JP2005153468A - プロピレン系樹脂発泡シートおよび容器 - Google Patents

プロピレン系樹脂発泡シートおよび容器 Download PDF

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暁 花田
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茂文 多久野
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Abstract

【課題】
真空成形などの二次成形時に成形型への追随性に優れ、外観良好な容器の製造に適したプロピレン系樹脂発泡シートを提供する。
【解決手段】
プロピレン系樹脂からなる発泡倍率4〜10倍の発泡層(1)と、プロピレン系樹脂100重量部およびエチレンと炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体3〜15重量部からなる非発泡層(2)とを有するプロピレン系樹脂発泡シート。
【選択図】 なし

Description

本発明は、プロピレン系樹脂発泡シートおよび該プロピレン系樹脂発泡シートを真空成形して得られる容器に関する。
プロピレン系樹脂発泡シートは、断熱性、軽量性、耐熱性、リサイクル性などに優れることから、食品などの包装容器として需要が高まっている。一般に食品などの包装容器を製造する場合には、種々の形状の容器を比較的容易に成形する可能であることや生産効率などの観点から、真空成形により製造することが多い。しかしながら単層のプロピレン系樹脂発泡シートを真空成形すると、成形時に破泡などを生じ成形品外観が不良となることが多かった。このような問題を解決する方法として、発泡層と長鎖分岐プロピレンポリマーからなる非発泡層を有するプロピレン系樹脂多層発泡シートを真空成形する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−113653号公報
しかしながら前記のようなプロピレン系樹脂多層発泡シートを用いても、細かな凹凸があるような複雑なデザインや曲率半径の小さい角部を有するような容器を成形する場合には、発泡シートの成形型への追随性が不十分であり、所望の形状の容器を得ることは困難であることが多かった。
本発明の目的は、真空成形などの二次成形時に成形型への追随性に優れ、外観良好な容器の製造に適したプロピレン系樹脂発泡シートおよび該発泡シートから得られる外観良好な容器を提供することにある。
すなわち本発明は、プロピレン系樹脂からなる発泡倍率4〜10倍の発泡層(1)と、プロピレン系樹脂100重量部およびエチレンと炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体3〜15重量部からなる非発泡層(2)とを有するプロピレン系樹脂発泡シートおよび該プロピレン系樹脂発泡シートを真空成形して得られる容器である。
本発明のプロピレン系樹脂発泡シートは、真空成形などの二次成形時において、成形型への追随性に優れたシートである。このようなプロピレン系樹脂発泡シートを真空成形して得られる容器は、外観に優れたものである。
本発明のプロピレン系樹脂発泡シートは、プロピレン系樹脂からなる発泡層を有する。発泡層の発泡倍率は4〜10倍であり、断熱性や軽量性と剛性とのバランスの観点から5〜8倍であることが好ましい。発泡倍率は使用する発泡剤の添加量やシート製造時の加工条件などを適宜変更することにより調整することができる。
発泡層を構成するプロピレン系樹脂は特に限定されるものではなく、例えばホモプロピレンポリマーや、プロピレン由来の構成単位を50モル%以上含むプロピレン共重合体をあげることができる。プロピレン共重合体は、ブロック共重合体、ランダム共重合体、グラフト共重合体のいずれでもよい。好ましく用いられるプロピレン共重合体の例としては、エチレンまたは炭素数4〜10のα−オレフィンとプロピレンとの共重合体を挙げることができる。炭素数4〜10のα−オレフィンとしては、例えば、1−ブテン、4−メチルペンテン−1、1−ヘキセンおよび1−オクテンが挙げられる。プロピレン共重合体中のプロピレン以外のモノマー由来の構成単位の含有量は、エチレン由来の構成単位である場合は15モル%以下であることが好ましく、炭素数4〜10のα−オレフィン由来の構成単位である場合は30モル%以下であることが好ましい。プロピレン系樹脂は1種類でもよく、2種類以上を混合して用いてもよい。
より微細な気泡を有するプロピレン系樹脂発泡層を有するシートが得られることから、発泡層を構成するプロピレン系樹脂として長鎖分岐プロピレンポリマー、または重量平均分子量が1×10以上の高分子量プロピレンポリマーを、全プロピレン系樹脂の50wt%以上用いることが好ましい。
ここで長鎖分岐プロピレンポリマーとは、分岐度指数[A]が0.20≦[A]≦0.98を満たすプロピレン系樹脂を指す。
分岐度指数[A]が0.20≦[A]≦0.98を満たす長鎖分岐プロピレンポリマーの例としては、バゼル社製のプロピレンPF−814が挙げられる。
分岐度指数とは、重合体における長鎖分岐の程度を示すものであり、下記の式において定義される数値である。
分岐度指数 [A] =〔η〕Br/〔η〕Lin
ここで〔η〕Brは、長鎖分岐を有するプロピレンポリマーの固有粘度であり、〔η〕Linは、該長鎖分岐を有するプロピレンポリマーと同じモノマー組成および同じ重量平均分子量を有する、直鎖プロピレンポリマーの固有粘度である。
固有粘度は極限粘度数とも呼ばれ、重合体の溶液粘度を増強する能力の尺度である。固有粘度は特にポリマーの分子量と、分岐度に依存する。したがって、長鎖分岐を有するポリマーの固有粘度と、該長鎖分岐を有するポリマーと同じ重量平均分子量の直鎖ポリマーの固有粘度とを比較することにより、該長鎖分岐を有するポリマーの分岐度の尺度とすることができる。プロピレン系樹脂の固有粘度の測定方法は、エリオット等[J.Appl.Polym.Sci.,14,2947−2963(1970)]により開示されているような従来知られている方法により測定することができ、例えば、プロピレン系樹脂をテトラリン又はオルトジクロロベンゼンに溶解し、135℃で固有粘度を測定することが可能である。
プロピレン系樹脂の重量平均分子量(Mw)は、通常用いられる種々の方法で測定できるが、M.L.McConnelによって、American Laboratory,May,63−75(1978)に発表されている方法、即ち、低角度レーザー光散乱強度測定法が特に好ましく用いられる。
重量平均分子量が1×10以上の高分子量プロピレンポリマーを重合する方法の例としては、特開平11−228629号公報に記載された方法などがあげられる。
長鎖分岐プロピレンポリマーまたは重量平均分子量が1×10以上の高分子量プロピレンポリマーの中でも、融点+30℃付近において下記の条件で測定した一軸溶融伸張粘度比η/η0.1が5以上であるプロピレン系樹脂が好ましく、より好ましくは10以上の樹脂が用いられる。一軸溶融伸張粘度比とは、伸張ひずみ速度1sec−1で、一軸伸張粘度測定装置(例としてレオメトリックス社製一軸伸張粘度測定装置などがあげられる)などの装置を用いて測定される値であり、歪み開始から0.1秒後の一軸溶融伸長粘度をη0.1とし、5秒後の一軸溶融伸張粘度をηとする。このような一軸伸張粘度特性を有するプロピレン系樹脂を使用することによって、より微細な気泡を有するプロピレン系樹脂発泡シートを製造することができる。
本発明のプロピレン系樹脂発泡シートの発泡層(1)は、リサイクル性の観点からプロピレン系樹脂のみから構成されることが好ましいが、本発明の効果を阻害しない程度にプロピレン系樹脂以外の他の熱可塑性樹脂を1種類以上含んでいてもよい。プロピレン系樹脂以外の熱可塑性樹脂を発泡層に含有する場合、その含有量は通常プロピレン系樹脂100重量部に対して5重量部未満である。
本発明のプロピレン系樹脂発泡シートの発泡層を形成するために使用される発泡剤は、いわゆる化学発泡剤および物理発泡剤のいずれであってもよく、これらを併用してもよい。上記化学発泡剤としては、例えば分解されて窒素ガスを発生する熱分解型発泡剤(アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、p−トルエンスルホニルヒドラジド、p,p’−オキシ−ビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)など)、分解されて炭酸ガスを発生する熱分解型無機発泡剤(炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウムなど)など公知の熱分解型発泡性化合物が挙げられる。物理発泡剤としては、具体的にはプロパン、ブタン、水、炭酸ガス等があげられる。上記例示の発泡剤のうち、高温条件や、火に対して不活性な物質であることから、水や炭酸ガス等が好適に用いられる。本実施において上記発泡剤の使用量は、所望の発泡倍率が得られるように、用いる発泡剤や樹脂の種類に応じて適宜選択されるものであり、通常発泡層を構成するプロピレン系樹脂100重量部に対して発泡剤0.1〜5重量部である。
本発明のプロピレン系樹脂発泡シートは、プロピレン系樹脂100重量部およびエチレン−と炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体3〜15重量部からなる非発泡層(2)を有する。エチレン−と炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体の含有量を前記範囲とすることにより、本発明の発泡シートを用いて真空成形などの二次成形を行ない容器を製造した場合には、細かな凹凸があるような複雑なデザインや曲率半径の小さい角部を有するような容器であっても成形型どおりに賦形することができ、所望の形状の容器を得ることができる。
非発泡層(2)中のエチレン−と炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体の含有量は、3〜15重量部であり、好ましくは10〜15重量部である。
非発泡層中のエチレン−と炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体の含有量が少なすぎると発泡シートの成形型への追随性が不十分となり、所望の形状の容器を得られにくくなり、多すぎると発泡シートを成形して得られる容器の強度が低下する傾向がある。
非発泡層(2)に含まれるエチレン−と炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体としては、α−オレフィン由来の構成単位の含有量が5〜30wt%であり、密度が0.86〜0.92g/cmのものが好ましく用いられる。
非発泡層にエチレン−と炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体を所定量含有する本発明のプロピレン系樹脂発泡シートを成形して得られる容器は、低温での耐衝撃性に優れるものである。食品包装用容器は、食品を充填し0〜−40℃程度の温度条件下で冷凍して充填・搬送・保存・販売されることがある。このような場合に容器同士、あるいは容器と充填箱との間の接触等により容器が壊れることがある。非発泡層にエチレン−と炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体を3〜20重量部含有する本発明のプロピレン系樹脂発泡シートから得られる容器は、このような低温条件下での破損防止効果に優れるものである。エチレンと共重合する炭素数4〜8のα−オレフィンとしては、容器成形時の成形型への追随性や低温での耐衝撃性の観点から1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンが好ましく用いられ、1−オクテンが特に好ましく用いられる。
非発泡層を構成するプロピレン系樹脂としては、前記の発泡層を構成するプロピレン系樹脂として例示した樹脂を用いることができる。非発泡層を構成するプロピレン系樹脂と発泡層を構成するプロピレン系樹脂とは同じでもよく、異なっていてもよい。真空成形性および耐低温衝撃性の観点から、非発泡層を構成するプロピレン系樹脂は、ホモプロピレンポリマー100重量部およびブロックプロピレンポリマー5〜200重量部であることが好ましく、より好ましくはホモプロピレンポリマー100重量部およびブロックプロピレンポリマー50〜100重量部である。非発泡層を構成するプロピレン系樹脂をこのような組成とすることにより、真空成形性が向上すると同時に、耐衝撃性、特に0〜−40℃などの低温領域での耐衝撃性が向上するため、このようなプロピレン系樹脂発泡シートから得られる容器は食品包装用として好適である。
非発泡層(2)に含まれるブロックプロピレンポリマーとは、結晶性ポリプロピレン部分と、エチレン−プロピレンゴム部分とを有するポリマーである。特に好ましく用いられるブロックプロピレンポリマーの例としては、プロピレン−エチレンゴム部分を10〜40wt%含み、プロピレン−エチレンゴム部分中のエチレン由来の構成単位含量が15〜45wt%のものがあげられる。このようなブロックプロピレンポリマーの例としては、住友化学製ブロックポリプロピレン製品名ノーブレンAH561などがあげられる。また発泡層と同様に、非発泡層もプロピレン系樹脂およびエチレンと炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体以外の他の熱可塑性樹脂を本発明の効果を阻害しない範囲で含んでいてもかまわない。
本発明のプロピレン系樹脂発泡シートは、プロピレン系樹脂からなる発泡層(1)と、プロピレン系樹脂およびエチレンと炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体からなる非発泡層(2)とをそれぞれ少なくとも1層有しておればよく、真空成形性の観点から、プロピレン系樹脂発泡シートの両外層が非発泡層(2)であることが好ましい。
プロピレン系樹脂発泡シートは、プロピレン系樹脂以外からなる発泡層や、前記非発泡層(2)以外の他の非発泡層を有していてもよい。上記非発泡層(2)以外の他の非発泡層を有する場合、該他の非発泡層を構成する樹脂は特に限定されるものではなく、プロピレン樹脂のみや、エチレン−ビニルエステル共重合体ケン化物などが挙げられる。
本発明のプロピレン系樹脂発泡シートにおいて、プロピレン系樹脂100重量部とエチレンと炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体3〜15重量部からなる非発泡層(2)の重量は、発泡シート全重量の30〜60wt%であることが好ましい。発泡シート中に非発泡層(2)が占める割合が少なすぎると真空成形性が不良となったり、耐低温衝撃性に劣る傾向があり、多すぎる場合には発泡シートの目付け量が大きくなり軽量性が損なわれる傾向がある。本発明における非発泡層(2)の重量は、非発泡層(2)が2層以上ある場合には、該当する層の合計重量である。
本発明のプロピレン系樹脂発泡シートの厚みは特に限定されるものではないが、通常0.1〜3mmである。発泡シートが薄すぎると断熱性が不十分となり、厚すぎると真空成形などの二次成形が困難になる傾向がある。
本発明のプロピレン系樹脂発泡シートを構成する各層は、本発明の効果を阻害しない程度に添加剤を含有してもよい。添加剤としては、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、可塑剤、帯電防止剤、剥離剤、流動性付与剤、滑剤、充填剤、着色剤、抗菌剤などが例示される。とりわけ非発泡層に充填剤を配合することによりシートの剛性、耐熱性などを向上させることができるため好ましい。充填剤の例としては、具体的にはガラス繊維、カーボン繊維等の無機繊維、タルク、クレー、シリカ、酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム等の無機粒子等があげられる。タルクを用いる場合には、タルク配合による剛性、耐熱性などの改良効果および発泡シートの二次成形性などの観点から、平均粒子径が0.1〜50μmの範囲のものを用いることが好ましく、非発泡層を構成する全樹脂100重量部に対し10〜100重量部程度配合することが好ましい。
本発明のプロピレン系樹脂発泡シートの製造方法は特に限定されるものではなく、フラットダイ(Tダイ)やサーキュラーダイ等のダイを用いて押出し成形する方法が例示される。サーキュラーダイから溶融した樹脂を発泡させながら押出し、マンドレル等に沿わせて延伸、冷却を行なう方法が好ましい。溶融した樹脂をダイから押出し冷却固化させた後に延伸を行なうこともできる。
本発明のプロピレン系樹脂発泡シートは真空成形、圧空成形、真空圧空成形などの二次成形を行ないカップ、トレー、ボウルなど各種形状の容器の製造に好適に用いられる。得られる容器は電子部品包装用、食品包装用など種々の物品の包装用として用いることができる。耐低温衝撃性に優れることから、食品包装用容器、とりわけ冷凍食品用包装容器として好適に用いることができる。
本発明のプロピレン系樹脂発泡シートは二次成形時の成形型への追随性に優れるため、複雑な形状の容器であっても外観良好なものを得ることができる。食品包装用容器では意匠性が求められるため、本発明のプロピレン系樹脂発泡シートは食品包装用容器製造用として極めて適したものである。
発泡シートを二次成形して容器を製造する方法としては、発泡シートを赤外ヒーター等により加熱し軟化させ、次いで、雄型、雌型、雄雌対型等の成形型を用いて、真空成形、圧空成形、真空圧空成形等の二次成形方法により賦形して冷却固化させる方法等があげられる。雄雌対型、または雄型と相似形状のプラグと雌型を用いて成形する場合には、必ずしも真空によって雌型にシートを密着させると同時に雄型を発泡シートに接触させる必要はなく、雌型とシートとが接触する前に雄型によって予備賦形することもできるし、雌型とシートとを真空または圧空により密着させた直後に雄型によって賦形することもでき、または圧空でシートを雌型に吹き付けながら雌型からは真空に吸引し、最後に雄型またはプラグを容器内側に押し込んで賦形することもできる。成形により発泡層へダメージを与え難いことや成形後の変形が少ないことなどから、真空成形によって成型することが好ましい。
以下、本発明を実施例に基づき説明するが、本発明は実施例に何ら限定されるものではない。
[実施例1]
以下に示す方法により、プロピレン系樹脂発泡層(1)の両面に非発泡層(2)が積層された、二種三層のプロピレン系樹脂発泡シートを作製した。
(プロピレン系重合体のペレット化)
特開平11−228629号公報に開示された方法により得たプロピレン系重合体粉末100重量部に対して、ステアリン酸カルシウム0.1重量部、フェノール系酸化防止剤(商品名:イルガノックス1010、チバスペシャルティケミカルズ社製)0.05重量部、フェノール系酸化防止剤(商品名:スミライザーBHT、住友化学工業(株)製)0.2重量部を加えて混合し、230℃で混練し、メルトフローレート(MFR)が4.6g/10min(230℃ 2.16kgf)のペレット(i)、およびメルトフローレート(MFR)が12g/10min(230℃ 2.16kgf)のペレット(ii)を得た。
得られたプロピレン系重合体の物性は以下のとおりである。
プロピレン系重合体ペレット(i)
成分(A)(特開平11−228629に開示された方法で得られたプロピレン系重合体に含まれる2成分のうちの高分子量成分)の極限粘度([η]A)=9.5dl/g、成分(A)中のエチレン由来の構成単位含量(C2inA)=2.9%、成分(B)の極限粘度([η]B)=1.2dl/g、成分(B)(特開平11−228629に開示された方法で得られたプロピレン系重合体に含まれる2成分のうちの低分子量成分)中のエチレン由来の構成単位含量(C2inB)=2.7%。レオメトリックス社製一軸伸張粘度測定装置を用いて測定した180℃、0.1sec−1におけるη=300000Pa・s、η0.1=2900Pa・s。
プロピレン系重合体ペレット(ii)
成分(A)(特開平11−228629に開示された方法で得られたプロピレン系重合体に含まれる2成分のうちの高分子量成分)の極限粘度([η]A)=8dl/g、成分(A)中のエチレン由来の構成単位含量(C2inA)=0%、成分(B)の極限粘度([η]B)=1.2dl/g、成分(B)(特開平11−228629に開示された方法で得られたプロピレン系重合体に含まれる2成分のうちの低分子量成分)中のエチレン由来の構成単位含量(C2inB)=0%。レオメトリックス社製一軸伸張粘度測定装置を用いて測定した180℃、0.1sec−1におけるη=71000Pa・s、η0.1=2400Pa・s。
(発泡層用材料)
上記の方法により得られたプロピレン系重合体ペレット(i)、プロピレン系重合体ペレット(ii)、ポリプロピレン(iii)(住友化学工業(株)製ポリプロピレン U101E9 MFR=120g/10min(230℃ 2.16kgf))を、(i)/(ii)/(iii)=24/70/6の重量比でドライブレンドし、発泡層用材料とした。
(非発泡層用材料)
ポリプロピレン(iv)(住友化学工業(株)製ホモポリプロピレン FLX80E4 MFR 8.0g/10min(230℃ 2.16kgf))と、ポリプロピレン(v)(住友化学工業(株)製ブロックポリプロピレン AH561 プロピレン−エチレン共重合体(共重合体のエチレン−プロピレンゴム部分中に含まれるエチレン由来の構成単位含量38% MFR 3g/10min(230℃ 2.16kgf))、ポリプロピレン(vi)(バゼル社製長鎖分岐型ホモポリプロピレン PF814 MFR 3g/10min(230℃ 2.16kgf))、エチレン−1−オクテン共重合体(vii)(ダウ・ケミカル製EG8200 MFR 4g/10min(190℃ 2.16kgf))、タルクマスターバッチ(viii)(住友化学工業(株)製ブロックポリプロピレンベースタルクマスターバッチ MF110 タルク含有量70wt%)、チタンマスターバッチ(ix)(東京インキ(株)製チタンマスターバッチ PPM2924 チタン含有量60wt% ランダムポリプロピレンベース MFR 30g/10min(230℃ 2.16kgf))
を、(iv)/(v)/(vi)/(vii)/(viii)/(ix)=3/16/30/8/43/5の重量比でドライブレンドし、非発泡層用材料とした。
(プロピレン系樹脂発泡シートの製造方法)
前記発泡層用材料、非発泡層用材料を使用し、図1および図2に示すような、発泡層押出用の50mmφ2軸押出機(2)と、非発泡層押出用の32mmφ単軸押出機(3)、に90mmφサーキュラーダイ(4)を取り付けた装置(1)により押出成形を行ない、以下のようにしてプロピレン系樹脂発泡シートを得た。
発泡層用材料100重量部に対して核剤(三共化成製MB1023)0.1重量部をブレンドした原料を50mmφ2軸押出機(2)のホッパーに投入し、180℃に加熱したシリンダー内で混練した。
50mmφ2軸押出機(2)中で、発泡層用材料と核剤とが十分に溶融混練されて相溶し、核剤が熱により分解発泡した時点で、液化炭酸ガスボンベに接続したポンプ(5)より物理発泡剤として炭酸ガス1重量部を注入した。炭酸ガス注入後、さらに混練して炭酸ガスを含浸させた後、これらをサーキュラーダイ(4)に供給した。
非発泡層用材料は32mmφ単軸押出機(3)により溶融混練してサーキュラーダイ(4)に供給した。
発泡層用材料は50mmφ2軸押出機のヘッド(7)よりサーキュラーダイ(4)の内部に導入され、流路(9a)によりダイ出口方向に送られ、その途中でパスPを通過して分岐され流路(9b)にも送られた。
非発泡層用材料は32mmφ単軸押出機(3)のヘッド(8)よりダイ内部に導入され、流路(10a)と(10b)に分割された後、流路(9a)の両面に積層するように供給されながらダイ出口方向に送られ、(11a)において積層化された。流路(10a)と(10b)に供給された非発泡層用材料は、その途中でパスPに類似した分割流路(図示せず)により分岐され流路(10c)、(10d)に送られた後、流路(9b)の両面に積層するように供給されながらダイ出口方向に送られ、(11b)において積層化された。
(11a)、(11b)において二種三層構造の円筒状となった溶融樹脂は、サーキュラーダイ(4)の出口(12)から押出され、この大気圧への開放により、発泡層用材料に含浸された炭酸ガスが膨張し、気泡が形成されて発泡層が形成された。
ダイより押出された二種三層の発泡シートを最大径700mmのマンドレル(6)に沿わせながらチューブ状に引取り、拡大と冷却を行った。得られたチューブ状発泡シートの円周上の2ヶ所でシートを切開することで幅1080mmの2枚の平坦なシートとし、引取ロールにより引取り、厚さ1.2mmのプロピレン系樹脂発泡シートを得た。
上記の方法により得られたプロピレン系樹脂発泡シートを使用し、真空成形により容器を成形した。真空成形には市販の真空成形装置(布施真空製真空圧空成形機WPB1200)を用いた。
まずプロピレン系樹脂発泡シート(13)を、クリップ部材(14)で挟持し、該発泡シート両面を表面が150℃になるように赤外ヒーターにより加熱した。
その後プラグ(15)をプロピレン系樹脂発泡シート側に移動させてプロピレン系樹脂発泡シートとプラグとを当接させ、さらにプロピレン系樹脂発泡シート挟持面に対し垂直方向に雌金型(16)側にプラグを移動し、プロピレン系樹脂発泡シートを雌金型表面に当接した。さらにプラグをプロピレン系樹脂発泡シートがクリップ部材で挟持された平面から雌金型側に移動させ、プロピレン系樹脂発泡シートを容器形状に予備賦形した。
雌金型表面にプロピレン系樹脂発泡シートを当接した後、雌金型から真空吸引することにより、雌金型とプロピレン系樹脂発泡シートを密着させ容器を成形した。
その後成形した容器をファンによる空冷で固化させ、クリップ部材から開放した後雌金型から取り出した。
容器型に賦形したプロピレン系樹脂発泡シートの端部をトリミングし、図4に示すような平皿状容器を得た。
得られたプロピレン系樹脂発泡シートおよび該発泡シートを真空成形して得られた容器について評価を行った結果を表1に示す。
[比較例1]
非発泡層構成材料として以下の組成を使用する以外は実施例1と同様の方法でプロピレン系樹脂発泡シートおよび該発泡シートを真空成形して平皿状容器を得た。これら発泡シートおよび容器について評価を行った結果を表1に示す。
(非発泡層構成材料)
ポリプロピレン(x)(住友化学工業(株)製ホモポリプロピレン FS2011DG2 MFR 2.5g/10min(230℃ 2.16kgf))、ポリプロピレン(xi)(住友化学工業(株)製プロピレン−エチレンランダム共重合体 W151 エチレン由来の構成単位含量4.5% MFR 8g/10min(230℃ 2.16kgf))、ポリプロピレン(vi)、タルクマスターバッチ(viii)、チタンマスターバッチ(ix)を、(x)/(xi)/(vi)/(viii)/(ix)=12/15/30/43/5の重量比でドライブレンドし、非発泡層用材料とした。
[比較例2]
非発泡層構成材料として、(iv)/(v)/(vi)/(vii)/(viii)/(ix)=10/16/30/1/43/5の重量比でドライブレンドした材料を用いた以外は実施例1と同様の方法でプロピレン系樹脂発泡シートおよび該発泡シートを真空成形して平皿状容器を得た。これら発泡シートおよび容器について評価を行った結果を表1に示す。
(非発泡層構成材料)
[比較例3]
非発泡層構成材料として(iv)/(v)/(vi)/(vii)/(viii)/(ix)=10/14/23/10/43/5の重量比でドライブレンドした材料を用いた以外は実施例1と同様の方法でプロピレン系樹脂発泡シートおよび該発泡シートを真空成形して平皿状容器を得た。これら発泡シートおよび容器について評価を行った結果を表1に示す。
し、非発泡層用材料とした。
(発泡倍率測定)
水中置換式密度計((株)東洋精機製作所製 自動比重計 型式D−H100)を使用し、20mm×20mmにサンプリングしたプロピレン系樹脂発泡シートの比重を測定し、発泡シートを構成する各材料の密度を用いて発泡倍率を計算した。
(真空成形容器外観評価)
真空成形により得られた容器の外観を目視により評価した。
評価結果は、
○:外観良好
×:外観不良
である。
(容器剛性評価)
25cm角(重さ1.2kg)の平板の上に開口部を下にして容器を置き、該容器の上に前記と同じ形状の平板を乗せた。直径10cmの円柱状治具を取り付けたオートグラフ(島津製作所製 型式AGS−500D)を用いて、平板の上から容器を押しつぶした。横軸を時間、縦軸を荷重として容器にかかる荷重の時間変化を測定し、最初に現れる降伏点の強度と容器の上に載せた平板の荷重の合計を容器剛性として測定した。容器剛性の測定値(N)が高いほど剛性に優れた容器である。
(低温衝撃性評価)
容器に水150gを充填し、−30℃で凍らせた後、コンクリートの板の上に自由落下させた。容器が破壊する最も低い高さを容器破壊高さとした。容器破壊高さが高いほど低温衝撃性に優れた容器である。
Figure 2005153468
本発明のプロピレン系樹脂発泡シートを製造する装置の例を示した図 本発明のプロピレン系樹脂発泡シートを製造する際に用いるサーキュラーダイの断面形状の例を示した図 本発明のプロピレン系樹脂発泡シートを真空成形する装置の例を示した図 本発明のプロピレン系樹脂発泡シートを真空成形して得られた容器の例を示した図
符号の説明
1 プロピレン系樹脂発泡シートを製造する装置
2 50mmφ2軸押出機
3 32mmφ単軸押出機
4 サーキュラーダイ
5 炭酸ガス供給用ポンプ
6 マンドレル
7 50mmφ2軸押出機のヘッド
8 32mmφ単軸押出機のヘッド
9a 流路
9b 流路
10a 流路
10b 流路
10c 流路
10d 流路
11a 流路
11b 流路
12 サーキュラーダイ出口
13 プロピレン系樹脂発泡シート
14 クリップ部材
15 プラグ
16 雌金型

Claims (6)

  1. プロピレン系樹脂からなる発泡倍率4〜10倍の発泡層(1)と、プロピレン系樹脂100重量部およびエチレンと炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体3〜15重量部からなる非発泡層(2)とを有するプロピレン系樹脂発泡シート。
  2. 非発泡層(2)におけるエチレンと炭素数4〜8のα−オレフィンとの共重合体が、エチレンと1−オクテンとの共重合体である請求項1に記載のプロピレン系樹脂発泡シート。
  3. 非発泡層(2)におけるプロピレン系樹脂が、ホモプロピレンポリマー100重量部およびブロックプロピレンポリマー5〜200重量部からなる請求項1または2に記載のプロピレン系樹脂発泡シート。
  4. 非発泡層(2)の重量が、プロピレン系樹脂発泡シート全重量の30〜60重量%である請求項1〜3いずれかに記載のプロピレン系樹脂発泡シート。
  5. 両外層が非発泡層(2)である請求項1〜4のいずれかに記載のプロピレン系樹脂発泡シート。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のプロピレン系樹脂発泡シートを真空成形して得られる容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017144597A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 日本ポリプロ株式会社 長鎖分岐ポリプロピレン樹脂組成物を含む非発泡層を有する多層発泡シート

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