JP2005154988A - アパレル製品の製造方法 - Google Patents

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桂紀 岩品
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Abstract

【課題】 丈夫で型崩れしない織物の機能性とニットのような伸縮性と風合いとを兼ね備えたアパレル製品の製造方法を提供する。
【解決手段】 天然繊維をカラミ織により製織した生機を所定の倍率で各パーツに裁断し、パーツを縫製して所望の外形に成形した後、染色加工を施して所望の寸法に収縮させる。生機の段階で裁断したパーツに模様となる部品を縫製しておくとよい。
【選択図】 図2

Description

本発明は、丈夫で型崩れしない織物の機能性とニットのような伸縮性とを兼ね備えたアパレル製品の製造方法に関する。
衣服に柔軟性を与える加工方法としてプリーツ加工がある。縫製上の制約を受けることなくデザインでき、柔軟性を損なうことのないプリーツ製品の加工方法として、縫製前ではなく、縫製後にプリーツ加工を施す加工方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特公平4−23026号公報
かかる方法により加工されたプリーツ製品は、柔軟性は有するが、ニット風の風合いを併せもたせることはできない。ニットのような柔軟性と風合いをもち、かつ丈夫で型崩れし難い織物の良さを併せもつ製品が、従来にないアパレル製品として望まれていた。
そこで本発明は、丈夫で型崩れしない織物の機能性とニットのような伸縮性と風合いとを兼ね備えたアパレル製品の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者は種々検討を重ねた。反物を作るには、一般に、生機に染色整理加工を施して反物とする。この染色工程で、生機を染色液に濡らすと、生機は収縮してしわになる。これを乾燥してアイロン掛けを施して整え(整理)反物として仕上げる。この反物を型紙に沿って裁断し、縫製して服として仕上げる。
生機の段階で、染色工程での収縮を考慮して裁断したパーツを縫製し、しかる後、染色処理を施し、乾燥させた。素材として種々のものを試し、また織り方も種々のものを試してみた。カラミ織の織物は日本の和装時代から受け継がれている織技で、昔から蚊帳、蒸し布等の素材として使用されていた。カラミ織は布全体に網目状の隙間があって通気性に富みさわやかな肌触りがあることから、日本の風土(湿気が多い)に適した素材であった。そこで、かかる特性を生かすべく、天然繊維(羊毛繊維)をカラミ織により製織した生機を用いて試みたところ、特に収縮率が高く、ニットのように伸縮性に富み、柔軟で、かつ織物の良さを併せもつ製品(ボイルメッシュ)が得られることを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明によるアパレル製品の製造方法は、天然繊維をカラミ織により製織した生機を所定の倍率で各パーツに裁断し、パーツを縫製して所望の外形に成形した後、染色加工を施して所望の寸法に収縮させること、を特徴としている。
ここで、生機の段階で裁断したパーツに模様となる部品を縫製しておくとよい。
請求項1に係る発明によれば、天然繊維をカラミ織により製織した生機を縫製した後、染色加工を施すので、収縮率が高く、ニットのような柔軟性と風合いをもち、かつ丈夫で型崩れしない織物の機能性とを兼ね備えたアパレル製品を得ることができる。さらに、縦横両方向とも同程度の収縮率のため、最終製品と生機の縫製品とは相似形となり、型紙の作成が容易であり、また製品イメージも立て易い。
また、請求項2に係る発明によれば、模様部品も収縮し、模様部分と主体部分とが一体化した今までにない深みのある模様を醸し出した斬新なデザインの製品を得ることができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1はカラミ織の一例を示す説明図、図2は本発明における、生機を縫製した状態と染色加工後の状態の概略平面図、図3は生機の段階でパーツに模様となる部品を縫製しておいた場合の図2相当の概略平面図である。
本発明においては、繊維として毛、綿、絹、麻などの天然繊維を用い、生機の織組織としてカラミ織を用いる。カラミ織は、地経糸とカラミ経糸が一組になり、緯糸1〜数本ごとに互いに位置を入れ替えて、からみ合って作られたものである。例えば、図2に示すものは、正規カラミ織の内、紗(ゴーズ)と呼ばれるもので、地経糸(1)とカラミ経糸(2)(○印の付いた糸)を一本ずつ交互に配列し、緯糸(3)1本ごとにからませたものである。カラミ織は布全体に網目状の隙間があり通気性に富みさわやかな肌触りであることから、湿気が多い日本の風土に適した素材であり、かかる特性を生かすことができる。
かかる繊維と織組織との組合せによる生機を用いることにより、染色工程後の収縮率が、羊毛繊維の場合40〜50%と非常に高く(縦横両方向とも同程度の収縮率)、大きな凹凸を有し、柔軟性に富み、温かい風合いの嵩高で保温性に優れ、シャリ感を満たす製品(ボイルメッシュ)を得ることができる。さらに、縦横両方向とも同程度の収縮率であるため、最終製品と生機の縫製品とは相似形となり、型紙の作成が容易であり、かつ製品イメージも立て易い。
染色工程後の収縮率(毛の場合40〜50%)を考慮し、生機を所定の倍率(約1.7〜2倍)で各パーツに裁断し、裁断したパーツを縫製して所望の外形に成形する(図2の符号4)。次いで、染色加工を施すことにより、生機の縫製品は40〜50%収縮して所望の寸法の完成品(図2の符号5)となる。
染色工程で用いる染料としては、毛の場合、酸性染料、酸性含金染料、藍染めなどの草木染料が適する。草木染料を用いる場合、染色処理は常温で行う。他の天然繊維を用いる場合は、それぞれに適した公知の染料を用いればよい。
図3に示すように、生機の段階で、模様となる生機からなる部品6をパーツに縫製しておけば、染色処理後の製品5のデザインは、製品主体と一体となり、従来にない深みのある模様を出すことができる。
なお、本発明の方法により製造したアパレル製品は正確な寸法を出すのは困難であるが、ニット製品のように非常に伸縮性に富み、かつ丈夫で型崩れし難いという織物の機能性とを併せもった製品である。
以下、本発明の実施例を具体的に説明する。これらの実施例は例示であって、本発明の範囲を限定するものではない。
カラミ織の一般的な織密度(生機の織幅160cm当たり経糸2300本、1インチ当たり緯糸23本(72双ウール糸))にて、羊毛をカラミ織により製織した生機を、所定の倍率(約1.7〜2倍)で各パーツに裁断し、パーツを縫製して成形した。次いで、酸性染料を用いて染色処理を施し(100℃で60分)た後、タンブラー乾燥して製品を得た。また、上記と同様にして得た生機の縫製品を、藍染め染料を用い、常温(30℃程度)で15分を5回繰り返して藍染めした。次いで、天日乾燥して製品を得た。これらいずれの場合も、40〜50%と収縮率が高く、ニットのような柔軟性と風合いをもった織製品が得られた。かかる方法により、カーディガン風のジャケット、プルオーバー、スカート、スパッツ、キャップ(帽子)、マフラー、腕カバーなどを製造した。
カラミ織の一例を示す説明図。 本発明における、生機を縫製した状態と染色加工後の状態の概略平面図。 生機の段階でパーツに模様となる部品を縫製しておいた場合の図2相当の概略平面図。
符号の説明
1 地経糸
2 カラミ経糸
3 緯糸
4 生機の縫製品
5 完成品
6 部品

Claims (2)

  1. 天然繊維をカラミ織により製織した生機を所定の倍率で各パーツに裁断し、パーツを縫製して所望の外形に成形した後、染色加工を施して所望の寸法に収縮させることを特徴とするアパレル製品の製造方法。
  2. 生機の段階で裁断したパーツに模様となる部品を縫製しておく請求項1に記載のアパレル製品の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105525419A (zh) * 2016-01-14 2016-04-27 苏州三和开泰花线织造有限公司 一种多功能花罗面料及其制备方法

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