JP2005154736A - 粉体分散安定剤及びこれを配合した化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 新規な粉体分散安定剤を提供し、優れた分散安定性を有する粉体分散組成物を提供すること。また、新規な乳化剤を提供し、安定性に優れた油中水型乳化組成物を提供すること。
【解決手段】 下記一般式(a)で表される両末端シリコーン化ポリエチレングリコールからなる粉体分散安定剤または乳化剤である。
(a)
Figure 2005154736

式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分岐アルキレン基、もしくはフェニル基であり、Xは任意の結合基である。lは1〜5、mは40〜90、nは10〜40である。
【選択図】図1

Description

本発明は粉体分散安定剤及びこれを含有する粉体分散組成物に関するものである。本発明の粉体分散安定剤及びこれを含有する粉体分散組成物は特にシリコーン油を含有する化粧料として好ましく使用される。一方、本発明の粉体分散安定剤は乳化剤としても優れた機能を発揮して、安定性に優れた油中水型乳化組成物を製造できる。
サンスクリーンやファンデーションなどの粉体を配合した化粧料の多くは耐水性、耐汗性が求められるため、多くの場合、疎水化処理した粉体をW/O型の製剤に配合している。
しかし、耐水性、耐汗性が良好なW/O型製剤でなく、さっぱりした使用感を付与できるO/W型の製剤を用いて、耐水性、耐汗性に優れた製品が要望されている。これを実現するために、O/Wの内水相に疎水性粉体を分散する技術が開発されて来た。
粉体を一次分散させる技術は、ローラーミル、ビーズミル、高圧ホモジナイザー等の微細化装置により進んできているが、一旦微分散した粉体をいかにして長期間、凝集せず分散させておくかが課題となっている。多くの化粧料には油分としてシリコーン油が配合されるため、変性シリコーンを用いた粉体分散剤に関する特許が出願されている。例えば、特許文献1には、(A)オルガノポリシロキサン単量体、(B)ポリラクトン含有基、水酸基若しくはアニオン性基を有する単量体とを共重合した分散剤を用いた油中粉体分散物が使用されている。特許文献2には、紫外線遮断性微粒子を変性シリコーンや反応性シリコーンからなるシリコーン系分散剤により分散させている。
また、特許文献3には、アルキレンオキサイドを付加した脂肪酸からなる無機粉体用油中分散剤が開示され、その実施例には、POE(4.5)ラウリルエーテル酢酸、POE(4)ステアリルエーテル酢酸、POE(10)ラウリルエーテル酢酸、POE(12)ステアリルエーテル酢酸、POE(10)ラウリルエーテル酢酸ナトリウムの分散性、安定性が確認されている。
一方、特許文献4には、スラリーの粘度調整、潤滑油や液体燃料の改質など、化粧料とは異なる用途に利用されるポリノルボルネン系分散剤が開示されている。
また、印刷インキの分野においては、環境負荷の観点から有機溶媒系から水系インキへと移行しつつある。しかし、水系インキでは速乾性、耐水性が不十分であり、揮発性シリコーン油を溶媒とするインキが検討され、顔料粉体の高分散性が求められている。
このように様々な分野において、優れた粉体分散剤の開発が期待されている。
特開平11−263706号公報 再公表特許 WO97/45097 特開2000−262883号公報 特開2002−177757号公報
本発明者等は上述の観点に鑑みて鋭意研究した結果、特定構造のABA型トリブロック共重合体が粉体の分散安定性を著しく向上させることを見出して本発明を完成した。また、この共重合体は乳化剤としても優れた機能を発揮することを見出して、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、下記一般式(a)で表される両末端シリコーン化ポリエチレングリコールからなる粉体分散安定剤を提供するものである。
(a)
Figure 2005154736
式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分岐アルキレン基、もしくはフェニル基、Xは任意の結合基である。例えば、ウレタン、尿素、アミド、エステル、アルキルエーテルから誘導される結合残基等である。
lは1〜5、mは40〜90、nは10〜40である。
なお、ポリエチレングリコール鎖部分は、ポリプロピレングリコール鎖もしくはポリエチレングリコール鎖とポリプロピレングリコール鎖の共重合体であっても構わない。
また、本発明は、下記一般式(b)で表される両末端シリコーン化ポリエチレングリコールからなる粉体分散安定剤を提供するものである。
(b)
Figure 2005154736
式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分岐アルキレン基、もしくはフェニル基、lは1〜5、mは40〜90、nは10〜40である。
また、本発明は、下記一般式(c)で表される両末端シリコーン化ポリエチレングリコールからなる粉体分散安定剤を提供するものである。
(c)
Figure 2005154736
式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分枝アルキレン基もしくはフェニル基、mは40〜90、nは10〜40である。
さらに、本発明は、HLB値が1.0〜3.0であり、かつ分子量が3000〜20000である上記の粉体分散安定剤を提供するものである。
また、本発明は、上記の粉体分散安定剤と、粉体と、シリコーン油とを含有する粉体分
散組成物を提供するものである。
さらに、本発明は、上記の粉体分散安定剤を配合することを特徴とする化粧料を提供するものである。
また、本発明は、上記の粉体分散安定剤と粉体とシリコーン油とを含有する粉体分散組成物からなる化粧料を提供するものである。
また、本発明は、下記一般式(a)で表される両末端シリコーン化ポリエチレングリコールからなる乳化剤を提供するものである。
(a)
Figure 2005154736
式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分岐アルキレン基、もしくはフェニル基であり、Xは任意の結合基である。lは1〜5、mは40〜90、nは10〜40である。
さらに、本発明は、下記一般式(b)で表される両末端シリコーン化ポリエチレングリコールからなる乳化剤を提供するものである。
(b)
Figure 2005154736
式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分岐アルキレン基、もしくはフェニル基、lは1〜5、mは40〜90、nは10〜40である。
また、本発明は、下記一般式(c)で表される両末端シリコーン化ポリエチレングリコールからなる乳化剤を提供するものである。
(c)
Figure 2005154736
式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分枝アルキレン基もしくはフェニル基、mは40〜90、nは10〜40である。
さらに、本発明は、HLB値が1.0〜3.0であり、かつ分子量が3000〜20000である上記の乳化剤を提供するものである。
また、本発明は、上記の乳化剤を含有することを特徴とする油中水型乳化組成物を提供するものである。
さらに、本発明は、上記油中水型乳化組成物からなる油中水型皮膚外用組成物を提供するものである。
また、本発明は、極性油性成分を含有することを特徴とする上記の油中水型皮膚外用組成物を提供するものである。
さらに、本発明は、前記極性油性成分のIOBが0.05〜0.80であることを特徴とする上記の油中水型皮膚外用組成物を提供するものである。
また、本発明は、前記極性油性成分が、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジピバリン酸トリプロピレングリコール、オクタン酸セチル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタンエリスリット、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、安息香酸(炭素数12〜15)アルキル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリル酸2−エチルヘキシルからなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする上記の油中水型皮膚外用組成物を提供するものである。
さらに、本発明は、さらにシリコーン油を含有することを特徴とする上記の油中水型皮膚外用組成物を提供するものである。
また、本発明は、さらに常温で固体の紫外線吸収剤を含有することを特徴とする上記の油中水型皮膚外用組成物を提供するものである。
さらに、本発明は、前記常温で固体の紫外線吸収剤が、2,4−ビス−[{4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ}−フェニル]−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2'−エチルヘキシル−1'−オキシ)−1,3,5−トリアジン、及び/又は、1−[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−3−(4−メトキシフェニル)−1,3−プロパンジオンであることを特徴とする上記の油中水型皮膚外用剤組成物を提供するものである。
また、本発明は、さらに紫外線散乱剤を含有することを特徴とする上記の油中水型皮膚外用組成物を提供するものである。
本発明の粉体分散安定剤は粉体の分散安定性が極めて高く、安定した粉体分散組成物を提供出来る。特にシリコーン油を含有する油中においては粉体の安定性が著しく高い。
本発明の粉体分散安定剤は、ジメチルポリシロキサン鎖とポリエチレングリコール鎖(PEG)の分子量を適宜選択することにより、分散組成物中にて様々なHLBや粘度を発揮できる。
図1に粉体分散安定性の模式図を示す。本発明の粉体分散安定剤は、両末端にシリコーン鎖からなる分散サイトがあるため、粉体をPEG鎖からなる吸着サイトに保持しつつ、分散媒の溶媒中にてポリマーが広がり、極めて顕著な分散安定性効果を発揮すると考えられる。
また、本発明の乳化剤は乳化安定性に優れた油中水型乳化組成物を製造することが出来る。本発明の油中水型乳化組成物には、一般的には乳化が困難とされる極性油性成分や、常温固体の油性の紫外線吸収剤を安定に溶解して配合できるため、油中水型皮膚外用組成物として好ましく利用できる。
本発明の粉体分散安定剤の基本構造はABA型トリブロック共重合体であり、Aは例えば下記構造(d)で示される片末端水酸基シリコーン残基もしくは下記構造式(e)で示される片末端水素シリコーン残基を用いることができる。このほか末端基としてアミノ基及びカルボキシル基を用いることもできる。Bはポリエチレングリコール残基である。一部にポリプロピレングリコールがブロック又はランダム共重合していてもよい。
下記構造の片末端水酸基シリコーンもしくは片末端水素シリコーンは公知の化合物である。そして、任意の重合度のABA型トリブロック共重合体が公知の方法により製造出来る。
(d)
Figure 2005154736
式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分岐アルキレン基、もしくはフェニル基、mは40〜90の数である。
(e)
Figure 2005154736
式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分岐のアルキレン基、もしくはフェニル基、mは40〜90の数である。
AとBとの間の結合は本発明にとって本質的な構造ではない。本発明に例示の粉体分散安定剤はHDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)を使用して、化合物(d)とポリエチレングリコールをウレタン結合により結合させたものである。例えば化合物(d)に片末端アミノ基シリコーンを用いれば、全く同様にして尿素結合により結合した粉体分散安定剤が合成可能である。このとき用いるジイソシアネートも公知の化合物を用いることができる。例えば、脂肪族ジイソシアネートとして、メチレンジイソシアネート、ジメチレンジイソシアネート、トリメチレンジイソシアネート、ジプロピルエーテルジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等が挙げられ、芳香族ジイソシアネートとしては、メタフェニレンジイソシアネート、パラフェニレンジイソシアネートが挙げられ、脂環族ジイソシアネートとしては、水添キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等が挙げられる。
また、例えば片末端カルボキシル基シリコーンを用い、ジシクロヘキシルカルボジイミド共存下で反応を行えば、エステル結合により結合した粉体分散安定剤が合成可能である。
また、本発明に例示の粉体分散安定剤は、化合物(e)と下記構造式(f)のポリエチレンのジアリルアルキルエーテルを用いてエーテル結合により結合させたものである。下記構造のポリエチレングリコールのジアリルアルキルエーテルは公知の化合物であり、任意の重合度の化合物が公知の方法により製造出来る。


(f)
Figure 2005154736
式中、nは10〜40の数である。
ABA型トリブロック共重合体は公知の方法により合成することが出来る。ウレタン結合により得られる合成スキームを図2に示す。
エーテル結合によりより得られる合成スキームを図3に示す。
このようにして、下記構造式(a)、(b)、(c)で表される粉体分散安定剤が得ら
れる。
(a)
Figure 2005154736
式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分岐アルキレン基、もしくはフェニル基である。Xは結合基であり、ウレタン、尿素、アミド、エステル、アルキルエーテルなどの結合残基である。lは1〜5、mは40〜90、nは10〜40である。
(b)
Figure 2005154736
式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分岐アルキレン基、もしくはフェニル基、lは1〜5、mは40〜90、nは10〜40である。
(c)
Figure 2005154736
式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分枝アルキレン基、もしくはフェニル基、mは40〜90、nは10〜40の数である。
シリコーン鎖の重合度のmは40〜90が好ましく、側鎖置換基はメチル基、またはフェニル、アルキルに置換されていても構わない。
ポリエチレングリコール鎖の重合度のnは10〜40が好ましい。
本発明の粉体分散安定剤の機能発現には、図1に示すようにAブロックの溶媒中への溶解性とBブロック鎖の粉体表面への吸着性が重要である。すなわち、AB両ブロックの親水/親油性のバランス(HLB)が適切な範囲にあることが機能発現に必須となる。HLBは公知の方法により求めることができるが、例えばGriffinの式(HLB値=エチレンオキサイド部分子量×20/総分子量)により算出される。本発明の粉体分散安定剤においては、HLBが1〜3であることが好ましい。
また、粉体同士の凝集を防止するAブロック鎖の広がりは、高分子の分子量に依存し、Aブロック鎖は高分子量であるほど凝集防止効果は高い。一方、粉体への吸着はBブロック鎖のファンデルワールス力等の弱い力によると考えられるため、Bブロック鎖は高分子量であるほど吸着能は高い。しかしながら、Bブロック鎖が隣同士の粉体間を架橋するほどの高分子量となると、粉体の凝集促進効果を示すようになること、またAB両ブロックの分子量が高くなりすぎると、粉体分散組成物の塗り伸ばしが難くなる場合があり、また伸びの重さを感じる場合がある。以上のことから、分子量についても適切な範囲があり、本発明の粉体分散安定剤においては、分子量は3000〜20000が好ましい。
本発明の粉体分散安定剤により、粉体が分散される分散媒は油分である。例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の環状ポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン等の変性シリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、高重合メチルポリシロキサン等のシリコーン系樹脂等の1種または二種以上の油分が好ましい。
また、シリコーン系分散媒には、本発明の効果を損なわない限り、他の油性成分を配合することも可能である。例えば、流動パラフィン、固形パラフィン、ワセリン、セレシン等の炭化水素油、ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油、天然油脂、パーフルオロポリエーテル、ラノリン、カルナバロウ等のワックス、高級脂肪酸、高級アルコール、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、ビニルピロリド樹脂等の樹脂等が挙げられる。
本発明の粉体分散安定剤は粉体とシリコーン油とを含有する粉体分散組成物に好ましく使用される。
分散させる粉体は特に限定されない。特に酸化チタン若しくは酸化亜鉛が好ましい。両者の混合粉体においても分散安定性が極めて高いことも本願発明の特質である。
粉体の平均粒子径は0.5〜150nmが好ましい。
この場合、酸化チタン若しくは酸化亜鉛の粉体を紫外線散乱剤として配合する場合は、平均粒子径1〜50nmの微粒子が好ましい。本発明の粉体分散安定剤により、特にシリコーン油を配合した水中油型乳化組成物(O/W型乳化組成物)において本発明の効果が好ましく発揮される。本発明の粉体分散安定剤は化粧料に配合されることが好ましく、粉体を0.1〜30質量%、特に好ましくは1〜20質量%配合する化粧料に特に好ましい。そして、粉体分散組成物は、任意の化粧料成分を配合して化粧料として好ましく使用される。本発明の化粧料は任意の常法により製造される。
なお、本発明の粉体分散安定剤は、粉体を表面処理することにより、粉体の分散安定性を向上させることも可能である。
本発明の粉体分散組成物、特に微粒子粉体分散物は、粉体と、両末端シリコーン化PEGと、シリコーン系分散媒とを機械的に分散処理することにより製造することができる。
予備混練や分散処理には、必要に応じて加熱しながら、適当な分散機械を用いればよい。調整するスラリーの粘度に応じて、ローラーミル、高圧ホモジナイザー、ビーズミル等の分散機械を適宜選択して用いる。なお、粉体分散安定剤の配合量は、適宜決定されるが、通常、粉体分散組成物全量に対して0.1〜30質量%、さらに望ましくは1〜10重量%である。
本発明の粉体分散安定剤により、粉体が分散される分散媒は油分であるが、この粉体分散安定剤は乳化剤としての機能を有する。したがって、粉体分散安定剤となる一般式(a)、(b)、(c)の化合物(両末端シリコーン化ポリエチレングリコール)は乳化剤として使用することが可能であり、種々の油分を外相とした油中水型組成物が製造できる。もちろん、組成物中にて乳化剤として機能させるために使用する場合は、必ずしも粉体が配合される必要はない。
本発明の乳化剤は、特に極性油性成分やシリコーン油を油相に含有する油中水型乳化組成物を製造するのに好ましく、特に極性油性成分のIOBが0.05〜0.80である極性油分を含有する油中水型乳化組成物を好ましく提供できる。例えば、化粧料用油分であるパラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジピバリン酸トリプロピレングリコール、オクタン酸セチル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタンエリスリット、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、安息香酸(炭素数12〜15)アルキル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリル酸2−エチルヘキシルなどの極性油分を配合した油中水型皮膚外用組成物を好ましく製造できる。
この極性油分を外相に有する油中水型皮膚外用組成物には、希望する任意の量の常温(15℃)で固体の紫外線吸収剤を溶解して安定に配合できる利点がある。例えば、常温で固体の紫外線吸収剤として、2,4−ビス−[{4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ}−フェニル]−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2'−エチルヘキシル−1'−オキシ)−1,3,5−トリアジン、及び/又は、1−[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−3−(4−メトキシフェニル)−1,3−プロパンジオンを安定に配合できる。
乳化剤としての配合量は、適宜決定されるが、通常、油中水型乳化組成物全量に対して0.01〜10質量%、さらに望ましくは0.1〜5.0重量%であり、常法に応じて、油中水型乳化組成物並びに他の皮膚外用剤配合成分を混合して油中水型皮膚外用組成物を製造できる。配合量がこれよりも少ない場合には乳化安定性が不良となり、これよりも多い場合には、べたつきが生じ、使用感触が不良となる。
なお、上述したように、紫外線吸収剤とともに、粉体として酸化チタン若しくは酸化亜鉛などの紫外線散乱剤を配合した油中水型皮膚外用剤は、日焼け止め皮膚外用剤として好ましく利用される。
次に本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。本発明は、これらの実施例によって限定されない。配合量は特に断りのない限り全量に対する質量%である。
「実施例1 本発明の粉体分散安定剤である両末端シリコーン化ポリエチレングリコールの合成」
ポリエチレングリコール(Mw≒1000)30g、およびトルエン1500mlを反応容器に仕込み、ポリエチレングリコールが溶解後、沸石を投入し130℃まで上昇させ1時間程度トルエン中の水分を共沸させる。その後80℃にて還流、窒素ガス流入条件下、片末端水酸基ポリジメチルシロキサン(Mw≒5000。下記(g)の化合物、m≒70:サイラプレーン FM−0421,チッソ製)300gをモレキュラーシーブスにより脱水されたトルエンにより希釈し添加、均一を確認後、さらに、脱水トルエンで希釈されたヘキサメチレンジイソシアネート10.1gおよびジラウリン酸ジブチルすず(IV)0.47gを加え、70℃にて20時間反応させる。20時間経過後、水5mlを添加し反応を停止させる。室温に戻した後、反応溶液をエバポレーションにより濃縮し、流動性のある粘性液体の目的化合物を得る。




(g)
Figure 2005154736
「実施例2 本発明の粉体分散安定剤である両末端シリコーン化ポリエチレングリコールの合成」
ポリエチレングリコール(Mw≒600)18g、およびトルエン1500mlを反応容器に仕込み、ポリエチレングリコールが溶解後、沸石を投入し130℃まで上昇させ1時間程度トルエン中の水分を共沸させる。その後80℃にて還流、窒素ガス流入条件下、片末端水酸基ポリジメチルシロキサン(Mw≒5000。実施例1で使用したもの)300gをモレキュラーシーブスにより脱水されたトルエンにより希釈し添加、均一を確認後、さらに、脱水トルエンで希釈したヘキサメチレンジイソシアネート10.1gおよびジラウリン酸ジブチルすず(IV)0.47gを加え、70℃にて20時間反応を行う。
20時間経過後、水5mlを添加し反応を停止させる。室温に戻した後、反応溶液をエバポレーションにより濃縮し、流動性のある粘性液体の目的化合物を得る。
「実施例3 本発明の粉体分散安定剤である両末端シリコーン化ポリエチレングリコールの合成」
ポリエチレングリコール(Mw≒1500)45g、およびトルエン1500mlを反応容器に仕込み、ポリエチレングリコールが溶解後、沸石を投入し130℃まで上昇させ1時間程度トルエン中の水分を共沸させる。その後80℃にて還流、窒素ガス流入条件下、片末端水酸基ポリジメチルシロキサン(Mw≒5000。実施例1で使用したもの)300gをモレキュラーシーブスにより脱水されたトルエンにより希釈し添加、均一を確認後、さらに、脱水トルエンで希釈したヘキサメチレンジイソシアネート10.1gおよびジラウリン酸ジブチルすず(IV)0.47gを加え、70℃にて20時間反応を行う。20時間経過後、水5mlを添加し反応を停止させた。室温に戻した後、反応溶液をエバポレーションにより濃縮し、流動性のある粘性液体である目的化合物を得る。
「実施例4 本発明の粉体分散安定剤である両末端シリコーン化ポリエチレングリコールの合成」
ポリエチレングリコール(Mw≒1500)30g、およびトルエン1500mlを反応容器に仕込み、ポリエチレングリコールが溶解後、沸石を投入し130℃まで上昇させ1時間程度トルエン中の水分を共沸させる。その後80℃にて還流、窒素ガス流入条件下、片末端水酸基ポリメチルフェニルシロキサン(Mw≒8000)480gをモレキュラーシーブスにより脱水されたトルエンにより希釈し添加、均一を確認後、さらに、脱水トルエンで希釈したヘキサメチレンジイソシアネート10.1gおよびジラウリン酸ジブチルすず(IV)0.47gを加え、70℃にて20時間反応を行う。20時間経過後、水5mlを添加し反応を停止させた。室温に戻した後、反応溶液をエバポレーションにより濃縮し、流動性のある粘性液体である目的化合物を得る。
上記実施例1、2、3、4の合成スキームを図2に示す。
実施例1の方法で合成した化合物の、KBr薄板法によるIRスペクトルを図3に示す。
スペクトル中、800、1000、1260、2960cm-1付近のピークよりポリジメチルシロキサンに、また、1450、2870cm-1付近のピークよりポリオキシエチレンに、さらに1760cm-1付近にウレタン結合のカルボニル基、3300cm-1付近にウレタン結合のアミド基に由来する吸収が、それぞれ認められることから、合成はスキーム通りに進行し、目的化合物が得られていることが分かる。
「実施例5 本発明の粉体分散安定剤である両末端シリコーン化ポリエチレングリコールの合成」
片末端水素化ジメチルポリシロキサン(Mw≒5500。下記(h)の化合物、m≒70)100g、ポリエチレングリコール(20)ジアリルメチルエーテル9g(下記(i)の化合物、n≒20)およびイソプロピルアルコール100gを反応容器に仕込み、3%塩化白金酸イソプロピルアルコール溶液0.05gを加えて80℃で5時間反応させる。続いて0.01NのHCl水溶液を1.5g添加し、60℃にて3時間加水分解を行った後、1%重曹水0.2gを添加して中和を行った。反応溶液をエバポレーションにより濃縮し、流動性のある粘性液体である目的化合物を得る。
(h)
Figure 2005154736
(i)
Figure 2005154736
「実施例6 本発明の粉体分散安定剤である両末端シリコーン化ポリエチレングリコールの合成」
片末端水素化ジメチルポリシロキサン(Mw≒5500。実施例5と同じもの)100gポリエチレングリコール(15)ジアリルメチルエーテル6.8g(実施例4と同じもの)、およびイソプロピルアルコール100gを反応容器に仕込み、3%塩化白金酸イソプロピルアルコール溶液0.05gを加えて80℃で5時間反応させる。続いて0.01NのHCl水溶液を1.5g添加し、60℃にて3時間加水分解を行った後、1%重曹水0.2gを添加して中和を行う。反応溶液をエバポレーションにより濃縮し、流動性のある粘性液体である目的化合物を得る。
「実施例7 本発明の粉体分散安定剤である両末端シリコーン化ポリエチレングリコールの合成」
片末端水素化ジメチルポリシロキサン(Mw≒5500。実施例5と同じもの)100g、ポリエチレングリコール(30)ジアリルメチルエーテル13.5g(実施例4と同じもの)、およびイソプロピルアルコール100gを反応容器に仕込み、3%塩化白金酸イソプロピルアルコール溶液0.05gを加えて80℃で5時間反応させた。続いて0.01NのHCl水溶液を1.5g添加し、60℃にて3時間加水分解を行った後、1%重曹水0.2gを添加して中和を行う。反応溶液をエバポレーションにより濃縮し、流動性のある粘性液体である目的化合物を得る。
上記実施例5、6、7の合成スキームを図3に示す。
「比較例1 両末端シリコーン化ポリエチレングリコールの合成」
ポリエチレングリコール(Mw≒200)20g、およびトルエン1500mlを反応容器に仕込み、ポリエチレングリコールが溶解後、沸石を投入し130℃まで上昇させ1時間程度トルエン中の水分を共沸させる。その後80℃にて還流、窒素ガス流入条件下、片末端水酸基ポリジメチルシロキサン(Mw≒1000、サイラプレーン FM−0411、チッソ製)200gをモレキュラーシーブスにより脱水されたトルエンにより希釈し添加、均一を確認後、さらに、脱水トルエンで希釈されたヘキサメチレンジイソシアネート34gおよびジラウリン酸ジブチルすず(IV)1.58gを加え、70℃にて20時間反応を行った。20時間経過後、水5mlを添加し反応を停止させる。室温に戻した後、反応溶液をエバポレーションにより濃縮し、流動性のある粘性液体の目的化合物を得る。
「比較例2 両末端シリコーン化ポリエチレングリコールの合成」
ポリエチレングリコール(Mw≒1000)80g、およびトルエン1500mlを反応容器に仕込み、ポリエチレングリコールが溶解後、沸石を投入し130℃まで上昇させ1時間程度トルエン中の水分を共沸させる。その後80℃にて還流、窒素ガス流入条件下、片末端水酸基ポリジメチルシロキサン(Mw≒1000、サイラプレーン FM−0411、チッソ製)160gをモレキュラーシーブスにより脱水されたトルエンにより希釈し添加、均一を確認後、さらに、脱水トルエンで希釈されたヘキサメチレンジイソシアネート26.9gおよびジラウリン酸ジブチルすず(IV)1.26gを加え、70℃にて20時間反応を行った。20時間経過後、水5mlを添加し反応を停止させる。室温に戻した後、反応溶液をエバポレーションにより濃縮し、流動性のある粘性液体の目的化合物を得る。
「比較例3 両末端ポリエチレングリコール化シリコーンの合成」
片末端メトキシポリエチレングリコール(Mw≒600)24g、およびトルエン1500mlを反応容器に仕込み、ポリエチレングリコールが溶解後、沸石を投入し130℃まで上昇させ1時間程度トルエン中の水分を共沸させる。その後80℃にて還流、窒素ガス流入条件下、両末端水酸基ポリジメチルシロキサン(Mw≒10000、サイラプレーン FM−4425、チッソ製)200gをモレキュラーシーブスにより脱水されたトルエンにより希釈し添加、均一を確認後、さらに、脱水トルエンで希釈されたヘキサメチレンジイソシアネート6.73gおよびジラウリン酸ジブチルすず(IV)0.32gを加え、70℃にて20時間反応を行った。20時間経過後、水5mlを添加し反応を停止させる。室温に戻した後、反応溶液をエバポレーションにより濃縮し、流動性のある粘性液体の目的化合物を得る。
「分散安定性の評価」
<分散体の作成>
微粒子粉体38g、実施例1の方法で作成した分散剤12gをシリコーン系分散媒50gに添加し、微粒子粉体との重量比が1:1になるように、ガラスビーズ(1mmΦ)を加え、ペイントシェイカーにて1時間混合してスラリー状の分散体を作成する。また、実施例1で製造した分散剤の代わりに、比較例1および比較例2の方法で製造した分散剤12gを用いた分散体も同様に作成する。分散させる粉体には、下記P1、P2、P1とP2を半量ずつの混合粉体の3種を用いる。
用いた各成分を以下に示す。
(1)微粒子粉体(P1):脂肪酸石鹸処理微粒子二酸化チタン
商品名:100TV(テイカ社製)
粒子径:長径約0.03μm、短径約0.005μm
ミリスチン酸アルミニウム処理量:10質量%
(2)微粒子粉体(P2):シリコーン処理シリカ被覆酸化亜鉛
商品名:SS-Activox C80(昭和電工製)
粒子径:約0.03μm
シリカ処理量:20質量%
(3)分散媒:デカメチルシクロペンタシロキサン
商品名:KF−995(信越化学工業製)
<分散特性の評価>
分散物のレオロジー測定を行い、各両末端シリコーン化ポリエチレングリコールの粉体の分散安定性を評価する。
(評価方法)
評価装置:TAインスツルメンツ社製 コーンプレート型粘度計 AR1000−N
測定条件:4cm4°スチール製ジオメトリー
せん断速度 0.2s-1〜500s-1 25℃
(結果)
実施例1の両末端シリコーン化ポリエチレンオキシドを用いた分散体の評価結果を図4に示す。
比較例1の方法で合成した両末端シリコーン化ポリエチレオキサイドを用いた分散体の評価結果を図5に示す。
比較例2の方法で合成した両末端シリコーン化ポリエチレオキサイドを用いた分散体の評価結果を図6に示す。
分散体中の粉体の分散安定性が良好な場合、その流動特性は分散媒であるシリコーンの流動特性を反映することになり、いかなるせん断速度でも粘度がほぼ一定であるニュートニアン的な挙動を示す。
比較例1の図5において、粉体として酸化チタン(P1)を用いた分散体は、ニュートニアン的な流動挙動を示しているが、酸化チタン(P1)と酸化亜鉛(P2)を混合した分散体は、低せん断速度領域で粘度の大幅な上昇が確認され、粉体が凝集していることが示唆された。
比較例2の図6において、粉体として酸化チタン(P1)を用いた分散体で、低せん断速度領域において著しい粘度上昇が確認され、粉体は凝集していることが示唆された。
これに対し、実施例1の図4においては、酸化チタン(P1)、酸化亜鉛(P2)、酸化チタン(P1)と酸化亜鉛(P2)混合、いずれの粉体を用いた場合でも、分散体はニュートニアン的な流動特性を示し、分散安定性が良好であることが示唆された。特に、混合した粉体(P1およびP2)を用いた際に分散体がニュートニアン的な挙動を示す分散剤はこれまで報告されておらず、本発明の分散安定剤の分散安定性向上効果が非常に高いことを示している。
上記の評価測定から、実施例1〜3の粉体分散安定剤は優れた分散安定剤を発揮する。なお、実施例4〜6の化合物も、実施例1〜3と同様の分散安定性が発揮される。
「分散安定性の評価:HLBと分子量の関係」
合成例1〜4、比較例1〜3と同様にして合成した両末端シリコーン化PEGおよび両末端ポリエチレングリコール化シリコーンの粉体分散特性を、上記方法と同様にレオロジー測定により評価した結果を下記に示す。各表から、本発明の粉体分散安定剤は優れた分散特性を有することが分る。





Figure 2005154736
分散特性
○:良好、△:ほぼ良好、×:不良
Figure 2005154736
分散特性
○:良好、△:ほぼ良好、×:不良
以下に、本発明の粉体分散安定剤、粉体分散組成物を使用する化粧料を示す。
実施例7:サンカット水中油型乳液
(1)ステアリン酸アルミニウム処理二酸化チタン 5
(2)ステアリン酸デキストリン処理酸化亜鉛 5
(3)実施例1の粉体分散安定剤 3
(4)デカメチルペンタシクロシロキサン 13
(5)パラメトキシ桂皮酸オクチル 5
(6)PEG−60水添ヒマシ油 2
(7)ダイナマイトグリセリン 6
(8)サクシノグリカン 0.3
(9)カルボキシメチルセルロース 0.3
(10)エタノール 5
(11)イオン交換水 残余
(製法)
(1)〜(5)を混合し、ビーズミルで分散破砕した後、(6)〜(11)を溶解した水相に対して、ホモミキサーをかけながら添加する。
実施例8:水中油型乳液ファンデーション
(1)パルミチン酸アルミニウム処理二酸化チタン 5
(2)パルミチン酸アルミニウム処理酸化亜鉛 5
(3)金属石鹸処理タルク 3
(4)アルキル変性シリコン樹脂被覆黄酸化鉄 0.8
(5)アルキル変性シリコン樹脂被覆黒酸化鉄 0.16
(6)アルキル変性シリコン樹脂被覆ベンガラ 0.36
(7)実施例4の粉体分散安定剤 3
(8)POE変性メチルポリシロキサン 1
(9)デカメチルペンタシクロシロキサン 15
(10)パラメトキシ桂皮酸オクチル 5
(11)PEG−60水添ヒマシ油 2
(12)ダイナマイトグリセリン 6
(13)キサンタンガム 0.3
(14)カルボキシメチルセルロース 0.3
(15)エタノール 5
(16)イオン交換水 残余
(製法)
(1)〜(10)を混合し、ビーズミルで分散破砕した後、(11)〜(16)を溶解した水相に対して、ホモミキサーをかけながら添加する。
実施例9:紫外線防御美白美容液
(1)ステアリン酸アルミニウム処理二酸化チタン 5
(2)ステアリン酸アルミニウム処理酸化亜鉛 5
(3)実施例2の粉体分散安定剤 3
(4)デカメチルペンタシクロシロキサン 15
(5)パラメトキシ桂皮酸オクチル 5
(6)PEG−60水添ヒマシ油 2
(7)ダイナマイトグリセリン 6
(8)サクシノグリカン 0.3
(9)カルボキシメチルセルロース 0.3
(10)エタノール 6
(11)クエン酸 適量
(12)クエン酸ナトリウム 適量
(13)アスコルビン酸グリコシド 2
(14)苛性カリ 適量
(15)イオン交換水 残余
(製法)
(1)〜(5)を混合し、ビーズミルで分散破砕した後、(6)〜(15)を溶解した水相に対して、ホモミキサーをかけながら添加する。
実施例10 W/O型ファンデーション
(1)セリサイト 5 質量%
(2)カオリン 4
(3)二酸化チタン 6
(4)ベンガラ 0.36
(5)黄酸化鉄 0.8
(6)黒酸化鉄 0.16
(7)ステアリン酸アルミニウム処理二酸化チタン 4
(8)デキストリン脂肪酸処理酸化亜鉛 4
(9)実施例3の粉体分散安定剤 3
(10)流動パラフィン 5
(11)デカメチルシクロペンタシロキサン 29
(12)POE変性ジメチルポリシロキサン 4
(13)イオン交換水 36
(14)1,3−ブチレングリコール 5
(15)防腐剤 0.1
(16)香料 0.08
(製法)
(7)、(8)及び(9)をビーズミルで分散破砕した後、これに(1)〜(6)、(10)及び(11)を加えて混合し、油相とした。(12)〜(15)を70℃で加熱溶解し、油相に添加して乳化した。さらに(16)を加えて混合し、容器に充填する。
実施例11 油性ファンデーション
(1)タルク 14.3質量%
(2)カオリン 10
(3)ベンガラ 1
(4)デキストリン脂肪酸処理黄酸化鉄 3
(5)デキストリン脂肪酸処理黒酸化鉄 0.2
(6)デキストリン脂肪酸処理二酸化チタン 5
(7)デキストリン脂肪酸処理酸化亜鉛 5
(8)流動パラフィン 20
(9)ジメチルポリシロキサン 15
(10)オクチルメトキシシンナメート 1
(11)セスキイソステアリン酸ソルビタン 2
(12)イソヘキサデシルアルコール 10
(13)セレシン 4
(14)カルナバロウ 1
(15)実施例5の粉体分散安定剤 3
(16)香料 適量
(製法)
(8)及び(10)〜(14)を90℃で加熱混合し、油相とした。別に、(6)、(7)(9)及び(15)を混合し、ビーズミルで分散破砕した後、この混練物と、(1)〜(5)とを油相に加え、ディスパーで混合した。さらに(16)を混合し、容器に充填して冷却する。
実施例12 2層タイプW/Oサンスクリーン
(1)タルク 6 質量%
(2)ステアリン酸アルミニウム処理微粒子二酸化チタン 6
(3)ステアリン酸アルミニウム処理微粒子酸化亜鉛 10
(4)実施例3の粉体分散安定剤 3
(5)流動パラフィン 1
(6)デカメチルシクロペンタシロキサン 30
(7)ジメチルポリシロキサン 20
(8)POE変性ジメチルポリシロキサン 2
(9)イオン交換水 15
(10)1,3−ブチレングリコール 8
(11)防腐剤 0.1
(12)香料 0.1
(製法)
(5)、(6)及び(8)を70℃で加熱混合し、油相とする。別に、(2)〜(4)及び(7)を混合し、三本ローラーで混練した。この混練物と、(1)とを油相に加え、ディスパーで混合する。これに、(9)〜(11)を70℃で加熱溶解したものを加えて乳化し、さらに(12)を混合して、容器に充填する。
実施例13 スティックタイプサンスクリーン
(1)タルク 3 質量%
(2)カオリン 10
(3)マイカ 3
(4)パルミチン酸アルミニウム処理微粒子二酸化チタン25
(5)ジメチルポリシロキサン 20
(6)パルミチン酸イソプロピル 13.9
(7)固形パラフィン 2
(8)マイクロクリスタリンワックス 3
(9)ワセリン 10
(10)セレシン 8
(11)カルナバロウ 1
(12)実施例4の粉体分散安定剤 2
(13)香料 0.1
(製法)
(6)〜(11)を90℃で加熱混合し、油相とする。別に、(4)、(5)及び(12)を混合し、三本ローラーで混練した。この混練物と、(1)〜(3)とを油相に加え、ディスパーで混合する。さらに(13)を混合し、容器に充填して冷却する。
「乳化安定性」
次に、実施例1で合成した両末端シリコーン化ポリエチレングリコールの各種油分に対する乳化剤機能の評価結果を以下に示す。「表3」に示す処方にて油中水型乳化組成物を製造し、乳化直後及び50℃2週間放置後の乳化安定性を目視により評価した。比較例4及び比較例5は、本発明の乳化剤の代わりに、他の乳化剤を配合した組成物である。
評価の判定は、目視により、分離が生じた場合は×、分離がなく安定した乳化物の場合場合は○と評価した。この結果より、両末端シリコーン化ポリエチレングリコールからなる乳化剤は、実質的に他の乳化剤を使用しなくても、化粧料油分として有用な炭化水素系極性油(実施例14)、シリコーン油(実施例15)のいずれの油分に対しても、安定にW/O乳化が可能であることが分かる。

Figure 2005154736
以下に、本発明の乳化剤を使用した油中水型乳化化粧料の処方例を挙げる。
実施例16 油中水型サンスクリーン 質量%
(A)
実施例1の化合物 3.0
安息香酸(炭素数12〜15)アルキル 10.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 10.0
2−オクチルドデカノール 5.0
オクチルメトキシケイ皮酸 5.0
4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 1.0
2,4−ビス−[[4−(2−エチルヘキシルオキシ) 4.0
−2−ヒドロキシ]−フェニル]−6−
(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン
香料 適 量
(B)
ブチレングリコール 5.0
精製水 残 量

<製法> (A)成分を70℃に加温し、溶解した後に、(B)相を70℃に加温して、ディスパー攪拌下で、(A)相へ添加し、十分混合する。その後、30℃まで冷却して、油中水型サンスクリーンを得た。
得られた油中水型サンスクリーンは、のびが良く、乳化物の経時安定性が非常に良好なものであった。
本発明の粉体分散安定剤及びこれを含有する粉体分散組成物は優れた粉体の分散安定性を示し、化粧料を始めとする様々な用途に利用できる。
また、本発明の乳化剤は安定した油中水型乳化組成物を製造できる。極性油分やシリコーン油を安定に乳化した油中水型皮膚外用剤として極めて有用である。
本発明の粉体分散安定剤の分散安定性を示す模式図である。 ウレタン結合により得られる本発明の粉体分散安定剤の合成スキームを説明した図である。 エーテル結合により得られる本発明の粉体分散安定剤の合成スキームを説明した図である。 実施例1で製造した両末端シリコーン化ポリエチレングリコールの薄板法によるIR測定のチャートである。 実施例1の粉体分散安定剤、シリコーン溶媒を用いた粉体分散組成物のせん断速度を変化させたレオロジー測定結果である。 比較例1の粉体分散安定剤、シリコーン溶媒を用いた粉体分散組成物のせん断速度を変化させたレオロジー測定結果である。 比較例2の粉体分散安定剤、シリコーン溶媒を用いた粉体分散組成物のせん断速度を変化させたレオロジー測定結果である。

Claims (20)

  1. 下記一般式(a)で表される両末端シリコーン化ポリエチレングリコールからなる粉体分散安定剤。
    (a)
    Figure 2005154736
    式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分岐アルキレン基、もしくはフェニル基であり、Xは任意の結合基である。lは1〜5、mは40〜90、nは10〜40である。
  2. 下記一般式(b)で表される両末端シリコーン化ポリエチレングリコールからなる粉体分散安定剤。
    (b)
    Figure 2005154736
    式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分岐アルキレン基、もしくはフェニル基、lは1〜5、mは40〜90、nは10〜40である。
  3. 下記一般式(c)で表される両末端シリコーン化ポリエチレングリコールからなる粉体分散安定剤。
    (c)
    Figure 2005154736
    式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分枝アルキレン基もしくはフェニル基、mは40〜90、nは10〜40である。
  4. HLB値が1.0〜3.0であり、かつ分子量が3000〜20000である請求項1〜3記載の粉体分散安定剤
  5. 請求項1〜4記載の粉体分散安定剤と、粉体と、シリコーン油とを含有する粉体分散組成物。
  6. 請求項1〜4記載の粉体分散安定剤を配合することを特徴とする化粧料。
  7. 請求項5記載の粉体分散組成物からなる化粧料。
  8. 下記一般式(a)で表される両末端シリコーン化ポリエチレングリコールからなる乳化剤。
    (a)
    Figure 2005154736
    式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分岐アルキレン基、もしくはフェニル基であり、Xは任意の結合基である。lは1〜5、mは40〜90、nは10〜40である。
  9. 下記一般式(b)で表される両末端シリコーン化ポリエチレングリコールからなる乳化剤。
    (b)
    Figure 2005154736
    式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分岐アルキレン基、もしくはフェニル基、lは1〜5、mは40〜90、nは10〜40である。
  10. 下記一般式(c)で表される両末端シリコーン化ポリエチレングリコールからなる乳化剤。
    (c)
    Figure 2005154736
    式中、Rは炭素数1〜12の直鎖又は分枝アルキレン基もしくはフェニル基、mは40〜90、nは10〜40である。
  11. HLB値が1.0〜3.0であり、かつ分子量が3000〜20000である請求項8〜10記載の乳化剤。
  12. 請求項8〜11記載の乳化剤を含有することを特徴とする油中水型乳化組成物。
  13. 請求項12記載の油中水型乳化組成物からなる油中水型皮膚外用組成物。
  14. 極性油性成分を含有することを特徴とする請求項13記載の油中水型皮膚外用組成物。
  15. 前記極性油性成分のIOBが0.05〜0.80であることを特徴とする請求項14記載の油中水型皮膚外用組成物。
  16. 前記極性油性成分が、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジピバリン酸トリプロピレングリコール、オクタン酸セチル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタンエリスリット、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、安息香酸(炭素数12〜15)アルキル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、コハク酸ジ2−エチルヘキシル、2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリル酸2−エチルヘキシルからなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項14記載の油中水型皮膚外用組成物。
  17. さらにシリコーン油を含有することを特徴とする請求項13〜16記載の油中水型皮膚外用組成物。
  18. さらに常温で固体の紫外線吸収剤を含有することを特徴とする請求項13〜17記載の油中水型皮膚外用組成物。
  19. 前記常温で固体の紫外線吸収剤が、2,4−ビス−[{4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ}−フェニル]−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリアニリノ−(p−カルボ−2'−エチルヘキシル−1'−オキシ)−1,3,5−トリアジン、及び/又は、1−[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−3−(4−メトキシフェニル)−1,3−プロパンジオンであることを特徴とする請求項18記載の油中水型皮膚外用剤組成物。
  20. さらに紫外線散乱剤を含有することを特徴とする請求項13〜19記載の油中水型皮膚外用組成物。
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