JP2005155053A - 大便器自動洗浄装置 - Google Patents

大便器自動洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005155053A
JP2005155053A JP2003391743A JP2003391743A JP2005155053A JP 2005155053 A JP2005155053 A JP 2005155053A JP 2003391743 A JP2003391743 A JP 2003391743A JP 2003391743 A JP2003391743 A JP 2003391743A JP 2005155053 A JP2005155053 A JP 2005155053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet
photoelectric detector
light
toilet bowl
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003391743A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiki Akiyama
史樹 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2003391743A priority Critical patent/JP2005155053A/ja
Publication of JP2005155053A publication Critical patent/JP2005155053A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 大便器後方に設置された洗浄ユニットから手動操作用光電検出器を分離すること無しに、大便器側方の壁の特定部位に手を近づけることで使用者の意思で大便器洗浄が行えるようにする。
【解決手段】 洋風の大便器と、この大便器の後方に設置され、大便器へ給水する給水部と、大便器使用者の手を検出して操作信号を発生する光電検出器と、操作信号に基づいて給水部を作動する制御部とを内部に具備した洗浄ユニットとを備えた大便器自動洗浄装置において、光電検出器の投受光方向を斜め前方に設定すると共に、この投受光方向が大便器側方の壁面と交叉する部分に再帰反射板を設ける。
【選択図】 図1


Description

本発明は、洋風大便器の自動洗浄装置に係り、特に、公共施設などで操作レバー等に接触すること無しにセンサーに手を近づけると大便器の洗浄を行う大便器自動洗浄装置に関する。
従来から公共施設などのトイレにおいて、洋風大便器後方に、大便器へ給水する給水部と、大便器使用者の手を検出して操作信号を発生する光電検出器と、操作信号に基づいて給水部を作動する制御部を内部に具備した洗浄ユニットを設け、使用者が洗浄する意図で非接触の手動操作用光電検出器に手を近づけた場合、自動的に大便器洗浄を行う大便器自動洗浄装置があった。(特許文献1参照)
しかしながら、この大便器自動洗浄装置においては、使用者が大便器を洗浄したい場合には、一旦立ち上がって後ろを向いて洗浄ユニットの光電検出器に手をかざすのであるが、大便器が邪魔になって前かがみになって手を長く伸ばさなければならず、操作性が非常に悪いという問題があった。
また、大便器が邪魔にならず、便座に座ったままでも操作できるように、大便器側方の壁面に非接触の手動操作用光電検出器を設けた大便器自動洗浄装置もあった。(特許文献2参照)
しかしながら、この手動操作用光電検出器と洗浄ユニット内の制御部との間で送受信する回路が必要となり、コストが高くなるうえ、この手動操作用光電検出器の電源が必要であり、電源として電池を用いた場合には電池交換等のメンテが発生し、電源としてAC電源を用いた場合には配線工事等を伴うために施工性が悪いという問題もあった。
特開2001−329594号 特開2002−106026号
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、本発明の課題は、大便器後方に設置された洗浄ユニットから手動操作用光電検出器を分離すること無しに、大便器側方の壁の特定部位に手を近づけることで使用者の意思で大便器洗浄が行えるようにすることである。
上記目的を達成するために、本発明では、洋風の大便器と、この大便器の後方に設置され、大便器へ給水する給水部と、大便器使用者の手を検出して操作信号を発生する光電検出器と、操作信号に基づいて給水部を作動する制御部とを内部に具備した洗浄ユニットとを備えた大便器自動洗浄装置において、光電検出器の投受光方向を斜め前方に設定すると共に、この投受光方向が大便器側方の壁面と交叉する部分に再帰反射板を設けたことを特徴としている。
而して、便器使用者が大便器を洗浄したい場合には、大便器側方の壁面に設けた再帰反射板に手を近づけることで受光量が減少し、これに基づき操作信号が発生して制御部が給水部を作動し、大便器が洗浄される。
尚、この再帰反射板に手を近づけることを示す表示を施すのが好ましく、このようにすれば使用者にとって手を近づける場所が特定し易くなる。
更には、洗浄ユニットに、再帰反射板と光電検出器の投受光方向とが交叉したことを示す報知手段を設けるのが好ましく、このようにすれば、再帰反射板を設置する部位を簡単に見出すことが出来、施工が簡単になる。
又、光電検出器に、光電検出器の投受光方向を変える手段を備えることが好ましく、このようにすれば投受光方向の角度を変えて、再帰反射板の設置位置を変えることが出来、再帰反射板を使用し易い位置に設置できると共に、光電検出器の設置位置と壁面までの間隔に左右されることが無くなる。
本発明によれば、大便器後方に設置された洗浄ユニットから手動操作用光電検出器を分離すること無しに、大便器側方の壁に設置した再帰反射板に手を近づけることで使用者の意思で大便器洗浄が行うことが可能になるうえ、再帰反射板は薄い平板状で、再帰反射板を壁面に取付けたとき、再帰反射板表面と壁面表面とは略平行でその出っ張りは極めて少なく、トイレ内空間を狭くすることはほとんど無いので、再帰反射板の設置によって大便器使用者に圧迫感を与えることもない。また、再帰反射板には何ら電気部品を用いておらず、防水処理が不要で、再帰反射板を床に落としても故障することはない。
本発明の内容の理解を助けるため、以下に実施例を用いて詳しく説明すると図1は本発明の実施例を示す大便器自動洗浄装置の外観図、図2は同、大便器自動洗浄装置の概要を示す平面図、図3は同、給水ユニットの内部構造を示す外観図、図4は同、洗浄ユニットの構成図、図5は同、再帰反射板の一部を拡大した外観図、図6は同、再帰反射板の原理図、図7は同、洗浄ユニットの回路図、図8は同、第1光電検出器の受光レベルと人体検出信号を示すチャート図で、図9は同、第2光電検出器の受光レベルと操作信号を示すチャート図、図10は同、再帰反射板から手までの距離と反射レベルを示す説明図、図11は同、本発明の第2実施例を示す洗浄ユニットの構成図、図12は同、第2実施例における第1の光電検出器の受光レベルと、第2の光電検出器の閾値との関係を示す説明図、図13は同、第2の実施例における再帰反射板から手までの距離と反射レベルを示す説明図、図14は同、他の実施例を示す大便器自動洗浄装置の概要の平面図、図15は同、他の実施例を示す洗浄ユニットの構成図、図16は同、他の実施例を示す大便器自動洗浄装置の概要の平面図、図17は同、他の実施例を示す再帰反射板の原理図、図18は同、他の実施例を示す再帰反射板の正面図、図19は同、他の実施例を示す第2の光電検出器の構造図、図20は同、他の実施例を示す第2の光電検出器の構造図、図21は同、他の実施例を示す大便器自動洗浄装置の概要の平面図である。
図1〜図10に基づいて本発明の第1の実施形態について説明すると、図1、図2において、大便器自動洗浄装置1は、トイレブース2内に設置された大便器3と、この大便器3の後部上面に設置され大便器3の洗浄を制御する洗浄ユニット4と、再帰反射板5とを備えている。
洗浄ユニット4は、図3、図4に示すようにケーシング6内に、使用者の大便器3への近接、使用、離脱等を検出するための第1の光電検出器7と再帰反射板5近傍に使用者が手をかざしたことを検出するための第2の光電検出器8とを備えたセンサ部9と、大便器3へ洗浄水を供給する給水部10と、第1の光電検出器7及び第2の光電検出器8からの信号に基づいて給水部10を作動する制御部11と電池12を内蔵している。
第1の光電検出器7は、投光素子(図示せず)と受光素子(図示せず)を有する反射型の赤外線アクティブセンサであり、大便器3の後方から前方に向けて、使用者が接近、離脱する方向に投光する投光素子と、この投光素子からの投射光7aが使用者の胴体などの身体に反射して、その反射光7bを受光する受光素子を備えている。
第2の光電検出器8は、大便器3の後方から斜め前方に向けて、本実施例では正面方向から45〜60度横方向に向いた斜め前方に向けて、大便器3側方の壁面13と交叉するように投光する投光素子(図示せず)と、この投光素子と略同じ方向に向いた受光素子(図示せず)とを備えている。
再帰反射板5は、厚さ5〜10mmで100mm角の平板形状であって、その表面には手マークの表示5aを設けている。図5に示すように、その表面は三角錐5bを並べた構造になっており、図6に示すように、第2の光電検出器8の投光素子からの投射光8aが入ってくると再帰反射板5表面の三角錐5b内で鏡面反射を繰り返し、最終的に投射光8aは入射方向と逆向きに鏡面反射され、反射光8bは投射方向と逆方向に向かい、受光素子で検出される。即ち、投射光8aの方向と逆方向に反射光8bが戻るような特性を有している。
従って、第2の光電検出器8の投射光8aが壁面13と交叉する部分より外れた位置に再帰反射板5を設けた場合には、投射光8aはそのまま壁面に対称的に拡散反射して受光素子に向かう反射光8bはほとんど無く、第2の光電検出器8の投射光8aが壁面13と交叉する部分に再帰反射板5を設けた場合には、投射光8aの大半が反射光8bとなって受光素子に向かう。
給水部10は、本実施例ではフラッシュバルブ14の圧力室内の水を、ラッチング型の電磁弁15を開閉することで大便器3側へ逃がすことによりフラッシュバルブ14を開閉するバルブ構造を採用している。
制御部11は、図7に示すように、電池12を電源したマイコン16をメイン回路としており、マイコン16のポートP04にて第1の光電検出器7の投光回路を動作させ、投光素子に間欠的に通電して投射光7aを生じさせる。そして、投射光7aに同期した反射光7bを受光素子で受光し、受光回路にて電圧に変換し、その電圧値を受光レベル7cとしてマイコン16のA/DポートAD1で取り込み、図8に示すように使用者がいない状態では受光レベル7cが低く、使用者が大便器3の便座3aに着座した時受光レベル7cが高くなって、受光レベル7cが所定の閾値7dを超えるとマイコン16内部に人体検出信号7eを発生する。尚、この実施例では、人体検出有無の判断はマイコン16で行っているが、第1の光電検出器7内で判断し、その人体検出信号7eをマイコン16へ入力する構成にしてもよい。
また、マイコン16のポートPO3にて第2の光電検出器8の投光回路を動作させ、投光素子に間欠的に通電して投射光8aを生じさせる。そして、その反射光8bを受光素子で受光し、受光回路にて電圧に変換し、その電圧値を受光レベル8cとしてマイコン16のA/DポートAD2で取り込み、受光素子が強力な反射光8bを受光した時には、受光レベル8cはA/D値が最大の飽和状態となる。尚、第2の光電検出器8は、投光素子と受光素子の前面にレンズ17を配置し、投射光8a及び反射光8bをビーム状に絞っている。尚、18は電池12を装着時、受光レベル8cが飽和状態になると所定時間(例えば30秒)点灯するパイロットランプである。
而して、再帰反射板5を壁面13にセットするに際しては、洗浄ユニット4を大便器3後方に取付けてから洗浄ユニット4に電池12を装着後、再帰反射板5を壁面13に沿わせて少しずつ動かし、受光レベル8cが飽和状態となってパイロットランプ18が点灯する位置を探し、点灯した位置に再帰反射板5を接着剤、両面接着テープ、木ねじ等で壁面13に固定する。従って、パイロットランプ18は再帰反射板5と第2の光電検出器8の投受光方向とが交叉したことを示す報知手段19を構成している。尚、報知手段19としてパイロットランプ18に変えてブザーを用い、第2の光電検出器8の投受光方向と再帰反射板5が交叉したとき音で報知しても良い。
図9にて、再帰反射板5の近傍に使用者の手の有無による受光レベル8cについて説明をすると、再帰反射板5の近傍に使用者の手が無い状態では、第2の光電検出器8は、斜め方向からの投射光8aであっても再帰反射板5の特性によって投射光8aとは逆向きの強力な反射光8bを生じるので、第2の光電検出器8の受光レベル8cは飽和状態となっている。
使用者が再帰反射板5の近傍で手をかざすと、再帰反射板5に向かう投射光8aや反射光8bが手によって遮断され、第2の光電検出器8の受光レベル8cが急激に下がる。
図10に示すように、再帰反射板5から手までの距離と受光レベル8cには、再帰反射板5に手を近づけるほど受光レベル8cが低くなる比例した関係があるので、閾値8dを再帰反射板5からの距離Lが所定距離(例えば10cm)の時の電圧値に設定しておき、受光レベル8cが、その閾値8d以下になった場合は、使用者が再帰反射板5に手をかざしたと判断でき、マイコン16内部に操作信号8eを発生する。尚、この場合も、手の検出有無の判断はマイコン16で行うのでなく、第2の光電検出器8内で判断し、その操作信号8eをマイコン16へ入力する構成にしてよい。
また、マイコン16のポートP01とポートP02には、ラッチング型電磁弁15用のソレノイド通電回路20とソレノイド21が接続されており、ポートP01をLOWにすることで、ソレノイド21を開動作させ、ラッチング型電磁弁15を開いてフラッシュバルブ14を開き、ポートP02をLOWにすることで、ソレノイド21を閉動作させ、ラッチング型電磁弁15を閉じてフラッシュバルブ14を閉じることで、給水部10の開閉を制御する。
そして、この実施例では、第1の光電検出器7に基づく人体検出信号7eが所定の時間以上(例えば10秒程度)検出後、人体検出信号7eが消えたとき大便器3を自動的に洗浄し、もしくは、第2の光電検出器8に基づく操作信号8eが発生したとき大便器3を意図的に洗浄できるように構成している。
以上のように構成にすることで、使用者が大便器3使用時に意図的に洗浄を行い場合には、従来のように一旦立ち上がって背面にある第2の光電検出器8に振り返って手をかざす必要は無く、便座3aに座ったままでトイレブース2の壁面13に設置した表示5a付きの再帰反射板5に手をかざすだけで大便器3の洗浄を意図的に行うことができ、飛躍的に操作性が向上するうえ、再帰反射板5への電気配線も不要で施工性も向上する。
勿論、第1の光電検出器7、第2の光電検出器8、給水部10、制御部11などの電気部品は洗浄ユニット4内に収納配備しているので電気配線がこの洗浄ユニット4内で完結するをもって安価な大便器自動洗浄装置1を提供できる。
次に本発明の第2実施例について説明すると、この実施例では図11に示すように、センサ制御手段22(実際はマイコン16)を追加し、第1の光電検出器7の受光レベル7cに応じて、センサ制御手段22により第2の光電検出器8の作動を停止したり、閾値8dを変更可能にしたものである。
即ち、図12に示すように、第1の光電検出器7の受光レベル7cに応じて、第1の光電検出器7の受光レベル7cが閾値7d1以下の場合は、トイレブース2内に使用者が存在しない或いは大便器3から遠いと、受光レベル7cが閾値7d1以上、閾値7d2以下の場合は使用者が大便器3の前に立っていると、受光レベル7cが閾値7d2以上の場合は使用者が便座3aに着座していると夫々マイコン16が判断する。
そして、センサ制御手段22によって、第1の光電検出器7の受光レベル7cが閾値7d1以下の場合はマイコン16のポートPO3にて第2の光電検出器8の投光を停止させ、第1の光電検出器7の受光レベル7cが閾値7d1以上、閾値7d2以下の場合は第2の光電検出器8の閾値8d1を高くし、第1の光電検出器7の受光レベル7cが閾値7d2以上の場合は第2の光電検出器8の閾値8d2を低くする。
使用者が大便器3の前に立っていると判断した場合、言い換えれば第1の光電検出器7の受光レベル7cが閾値7d1以上、閾値7d2以下の場合は、第2の光電検出器8の閾値8d1が高くなるをもって、再帰反射板5からの反射光8bが少し減少しただけで第2の光電検出器8の閾値8d1以下になるので、再帰反射板5から離れた位置(例えば15cm)以内に手をかざすことで手かざしを検出し、操作信号8eを発生する。
使用者が便座3aに着座していると判断した場合、言い換えれば第1の光電検出器7の受光レベル7cが閾値7d2以上の場合は、第2の光電検出器8の閾値8d2が低くなるをもって、再帰反射板5からの反射光8bが大きく減少したときに始めて第2の光電検出器8の閾値8d2以下になるので、再帰反射板5に近い位置(例えば5cm)以内に手をかざすと手かざしを検出し、操作信号8eを発生する。
第2の光電検出器8の閾値8d1と閾値8d2に基づく再帰反射板5からの検出距離との関係を、図13に示す。
このようにすることで、大便器3の前に立って用便するような男子小用、或いは便座3aに着座して用便後便座3aから立ち上がり、大便器3の前に立ってから大便器3を洗浄するに際しては、大便器3前に立った位置から手をさほど伸ばさなくても、再帰反射板5から比較的遠い位置に手をかざすことで操作信号8eが発生し、大便器3を洗浄させることが出来、操作性が良い。
又、便座3aに着座して用便する場合において、用便中に手を動かすなどして多少反射光8bが減少しても第2の光電検出器8の閾値8d2が低くいので操作信号8eは発生せず、不意に大便器3が洗浄されるようなことを防止できる。勿論、着座した状態で大便器3を洗浄する場合には、再帰反射板5が大便器3側方の壁面13に設置されているので、使用者と再帰反射板5との距離が近く、容易に再帰反射板5に手を近づけることが可能で、容易に洗浄することが出来る。
更に、トイレブース2内に使用者が存在しない或いは大便器3から遠い場合には第2の光電検出器8の作動を停止させるために、低消費が可能となり、電源として電池12を用いる場合には長寿命化が可能になる。
本発明は上述の実施例に限定すること無く、種々の変形が可能である。例えば、図14、図15に示すように、大便器自動洗浄装置1として第1の光電検出器7を設けず、第2の光電検出器8のみを用いても良い。この実施例では、電池13に代えてAC100Vなどの交流電源23を用いており、報知手段19として、第2の光電検出器8の投光方向と同じ方向に可視光をビーム状に投光するLED(図示せず)を用い、AC電源23投入後の所定の時間(例えば10分間)だけ壁面13を照らし、再帰反射板5を設置するの最適な位置を表示し、極めて簡単に取付け施工が行えるようにしている。
又、図16に示すように、第2の光電検出器8を2つ用いると共に再帰反射板5を大便器3の両側の壁面13に設置しても良く、このようにすれば、使用者の利き腕を用いて再帰反射板5に手をかざすことが出来、使用勝手が極めて良くなる。この場合、再帰反射板5を相対する位置に設置しても、従来の光電センサを用いた場合には光干渉することが有ったが、再帰反射板5同志では光干渉することは無い。
更に、再帰反射板5として、図17示すようなガラスビーズ5cと反射層5dで構成されるものを用いても良く、再帰反射板5を図18に示すような形状に形成し、表示5aと兼用しても良い。勿論、図示はしてはいないが、再帰反射板5に表示を設けず、再帰反射板5とは別の表示ラベルなどを再帰反射板5近傍に取付けても良く、更に再帰反射板5の壁面13への取付けに際し、壁面13表面に再帰反射板5の大きさの窪みを設け、この窪みに再帰反射板5を嵌込み固定し、壁面13と再帰反射板5の表面を面一に設けても良い。
更に又、図19に示すように、第2の光電検出器8を軸24に対し回転自在に取付けて、その投受光方向を機械的に変えたり、図20に示すように、第2の光電検出器8前面に偏光板25など光学的に投受光方向を変える手段を設け、第2の光電検出器8の投受光方向を変えることで壁面13との交叉位置、言い換えれば再帰反射板5の壁面13への取付け位置を調整できるようにしても良く、このようにすれば使用者にとって使用し易い壁面13に再帰反射板5を設置でき、しかも第2の光電検出器8の設置位置と壁面までの間隔に左右されることが無くなり、好ましい。
又、制御部11において、操作信号8eに基づいて大便器3が意図的に洗浄された時は、所定時間内に人体検出信号7eが消滅した時には、人体検出信号7eが消滅に基づく大便器3の自動洗浄は行わない様にすることも出来る。尚、人体検出信号7eを発生する手段として、第1の光電検出器7に変えて、便座3aに取付けられ便座3aに着座したことを検出する便座スイッチを用いても良い。
更に、給水部10として大便器3後方上面に設置したロータンクとロータンクの排水弁を電動モーターで開閉するものを用い、制御部11や第1の光電検出器7、第2の光電検出器8などはロータンクを収納するケーシング内に設置して洗浄ユニット4とすることも出来る。
又、図21に示すように、洗浄ユニット4を大便器3後部上面に設けず、大便器3後方の壁面13にに設置し、給水部10の出口と大便器3の入水口との間を管26で接続しても良い。
本発明の実施例を示す大便器自動洗浄装置の外観図である。 同、大便器自動洗浄装置の概要を示す平面図である。 同、給水ユニットの内部構造を示す外観図である。 同、洗浄ユニットの構成図である。 同、再帰反射板の一部を拡大した外観図である。 同、再帰反射板の原理図である。 同、洗浄ユニットの回路図である。 同、第1光電検出器の受光レベルと人体検出信号を示すチャート図である。 同、第2光電検出器の受光レベルと操作信号を示すチャート図である。 同、再帰反射板から手までの距離と反射レベルを示す説明図である。 同、本発明の第2実施例を示す洗浄ユニットの構成図である。 同、第2実施例における第1の光電検出器の受光レベルと、第2の光電検出器の閾値との関係を示す説明図である。 同、第2の実施例における再帰反射板から手までの距離と反射レベルを示す説明図である。 同、他の実施例を示す大便器自動洗浄装置の概要の平面図である。 同、他の実施例を示す洗浄ユニットの構成図である。 同、他の実施例を示す大便器自動洗浄装置の概要の平面図である。 同、他の実施例を示す再帰反射板の原理図である。 同、他の実施例を示す再帰反射板の正面図である。 同、他の実施例を示す第2の光電検出器の構造図である。 同、他の実施例を示す第2の光電検出器の構造図である。 同、他の実施例を示す大便器自動洗浄装置の概要の平面図である。
符号の説明
1…大便器自動洗浄装置
2…トイレブース
3…大便器
3a…便座
4…洗浄ユニット
5…再帰反射板
5a…表示
5b…三角錐
5c…ガラスビーズ
5d…反射層
6…ケーシング
7…第1の光電検出器
7a…投射光
7b…反射光
7c…受光レベル
7d…閾値
7e…人体検出信号
8…第2の光電検出器
8a…投射光
8b…反射光
8c…受光レベル
8d…閾値
8d1…第1の閾値
8d2…第2の閾値
8e…操作信号
9…センサ部
10…給水部
11…制御部
12…電池
13…壁面
14…フラッシュバルブ
15…電磁弁
16…マイコン
17…レンズ
18…パイロットランプ
19…報知手段
20…ソレノイド通電回路
21…ソレノイド
22…センサ制御手段
23…AC電源
24…軸(投受光方向を変える手段)
25…偏光板(投受光方向を変える手段)
26…管

Claims (4)

  1. 洋風の大便器と、
    この大便器の後方に設置され、前記大便器へ給水する給水部と、前記大便器使用者の手を検出して操作信号を発生する光電検出器と、前記操作信号に基づいて前記給水部を作動する制御部とを内部に具備した洗浄ユニットと、
    を備えた大便器自動洗浄装置において、
    前記光電検出器の投受光方向を斜め前方に設定すると共に、この投受光方向が前記大便器側方の壁面と交叉する部分に再帰反射板を設けたことを特徴とする大便器自動洗浄装置。
  2. 前記再帰反射板に手を近づけることを示す表示を施したことを特徴とする請求項1記載の大便器自動洗浄装置。
  3. 前記洗浄ユニットに、再帰反射板と前記光電検出器の投受光方向とが交叉したことを示す報知手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の大便器自動洗浄装置。
  4. 前記光電検出器に、該光電検出器の投受光方向を変える手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の大便器自動洗浄装置。

JP2003391743A 2003-11-21 2003-11-21 大便器自動洗浄装置 Pending JP2005155053A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003391743A JP2005155053A (ja) 2003-11-21 2003-11-21 大便器自動洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003391743A JP2005155053A (ja) 2003-11-21 2003-11-21 大便器自動洗浄装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005155053A true JP2005155053A (ja) 2005-06-16

Family

ID=34718669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003391743A Pending JP2005155053A (ja) 2003-11-21 2003-11-21 大便器自動洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005155053A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013076254A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Toto Ltd 便器洗浄装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013076254A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Toto Ltd 便器洗浄装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5313673A (en) Electronic flush valve arrangement
JP6838361B2 (ja) 便器装置
JP4509810B2 (ja) 便座装置及びトイレ装置
JP2008075405A (ja) 衛生洗浄装置
JP6300141B2 (ja) トイレ用設備
JP2017115334A (ja) 人体局部洗浄装置
JP2005155053A (ja) 大便器自動洗浄装置
JP2006112163A (ja) トイレ装置
KR101817725B1 (ko) 양변기 세척용 센서 시스템 및 양변기의 자동 세척 방법
JP6019394B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2011153463A (ja) トイレ機器
WO2014097592A1 (ja) 水栓装置
JP4411973B2 (ja) 人体検知装置
JP5987166B2 (ja) 衛生洗浄装置
JPS60184781A (ja) 自動水栓装置
JP2004116148A (ja) 便器洗浄装置
JP2008063797A (ja) 便器装置
JPH06306913A (ja) 自動水洗便器装置
JP4488927B2 (ja) 測距式着座センサ
JP5974285B2 (ja) 衛生洗浄装置
JP2645941B2 (ja) 人体検知装置の検知距離設定方法
JP2003239338A (ja) 自動水栓
JP2002106021A (ja) 操作装置
JP2006280674A (ja) 便座装置及びトイレ装置
JP3154346U (ja) 水洗トイレ用自動洗浄装置