JP2005155344A - ポンプ装置及びその制御盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作・表示パネルのボタン類の数を減らしてその操作を簡単とし、低価格化が図れるポンプ装置及びその制御盤を提供すること。
【解決手段】ポンプの制御盤に設置される操作・表示パネル90に、ポンプの運転状態の測定値(ポンプ吐出圧力測定値及びポンプ電流測定値)を表示する表示部99と、ポンプ始動圧力値を設定できる状態に切り替える始動圧力ボタン95と、始動圧力ボタン95によってポンプ始動圧力値を設定できる状態に切り替えた状態でポンプ始動圧力値を入力する2つの入力ボタン101,103とを設ける。入力ボタン101,103は、ポンプ始動圧力値を入力する際以外は、表示部99に表示されるポンプの運転状態の測定値を切り替える表示切替用の入力ボタンとして兼用される。
【選択図】図5

Description

本発明は、建築設備(例えばビル)等に給水するポンプ装置及びその制御盤に関するものである。
従来、マンション等のビルに給水するポンプ装置が知られている。この種のポンプ装置は、例えば特許文献1に示すように、共通のベースの上に、複数台(通常2,3台)のポンプを設置してそれらの吐出配管を並列に接続し、これらポンプを駆動することで、受水槽に溜められている水を吸引して、吐出配管から建物各階の部屋の蛇口等に給水を行うように構成されている。
そして前記ポンプ装置は制御盤(制御装置)を有しており、この制御盤からの制御信号によってポンプ装置は吐出配管内の圧力を一定値以上に保つように自動運転され、各部屋への給水圧力を一定値以上に保つようにしている。具体的には、例えばポンプ吐出側の圧力が下がったことを検出することでポンプを始動し、ポンプ吐出側の使用水量が極小水量になったことを検出することでポンプを停止するように自動運転する。
さらに前記ポンプ装置では、前記制御盤からの制御信号によって、ポンプ停止毎に次に運転するポンプを別のポンプに切り換える交互運転制御や、使用水量が増えると複数台のポンプを並列運転させる追加運転制御や、使用水量が減ると追加運転していたポンプを停止させる解列運転制御等が自動的に行われる。また制御盤は試験的に個々のポンプを運転・停止させる試験運転機能や、ポンプの電流値や吐出圧力値を表示する表示機能も有している。
そしてこの制御盤には、前記ポンプの電流値や吐出圧力値等を表示する表示部や、ポンプの運転停止を指示するボタン等を設けた操作・表示パネルが取り付けられている。
図6はこの種従来の操作・表示パネル500の一例を示す図である。この操作・表示パネル500はポンプ装置に設置するポンプが二台(1号ポンプと2号ポンプ)の場合の操作・表示パネルを示している。同図に示すように操作・表示パネル500には、運転モードボタン501,ポンプ選択ボタン503,運転ボタン505,停止ボタン507,表示切替ボタン509,ブザー停止ボタン511,警報解除ボタン513,始動圧力ボタン515,表示部521等が設けられている。
ここで運転モードボタン501は、運転の種類として「自動」と「試験」の二種類を切り替えるものである。ポンプ選択ボタン503は、運転させるポンプを1号ポンプのみとするか、2号ポンプのみとするか、何れかのポンプが停止した後に運転を再開するポンプをもう一方のポンプに切り替えるようにする(並列交互運転)かを選択するものである。運転ボタン505はこれを押すことでポンプの運転が開始し、停止ボタン507はこれを押すことでポンプが停止する。また表示切替ボタン509は、表示部521においてポンプの吐出圧力測定値とポンプ電流測定値との何れを表示するかを切り替えるものである。またブザー停止ボタン511は、警報時に鳴るブザー音を停止するものであり、警報解除ボタン513は、警報表示を解除するものである。また始動圧力ボタン515は、ポンプを始動させる際の始動圧力値を設定する際にこれを押圧し、これに隣接して設置した上下キー517,519によってその設定を行うものである。また表示部521は、7セグメントによって構成され、前記ポンプの吐出圧力測定値や、ポンプ電流測定値や、上下キー517,519によって設定されるポンプ始動圧力値等の内の何れか一つを表示するものである。
次にこの操作・表示パネル500の操作方法及びそれらの問題点を説明する。
〔運転選択方法〕
例えば運転モードボタン501によって「試験」を選択し、ポンプ選択ボタン503によって「1号ポンプ(表示ではNO.1)」を選択した上で、運転ボタン505を押すと、ポンプ吐出側の圧力の状態等にかかわらず1号ポンプのみを始動することができる。主に試運転等、ポンプを強制的に運転したいときに用いる。
また例えば運転モードボタン501によって「自動」を選択し、ポンプ選択ボタン503によって「1号ポンプ」を選択した上で、運転ボタン505を押すと、1号ポンプが自動運転を開始する。即ちポンプ吐出側に設置した圧力検知器によって測定したポンプ吐出圧力値が「始動圧力値」以下のときに1号ポンプが始動し、ポンプ吐出側に設置した流量検出器(フロースイッチ)が吐出流量が小流量であることを検出した場合は1号ポンプを停止する。
また例えば運転モードボタン501によって「自動」を選択し、ポンプ選択ボタン503によって「並列交互」を選択した上で、運転ボタン505を押すと、1号又は2号ポンプが自動運転を開始し、その際運転していたポンプが自動停止する毎に、次に始動するポンプが切り替えられる。
以上のようにこの操作・表示パネル500によれば、運転モードボタン501とポンプ選択ボタン503とを駆使することで、様々な運転を行うことができるようになっている。しかしながら上記方法の場合、運転モードボタン501とポンプ選択ボタン503の二つのボタンが必要であってボタンの数が増加してしまう。なおかつ運転モードボタン501で「試験」を選択した場合、ポンプ選択ボタン503では「並列交互」を選択できそうなのにそれができない(試験であるから、自動運転を前提とする交互運転は本来できない)等、その操作方法に解り辛い面もあった。
〔運転停止方法〕
ポンプは、運転ボタン505を押すことで始動し、停止ボタン507を押すことで停止するが、これらの操作に二つのボタンが必要で、ボタンの数が増加してしまう。
〔表示切替方法〕
表示部521には、表示切替ボタン509によってポンプの吐出圧力測定値とポンプ電流測定値とを切り替えて表示する。また始動圧力設定時には、始動圧力ボタン515を押すと、表示部521の表示が始動圧力設定値に変わり、上(△)キー517又は下(▽)キー519を用いて始動圧力値をセットした後、再び始動圧力ボタン515を押すと、セットした値が確定され、同時に表示は通常表示に戻る。しかしながらこの場合も、表示切替ボタン509が必要で、ボタンの数が増加してしまう。
〔警報ブザー停止方法〕
何らかの警報原因が検知されて、警報が出された時は、操作・表示パネル500上に警報が表示されるとともに、ブザーが鳴らされる。そしてブザー停止ボタン511を押せばブザー音を停止することができ、また警報解除ボタン513を押せばこのとき警報の原因が取り除かれていれば、警報表示が解除される。しかしながらこの場合も、ブザー停止ボタン511と警報解除ボタン513の二つのボタンが必要で、ボタンの数が増加してしまう。
以上のことからわかるように、操作・表示パネル500はその中にボタン類を多数設けているため複雑でコストが高くなるばかりか、その操作方法も解り辛くなっていた。操作方法が解り辛いと、現場での試運転やその他の操作に手間取ってしまう。
次に図7は前記操作・表示パネル500を取り付ける従来の制御盤600の1例を示す図であり、図7(a)は斜視図、図7(b)は概略側断面図である。同図に示すように制御盤600は、外装ケースの一部を構成するL字状の基部601と、前記基部601に着脱自在に取り付けられて外装ケースの一部を構成するカバー630と、基部601に取付部材603を介して固定されるメインボード610と、カバー630の正面側に設けられた凹状のパネル収納部631に収納される前記操作・表示パネル500とを具備して構成されている。ここでメインボード610はポンプの運転制御を行う制御回路を搭載したものである。そしてメインボード610と操作・表示パネル500との接続は、操作・表示パネル500から引き出した配線550を、パネル収納部631内に設けた開口633から挿入し、配線550先端のコネクタ551をメインボード610に設けたコネクタ620に接続することで行われる。
しかしながら上記のように制御盤600を構成すると、メンテナンス等でカバー630を取り外すたびに、操作・表示パネル500も取り外さなければならず、作業が煩雑であるばかりか、そのたびにコネクタ551,620の着脱が行われるのでこれらコネクタ551,620が劣化し、接続不良が生じ、ポンプ停止等のトラブルを生じる恐れがあった。
さらに前記ポンプ装置のベースは、ポンプの振動を受けて共鳴し最も騒音を発生する部分であるが、その騒音の低減化が求められていた。
実公平8−2558号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、操作・表示パネルのボタン類の数を減らしてその操作を簡単とし、低価格化が図れるポンプ装置を提供することにある。
また本発明の目的は、カバーを外して行うメンテナンスによってポンプ停止等のトラブルが生じず、またそのメンテナンス作業を容易に行うことができる制御盤を提供することにある。
また本発明の目的は、騒音の低減化が図れるポンプ装置を提供することにある。
本願の請求項1に記載の発明は、ポンプと、ポンプの吐出側に設けられる圧力検知器と、前記圧力検知器が測定したポンプ吐出側の圧力が予め設定したポンプ始動圧力値よりも低下した際にポンプを始動するようにポンプを制御する制御盤と、ポンプの運転停止を指示する操作・表示パネルとを備え、前記操作・表示パネルは、ポンプの運転状態の測定値を表示する表示部と、ポンプ始動圧力値を前記表示部を用いて設定できる状態に切り替える始動圧力ボタンと、始動圧力ボタンによってポンプ始動圧力値を設定できる状態に切り替えた状態でポンプ始動圧力値を入力する複数の入力ボタンとを備え、前記入力ボタンは、前記ポンプ始動圧力値を入力する際以外は、前記表示部に表示されるポンプの運転状態の測定値を複数切り替える表示切替用の入力ボタンとして兼用されることを特徴とするポンプ装置にある。
本願の請求項2に記載の発明は、前記表示部に切り替えられながら表示されるポンプの運転状態の測定値は、ポンプ運転時のポンプ吐出側の圧力測定値、及びポンプ運転中のポンプ電流測定値を含むことを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置にある。
本願の請求項3に記載の発明は、前記ポンプ始動圧力値を入力する入力ボタンは、設定しようとするポンプ始動圧力値を上昇下降させる一対の上下キーであることを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプ装置にある。
本願の請求項4に記載の発明は、ポンプを運転制御するメインボードと、ポンプ操作用の各種指令信号をメインボードに入力するとともにポンプの運転状態を表示する操作・表示パネルとを、基部とこの基部に着脱自在に取り付けられるカバーとによって構成されるケース内に収納してなる制御盤であって、前記メインボードと操作・表示パネルは何れも、前記基部に、操作・表示パネルがメインボード表面から所定距離離間した状態で一部重なるように固定され、且つメインボードに設けた各種装置との配線接続用コネクタ類を、前記操作・表示パネルに重ならない位置に配置したことを特徴とする制御盤にある。
本願の請求項5に記載の発明は、ポンプと、該ポンプを制御する制御盤とが一体に1つのベース上に載置されたポンプ装置であって、前記ベースは、振動抑制用の開口部を有していることを特徴とするポンプ装置にある。
本願発明によれば、ポンプ始動圧力値を入力するための入力ボタンを、表示部に表示される測定値を複数切り替える表示切替用の入力ボタンと兼用にしたので、ボタンの数を減らすことができてコストダウンが図れ、また始動圧力ボタンを押したときのみ表示部をポンプ始動圧力値入力用に用いるようにしたので、ボタンを兼用しても操作が簡単である。
また本発明によれば、メインボードと操作・表示パネルとを何れも、ケースを構成する基部に一部重ねるように固定したので、ケース内におけるメインボードと操作・表示パネルの設置空間のコンパクト化が図れるばかりか、カバー着脱時のたびにメインボードと操作・表示パネル間の配線を取り外す必要はなく、カバー着脱作業の効率が向上するとともに、両者間の接続不良によるポンプ停止等のトラブルをなくすことができる。
また本発明によれば、メインボードに設けた配線接続用コネクタ類を、操作・表示パネルに重ならない位置に配置したので、配線接続用コネクタ類への各種センサやその他の装置からの配線の接続が、操作・表示パネルを取り外さなくても行え、これにより制御盤をポンプ装置に組み付ける工数が減って組み立て作業効率が向上する。
また本発明によれば、ポンプ装置のベースに、振動抑制用の開口部を設けたので、騒音を低減できる上に、材料費が減り、且つ重量も軽くなって運搬が容易になり、コストダウンが図れる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明を適用するポンプ装置10の一例の全体図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、図1(c)は左側面図である。同図に示すポンプ装置10は、ベース20の上に、二台のポンプ30A,30Bと、これらポンプ30A,30Bの中間に配置される圧力タンク50とを載置し、さらに両ポンプ30A,30Bの吐出側に接続される吐出配管40と、圧力タンク50の上部に設置される制御盤60とを具備して構成されている。以下各構成部品について説明する。
ベース20は略矩形の平板状で、長手方向を向かう両側辺は下方向に折り曲げられた後に外方向に折り曲げられることで、L字状の固定辺23,23を構成している。ここで図2はベース20の平面図である。同図に示すようにベース20の中央には、円形の開口部25が設けられている。この開口部25は、騒音抑制のために設けられている。即ちベース20は、ポンプ30A,30Bの振動を受けて共鳴し、最も騒音を発生する部品である。そこで通常は、ベース20の振動を抑える場合、リブなどを溶接してその剛性を増す方法が用いられる。しかしながらこのような方法だと、材料や溶接にコストがかかり、また重量も重くなる。
そこで本発明においては、ベース20表面の各部の振動を測定し最も振動の激しい部分に穴(開口部25)を開けることで、つまり穴が開いていないベース20を用いた測定又は解析などにより、最も振動の振幅の大きい部分に穴を開けた構造とすることで、ポンプ装置10全体の騒音を抑制することとしている。典型的にはこの実施形態のように、ベース20の中央部分を開口させた構造とする。以上のように振幅の大きい場所に開口部25を設ける方法だと、材料費が減るばかりでなく、重量も軽くなるので、騒音が抑えられ、コストや運搬に優位となる。
次に図1に示すようにポンプ30A,30Bは、それぞれポンプ部31A,31Bと、これを駆動するモータ部33A,33Bとを具備して構成されている。ポンプ部31A,31Bの手前側の端面には、図示しない受水槽や水道配管(本管側)を接続する吸込部35A,35Bが設けられ、またポンプ部31A,31Bの上面には吐出部37A,37Bが設けられている。
吐出配管40は略T字状の配管であり、両ポンプ30A,30Bの吐出部37A,37Bに接続されたフロースイッチ49A,49B、及びチェッキ弁(逆止弁)47A,47Bを介してその両端が接続されている。また吐出配管40の中央には1つの吐出部43が設けられている。これによって両ポンプ30A,30Bの吐出側は並列に接続され、両ポンプ30A,30Bの吐出流体は合流する。また前記チェッキ弁47A,47Bによって、ポンプ30A,30Bが停止したときに吐出配管40内の水はポンプ30A,30B側に逆流しない。また吐出配管40の中央の下部にはこの吐出配管40を圧力タンク50に連結する連結配管45が取り付けられ、さらに吐出配管40には配管内圧力を検出する圧力検知器48が取り付けられている。そして圧力タンク50とチェッキ弁47A,47Bの効果によって、ポンプ30A,30Bが停止した後の吐出配管40内の圧力は、水が使用されない限り一定圧力に保持される。
なおポンプ30A,30Bには、配管の口径に合わせて、配管サイズが25,32,40,50mmと異なるが、共用できる吐出配管40は大きいサイズに統一している。吐出配管40を共用することで同一形状寸法の吐出配管40の製作数が多くなるため、コストを下げることができる。また、配管は小口径のほうがコストが安いため、ポンプ30A,30B付近の配管は口径別にすることでコストを下げることができる。
次に図3は制御盤60を示す図であり、図3(a)は概略側断面図、図3(b)はカバー71を取り外した状態を示す概略側断面図である。また図4はこの制御盤60内に内蔵するメインボード80及び操作・表示パネル90の設置状態を示す要部斜視図である。図3(a)に示すように、制御盤60は、ケース(外装ケース)の一部を構成する基部61と、前記基部61に着脱自在に取り付けられてケースの一部を構成するカバー71(基部61とカバー71でケース全体を構成する)と、基部61の側面61aに取付部材63を介して固定されるメインボード80と、同様に基部61の側面61aに取付部材65を介して固定され且つメインボード80の前面にこれに一部重なるように設置される操作・表示パネル90とを具備して構成されている。
メインボード80はポンプの運転制御を行う各種電気回路からなる制御回路(制御手段)を搭載したものであり、前記フロースイッチ49A,49Bや圧力検出器48等からの検出信号が入力されるとともに、操作・表示パネル90との間で制御信号の送受信が行われる。操作・表示パネル90はポンプ30A,30B操作用の各種指令信号をメインボード80に入力してポンプ30A,30Bを様々に操作するとともにポンプ30A,30Bの運転状態を表示するものである。
そして前述のようにメインボード80の前面にはメインボード80表面から所定距離離間した状態でメインボード80の前面の一部を覆って重なるように、操作・表示パネル90が設置されている。そして操作・表示パネル90から引き出した配線110先端のコネクタ111はメインボード80に設けたコネクタ81に接続され、この配線110を介してメインボード80と操作・表示パネル90間の情報の送受信が行われる。
以上のように本発明の制御盤60では、操作・表示パネル90をケースの基部61側に設置したので、図3(b)に示すように、メンテナンス等でカバー71を基部61から取り外す際に、操作・表示パネル90のコネクタ111をコネクタ81から取り外す必要がなく、その接続に劣化は生じない。従ってコネクタ111,81間の接触不良によるポンプ停止等のトラブルをなくすことができる。
なおこの制御盤60のメインボード80による制御は、操作・表示パネル90の配線110をメインボード80から外したとしても、ポンプ運転をそのときの運転条件のまま継続し、またポンプ運転継続中に配線110をメインボード80に接続してもポンプ運転を停止しないように構成している。これによって万が一コネクタ111がコネクタ81から外れてもポンプ運転を継続できる。
一方図4に示すように、メインボード80の表面には、圧力検出器48からの配線やフロースイッチ49A,49Bからの配線等を接続するコネクタや、外部信号を接続する端子台等からなる配線接続用コネクタ類83が設置されているが、これら配線接続用コネクタ類83は前記操作・表示パネル90に重ならない位置に配置されている。このように配線接続用コネクタ類83を操作・表示パネル90に重ならない位置に配置したのは以下の理由による。即ち制御盤60内のメインボード80の前面に操作・表示パネル90を配設すると、メインボード80をその上から隠してしまうこととなるが、そうすると前記配線接続用コネクタ類83が操作・表示パネル90の下側に入り、配線接続用コネクタ類83に配線を接続をするためには操作・表示パネル90の取付部材65へのネジ止めをはずさなくてはならなくなってしまう。そこで本発明の制御盤60では、操作・表示パネル90を取り付けたままでも配線を接続できる位置にこれら配線接続用コネクタ類83を配置したのである。これによりポンプ装置10に制御盤60を組み付ける工場での組み立て時間が短くなり、コストダウンが図れる。
図5は操作・表示パネル90を示す図である。同図に示すように操作・表示パネル90には、運転モード及びポンプ選択ボタン91,運転及び停止ボタン93,始動圧力ボタン95,警報解除及びブザー停止ボタン97,表示部99等が設けられている。
ここで運転モード及びポンプ選択ボタン91は、ボタン1つで、「試験(手動)で1号ポンプ運転」→「試験で2号ポンプ運転」→「自動で1号ポンプ運転」→「自動で2号ポンプ運転」→「自動で1号・2号の交互運転」→「試験(手動)で1号ポンプ運転」と、順番に切り替えていくように構成されている。ここで自動運転とは、圧力検知器48が測定した吐出配管40内のポンプ吐出圧力が予め設定しておいた始動圧力値よりも低下したらポンプ30A,30Bを始動し、フロースイッチ49A,49Bの測定水量値が予め設定しておいた設定水量値以下になったことを検知したらポンプ30A,30Bを停止する運転方法である。また試験(手動)運転は始動圧力値や設定水量値にかかわらず、指定したポンプ30A又は30Bを手動で運転・停止する運転方法である。
次に運転及び停止ボタン93はポンプ運転時にこれを押すとポンプが停止し、ポンプ停止時にこれを押すとポンプが始動するボタンである。始動圧力ボタン95はこれを押すと上下キー101,103によって始動圧力値を設定できるようになり、再び始動圧力ボタン95を押すと、始動圧力値が確定して上下キー101,103は通常の表示部99の表示(ポンプの吐出圧力測定値とポンプ電流測定値)を切り替える状態に戻るボタンである。つまり上下キー101,103は通常は表示部99の表示切替用のボタンである。警報解除及びブザー停止ボタン97はブザーが鳴っているときはブザー停止ボタンとして働き、ブザーが鳴っていないときは警報解除ボタンとして働く。表示部99は、7セグメントによって構成され、前記ポンプ30A,30Bの吐出圧力測定値と、ポンプ電流測定値の何れかを表示し、さらに始動圧力ボタン95を押した際は始動圧力値を表示するものである。
次にこの操作・表示パネル90の操作方法を説明する。
〔運転選択方法〕
所望の運転モード及び運転するポンプを選択するには、運転モード及びポンプ選択ボタン91を1又は複数回押して切り替えていくことのみで行う。この運転モード及びポンプ選択ボタン91によれば、前記図6に示す従来例のように、運転モードボタン501とポンプ選択ボタン503の2つのボタンによって所望の運転モード及び運転するポンプを選択するのに比べて、ボタンが1つのみでよくて安価となり、また選択できないモード(試験で交互運転)がないので、操作が解りやすい。
〔運転停止方法〕
前記運転選択をした後にポンプ30A,30Bを始動する。ポンプ30A,30Bは、1つの運転及び停止ボタン93のみによって始動と停止が行われる。これによって前記図6に示す従来例の2つのボタン(運転ボタン505と停止ボタン507)が1つになるので安価になる。なおこの運転及び停止ボタン93は、これをしばらく(例えば3秒程度)押していないとその指令を実行しないようにタイマーを設け、ボタン操作によりポンプ30A,30Bがチャタリングをおこさないように構成している。
〔表示切替方法〕
表示部99は通常はポンプ吐出圧力測定値又はポンプ電流測定値を表示している(通常表示)。そして表示部99へのポンプ吐出圧力測定値とポンプ電流測定値との切り替えは、上下キー101,103によって直接行う。
一方始動圧力値を設定する場合は、まず始動圧力ボタン95を押して前記上下キー101,103を始動圧力値入力用のキーとして機能させるようにすると同時に表示部99に始動圧力値を表示するようにした後、これら上下キー101,103を操作することで所望の始動圧力値をセットする。そして再び始動圧力ボタン95を押せばセットした値が確定され、それと同時に表示部99は通常表示に戻る。これによって前記図6に示す従来例で用いた表示切替ボタン509が不要になり、安価になる。
なお始動圧力値の設定は、前記図6に示す従来例ではポンプ停止中にのみ設定可能としていた。これだと、給水を継続しながら、始動圧力を変更したいときに、変更することができない。そこでこの制御盤60では、ポンプ運転中であっても始動圧力値の設定ができるように構成した。
〔警報ブザー停止方法〕
何らかの警報原因が検知されて、警報が出された時は、操作・表示パネル90上に警報が表示されるとともに、ブザーが鳴らされる。そして警報解除及びブザー停止ボタン97を押せばブザー音を停止させることができ、またブザーが鳴っていないときに警報解除及びブザー停止ボタン97を押せばこのとき警報の原因が取り除かれていれば、警報表示が解除される。この警報解除及びブザー停止ボタン97によれば、前記図6に示す従来例のように、ブザー停止ボタン511と警報解除ボタン513の2つのボタンによってブザー停止と警報解除を行うのに比べて、ボタンが1つのみでよくて安価になり、操作も簡単である。
以上のことからわかるように、制御盤60の各種操作ボタンを、操作の流れを考えながら、兼用するようにしたので、操作が簡単になって現場での試運転やその他の操作がスムーズに行えるようになるとともに、ボタンの数を減らすことができて構成が簡素化され、コストが低減化される。
本発明を適用するポンプ装置10の一例の全体図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、図1(c)は左側面図である。 ベース20の平面図である。 制御盤60を示す図であり、図3(a)は概略側断面図、図3(b)はカバー71を取り外した状態を示す概略側断面図である。 制御盤60内に内蔵するメインボード80及び操作・表示パネル90の設置状態を示す要部斜視図である。 操作・表示パネル90を示す図である。 従来の操作・表示パネル500を示す図である。 従来の制御盤600の1例を示す図であり、図7(a)は斜視図、図7(b)は概略側断面図である。
符号の説明
10 ポンプ装置
20 ベース
25 開口部
30A,30B ポンプ
31A,31B ポンプ部
33A,33B モータ部
35A,35B 吸込部
37A,37B 吐出部
40 吐出配管
43 吐出部
45 連結配管
47A,47B チェッキ弁
48 圧力検知器
49A,49B フロースイッチ
50 圧力タンク
60 制御盤
61 基部
71 カバー
80 メインボード
81 コネクタ
83 配線接続用コネクタ類
90 操作・表示パネル
91 運転モード及びポンプ選択ボタン
93 運転及び停止ボタン
95 始動圧力ボタン
97 警報解除及びブザー停止ボタン
99 表示部
101,103 上下キー(入力ボタン)
110 配線
111 コネクタ

Claims (5)

  1. ポンプと、ポンプの吐出側に設けられる圧力検知器と、前記圧力検知器が測定したポンプ吐出側の圧力が予め設定したポンプ始動圧力値よりも低下した際にポンプを始動するようにポンプを制御する制御盤と、ポンプの運転停止を指示する操作・表示パネルとを備え、
    前記操作・表示パネルは、ポンプの運転状態の測定値を表示する表示部と、ポンプ始動圧力値を前記表示部を用いて設定できる状態に切り替える始動圧力ボタンと、始動圧力ボタンによってポンプ始動圧力値を設定できる状態に切り替えた状態でポンプ始動圧力値を入力する複数の入力ボタンとを備え、
    前記入力ボタンは、前記ポンプ始動圧力値を入力する際以外は、前記表示部に表示されるポンプの運転状態の測定値を複数切り替える表示切替用の入力ボタンとして兼用されることを特徴とするポンプ装置。
  2. 前記表示部に切り替えられながら表示されるポンプの運転状態の測定値は、ポンプ運転時のポンプ吐出側の圧力測定値、及びポンプ運転中のポンプ電流測定値を含むことを特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  3. 前記ポンプ始動圧力値を入力する入力ボタンは、設定しようとするポンプ始動圧力値を上昇下降させる一対の上下キーであることを特徴とする請求項1又は2に記載のポンプ装置。
  4. ポンプを運転制御するメインボードと、ポンプ操作用の各種指令信号をメインボードに入力するとともにポンプの運転状態を表示する操作・表示パネルとを、基部とこの基部に着脱自在に取り付けられるカバーとによって構成されるケース内に収納してなる制御盤であって、
    前記メインボードと操作・表示パネルは何れも、前記基部に、操作・表示パネルがメインボード表面から所定距離離間した状態で一部重なるように固定され、且つメインボードに設けた各種装置との配線接続用コネクタ類を、前記操作・表示パネルに重ならない位置に配置したことを特徴とする制御盤。
  5. ポンプと、該ポンプを制御する制御盤とが一体に1つのベース上に載置されたポンプ装置であって、
    前記ベースは、振動抑制用の開口部を有していることを特徴とするポンプ装置。
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