JP2002106021A - 操作装置 - Google Patents

操作装置

Info

Publication number
JP2002106021A
JP2002106021A JP2000295881A JP2000295881A JP2002106021A JP 2002106021 A JP2002106021 A JP 2002106021A JP 2000295881 A JP2000295881 A JP 2000295881A JP 2000295881 A JP2000295881 A JP 2000295881A JP 2002106021 A JP2002106021 A JP 2002106021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
human body
cleaning
toilet
operating device
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000295881A
Other languages
English (en)
Inventor
Takakatsu Sonoda
隆克 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2000295881A priority Critical patent/JP2002106021A/ja
Publication of JP2002106021A publication Critical patent/JP2002106021A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体検知状態から非検知状態に移行した場合
においても、使用者が操作部を直ちに且つ容易に認識す
ることが出来る操作装置を提供する。 【解決手段】 人体を検知して検出信号を出力する検知
手段と、検出信号に基づいて使用者に操作を促すための
報知を行う報知手段を備えた操作装置において、前記報
知手段は前記検出信号が途絶え人体非検知状態となった
後所定時間報知を継続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水洗便器等で人体
を検知する手段を有し、人体を検知した場合に洗浄操作
をするための操作部位置を使用者に知らせる報知手段を
備えた操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の操作装置として、用便後におい
てノズル先端より洗浄水を人体局部に向けて噴出し洗浄
する衛生洗浄装置において、人体を検知した場合操作部
を光表示によって明示し、操作を促すものがある。この
種の操作装置によると使用者は操作部を直ちに且つ容易
に認識することが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の操作装置
では、人体検知状態から非検知状態に移行した場合、操
作を促す光表示が消灯してしまう結果、使用者が操作部
を認識できなくなるという問題があった。本発明は、上
記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的
は、人体検知状態から非検知状態に移行した場合におい
ても、使用者が操作部を直ちに且つ容易に認識すること
が出来る操作装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために、請求項1記載の発明は、人体を検知
して検出信号を出力する検知手段と、検出信号に基づい
て使用者に操作を促すための報知を行う報知手段を備え
た操作装置において、前記報知手段は前記検出信号が途
絶え人体非検知状態となった後所定時間報知を継続する
ことを特徴とする。報知手段は前記検出信号が途絶え人
体非検知状態となった後所定時間報知を継続することに
より、人体検知状態から非検知状態に移行した場合にお
いても、使用者が操作部を直ちに且つ容易に認識するこ
とが可能になる。
【0005】そして請求項2記載の発明は、請求項1に
記載の操作装置において、操作は便器洗浄操作であるこ
とを特徴とする。そうすることにより、用便後使用者が
離座し人体検知状態から非検知状態に移行した場合にお
いても、操作部を直ちに且つ容易に認識し、便器洗浄操
作を行うことが可能になる。
【0006】そして請求項3記載の発明は、請求項1に
記載の操作装置において、操作は便蓋閉操作であること
を特徴とする。そうすることにより、用便後使用者が離
座し人体検知状態から非検知状態に移行した場合におい
ても、操作部を直ちに且つ容易に認識し、便蓋閉操作を
行うことが可能になる。
【0007】そして請求項4記載の発明は、請求項1乃
至請求項3に記載の操作装置において、報知手段は光表
示手段であることを特徴とする。そうすることにより、
使用者が健常者だけでなく聴覚障害者においても、操作
部を直ちに且つ容易に認識することが可能になる。
【0008】そして請求項5記載の発明は、請求項1乃
至請求項3に記載の操作装置において、報知手段は音発
生手段であることを特徴とする。そうすることにより、
使用者が健常者だけでなく視覚障害者においても、操作
部を直ちに且つ容易に認識することが可能になる。
【0009】そして請求項6記載の発明は、請求項1乃
至請求項5に記載の操作装置において、人体検知時が切
れる前後において報知状態が変化することを特徴とす
る。そうすることにより、操作部位を明示する効果およ
び操作を促す効果が向上する。
【0010】そして請求項7記載の発明は、請求項6に
記載の操作装置において、報知状態の変化が人体検知時
の点灯状態から人体非検知時の点滅状態への変化である
ことを特徴とする。そうすることにより、操作部位を明
示する効果および操作を促す効果が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0012】図1は本実施例にかかる水洗便器1を示す
斜視図である。水洗便器1は、便器本体4と別体の洗浄
水タンクを備えていないいわゆる水道直結型であり、リ
ム洗浄およびジェット洗浄を行うタイプである。また、
水洗便器1は、その上部が低く抑えられたシンプルなデ
ザインとなったローシルエットタイプである。図2は水
洗便器1の縦方向断面図、図3は便器本体4などを示す
断面図である。図2に示すように、水洗便器1は、便座
2および便蓋3を載置した陶器製の便器本体4と、便器
本体4と一体に形成したトラップ排水管11と、トラッ
プ排水管11に接続された樹脂製の排水ソケット17
と、便器本体4の後部に収納されたバルブユニット18
とを備えている。
【0013】次に、水洗便器1の各部の構成について説
明する。水洗便器1は、図3に示すように陶器製の便器
本体4にボウル部5を備えている。このボウル部5の周
壁は、水洗便器1の非洗浄時でも溜水RWと接する覆水
面5aと、水洗便器1の非洗浄時には溜水RWと接しな
い露出面5bから形成されている。
【0014】また、ボウル部5の底部には、汚物落し込
み凹部23が形成され、この奥壁部にトラップ排水管1
1の入口12を開設している。また、図2に示すよう
に、汚物落し込み凹部6の前壁部には、トラップ排水管
11の入口12に臨ませてジェットノズル7が対向して
配置されている。ジェットノズル7には、バルブユニッ
ト18に接続されたジェット用連結管8が接続されてい
る。このジェット用連結管8にバルブユニット18を通
じて洗浄水が供給されると、洗浄水は、ジェットノズル
7から吐水され、ボウル部5の汚物をトラップ排水管1
1へ排出してボウル部5を洗浄する、いわゆるジェット
洗浄が実施される。
【0015】図3に示すように、ボウル部5の上開口周
縁には、洗浄水をボウル部5の内壁面に沿って吐水する
ためのリム通水路9が設けられている。リム通水路9の
上流側は、リム用連結管(図示省略)を介してバルブユ
ニット18に接続され、また、リム通水路9の下部に
は、複数個のリム水出孔9aが形成されている。このリ
ム用連結管10にバルブユニット18を通じて洗浄水が
供給されると、洗浄水は、複数のリム水出孔9aから吐
水され、ボウル部5の内壁面を洗浄するいわゆるリム洗
浄が実施される。
【0016】また、トラップ排水管11は、前述のよう
にその入口12がボウル部5の底部分に設けた汚物落し
込み凹部6に開口されており、この入口12からボウル
部5の裏面に沿って便器本体4の後方に向かって斜め上
向きに延びる上昇路13と、上昇路13上端から下方に
向かってほぼ垂直に延びる下降路14とを備えている。
下降路14は、便器設置個所において床面から立ち上げ
設置された排水管Poに排水ソケット17を介して接続
される。
【0017】図2に戻り、便器本体20の後部には、カ
バー16により閉じられた収納室15が一体的に設けら
れている。収納室15には、バルブユニット18や電子
制御回路26が収納されている。図4はカバー16を外
した状態における便器本体4の平面図である。バルブユ
ニット18は、ボウル部5内にリム洗浄およびジェット
洗浄を行うための洗浄水の供給を制御する弁機構であ
り、図5に示す給水系統となっている。
【0018】バルブユニット18は、図5に示す如く、
トイレ室に施工されている給水源である水道管Pwにニ
ップルPnを介して接続されており、ニップルPnに接
続される止水機能付き分岐接続管19と、止水栓20
と、定流量弁21と、開閉弁22と、切替弁23と、切
替弁23から分岐したバキュームブレーカ25Aおよび
バキュームブレーカ25Bとを備えている。止水機能付
き分岐接続管19は、ニップルPnと流入口19aが接
続され、一方の流出口19bは止水栓20に接続され、
他方の流出口19cは温水洗浄便座に洗浄水を供給する
便座側給水管に接続可能になっている。このように、分
岐接続管19は、ボウル部5への洗浄水の供給のほかに
水洗便器1の内側スペースを有効に利用して配管接続を
行うことにより、温水洗浄便座側への配管接続を容易に
している。定流量弁21は、給水源の圧力に関係なく定
流量弁21を通過する洗浄水の流量を一定に保ち、開閉
弁22は、電子制御回路26により洗浄開始または止水
の制御信号を受けて開弁または閉弁し、切替弁23は、
電子制御回路26により出力される制御信号を受けて、
洗浄水の吐水先をリム側ポート24aまたはジェット側
ポート24bへ切り替える。バキュームブレーカ25A
およびバキュームブレーカ25Bは、リム用連結管10
を介してリム通水路9およびジェット用連結管8を介し
てジェットノズル7にそれぞれ接続されており、リム側
ポート24aあるいはジェット用連結管8に負圧が発生
すると、それぞれに大気導入を図り、いわゆる負圧破壊
を実施する。
【0019】上記水洗便器1において、水道管Pwに直
結されるバルブユニット18および電子制御回路26
は、ボウル部5と一体の便器本体4の収納室15に収納
されているので、バルブユニット18を別体に設置する
場合と比べて、便器本体4の周囲やトイレ室の壁面に、
バルブユニット18を設置するためのスペースが不要と
なるうえに、水洗便器1自体もコンパクトにすることが
できる。さらに、このようにバルブユニット18の便器
本体4への組み込み作業は、工場の出荷の際に予め行う
ことができ、よって、梱包作業や搬送作業が容易になる
だけでなく、バルブユニット18を水洗便器1と別体に
トイレ室に施工する必要がなく、施工作業性にも優れて
いる。
【0020】図6はバルブユニット18を駆動制御する
ための電子制御回路26を示すブロック図である。電子
制御回路26は、マイクロコンピュータからなる中央制
御部26aを備えており、その入力端子に、操作スイッ
チ30、2台のリモートコントローラ31a、31a、
人体検知センサ33などが接続されており、また、出力
端子に、バルブユニット18を駆動するバルブユニット
駆動部27が接続されている。
【0021】上記中央制御部26aは、演算処理部と、
記憶部と、入/出力部とを備えている。記憶部は、制御
プログラムおよび処理に必要なデータなどを記憶してい
る。記憶部に記憶されるデータとしては、例えば洗浄行
程のシーケンスを示すプログラムなどがある。また、電
子制御回路26には、外部の商用電源からDC変換器2
8を介して、24Vがバルブユニット駆動部27に給電
され、5Vが中央制御部26aに給電されている。この
電子制御回路26への給電は、端子台32にコネクタを
接続することにより行う。
【0022】次に、バルブユニット18を駆動して洗浄
開始を起動する手段として、操作スイッチ30、リモー
トコントローラ31aおよび人体検知センサ33につい
て説明する。
【0023】図1に示すように、操作スイッチ30は、
便器本体4の上側部に突設された操作部29に支持され
ている。すなわち、操作部29は、便器本体4の側部か
ら突設された保持体29aを備え、この保持体29aに
操作スイッチ30が操作面を上面にしかつ前方が低くな
るよう傾斜をもたせて保持されている。操作スイッチ3
0の背面には点灯・点滅表示可能なランプを内蔵してい
る。操作スイッチ30を光透過性樹脂製とする、あるい
は操作スイッチ30と保持対体29aの空隙に光透過性
樹脂製リングを配設することにより、上記ランプからの
光は操作スイッチ30を透過するため、操作スイッチ3
0全体を光らせることが可能である。この操作部29は
高強度樹脂製で且つ表面に耐熱コーティングを施してお
り、強打,煙草の接触等の破壊行為を受けた場合でも損
傷し難い設計となっている。
【0024】図6に戻り、リモートコントローラ31
は、水洗便器1の片側あるいは両側のトイレ室側壁にそ
れぞれ取り付けられており、壁内を配線されて電子制御
回路26とワイヤで接続されている。このようにリモー
トコントローラ31を複数箇所に設置することにより、
お年寄りや体の不自由な方でも操作を容易にすることが
できる。また、リモートコントローラ31をワイヤで接
続することにより電池式のような電池切れによる操作不
能を防止できる。本実施例では、発光素子と受光素子と
から構成された赤外線反射型のセンサを用いた非接触式
リモートコントローラ31を採用している。つまり、リ
モートコントローラ31の前面に手をかざすことによ
り、発光素子から投光された赤外線の受光レベルが閾値
を超えた場合、洗浄起動信号を出力する。
【0025】さらに、図1に示すように、人体検知セン
サ33は、便器本体4の正面の左右対称中心から、左方
向へ離れた位置に装着されている。人体検知センサ33
は、発光素子と受光素子とから構成された赤外線反射型
のセンサであり、つまり水洗便器1の使用者が用便のた
めに近接したり便座2に着座したりする場合に、その旨
を出力することにより人体を検知するセンサである。
【0026】これらの操作スイッチ30などの洗浄起動
手段は、入/出力部を介して演算処理部に入力されて、
ここで演算処理されて制御信号をバルブユニット駆動部
27などに送ることにより、バルブユニット18を制御
する。
【0027】次に、水洗便器1における洗浄工程の一連
の動作について図7とともに説明する。図7は洗浄行程
を説明するタイムチャートである。
【0028】いま、電子制御回路26の中央制御部26
aが、人体検知センサ33などの検知信号に基づいて、
便器洗浄の開始条件が成立したと判定すると、開閉弁2
2を開き、さらに切替弁23に洗浄水の供給先をリム用
連結管10に切り替えるように指令する。これにより、
開閉弁22を通過した洗浄水はリム用連結管10を経て
リム通水路9に導かれ、前リム洗浄が開始される。つま
り、供給洗浄水は、リム通水路9のリム水出孔9aから
ボウル部5の内壁面に沿って吐水され、ボウル部5の内
壁面を洗浄する。このとき、図7の実線で示すように、
洗浄水量は、時点t0から時点t1で表わされる。
【0029】上記前リム洗浄の終了後に、中央制御部2
6aは、切替弁23により洗浄水の供給先をジェット用
連結管8に切り替える。これにより、開閉弁22を通過
した洗浄水は、ジェット用連結管8を経てジェットノズ
ル7に送られ、このジェットノズル7から吐出される。
このとき、図7の実線で示すように、洗浄水量は、時点
t1から時点t2で表わされる。
【0030】上記ジェット洗浄の終了後に、中央制御部
26aは、切替弁23により洗浄水の供給先をリム用連
結管10に再度切り替える。これにより、洗浄水は再び
リム通水路9に導かれ、後リム洗浄が開始される。この
とき、リム水出孔9aから流れ出た洗浄水は、ボウル部
5に溜水として溜置かれ、次の洗浄のために待機する。
このとき、図7の実線で示すように、洗浄水量は、時点
t2から時点t3で表わされる。
【0031】次に便器本体に配置された人体検知センサ
33の検知動作について図8を用いて概略する。図8は
人体検知センサ33による検知信号を示すタイムチャー
トであり、縦軸に受光素子からの信号レベルVsを示
す。時点t0から時点t1までトイレ室内は無人であ
り、時点t1にてドアが開き、時点t2から人が着座と
し、このとき、信号レベルVsは、VGL→Vs1→Vs
2であると仮定する。この場合において、信号レベルV
sは、VGLをバックグランドレベルとすると、その偏差
ΔVsは、時点t1から時点t2がΔVs1(=Vs1
−VGL)であり、時点t2を越えると、ΔVs2(=V
s2−VGL)となる。そして、ΔVsが閾値Avと比較
され、これを越えたときに、人体検知と判定される。す
なわち、ΔVs1では、閾値Avを越えないので、人体
検知と判定されないが、ΔVs2が閾値Avを越える
と、人体検知と判定される。
【0032】次に、水洗便器の洗浄動作処理について説
明する。図9は洗浄動作処理を説明するフローチャート
である。本処理は、1秒ごとに繰り返し処理にて実行さ
れる。まず、ステップS100にて、人体検知センサ3
3に基づいて洗浄動作を開始する条件が成立しているか
否かの判定が実行される。この処理は、図10に示す他
のルーチンにより実行され、条件が成立していると、フ
ラグFswが1にセットされる。この処理については後
述する。ステップS100にて、洗浄動作の開始条件が
成立していると判定された場合には、ステップS120
からステップS140までの処理にて、洗浄動作が実行
される。
【0033】すなわち、ステップS120、ステップS
122、ステップS124にて、洗浄タイマTWSのセッ
ト、禁止タイマTPHのセットおよび掃除タイマTCLの
リセットがそれぞれ実行される。続くステップS126
にて、オンタイマTONが所定時間(120秒)以上であ
るかの判定が実行される。ここで、オンタイマTONは、
図10で示すルーチンにて人体検知センサ33が人体を
検知していたオン時間を計測するタイマである。このオ
ンタイマTONが所定時間(120秒)以上の場合にはス
テップS130にて大洗浄が実行され、一方、所定時間
未満の場合にはステップS132にて小洗浄が実行され
る。すなわち、人体検知センサ33の検知時間の長短に
より大洗浄または小洗浄のいずれかが選択される。大洗
浄および小洗浄の処理動作は、予め定められたシーケン
スに基づき、前リム洗浄、ジェット洗浄、さらに、後リ
ム洗浄が実行される。
【0034】続くステップS134にて、洗浄タイマT
WSが減算されて、さらにステップS136にて、洗浄の
終了条件を満たしているか否かが判定される。ここで、
洗浄の終了条件は、後リム洗浄が終了したか否かにより
判定される。そして、ステップS136にて洗浄動作が
終了したと判定されたとき、フラグFWSがリセットされ
るとともに(ステップS137)、オンタイマTONおよ
びオフタイマTOFFがそれぞれリセットされる(ステッ
プS138、ステップS140)。
【0035】ここで、図10に示す洗浄動作の開始条件
のルーチンについて説明する。まず、ステップS101
にて、人体検知センサ33から検知信号Vsが読み込ま
れ、続くステップS102にて、人体検知センサ33の
グランドレベルVGLと検知信号Vsとの差、つまり信号
レベルΔVsが演算され、その後、ステップS103に
て、信号レベルΔVsが所定値Avを越えたか否かが判
定される。ステップS103にて、肯定判定、つまり人
体の検知と判定した場合には、ステップS104へ進
み、オンタイマTONがインクリメントされ、さらにステ
ップS106にてオフタイマTOFFがリセットされる。
そして、繰り返し処理にて、人体検知センサ33からの
検知信号がある間、オンタイマTONのインクリメントが
継続される。
【0036】一方、ステップS103にて人体を検知し
ていないと判定された場合には、ステップS108へ進
み、オフタイマTOFFが所定値(3秒)以下であるかが
判定される。ステップS108にて、オフタイマTOFF
が3秒以下であると判定されると、ステップS110へ
進み、オンタイマTONが1だけインクリメントされると
ともに、ステップS112にて、オフタイマTOFFがイ
ンクリメントされる。すなわち、人体検知センサ33が
人体を検知した後に、わずかな時間、人体が検知されな
い場合、たとえば、便座上の座り直しの場合を用便の終
了と判定しないために、オフタイマTOFFの処理が実行
される。
【0037】そして、ステップS108にて、オフタイ
マTOFFが3秒以上であると判定されると、ステップS
114にて、フラグFWSにて洗浄中であるか否かが判定
され、さらにステップS116にてオンタイマTONが0
でない場合、つまり人体の検知があった場合には、ステ
ップS118へ進み、フラグFWS、つまり人体検知し
たことを意味するフラグをセットする。
【0038】図9に戻り、ステップS100にて、人体
検知条件を満たしていないと判定された場合には、ステ
ップS142へ進み、禁止時間中か否かが判定される。
禁止時間(1秒)以内であると判定されると、ステップ
S144で禁止タイマTPHが減算される。禁止タイマT
PHは、洗浄動作を禁止するためのタイマである。すなわ
ち、洗浄処理が開始されてから、禁止時間にあるときに
は、洗浄動作を実行しないで、重複した洗浄動作処理を
繰り返すのを防止している。
【0039】ステップS142にて禁止時間中でないと
判定されると、ステップS146にて、操作スイッチが
押し下げられたか否かが判定され、肯定判定されると、
ステップS120へ進み、洗浄動作が実行される。すな
わち、人体検知センサ33により人体検知がされていな
い場合であっても、人の操作による操作スイッチの押し
下げが優先されて、洗浄動作が実行される。
【0040】ステップS146にて操作スイッチが押さ
れていないと判定されると、ステップS148にて、洗
浄動作中か否かが判定され、洗浄動作中であると判定さ
れた場合には、ステップS134へ進み、洗浄動作が終
了条件を満たすまで継続される。一方、ステップS14
8にて洗浄動作中でないと判定された場合には、ステッ
プS150の掃除処理へ移行する。この処理は水洗便器
やトイレ室の掃除のための処理、つまり、人が用便のた
めに使用していないにもかかわらず、人体検知センサ3
3の検知信号に基づいて便器洗浄が実行されるのを防止
するものである。
【0041】次に、前述の洗浄動作処理における操作装
置例えば操作スイッチ30の報知動作について、図11
のタイムチャートを用いて説明する。まず、前述の人体
検知フローにより時点t1にて人体検知と判定される
と、操作スイッチ30に内蔵されたランプが点灯するこ
とにより操作スイッチ30が発光する。これにより、使
用者へ操作スイッチ30の存在を使用前に認識させるこ
とができる。なお発光方法はランプに限らず、電圧を印
加することにより発光するエレクトロルミネッセンス方
式あるいは発光LED方式等でも可能である。このよう
に報知方法として発光方式を採用する場合、聴覚に障害
のある方でも操作スイッチ30を容易に認識できる利点
がある。用便後時点t2にて使用者が離座すると人体非
検知状態となるが、操作スイッチ30のランプは点灯状
態が所定時間継続する。これにより、使用者が用便後の
身繕いを終えた後でも操作スイッチ30の位置を容易に
確認することができる。また、ランプが消灯する時点t
3について、電子制御回路26に例えば3秒から180
秒に設定可能なタイマを持たせるようにする。そうする
ことにより、高齢者や障害者の方が多く使用するトイレ
に設置する場合などには、健常者が多く使用するトイレ
に設置する場合よりも長く設定することも可能となる。
なお、使用者が操作スイッチ30により洗浄操作を行っ
た場合に消灯する仕様としても良く、また、タイマによ
り消灯する仕様と使用者が洗浄操作を行った場合に消灯
する仕様を組み合わせても良い。さらに、本実施例のよ
うに報知状態が人体検知状態から人体非検知状態への移
行により変化しない、つまり点灯状態の維持でも良い
が、図12のタイムチャートのように点灯状態から点滅
状態のように変化させても良い。そうすることにより、
使用者が操作スイッチ30を更に認識しやすくなる。
【0042】一方、報知方法を発光方式ではなく音方式
とした場合、人体検知状態では操作スイッチ30に内蔵
させた音発生装置から所定のメロディを出力し、人体非
検知状態に移行した場合には所定の音声に変更するよう
にすれば、視覚に障害のある方でも操作スイッチ30を
容易に認識できる。本実施例では音をメロディや音声と
したが、これに限定されず、発信音やアラーム音であっ
ても良く、また、発光と音を組み合わせても良い。そう
することにより、視覚に障害のある方や聴覚に障害のあ
る方も操作スイッチ30を容易に認識できる。
【0043】操作スイッチ30の代わりに、図13に図
示するリモートコントローラ31bであっても良い。本
実施例のリモートコントローラ31bは、使用者に操作
を促す液晶表示部を設けている。本構成によれば、ラン
プによる発光や点滅だけではなく、矢印や文字列等を一
定間隔表示させることも可能となる。リモートコントロ
ーラ31bはワイヤード接続されているため、液晶表示
方法を採用しても電池式のような電池切れによる操作不
能の懸念は皆無である。もちろん、人体非検知状態から
報知状態が終了するまでの時間は任意に設定することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる水洗便器10を示す斜視図で
ある。
【図2】水洗便器10の縦方向断面図である。
【図3】便器本体20などを示す断面図である。
【図4】カバーを外した状態における便器本体20の平
面図である。
【図5】水洗便器の給水系統を説明するブロック図であ
る。
【図6】バルブユニット60を駆動制御するための電子
制御回路80を示すブロック図である。
【図7】洗浄行程を説明するタイムチャートである。
【図8】人体検知センサ33による検出信号を示すタイ
ムチャートである。
【図9】洗浄動作処理を説明するフローチャートであ
る。
【図10】人体検知処理を説明するフローチャートであ
る。
【図11】洗浄スイッチ30の報知状態の変化を示すタ
イムチャートである。
【図12】洗浄スイッチ30の報知状態の別の変化を示
すタイムチャートである。
【図13】リモートコントローラ31bの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1...水洗便器 2...便座 3...便蓋 4...便器本体 5...ボウル部 5a...覆水面 5b...露出面 6...凹部 7...ジェットノズル 8...ジェット用連結管 9...リム通水路 9a...リム水出孔 10...リム用連結管 11...トラップ排水管 12...入口 13...上昇路 14...下降路 15...収納室 16...カバー 17...排水ソケット 18...バルブユニット 19a...流入口 19b,19c...流出口 19...分岐接続管 20...止水栓 21...定流量弁 22...開閉弁 23...切替弁 24a... リム側ポート 24b... ジェット側ポート 25A,25B...バキュームブレーカ 26...電子制御回路 26a...中央制御部 27...バルブユニット駆動部 28...DC変換器 29...操作部 29a...保持体 30...操作スイッチ 31a,31b...リモートコントローラ 32...端子台 33...人体検知センサ RW...溜水 Po...排水管 Pw...水道管 Pn...ニップル DSW...ディップスイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体を検知して検出信号を出力する検知
    手段と、検出信号に基づいて使用者に操作を促すための
    報知を行う報知手段を備えた操作装置において、前記報
    知手段は前記検出信号が途絶え人体非検知状態となった
    後所定時間報知を継続することを特徴とする操作装置。
  2. 【請求項2】 前記操作は便器洗浄操作であることを特
    徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 【請求項3】 前記操作は便蓋閉操作であることを特徴
    とする請求項1に記載の操作装置。
  4. 【請求項4】 前記報知手段は光表示手段であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の操作装置。
  5. 【請求項5】 前記報知手段は音発生手段であることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の操作装置。
  6. 【請求項6】 前記検知手段の人体検知時が切れる前後
    において前記報知手段の報知状態が変化することを特徴
    とする請求項1乃至請求項5に記載の操作装置。
  7. 【請求項7】 前記報知手段の報知状態の変化が人体検
    知時の点灯状態から人体非検知時の点滅状態への変化で
    あることを特徴とする請求項6に記載の操作装置。
JP2000295881A 2000-09-28 2000-09-28 操作装置 Pending JP2002106021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000295881A JP2002106021A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000295881A JP2002106021A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002106021A true JP2002106021A (ja) 2002-04-10

Family

ID=18778241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000295881A Pending JP2002106021A (ja) 2000-09-28 2000-09-28 操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002106021A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007113251A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Jr Higashi Nippon Birutekku Kk トイレ装置
JP2011094320A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Kimura Giken:Kk 洗浄操作装置、及びトイレ設備
JP2017043907A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 株式会社Lixil 洗浄スイッチおよび水洗式便器
JP2019183643A (ja) * 2019-08-05 2019-10-24 株式会社Lixil 洗浄スイッチおよび水洗式便器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007113251A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Jr Higashi Nippon Birutekku Kk トイレ装置
JP2011094320A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Kimura Giken:Kk 洗浄操作装置、及びトイレ設備
JP2017043907A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 株式会社Lixil 洗浄スイッチおよび水洗式便器
JP2019183643A (ja) * 2019-08-05 2019-10-24 株式会社Lixil 洗浄スイッチおよび水洗式便器
JP7022724B2 (ja) 2019-08-05 2022-02-18 株式会社Lixil 洗浄スイッチおよび水洗式便器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6000429A (en) Device for controlling a series of washroom appliances
CA2068693A1 (en) Battery-operated urinal/closet flush valve
JP2002106021A (ja) 操作装置
JP4729799B2 (ja) 便器洗浄装置
JP6124197B2 (ja) 便器装置
JPS6095038A (ja) 自動水栓
JPS63111383A (ja) 自動水栓装置
JP5331013B2 (ja) 水洗便器及び水洗便器におけるオーバーフロー防止方法
EP1160383B1 (en) Device for controlling a series of washroom appliances
JP2003024225A (ja) 洗面器装置
JP4292681B2 (ja) 水洗便器
JPH06248677A (ja) 便器の自動洗浄装置
JP2005195467A (ja) 人体検知装置
JP2001295352A (ja) 水洗便器
JPH07225282A (ja) 物体検出装置
KR200330026Y1 (ko) 압력 센서를 사용한 소변기 시스템
JP2004162505A (ja) 便器装置
JP2008088677A (ja) 便器装置
JP2023131866A (ja) リモコン装置及びトイレシステム
JPH04343927A (ja) 自動湯水切り替え水栓
JPH0352864Y2 (ja)
JPH0625425B2 (ja) 手洗装置
JP2021141960A (ja) 便器装置
JP2023131865A (ja) リモコン装置及びトイレシステム
JPH0729076U (ja) 衛生器具の自動洗浄装置