JP2005152866A - 電解水生成装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】 浄水器収納室の蓋いの一部を透明性部材で形成することにより、浄水器の異状をいち早く目視により確認する。
【構成】 収納室22の蓋い26の前面は収納室の一部が見える透光部27を形成していて収納室内部を容易に目視することができる。透光部27は蓋い26の少なくとも浄水カートリッジの外郭が該透光部を介して目視できる大きさに縦型矩形状に形成し、該縦型矩形状部材は帯状部材28、29の短辺を垂直方向に、帯状部材の長辺を水平方向に連続的に形成している。また、帯状部材はその短辺の中央部を凸に形成し浄水カートリッジの外郭の一部が拡大して見えるようにする。収納室22には少なくとも1つ以上の発光部材31が設けられ、浄水器を照明して透光部27からの確認を容易にする。このような構成をとることにより、透光部をきわだたせて浄水器の取扱の重要性を認識させる。
【選択図】 図2
【構成】 収納室22の蓋い26の前面は収納室の一部が見える透光部27を形成していて収納室内部を容易に目視することができる。透光部27は蓋い26の少なくとも浄水カートリッジの外郭が該透光部を介して目視できる大きさに縦型矩形状に形成し、該縦型矩形状部材は帯状部材28、29の短辺を垂直方向に、帯状部材の長辺を水平方向に連続的に形成している。また、帯状部材はその短辺の中央部を凸に形成し浄水カートリッジの外郭の一部が拡大して見えるようにする。収納室22には少なくとも1つ以上の発光部材31が設けられ、浄水器を照明して透光部27からの確認を容易にする。このような構成をとることにより、透光部をきわだたせて浄水器の取扱の重要性を認識させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、水道水を原水として使用し電気分解する電解水生成装置に関するものである。更に詳述すると、装置の筐体の改良に関し、浄水用カートリッジを収納する収納室に透光部を設け、使用者が浄水用カートリッジを容易に目視できるようにした電解水生成装置に関する。
電解水生成装置は電解槽供給前の原水中に含まれる飲料に不適に成分、例えば、汚濁成分などの微細不純物や細菌などを取り除くため、また、臭気やカルキなどの有害成分を除去するため、電解槽の流入前に浄水器を取り付け、水道水などの原水を浄水器に供給し濾過すると共に有害成分を化学反応せしめて処理し、この処理した処理水の流路と陽極室に至る流路にミネラル成分としてカルシウム等のアルカリ土類有機金属塩を添加したのち、電解槽に流入するように構成している。電解槽は、電解槽内をイオン透過性隔膜によって陰極室と陽極室に分域し、それぞれの室内に陰電極と陽電極を設け、陰陽極室内に供給した原水を電極間に印加した直流電流の通電によって電気分解し、陰極室からpHの高い陰極水を、陽極室からpHの低い陽極水を吐水する。
吐水した陰極水は人体に不足しがちなミネラル成分を補充し、且つ、適度のアルカリ性は人体の酸性化を防止するのに有効であるとされるため、健康に好ましい作用をする水としてアルカリイオン水の名称で主に飲料水等に供される一方、同時に吐水する陽極水はアストリンゼン水などとして使われている。
上記した浄水器は使用と共に劣化するので、着脱自在なカートリッジの形態をとり、着脱し易いように装置の前面部の蓋いで区画された収納室に設置される。浄水器は一般的に原水に含まれる塩素や夾雑物を取り除くため、活性炭と活性炭の活性を持続させる補助薬剤などや中空糸などを適宜組み合わせて有底円筒容器や有底鍾状容器に充填収納し、上記有底側に凹/凸状の原水の流出入管口部を設けた形状に形成され、上記流出入管口部の対向面に設けられた収納室のカートリッジ受け部に設けた原水流入出口とがOリングなどの水漏れ防止部材等を介して垂直方向から嵌挿され係合される。このような浄水器は装置の使用と共に次第に劣化するので、適宜交換する必要があり、安価に交換できるように、経済性の高い不透明な樹脂成型部材、例えば、ABS等で造られ、随畤交換可能な状態にしている。
上記したように、浄水器は使用と共に劣化するので、カートリッジはしばしば交換のためカートリッジ受け部から着脱する必要がある。ところが、装着のため正確に垂直方向から挿入しないと、カートリッジの流出入管口部と収納室のカートリッジ受け部に設けた原水流入出口が垂直状態で係合されず、水漏れ防止用のOリングを歪ませ、この部分から漏水を起こす恐れがある。
特開平2001−70942
従来の蓋いは装置の外郭と同質の樹脂成型部材で造られ、一旦、蓋いを閉塞するとカートリッジを見ることはできなかった。他方、カートリッジは収納室内のカートリッジ受け部に設けた原水流入出口の管口部に嵌挿するように直結し、水圧が直に掛かるため、確実に挿着されなかったり、時間の経過と共に管口部に挿入されているOリング等が劣化すると、原水もしくはカートリッジを出た浄水の一部が漏水する恐れがあり、漏水が僅かな場合には漏水を起こしてからしばらくたって蓋いの外に水が流れるため装置を一時期湿潤状態におき、装置の寿命を短縮させる弊害があった。
また、装置は前記のような作用を行う浄水器が充分に機能しなくては、その後充分に電解処理をしたとしても安全な健康によい水を吐水することが期待できない。ところが、従来の浄水器を収納した収納室は浄水器の重要さに比べ貧弱で、単にカートリッジを設置する場所に過ぎず、浄水器の重要性を装置使用者に知らしめる意匠形態にはなっていなかった。このため、使用期限の過ぎたカートリッジが交換されずにそのまま設置され使用される場合等があり、結局電解水生成装置の機能が充分に発揮できないという不都合が生じた。
このため、同じ出願人は特開平2001−70942公報において、筐体外郭の前面方向に開閉可能な蓋いを設け、蓋いの内部を浄水カートリッジ収納室としたものの蓋いの一部に収納室内の浄水カートリッジの外郭を目視可能とする透光部を設けると共に、透光部は蓋いの上下端部までを縦型矩形状に形成し、該縦型矩形状部材は条状部材の長辺を垂直方向に、条状部材の短辺を水平方向に連続的に構成した蓋いを提案し、これによって収納室の内部とカートリッジの存在を透光部を介して常時装置使用者に知らしめると共に、収納室の蓋いを重厚にすることにより、装置使用者にカートリッジの重要性とその交換の必要性を喚起しようとした。
一般的にこのようなカートリッジの表面にはその取扱や使用期限を提示する刻印やラベルが貼られるが、上記カートリッジの形態から、ラベルの印刷は横書きが多く、また、文字が小さい場合、蓋の透光部が上下端部までを縦型矩形状に形成し、しかもこの縦型矩形状部材は条状部材の長辺を垂直方向に、条状部材の短辺を水平方向に連続的に構成したしたものでこれらの文字を透光部を介して見る場合、見る位置によっては見にくい場合があった。そこで、横書きや、文字が小さい場合でも容易に見える透光部を備えた蓋いを提案しようとするものである。
本発明の電解水生成装置は、装置の筐体外郭の前面方向に開閉可能な蓋いを設け、蓋いの内部を浄水カートリッジ収納室とした電解水生成装置において、
上記蓋いの一部に上記収納室内の浄水カートリッジの外郭を目視可能とする透光部を設け、少なくとも浄水カートリッジの外郭が該透光部を介して目視できる大きさに縦型矩形状に形成し、該縦型矩形状部材は帯状部材の短辺を垂直方向に、帯状部材の長辺を水平方向に連続的に構成してなることを特徴とする。
上記蓋いの一部に上記収納室内の浄水カートリッジの外郭を目視可能とする透光部を設け、少なくとも浄水カートリッジの外郭が該透光部を介して目視できる大きさに縦型矩形状に形成し、該縦型矩形状部材は帯状部材の短辺を垂直方向に、帯状部材の長辺を水平方向に連続的に構成してなることを特徴とする。
本発明において、電解水生成装置の側面部に設けられた上記透光部の帯状部材はその短辺の中央部を凸に形成し、浄水カートリッジの外郭の一部が拡大して見えるようにしてもよく、或いは、上記収納室に照明手段を設けてもよい。更には、上記照明手段は、浄水カートリッジに記載された表示を照明するように設けるのが好適である。
本発明の電解水生成装置ではカートリッジ収納室の蓋いの一部を透明性部材で形成し、カートリッジを目視することができるようにしたので、カートリッジが確実に挿着されなかったり、時間の経過と共に管口部に挿入されているOリング等が劣化して、原水もしくはカートリッジを出た浄水の一部が漏水したとしてもすぐ気付くことができるので家庭用電解水生成装置を安全に使用できる。
カートリッジ収納室の一部を透明性部材で形成し、且つ、収納室の内部を照明したのでカートリッジの存在をきわだたせ、カートリッジ交換の必要性を認識させることができる。また収納室を照明することにより吐水に清涼感を与えることができる。
透光部はその横方向に伸びる矩形面が凸レンズ断面の形状を呈する連続した成型物から構成することにより、横書きの浄水カートリッジの表面に刻印された使用期限等を拡大して見ることができるので、確認が容易になる。
図1は本発明の電解水生成装置の構成とその動作を説明する図である。以下、本発明を、図面に示した実施例に基づいて説明する。
図1において、1は原水の供給を行う電磁弁等の開閉弁であり、2は原水の浄化や濾過を行う浄水器(カートリッジ)で矢示方向に原水が流れ浄化されて浄水となる。3は浄水器の吐水配管で、この吐水配管から分岐して流れる配管4と、陽極室に至る流路5との間にカルシウム等のアルカリ土類有機金属塩をミネラル成分として添加する添加筒6がある。浄水は電解槽7の下方管口部8a、8bからイオン透過性隔膜9をもって分域した陰極10を設けた陰極室11と陽極12を設けた陽極室13で電気分解されて、それぞれの極室の吐水口14、15から陰極水および陽極水を吐水する。また、陰陽極10、11間に直流電圧を供給する電源16や制御、表示を行う制御手段17がある。なお、18は浄水器から吐水した浄水の圧力を測定するセンサであり、19は吐水量を計測する流量計であり、20は圧力制御手段である。
浄水器2は一般的に経済性の高い、例えば、不透明の樹脂成型部材でその外郭が造られると共に、活性炭や活性助剤および中空糸等を積層状に充填して構成され、使用と共に次第に劣化するので所定期間が過ぎると交換する必要がある。このため、交換し易いように着脱自在のカートリッジとして形成され、開閉自在な蓋いを設けた装置筐体の前面方向に位置した収納室に保持されている。
図2は電解水生成装置の本発明に係る外郭筐体部分を示した外観図であり、部分透明蓋いの第1の実施例を示す。また、鎖線で示す矢示表示部分は蓋いを取り除いたときの正面部分図である。
図2において、装置前面21から見て左側はカートリッジの収納室22になつていて、蓋い26を矢示a方向に回動することにより収納室22を開放状態にすることができる。収納室22には発光部材31が設けられている。また、前面右辺縦長表示パネル23内下方部に吐水の性質を表示する制御手段17で制御される表示部24があり、装置を操作するタッチスイッチ類がある。また、装置上面には生成した吐水を吐出する吐水管25が設けられ、前記した陰極水または陽極水の何れか一方を所望によって吐水する。
カートリッジ2の収納室22を蓋う蓋い26の前面は収納室の少なくともカートリッジ2が見える透光部27を形成していて収納室内部が容易に目視ですることができる機構となっている。図においては、透光部27は蓋い26の少なくても浄水カートリッジの外郭が目視できる縦長矩形状に形成し、透光部27を分割した左右に長い3つの帯状矩形面28、28、29の少なくとも中央の矩形面は浄水カートリッジの存在をきわだたせるため上下の2つの矩形面とは透光度合を変えている。上下2つの矩形面28、28はアクリルやポリカーホーネート等の透明部材や半透明部材で、また、中央の矩形面29はアクリルやポリカーホーネート等に着色剤や蛍光剤等を添加して半透明とした着色透明部材で形成されている。このように透明部材を分割することにより、使用者に透光部をきわだたせてその重要性を認識させることができる。上記において透光部は有機部材としたが、硝子やFRP等の無機質部材や無機質含有有機部材を用いてもよいことは勿論である。
図3は部分透明蓋いの形状を示す第2の実施例である。
図3において、透光部27はその横方向に伸びる矩形面が凸レンズ断面の形状を呈する連続した成型物30から構成されている。これにより、浄水カートリッジの表面に刻印された使用期限等を拡大して確認することができる。また、成型物30の裏面を荒したり、自体に気泡等を存在させた半透明部材を用いることもできる。これとは別に矩形面を菱形状の棒状物を棒状横面に連続的に接合したシャッター形状の成型物などから構成してもよい。
更に、収納室内を照明することにより、収納室を見易くするだけでなく、使用者に透光部をきわだたせてカートリッジの重要性や交換時期を認識させることができる。このためには、図2に示したように、装置の作動と連動して動作する少なくとも1つの発光部材31を収納室22に設け照明するのがよい。照明色を着色透明部材と相対する発色にすることにより、更に透光部をきわだたせることができる。発光部材としては青、緑、赤色を発する発色ランプを適宜用いることができるが、自然発を発するものを用い、照明着色フイルムを透過させて着色してもよい。
発光部材の設置位置は収納室22の上部やサイドに適宜設置することができる。上部の設置においては、カートリッジ全体を浮かびあがらすことができるので、カートリッジをきわだたせることができる。また、サイドの設置においては、所望によってカートリッジに記載された交換時期等の表示を部分的に浮かびあがらすことができるので本件発明目的のカートリッジ交換の必要性を認識させるのに好都合である。
発光部材の点灯は陰陽極10、12間に直流電圧を供給する電源16と連動させ、電源オンと共に照明することもできるが、制御手段17と連動させ吐水管25から所望の水が吐水しているときのみ発光部材を発光して照明することもできる。また、これらを組合せ、電源オンと共の照明は減光され所望の水が吐水されると光量を増強させたり、点滅させることもできる。また、電源オンと共の照明は上部に設置した発光部材で行い、所望の水が吐水すると共に、サイドに設置した発光部材が点灯するなど、装置の機能に合わせて点灯を自在に行うことができる。このような自在な点灯から、例えば、装置が陰極室側に堆積したアルカリ土類金属を除去するための陰陽電極間に逆極性の電圧を印加する逆洗期間で、吐水管25から所望しない吐水が行われている場合、照明の変色等から吐水の性質を容易に識別できるようにすることができるので安全性が高められる。
図4は収納室内を制御手段をもって照明するための回路ブロック図である。
図において、32は表示パネルに設けられたコントロールスイッチであり、コントロールスイッチの操作による信号が制御手段17に送られる。制御手段17には装置の使用積算時間をカウントするカウンタや記憶部材、電解槽通電電流がアルカリ土類金属の陰極室側流路の付着によって低下した場合、標準電流と比較する比較器、それらを制御するCPU等から構成されている。33は水流路の変動を感知すると共に、変動に対応してバルブ等の開閉したり、電解槽通電電流を制御する水流路の制御手段であり、電源16、センサ18、流量計19などが含まれる。コントロールスイッチ32の操作に対応した表示は表示部24に示されるが、前記したような状態の変化を発光部材31の照明の変化をもっても表示することができる。
2 浄水器(カートリッジ)
7 電解槽
25 吐水管
26 蓋い
27 透光部
31 発光部材
7 電解槽
25 吐水管
26 蓋い
27 透光部
31 発光部材
Claims (3)
- 装置の筐体外郭の前面方向に開閉可能な蓋いを設け、蓋いの内部を浄水カートリッジ収納室とした電解水生成装置において、
上記蓋いの一部に上記収納室内の浄水カートリッジの外郭を目視可能とする透光部を設け、少なくとも浄水カートリッジの外郭が該透光部を介して目視できる大きさに縦型矩形状に形成し、該縦型矩形状部材は帯状部材の短辺を垂直方向に、帯状部材の長辺を水平方向に連続的に構成してなることを特徴とする電解水生成装置。 - 電解水生成装置の側面部に設けられた上記透光部の帯状部材はその短辺の中央部を凸に形成し、浄水カートリッジの外郭の一部が拡大して見えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の電解水生成装置。
- 上記収納室に照明手段を設け、該照明手段は、浄水カートリッジに記載された表示を明示するように設けられた請求項1乃至2のいずれかに記載の電解水生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003425885A JP2005152866A (ja) | 2003-11-20 | 2003-11-20 | 電解水生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=34736248
Family Applications (1)
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JP2003425885A Pending JP2005152866A (ja) | 2003-11-20 | 2003-11-20 | 電解水生成装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005152866A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018094070A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 洗濯機 |
CN113201912A (zh) * | 2016-12-13 | 2021-08-03 | 东芝生活电器株式会社 | 洗衣机 |
JP7231959B1 (ja) | 2021-09-13 | 2023-03-02 | 株式会社トップウォーターシステムズ | 浄水装置 |
-
2003
- 2003-11-20 JP JP2003425885A patent/JP2005152866A/ja active Pending
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CN113201912B (zh) * | 2016-12-13 | 2023-10-20 | 东芝生活电器株式会社 | 洗衣机 |
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