JP2005151237A - スピーカシステム並びに浴室ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 浴室ユニットの天井壁に中高音再生スピーカを取り付け、バスタブのエプロンをアクチュエータで振動させて低音再生の構成があるが、低音再生の均一化にばらつきが生じ、中高音のスピーカ部とアクチュエータ部が分離しているため取り付けが複雑化する。本発明は中高音再生部と低音再生部を一つのキャビネットにまとめて収納し浴室ユニットの天井壁への取り付けの簡易化と防水を図るスピーカシステムとする。
【解決手段】 第1空気室と音響ダクトを備えた第2空気室との間に仕切り板を介在させて一体にキャビネットを構成し、音響放射面がキャビネットの外部に臨む第1スピーカユニットを第1空気室に備えたバッフル板に配設し、音響放射面が第2空気室に臨む第2スピーカユニットを仕切り板に配設し、音響ダクトの両開口端部がバッフル板と仕切り板の各々に連通形成しバッフル板を下側にして取り付ける形態である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、小型化を達成しつつ水滴からの保護を達成するスピーカシステムに関し、特にシステムバスルーム等の浴室ユニットに適用可能なスピーカシステムに関する。
ユニットバスルーム等の浴室ユニット用音響再生装置がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の発明では、ユニットバスルームは、防水パンと4枚の壁パネルとアーチ状の天井パネルによって箱状に形成され、防水パン上にバスタブが設置され、壁パネル側には洗い場と洗面器置き用カウンタが配置されている。そして、天井パネルには2個の防水スピーカが取り付けられ、バスタブの洗い場側の壁面(エプロン)にはアクチュエータが取り付けられ、これによって、天井パネルの2個の防水スピーカが中高音を再生し、アクチュエータがエプロンを振動板として低音を再生する構成である。
特開2001‐157642号公報
特許文献1のものは、中高音の再生が天井パネルに取り付けられた2個の防水スピーカによって行われ、低音の再生がバスタブのエプロンの振動によって行われるため、両音源が分離した状態であり、聴覚的にはフラット感を得にくい。そして、低音の再生がバスタブのエプロンの振動によるため、エプロンの強度や構成によって低音再生の均一化にばらつきが生じる。また、中高音の再生スピーカ部と低音の再生アクチュエータ部が分離しているため、中高音の再生部と低音の再生部を別個に取り付ける手間が掛かり、取り付け作業の複雑化が生じる、という問題がある。
本発明はこのような点に鑑みて、中高音の再生部と低音の再生部を一つのキャビネットにまとめて収納することによって、これらの問題点を解決することができるスピーカシステムを提供する。そして、特にシステムバスルーム等の浴室ユニットの天井壁への取り付けに適し、湿気が凝縮して水滴化した状態でも、この水滴によって音の再生に支障がないようなスピーカシステムを提供するものである。
第1の発明は、密閉状態に保たれた第1の空気室と音響ダクトを備えた第2の空気室との間に仕切り板を介在させて一体にしたキャビネットを構成し、音響放射面が前記キャビネットの外部に臨むように第1のスピーカユニットを前記第1の空気室に備えたバッフル板に配設すると共に、音響放射面が前記第2の空気室に臨むように第2のスピーカユニットを前記仕切り板に配設したスピーカシステムであり、前記音響ダクトの開口端部が前記バッフル板と前記仕切り板の各々に連通形成され前記バッフル板を下側にして取り付けられる形態であることを特徴とするスピーカシステム。
第2の発明は、第1の発明において、前記音響ダクトの開口端部へ低く向かう傾斜面が前記仕切り板の表面に形成されていることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明において、前記第2のスピーカユニットの音響放射面の外周を囲繞する起立壁を前記仕切り板に備えたことを特徴とする。
第4の発明は、第1乃至第3の発明において、前記第2のスピーカユニットの振動板を撥水性の高い素材で構成し、前記振動板の振動により侵入した水滴等を飛散可能となるようにしたことを特徴とする。
第5の発明は、第1乃至第4の発明において、前記第2の空気室の裏板部をドーム形状に曲成し、前記裏板部に生じた水滴を前記第2の空気室の内周壁側へ導くようにして前記第2のスピーカユニットへの滴下を防止するようにしたことを特徴とする。
第6の発明は、第1乃至第5の発明において、前記裏板部の前記第2の空気室側表面にシボ加工等により微細凹凸を形成し、水滴の親水性を向上するようにしたことを特徴とする。
第7の発明は、密閉状態に保たれた第1の空気室と音響ダクトを備えた第2の空気室との間に仕切り板を介在させて一体にしたキャビネットを構成し、音響放射面が前記キャビネットの外部に臨むように第1のスピーカユニットを前記第1の空気室に備えたバッフル板に配設すると共に、音響放射面が前記第2の空気室に臨むように第2のスピーカユニットを前記仕切り板に配設し、前記音響ダクトの両開口端部が前記バッフル板と前記仕切り板の各々に連通形成されたスピーカシステムを構成し、浴室ユニットの天井パネルに対して、前記バッフル板を室内側にして前記第1のスピーカユニットが下側になるように取り付けたことを特徴とする。
第1の発明は、第1のスピーカユニットと第2のスピーカユニットを一体化した構成となり、スピーカシステムのコンパクト化が達成できるため、中高音の再生スピーカ部と低音の再生スピーカ部の取り付けが簡素化される。また、浴室ユニットの天井壁への取り付けにおいても、聴覚的にはフラット感が得られるものとなり、湿気対策もとりやすいものとなる。
第2の発明では、第1の発明の効果に加えて、第1のスピーカユニットを下側にして浴室ユニットの天井壁へ取り付ける場合に適し、仕切り板の表面に付着した水滴はダクトへ導かれて下方へ排出されるため、第2のスピーカユニットの防水効果が向上する。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の効果に加えて、第1のスピーカユニットを下側にして浴室ユニットの天井壁へ取り付けた場合にも、仕切り板の表面に付着した水滴は起立壁によって第2のスピーカユニットへ侵入することが阻止され、仕切り板の表面に付着した水滴はダクトから下方へ排出されるため、第2のスピーカユニットの防水効果が更に向上する。
第4の発明は、第1乃至第3の発明のいずれかの効果に加えて、第2のスピーカユニットの振動板上に付着した水滴は、振動板の振動によって周囲に飛散されるため、振動板の正規の振動による音の再生が得られると共に、飛散した水滴は仕切り板の表面からダクトを通って排出され、第2のスピーカユニットの防水効果が更に向上する。また、第1のスピーカユニットの振動板も撥水性の高い素材で構成することによって、スピーカシステム全体を耐水性とすることができ、浴室ユニットの天井壁へ取り付けるタイプのスピーカシステムとして好適である。
第5の発明は、第1乃至第4の発明のいずれかの効果に加えて、第1のスピーカユニットを下側にして浴室ユニットの天井壁へ取り付けた場合にも、第2の空気室の裏板部に生じた水滴は裏板部のドーム形状に沿って第2の空気室の内周壁側へ導かれるため、第2のスピーカユニットへの水滴の滴下は防止でき、第2のスピーカユニットの防水効果が更に向上する。
第6の発明は、第1乃至第5の発明のいずれかの効果に加えて、第2空気室の裏板部の表面に付着した水分は、微細凹凸によって平坦状に広がるため球状水滴にならず、球状水滴となって第2のスピーカユニットへ滴下することもなく、第2のスピーカユニットの防水効果が更に向上する。
第7の発明は、上記のように、取り付けの簡素化が得られ、更に音響効果と防滴効果の得られるスピーカシステムを浴室ユニットの天井パネルへ取り付ける標準品とした浴室ユニットが提供でき、浴室ユニットの高級化にもなる。
本発明は、密閉状態に保たれた第1の空気室と音響ダクトを備えた第2の空気室との間に仕切り板を介在させて一体にしたキャビネットを構成し、音響放射面が前記キャビネットの外部に臨むように第1のスピーカユニットを前記第1の空気室に備えたバッフル板に配設すると共に、音響放射面が前記第2の空気室に臨むように第2のスピーカユニットを前記仕切り板に配設したスピーカシステムであり、前記音響ダクトの開口端部が前記バッフル板と前記仕切り板の各々に連通形成され、前記バッフル板を下側にして取り付ける形態であり、その実施例を以下に記載する。
各図は本発明の実施形態のスピーカシステムとその取り付け状態を示しており、図1は本発明のスピーカシステムの分解斜視図、図2は本発明のスピーカシステム内部構造を示す縦断面図、図3は本発明のスピーカシステムを壁に取り付ける場合の分解斜視図、図4は本発明のスピーカシステムを壁に取り付けた部分の縦断面図、図5は本発明のスピーカシステムを取り付けた浴室ユニットの内部斜視図である。
これらの図において、1は本発明のスピーカシステムであり、これを浴室ユニット30の天井パネル33に取り付ける実施形態について説明する。本発明のスピーカシステム1は、密閉状態に保たれた第1の空気室2と音響ダクト3を備えた第2の空気室4との間に仕切り板5を介在させて一体にした円筒状のキャビネット6を構成し、音響放射面7がキャビネット6の外部に臨むように第1のスピーカユニット8を第1の空気室2に備えたバッフル板9に配設すると共に、音響放射面11が第2の空気室4に臨むように第2のスピーカユニット10を仕切り板5に配設し、音響ダクト3の一方の開口端部3Aがバッフル板9に連通開口し他方の開口端部3Bが仕切り板5に連通開口するよう形成された構成である。
本発明のスピーカシステム1は、両端開口の合成樹脂製の円筒状キャビネット6と、合成樹脂製のバッフル板9と、合成樹脂製の裏板部17と、第1のスピーカユニット8と、第2のスピーカユニット10と、音響ダクト3とを主要構成部品としている。そして、円筒状のキャビネット6の中間部にはキャビネット6を上下に二分する仕切り板5が一体成形され、バッフル板9には裏側に音響ダクト3が一体成形され、仕切り板5には音響放射開口5Aが形成され、バッフル板9には音響放射開口9Aが形成されている。そして、音響放射面7を音響放射開口9Aに対応して音響放射開口9Aを塞ぐように第1のスピーカユニット8が取り付けられ、音響放射面11を音響放射開口5Aに対応して音響放射開口5Aを塞ぐように第2のスピーカユニット10が取り付けられ、キャビネット6と他端開口を塞ぐように裏板部17が取り付けられている。円筒状のキャビネット6はスピーカシステム1の胴体部を構成する形態となる。
これによって、バッフル板9と仕切り板5との間に第1のスピーカユニット8と第2のスピーカユニット10を収納した密閉の第1の空気室2が形成され、仕切り板5と裏板部17との間に密閉の第2の空気室4が形成される。そして、音響ダクト3がバッフル板9前面側の空間と第2の空気室4とを連通状態とする。音響ダクト3は第1の空気室2内の一方に偏った位置に配置されている。
第1のスピーカユニット8は、音響信号を受信し増幅等の機能を備えた再生回路装置12からの信号によってコーン状の振動板13を振動させて中高音を再生する機能を備え、その取り付けは、振動板13を取り囲むフレーム14のフランジ14Aをバッフル板9に形成した音響放射開口9Aの周縁部の裏側にネジ等にて取り付けられている。これによって、コーン状の振動板13は音響放射開口9Aに向けて広がった状態である。
第2のスピーカユニット10は、音響信号を受信し増幅等の機能を備えた再生回路装置12からの信号によってコーン状の振動板15を振動させて低音を再生する機能を備え、その取り付けは、振動板15を取り囲むフレーム16のフランジ16Aを仕切り板5に形成した音響放射開口5Aの周縁部の裏側にネジ等にて取り付けられている。これによって、コーン状の振動板15は音響放射開口5Aに向けて広がった状態である。
裏板部17は、円筒状キャビネット6内の第2空気室4の後端開口を塞ぐように、キャビネット6の後端開口周縁内に裏板部17の環状フランジ19が嵌合した状態でネジ18にて取り付けられている。
バッフル板9は、キャビネット6内の第1空気室2の下端開口を塞ぐようにバッフル板9の裏側の環状溝20にキャビネット6の下端開口周縁部が嵌め合わされ、環状溝20の内側壁にキャビネット6の下端開口周縁がネジ21にて取り付けられている。このような組立て状態によって、音響ダクト3は第1の空気室2内の一方に偏った位置をとる。
音響ダクト3はバッフル板9と合成樹脂にて一体成形されて一方の開口端部3Aがバッフル板9の前面に連通し、バッフル板9とキャビネット6との組立てによって、音響ダクト3の他方の開口端部3Bが仕切り板5に形成した音響開口5Bに連通する構成である。音響ダクト3の一方の開口端部3Aがバッフル板9に連通し他方の開口端部3Bが仕切り板5に連通形成された構成であるため、第1のスピーカユニット8と第2のスピーカユニット10を一体化した構成となり、スピーカシステム1のコンパクト化が達成できるため中高音の再生スピーカ部と低音の再生スピーカ部の天井パネル33への取り付けが簡素化される。
本発明のスピーカシステム1は、湿気の多い場所に取り付けられてもその湿気によって生じる水滴からスピーカユニット1を保護する効果のある特徴を備える。図5にはマンションなどの建築物51内に構成された浴室エリア50に本発明のスピーカシステム1を備えた浴室ユニット30を設置する状態の一例を示している。浴室ユニット30は、防水パン31と前後左右の側壁パネル32とアーチ状又はドーム状の天井パネル33によって箱状に形成され、防水パン31上にバスタブ34が設置され、側壁パネル32側には洗い場と洗面器置き用カウンタ等が配置される。天井パネル33には2個のスピーカシステム1が、第1のスピーカユニット8を下側にして取り付けられている。そして、天井パネル33の上面には、2個のスピーカシステム1の間の位置に再生回路装置12が取り付けられている。
天井パネル33への2個のスピーカシステム1の各々の取り付け構成は図4に示す。即ち、円筒状キャビネット6に第1のスピーカユニット8と第2のスピーカユニット10が取り付けられた状態で、円筒状キャビネット6にバッフル板9と裏板部17が組み合わされたスピーカシステム1を準備し、天井パネル33に形成した取り付け開口33Aを通してキャビネット6を裏板部17側から挿通させ、環状溝20の外側位置においてバッフル板9の裏側に配設した環状の弾性パッキン35を介してバッフル板9を天井パネル33の下面に位置させ、バッフル板9と天井パネル33を貫通する複数の取り付けボルト36でもって取り付ける。
具体的には、下側となるバッフル板9の表面側の周縁部に形成した環状フランジ9Bの内側位置にバッフル板9に等角度間隔に形成した複数の挿通孔9Cと、天井パネル33に等角度間隔に形成した複数の挿通孔33Bを貫通する複数の取り付けボルト36の頭部がこの環状フランジ9Bの内側位置に配置される状態で、バッフル板9と天井パネル33を貫通するボルト36のネジ部が、天井パネル33の裏側に配設した環状の取り付けリング37のネジ部37Aに螺合することによって、弾性パッキン35がバッフル板9の周縁部によって押し圧された状態でスピーカシステム1は天井パネル33に取り付けられる。取り付けリング37は、予め天井パネル33の裏側(上側)の所定位置に取り付けておいてもよい。
このような取り付けによって、バッフル板9が室内側に位置して第1のスピーカユニット8の音響放射面7が下側向きとなり、コーン状の振動板13が下方に開いた状態となる。そして、第2のスピーカユニット10の音響放射面11が上側向きとなり、コーン状の振動板15が上方に開いた状態となる。これによって、第1の空気室2の上側に第2の空気室4が存在する配置となり、音響ダクト3が上下方向に延びて第2の空気室4の低音を浴室ユニット30の室内へ伝達できる図2に示すような配置となる。
40は化粧カバーであり、化粧グリルとも称され、防錆材によってメッシュ状等の形態に構成した防護ネット40Aが合成樹脂製の周縁の枠41に取り付けられており、枠41は環状そのものでもよいが、枠41の内側に多角形またはその他の形状の多数の音響孔を形成した形態でもよい。化粧カバー40は、枠41に形成した複数の係止爪42を天井パネル33に取り付けたバッフル板9に形成した係止孔43に挿入した状態で、化粧カバー40を若干回転させることによって、係止爪42が係止孔43の係止部44に弾性係止して着脱自在に取り付けられる構成である。
もし、スピーカシステム1の修理交換等の場合には上記とは逆の操作によって、化粧カバー40を取り外した後、取り付けボルト36を緩めて天井パネル33からスピーカシステム1を取り外すことができる。
上記のように、本発明のスピーカシステム1は、密閉状態に保たれた第1の空気室2と音響ダクト3を備えた第2の空気室4との間に仕切り板5を介在させて一体にした円筒状のキャビネット6を構成し、音響放射面7がキャビネット6の外部に臨むように第1のスピーカユニット8を第1の空気室2に備えたバッフル板9に配設すると共に、音響放射面11が第2の空気室4に臨むように第2のスピーカユニット10を仕切り板5に配設し、音響ダクト3の一方の開口端部3Aがバッフル板9に連通し他方の開口端部3Bが仕切り板5に連通形成された構成であるため、第1のスピーカユニット8と第2のスピーカユニット10を一体化した構成となり、スピーカシステム1のコンパクト化が達成できるため中高音の再生スピーカ部と低音の再生スピーカ部の天井パネル33への取り付けが簡素化される。
また、浴室ユニット30の天井パネル33への取り付けにおいても、低音は第2のスピーカユニット10によって再生されて第2の空気室4へ放射され、音響ダクト3から下方の浴室ユニット30の室内へ放射されるため、第1のスピーカユニット8で再生される中高音と相俟って、聴覚的にはフラット感が得られるものとなり、良好な音響効果が得られる。
また、仕切り板5の第2の空気室4側表面5Cは、音響ダクト3の開口端部3Bへ向けて低くなる傾斜面に形成している。これによって、第1のスピーカユニット8を下側にして浴室ユニット30の天井パネル33へ取り付ける場合に適し、天井パネル33が略水平状態の場合にも、音響ダクト3から侵入した水蒸気が凝縮して水滴仕切り板5の表面に付着した水滴や第2の空気室4の側面から流下する水滴は、ダクト3へ導かれて下方へ排出されるため、第2のスピーカユニット10の防水効果が向上する。
また、仕切り板5には、第2スピーカユニット10の音響放射面11の外周を囲繞する起立壁22を形成している。具体的には、仕切り板5の第2の空気室4側表面5Cに第2のスピーカユニット10に対応する音響放射開口5Aの外周を囲繞するように起立壁22を形成している。もし、第2のスピーカユニット10を仕切り板5の第2の空気室4側に取り付けた場合にも、第2スピーカユニット10の音響放射面11の外周を囲繞して音響放射開口5Aの外周を囲繞するように起立壁22を形成すればよい。
これによって、第1のスピーカユニット8を下側にして浴室ユニット30の天井パネル33へ取り付けた場合にも、仕切り板5の表面に付着した水滴は起立壁22によって第2のスピーカユニット10へ侵入することが阻止され、仕切り板5の表面に付着した水滴はダクト3から下方へ排出されるため、第2のスピーカユニット10の防水効果が更に向上する。
また、第2のスピーカユニット10の振動板15を撥水性の高い素材、例えばポリプロピレン等で構成することによって、振動板15上に侵入した水滴は振動板15の振動により周辺へ飛散されるため、振動板15の正規の振動による音の再生が得られると共に、飛散した水滴は仕切り板の表面からダクトを通って排出され、第2のスピーカユニットの防水効果が更に向上する。また、第1のスピーカユニット8の振動板13も撥水性の高い素材で構成することによって、スピーカシステム全体を耐水性とすることができ、ユニットバスルーム装置30の天井パネル33へ取り付けるスピーカシステムとして好適である。
また、裏板部17の第2空気室4側の面は第2の空気室4の内周壁4A側へ向けて徐々に低くなるようにドーム形状に曲成されている。このため、第1のスピーカユニット8を下側にして浴室ユニット30の天井パネル33へ取り付けた場合にも、音響ダクト3から侵入した水蒸気が凝縮して第2の空気室4の裏板部17に生じた水滴は、裏板部17のドーム形状に沿って第2の空気室4の内周壁4A側へ導かれるため、第2のスピーカユニット10への水滴の滴下は防止でき、第2のスピーカユニット10の防水効果が更に向上する。
また、裏板部17の第2の空気室4側表面には、シボ加工等により微細凹凸23を形成して付着する水滴の親水性を向上することにより、球状になろうとする水滴は平坦になるため、裏板部17をドーム形状や傾斜状にすれば、それに沿って水を内周壁4A側へ導くことができるため、第2のスピーカユニット10への水滴の滴下は防止でき、第2のスピーカユニット10の防水効果が更に向上する。
本発明のスピーカシステム1を標準のコンポーネント(構成要素)とする浴室ユニット30を市場に提供することもできる。この場合は、密閉状態に保たれた第1の空気室2と音響ダクト3を備えた第2の空気室4との間に仕切り板5を介在させて一体にしたキャビネット6を構成し、音響放射面7がキャビネット6の外部に臨むように第1のスピーカユニット8を第1の空気室2に備えたバッフル板9に配設すると共に、音響放射面11が第2の空気室4に臨むように第2のスピーカユニット10を仕切り板5に配設し、音響ダクト3の開口端部がバッフル板9と仕切り板5の各々に連通形成されたスピーカシステム1を浴室ユニット30の天井パネル33に対して、バッフル板9を室内側にして第1のスピーカユニット8が下側になるように取り付けた浴室ユニット30となる。
このような構成の浴室ユニット30は、上記のように、仕切り板5の第2の空気室4側表面5Cを傾斜面としたり、起立壁22を形成したり、第1及び第2のスピーカユニット8、10の振動板13、15を撥水性の高い素材で構成したり、裏板部17の第2空気室4側の面をドーム形状にしたり微細凹凸23を形成する等の構成として、上記同様の効果を得ることができる。
本発明は、上記のように、浴室ユニットの天井パネルに第1のスピーカユニットを下側にし第2のスピーカユニットを上側にして取り付け可能なスピーカシステムとして、各種の浴室ユニットへ適用可能なものとして市場に提供できるが、本発明のスピーカシステムを標準のコンポーネント(構成要素)とする浴室ユニットとして市場に提供することもできる。そして、浴室ユニットとしてのみならず各種の浴室にも適用可能であり、湿気の多い場所での音響効果を得たい場合にも適用可能となる。
本発明のスピーカシステムの分解斜視図である。(実施例1) 本発明のスピーカシステム内部構造を示す縦断面図である。(実施例1) 本発明のスピーカシステムを壁に取り付ける場合の分解斜視図である。(実施例1) 本発明のスピーカシステムを壁に取り付けた部分の縦断面図である。(実施例1) 本発明のスピーカシステムを取り付けた浴室ユニットの内部斜視図である。(実施例1)
符号の説明
1・・・スピーカシステム
2・・・第1の空気室
3・・・音響ダクト
3A、3B・・・音響ダクトの開口端部
4・・・第2の空気室
5・・・仕切り板
5A・・音響放射開口
6・・・キャビネット(胴体部)
7・・・音響放射面
8・・・第1のスピーカユニット
9・・・バッフル板
9A・・音響放射開口
10・・第2のスピーカユニット
11・・音響放射面
13・・振動板
15・・振動板
17・・裏板部
20・・環状溝
30・・浴室ユニット
33・・天井パネル
40・・化粧カバー

Claims (7)

  1. 密閉状態に保たれた第1の空気室と音響ダクトを備えた第2の空気室との間に仕切り板を介在させて一体にしたキャビネットを構成し、音響放射面が前記キャビネットの外部に臨むように第1のスピーカユニットを前記第1の空気室に備えたバッフル板に配設すると共に、音響放射面が前記第2の空気室に臨むように第2のスピーカユニットを前記仕切り板に配設したスピーカシステムであり、前記音響ダクトの開口端部が前記バッフル板と前記仕切り板の各々に連通形成され前記バッフル板が下側にして取り付けられることを特徴とするスピーカシステム。
  2. 前記音響ダクトの開口端部へ低く向かう傾斜面が前記仕切り板の表面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカシステム。
  3. 前記第2のスピーカユニットの音響放射面の外周を囲繞する起立壁を前記仕切り板に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスピーカシステム。
  4. 前記第2のスピーカユニットの振動板を撥水性の高い素材で構成し、前記振動板の振動により侵入した水滴等を飛散可能となるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスピーカシステム。
  5. 前記第2の空気室の裏板部をドーム形状に曲成し、前記裏板部に生じた水滴を前記第2の空気室の内周壁側へ導くようにして前記第2のスピーカユニットへの滴下を防止するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のスピーカシステム。
  6. 前記裏板部の前記第2の空気室側表面にシボ加工等により微細凹凸を形成し、水滴の親水性を向上するようにしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のスピーカシステム。
  7. 密閉状態に保たれた第1の空気室と音響ダクトを備えた第2の空気室との間に仕切り板を介在させて一体にしたキャビネットを構成し、音響放射面が前記キャビネットの外部に臨むように第1のスピーカユニットを前記第1の空気室に備えたバッフル板に配設すると共に、音響放射面が前記第2の空気室に臨むように第2のスピーカユニットを前記仕切り板に配設し、前記音響ダクトの両開口端部が前記バッフル板と前記仕切り板の各々に連通形成されたスピーカシステムを構成し、浴室ユニットの天井パネルに対して、前記バッフル板を室内側にして前記第1のスピーカユニットが下側になるように取り付けた浴室ユニット。
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