JP2005150969A - 無線基地局 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナ素子数を増やすことなく、且つ、タイムスロットの利用効率を高く保ちながら、等価的に受信感度の高い無線基地局を提供する
【解決手段】 無線基地局100は、無線部101と無線部102とを有するPHS基地局であって、2個の無線機のタイムスロットを1個の移動局に割り当て、1個の移動局から送信される信号を受信し、それぞれ復調後に、無線部101で受信したデータと無線部102で受信したデータとを比較し、エラーの少ないデータを選択する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線電波を用いて移動局と通信する無線基地局に関する。
移動体通信システム(Personal Handy phone System;以下「PHS」と呼称する)において、PHS規格により定められた時分割多重方式(TDMA/TDD;Time Division Multiple Access/Time Division Duplex)により移動局と通信を行う無線基地局は、電波資源の有効利用及び設備コストの削減という観点から、カバーエリアを拡大したいという要求がある。
無線基地局のカバーエリアを拡大するためには、より遠方の移動局との通信を可能にするために、送信電力を上げること及び受信感度を上げることが必要である。無線基地局は、送信電力増幅器の高出力化を行うことにより送信電力を上げることが可能であるが、受信感度を上げるためにはアンテナ素子数を増やす必要があり、アンテナ素子数を増やすことは回路の大型化及びコストアップに繋がるという問題がある。そこで、アンテナ素子数を増やすことなく、等価的に受信感度を上げるための方法として、特許文献1に示す様な、受信ダイバーシチ方式がある。
特許文献1に示す無線基地局は、時分割多重方式とアレーアンテナによる空間多重方式とを併用して移動局と通信を行うが、ここで開示されている受信ダイバーシチ方式は、各フレームにおいて、1つの移動局からのリンクチャネルを、1つのスロットではなく、タイミングおよび周波数の異なる複数のスロットに割り当て、複数のスロットで同一内容の信号を受信し、受信した全ての信号を対応する重み情報に基づいて最大比合成することにより受信信号を生成する。このように、同じ情報を、タイミング及び周波数の異なる複数のスロットで受信することにより、1つのスロットで受信エラーとなった場合でも、他の何れかのスロットで同一の移動局からの同一の信号が無線基地局に到達する可能性があり、最終的に信号が受信される可能性が高まる。従って、上記のダイバーシチ受信方式では、無線基地局の相対的な受信感度が上がり、遠方の移動局からの電波であっても受信しやすいため、カバーエリアを拡大することができる。
特開2002−290299号公報
しかしながら、TDMA/TDDフレームのスロットは、最大4個の移動局に割り当てることが可能であるのに対して、上記の特許文献1による受信ダイバーシチ方式では、1フレームのスロットを4個の移動局に割り当てることができず、スロットの利用効率が低いという問題がある。従って、本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであって、アンテナ素子数を増やすことなく、且つ、タイムスロットの利用効率を高く保ちながら、等価的な受信感度の高い無線基地局を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、複数の無線部を有し、時分割多重により移動局と通信を行う無線基地局であって、複数の無線部の内、2以上の無線部において、無線部毎に異なるチャネルの1のタイムスロットを1の移動局に割り当て、前記2以上の無線部を介して前記1の移動局から送信される送信信号を受信し、受信した2以上の受信信号をそれぞれ復調した後、エラーが最も少ない1の受信信号を選択することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明は、2の無線部を有し、時分割多重により移動局と通信を行う無線基地局であって、2の無線部において、無線部毎に異なるチャネルの1のタイムスロットを移動局に割り当て、前記2の無線部を介して、割り当てられた2のタイムスロットを用いて前記移動局から送信される送信信号を受信し、受信した2の受信信号をそれぞれ復調し、復調した2の受信信号のエラーの程度を判断し、エラーが少ないと判断された1の受信信号を選択するよう制御することを特徴とする。
また、前記無線基地局は、2の無線部において時分割多重に用いられる同一タイミングの2のタイムスロットを前記移動局に割り当てることを特徴とする。
また、前記無線基地局は、既に当該無線基地局と通信中である移動局から送信される送信信号の受信レベルを取得し、又は新規の移動局から送信される通信要求の受信レベルを取得し、取得した受信レベルに応じて、各移動局から送信される送信信号を2の無線部を介して受信するか又は1の無線部を介して受信するかを判断し、2の無線部を介して受信すると判断された移動局に対して、2の無線部において無線部毎に異なるチャネルの1のタイムスロットを割り当てることを特徴とする。
また、前記無線基地局は、前記2個の無線部の内、エラーが少ないと判断した受信信号を受信した1の無線部を介して、移動局に送信信号を送信するように制御ことを特徴とする。
以上説明したように、本発明は、複数の無線部を有し、時分割多重により移動局と通信を行う無線基地局であって、複数の無線部の内、2以上の無線部において、無線部毎に異なるチャネルの1のタイムスロットを1の移動局に割り当て、前記2以上の無線部を介して前記1の移動局から送信される送信信号を受信し、受信した2以上の受信信号をそれぞれ復調した後、エラーが最も少ない1の受信信号を選択することを特徴とする無線基地局である。
この構成によると、同一の移動局から送信される送信信号を2以上の無線部で受信するので、1の無線部のみで受信する場合と比較して、エラーの少ない信号が受信できる可能性が高まる。また、それぞれの受信信号を復調した後に、エラーの少ない受信信号を選択するので、エラーの少ない信号を通信相手である電話機に送信することが出来る。これにより、エラーになり易いカバーエリア端などの移動局から送信される送信信号の受信感度が等価的に高まる。
また、本発明は、2の無線部を有し、時分割多重により移動局と通信を行う無線基地局であって、2の無線部において、無線部毎に異なるチャネルの1のタイムスロットを移動局に割り当て、前記2の無線部を介して割り当てられた2のタイムスロットを用いて前記移動局から送信される送信信号を受信し、受信した2の受信信号をそれぞれ復調し、復調した2の受信信号のエラーの程度を判断し、エラーが少ないと判断された1の受信信号を選択するよう制御することを特徴とする無線基地局である。
この構成によると、2個の無線部を有する無線基地局において、各無線部が時分割多重に用いるTDMA/TDDフレームの同一タイミングに空きスロットがある場合に、上記の様に2個のスロットを1個の移動局に割り当れば、エラーの少ない信号が受信できる可能性が高まる。また、それぞれの受信信号を復調した後に、エラーの少ない受信信号を選択するので、エラーの少ない信号を通信相手である電話機に送信することが出来る。これにより、エラーになり易いカバーエリア端などの移動局から送信される送信信号の受信感度が等価的に高まる。更には、通信に使われていない空きスロットを有効に利用することが出来る。
前記無線基地局は、さらに、既に当該無線基地局と通信中である移動局から送信される送信信号の受信レベルを取得し又は新規の移動局から送信される通信要求の受信レベルを取得し、取得した受信レベルに応じて、各移動局から送信される送信信号を2の無線部を介して受信するか又は1の無線部を介して受信するかを判断し、2の無線部を介して受信すると判断された移動局に、2の無線部において無線部毎に異なるチャネルの2のタイムスロットを割り当てるように構成してもよい。
この構成によると、無線基地局と通信中の移動局及び新たに通信要求を発信した移動局から送信される送信信号の受信レベルに基づき、2個の無線部を用いるか1個の無線部を用いるか判断しているので、無線基地局のカバーエリア端など、エラーが発生し易い移動局に対して、選択的に2個のタイムスロットを割り当て、2個の無線部を介して受信することが出来る。2個の無線部を介して受信することにより、エラーの少ない信号が受信できる可能性が高い。
ここで、前記無線基地局は、さらに、前記2個の無線部の内、何れかの無線部を介して時分割多重に用いられるタイムスロットを用いて前記移動局に送信信号を送信し、前記2個の無線部の内、エラーが少ないと判断した受信信号を受信した1の無線部を介して、前記移動局に送信信号を送信するように制御するように構成してもよい。
この構成によると、TDMA/TDDの場合、双方向伝送方式であるため、2個の無線部を介して受信信号を受信している場合、2個の受信信号の内エラーが少なかった一方の無線部を介して下り信号を送信することにより、送信信号においてもエラーが少なくなることが期待できる。従って、移動局への送信時においても無線部を選択的に用いることにより送受信ともに通話品質が改善され、カバーエリア端などに存在する移動局との通信に有用である。
本発明に係る実施の形態として、無線基地局100について図面を参照して説明する。無線基地局100は、2個の無線部を有し、各無線部がPHS規格で定められた時分割多重方式により4チャネル多重通信を行うことで、無線基地局100全体では最大で8個の移動局と通信することが可能であるPHS基地局である。
<構成>
ここでは、無線基地局100の構成について説明する。
図1は、無線基地局100の構成を示すブロック図である。同図に示す様に、無線基地局100は、無線部101、無線部102、信号処理部103、信号処理部104、モデム部105、モデム部106、制御部107、切替部108及びベースバンド部109から構成される。
なお、以下では、「スロット」と「タイムスロット」とを同一意味として用いることがある。
(1)無線部101、無線部102
無線部101は、4個のアンテナ素子から構成されるアンテナ、アンテナと接続された受信部及びアンテナと接続された送信部から構成される。無線部101は、PHS規格に従いTDMA/TDDフレーム内に4個のチャネルを時分割多重して通信を行う。
より詳しくは、TDMA/TDDフレームは、4個の送信スロット(下りスロット)と4個の受信スロット(上りスロット)とから構成され、1個の送信スロットと対応する1個の受信スロットとの組が、時分割多重による1個のチャネルを構成することにより、無線部101は4個のチャネルを構成し4個の移動局と通信を行うことが可能である。以下では、無線部101が移動局と通信を行うTDMA/TDDフレームをフレームAと呼称し、フレームAの送信スロットを前から順に、Ta1、Ta2、Ta3、Ta4、フレームAの受信スロットを前から順に、Ra1、Ra2、Ra3、Ra4と呼称する。
無線部101は、信号処理部103と接続されており、受信部はアンテナを介して受信した高周波信号を低周波信号に変換し、低周波信号を増幅して信号処理部103へ出力する。送信部は、信号処理部103から入力された低周波信号を高周波信号に変換し、アンテナを介して高周波信号を移動局に送信する。
無線部102は、無線部101と同様の構成を有し、PHS規格に従いTDMA/TDDフレーム内に4個のチャネルを時分割多重して通信を行う。以下では、無線部102が通信を行うTDMA/TDDフレームのフレームBと呼称し、フレームBの送信スロットを前から順に、Tb1、Tb2、Tb3、Tb4、フレームBの受信スロットを前から順に、Rb1、Rb2、Rb3、Rb4と呼称する。無線部102の詳細な説明は省略する。
(2)信号処理部103、信号処理部104
信号処理部103は、フレームAのタイムスロット毎に、無線部101から移動局毎に受信された受信信号を取得し、各タイムスロットにおいて通信している各移動局について、タイムスロットの始点を基準として、UW信号が受信される時刻を、以下に示す様にして測定する。
タイムスロットにおいて受信される一連の信号のうちUW信号が含まれる部分が、PHS規格で定められている。信号処理部103は、UW信号の受信波形を予め記憶している。信号処理部103は、無線部101により移動局毎に分離された受信信号においてUW信号にあたる部分の信号波形と、前記予め記憶されている信号波形との相関値を計算する。ここで計算される相関値は、両波形が一致する度合いを表す指標である。
信号処理部103は、前記計算した相関値の他に、前記UW信号にあたる部分を前後に1乃至数シンボルの通信時間に相当する時間ずらした期間を、順次対象として、各期間に受信された信号波形と予め記憶されている信号波形との相関値を計算する。これらの中で最も高い相関値が得られた期間を、UW信号が受信された期間(タイミング)であると判断する。
信号処理部103は、タイムスロットの始点を基準として、前記UW信号が受信されたと判断される期間の開始時刻を、各移動局に関する受信タイミングとする。なお、分解能は1波形周期に対するオーバーサンプル数により決まる。信号処理部103は、測定した受信タイミングを記憶する。信号処理部103は、移動局から受信する受信信号の受信タイミングを検出するとその所定時間後に前記移動局へ信号を送信することがPHS規格により定められているため、PHS規格に従い、信号処理部103は、送信信号の送信タイミングを管理する。
また、信号処理部103は、タイムスロット毎に受信した移動局の端末IDと受信レベルとを検出し、検出した端末IDと受信レベルとを制御部107へ出力する。端末IDとは、通信中に無線基地局100が移動局を照合するために用いる記号である。受信レベルは、移動局が既定のレベルで送信した送信信号を、無線基地局100が受信するときの受信信号のレベルであって、各移動局の通信能力を表す指標として用いられる。受信レベルが高い移動局ほど無線基地局100との通信能力が高いことを表す。
信号処理部104は、信号処理部103と同様の構成及び機能を有する。図1に示す様に、信号処理部104は無線部102と接続されており、信号処理部103と同様に、受信タイミングを測定して、測定した受信タイミングを制御部107へ出力する。無線部102から移動局毎に受信された受信信号を取得し、各タイムスロットにおいて通信している各移動局について、信号処理部103と同様の処理により、UW信号が受信される時刻である受信タイミングを測定し、測定した受信タイミングを記憶し、移動局へ送信する送信信号の送信タイミングを管理する。
また、信号処理部104は、タイムスロット毎に受信した移動局の受信レベルを検出し、検出した受信レベルを制御部107へ出力する。
(3)モデム部105、モデム部106
モデム部105は、信号処理部103からπ/4シフトQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)により変調されたベースバンド信号を受け取り、変調されたベースバンド信号を復調してベースバンド信号を生成し、生成したベースバンド信号を、切替部108を介してベースバンド部109へ出力する。また、モデム部105は、切替部108を介してベースバンド部109からベースバンド信号を受け取り、受け取ったベースバンド信号をπ/4シフトQPSKにより変調し、変調されたベースバンド信号を信号処理部103へ出力する。
モデム部106は、モデム部105と同様の構成及び機能を有する。モデム部106は、図1に示す様に信号処理部104と接続されており、信号処理部104から変調されたベースバンド信号を受け取り、変調されたベースバンド信号を復調してベースバンド信号を生成し、生成したベースバンド信号を切替部108を介してベースバンド部109へ出力する。また、モデム部106は、切替部108を介してベースバンド部109からベースバンド信号を受け取り、受け取ったベースバンド信号をπ/4シフトQPSKにより変調し、変調されたベースバンド信号を信号処理部104へ出力する。なお、切替部108については後述する。
(4)制御部107
制御部107は、マイクロプロセッサ、ROM及びRAMなどから構成される。制御部107は、マイクロプロセッサが、前記ROMに記録されているコンピュータプログラムを実行することにより、無線基地局100全体の動作を制御する。
(スロット割当テーブル)
制御部107は、スロット割当テーブルを記憶しており、スロット割当テーブルを用いて、タイムスロット割当処理を行う。スロット割当テーブルは、端末ID欄、受信レベル欄、フレームA欄及びフレームB欄を有する。スロット割当テーブルは、無線基地局100が移動局と通信を行っていない状態では、端末ID欄、受信レベル欄、フレームA欄及びフレームB欄は全て空欄であり、無線基地局100が移動局と通信を行う度に各欄にデータが記述されていく。
端末ID欄は、無線基地局100と通信中である移動局の端末IDが記述される。端末IDとは、通信中である移動局を識別するための記号である。ここでは端末IDとして「PS1」、「PS2」等を用いる。
受信レベル欄は、対応する端末IDにより識別される移動局の受信レベルが記述される。
フレームA欄は、無線部101が通信を行うフレームAに含まれる受信スロットの内、当該移動局に割り当てられている受信スロットのスロット名が記述される。フレームB欄は、無線部102が通信を行うフレームBに含まれる受信スロットの内、当該移動局に割り当てられている受信スロットのスロット名が記述される。
ここで、スロット名は、「1」、「2」、「3」、「4」の何れかの数値で記述されている。受信スロットRa1及びRb1を「1」と表し、受信スロットRa2及びRb2の場合を「2」と表し、受信スロットRa3及びRb3を「3」と表し、受信スロットRa4及びRb4を「4」と表す。
(リンクチャネル確立処理)
制御部107は、無線部101及び信号処理部103を介して、或いは、無線部102及び信号処理部104を介して移動局から新たにリンクチャネル確立要求(タイムスロットの割り当てを要求する信号)を受信すると、以下に示すようにして、リンクチャネル確立処理を行う。
制御部107は、移動局から受信する受信信号の受信レベルと当該移動局の端末IDとを信号処理部103又は信号処理部104から受け取ると、前記端末IDを内部に記憶しているスロット割当テーブルの端末ID欄に書き込む。続いて、前記受信レベルを受信レベル欄に書き込む。次に、制御部107はフレームAの各受信スロット及びフレームBの各受信スロットについて、既に移動局に割り当てられているか否か順次調べる。
制御部107は、フレームAの受信スロット及びフレームBの受信スロットにおいて、同一タイミングの2個の受信スロットが空きスロットである場合、リンクチャネル確立要求を発信した移動局に、同一タイミングの2個の受信スロットを割り当てる。
フレームAの受信スロット及びフレームBの受信スロットにおいて、同一タイミングの空きスロットが複数個ある場合には、何れか2個の同一タイミングの空きスロットを移動局に割り当てる。
制御部107は、当該移動局に割り当てられたフレームaの受信スロットのスロット名を、スロット割当テーブルのフレームA欄に書き込み、当該移動局に割り当てられたフレームBの受信スロットのスロット名を、スロット割当テーブルのフレームB欄に書き込む。
無線基地局100は、当該移動局に割り当てたフレームAの受信スロットを用いて当該移動局からの受信信号を受信し、同様に割り当てたフレームBの受信スロットを用いて当該移動局からの受信信号を受信する。すなわち、無線基地局100は、当該移動局から送信される送信信号を2個の無線部を用いて受信する。
以上の様にして、無線基地局100が、まだ如何なる移動局ともリンクチャネルを確率していない状態から、新たに4個の移動局(それぞれの端末IDをPS1、PS2、PS3、PS4とする)からリンクチャネル確立要求を受けて、タイムスロットを割り当てた場合の、スロット割当テーブル200を図2に示す。
スロット割当テーブル200に依ると、端末IDがPS1である移動局は、無線基地局100への受信信号の受信レベルが「80」であり、フレームAの受信スロット「Ra1」及びフレームBの受信スロット「Rb1」が割り当てられている。端末IDがPS2である移動局は、無線基地局100への受信信号の受信レベルが「65」であり、フレームAの受信スロット「Ra2」及びフレームBの受信スロット「Rb2」が割り当てられている。端末IDがPS3である移動局、及び、端末IDがPS4である移動局についても同様であるため、説明は省略する。
このときの無線基地局100のTDMA/TDDフレームの状態を図3に示す。同図に示す様に、フレームA301及びフレームB302の受信スロットは、PS1からPS4までの4個の移動局に割り当てられ通信中であり、空きスロットは無い。同図に依ると、無線基地局100は、PS1、PS2、PS3及びPS4に対して、フレームA301の送信スロットを用いて送信信号を送信する。
上記の様に、フレームA301及びフレームB302の受信スロットが全て通信中の状態において、無線基地局100は、新たに他の移動局からリンクチャネル確率要求を受信すると、以下に示す様にスロット入替処理を行い、新たな移動局に受信スロットを割り当てる。
(スロット入替処理)
制御部107は、新たな移動局からリンクチャネル割当要求を受け取ると、前述の様に、信号処理部103又は信号処理部104から端末ID(PS5とする)を受け取り、受け取った端末IDをスロット割当テーブル200の端末ID欄に書き込む。続いて、制御部107は、信号処理部103又は信号処理部104からPS5の受信レベルを受け取り、受け取った受信レベルをスロット割当テーブル200の受信レベル欄に書き込む。
制御部107は、フレームA及びフレームBの受信スロットを用いて通信中であるPS1からPS4までの4個の移動局の受信レベルと新たにチャネル割当要求を受け付けたPS5の受信レベルとを、スロット割当テーブルから取得する。制御部107は、取得した5個の受信レベルのうち、数値が高いものを2個選択し、選択された受信レベルを有する移動局からの受信信号を、フレームA及びフレームBの同一時間の受信スロットで受信するようにスロットを入れ替える。
具体的には、図4に示したスロット割当テーブル400の端末ID欄及び受信レベル欄を見ると、受信レベルは、PS1>PS2>PS3>PS4>PS5の順に高い。従って、制御部107は、相対的に受信レベルが高いPS1及びPS2の2個の移動局からの受信信号を、それぞれ1個の無線部で受信するように、PS1に割り当てられているフレームBの受信スロットRb1を、PS2に割り当て、PS2に割り当てられているフレームAの受信スロットRa2及びフレームBの受信スロットRb2を、新たな移動局PS5に割り当てる。制御部107は、スロット割当テーブル400のフレームA欄及びフレームB欄に、スロット入替後のスロット名を更新して書き込む。
このときの、TDMA/TDDフレームの状態を図5に示す。同図に示すように、無線基地局100は、受信信号の受信レベルが最も高いPS1からの受信信号を、無線部101のみを介して受信し、続いて受信レベルが高いPS2からの受信信号を、無線部102のみを介して受信する。無線基地局100は、PS1及びPS2と比較して受信レベルが低いPS3、PS4及びPS5から受信する受信信号を、それぞれ、無線部101及び無線部102の2個の無線部を介して受信する。同図に依ると、無線基地局100は、PS1、PS3、PS4に対しては、フレームA501の送信スロットを用いて送信信号を送信し、PS2、PS5に対しては、フレームB502の送信スロットを用いて送信信号を送信する。
制御部107は、更に新たな移動局からリンクチャネル割当要求を受け取ると、前述の様に、スロットを入れ替える処理を繰り返す。
制御部107は、フレームA及びフレームBの全てのタイムスロットが通信中(8個の移動局と通信中)である場合、新たな移動局からリンクチャネル割当要求を受け付けても、新たな移動局へのリンクチャネルの割り当てを拒否する。
(エラーチェック及び切替指示)
制御部107は、ある移動局からの受信信号を、2個の無線部を介して受信している場合、以下のように前記移動局との通信を制御する。
受信時において(上り:PS→無線基地局100)、制御部107は、無線部101及び信号処理部103を介してモデム部105に入力され、モデム部105が復調した信号と、無線部102及び信号処理部104を介してモデム部106に入力され、モデム部106が復調した信号とを取得する。制御部107は、モデム部105及びモデム部106から取得した復調後の信号に、エラーがあるか否かを判断する。モデム部105から取得した信号にエラーがある場合、制御部107は、モデム部105とベースバンド部109とを切断し、モデム部106とベースバンド部109とを接続する様に、切替部108に切替指示を出力する。モデム部106から取得した信号にエラーがある場合、制御部107は、モデム部106とベースバンド部109とを切断し、モデム部105とベースバンド部109とを接続する様に切替部108に切替指示を出力する。
送信時において(下り:無線基地局100→PS)、制御部107は、モデム部105又はモデム部106のうち、受信時に用いたモデム部とベースバンド部109とを接続するように、切替部108に切替指示を出力する。
一方、制御部107は、ある移動局からの受信信号を、1個の無線部を介して受信している場合、受信時及び送信時共に、モデム部105とモデム部106とが共にベースバンド部109に接続するように、切替部108に切替指示を出力する。
図6を用いて、エラーチェック及び切替指示の具体例を説明する。
図6に示したフレームA601の受信スロットの上部に表示されている○印は、当該受信スロットで受信した受信信号をモデム部105で復調した信号にエラーが無いことを示し、×印は、当該受信スロットで受信した受信信号をモデム部105で復調した信号にエラーが有ることを示している。同様に、フレームB602の受信スロットの上部に表示されている○印は、当該受信スロットで受信した受信信号をモデム部106で復調した信号にエラーが無いことを示し、×印は、当該受信スロットで受信した受信信号をモデム部106で復調した信号にエラーが有ることを示している。また、フレームB602の下部に表示された「105」、「106」又は「105及び106」は、制御部107が切替部108に対して出力する切替指示を示している。
受信スロットRa1で受信している受信信号はPS1からの受信信号であり、受信スロットRb1で受信している受信信号は、PS2からの受信信号である。当該受信スロットにおいて、無線部101及び無線部102は、それぞれが異なるチャネルを受信しているため、制御部107は、切替部108に対して切替指示として「105及び106」を出力する。
受信スロットRa2及び受信スロットRb2で受信している受信信号は、共にPS5からの受信信号であり、これら受信信号をそれぞれモデム部105及びモデム部106で復調した信号の内、モデム部105で復調した信号にエラーが有るため、制御部107は、切替部108に対して切替指示として「106」を出力する。
受信スロットRa3及び受信スロットRb3で受信している受信信号は、共にPS3からの受信信号であり、これらの受信信号をそれぞれモデム部105及びモデム部106で復調した信号は共にエラーが無いため、制御部107は切替指示を出力しない。受信スロットRa3及び受信スロットRb3の下部に表示されている(106)は、切替部108が、モデム部106に接続されていることを示している。
受信スロットRa4及び受信スロットRb4で受信している受信信号は、共にPS4からの受信信号であり、これらの受信信号をモデム部105及びモデム部106で復調した信号の内、モデム部106で復調した信号にエラーが有るため、制御部107は、切替部108に対して切替指示として「105」を出力する。
送信スロットTa1及び送信スロットTb1について、制御部107は、受信スロットRa1及びRb1と同様に、切替部108に対して切替指示として「105及び106」を出力する。
送信スロットTa2及び送信スロットTb2については、制御部107は、受信スロットRa2及びRb2と同様に、切替部108に対して切替指示として「106」を出力する。このときモデム部105は、ベースバンド部109からベースバンド信号を受け取らないので、フレームAの送信スロットTa2はPS5との通信には用いられない。
送信スロットTa3及び送信スロットTb3については、制御部107は、受信スロットRa3及びRb3と同様に、切替部108に対して切替指示を出力しない。このとき切替部108はモデム部106に接続されている。モデム部105は、ベースバンド部109からベースバンド信号を受け取らないので、フレームAの送信スロットTa3はPS3との通信には用いられない。
送信スロットTa4及び送信スロットTb4については、制御部107は、受信スロットRa4及びRb24同様に、切替部108に対して切替指示として「105」を出力する。このときモデム部106は、ベースバンド部109からベースバンド信号を受け取らないので、フレームBの送信スロットTb4はPS4との通信には用いられない。
制御部107は、前述のエラーチェック及び切替部108への切替指示の出力を、タイムスロット毎に繰り返し行い、更に、TDMA/TDDフレーム毎に繰り返し行う。
(5)切替部108
切替部108は、ベースバンド部109とモデム部105、ベースバンド部109とモデム部106、又は、ベースバンド部109とモデム部105及びモデム部106を接続するための切替可能なスイッチである。切替部108は、初期状態ではベースバンド部109が、モデム部105及びモデム部106に接続するように設定されている。
切替部108は、制御部107からの切替指示を受けて、スイッチを切り替える。
(6)ベースバンド部109
ベースバンド部109は、ISDN回線を介して、交換機と接続されている。
ベースバンド部109は、ISDN回線を介して、パケットデータを受信し、受信したパケットデータからトラフッィク情報を抜き出し、TDMA変調処理を行って、複数個のチャネルを介して、抜き出したトラフィック情報を複数個のベースバンド信号に分解し、切替部108へ出力する。
ここで、前記TDMA変調処理は、PHS規格に従って1個のTDMA/TDDフレーム内に4個のチャネルを時分割多重する。
また、ベースバンド部109は、1個のTDMA/TDDフレーム内の最大4個のチャネルを介して、モデム部105及び/又はモデム部106から複数のベースバンド信号を受け取り、複数の受け取ったベースバンド信号からパケットデータを生成し、生成したパケットデータをISDN回線を介して、出力する。
<動作>
ここでは、無線基地局100の動作について、図7から図11に示すフローチャートを用いて説明する。
(1)全体の動作
図7に示すフローチャートは、無線基地局100全体の動作を示すフローチャートである。無線基地局100は、新規の移動局から通信要求を受信しなければ(ステップS101でNO)、ステップS107に進み処理を続ける。無線基地局100は、新規の移動局から通信要求を受信すると(ステップS101でYES)、通信要求に含まれ端末IDと受信レベルとを取得して、取得した前記端末IDと前記受信レベルとを、制御部107が記憶しているスロット割当テーブルに書き込む(ステップS102)。
制御部107は、スロット割当テーブルを用いて、タイムスロットの状態をチェックする(ステップS103)。フレームA及びフレームB共に空いている同一タイミングの受信スロットがある場合(ステップS104でYES)、制御部107は、フレームA及びフレームB共に空いている同一タイミングの受信スロットを新規の通信要求を受けた当該移動局に割り当てる(ステップS105)。フレームA及びフレームB共に空いている同一タイミングの受信スロットが無い場合(ステップS104でNO)、制御部107は、スロット入替処理を行う(ステップS106)。続いて通信処理を行い(ステップS107)、ステップS101に戻り処理を続ける。
(2)スロット入替処理の動作
図8及び図9に示すフローチャートは、制御部107が行うスロット入替処理の動作を示すフローチャートである。なお、ここで示す動作は、図7のステップS106の詳細である。
制御部107は、フレームA及びフレームB両方の受信スロットを用いて移動局からの受信信号を受信している受信スロットがあるか否か判断し、両受信スロットを用いて受信信号を受信している受信スロットが無い場合(ステップS201で「無」)、無線基地局100は、既に8個の移動局と通信中であることから、新規の移動局に対して、リンクチャネルの割り当てを拒否する(ステップS202)。その後、ステップS107に戻り処理を続ける。
両受信スロットを用いて移動局からの受信信号を受信している受信スロットが有る場合(ステップS201で「有」)、無線基地局100と通信中の移動局は8個以下であり、新規の移動局に対してリンクチャネルの割り当てが可能であることから、制御部107は、無線基地局100が、フレームA及びフレームB両方の受信スロットを用いて受信信号を受信している全ての移動局について、移動局から受信している受信信号の受信レベルを、スロット割当テーブルから取得する(ステップS203)。
更に、制御部107は、ステップS102においてスロット割当テーブルに書き込んだ新規の移動局の受信レベルを取得する(ステップS204)。制御部107は、ステップS203及びステップS204で取得した全ての受信レベルの内、受信レベルの高い2個の移動局を選択する(ステップS205)。
続いて、制御部107は、ステップS205で選択された2個の移動局に、当該新規の移動局が含まれるか否か判断する。選択された2個の移動局に、当該新規の移動局が含まれる場合(ステップS206でYES)、制御部107は、選択された2個の移動局の内、当該新規の移動局でない他方の移動局に割り当てられているフレームAのスロット及びフレームBのスロットの内、何れか一方のスロットを当該移動局に割り当てる(ステップS207)。即ち、無線基地局100は、フレームA及びフレームBの同一タイミングのスロットを用いて、それぞれが受信レベルの高い2個の移動局の何れかと通信を行う。
ステップS205で選択された2個の移動局に、当該新規の移動局が含まれない場合(ステップS206でNO)、選択された2個の移動局(移動局a、移動局bとする)のうち、何れか一方の移動局(移動局a)に割り当てられているフレームAのスロット及びフレームBのスロットの内、何れか一方のスロットを他方の移動局(移動局b)に割り当て、移動局bに割り当てられているフレームAのスロット及びフレームBのスロットを共に空きスロットにする(ステップS211)。
ステップS211で生成されたフレームA及びフレームBの2個の空きスロットを当該新規の移動局に割り当てる(ステップS212)。
(3)通信処理の動作
図10及び図11に示すフローチャートは、無線基地局100による通信処理の動作を示すフローチャートである。なお、ここで説明する動作は、図7のステップS107の詳細である。
ステップS301からステップS317まで、TDMA/TDDフレーム毎に繰り返す。ステップS302からステップS311まで、受信スロット毎に繰り返す。
無線部101又は無線部102を介して移動局から受信信号を受信する(ステップS303)。無線部101を介して受信信号を受信した場合は、信号処理部103を介してモデム部105へ出力し、無線部102を介して受信信号を受信した場合は、信号処理部104を介してモデム部106へ出力する(ステップS304)。
当該移動局に、無線部101及び無線部102両方の受信スロットが割り当てられている場合(ステップS305でYES)、制御部107は、モデム部105及びモデム部106で復調したデータ取得する(ステップS306)。制御部107は、モデム部105及びモデム部106から取得したデータにエラーがあるか否かエラーチェックを行う(ステップS307)。
エラーチェックの結果、モデム部105及びモデム部106から取得したデータの内、どちらか一方にエラーが有る場合(ステップS308で「一方にエラー有」)、制御部107は、エラーの無いモデム部とベースバンド部109とが接続するように切替部108に対して切替指示を出力し、切替部108は、切替指示に基づきスイッチを切り替える(ステップS309)。続いて、モデム部105又は/及びモデム部106から切替部108及び、ベースバンド部109を介してパケットデータをISDN回線に出力する(ステップS310)。
次に、ステップS312からステップS316まで送信スロット毎に繰り返す。ベースバンド部109は、ISDN回線からパケットデータを受信する(ステップS313)。制御部107は、対応する受信スロットで受信した受信信号の復調に用いられたモデム部とベースバンド部109とが接続するように、切替部108に切替指示を出力し、切替部108は、制御部107から受け取る指示に基づきスイッチを切り替える(ステップS314)。ベースバンド部109からモデム部、信号処理部、無線部を介して、移動局に対して送信信号を送信する(ステップS315)。
<まとめ>
以上説明した様に、本発明の無線基地局100は、無線部101と無線部102とを有するPHS基地局であって、2個の無線機においてそれぞれが異なるチャネルのタイムスロットで信号を受信し、復調後に、無線部101で受信したデータに誤りがあり、無線部102で受信した同一内容のデータに誤りが無い場合において、この誤りの無い無線部102の復調データを選択する。
無線基地局100は、時分割多重の各スロットで上記の動作を行うことにより、誤りスロットのリカバリーができ、等価的に受信性能を改善することができる。特に、カバーエリア端に存在する移動局など、受信感度が要求される移動局との通信において有効である。
<その他の変形例>
(1)上記実施の形態において無線基地局100は、2個の無線部、2個の信号処理部、1個の制御部、1個の切替部及び1個のベースバンド部から構成されるが、1個の無線部、1個の信号処理部、1個の制御部及び1個のベースバンド部から構成される無線装置2個により構成される無線基地局も本発明に含まれる。即ち、独立した2個の無線装置それぞれが1の移動局からの受信信号を受信し、それぞれの受信信号を復調した後に、エラーの有無をチェックして、エラーの無い一方の受信信号のみを出力するように構成する。
(2)スロット入替処理においては、受信レベルに対するしきい値を有し、ある移動局が送信する送信信号の受信レベルがしきい値以下である場合、前記移動局からの送信信号を無線部101及び無線部102を介して受信し、送信信号の受信レベルがしきい値より大きい場合は、前記移動局からの送信信号を無線部101又は無線部102の何れかを介して受信する様に構成してもよい。
(3)また、高い通信品質に保つために、受信レベルに対するしきい値を有し、移動局から送信される送信信号の受信レベルが前記しきい値以下の場合には、無線部101及び無線部102を介して送信信号を受信する様に構成してもよい。この場合、無線基地局100は、最大で8個の移動局と通信することはできないが、個々の移動局との通信品質を良好に保つことができる。
(4)制御部107が行うエラーチェック判断処理は、「エラーの有無」を判断しているが、「エラーの有無」ではなく、「エラーの程度」をチェックし、エラーの少ない受信信号を選択する様に切替部108に切替指示を出力する構成も本発明に含まれ。具体的には、1個の移動局から送信される送信信号を無線部101及び無線部102を介して受信している場合、受信した2個の受信信号をそれぞれモデム部105及びモデム部106で復調した後、制御部107は、モデム部105及びモデム部106から復調後の受信信号を取得し、それぞれの受信信号に含まれるエラー数(符号誤り)を測定し、測定したエラー数を比較し、エラー数が少ない一方の受信信号をベースバンド部109へ出力する様に切替部108に対して切替指示を出力する。
(5)上記実施の形態において無線基地局100は、2個の無線部を有するが、2個以上の無線部、無線部と同数の信号処理部及び無線部と同数のモデム部を有し、2個以上の無線部の同一タイミングのタイムスロットを1個の移動局に割り当て、2個以上の無線部を介して前記1個の移動局から送信される送信信号を受信し、受信した2個以上の受信信号を復調した後にエラーの無い1個の受信信号を選択して出力する構成も本発明に含まれる。
また、前述の様に、制御部107は、2個以上のモデム部がそれぞれ復調した受信信号を取得し、それぞれの受信信号に含まれるエラー数を測定し、測定したエラー数を比較し、エラーの最も少ない1個の受信信号をベースバンド部109へ出力する様に切替部108に対して切替指示を出力する構成も本発明に含まれる。
また、時分割多重方式と併用してアレーアンテナを用いてパス多重通信を行う無線基地局であっても本発明に含まれる。
(6)上記の実施の形態では、無線基地局100は、無線部101及び無線部102の各TDMA/TDDフレームにおいて、同一タイミングの2個の受信スロットを1個の移動局に割り当てる構成を有しているが、同一タイミングではなくても、無線部101の受信スロット1個と無線部102の受信スロット1個とを移動局に割り当てる構成も本発明に含まれる。これにより、通信に使われていないタイムスロットを有効利用することができる。
(7)TDMA/TDDフレームは1個のスロットを制御用チャネルとして用いる。TDMA/TDDフレームは1個の制御チャネルと3個の通信チャネルとから構成され、TDMA/TDDフレームのタイムスロットは3個の移動局に割り当てる。
(8)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD−ROM、DVD−RAM、半導体メモリ等に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は、前記デジタル信号を電気通信回路、無線又は有線通信回路、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、前記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサが前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は、前記プログラム又は前記デジタル信号をネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(9)上記実施の形態及び上記変形例を組み合わせるとしてもよい。
本発明は、PHS規格により定められた時分割多重方式により移動局と通信を行う無線基地局はにおいて、設備コストの削減方法として利用できる。
無線基地局100の構成を示すブロック図である。 制御部107が記憶しているスロット割当テーブル200のデータ構造を示す図である。 無線基地局100が通信を行うTDMA/TDDフレームの概念図であり、図2に対応している。 制御部107が記憶しているスロット割当テーブル400のデータ構造を示す図である。 無線基地局100が通信を行うTDMA/TDDフレームの概念図であり、図4に対応している。 制御部107が行うエラーチェックと通信処理とを説明する図である。 無線基地局100全体の動作を示すフローチャートである。 制御部107によるスロット入替処理の動作を示すフローチャートであり、図9に続く。 制御部107によるスロット入替処理の動作を示すフローチャートであり、図8から続く。 無線基地局100の通信処理の動作を示すフローチャートであり、図11に続く。 無線基地局100の通信処理の動作を示すフローチャートであり、図10から続く。
符号の説明
100 無線基地局
101 無線部
102 無線部
103 信号処理部
104 信号処理部
105 モデム部
106 モデム部
107 制御部
108 切替部
109 ベースバンド部

Claims (8)

  1. 複数の無線部を有し、時分割多重により移動局と通信を行う無線基地局であって、
    複数の無線部の内、2以上の無線部において、無線部毎に異なるチャネルの1のタイムスロットを1の移動局に割り当て、前記2以上の無線部を介して前記1の移動局から送信される送信信号を受信し、受信した2以上の受信信号をそれぞれ復調した後、エラーが最も少ない1の受信信号を選択する
    ことを特徴とする無線基地局。
  2. 2の無線部を有し、時分割多重により移動局と通信を行う無線基地局であって、
    2の無線部において、無線部毎に異なるチャネルの1のタイムスロットを移動局に割り当てる割当手段と、
    前記2の無線部を介して、前記割当手段により割り当てられた2のタイムスロットを用いて前記移動局から送信される送信信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した2の受信信号をそれぞれ復調する復調手段と、
    前記復調手段が復調した2の受信信号のエラーの程度を判断し、エラーが少ないと判断された1の受信信号を選択するよう制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする無線基地局。
  3. 前記割当手段は、2の無線部において時分割多重に用いられる同一タイミングの2のタイムスロットを前記移動局に割り当てる
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記制御手段は、さらに、
    既に当該無線基地局と通信中である移動局から送信される送信信号の受信レベルを取得し又は新規の移動局から送信される通信要求の受信レベルを取得する取得部と、
    前記取得部が取得した受信レベルに応じて、各移動局から送信される送信信号を2の無線部を介して受信するか又は1の無線部を介して受信するかを判断する判断部とを含み、
    前記割当手段は、前記判断部により2の無線部を介して受信すると判断された移動局に、2の無線部において無線部毎に異なるチャネルの1のタイムスロットを割り当てる
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線基地局。
  5. 前記無線基地局は、さらに、
    前記2個の無線部の内、何れかの無線部を介して時分割多重に用いられるタイムスロットを用いて前記移動局に送信信号を送信する送信手段を有し、
    前記制御手段は、前記2個の無線部の内、エラーが少ないと判断した受信信号を受信した1の無線部を介して、前記移動局に送信信号を送信するように制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線基地局。
  6. 2の無線部を有し、時分割多重により移動局と通信を行う無線基地局の制御方法であって、
    前記制御方法は、
    2の無線部において、無線部毎に異なるチャネルの1のタイムスロットを移動局に割り当てる割当ステップと、
    前記2の無線部を介して、前記割当ステップにより割り当てられた2のタイムスロットを用いて前記移動局から送信される送信信号を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップが受信した2の受信信号をそれぞれ復調する復調ステップと、
    前記復調ステップが復調した2の受信信号のエラーの程度を判断し、エラーが少ないと判断された1の受信信号を選択するよう制御する制御ステップと
    を含むことを特徴とする無線基地局の制御方法。
  7. 2の無線部を有し、時分割多重により移動局と通信を行う無線基地局を制御するプログラムであって、
    前記プログラムは、
    2の無線部において、無線部毎に異なるチャネルの1のタイムスロットを移動局に割り当てる割当ステップと、
    前記2の無線部を介して、前記割当手ステップにより割り当てられた2のタイムスロットを用いて前記移動局から送信される送信信号を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップが受信した2の受信信号をそれぞれ復調する復調ステップと、
    前記復調ステップが復調した2の受信信号のエラーの程度を判断し、エラーが少ないと判断された1の受信信号を選択するよう制御する制御ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  8. 2の無線部を有し、時分割多重により移動局と通信を行う無線基地局を制御するプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記プログラムは、
    2の無線部において、無線部毎に異なるチャネルの1のタイムスロットを移動局に割り当てる割当ステップと、
    前記2の無線部を介して、前記割当ステップにより割り当てられた2のタイムスロットを用いて前記移動局から送信される送信信号を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップが受信した2の受信信号をそれぞれ復調する復調ステップと、
    前記復調ステップが復調した2の受信信号のエラーの程度を判断し、エラーが少ないと判断された1の受信信号を選択するよう制御する制御ステップと
    を含むことを特徴とする記録媒体。
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