JP2005155011A - グリーストラップ用排水通路の減圧装置 - Google Patents

グリーストラップ用排水通路の減圧装置 Download PDF

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【課題】洗浄用シンクからの排水を一挙に流出しても、グリーストラップに至る前に排水の圧力を減らし、グリーストラップ内での油水分離を確実に行えるようにし、かつ残渣かごに代えて交換可能な残渣回収袋の使用を可能にするグリーストラップ用排水通路の減圧装置を提供する。
【解決手段】ハウジング42に固定される支軸52に対して移動可能な水量調整板60と、その水量調整板60とハウジング42との間の隙間72を狭くする方向に付勢するスプリング66を設ける。排水管74aに一度に大量の排水が排出された場合に、その大量の排水の圧力は水量調整板60をスプリング66に抗して移動させて水圧を減少させ、ハウジング42と水量調整板60との間の隙間72でそこを通過する排水量を制限することで、グリーストラップ10内に流入する排水量を調整する。
【選択図】図3

Description

本発明は、油を分離するためのグリーストラップへ排水を導入する排水通路に備えるグリーストラップ用排水通路の減圧装置に関するものである。
調理や食器の洗浄等を頻繁に行う飲食店等の業務用厨房の排水中には形のあるゴミ(食物残渣や楊枝や串等)と油(油脂分等の汚泥物質)とが多量に混在しており、下水管を流下する際にそれらが管内に付着し凝固することによって、管径を縮小したり管を閉塞させる恐れがある。また、それらゴミや油が公共下水道に流出することによって、河川等環境に悪影響を及ぼすという問題があった。
上記問題を防ぐため、飲食店等では公共下水道に至る排水通路の上流側に、排水に含まれる油を分離するためのグリーストラップを設置し、このグリーストラップにおいてゴミと油を除去し、公共下水道にゴミや油を流入させないようにしている。
ここで、従来既知のグリーストラップを図5で説明する。グリーストラップ10は、本体12の内部に飲食店の調理場の洗浄用シンクから排出される排水を溜める内部空間を有する。その内部空間は、スライド自在な隔板14a,14bによって互いに区画される第一槽16,第二槽18及び第三槽20とに分けられている。調理場の洗浄用シンク(図示せず)からの排水は、溝や管等の上流側排水通路22を介して第一槽16に導入される。第一槽16と第二槽18とは隔板14aの下側で通じており、第二槽18と第三槽20とは隔板14bの下側で通じている。この第二槽18内の底には上方に伸びる仕切り板24が設けられており、この仕切り板24によって第一槽16から第二槽18に導入される排水は、必ず第二槽18の上方に一旦は移動するようになる。グリーストラップ10の本体12は、図5ではコンクリート製の壁状のものを示しているが、金属製の容器状のものもある。
第一槽16内には、例えば直径約5mmの穴を多数形成した金属製のパンチボードで形成される残渣かご26が備えられており、この残渣かご26の内部に上流側排水通路22からの排水が導入されるように設定されている。この残渣かご26は、食用残渣や楊枝や串等の形のあるゴミを捕集するものであり、形のない油は水と共に残渣かご26の穴から第一槽16内に排出される。
残渣かご26を経て第一槽16内に排出された排水は、隔板14aの下側を通って第二槽18内に至る。この第二槽18に至った排水は仕切り板24によって一旦は上方に移動させられる。この第二槽18において水と油とが分離され、第二槽18の上部に油が溜り下部に水が溜まる。第二槽18の下方に溜まった水は、隔板14bの下側を通って第三槽20に至る。第三槽20内には排出口28を形成した下流側排出管30が備えられ、第三槽20内に至った水は、排出口28から下流側排出管30を経て図示しない公共下水道に導かれる。グリーストラップ10では、第二槽18において油を上方に浮き上がらせてそこに蓄積し、その第二槽18から油を除去する。
上記のように、グリーストラップ10では第二槽18において水と油とを分離しているが、第二槽18において効果的に油水分離を行うためには、第一槽16に流入してくる排水の速度を緩やかにして、特に第二槽18において水流を乱さないようにする必要がある。しかしながら、調理場の洗浄用シンクの排水弁を開けた場合に、排水が洗浄用シンクから一挙に流出するので、上流側排水通路22の通路断面にかかる水圧及び排水量は非常に大きなものになる。例えば、40L〜80Lの貯水容積があるシンクの場合では、10Kg〜20Kgの水圧となる。また、最近増えてきたピロティ店(一階を駐車場等にして、二階以上を飲食店とする)の場合には、グリーストラップ10は通常一階に設置されることが多いので、排水の水圧は二階以上の高位からの流速も加わりさらに大きくなる。
上流側排水通路22からの排水が勢い良くしかも大量にグリーストラップ10の第一槽16内に流入すると、排水がグリーストラップ10内に留まる時間が短くなると共に、第二槽18に流入する排水は乱流となり、第二槽18において油脂分が水と分離されにくくなる。この結果、油の分離が不十分な状態の水が第二槽18を通り抜けて第三槽20に至り、油を充分除去されない水が下流側排出管30から排出されるという問題が発生した。
上記問題を解決するため、グリーストラップ10内に流入する排水の勢いを減らすための残渣かごが特許文献1に提供されている。この特許文献1の残渣かごを図6に示す。残渣かご32は、4箇所の側面のうちの3箇所の側面34を従来と同じ多数の穴を開けたパンチボードとし、残り1箇所の側面36を無孔板とする。この無孔板の側面36は、上流側排水通路22から排出される排水が衝突する位置に配置する。無孔板の側面36を有する残渣かご32を用いることによって、流入した排水は残渣かご32の無孔板の側面36に当たって反転し、排水の勢いが弱められる。これによって、残渣かご32の内部から第一槽16内に流出する排水や、その後の第一槽16から第二槽18に導かれる排水の流れを緩やかなものにすることができる。これによって、第二槽18の内部における排水の流れを乱さないようにして、第二槽18内での油水分離を確実に行わせるようにしている。
特開2002−256618号
本発明者は、残渣かごに代えて交換可能な残渣回収袋を使用して、形のあるゴミ(食物残渣や楊枝や串等)と油(油脂分等の汚泥物質)の一部とを回収することを考えている。残渣かごに代えて残渣回収袋を使用する場合には、残渣回収袋に導入される排水の圧力が大きいと袋が流されたり、袋が破れたりするおそれがある。このため、洗浄用シンクから排水が一挙に流出した場合においても、上流側排水通路22からグリーストラップ10内に流入する排水の圧力の勢いを減らすと共に、一時的であっても大量の排水が導入されないことが望まれる。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、洗浄用シンクからの排水を一挙に流出しても、グリーストラップに至る前に排水の圧力を減らし、グリーストラップ内での油水分離を確実に行えるようにし、かつ残渣かごに代えて交換可能な残渣回収袋の使用を可能にするグリーストラップ用排水通路の減圧装置を提供することにある。
本発明に係るグリーストラップ用排水通路の減圧装置は、グリーストラップへ排水を導入するための排水通路に備えられるものであって、前記排水通路の一部である通路空間を内部に形成したハウジングと、前記ハウジングに取付けられるものであって軸方向に移動しない支軸と、その支軸に沿って移動可能なものであって前記ハウジングとの間に排水が通過する隙間を形成する水量調整板と、前記支軸に固定されるエンド部材と、前記水量調整板と前記エンド部材との間に装着するスプリングとを有するようにしたものである。
本発明は、前記ハウジングの通路空間を横切るよう前記ハウジングに梁を固定し、その梁に前記支軸を固定し、前記支軸に対して前記水量調整板を回転自在としたものである。本発明は、前記ハウジングの通路空間を横切るよう前記ハウジングに梁を固定し、その梁に前記支軸を回転自在に取付けるようにしたものである。本発明は、前記水量調整板の前記梁に対向する面か前記梁の前記水量調整板に対向する面の少なくとも一方に緩衝材を取付けるようにしたものである。本発明は、前記ハウジングを断面円形の筒状体とし、前記ハウジングを備える付近の排水通路を断面円形の排水管で形成するようにしたものである。
本発明によれば、上流側排水通路から一度に大量の排水があった時に、水圧を受けた水量調整板が排水と共にその排水の進行方向に移動することで水圧を減圧する。更に、その水量調整板とハウジングとの間の隙間からの排水量を規制して、グリーストラップ内に流入する排水の圧力や水量を、残渣かご等に回収したゴミを逃さない程度で、しかもグリーストラップの内部の水に乱流を生じさせない程度のものとする。この結果、残渣かご等に回収したゴミをそこから逃すことが無く、しかもグリーストラップの第二槽内での油水分離を確実に行わせるようにできる。このように、本発明では上流側排水通路から一度に大量の排水があっても、排水の圧力を減圧すると共に排水量を規制することができるので、グリーストラップに流入する排水の水圧が特に大きいピロティ店等でも対応が可能である。
本発明では、上流側排水通路から一度に大量の排水があった時に水量調整板で水圧を減圧するが、水量調整板をハウジングに対して回転させることにより、減圧装置の排水通路の隙間にゴミが付着するのを防止する。大量の排水があった後で水量調整板が元の位置に戻る際に、互いに接触する水量調整板と梁(ストッパ)との少なくとも一方の接触箇所に緩衝材を備えることにより、衝撃や音を緩和して、耐久性を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るグリーストラップ用排水通路の減圧装置の一実施形態を示す斜視図であり、図2は図1に示すグリーストラップ用排水通路の減圧装置の断面図、図3は図2に示す減圧装置を上流側排水通路22に連絡した状態を示す断面図である。グリーストラップ用排水通路の減圧装置40は、円筒状のハウジング42を有し、その円筒状のハウジング42の内側には直径方向に横断する板状の梁44が固定されている。円筒状のハウジング42の内部には、上流側排水通路22(図3)と連絡するものであって排水通路の一部としての通路空間46が形成される。ここでは、1個の梁44によって2個の通路空間46を形成しているが、梁44の個数や通路空間46の個数は特に限定するものではない。前記ハウジング42には、その厚みを貫通する複数の雌螺子48が形成されている。
前記梁44の中央位置、即ち円筒状のハウジング42の中心位置に、筒状部50が形成されており、その筒状部50に支軸52が固定されている。即ち、支軸52は梁44の筒状部50(ハウジング42)に対して軸方向に移動しないように取付けられている。支軸52は梁44の長さやハウジング42の軸方向の長さよりも充分長い長さに設定されている。支軸52における梁44との固定箇所と反対側の箇所は、ハウジング42や梁44から充分離れた自由端となっており、その支軸52の自由端付近に、円板状のエンド部材54が支軸52に既知の固定手段によって固定される。エンド部材54は、後述する水量調整板のそれ以上の移動を阻止するためのストッパの役割を果たすものである。
支軸52の外面には、前記梁44に近い位置から前記エンド部材54に至る位置まで、雄螺子56が形成されている。雌螺子58を内部に形成した管状体64が支軸52の雄螺子56に螺合されている。管状体64は、小さな回転力によって支軸52に対して回転して、支軸52の軸方向に移動できるよう設定されている。管状体64における梁44側に、筒状のハウジング42の内径よりも小さい外径を有する円板状の水量調整板60が固定され、その水量調整板60の梁44側に例えばゴムから成る緩衝材62が固定される。即ち、支軸52は水量調整板60と緩衝材62とを貫通するよう設定されており、支軸52の水量調整板60と緩衝材62との貫通位置では、支軸52は水量調整板60と緩衝材62と接触しないように設定されている。管状体64は支軸52の軸方向に回転しながら移動できるよう設定されていることから、管状体64に固定されている水量調整板60も緩衝材62も、支軸52に対して回転しながら軸方向に移動することができる。
水量調整板60と前記エンド部材54との間に弾性手段としてのスプリング66が装着されており、このスプリング66によって水量調整板60は常に梁44側に付勢されている。ここで、管状体64が図2で示した状態(緩衝材62が梁44に接触している状態)より右側に位置している時には、スプリング66の付勢力によって、管状体64とそれに水量調整板60(それに固定される緩衝材62)とを回転させながら支軸52と螺合しながら図2で左方向へ移動し、緩衝材62が梁44に接触した状態で、管状体64と水量調整板60との回転と移動とを停止する。即ち、図2において水量調整板60に左から右への外力が働かない通常時においては、管状体64と水量調整板60は緩衝材62が梁44に接触した状態の位置に停止している。通常時においては、管状体64の自由端はエンド部材54から離れた位置にある。減圧装置40の構成部材のうち緩衝材62を除く全部又は一部は、強度と耐食性の観点から、ステンレス鋼とするのが望ましいが、それに限るものではない。
水量調整板60の外径は円筒状のハウジング42の内径よりも小さいので、図2に示すように、ハウジング42の先端縁68と水量調整板60の外縁70とによって、ハウジング42の通路空間46と通じる隙間72が形成される。即ち、ハウジング42の通路空間46は水量調整板60によっては閉鎖されることがない。このため、排水通路を経てハウジング42の通路空間46に入った排水は、隙間72を通ってエンド部材54の方向に流れる。
図3に、減圧装置40を上流側排水通路22に連絡する一例を示す。上流側排水通路22を内部に形成する排水管74aと排水管74bとの間に減圧装置40を取り付ける場合に、排水管74aと減圧装置40とを連結する第一継手76を用い、排水管74bと減圧装置40とを連結する第二継手78を用いる。第一継手76は減圧装置40のハウジング42と排水管74aとの両方に嵌合させ、第二継手78は減圧装置40のハウジング42と嵌合する第一継手76と排水管74aとの両方に嵌合させる。その後、雄螺子80を第二継手78と第一継手76とを挟持してハウジング42の雌螺子48に螺合する。これによって、排水管74aと排水管74bとを連結した状態で,それらの間に減圧装置40を固定することができる。この図3においては、排水は排水管74aから減圧装置40を経由して排水管74b側に流れる。
以下、減圧装置40によって排水を減圧する仕組みを図2並びに図3に基づいて説明する。
排水管74aを流れる排水の量が少ない場合には、排水がスプリング66に抗して水量調整板60を押すことはないので、水量調整板60に固定した緩衝材62は梁44に接触した状態(図2の状態)にあり、ハウジング42の先端縁68と水量調整板60の外縁70との間の隙間72は狭い状態となっており、排水はその狭い隙間72を通って流れる。一方、上流側排水通路22に一度に大量に排水が流れた時には、大量の排水は水量調整板60に衝突して、水量調整板60にエンド部材54側への大きな圧力が加えられる。水量調整板60に加わるエンド部材54側への大きな圧力によって、水量調整板60及び管状体64は支軸52に沿って回転しながらエンド部材54側に移動させられる。管状体64の自由端がエンド部材54に接触した時点で可動部材54の移動と回転は停止する(図3)。この図3の状態では、ハウジング42の先端縁68と水量調整板60の外縁70との間の隙間72は、図2の状態の隙間72より若干広くなるが、その隙間72を通ってしか排水は流れることはない。また、排水管74bの内部に水量調整板60が存在するので、その水量調整板60の外縁70と排水管74bの内壁との間を通ってしか排水が流れない。この結果、上流側排水通路22から一度に大量の排水が流れたとしても、減圧装置40においてそこを流れる排水量を規制して、一度に大量の排水がグリーストラップ10に流出するのを防止する。なお、大量の排水によって水量調整板60を回転させることによって、水量調整板60にゴミが付着したり、水量調整板60とハウジング42との間の隙間72にゴミが溜まったりするのを防止することができる。
このように本発明では、洗浄用シンク等の排水弁を開放して大量の排水が上流側排水通路22に流れても、水量調整板60で水圧を減圧し、かつ水量調整板60とハウジング42との間の隙間72や、水量調整板60と排水管74bとの間の通路断面によって排水量を規制して、一度に大量の排水がグリーストラップ10内に流入することを防止することができる。これによって、残渣かご等からゴミが逃げるのを防止できると共に、グリーストラップ10の内部で乱流を生じないようにして、第二槽18内において水と油の分離を良好に行うことができる。また、残渣かごに代えて残渣回収袋を備えるようにしても、残渣回収袋が排水によって流されたり破れたりするおそれをなくすことができる。
なお、上流側排水通路22(図3)に対して水量調整板60を回転自在かつ軸方向に往復移動自在とするために、図2においては、梁44の筒状部50に支軸52を固定し、その支軸52に対して水量調整板60を回転自在にかつ移動自在に取付ける構成とした。次に、上流側排水通路22(図3)に対して水量調整板60を回転自在かつ軸方向に往復移動自在とする他の構成を図4に示す。図4においては、梁44の筒状部50にベアリング82を固定し、支軸52をベアリング82に回転自在に保持する。即ち、梁44の筒状部50に対して支軸52を回転自在とし、言い換えると、支軸52は梁44の筒状部50(ハウジング42)に対して軸方向に移動しないように取付けられている。支軸52の外表面に軸方向に伸びる溝84を形成し、管状体64の内壁に軸方向に長い突条86を形成する。管状体64の突条86を支軸52の溝84に嵌合することで、管状体64と水量調整板60は支軸52に対して軸方向に往復移動が可能となる。以上の構成とすることで、上流側排水通路22からの排水が水量調整板60に衝突すると、水量調整板60は支軸52に沿ってエンド部材54側に移動するが、この際、排水が水量調整板60に対して垂直方向と少しでもずれた方向に衝突すると、水量調整板60と支軸52とは梁44の筒状部50を中心に回転する。以上のように、図4に示す構成においても、水量調整板60は回転自在かつ軸方向に往復移動自在とするもので、一度に大量の排水がグリーストラップ10に流出させることがなく、しかも水量調整板60の回転によって、水量調整板60にゴミが付着したり、隙間72にゴミが溜まったりするのを防止することができる。
洗浄用シンクから排水通路に大量に排水を流出した後には、排水管74a内を流れる排水の流出量が少なくなり、その結果、水量調整板60にかかる水圧が小さくなる。水量調整板60にかかる水圧が小さくなると、スプリング66の付勢力によって水量調整板60は図3の状態から先程とは逆方向回転すると共に左側に移動して梁44並びに筒状部50に衝突し、図2の状態(可動部材54の緩衝材62が梁44に接触した状態)になる。図3の位置から図2の位置へ水量調整板60が戻される時に、水量調整板60に固定される緩衝材62は、水量調整板60と梁44との間の衝突の衝撃を和らげる。なお、前述の説明では、緩衝材62を水量調整板60に固定するとしたが、緩衝材62は水量調整板60と梁44のうちの少なくとも一方に取付けてあれば、水量調整板60と梁44との間の衝撃を和らげることができる。
この減圧装置40のハウジング42を円筒状としたが、排水管74a,74bの断面形状が矩形形状の場合は、ハウジング42の断面形状を矩形形状とする。このように、ハウジング42の断面形状は特定の形状に限定されるものではない。しかし、上流側排水通路22を排水管74a,74bで形成して、ハウジング42を円筒状にする方が、上流側排水通路22の断面形状とハウジング42の断面形状とを円形以外のものにする場合と比べて、製造コストを低減することができる。また、本発明に係る減圧装置40を排水管74a,74bに適用するものとして説明したが、排水手段は管だけでなく溝もあることから、溝にも適用することができる。
本発明に係るグリーストラップ用排水通路の減圧装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示すグリーストラップ用排水通路の減圧装置の断面図である。 図2に示すグリーストラップ用排水通路の減圧装置を排水管に取り付けた状態を示す断面図である。 他の実施形態を示すグリーストラップ用排水通路の減圧装置の断面図である。 従来技術によるグリーストラップの構造の一例を示す断面図である。 従来技術による残渣かごの斜視図である。
符号の説明
10 グリーストラップ
22 上流側排水通路
40 減圧装置
42 ハウジング
44 梁
46 通路空間
50 筒状部
52 支軸
54 エンド部材
60 水量調整板
62 緩衝材
66 スプリング
72 隙間
74a 排水管
74b 排水管

Claims (5)

  1. グリーストラップへ排水を導入するための排水通路に備えられるものであって、前記排水通路の一部である通路空間を内部に形成したハウジングと、前記ハウジングに取付けられるものであって軸方向に移動しない支軸と、その支軸に沿って移動可能なものであって前記ハウジングとの間に排水が通過する隙間を形成する水量調整板と、前記支軸に固定されるエンド部材と、前記水量調整板と前記エンド部材との間に装着するスプリングとを有することを特徴とするグリーストラップ用排水通路の減圧装置。
  2. 前記ハウジングの通路空間を横切るよう前記ハウジングに梁を固定し、その梁に前記支軸を固定し、前記支軸に対して前記水量調整板を回転自在としたことを特徴とする請求項1記載のグリーストラップ用排水通路の減圧装置。
  3. 前記ハウジングの通路空間を横切るよう前記ハウジングに梁を固定し、その梁に前記支軸を回転自在に取付けたことを特徴とする請求項1記載のグリーストラップ用排水通路の減圧装置。
  4. 前記水量調整板の前記梁に対向する面か前記梁の前記水量調整板に対向する面の少なくとも一方に緩衝材を取付けたことを特徴とする請求項2または3記載のグリーストラップ用排水通路の減圧装置。
  5. 前記ハウジングを断面円形の筒状体とし、前記ハウジングを備える付近の排水通路を断面円形の排水管で形成したことを特徴とする請求項1記載のグリーストラップ用排水通路の減圧装置。
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