JP2005155370A - 流体機械の異常判定装置及び流体機械の制御装置 - Google Patents

流体機械の異常判定装置及び流体機械の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 流体機械が異常であるとの判定を早い時期において正確に行うことが可能な異常判定装置を提供することである。
【解決手段】 異常判定装置は、エアコンECU48と、該エアコンECU48に接続された異物センサとからなっている。異物センサは、圧縮機のクランク室16内に検出部51が配置され該クランク室16内の異物を検出する。エアコンECU48は、異物センサが異物を検出した場合に、圧縮機が異常であると判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、流体機械が異常であるか否かを判定するための異常判定装置、及び該異常判定装置を備えた制御装置に関する。
例えば、車両空調装置の冷媒回路を構成する冷媒圧縮機には、該冷媒圧縮機がデッドロック等の異常であるか否かを判定するとともに、該冷媒圧縮機が異常であるとの判定(異常判定)に基づいて冷媒圧縮機を制御する制御装置を備えたものが存在する(例えば特許文献1参照。)。
前記制御装置は、冷媒圧縮機が異常であるか否かを判定するために、ロックセンサと呼ばれる、冷媒圧縮機(駆動軸)の回転速度を検出するための回転速度センサを備えている。制御装置による冷媒圧縮機の異常判定は、回転速度センサが検出する冷媒圧縮機の回転速度と、該冷媒圧縮機の駆動源たる車両エンジンの回転速度との差が任意に設定された所定値以上となった場合に下される。そして、制御装置は、冷媒圧縮機の異常判定に基づいて、車両エンジンと冷媒圧縮機との間の動力伝達経路上に配設された電磁クラッチを遮断し、冷媒圧縮機のデッドロック等の異常の影響が車両エンジン側へ波及されないようにする。
実公平4−50465号公報(第2頁、第1図)
ところが、前記制御装置においては、冷媒圧縮機の回転速度に基づいて該冷媒圧縮機が異常であるか否かを判定している。冷媒圧縮機の回転速度に異常を来す状況は、該冷媒圧縮機が完全にデッドロックへ移行した状況又は移行する寸前の状況、つまり異常状態が進行した末期の状況である。従って、冷媒圧縮機が異常であると判定された後の対処としては、前述したように、冷媒圧縮機と車両エンジンとの間の動力伝達を遮断する他に術はなかった。
ここで、冷媒圧縮機としては、クラッチレス圧縮機と呼ばれるタイプのものが存在する。クラッチレスタイプの冷媒圧縮機は、車両エンジンとの間の動力伝達経路上に、電磁クラッチ等の外部制御可能なクラッチ機構を備えておらず、車両エンジンの稼働時には駆動軸が常時回転されることとなる。従って、クラッチレスタイプの冷媒圧縮機に対して、前述した制御装置を適用することはできない。
このため、クラッチレスタイプの冷媒圧縮機においては、車両エンジンとの間の動力伝達経路上にトルクリミッタを配設して、デッドロック時等における過大なトルクの伝達をトルクリミッタで阻止するようになっている。トルクリミッタの具体例としては、例えば過大なトルクの作用によって動力伝達部材の一部を破断させるタイプのもの等が挙げられる。
しかし、前記トルクリミッタはリミットトルクの好適設定が難しく、冷媒圧縮機のコスト上昇につながる問題がある。即ち、トルクリミッタには、リミットトルクを超えるトルクの伝達は速やかに遮断し、なおかつリミットトルク以下であればこのリミットトルク付近でも動力伝達が遮断されないようにする絶妙な設定が必要で、該設定に多大な手間がかかるのである。
本発明の目的は、流体機械が異常であるとの判定を早い時期において正確に下すことが可能な異常判定装置、及び該異常判定装置を備えた制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明の異常判定装置は、流体機械内に検出部が配置され該流体機械内の異物を検出する異物センサと、該異物センサが異物を検出した場合に流体機械が異常であると判定する判定手段とを備えている。流体機械内における異物(流体機械を構成する部材の削り屑等)の発生は、該流体機械がデッドロック等の異常状態へ移行しようとして直ぐに現れる現象である。従って、異物の検出に基づいて流体機械が異常であるか否かを判定することで、該流体機械が異常であるとの判定を、該流体機械が異常状態へ完全に移行する前の早い時期において正確に下すことが可能となる。
請求項2に記載の発明は請求項1において、前記流体機械はピストン式圧縮機であって、異物センサの検出部はピストン式圧縮機のクランク室内に配置されている。ピストン式圧縮機においてデッドロック等の異常は、クランク室内に位置する摺動部分の潤滑不良が最たる要因である。従って、ピストン式圧縮機が異常状態へ移行しようとする際には、まず最初にクランク室内の摺動部分が異物(削り屑)を発生することとなる。よって、異物センサの検出部をクランク室に配置した本発明によれば、判定手段によるピストン式圧縮機の異常判定を、さらに早い時期において正確に下すことが可能となる。
請求項3に記載の発明は請求項1又は2において、前記異物センサの好適な一態様について言及するものである。即ち、検出部は、異物センサの検出回路を構成する第1接点と第2接点とからなっている。異物センサは、第1接点と第2接点とが異物によって導通されることで検出回路が閉じられて該異物を検出する。つまり、異物センサの検出部は、異物の導電性を利用した単純かつ明快な検出回路のスイッチ構成よりなっている。従って、異物の検出を、安価でかつ正確に行うことが可能となる。
請求項4に記載の発明は請求項3において、前記第1接点及び第2接点はそれぞれ複数のラインを有しており、第1接点のラインと第2接点のラインとは互い違いに配置されている。このようにすれば、広い範囲をカバーすることができ、異物の発生をさらに早期に検出することができる。
請求項5に記載の発明は請求項1〜4のいずれか一項において、前記異物センサは検出部を複数有している。このようにすれば、広い範囲をカバーすることができ、異物の発生をさらに早期に検出することができる。
請求項6に記載の発明は請求項5に記載の異常判定装置において、前記判定手段は、少なくとも二つの検出部が異物を検出することを条件に、流体機械が異常であると判定する。このようにすれば、例えば、一つの検出部のみが異物を検出する状況、つまり流体機械が異常であるか否かの微妙な状況における、判定手段による過敏な異常判定を防止することができる。
請求項7に記載の発明は請求項1〜6のいずれか一項において、前記流体機械のハウジングは、複数のハウジング構成体がスルーボルトによって締結固定されてなる。そして、異物センサの検出部はスルーボルトによって支持されている。このように、ハウジング構成体を締結固定するためのスルーボルトを、ハウジングにおける検出部の支持にも利用することで、異常判定装置の部品点数を低減することができる。
請求項8に記載の発明は請求項7において、前記異物センサの検出部は、円筒状をなす基板を備えている。そして、基板にスルーボルトが挿通されることで、検出部がスルーボルトによって支持されている。従って、例えば専用の固定具等を介して基板をスルーボルトに対して取り付ける場合と比較して、省スペースで検出部を配置することができる。
請求項9に記載の発明は請求項1〜8のいずれか一項において、前記異物センサは、異物を検出部へと引き寄せるための磁石部を流体機械内に備えている。従って、異物の発生をさらに早期に検出することができるし、磁石部で異物を保持できるため、該異物が検出部から離れて他で不具合を生じさせることを抑制できる。
上記目的を達成するために請求項10に記載の発明の制御装置は、請求項1〜9のいずれか一項に記載の異常判定装置を備えている。流体機械は吐出容量を変更可能な容量可変型圧縮機である。そして、制御装置は、判定手段によって容量可変型圧縮機が異常であると判定された場合に、容量可変型圧縮機の吐出容量を小さくする制御手段を備えている。
つまり、請求項1〜9のいずれか一項に記載の異常判定装置によれば、容量可変型圧縮機が異常であるとの判定を早い時期において正確に下すことが可能となる。従って、本発明のように、異常判定に基づいて容量可変型圧縮機の吐出容量を小さくし該容量可変型圧縮機の負荷を軽減すれば、それ以降も容量可変型圧縮機の運転が継続されたとしても、デッドロック等の異常状態へ完全に移行することはない。よって、例えば、従来においてはクラッチレスタイプの容量可変型圧縮機に必要であったトルクリミッタを削除する設計も可能となり、そのようにすれば、面倒な作業であった該トルクリミッタのリミットトルクの設定から解放される。
請求項11に記載の発明は請求項10において、前記容量可変型圧縮機は、吸入圧領域及び吐出圧領域に連通する制御室の内圧が電磁弁よりなる制御弁によって調節されることで吐出容量を変更可能である。制御弁は、外部から供給される駆動電流が増大することで容量可変型圧縮機の吐出容量を増大するとともに、外部から供給される駆動電流が減少することで容量可変型圧縮機の吐出容量を減少する特性を有している。そして、判定手段及び制御手段は、異物センサが異物を検出した場合に外部から制御弁へ供給される駆動電流が減少されるように、異物センサの検出部が制御弁に対して電気的に接続されていることよりなっている。
このようにすれば、異常判定時に容量可変型圧縮機の吐出容量を小さくすることを、コンピュータ等の外部の判定手段及び制御手段に依存せずに自律的に行うことが可能となる。従って、制御装置の構成の簡素化を図ることができる。
請求項1〜9の発明の異常判定装置、及び該異常判定装置を備えた請求項10及び11の制御装置によれば、流体機械が異常であるとの判定を早い時期において正確に行うことが可能となる。
以下、本発明を、車両用空調装置の冷媒回路を構成するピストン式容量可変型圧縮機において用いられる制御装置に具体化した第1〜第5実施形態について説明する。なお、第2〜第5実施形態においては第1実施形態との相違点についてのみ説明し、同一又は相当部材には同じ番号を付して説明を省略する。
○第1実施形態
先ず、流体機械としてのピストン式容量可変型圧縮機(以下単に圧縮機とする)について説明する。
図1は圧縮機の縦断面図を示し、該図において左方を圧縮機の前方とし、右方を圧縮機の後方とする。図1に示すように、圧縮機のハウジングは、ハウジング構成体としてのシリンダブロック11と、該シリンダブロック11の前端に接合された、同じくハウジング構成体としてのフロントハウジング12と、シリンダブロック11の後端に弁・ポート形成体13を介して接合された、同じくハウジング構成体としてのリヤハウジング14とを備えている。これら、シリンダブロック11、フロントハウジング12、及びリヤハウジング14は、複数本(図面には一本のみ示す)のスルーボルト15によって相互に締結固定されている。
前記ハウジング内において、シリンダブロック11とフロントハウジング12との間には、制御室としてのクランク室16が区画形成されている。クランク室16内ではスルーボルト15の一部が全周に渡って露出されている。シリンダブロック11とフロントハウジング12との間には、クランク室16を挿通するようにして、駆動軸17が回転可能に支持されている。駆動軸17には、車両の走行駆動源であるエンジンEが、クラッチレスタイプ(常時伝達型)の動力伝達機構PTを介して作動連結されている。従って、エンジンEの稼動時においては、該エンジンEから動力の供給を受けて駆動軸17が常時回転される。
前記クランク室16内において駆動軸17には、ロータ18が一体回転可能に固定されている。クランク室16内には、実質的に円盤状をなすカムプレートとしての斜板19が収容されている。斜板19は鉄系の金属材料よりなっている。斜板19の中央部には駆動軸17が挿通され、該斜板19は駆動軸17に、一体回転可能でかつ傾動可能に支持されている。ロータ18と斜板19との間にはヒンジ機構20が介在されている。
前記ヒンジ機構20は、ロータ18の後面に突設された二つ(紙面手前側の一方は図示されていない)のロータ側突起20aと、斜板19の前面においてロータ18側に向かって突設された斜板側突起20bとからなっている。斜板側突起20bは、先端側が二つのロータ側突起20a間に入り込んでいる。従って、ロータ18の回転力は、ロータ側突起20a及び斜板側突起20bを介して斜板19に伝達される。
前記ロータ側突起20aの基部にはカム部21が形成されている。カム部21において斜板19を臨む後端面にはカム面21aが形成されている。斜板側突起20bの先端は、カム部21のカム面21aに対して摺動可能に当接されている。従って、ヒンジ機構20は、斜板側突起20bの先端がカム部21のカム面21a上を駆動軸17に対する接離方向へ移動されることで、斜板19の傾動を案内する。
前記シリンダブロック11において駆動軸17の軸線L周りには、複数のシリンダボア22が等角度間隔で前後方向(紙面左右方向)に貫通形成されている。片頭型のピストン23は、各シリンダボア22内に前後方向へ移動可能に収容されている。シリンダボア22の前後開口は、弁・ポート形成体13の前端面及びピストン23によって閉塞されており、このシリンダボア22内にはピストン23の前後方向への移動に応じて容積変化する圧縮室24が区画されている。各ピストン23は、鉄系の金属材料よりなる一対のシュー25を介して斜板19の外周部に係留されている。従って、駆動軸17の回転によって斜板19が回転すると、該斜板19は駆動軸17の軸線L方向前後に揺動される。斜板19の揺動によって、ピストン23が前後方向に往復直線運動される。
前記ハウジング内において、弁・ポート形成体13とリヤハウジング14との間には、吸入圧領域としての吸入室26及び吐出圧領域としての吐出室27がそれぞれ区画形成されている。弁・ポート形成体13には、圧縮室24と吸入室26との間に位置するように、吸入ポート28及び吸入弁29がそれぞれ形成されている。弁・ポート形成体13には、圧縮室24と吐出室27との間に位置するように、吐出ポート30及び吐出弁31がそれぞれ形成されている。
前記吸入室26の冷媒ガスは、各ピストン23の上死点位置から下死点位置への移動により、吸入ポート28及び吸入弁29を介して圧縮室24に吸入される。圧縮室24に吸入された冷媒ガスは、ピストン23の下死点位置から上死点位置への移動により所定の圧力にまで圧縮され、吐出ポート30及び吐出弁31を介して吐出室27に吐出される。
次に、前記圧縮機の容量制御機構について説明する。
図1に示すように、前記圧縮機のハウジング内には、抽気通路32及び給気通路33並びに制御弁34が設けられている。抽気通路32はクランク室16と吸入室26とを接続する。給気通路33は吐出室27とクランク室16とを接続する。給気通路33の途中には制御弁34が配設されている。
前記制御弁34は、バルブハウジング35内に形成された弁室38及び弁孔39を有している。弁室38及び弁孔39は、給気通路33の制御弁内通路を構成する。弁室38内には、弁室38と弁孔39との間の通過断面積を調節するための弁体41が移動可能に収容されている。弁室38内には、弁体41を弁閉方向に付勢する閉鎖バネ42が配設されている。
前記バルブハウジング35には電磁アクチュエータ部36が連接されている。電磁アクチュエータ部36は、固定鉄心43、可動鉄心44、両鉄心を跨ぐように配置されたコイル45、及び可動鉄心44を固定鉄心43から離間する方向へ付勢する開放バネ46を備えている。開放バネ46の付勢力は、可動鉄心44及び該可動鉄心44と弁体41との間に介在されたロッド47を介して該弁体41に伝達され、該弁体41に弁開方向の力として付与されている。なお、開放バネ46は、閉鎖バネ42のバネ力よりも遙かに大きなバネ力を有している。
前記電磁アクチュエータ部36のコイル45には、冷房負荷等に応じてエアコンECU48から弁駆動回路49を介して駆動電流(例えば直流電流)が供給される。弁駆動回路49からコイル45への駆動電流の供給により、固定鉄心43と可動鉄心44との間には駆動電流の大きさに応じた電磁吸引力が発生する。そして、この電磁吸引力により減勢された開放バネ46の付勢力と、該付勢力に対抗する閉鎖バネ42の付勢力とがバランスする位置に弁体41が位置決めされ、制御弁34の開度が決定される。従って、弁駆動回路49からコイル45へ供給される駆動電流の大きさを調節することで、制御弁34の開度を調節可能である。
前記制御弁34の開度を調節することで、給気通路33を介したクランク室16への高圧な吐出ガスの導入量と、抽気通路32を介したクランク室16からのガス導出量とのバランスが制御され、クランク室16の内圧が決定される。クランク室16の内圧の変更に応じて、ピストン23を介したクランク室16の内圧と圧縮室24の内圧との差が変更され、斜板19の傾斜角度が変更される結果、ピストン23のストローク即ち圧縮機の吐出容量が調節される。
例えば、前記電磁アクチュエータ部36のコイル45へ供給される駆動電流が増大すると、制御弁34の弁開度が減少する。制御弁34の弁開度が減少すると、クランク室16の内圧が低下される。従って、斜板19の傾斜角度が増大してピストン23のストロークが増大し、圧縮機の吐出容量が増大される。
逆に、前記電磁アクチュエータ部36のコイル45へ供給される駆動電流が減少すると、制御弁34の弁開度が増大する。制御弁34の弁開度が増大すると、クランク室16の内圧が上昇される。従って、斜板19の傾斜角度が減少してピストン23のストロークが減少し、圧縮機の吐出容量が減少される。コイル45へ供給される駆動電流が或る値よりも低くなると、弁体41の位置決めが開放バネ46により支配されて制御弁34は全開状態となる。制御弁34が全開状態となると圧縮機の吐出容量は最小となる。
次に、前記圧縮機が異常であるか否かを判定するための異常判定装置、及び該異常判定装置を備えた制御装置について説明する。
本実施形態において制御装置(異常判定装置)は、コンピュータ類似の電子制御ユニットたる前記エアコンECU48と、該エアコンECU48に接続された異物センサ50とからなっている。異物センサ50は、圧縮機のクランク室16内に検出部51が配置され該クランク室16内の異物を検出する。エアコンECU48は、異物センサ50が異物を検出した場合に、圧縮機が異常であると判定する。
図2には前記異物センサ50の検出回路(電気回路)が示されている。該図に示すように、異物センサ50の検出部51は、絶縁性を有する基板52上に第1接点53及び第2接点54がそれぞれ設けられてなる。検出部51は、基板52に第1接点53及び第2接点54をそれぞれプリントすることで製作されている。第1接点53及び第2接点54はそれぞれライン状をなしており、一定の間隔をおいて互いに平行となるように基板52上で配置されている。
前記第1接点53には直流電源55の陽極が接続されているともに、第2接点54には直流電源55の陰極が抵抗56を介して接続されている。直流電源55は、例えば制御弁34の駆動やエンジンEの電力系と共用のバッテリよりなっている。抵抗56には出力部57が並列に接続されている。出力部57は、異物センサ50の検出回路が閉じられて抵抗56に電圧が印可されると、異常検出信号をエアコンECU48に対して出力する構成を有している。
なお、前記出力部57及び抵抗56は、クランク室16内に露出しないように図示しないケース等に収められた状態で、かつ該ケースが検出部51(基板52)に一体化された状態で、フロントハウジング12に取着されている。しかし、これに限らず、出力部57及び抵抗56は、基板52に直接取着されていてもよい。或いは、出力部57及び抵抗56は、エアコンECU48のI/Oに内蔵されていてもよい。
さて、例えば、前記圧縮機の高吐出容量運転等の高負荷時には、ピストン23及びシュー25を介して斜板19に作用する圧縮荷重が大きくなり、特に該斜板19とシュー25との間の潤滑が厳しくなる。このような状態が長時間継続されると、斜板19及び/又はシュー25の摺動面の一部が削れはじめて、該削り屑がクランク室16内の異物となる。この異物は、クランク室16内の雰囲気がロータ18や斜板19で掻き回されること等によって、該クランク室16内を浮動する。
前記クランク室16内を浮動する導電性の異物は、やがては異物センサ50の検出部51に到達し、該検出部51の第1接点53と第2接点54とを橋絡して導通することとなる。従って、異物センサ50の検出回路が閉じられて、出力部57からエアコンECU48に対して異常検出信号が出力される。エアコンECU48は、出力部57から異物検出信号を受け取ると、圧縮機が異常であると判定する。このエアコンECU48による判定が、異常判定装置の判定手段としての処理に相当する。
前記エアコンECU48は、圧縮機が異常であると判定すると、冷房負荷の高低等にかかわらず、弁駆動回路49に対して制御弁34への駆動電流の供給停止を指令する。制御弁34への駆動電流の供給が停止されると該制御弁34は全開状態となり、従って圧縮機の吐出容量は最小となる。このエアコンECU48による圧縮機の吐出容量の最小化処理が、制御装置の制御手段としての処理に相当する。圧縮機の吐出容量が最小となれば、ピストン23及びシュー25を介して斜板19に作用する圧縮荷重が小さくなって、圧縮機がデッドロック等の異常状態に完全に移行すること、つまり圧縮機の異常状態の進行を抑制することができる。
なお、図示しないが、前記エアコンECU48には異常表示装置(例えば警告灯)が接続されており、該エアコンECU48は異物センサ50が異物を検出すると、異常表示装置にその旨表示して、ユーザーに車両用空調装置の点検を促す。
上記構成の本実施形態においては次のような効果を奏する。
(1)異物センサ50は、圧縮機内に検出部51が配置され該圧縮機内の異物を検出する。エアコンECU48は、異物センサ50が異物を検出した場合に圧縮機が異常であると判定する。圧縮機内における異物の発生は、該圧縮機がデッドロック等の異常状態へ移行しようとして直ぐに現れる現象である。従って、異物の検出に基づいて圧縮機が異常であるか否かを判定することで、該圧縮機が異常であるとの判定を、該圧縮機が異常状態へ完全に移行する前の早い時期において正確に下すことが可能となる。
(2)異物センサ50の検出部51は、圧縮機のクランク室16内に配置されている。ピストン式の圧縮機においてデッドロック等の異常は、クランク室16内に位置する斜板19とシュー25との間等の摺動部分の潤滑不良が最たる要因である。従って、圧縮機が異常状態へ移行しようとする際には、まず最初にクランク室16内の摺動部分が異物を発生することとなる。よって、異物センサ50の検出部51をクランク室16に配置した本実施形態によれば、エアコンECU48による圧縮機の異常判定を、さらに早い時期において正確に下すことが可能となる。
(3)異物センサ50の検出部51は、該異物センサ50の検出回路を構成する第1接点53及び第2接点54からなっている。異物センサ50は、第1接点53と第2接点54とが異物によって導通されることで該異物を検出する。つまり、異物センサ50の検出部51は、異物の導電性を利用した単純かつ明快な検出回路のスイッチ構成よりなっている。従って、異物の検出を、安価でかつ正確に行うことが可能となる。
(4)異物センサ50の検出部51において第1接点53及び第2接点54は、それぞれライン状をなしている。従って、広い範囲をカバーすることができ、異物の発生をさらに早期に検出することができる。
(5)異物センサ50の検出部51は、基板52上に第1接点53及び第2接点54が設けられている。従って、圧縮機の組立時等において第1接点53及び第2接点54の取り扱いが容易となるし、第1接点53及び第2接点54と圧縮機のハウジングとの間における絶縁性の確保も容易でかつ確実となる。
(6)エアコンECU48は、圧縮機が異常であると判定された場合に、圧縮機の吐出容量を小さくする。つまり、本実施形態においては、圧縮機が異常であるとの判定を早い時期において正確に下すことが可能となる。従って、異常判定に基づいて圧縮機の吐出容量を小さくし該圧縮機の負荷を軽減すれば、それ以降も圧縮機の運転が継続されたとしても、デッドロック等の異常状態へ完全に移行すること、つまり異常状態の進行を抑制できる。
よって、従来においてはクラッチレスタイプの圧縮機に必要であったトルクリミッタを、本実施形態においては動力伝達機構PTから削除する設計も可能となり、そのようにすれば、面倒な作業であった該トルクリミッタのリミットトルクの設定から解放される。また、圧縮機の異常状態の進行つまり異物の多量発生を抑制できるため、該異物が圧縮機から外部回路へと持ち出されて該外部回路の各機器に不具合を生じさせることを防止できる。さらに、圧縮機の異常状態の進行を抑制できることは、後日にメンテナンス等で圧縮機を分解した場合において、異物の発生箇所の特定ひいては異常発生の原因の特定が容易となる。これは、圧縮機の改良にも役立つ。
○第2〜第5実施形態
図3においては第2実施形態を示す。本実施形態において異物センサ50の第1接点53及び第2接点54は、それぞれ一定の間隔で平行に配置された複数本(本実施形態においては5本)のライン53a,54aを有している。第1接点53のライン53aと第2接点54のライン54aとは互い違いに配置されている。このようにすれば、広い範囲をカバーすることができ、異物の発生をさらに早期に検出することができる。
図4においては第3実施形態を示す。本実施形態では、異物センサ50において検出部51の基板52が円筒状をなしている。そして、該基板52にスルーボルト15が挿通されることで、検出部51がスルーボルト15によって支持されてクランク室16に配置されている。なお、本実施形態の検出部51には、上記第2実施形態と同様な構成のものつまり第1接点53及び第2接点54のそれぞれに複数のライン53a、54aが備えられたものが用いられている。
このように、ハウジング構成体を締結するためのスルーボルト15を、ハウジングにおける検出部51の支持にも利用することで、制御装置の部品点数を低減することができる。また、円筒状をなす基板52にスルーボルト15が挿通されるため、例えば専用の固定具等を介して基板52をスルーボルト15に対して取り付ける場合と比較して、省スペースで検出部51を配置することができる。
なお、前記基板52は、予め円筒状に成形されたものであってもよいし、或いは柔軟性を有したシートによって基板52を構成し、スルーボルト15に取り付ける際に丸めて円筒状とするようにしてもよい。前者の場合、基板52の形状が安定して、スルーボルト15に対する取り付けの際の取り扱いが容易となる。後者の場合、基板52つまり検出部51を薄くすることができ、さらに省スペースで検出部51を配置することができる。
図5においては第4実施形態を示す。本実施形態においては、前記異物センサ50と、該異物センサ50の検出部51を制御弁34のコイル45に対して電気的に直接接続することとで、制御装置(異常判定装置)が構成されている。従って、エアコンECU48は、圧縮機の異常判定及び該異常判定に基づく圧縮機の制御に関与はしていない。即ち、検出部51の第1接点53は、弁駆動回路49と制御弁34(コイル45)とを接続する一方の配線60に接続されている。検出部51の第2接点54は、弁駆動回路49と制御弁34(コイル45)とを接続する他方の配線62に抵抗61を介して接続されている。抵抗61の抵抗値は、コイル45の持つ抵抗値と比較して十分に小さく設定されている。
そして、前記検出部51の第1接点53と第2接点54とが異物の橋絡によって導通されると、弁駆動回路49からの駆動電流の多くが検出部51を流れることとなる。従って、エアコンECU48が冷房負荷等に応じて弁駆動回路49に対して指令する駆動電流(指令値)に比較して、制御弁34のコイル45を実際に流れる駆動電流は少なくなる。特に、本実施形態においては、検出部51の第1接点53と第2接点54が異物で導通されると、制御弁34のコイル45には殆ど電流が流れないように、抵抗61の抵抗値が設定されている(例えばコイル45の抵抗値が10Ωであるなら、抵抗61の抵抗値を1Ωとする)。よって、異物センサ50が異物を検出すると、制御弁34が一義的に全開となって、圧縮機の吐出容量が最小化される。
つまり、本実施形態においては、前記異物センサ50が異物を検出した場合に弁駆動回路49から制御弁34への駆動電流が減少されるように、異物センサ50の検出部51が制御弁34に対して電気的に直接接続されていることが、異常判定装置の判定手段及び制御装置の制御手段をなしている。従って、異常判定時に圧縮機の吐出容量を小さくすることを、エアコンECU48等の外部の判定手段及び制御手段に依存せずに自律的に行うことが可能となる。
よって、上記第1実施形態の異物センサ50から出力部57等を削除することや、検出部51と直流電源55との間の専用配線を削除することができ、制御装置の構成の簡素化を図ることができる。また、本発明を既存の車両用空調装置に対して適用するにあたり、エアコンECU48のプログラムを変更する面倒がない。
図6においては第5実施形態を示す。本実施形態においては、第1接点53及び第2接点54が、それぞれ複数本(本実施形態においては3本)のライン53a,54aを備えている。第1接点53のライン53aと第2接点54のライン54aとは、基板52上において互い違いに配置されている。第2接点54の各ライン54aにはそれぞれ同じ抵抗値を有する抵抗65が接続されているとともに、各抵抗65は一つの出力部66を介して直流電源55の陰極に接続されている。つまり、各抵抗65は並列に配置されている。出力部66は、異物センサ50の検出回路が閉じられて電流が流れると、該電流値に応じた信号をエアコンECU48に対して出力する。
即ち、前記出力部66は、第1接点53と第2接点54とが異物で導通されるにおいて、一つの抵抗65を電流が流れる場合と、二つの抵抗65を電流が流れる場合と、三つの抵抗65を電流が流れる場合とでそれぞれ電流値が異なることに応じて、異なる信号をエアコンECU48に対して出力する。エアコンECU48は、過敏な異常判定を避けるために、二つ以上の抵抗65を電流が流れる場合の信号を得ることで圧縮機が異常であると判定し、該圧縮機の吐出容量を最小化する。
なお、本実施形態において、圧縮機の異常判定に基づく該圧縮機の制御手法としては前記に限らず、例えばエアコンECU48は、二つの抵抗65を電流が流れる場合の信号を得た場合には、冷房負荷等に応じて弁駆動回路49に指令する駆動電流を一定量減少させて、圧縮機の吐出容量を少なめ(最小ではない)とし、三つの抵抗65を電流が流れる場合の信号を得た場合には、圧縮機の吐出容量を最小化するようにしてもよい。このように、段階を経て圧縮機の吐出容量を減少させてゆくことで、圧縮機の吐出容量が突然最小化されて空調が停止することによるユーザの違和感を抑制することができる。
なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で例えば以下の態様でも実施できる。
○上記各実施形態において異物センサ50は、検出部51を一つだけ備えていた。これを変更し、異物センサ50に検出部51を複数備え、各検出部51をクランク室16内の異なる位置に配置すること。このようにすれば、広い範囲をカバーすることができ、異物の発生をさらに早期に検出することができる。
この場合、例えば、第1〜第3実施形態の変更例にあっては、検出部51毎に抵抗56及び出力部57を設けるようにしてもよいし、各検出部51間で抵抗56及び出力部57を共通化してもよい。例えば、検出部51毎に抵抗56及び出力部57を設けた場合には、少なくとも一つの出力部57から異物検出信号が出力された場合に、エアコンECU48が圧縮機の異常と判定することとなり、特に複数の出力部57から異物検出信号が出力された場合にのみ、エアコンECU48が圧縮機の異常と判定するようにすれば、過敏な異常判定を防止する調節も容易となる。
○上記各実施形態において異物センサ50に、異物を検出部51へと引き寄せるための磁石部をクランク室16内に備えさせること。即ち、例えば、検出部51の基板52を非導電性の磁石製としたり、基板52上において第1接点53と第2接点54との間に磁石を取着したりすること。このようにすれば、異物の発生を早期に検出することが可能となるし、磁石部で異物を保持できるため、該異物が検出部51から離れて他で不具合を生じさせることを抑制できる。
○上記各実施形態において異物センサ50は、圧縮機のクランク室16内に検出部51が配置されていた。これを変更し、クランク室16内以外の例えば吸入室26内や吐出室27内等に検出部51を配置してもよい。
○上記第1〜第3及び第5実施形態では、圧縮機の異常判定に基づいて、エアコンECU48が圧縮機の吐出容量を調節(減少)するようにしていた。これを変更し、エアコンECU48は、圧縮機の異常判定によっても該圧縮機の制御を行わず、異常表示装置に異常の旨を表示するのみとすること。
○上記各実施形態を変更し、異物センサ50の検出部51の第2接点54と、直流電源55の陰極とを、圧縮機のハウジングや車体等にアースして接続すること。
○本発明は、クラッチレスタイプの圧縮機に適用することに限定されるものではなく、例えば上記実施形態の動力伝達機構PTとして、電磁クラッチ等の外部制御可能なクラッチ機構を備えたクラッチ付の圧縮機に適用しても良い。この場合、圧縮機の異常判定に基づいて、上記各実施形態と同様に該圧縮機の吐出容量を減少させるように構成してもよいし、クラッチ機構を遮断するように構成してもよい。
○本発明を、斜板式以外の例えばワッブル式やウェーブカム式等のピストン式圧縮機に適用すること。
○本発明を、冷媒圧縮機以外の例えば油圧ポンプやエア圧縮機等の流体機械に適用すること。
上記各実施形態又は別例より把握できる技術的思想について以下に記載する。
(1)前記第1接点及び前記第2接点はそれぞれライン状をなしている請求項3に記載の流体機械の異常判定装置。
(2)前記第1接点及び前記第2接点は基板上に設けられている請求項3又は4或いは技術的思想(1)に記載の流体機械の異常判定装置。
本発明の第1実施形態に従うピストン式容量可変型圧縮機の縦断面図。 本発明の第1実施形態に従う異物センサの検出回路図。 第2実施形態となる異物センサの検出部の拡大図。 第3実施形態となる異物センサの検出部の配置状態を示す図。 第4実施形態となる異物センサの検出回路図。 第5実施形態となる異物センサの検出回路図。
符号の説明
11…ハウジング構成体としてのシリンダブロック、12…同じくフロントハウジング、14…同じくリヤハウジング、15…スルーボルト、16…クランク室、26…吸入圧領域としての吸入室、27…吐出圧領域としての吐出室、34…制御弁、48…異常判定装置の判定手段及び制御装置の制御手段たるエアコンECU、50…異物センサ、51…検出部、52…基板、53…第1接点(a…ライン)、54…第2接点(a…ライン)、55…異物センサの検出回路を構成する直流電源、56…同じく抵抗、57…同じく出力部。

Claims (11)

  1. 流体機械が異常であるか否かを判定するための異常判定装置において、
    前記流体機械内に検出部が配置され該流体機械内の異物を検出する異物センサと、該異物センサが異物を検出した場合に前記流体機械が異常であると判定する判定手段とを備えたことを特徴とする流体機械の異常判定装置。
  2. 前記流体機械はピストン式圧縮機であって、前記異物センサの前記検出部は前記ピストン式圧縮機のクランク室内に配置されている請求項1に記載の流体機械の異常判定装置。
  3. 前記検出部は、前記異物センサの検出回路を構成する第1接点と第2接点とからなっており、前記異物センサは、前記第1接点と前記第2接点とが異物によって導通されることで前記検出回路が閉じられて該異物を検出する請求項1又は2に記載の流体機械の異常判定装置。
  4. 前記第1接点及び前記第2接点はそれぞれ複数のラインを有しており、前記第1接点の前記ラインと前記第2接点の前記ラインとは互い違いに配置されている請求項3に記載の流体機械の異常判定装置。
  5. 前記異物センサは前記検出部を複数有している請求項1〜4のいずれか一項に記載の流体機械の異常判定装置。
  6. 前記判定手段は、少なくとも二つの前記検出部が異物を検出することを条件に、前記流体機械が異常であると判定する請求項5に記載の流体機械の異常判定装置。
  7. 前記流体機械のハウジングは、複数のハウジング構成体がスルーボルトによって締結固定されてなり、前記異物センサの前記検出部は前記スルーボルトによって支持されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の流体機械の異常判定装置。
  8. 前記異物センサの前記検出部は円筒状をなす基板を備えており、該基板に前記スルーボルトが挿通されることで、前記検出部が前記スルーボルトによって支持されている請求項7に記載の流体機械の異常判定装置。
  9. 前記異物センサは、異物を前記検出部へと引き寄せるための磁石部を前記流体機械内に備えている請求項1〜8のいずれか一項に記載の流体機械の異常判定装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の異常判定装置を備えた制御装置であって、前記流体機械は吐出容量を変更可能な容量可変型圧縮機よりなり、
    前記判定手段によって前記容量可変型圧縮機が異常であると判定された場合に前記容量可変型圧縮機の吐出容量を小さくする制御手段を備えた流体機械の制御装置。
  11. 前記容量可変型圧縮機は、吸入圧領域及び吐出圧領域に連通する制御室の内圧が電磁弁よりなる制御弁によって調節されることで吐出容量を変更可能であって、前記制御弁は、外部から供給される駆動電流が増大することで前記容量可変型圧縮機の吐出容量を増大するとともに、外部から供給される駆動電流が減少することで前記容量可変型圧縮機の吐出容量を減少する特性を有しており、前記判定手段及び前記制御手段は、前記異物センサが異物を検出した場合に外部から前記制御弁への駆動電流が減少されるように、前記異物センサの前記検出部が前記制御弁に対して電気的に接続されていることよりなっている請求項10に記載の流体機械の制御装置。
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