JP2005154098A - フォーク水平装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 フォーク2、ティルトシリンダ3、ティルト制御弁4、ティルトレバー5、水平検出器6、前傾検出器7、高揚高位置検出器8、水平停止弁9、速度低減弁10とで構成し、とりわけフォーク2が水平になった事を検出する水平検出器6と、ティルトレバー5が前傾操作された事を検出する前傾検出器7と、フォーク2が高揚高位置になった事を検出する高揚高位置検出器8と、少なくとも前傾検出器7と水平検出器6とに依り制御されてティルトレバー5が前傾操作されると共にフォーク2が水平になった時にはティルトシリンダ3の前傾動作を停止し得る水平停止弁9と、高揚高位置検出器8に依り制御されてフォーク2が高揚高位置にある時にはティルトシリンダ3の作動速度を低減し得る速度低減弁10とを設ける。
【選択図】 図1
Description
(1) 可変周期発音手段(ブザー等)を用いて手動に依りフォークを水平にするもの(特許文献1)。
(2) 各種センサとコントローラ(マイクロコンピュータ)を用いて自動的にフォークを水平にするもの(特許文献2〜7)。
フォークを後傾状態から水平状態にする場合には、ティルトレバーが前傾操作される。そうすると、前傾検出器に依りこの事が検出されると共に、ティルト制御弁に依りティルトシリンダが前傾動作されてフォークが後傾状態から水平状態に戻されて行く。フォークが水平状態になると、水平検出器に依りこの事が検出され、この水平検出器と前傾検出器とに依り水平停止弁が作動されてティルトシリンダの前傾動作が停止され、フォークが水平状態にされる。
フォークが高揚高位置にある時には、高揚高位置検出器に依り速度低減弁が制御されてティルトシリンダの作動速度が低減される。従って、フォークが高揚高位置にあって後傾状態から水平状態に戻されて停止される過程に於ては、その動作速度が減少されるので、自動で停止される際のショックを軽減する事ができる。
水平検出器と前傾検出器と高揚高位置検出器と水平停止弁と速度低減弁とを設けるだけであるので、構造が比較的簡単でコストも余り掛からない。
(1) フォーク、ティルトシリンダ、ティルト制御弁、ティルトレバー、水平検出器、前傾検出器、高揚高位置検出器、水平停止弁、速度低減弁とで構成し、とりわけフォークが水平になった事を検出する水平検出器と、ティルトレバーが前傾操作された事を検出する前傾検出器と、フォークが高揚高位置になった事を検出する高揚高位置検出器と、少なくとも前傾検出器と水平検出器とに依り制御されてティルトレバーが前傾操作されると共にフォークが水平になった時にはティルトシリンダの前傾動作を停止し得る水平停止弁と、高揚高位置検出器に依り制御されてフォークが高揚高位置にある時にはティルトシリンダの作動速度を低減し得る速度低減弁とを設けたので、自動的にフォークを水平にできると共に、それでいて構造が簡単でコストが余り掛からない。
(2) 水平検出器、前傾検出器、高揚高位置検出器、水平停止弁、速度低減弁を設けるだけであるので、既存のものへも容易に適用できる。
図1は、本発明のフォーク水平装置を示す油圧回路図。図2は、電気回路図である。
ポンプ14は、エンジンやモータ等の原動機16に依り回転駆動されるものであり、吸込側がタンク15に接続されていると共に、吐出側とタンク15との間には、リリーフ弁17が介設されている。タンク15には、油液が貯溜されている。
フォーク水平装置1を機能させない場合は、図2に示す如く、メインスイッチMSがオフにされる。そうすると、図2に示す電気回路は、全て機能しないので、水平停止弁9が連通位置(図1の左側位置)に保たれると共に、速度低減弁10の通断電磁弁19が連通位置(図1の右側位置)に保たれる。
この様な状態で、ティルトレバー5が図1の鎖線で示す如く前傾操作されると、ティルト制御弁4が前傾位置(図1の右側位置)に切り換えられてポンプ14からの圧油が逆止弁13→ティルト制御弁4→ティルトシリンダ3の前傾側作動室11に供給されると共に、ティルトシリンダ3の後傾側作動室12の油が水平停止弁9→速度低減弁10の通断電磁弁19→ティルト制御弁4→タンク15へ戻される。その結果、ティルトシリンダ3が前傾動作(伸長)されてマスト52が前傾される事に依りフォーク2が前傾される。
逆に、ティルトレバー5が後傾操作されると、ティルト制御弁4が後傾位置(図1の左側位置)に切り換えられてポンプ14からの圧油が逆止弁13→ティルト制御弁4→速度低減弁10の通断電磁弁19→水平停止弁9→ティルトシリンダ3の後傾側作動室12に供給されると共に、ティルトシリンダ3の前傾側作動室11の油がティルト制御弁4→タンク15へ戻される。その結果、ティルトシリンダ3が後傾動作(短縮)されてマスト52が後傾される事に依りフォーク2が後傾される。
そうすると、ティルトシリンダ3に依りマスト52が前傾されてフォーク2が前傾される。この時、フォーク2が高揚高位置にあるので、高揚高位置検出器8であるリミットスイッチLS3がオンにされると共に、ティルトレバー5が前傾操作される事に依り前傾検出器7であるリミットスイッチLS2がオンにされる。高揚高位置検出器8であるリミットスイッチLS3がオンにされると、リレーR1,R3のコイルが励磁されてその常開接点が閉成される。リレーR1の常開接点が閉成されると、ソレノイドSOL2が励磁されて通断電磁弁19が遮断位置に切り換えられ、速度低減弁10としては可変絞り弁18が機能する状態にされる。この為、ティルトシリンダ3の後傾側作動室12からタンク15へ還流される油は、速度低減弁10の可変絞り弁18に依り絞られてティルトシリンダ3の後傾動作が減速される。そして、マスト52が垂直位置になってフォーク2が水平状態になると、水平検出器6であるリミットスイッチLS1がオンにされる。水平検出器6であるリミットスイッチLS1がオンにされると、先に、前傾検出器7であるリミットスイッチLS2がオンにされているので、リレーR2のコイルが励磁されてその常開接点が閉成される。リレーR2の常開接点が閉成されると、先に、リレーR3の常開接点が閉成されているので、ソレノイドSOL1が励磁されて水平停止弁9が逆止位置に切り換えられる。この為、ティルトシリンダ3の後傾側作動室12からタンク15へ還流される油は、この水平停止弁9に依り阻止されてマスト52が垂直位置に停止される事に依りフォーク2が水平状態に停止される。その後、ティルトレバー5が中立位置に戻されると、ティルトシリンダ3が前記の状態に保持されて保たれてフォーク2が水平状態に保たれる。この様な状態からティルトレバー5が後傾操作されると、マスト52及びフォーク2が後傾される。
水平検出器6と前傾検出器7と高揚高位置検出器8と水平停止弁9と速度低減弁10とを追加するだけであるので、構造が比較的簡単でコストも余り掛からない。
水平検出器6は、先の例では、マスト52の垂直位置を検出するものであったが、これに限らず、例えばフォーク2の水平位置を直接検出するものでも良い。
水平検出器6と前傾検出器7と高揚高位置検出器8は、先の例では、リミットスイッチを用いたが、これに限らず、例えば近接スイッチ等を用いても良い。
水平停止弁9は、先の例では、連通位置と逆止位置とを備えた二ポート二位置電磁弁を用いたが、これに限らず、例えば通断型の二ポート二位置電磁弁を用いても良い。
水平停止弁9と速度低減弁10は、先の例では、ティルトシリンダ3の後傾作動室12とティルト制御弁4との間の管路に設けたが、これに限らず、例えばティルトシリンダ3の前傾作動室11とティルト制御弁4との間の管路に設けても良い。
速度低減弁10は、先の例では、三ポート二位置電磁弁を用いたが、これに限らず、例えば通断型の二ポート二位置電磁弁を用いても良い。
Claims (3)
- 昇降可能且つ傾動可能なフォークと、フォークを傾動させるティルトシリンダと、ティルトシリンダの作動を制御するティルト制御弁と、ティルト制御弁を操作するティルトレバーと、フォークが水平になった事を検出する水平検出器と、ティルトレバーが前傾操作された事を検出する前傾検出器と、フォークが高揚高位置になった事を検出する高揚高位置検出器と、少なくとも前傾検出器と水平検出器とに依り制御されてティルトレバーが前傾操作されると共にフォークが水平になった時にはティルトシリンダの前傾動作を停止し得る水平停止弁と、高揚高位置検出器に依り制御されてフォークが高揚高位置にある時にはティルトシリンダの作動速度を低減し得る速度低減弁と、から構成した事を特徴とするフォーク水平装置。
- フォークは、傾動可能なマストに昇降可能に設けられていると共に、ティルトシリンダは、マストを傾動させる様に設けられ、水平検出器は、マストの垂直位置を検出すべく設けられている請求項1に記載のフォーク水平装置。
- 水平停止弁は、前傾検出器と水平検出器と高揚高位置検出器とに依り制御されてフォークが高揚高位置にあってティルトレバーが前傾操作されると共にフォークが水平になった時にはティルトシリンダの前傾動作を停止し得るものである請求項1に記載のフォーク水平装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003396769A JP2005154098A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | フォーク水平装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003396769A JP2005154098A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | フォーク水平装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005154098A true JP2005154098A (ja) | 2005-06-16 |
Family
ID=34722118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003396769A Pending JP2005154098A (ja) | 2003-11-27 | 2003-11-27 | フォーク水平装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005154098A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109437060A (zh) * | 2018-12-25 | 2019-03-08 | 安徽合力股份有限公司 | 一种电动叉车货叉自动找平的控制装置 |
-
2003
- 2003-11-27 JP JP2003396769A patent/JP2005154098A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109437060A (zh) * | 2018-12-25 | 2019-03-08 | 安徽合力股份有限公司 | 一种电动叉车货叉自动找平的控制装置 |
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