても、先の図1と同様に、装着溝18の深さや燃焼ガスシール24の厚さ等についてはこれを誇張して図示している。また、これに対応して、上記組み付けに際して用いられる後述する矯正治具や圧入治具、押し付け治具についてもその形状を誇張して図示している。
<ステップA:図3>
この組み付けに際しては先ず、図3に示すように、インジェクタ10に矯正治具30が装着される。
矯正治具30には、その軸方向に断面円形状で延びる貫通孔が設けられている。そして、その貫通孔にインジェクタ10のノズル部16が挿入されることによって、矯正治具30がインジェクタ10に装着される。詳しくは、この矯正治具30は、その下面がインジェクタ10の前記段部26に当接する位置まで挿入されて、上記装着溝18よりもインジェクタ本体側に位置するように装着される。
なお、この矯正治具30は、燃焼ガスシール24の上記装着溝18への組み付けに際して、一旦拡径された燃焼ガスシール24を受け止めるとともに、その後のインジェクタ10との相対移動によって、同燃焼ガスシール24の外径を矯正するためのものである。詳しくは、図4にこの矯正治具30のみを別途示すように、上記貫通孔にあって、その内周面32のノズル先端側の部分には、ノズル先端側に向かうほど徐々に拡径されたテーパ形状をなすテーパ面34が設けられている。そしてこの実施の形態において、このテーパ面34のテーパ角αは「10°」に設定されている。そのように設定した理由については後述する。一方、上記貫通孔の内周面32のインジェクタ本体側の部分は、その断面形状が同一径を有して円形状に延びる円筒面36により構成されている。そして、この矯正治具30は、後に図7や図9を参照して詳述するように、そのテーパ面34によって圧入後の燃焼ガスシール24を受け止めるとともに、その外径を徐々に縮径しつつインジェクタ先端側へと案内し、更にはその円筒面36によって、燃焼ガスシール24の外径を所望の径に矯正する。
<ステップB:図5>
次に、図5に示すように、インジェクタ10に圧入治具40が取り付けられる。
この圧入治具40は、上記装着溝18に燃焼ガスシール24を圧入するために用いられるものであり、図6に示すように、その上部は円錐形状に形成され、その下部は円筒形状に形成されている。また、圧入治具40は、インジェクタ10のノズル先端側に被せられた状態(図5に示す状態)において、同インジェクタ10のノズル先端側から上記装着溝18までの部分を覆う形状に形成されている。
<ステップC:図7>
次に、上記装着溝18に燃焼ガスシール24が圧入される。
具体的には先ず、図7に示すように、圧入治具40の上部に燃焼ガスシール24(同図中に一点鎖線で示す)が載置された後、押し付け治具42を用いて燃焼ガスシール24が下方に押し付けられる。これにより、同燃焼ガスシール24が圧入治具40によって拡径されつつ圧入され、装着溝18に装着される。
なお、上記押し付け治具42は、図8に示すように、略半円筒形状をなす2つの分割体によって構成されている。そして、それら分割体ははじめ、図8(a)に示すように有蓋円筒形状をなすように互いに合わせられた状態で、合成ゴム等により形成された弾性部材46によって互いに当接されている。また、この押し付け治具42は、上記押し付けの過程においてその内面に力が加わると、図8(b)に示すように、上記弾性部材46の弾性変形(伸長)によって各分割体の合わせ面が開くようになる。他方、押し付け治具42の上部には案内孔44が形成されている。そして、この押し付け治具42を圧入治具40に装着(載置)する際、並びに同押し付け治具42によって燃焼ガスシール24を押し付ける際の初期には、圧入治具40の上部に突設された案内棒40a(図6)が同案内孔44に挿入されることにより、同押し付け治具42のインジェクタ軸方向への移動が案内される。
こうして圧入された燃焼ガスシール24は、その後、自身の弾性復元力によって縮径しながら下方に落ち、図7に実線で示すように、矯正治具30の上記テーパ面34によって受け止められる。そこで本実施の形態では、同図7に併せて示すように、燃焼ガスシール24を受け止める部分Yがインジェクタ10の傾斜面22よりもノズル先端側の位置になるように、矯正治具30のインジェクタ10に対する座部38(インジェクタ10の段部26に当接する部分)から上記部分Yまでの長さZが設定されている。これにより、上記落下した燃焼ガスシール24がインジェクタ10の上記傾斜面22に掛かる(乗り上げる)ことが防止されるようになる。なお、本実施の形態では、このステップCにかかる工程が、燃焼ガスシール24が傾斜面22に掛かることを規制した状態でインジェクタ10のノズル先端側から装着溝18に燃焼ガスシール24を圧入する第1の工程に相当する。
<ステップD:図9>
次に、矯正治具30が上方に移動される。
このとき、上記燃焼ガスシール24は、この矯正治具30のテーパ面34及び円筒面36により、図9に示す位置まで案内されるとともに、その後は、同矯正治具30の円筒面36により装着溝18の底部に向けて押圧されてその外径が矯正される。なお、本実施の形態では、このステップDにかかる工程が、燃焼ガスシール24の圧入後にインジェクタ10に対して矯正治具30をインジェクタ本体側からノズル先端側へと相対移動させることにより燃焼ガスシール24の外径を矯正する第2の工程に相当する。
ここで、上述した外径矯正を精度良く行うためには、矯正前における燃焼ガスシール24の外径が極力小さくなるようにその圧入を行えばよい。そしてこのためには、例えば上記圧入治具40の肉厚を薄くすることが考えられ、これにより圧入時における燃焼ガスシール24の変形量を小さく抑えることができ、ひいては矯正前における同燃焼ガスシール24の外径をより小さく保つことができる。しかし、圧入治具40の耐久性を確保するためには、その肉厚についてもこれを所定の厚さ以上に確保する必要がある。一方、燃焼ガスシール24の圧入速度を速くすることによっても、同燃焼ガスシール24が変形している時間を短縮して、その矯正前における燃焼ガスシール24の外径を小さく抑えることができる。この点に関して、発明者が種々の実験を行った結果、圧入治具40としての耐久性が維持される程度にその肉厚を確保しても、上記圧入速度を90mm/s(秒)以上の速度に設定することにより、矯正前における燃焼ガスシール24の外径を矯正可能な範囲内に小さく抑えることができるようになることが確認された。
そこで、本実施の形態では、燃焼ガスシール24の圧入速度を90mm/s以上の速度(例えば100mm/s)に設定することとしている。これにより、圧入治具40としての所要の肉厚が確保され、また矯正前における燃焼ガスシール24の外径が過度に拡径されることが防止される。
一方、外径矯正を精度良く行うためには、環状に形成される燃焼ガスシール24の中心とインジェクタ10の軸心とを一致させることが好ましい。そうした燃焼ガスシール24の位置決めを行うためには矯正治具30の上記テーパ面34のテーパ角α(図4)を大きくした方がよい。しかし、このテーパ角αが大きくなると、同テーパ面34による矯正度合いも大きくなるために、燃焼ガスシール24に意図しない変形が生じるなどして、その外径矯正を適切に行えなくなるおそれがある。この点に関しても、発明者が種々の実験を行った結果、上記テーパ角αを10°以上20°未満に設定することにより、また好ましくは10°に設定することにより、燃焼ガスシール24の位置決め精度の低下抑制と同燃焼ガスシール24の不要な変形の抑制との好適な両立が可能になることが確認された。
そこで、本実施の形態では、このテーパ面34のテーパ角αを、前述のごとく「10°」に設定している。
<ステップE:図10>
その後、矯正治具30が更に上方に移動されてインジェクタ10から脱却され、図10に示される態様で、インジェクタ10の装着溝18に対する燃焼ガスシール24の組み付けが完了される。
以上詳述したように、本実施の形態によれば、以下に記載する効果が得られるようになる。
(1)燃焼ガスシール24がインジェクタ10の装着溝18に設けられている傾斜面22に掛かることを規制した状態で同燃焼ガスシール24を圧入するようにした。このため、ノズル部16が重力方向上方となるようにインジェクタ10が支持されている場合であれ、燃焼ガスシール24が装着溝18の傾斜面22に乗り上げることが的確に回避され、ひいては矯正治具30による矯正前の燃焼ガスシール24の形状ばらつきについてもこれを好適に抑制することができるようになる。そしてこれにより、矯正治具30による矯正精度の低下が抑制され、しかも装着溝18の形状に拘わらず、同装着溝18への燃焼ガスシールの組み付けが適正に行われるようになる。
(2)燃焼ガスシール24の圧入に先立ってインジェクタ10の上記装着溝18よりもインジェクタ本体側に矯正治具30を装着し、該矯正治具30によって圧入後の燃焼ガスシール24を受け止めることにより、燃焼ガスシール24が上記装着溝18の傾斜面22に掛かることを規制するようにした。これにより、上記傾斜面22に燃焼ガスシール24が掛かることを、矯正治具30を流用して効率良く防止することができるようになる。またこのため、同燃焼ガスシール24の組み付けに用いる装置としての複雑化を招くこともない。
(3)燃焼ガスシール24の圧入を、インジェクタ10のノズル部16に装着される圧入治具40を介して、90mm/s以上の速度にて行うようにした。これにより、圧入治具40としての所要の肉厚を確保した上で、すなわちその耐久性を確保した上で、矯正前における燃焼ガスシール24の外径が過度に拡径されることを防止することができ、ひいてはその外径矯正についてもこれを適切に行うことができるようになる。
(4)矯正治具30の上記圧入された燃焼ガスシール24を受け止める部分Y(図7)がインジェクタ10の傾斜面22よりもノズル先端側に位置するように、同矯正治具30の上記インジェクタ10に対する座部38から上記部分Yまでの長さZを設定するようにした。すなわち、燃焼ガスシール24の圧入に際して、上記装着溝18の傾斜面22を矯正治具30によって覆うことができ、これによっても、同傾斜面22に燃焼ガスシール24が乗り上げることの防止が図られるようになる。
(5)矯正治具30の上記燃焼ガスシール24を受け止める部分Y(図7)に、同燃焼ガスシール24のインジェクタ先端側への移動を案内するテーパ面34を形成するようにした。このため、同テーパ面34によって燃焼ガスシール24を受け止めた後、同燃焼ガスシール24を矯正しつつノズル先端側に速やかに移動させることができるようになる。
(6)矯正治具30のテーパ面34のテーパ角αを10°に設定した。これにより、燃焼ガスシール24の外径矯正をより適切に行うことができるようになる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記実施の形態では、燃焼ガスシール24の圧入後、矯正治具30を上方に移動させて同燃焼ガスシール24の移動、並びに矯正を行うようにしたが、これに代えて、若しくはこれに併せて、インジェクタ10を下方に移動させて燃焼ガスシール24の移動、並びに矯正を行うようにしてもよい。要は、インジェクタ10に対して矯正治具30がインジェクタ本体側からノズル先端側へと相対移動されるように、インジェクタ10や矯正治具30を移動させればよい。
・上記実施の形態では、燃焼ガスシール24の組み付けを、ノズル先端部が重力方向上方になるように支持されたインジェクタ10に対して行うようにした。その支持態様は、圧入治具40の装着にかかる手順や、燃焼ガスシール24の圧入にかかる手順等といった燃焼ガスシール24の組み付けにかかる各手順を妨げない範囲で、適宜変更可能である。
・矯正治具30のテーパ面34のテーパ角αは、10°以上且つ、20°未満の範囲であれば、適宜変更可能である。
・矯正治具30の内周面32の形状も、燃焼ガスシール24の矯正を適正に行うことが可能であれば適宜変更可能である。
・上記実施の形態においては、矯正治具30を流用して、圧入された燃焼ガスシール24を受け止めることとしたが、燃焼ガスシール24を受け止めるための部材についてはこれを別途に設けるようにしてもよい。すなわち、この部材をインジェクタ10に予め装着しておき、これによって上記圧入された燃焼ガスシール24を受け止めるようにしてもよい。こうした組み付け方法によっても、上記部材の燃焼ガスシール24を受け止める部分が前記装着溝18の傾斜面22よりもノズル先端側になるように同部材を装着することにより、圧入後の燃焼ガスシール24がこの傾斜面22に掛かることを防止することができる。
・その他、本発明は、装着溝18に上述した傾斜面22を有するインジェクタ10に燃焼ガスシール24を組み付ける方法、及びその組み付けに用いる矯正治具30に限らず、装着溝の径が部分的に異なる(拡径された)インジェクタに燃焼ガスシールを組み付ける方法や、その組み付けに用いる矯正治具についても適宜適用可能である。
本発明にかかる燃焼ガスシールの組み付け方法及び矯正治具の一実施の形態が適用されるインジェクタ及びその周辺構造を示す部分断面図。 同実施の形態にかかる燃焼ガスシールの組み付け手順を示すフローチャート。 同実施の形態にかかる燃焼ガスシールの組み付け工程を示す部分断面図。 同実施の形態にかかる矯正治具の側面断面構造を示す側面断面図。 同実施の形態にかかる燃焼ガスシールの組み付け工程を示す部分断面図。 同実施の形態にかかる圧入治具の側面構造を示す側面図。 同実施の形態にかかる燃焼ガスシールの組み付け工程を示す部分断面図。 (a)、(b)は、同実施の形態にかかる押し付け治具の側面構造を示す側面図。 同実施の形態にかかる燃焼ガスシールの組み付け工程を示す部分断面図。 同実施の形態によって燃焼ガスシールが組み付けられたインジェクタの側面構造を示す側面図。 従来のインジェクタへの圧入後における燃焼ガスシールの状態についてその一例を示す側面図。
符号の説明
10…インジェクタ、12…内燃機関、14…インジェクタ取り付け孔、16…ノズル部、18…装着溝、22…傾斜面、24…燃焼ガスシール、26…段部、30…矯正治具、32…内周面、34…テーパ面、36…円筒面、38…座部、40…圧入治具、40a…案内棒、42…押し付け治具、44…案内孔、46…弾性部材。

Claims (8)

  1. インジェクタのノズル部に環状に形成されて且つ、インジェクタ本体側に拡径された部分を有する装着溝に、前記ノズル部とインジェクタ取り付け孔との間の環状隙間をシールする樹脂製のインジェクタ用燃焼ガスシールを組み付ける方法であって、
    前記燃焼ガスシールが前記拡径された部分に掛かることを規制した状態で前記インジェクタのノズル先端側から前記装着溝に前記燃焼ガスシールを圧入する第1の工程と、
    前記燃焼ガスシールの圧入後に前記インジェクタに対して矯正治具をインジェクタ本体側からノズル先端側へと相対移動させることにより前記燃焼ガスシールの外径を矯正する第2の工程と
    を備えることを特徴とするインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法。
  2. 前記第1の工程での前記燃焼ガスシールの圧入が、前記ノズル部が重力方向上方となるように支持されたインジェクタに対して行われる
    請求項1に記載のインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法。
  3. 前記燃焼ガスシールの圧入に先立って前記インジェクタの前記装着溝よりもインジェクタ本体側に前記矯正治具を装着する工程を更に備え、前記第1の工程での前記燃焼ガスシールが前記拡径された部分に掛かることの規制が、前記装着された矯正治具により前記圧入後の燃焼ガスシールを受け止めることによって行われる
    請求項1又は2に記載のインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法。
  4. 前記第1の工程での前記燃焼ガスシールの圧入が、前記ノズル部に装着される圧入治具を介して、90mm/s(秒)以上の速度にて行われる
    請求項1〜3の何れか一項に記載のインジェクタ用燃焼ガスシールの組み付け方法。
  5. インジェクタのノズル部に環状に形成されて且つ、インジェクタ本体側に拡径された部分を有する装着溝に、前記ノズル部とインジェクタ取り付け孔との間の環状隙間をシールする樹脂製のインジェクタ用燃焼ガスシールを組み付ける際に用いられ、前記インジェクタのノズル先端側から前記装着溝に前記燃焼ガスシールを圧入するに先立って前記装着溝よりもインジェクタ本体側に装着されるとともに、前記燃焼ガスシールの圧入後に前記インジェクタに対してインジェクタ本体側からノズル先端側へと相対移動させられて前記圧入により拡径された燃焼ガスシールの外径を矯正する矯正治具であって、
    前記インジェクタ本体側に装着された状態において前記圧入された燃焼ガスシールを受け止める部分を備え、該燃焼ガスシールを受け止める部分が前記拡径された部分よりもノズル先端側に位置するように前記インジェクタに対する座部から前記燃焼ガスシールを受け止める部分までの長さが設定されてなる
    ことを特徴とする矯正治具。
  6. 前記燃焼ガスシールを受け止める部分には、同燃焼ガスシールのインジェクタ先端側への移動を案内するテーパ面が設けられてなる
    請求項5に記載の矯正治具。
  7. 前記テーパ面のテーパ角が10°以上で且つ、20°未満に設定されてなる
    請求項6に記載の矯正治具。
  8. 前記テーパ面のテーパ角が10°に設定されてなる
    請求項6に記載の矯正治具。
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