JP2005153007A - マニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ及びそれを用いた電子部品 - Google Patents

マニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ及びそれを用いた電子部品 Download PDF

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Abstract

【課題】 ハンダゴテのコテ先の侵食や浸漬はんだ槽の侵食などを効果的に抑制して寿命を延ばすことができる鉛フリーはんだ及びそれを用いて地球環境悪化を防止しつつ、コストを低減することができる電子部品を提供する。
【解決手段】 Snを主成分とし、Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%、Co0.01〜0.6質量%のうち、少なくともCoを含み、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であことにより、ステンレス鋼、鉄、及び鉄系合金への侵食を抑制するマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだとする。そして、この鉛フリーはんだを用いて電子部材をプリント基板に接合した電子部品とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子部品の接合等に用いられるはんだ、詳しくは錫(Sn)を主成分とし、鉛(Pb)を含まない鉛フリーはんだに関し、更に詳しくはマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用の鉛フリーはんだに関するものである。
電子工業における接続、接合にははんだ付け法によって行われるのが一般的である。そのはんだ付けには、Sn−Pb共晶はんだに代表されるSn−Pb系はんだが従来より広く用いられている。これは錫(Sn)と鉛(Pb)を主成分とするはんだであって、たとえばSn−Pb共晶はんだには37質量%の鉛が含有されている。
ところが昨今、酸性雨によって溶解した鉛が地球環境を悪化させることから、Sn−Pb系はんだに代えて、鉛を含まない(又はその含有率が非常に小さい)鉛フリーはんだが注目され、多用されてきている。鉛フリーはんだとして、Sn−Cu系はんだ、Sn−Ag系はんだ、Sn−Ag−Cu系はんだ等、各種のものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−132277号公報
しかしながら、上記のような鉛フリーはんだを用いてマニュアルソルダリング(糸状はんだとハンダゴテを用いて手作業で行うはんだ付け)を行うと、ハンダゴテのコテ先の寿命が短くなるという問題があった。
その主な原因は、コテ先の侵食速度の増大である。通常、コテ先は銅又は銅合金からなり、表面にははんだによる侵食を防止するために鉄めっきが施されている。しかし完全に侵食を防止することは困難で、徐々に侵食は進行する。そしてその侵食速度は、コテ先の温度が高いほど増大する。一方、マニュアルソルダリングに用いられる鉛フリーはんだは、一般的にSn−Pb系はんだに比べて融点(液相線温度)が高く、必然的にコテ先の設定温度も高くする必要がある。このため、鉛フリーはんだを用いるとコテ先の侵食速度が増大し易い。
また、錫は比較的コテ先表面の鉄と反応し易く、鉛フリー化によって錫の含有率が高くなっていることや、マニュアルソルダリングに用いられるはんだに通常含まれているヤニ(フラックス)の影響などによっても侵食速度が増大する。
更に上記の問題に加え、鉛フリーはんだを用いてフローソルダリング(素子などの電子部材をプリント基板に搭載した後、棒状又はインゴット状のはんだを溶融した溶融はんだ中に浸漬する)を行うと、浸漬はんだ槽(槽壁、送りプロペラ、加熱部を含む)がエロージョン(erosion)による著しい損傷を受けるという問題もあった。エロージョンとは、溶融金属に固体金属が接触していると、拡散や反応層形成の過程で固体金属が溶融金属に溶出し、侵食される現象である。当明細書でいう侵食には、このエロージョンを含むものとする。
浸漬はんだ槽に用いられているステンレス材は、はんだにぬれることは通常ないが、機械的磨耗をきっかけにぬれが発生し、侵食が進行するようになる。特に鉛フリーはんだは、従来の鉛入りものに比べ、酸化物やスラッジ等の粒子状の物質が大量に発生する上、ステンレスの主な成分である鉄を侵食する錫の含有率が高い。また作業温度も高くなり、更に侵食速度を増大させ易くなっている。これらの要因によって浸漬はんだ槽の侵食が非常に激しくなり、寿命が短くなっている。
従って、コテ先や浸漬はんだ槽の寿命を延ばすため、融点(液相線温度)の上昇を抑制しつつ、ステンレス鋼、鉄、及び鉄系合金への侵食作用を抑制することが強く望まれていた。しかし鉛フリーはんだとして、その課題を解決できる最適成分範囲は従来見出されていなかった。
本発明は、かかる事情に鑑み、融点(液相線温度)の上昇を抑制しつつ、ステンレス鋼、鉄、及び鉄系合金への侵食作用を抑制することにより、マニュアルソルダリングにおけるハンダゴテのコテ先やフローソルダリングにおける浸漬はんだ槽の寿命を効果的に延ばすことができる鉛フリーはんだを提供するとともに、その鉛フリーはんだを用いることによって地球環境を悪化させる鉛の溶出を防止しつつ、コストを低減することができる電子部品を提供することを目的とする。
本発明は、Snを主成分とし、Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%、Co0.05〜0.6質量%のうち、少なくともCoを含み、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であることを特徴とするマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだである。
この構成によると、鉛フリーはんだに含まれるCo(コバルト)やFe(鉄)の成分が、同じく鉛フリーはんだに含まれるSn(錫)による相手Feの侵食を抑制するので、マニュアルソルダリングにおけるハンダゴテのコテ先の侵食や、フローソルダリングにおける浸漬はんだ槽の侵食が効果的に防止される。また、Ni(ニッケル)の成分により、ぬれ性を向上させることができる。CoやFeの添加によってはんだのぬれ性が低下することがあるが、Niを添加することにより、ぬれ性低下を効果的に抑制することができる。
Coの含有率は、0.05質量%未満では侵食抑制の効果が少なく、0.6質量%を超えるとはんだ合金内にCoの偏析が生じたり、はんだ槽の槽壁にCoが付着したりする上、融点(液相線温度)が上昇してはんだ付け温度が上昇し、侵食の増大を招き易くなる。従って、侵食抑制効果を充分得つつ融点(液相線温度)の上昇をできるだけ抑制するため、0.05〜0.6質量%とするのが望ましい。また0.4質量%を超えると、それ以上の侵食抑制効果があまり期待できなくなるので、偏析の発生や融点上昇に対する余裕度とのバランスを考慮すると0.4質量%以下とするのが更に好ましい。
Feの含有率は、0.01質量%未満では侵食抑制の効果が少なく、1質量%を超えるとはんだ合金に酸化色の変色が生じる上、融点が上昇してはんだ付け温度が上昇し、侵食の増大を招き易くなるので、0.01〜1質量%とするのが好ましい。更に侵食抑制の効果を充分得つつ融点上昇をできるだけ抑制するために、より好ましくは、0.015〜0.05質量%とするのが望ましい。
Niの含有率は、0.01質量%未満ではぬれ性向上の効果が少なく、1質量%を超えるとはんだ合金に酸化色の変色が生じる上、融点(液相線温度)が上昇してはんだ付け温度が上昇し、侵食の増大を招き易くなるので、0.01〜1質量%、より好ましくは、0.02〜0.5質量%とするのが望ましい。
Fe,Ni及びCoの合計含有率が1質量%を超えると融点(液相線温度)が上昇し、侵食の増大を招き易くなるので、1質量%以下、より好ましくは、0.7質量%以下とするのが望ましい。
この発明において、Snを主成分とし、Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%、Co0.05〜0.6質量%のうち、少なくともNiとCoとを含み、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であることを特徴とするマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだとしても良い。
更にこの発明において、Snを主成分とし、Fe0.01〜1質量%と、Ni0.01〜1質量%と、Co0.05〜0.6質量%とを含み、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であることを特徴とするマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだとしても良い。
これらの場合もCoやFeの作用によってハンダゴテのコテ先の侵食や、浸漬はんだ槽の侵食が効果的に防止される。また、Niの成分により、ぬれ性を向上させることができる。
これらの発明において、Ag0.2〜5質量%を含むようにしても良い。このようにするとAg(銀)により機械的強度やぬれ性を向上させることができる。Agの含有率は、0.2質量%未満では機械的強度向上やぬれ性向上の効果が少なく、5質量%を超えるとコストの増大を招き易くなるので、0.2〜5質量%、より好ましくは、2.0〜4質量%とするのが望ましい。また、よりAgの含有率の低いものとして、3質量%未満(例えば0.3質量%)であっても良い。
また、これらの発明において、Cu0.1〜2.5質量%を含むようにしても良い。このようにすると、Cu(銅)により更にぬれ性を向上させることができ、また融点を低下させることができる。Cuの含有率は、0.1質量%未満ではぬれ性向上や融点低下の効果が少なく、2.5質量%を超えるとはんだの切れが悪化し、はんだ付け不良を招き易くなるので、0.1〜2.5質量%、より好ましくは、0.2〜1質量%とするのが望ましい。
更に、これらの発明において、Bi0.1〜5質量%を含有させることも有効である。このようにすると、Bi(ビスマス)により更に機械的強度を向上させ、融点を低下させることができる。Biの含有率は、0.1質量%未満では機械的強度向上や融点低下の効果が少なく、5質量%を超えるとはんだ合金内でBi粒子の粗大化が発生し易くなるので、0.1〜5質量%、より好ましくは、0.2〜3質量%とするのが望ましい。
なお、はんだの成分中に、上記Fe、Ni、Co、Ag、Cu及びBiの作用を害しない範囲で、Zn(亜鉛)、Sb(アンチモン)、In(インジウム)、Mn(マンガン)、Cr(クロム)、Pd(パラジウム)など、他の成分を含有させるようにしても良い。
そして、この鉛フリーはんだを、フラックス成分を内蔵した糸状に形成すれば、マニュアルソルダリングに好適なはんだ材料とすることができ、棒状又はインゴット状に成形すれば、フローソルダリング用に好適なはんだ材料とすることができる。
また、この鉛フリーはんだを用いて電子部材をプリント基板に接合した電子部品は、たとえそれが廃棄されて酸性雨にさらされたとしても、地球環境を悪化させる鉛の溶出を防止しつつ、ハンダゴテのコテ先や浸漬はんだ槽の寿命延長によるコストの低減化が図られる。
本発明のマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだは、Snを主成分とし、Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%、Co0.05〜0.6質量%のうち、少なくともCoを含み、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であるので、融点(液相線温度)の上昇を抑制しつつ、ステンレス鋼、鉄、及び鉄系合金への侵食作用を抑制し、マニュアルソルダリングにおけるハンダゴテのコテ先やフローソルダリングにおける浸漬はんだ槽の寿命を効果的に延ばすことができる。
また、Snを主成分とし、Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%、Co0.05〜0.6質量%のうち、少なくともNiとCoとを含み、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であるようにした場合や、Snを主成分とし、Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%及びCo0.05〜0.6質量%を含み、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であるようにした場合も同様の効果を得ることができる。
そして、このマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだを用いて電子部材をプリント基板に接合した電子部品は、地球環境を悪化させる鉛の溶出を防止しつつ、コストを低減することができる。
本発明のマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだは、フラックス成分を内蔵して糸状に形成し、マニュアルソルダリング用として使用して良い。また棒状又はインゴット状のものを溶融して浸漬はんだ槽内に貯溜し、フローソルダリング用として使用して良い。
この鉛フリーはんだ(以下、「鉛フリーはんだ」は、本発明に係るマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだを指す。)をフラックス成分を内蔵した糸状に形成し、マニュアルソルダリング用とした場合は、ハンダゴテのコテ先の鉄めっき層の侵食を抑制し、コテ先の寿命を大幅に延ばすとともに、ぬれ性を高め、はんだ付け性を向上させることができる。
棒状又はインゴット状のものを溶融して浸漬はんだ槽内に貯溜し、フローソルダリング用とした場合は、浸漬はんだ槽の槽壁、送りプロペラ、加熱部の侵食を抑制し、これらの寿命を大幅に延ばすとともに、ぬれ性を高め、はんだ付け性を向上させることができる。
この鉛フリーはんだを用いて電子部材をプリント基板に接合した電子部品を製造しても良い。その場合、たとえこの電子部品を組み込んだ電気製品が廃棄されて酸性雨にさらされたとしても、電子部品のはんだからは鉛が殆ど溶出しないので、地球環境の悪化を防止することができる。しかもこの鉛フリーはんだはハンダゴテのコテ先や浸漬はんだ槽の寿命を延ばし、その交換周期を拡大することができるので、生産性を高め、電子部品のコストを低減することができる。
図1は、代表的な鉛フリーはんだにおける、Co、Fe及びNiの各含有%に対する侵食量及び融点(液相線温度)の変化比率を示すグラフである。横軸に各成分の含有率(質量%)、縦軸に変化比率を示す。変化比率はそれぞれ次式で求めたものである。
・侵食量の変化比率=(当該%含有時の侵食量)/(0%含有時の侵食量)
・融点(液相線温度)の変化比率=(当該%含有時の液相線温度)/(0%含有時の液相線温度)
各点の記号は、△印がSn−3.5Ag−0.75Cuに各成分を添加したもの、×印がSn−3.5Agに各成分を添加したもの、●印がSn−0.7Cuに各成分を添加したものをそれぞれ示す。
特性21はFeによる侵食量の変化比率、特性22はNiによる侵食量の変化比率、特性23はCoによる侵食量の変化比率をそれぞれ示す。また特性31はFeによる融点(液相線温度)の変化比率、特性32はNiによる融点(液相線温度)の変化比率、特性33はCoによる融点(液相線温度)の変化比率をそれぞれ示す。
Coの添加は、侵食の抑制に効果的である(特性23)。特に0.4質量%以下では、含有量の増大に伴って侵食抑制効果も大きく増大する。また、0.6%程度以下では殆ど融点(液相線温度)の上昇が見られない(特性33)。従って、Coは融点(液相線温度)の上昇を抑制しつつ侵食を抑制するには格段に効果的な成分である。特性23及び特性33に示されるように、Coの含有率は0.05%(実験により侵食抑制効果が確認できた最低含有率)以上、0.6%以下とするのが好ましく、偏析の発生や融点上昇に対する余裕度と侵食抑制効果とのバランスを考慮すると0.4質量%以下とするのが更に好ましい。
Feの添加は、微量でも侵食の抑制に格段の効果がある(特性21)。しかし一方、融点(液相線温度)の変化比率も比較的急速に増大する(特性31)。これらを総合的に考慮すると、Feの含有率は0.05質量%以下とするのが特に好ましい。
Niの添加は、侵食の抑制には効果が期待できない(特性22)。また、Feよりは緩やかであるが含有率の増大に伴って融点(液相線温度)も上昇する傾向である(特性32)。しかし、NiにはFeやCoの添加によって低下しがちなハンダゴテのコテ先のぬれ性を高める効果があるので、必要なぬれ性を確保するために有用な成分である。
以下に、具体的な実施例と、その試験結果について説明する。
第1実施例として、本発明のはんだを、フラックス成分を内蔵した糸状に形成してマニュアルソルダリング用の糸はんだ試料を製作した。そして、そのはんだ試料によるFeめっき層の侵食試験を行った。
図2は、侵食試験の試験装置1を概略的に図示したものである。図2(a)は試験装置1の主要部の正面図である。図2(a)の右側ではハンダゴテ2が固定されており、その先端には試験片3が設けられている。試験片3は、ハンダゴテのコテ先に相当するものであるが、侵食量の測定を容易にするため、略円柱棒状に成形されている。試験装置1は、ハンダゴテ2の内部に備えるヒータを制御することにより、試験片3の温度を所定の温度に保持することができる。図2(a)の左側でははんだ送り装置4が固定されており、その先端からはんだ試料5が図の矢印方向に送出される。試験片3とはんだ試料5とは、略同軸上で対向するように位置決めされている。はんだ送り装置4ではんだ試料5を試験片3に向けて送出すると、はんだ試料5の先端が試験片3の先端に接触する。このとき、試験片3の温度を充分高く設定しておくと、はんだ試料5の先端が溶融するとともに試験片3の先端が僅かに侵食される。この侵食試験では、このようなはんだ試料5の溶融を繰り返し行った後、試験片3の侵食量を測定した。
図2(b)は、試験片3の先端部の拡大断面図である。銅製で丸棒状の試験片基体10の外面にはFeめっき層12(200〜300μm)が形成され、更にその外表面には薄いCrめっき層14(2〜10μm)が形成されている。試験片3の外径はφ5.4mmである。試験片3の先端面中央部には、Crめっき層14が形成されていないφ3mmのFe露出部13が設けられており、Feめっき層12の外表面が露出している。送出されたはんだ試料5は、直接このFe露出部13部に当接するように位置決めされている。このようにして、本試験ではFe露出部13におけるFeめっき層12の侵食量を評価する(代表的な侵食形態18を破線で示す)。
はんだ試料5は、φ1.0mmのヤニ入りはんだとした。ヤニ入りはんだとは、はんだの中心部に3%程度のフラックスを含有させたもので、本試験ではフラックスとしてハロゲン化物入りロジン系フラックスを用いた。
表1は、本試験で評価した28種類のはんだ試料5の成分表(フラックス成分及び不可避不純物を除く)である。
Figure 2005153007
表1の最左列に試料No.(S01〜S43,CS51〜CS56)を、その右列には試験結果の特性No.(図3〜図7参照。詳細は後述する。)を、更にその右側の各列には各試料の成分比率(質量%)を示す。試料S01〜S07は、Sn−3.5Agに、Fe族元素であるCo又はFeを単独で添加したものである。例えば試料S01はAgを3.5%、Feを0.02%含有し、残部はSnである(以下Sn−3.5Ag−0.02Feと表記する)。
試料S11〜S15は、Sn−3.5Agに、Fe族元素であるNiを添加したもの、及び更にFe又はCoを添加したものである。
試料S21〜S23は、Sn−0.7Cuに、Co、Fe及びNiの何れかを単独又は組み合わせて添加したものである。
試料S31〜S34は、Sn−3.5Ag−0.75Cu又はSn−0.7Cu−0.3Agに、Co、Fe及びNiの何れかを単独又は組み合わせて添加したものである。
試料S41〜S43は、Sn−3.5Ag−0.75Cu−1.0Biに、Co、Fe及びNiの何れかを単独又は組み合わせて添加したものである。
試料No.CS51〜CS56は、比較対照するための比較試料である。比較試料CS51は従来広く使用されていた鉛入りのSn−Pb共晶はんだであり、Sn−37Pbである。比較試料CS52〜CS56は、従来の鉛フリーはんだの代表的なものであり、比較試料CS52はSn−3.5Ag、比較試料CS53はSn−0.7Cu、比較試料CS54はSn−3.5Ag−0.75Cu、比較試料CS55はSn−0.7Cu−0.3Ag、比較試料CS56はSn−3.5Ag−0.75Cu−1.0Biである。
試験条件として、試験片3の温度を、300℃、350〜400℃(10℃間隔)、425℃及び450℃に設定した。はんだ試料5の送出は、1回(3秒間)当り5mmとし、送出回数を5000回とした。なお、送出回数6〜7回で、溶融したはんだは自重によって落下する。
5000回送出後、試験片3をその軸線方向に中心線に沿って切断し、Fe露出部13の上部、中央および下部におけるFeめっき層12の侵食量を測定して、その最大値を測定値とした。図3〜図7のグラフはその結果を示す。これらのグラフにおいて、横軸は試験片3の温度(℃)、縦軸は侵食量(μm)を示す。
図3は、試料S01〜試料S07の結果をそれぞれ実線の特性101〜107で、比較試料CS51及びCS52の結果をそれぞれ破線の特性251及び252で示す。
比較試料CS51(Sn−37Pb)の特性251に対し、従来の鉛フリーはんだである比較試料CS52(Sn−3.5Ag)の特性252は3倍以上の侵食量であった。これに対し、Coを0.05質量%添加した試料S03(Sn−3.5Ag−0.05Co)の特性103及びCoを0.1質量%添加した試料S04(Sn−3.5Ag−0.1Co)の特性104は、通常マニュアルはんだ付けが行われる400℃以下の領域において特性252よりも小さい侵食量を示した。そして、更にCoの添加量を増した試料S05(Sn−3.5Ag−0.3Co)の特性105、試料S06(Sn−3.5Ag−0.5Co)の特性106及び試料S07(Sn−3.5Ag−1.0Co)の特性107は、何れも特性251と同程度ないしはそれ以下という小侵食量であった。この結果から、Coの添加はSn−Ag系の鉛フリーはんだにおいて耐侵食性向上に顕著な効果のあることが確認された。
また、Feを添加した試料S01(Sn−3.5Ag−0.02Fe)及び試料S02(Sn−3.5Ag−0.05Fe)の特性101、102も、特性252よりも侵食量が小さく、また添加量の増加に伴って侵食量の減少が見られた。この結果から、Feの添加はSn−Ag系の鉛フリーはんだにおいて耐侵食性向上に顕著な効果のあることが確認された。
図4は、試料S11〜試料S15の結果をそれぞれ実線の特性111〜115で、比較試料CS51及びCS52の結果をそれぞれ破線の特性251及び252で示す。
Sn−3.5Agに0.1質量%のNiを添加した試料S11(Sn−3.5Ag−0.1Ni)の特性111は、特性252よりも侵食量が大であった。しかし、更にCo又はFeを添加した試料S12(Sn−3.5Ag−0.05Fe−0.1Ni)の特性112、試料S13(Sn−3.5Ag−0.1Co−0.1Ni)の特性113、試料S14(Sn−3.5Ag−0.2Co−0.1Ni)の特性114及び試料S15(Sn−3.5Ag−0.1Co−0.015Fe−0.1Ni)の特性115は、特性111に対し、侵食量が格段に減少した。特に400℃以下の領域では特性252よりも侵食量が小さく、特性114や特性115は特性251とほぼ同程度の小侵食量であった。
また、別途テストによってCoやFeの添加がはんだぬれ性を低下させる傾向にある一方、Niの添加がぬれ性の向上に効果大であることが確認されている。この点を考慮すると、Co又はFeの添加とNiの添加とを組み合わせることにより、ぬれ性の低下を抑制しつつ、耐侵食性を大幅に向上させることができる。また、その添加割合を適宜調整することにより、耐侵食性の度合を好適に調整できる、即ち一般的に相反する傾向のある耐侵食性とぬれ性とのバランスを調節することができる。
図5は、試料S21〜試料S23の結果をそれぞれ実線の特性121〜123で、比較試料CS51及びCS53の結果をそれぞれ破線の特性251及び253で示す。
比較試料CS51(Sn−37Pb)の特性251に対し、Sn−Cu系の鉛フリーはんだである比較試料CS53(Sn−0.7Cu)の特性253は5倍以上の侵食量であった。これに対し、Coを0.3質量%添加した試料S21(Sn−0.7Cu−0.3Co)の特性121は、格段に小さな侵食量(特性251に近いレベル)を示した。また、それよりもCoの添加量を削減しつつ0.1質量%のNiを添加してぬれ性を高めた試料S22(Sn−0.7Cu−0.2Co−0.1Ni)の特性122や、更にCoの添加量を削減しつつ0.015質量%のFeを添加した試料S23(Sn−0.7Cu−0.1Co−0.015Fe−0.1Ni)の特性123は、特性121よりは侵食量が増大するものの、特性253に対して充分小さな侵食量であった。この結果から、CoやFeの添加はSn−Cu系の鉛フリーはんだにおいて耐侵食性向上に顕著な効果があり、Niを添加してぬれ性を高めた場合にもその効果が充分得られることが確認された。
図6は、試料S31〜試料S34の結果をそれぞれ実線の特性131〜134で、比較試料CS51、CS54及びCS55の結果をそれぞれ破線の特性251、254及び255で示す。
比較試料CS51(Sn−37Pb)の特性251に対し、Sn−Ag−Cu系の鉛フリーはんだである比較試料CS54(Sn−0.35Ag−0.75Cu)の特性254は4倍以上の侵食量であった。これに対し、Coを0.3質量%添加した試料S31(Sn−3.5Ag−0.75Cu−0.3Co)の特性131は、格段に小さな侵食量(特に400℃以下の領域では特性251よりも小侵食量)を示した。また、それよりもCoの添加量を削減しつつ0.1質量%のNiを添加してぬれ性を高めた試料S32(Sn−3.5Ag−0.75Cu−0.2Co−0.1Ni)の特性132や、更にCoの添加量を削減しつつ0.015質量%のFeを添加した試料S33(Sn−3.5Ag−0.75Cu−0.1Co−0.015Fe−0.1Ni)の特性133は、特性131よりは侵食量が増大するものの、特性254に対して充分小さな侵食量であった。特に400℃以下の領域では特性251に近いレベルの小侵食量であった。
また、同じくSn−Ag−Cu系で、低Ag含有率の鉛フリーはんだである比較試料CS55(Sn−0.7Cu−0.3Ag)の特性255は、比較試料CS54の特性254と同等以上の大きな侵食量であった。これに対し、Coを0.2質量%添加した試料S34(Sn−0.7Cu−0.3Ag−0.2Co)の特性134は、特性132や特性133より僅かに侵食量が多いものの、特性255に対して格段に小さな侵食量であった。
以上の結果から、CoやFeの添加はSn−Ag−Cu系の鉛フリーはんだにおいて耐侵食性向上に顕著な効果があり、Niを添加してぬれ性を高めた場合にもその効果が充分得られることが確認された。
図7は、試料S41〜試料S43の結果をそれぞれ実線の特性141〜143で、比較試料CS51及びCS56の結果をそれぞれ破線の特性251及び256で示す。
比較試料CS51(Sn−37Pb)の特性251に対し、Sn−Ag−Cu−Bi系の鉛フリーはんだ(Biの添加により機械的強度を向上させ、融点を低下させたもの)である比較試料CS56(Sn−0.35Ag−0.75Cu−1.0Bi)の特性256は4倍以上の侵食量であった。これに対し、Coを0.3質量%添加した試料S41(Sn−3.5Ag−0.75Cu−1.0Bi−0.3Co)の特性141は、格段に小さな侵食量(特性251に近いレベル)を示した。また、それよりもCoの添加量を削減しつつ0.1質量%のNiを添加してぬれ性を高めた試料S42(Sn−3.5Ag−0.75Cu−1.0Bi−0.2Co−0.1Ni)の特性142や、更にCoの添加量を削減しつつ0.015質量%のFeを添加した試料S43(Sn−3.5Ag−0.75Cu−1.0Bi−0.1Co−0.015Fe−0.1Ni)の特性143は、特性141相当もしくはやや大きな侵食量であったものの、特性256に対して充分小さな侵食量であった。この結果から、CoやFeの添加はSn−Ag−Cu−Bi系の鉛フリーはんだにおいて耐侵食性向上に顕著な効果があり、Niを添加してぬれ性を高めた場合にもその効果が充分得られることが確認された。
第2実施例として、本発明のはんだを溶融させてはんだ浴槽に貯溜し、これに丸棒状の鉄(浸漬はんだ槽を想定したもの)を浸漬し、その平均侵食量を測定する侵食試験を行った。
表2は、本試験で評価した4種類のはんだ試料の成分表である。
Figure 2005153007
表2の最左列に試料No.(S61,S62,CS71,CS72)を、その右側の各列には各試料の成分比率(質量%)を示す。試料61はSn−3.5Ag−0.023Fe、試料62はSn−3.5Ag−0.016Feである。試料CS71,CS72は、比較対照するための比較試料である。比較試料CS71は従来広く使用されていたSn−Pb共晶はんだであり、Sn−37Pbである。比較試料CS72は、従来の鉛フリーはんだの代表的なものであり、Sn−3.5Agである。
試験条件として、溶融はんだ(試料S61,S62及び比較試料CS71,CS72)の温度を、350℃、400℃及び450℃に設定し、鉄丸棒の浸漬時間を2、4、6及び8時間に設定した。表3は、その試験結果を示す。
Figure 2005153007
表3の最左列にデータNo.(D1〜D7)を、その右列には試料No.を、更にその右側には試験条件として浸漬温度(℃)及び浸漬時間(h)を示し、最右列には浸漬後の鉄丸棒の侵食量(μm)を示す。即ちデータD1は、試料S61を400℃に保持して鉄丸棒を4時間浸漬したとき、その侵食量が2μmであったことを示す。以下、データD2〜データD7も同様の表記に従う。
データD3とデータD4とを比較することにより、浸漬時間が長いほど侵食量の大きいことが確認された。また、データD3とデータD5とを比較することにより、従来の鉛フリーはんだ(Sn−3.5Ag)は、Sn−Pb共晶はんだに比べ、3倍以上の侵食量となっていることが確認された。更に、データD5〜データD7によると、温度を450→400→350℃と低減させるに従って、浸漬時間が2→4→6時間と増加しているにもかかわらず、侵食量が30→25→15μmと減少している。このことから、この浸漬温度範囲、浸漬時間範囲では、浸漬温度の影響が大であることが確認された。
そして、データD1とデータD6とを比較すると、同条件(400℃、4時間)であっても、データD1の侵食量(2μm)がデータD6の侵食量(25μm)よりも格段に少なくなっている。これは、同じ鉛フリーはんだであっても、Fe添加により、侵食量が大幅に減少したことを示している。同様に、データD2とデータD7とを比較すると、同条件(350℃、6時間)であっても、データD2の侵食量(3μm)がデータ7の侵食量(15μm)よりも格段に少なくなっており、やはりFe添加による顕著な効果が確認された。
また、データD1とデータD2との比較により、Feを添加した鉛フリーはんだは、350〜400℃の範囲において、温度による侵食量への影響が少ないことが確認された。
以上の試験結果から、鉛フリーはんだにFeを添加することによって、溶融はんだによる浸漬はんだ槽の槽壁等の侵食を抑制する顕著な効果が確認された。
第3実施例として、本発明のはんだを溶融させてはんだ浴槽に貯溜し、これにプレート状の純鉄及びステンレス材(浸漬はんだ槽を想定したもの)を浸漬して、その侵食状態を評価する侵食試験を行った。
表4は、本試験で評価した7種類のはんだ試料の成分表である。
Figure 2005153007
表4の最左列に試料No.(S81〜S85,CS71,CS72)を、その右側の各列には各試料の成分比率(質量%)を示す。試料81はSn−3.5Ag−0.2Co、試料82はSn−3.0Ag−0.5Co、試料83はSn−3.0Ag−0.5Cu−0.2Co−0.1Ni、試料84はSn−3.0Ag−0.5Cu−0.2Co−0.015Fe、試料85はSn−3.5Ag−0.7Cu−0.2Coである。比較用の試料CS71,CS72は、実施例2の試料CS71,CS72(表2参照)と同成分である。
浸漬したプレートの材質はFe(純鉄)、SUS304(ステンレス)及びSUS316(ステンレス)の3種類である(何れも焼鈍材)。SUS304は一般的なはんだ槽に広く用いられているステンレス材、SUS316は、SUS304よりも一般的に耐食性が高いとされているステンレス材である。プレートの形状はそれぞれ幅5mm×長さ70mm×厚さ0.4mmの帯状である。
試験方法として、上記各プレートを、長手方向を上下にして吊持し、それぞれ400℃の溶融はんだ(試料S81〜S85及び比較試料CS71,CS72)を貯溜したはんだ浴槽に浸漬した。浸漬深さは50mm、浸漬時間は9時間である。浸漬後取り出し、ピット状エロージョン(侵食)が発生している箇所で切断し、断面観察によって侵食深さ(侵食量)を測定した。表5は、その結果を示す。
Figure 2005153007
表5の最左列にデータNo.(D81〜D87)を、その右列には試料No.を、更にその右側の各欄には浸漬したプレートの材質別に評価結果を記号で示す。各記号の意味は次の通りである。
◎:耐久性良好(侵食量≦10μm)
○:耐久性有り(10μm<侵食量≦50μm)
△:やや耐久性劣る(50μm<侵食量≦200μm)
×:耐久性劣る(局所的な深いピット状の侵食あり。局所的に侵食量>200μm)
−: 試験せず
データD86,D87が示すように、高温の溶融はんだは純鉄だけでなくステンレス材に対しても浸食作用を有することが確認された。そして、その浸食作用は従来のSn−Pb共晶はんだ(試料CS71。評価○〜◎)よりも一般的な鉛フリーはんだ(試料CS72。評価△〜○)の方が大きくなっていることが確認された。また、はんだによる侵食に対し、SUS316(評価○〜◎)はSUS304(評価△〜○)よりも有利であることが確認された。
これに対しCo等を添加した本発明の鉛フリーはんだは、データD81〜D85が示すように、試料S81〜S85の何れも、何れの材質のプレートに対しても侵食量が10μm以下(評価◎)であり、侵食量が格段に小さいことが確認された。即ち本発明の鉛フリーはんだは、従来の一般的な鉛フリーはんだよりも格段に、また従来のSn−Pb共晶はんだに対しても同等以上にはんだ槽に対する侵食抑制効果が高いことが確認された。またステンレス材に対して、SUS316のみならずSUS304に対しても充分高い侵食抑制効果を有していることが確認された。
以上、第1〜第3実施例によって本発明の顕著な効果について説明したが、本発明は、これら実施例に供した試料のみに留まるものではなく、その成分や含有比率を特許請求の範囲内で適宜変形して良い。
代表的な鉛フリーはんだにおける、Co、Ni及びFeの各含有%に対する侵食量及び融点の変化比率を示すグラフである。 本発明の第1実施例にかかる試験装置の概略図であり、(a)は部分正面図、(b)はその試験片3の先端部の拡大断面である。 本発明の第1実施例にかかる侵食試験の結果を示すグラフであり、特にSn−Ag系はんだについて示す。 本発明の第1実施例にかかる侵食試験の結果を示すグラフであり、特にSn−Ag系はんだにNiを添加したものについて示す。 本発明の第1実施例にかかる侵食試験の結果を示すグラフであり、特にSn−Cu系はんだについて示す。 本発明の第1実施例にかかる侵食試験の結果を示すグラフであり、特にSn−Ag−Cu系はんだについて示す。 本発明の第1実施例にかかる侵食試験の結果を示すグラフであり、特にSn−Ag−Cu−Bi系はんだについて示す。
符号の説明
1 試験装置
2 ハンダゴテ
3 試験片
4 はんだ送り装置
5 はんだ試料
10 試験片基体
12 Feめっき層
13 Fe露出部
14 Crめっき層

Claims (20)

  1. Snを主成分とし、Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%、Co0.05〜0.6質量%のうち、少なくともCoを含み、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であることを特徴とするマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  2. Snを主成分とし、Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%、Co0.05〜0.6質量%のうち、少なくともNiとCoとを含み、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であることを特徴とするマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  3. Snを主成分とし、Fe0.01〜1質量%と、Ni0.01〜1質量%と、Co0.05〜0.6質量%とを含み、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であることを特徴とするマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  4. Ag0.2〜5質量%を含む請求項1乃至3のいずれか1項に記載のマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  5. Cu0.1〜2.5質量%を含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載のマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  6. Bi0.1〜5質量%を含む請求項1乃至5のいずれか1項に記載のマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  7. Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%、Co0.05〜0.6質量%のうちの少なくともCoと、Ag0.2〜5質量%と、残部Sn及び不可避不純物とからなり、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であることを特徴とするマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  8. Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%、Co0.05〜0.6質量%のうちの少なくともCoと、Ag0.2〜5質量%と、Cu0.1〜2.5質量%及び/又はBi0.1〜5質量%と、残部Sn及び不可避不純物とからなり、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であることを特徴とするマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  9. Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%、Co0.05〜0.6質量%のうちの少なくともNi及びCoと、残部Sn及び不可避不純物とからなり、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であることを特徴とするマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  10. Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%、Co0.05〜0.6質量%のうちの少なくともNi及びCoと、Ag0.2〜5質量%及び/又はCu0.2〜5質量%と、残部Sn及び不可避不純物とからなり、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であることを特徴とするマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  11. Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%、Co0.05〜0.6質量%のうちの少なくともNi及びCoと、Bi0.1〜5質量%と、Ag0.2〜5質量%及び/又はCu0.2〜5質量%と、残部Sn及び不可避不純物とからなり、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であることを特徴とするマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  12. Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%、Co0.05〜0.6質量%、残部Sn及び不可避不純物からなり、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であることを特徴とするマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  13. Ag0.2〜5質量%及び/又はCu0.2〜5質量%と、Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%、Co0.05〜0.6質量%、残部Sn及び不可避不純物とからなり、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であることを特徴とするマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  14. Ag0.2〜5質量%及び/又はCu0.2〜5質量%と、Fe0.01〜1質量%、Ni0.01〜1質量%、Co0.05〜0.6質量%、Bi0.1〜5質量%、残部Sn及び不可避不純物とからなり、かつFe、Ni、Coの合計が1質量%以下であることを特徴とするマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  15. Coを含有するものにおいて、その含有率が0.4質量%以下であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載のマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  16. Feを含有するものにおいて、その含有率が0.05質量%以下であることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載のマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  17. Agを含有するものにおいて、その含有率が3質量%未満であることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載のマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  18. フラックス成分を内蔵して糸状に形成された請求項1乃至17のいずれか1項に記載のマニュアルソルダリング用鉛フリーはんだ。
  19. 棒状又はインゴット状に成形された請求項1乃至17のいずれか1項に記載のフローソルダリング用鉛フリーはんだ。
  20. 請求項1乃至19のいずれか1項に記載のマニュアルソルダリング用またはフローソルダリング用鉛フリーはんだを用いて、電子部材をプリント基板に接合したことを特徴とする電子部品。
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