JP2005150140A - 半導体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体撮像装置においてダイナミック回路や電荷蓄積型のメモリセルを持つメモリについては外部からの光を遮光するとともに光電変換による影響を抑えることを可能とする。
【解決手段】データを一時的に記憶させておく半導体記憶装置(メモリ16)を搭載した半導体撮像装置10であって、半導体記憶装置(メモリ16)はN型領域(例えばN型基板11)に形成されるとともに、半導体撮像装置10の外部から入射する光を遮光する遮光膜(図示せず)が半導体記憶装置(メモリ16)上に備えられたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、データを一時的に記憶させておく半導体記憶装置(メモリ領域)を搭載した半導体撮像装置のメモリ領域で光電変換により電子、正孔発生を抑制するとともに発生した電子、正孔の影響を排除することが容易な半導体撮像装置に関するものである。
従来のダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic Random Access Memory)やスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static Random Access Memory)といった各種汎用の半導体記憶装置(以下、メモリという)ではパッケージなどに収納されるため、外部からの強い光(例えば、太陽光、サーチライト光等)がDRAMやSRAMなど各種揮発性メモリのメモリセルやダイナミック動作を含む周辺回路に直接当たることは無かった。また内蔵用メモリについても同様に他のロジック回路とともにパッケージに収納されており、外部からの強い光が直接当たることは無かった。そのため、汎用メモリおよび内蔵メモリの上層に光を遮光する十分な対策は施されていなかった。
一方、撮像素子領域に対して遮光対策が成されている半導体撮像装置では、DRAMやSRAMなどによって面積の大部分を占めるメモリセルは微細化効率の高いNMOSトランジスタを中心に構成されるためP型基板もしくはN型ウエル内にP型ウエルを形成した構造が採用されている。このため、従来のCMOS型撮像装置ではP型基板が採用されていて、CMOS回路上を覆う遮光膜を設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来のイメージセンサー(特にCMOSセンサー)では、低抵抗化を目的とした標準CMOSプロセスにより製造されているため、上位配線層や層間絶縁膜の厚さが厚く形成されている。このため、画素開口部からの斜め入射光についても遮光対策が必要になる。例えば図9に示すように、斜め入射光531の入射を防ぐために第1層の遮光膜511によりできる隙間を塞ぐように第2層の遮光膜521、522を形成した場合には、画素開口部の深さを浅くする必要から、低抵抗化させるために膜厚が厚く形成される上位配線層(図示せず)は、多層化に対して制約を受け、多層化できない分、配線層の平面レイアウト面積の増加を招いていた。
CCDやCMOSセンサーといった撮像センサーでは、高機能化が進み、撮像センサーにメモリを内蔵する必要性が高まってきた。実際に撮像センサーにメモリを搭載した場合には、外部からの強い光がメモリにあたる場合がある。メモリに外部からの強い光が当たった場合、光電変換などで任意のノードに電子(正孔)が発生、蓄積、帯電する。その結果、ダイナミック回路を多用する各種メモリやDRAMのような電荷蓄積のメモリセルをもつメモリでは誤動作を起こす可能性があった。
すなわち、図10に示すように、光631がP型基板601に当たることで光電変換を起こし電子(正孔)651が発生し、帯電する。このため、ダイナミック回路内のフローティングノードや電荷蓄積型のメモリセルの特性が変化する可能性がある。例えば、図11に示すように、遮光膜711を設けたとしても、遮光膜711を形成することができない領域から光731がP型半導体基板701に入射される。このように、光731がP型半導体基板701に入射されるとP型半導体基板701で光電変換を起こし、電子(正孔)751が発生する。この電子(正孔)751が周辺回路領域に形成されたメモリセル(例えば、ダイナミック回路を多用する各種メモリやDRAMのような電荷蓄積のメモリセル)の特性を変化させる可能性がある。
この誤動作は製品出荷後も製品使用条件により発生する可能性があり、市場不良となる。信頼性不良とは異なり初期不良としてスクリーニングやバーンイン試験を行っても発生する不良であり抜本的な対策は設計で考慮する必要があった。
特開2001−15725号公報
解決しようとする問題点は、従来の標準CMOSプロセスを用いると、配線の低抵抗化を目的にした配線プロセスのため、配線および層間絶縁膜の厚さが厚くなり、それにともなって画素開口部の深さが深くなるので、斜め入射光がセンサーに到達し難いという点である。この対策として、遮光膜を最上層の金属配線層よりも低い位置にレイアウトする構成が採用されるが、この構成での問題点は、遮光膜の上下間での配線、電極等の接続が困難となり、使用できる配線、電極等が制約され、それにともなって、配線のレイアウト面積の増加を伴うという点である。
また、前述したように従来のCMOSプロセスでは、メモリなどの微細化に適したP型半導体基板を採用することが多く、撮像素子(特にCMOSセンサー)でも同様にP型半導体基板を採用している。そのため、メモリを内蔵した半導体撮像装置では、P型半導体基板もしくはNウエル中のPウエルにメモリがレイアウト設計され配置されている。このような構成では、P型半導体基板もしくはNウエル中のPウエルに配線や遮光膜で遮光し切れなかった外部からの強い光が入射された場合、光電変換により電子が発生する。発生した電子は、P型半導体基板もしくはPウエルでは十分に吸収されず、浮遊電子となる。この浮遊電子が隣接する回路のトランジスタ動作に悪影響(低しきい値電圧(Vth)化されたダイナミック回路の誤動作やリーク量増大等)を与える可能性があるという問題点がある。また画素部に隣接した部分では混色の原因となり画像が劣化するという問題点がある。
本発明は、データを一時的に記憶させておく半導体記憶装置を搭載した半導体撮像装置であって、前記半導体記憶装置はN型領域に形成されるとともに、前記半導体撮像装置の外部から入射する光を遮光する遮光膜が前記半導体記憶装置上に備えられたことを最も主要な特徴とする。
本発明の半導体撮像装置は、データを一時的に記憶させておく半導体記憶装置はN型領域に形成されるため、たとえ半導体記憶装置が形成される領域に強い光が入射したとしても、N型領域では光電変換により発生した電荷を引き抜くことが可能となるので、半導体記憶装置が形成されるN型領域での光電変換により発生した電荷に起因する、メモリなどのダイナミック回路での誤動作や画素の混色を抑えることができるという利点がある。また、半導体撮像装置の外部から入射する光を遮光する遮光膜が前記半導体記憶装置上に備えられたことから、半導体記憶装置への光の入射を阻止することができるので、半導体記憶装置が形成されるN型領域での光電変換が抑制される。これによって、メモリなどのダイナミック回路での誤動作や画素の混色を抑えることができるという利点がある。
上記説明したように、本発明の半導体撮像装置によれば、市場出荷後の外部光による回路誤動作を防ぎ、ダイナミック回路や電荷蓄積型メモリセルを含む半導体記憶装置の内蔵化が可能となり、半導体撮像装置の高機能化が実現できる。また半導体記憶装置を内蔵することで複雑な信号処理をセンサーとの1チップ化することが可能になり、これによって、高精度、高画質な画像データを得ることができるようになる。
半導体撮像装置に組み込まれるダイナミック回路や電荷蓄積型のメモリセルを持つメモリについては、外部からの光を遮光するとともに光電変換による影響を抑えるという目的を、データを一時的に記憶させておく半導体記憶装置をN型領域に形成するとともに半導体撮像装置の外部から入射する光を遮光する遮光膜を上記半導体記憶装置上に備えることで事実現像でき、また、従来の配線厚および層間絶縁膜の薄膜化を可能にすることで斜め入光に対しても画素開口部からのイメージセンサー回路部分への斜め入射を防ぐことが実現できる。また遮光膜を最上位層に1層化することが可能となる。
また、レイアウト設計上、遮光配線層および遮光膜の境界部分など配線層や遮光膜だけでは十分に遮光しきれない部分の下地をN型領域(例えば、N型半導体基板、P型半導体基板中のNウエルもしくは半導体基板のPウエル中のNウエル)に設計することで光電変換による影響を抑えた。
本発明の半導体撮像装置に係る第1実施例を、図1のレイアウト図および図2の概略構成断面図によって説明する。
図1に示すように、半導体撮像装置10は、N型基板(N型領域)11に画素部12が配置され、この画素部12の一側部に画素駆動・読み出し部13が配置され、上記画素部12の他の一側部に画素駆動部14が配置されている。また上記N型基板11には上記画素部12とは別に信号処理等を行う制御回路15が配置され、この制御回路15にはメモリ16が内蔵されている。
上記画素駆動・読み出し部13および画素駆動部14の駆動回路は、ノイズの影響を受けにくくするために、上記N型基板11に設けたPウエル(図示せず)にNウエル(図示せず)を設け、このNウエル内に配置されていて、PMOSトランジスタがレイアウトされている。上記制御回路15は上記N型基板11にレイアウトされており、ノイズの影響を受けにくくするために、上記N型基板11に設けたPウエル(図示せず)にNウエル(図示せず)を設け、このNウエル内に配置されていて、PMOSトランジスタがレイアウトされている。また上記メモリ16は、例えばダイナミック回路や電荷蓄積型メモリセルからなるデータを一時的に記憶させておく半導体記憶装置で構成されている。
次に、上記半導体撮像装置10を、図2に示す概略構成断面図により説明する。図2に示すように、半導体撮像装置10はN型基板11にセンサー回路(例えば画素駆動・読み出し部13、画素駆動部14の回路)21のPMOSトランジスタ22とNMOSトランジスタ23とが形成されており、また同N型基板11には周辺回路(例えばメモリ16を含む制御回路15の回路)31のPMOSトランジスタ32とNMOSトランジスタ33とが形成されている。上記NMOSトランジスタ23はPウエル41に形成され上記NMOSトランジスタ33はPウエル42に形成されている。
また、上記各トランジスタ上には、各トランジスタのゲート電極24、25、34、35等を被覆する層間絶縁膜51が形成され、層間絶縁膜51内には、図示をしない配線が例えば複数層に形成されている。そして最上層には遮光膜61、62が形成されている。この遮光膜61、62は、配線を兼ねる構成であってもよい。また、上記PMOSトランジスタ22、32にあっては、N型基板11に図示はしないがNウエルを形成し、そのNウエル中に形成することも可能である。
上記半導体撮像装置10では、外部から強い光(例えば太陽光、サーチライト光等)90が照射された場合、遮光膜61、62が備えられたことから、センサー回路21や周辺回路22への光の入射を阻止することができるので、N型基板11での光電変換が抑制される。これによって、メモリなどのダイナミック回路での誤動作や画素の混色を抑えることができるという利点がある。
また、半導体撮像装置10の外部から強い光(例えば太陽光、サーチライト光等)が照射された場合、上記遮光膜61、62によって遮光しきれない光がN型基板10に入射され、光電変換により電子(または正孔)が発生する。しかしながら、N型基板10に電圧(Vddまたは他電圧)を印加することにより、光電変換により発生した電子(または正孔)を逃がすことができる。このため、光電変換により発生した電子(または正孔)が画素領域に侵入することが抑制されるので、画素の混色を抑えることができるという利点がある。また光電変換により発生した電子(または正孔)81がメモリなどのダイナミック回路に侵入することが抑制されるので、メモリなどのダイナミック回路での誤動作を抑えることができるという利点がある。
上記説明したように、本発明の半導体撮像装置10によれば、市場出荷後の外部光による回路誤動作を防ぎ、ダイナミック回路や電荷蓄積型メモリセルを含む半導体記憶装置の内蔵化が可能となり、半導体撮像装置10の高機能化が実現できる。また上記半導体記憶装置を内蔵することで複雑な信号処理をセンサーとの1チップ化とすることが可能になり、これによって、高精度、高画質な画像データを得ることができるようになる。
次に、本発明の半導体撮像装置に係る第2実施例を、図3の概略構成断面図によって説明する。
図3に示すように、第2実施例の半導体撮像装置10は、第1実施例の構成において、遮光膜を2層に形成したことに相違がある。
すなわち、層間絶縁膜51上に第1層の遮光膜61を形成する。さらに遮光膜61を覆う層間絶縁膜52を形成した後、層間絶縁膜52上に第2層目の遮光膜65、66を形成したものである。この第2層目の遮光膜65、66は、第1層目の遮光膜61によって遮光しきれない領域を覆うように配置されている。
また、上記遮光膜の配置以外の構成は、前記第1実施例の構成と同様とすることもできるが、ここでは一例として、N型基板11にPウエル43を形成し、そのPウエル43にNMOSトランジスタ33を形成し、また上記Pウエル43にNウエル44を形成し、Nウエル44にPMOSトランジスタ32を形成した構成を示した。この構成は、周辺回路にもセンサー回路にも適用することができる。また、上記第1実施例のセンサー回路21および周辺回路31にも適用することができる。このように、遮光膜を2層構成とすることによって、回路領域に対する遮光性を高めることができるが、画素開口部の深さが深くなり過ぎないようにするため、遮光膜は配線を兼ねることが望ましい。
上記第2実施例の構成では、遮光膜を2層構造としたことにより、遮光効果を高めることができる。しかしながら、遮光膜を2層構造としても、外部から強い光(例えば太陽光、サーチライト光等)90が照射された場合、遮光膜61、65、66によって遮光しきれない光がN型基板11に入射されル場合がある。しかしながら、前記第1実施例で説明したように、N型基板11に電圧(Vddまたは他電圧)を印加することにより、N型基板11において光電変換により発生した電子(または正孔)(図示せず)を逃がすことができる。このため、光電変換により発生した電子(または正孔)が画素領域に侵入することが抑制されるので、画素の混色を抑えることができるという利点がある。また光電変換により発生した電子(または正孔)がメモリなどのダイナミック回路に侵入することが抑制されるので、メモリなどのダイナミック回路での誤動作を抑えることができるという利点がある。
次に、本発明の半導体撮像装置に係る第3実施例を、図4の概略構成断面図によって説明する。
図4に示すように、第3実施例の半導体撮像装置10は、第2実施例の構成において、第1層目の遮光膜61と第2層目の遮光膜65とがともに配線を兼ねる場合のレイアウト例である。
遮光膜の配置以外は、前記第1実施例と同様である。したがって、半導体撮像装置10は、N型基板11に画素部12が配置され、この画素部12の一側部に画素駆動・読み出し部13が配置され、上記画素部12の他の一側部に画素駆動部14が配置されている。また上記N型基板11には上記画素部12とは別に信号処理等を行う制御回路15が配置され、この制御回路15にはメモリ16が内蔵されている。
上記画素駆動・読み出し部13および画素駆動部14の駆動回路は、ノイズの影響を受けにくくするために、上記N型基板11に設けたPウエル(図示せず)にNウエル(図示せず)を設け、このNウエル内に配置されていて、PMOSトランジスタがレイアウトされている。上記制御回路15は上記N型基板11にレイアウトされており、ノイズの影響を受けにくくするために、上記N型基板11に設けたPウエル(図示せず)にNウエル(図示せず)を設け、このNウエル内に配置されていて、PMOSトランジスタがレイアウトされている。また上記メモリ16は、例えばダイナミック回路や電荷蓄積型メモリセルからなるデータを一時的に記憶させておく半導体記憶装置で構成されている。
そして、第1層目の遮光膜61は、所定の間隔を持って並行に配列されている。さらに第2層目の遮光膜65は、平面視して、第1層目の遮光膜61と重なり合うようにかつ第1層目の遮光膜61でできた隙間を埋めるように配置されている。図面では、第1層目の遮光膜61が3本、第2層目の遮光膜65が2本しか示されてはいないが、実際には、必要に応じてそれぞれが多数本形成されている。なお、光を画素に入射させる光路となる画素開口部(図示せず)の深さが、画素領域の画素への入射光量に影響を及ぼさない範囲であれば、上記遮光膜を2層よりも多層に形成することもできる。この場合には、遮光膜は配線と兼用させることが好ましい。
上記第3実施例のごとく、遮光膜が平面視、重なり合うように配置されることにより、外部からの光を遮光して、任意のnodeへの帯電を防ぎ回路誤動作がしないようにすることができる。このような構成であれば遮光膜のみでほぼ外部から基板に入射する光を遮光することができるが、遮光膜が形成される領域の周辺から基板へ光が入射された場合であっても、上記第1、第2実施例で説明したように、N型基板から光電変換で発生した(図示せず)(正孔)を抜き取ることができるので、画素領域に侵入することが抑制されるので、画素の混色を抑えることができるとともに、メモリなどのダイナミック回路に侵入することが抑制されるので、メモリなどのダイナミック回路での誤動作を抑えることができる。
次に、本発明の半導体撮像装置に係る第4実施例を、図5のレイアウト図および図6の概略構成断面図によって説明する。
図5に示すように、第4実施例の半導体撮像装置10は、第1実施例の構成において、光透過率の低い遮光膜69を上層に形成した場合のレイアウト例である。遮光膜の配置以外は、前記第1実施例と同様である。
遮光膜の配置以外は、前記第1実施例と同様である。したがって、半導体撮像装置10は、N型基板11に画素部12が配置され、この画素部12の一側部に画素駆動・読み出し部13が配置され、上記画素部12の他の一側部に画素駆動部14が配置されている。また上記N型基板11には上記画素部12とは別に信号処理等を行う制御回路15が配置され、この制御回路15にはメモリ16が内蔵されている。
上記画素駆動・読み出し部13および画素駆動部14の駆動回路は、ノイズの影響を受けにくくするために、上記N型基板11に設けたPウエル(図示せず)にNウエル(図示せず)を設け、このNウエル内に配置されていて、PMOSトランジスタがレイアウトされている。上記制御回路15は上記N型基板11にレイアウトされており、ノイズの影響を受けにくくするために、上記N型基板11に設けたPウエル(図示せず)にNウエル(図示せず)を設け、このNウエル内に配置されていて、PMOSトランジスタがレイアウトされている。また上記メモリ16は、例えばダイナミック回路や電荷蓄積型メモリセルからなるデータを一時的に記憶させておく半導体記憶装置で構成されている。
そして、遮光膜69は、上記メモリ16上を覆うように配置されている。この遮光膜69は、金属膜のような遮光効果の高い膜(光透過率の低い膜)を用いることが好ましいが、例えばカラーフィルターを複数層(例えば赤色フィルタ層、緑色フィルタ層、青色フィルタ層のうちの少なくとも2層以上)に形成することにより形成することもできる。
次に、上記半導体撮像装置10を、図6に示す概略構成断面図により説明する。図6に示すように、遮光膜の配置以外は、前記第2実施例と同様である。すなわち、層間絶縁膜51上に回路領域上の全面を被覆するように遮光膜69を形成する。また、上記遮光膜の配置以外の構成は、前記第1実施例の構成と同様とすることもできるが、ここでは一例として、N型基板11にPウエル43を形成し、そのPウエル43にNMOSトランジスタ33を形成し、また上記Pウエル43にNウエル44を形成し、Nウエル44にPMOSトランジスタ32を形成した構成を示した。この構成は、周辺回路にもセンサー回路にも適用することができる。また、上記第1実施例のセンサー回路21および周辺回路31にも適用することができる。
上記第4実施例のごとく、遮光膜が配置されることにより、遮光膜のみでほぼ外部から基板に入射する光を遮光することができるが、遮光膜が形成される領域の周辺から基板へ光が入射された場合であっても、上記第1乃至第3実施例で説明したように、N型基板から光電変換で発生した電子(正孔)(図示せず)を抜き取ることができるので、画素領域に侵入することが抑制されるので、画素の混色を抑えることができるとともに、メモリなどのダイナミック回路に侵入することが抑制されるので、メモリなどのダイナミック回路での誤動作を抑えることができる。
次に、本発明の半導体撮像装置に係る第5実施例を、図7のレイアウト図および図8の概略構成断面図によって説明する。
図7に示すように、半導体撮像装置100は、P型基板111にNウエル(図示せず)を設け、このNウエル内に画素部12と画素駆動・読み出し部13と画素駆動部14が配置されている。上記画素駆動・読み出し部13は画素部12の一側部に配置され、上記画素駆動部14は画素部12の他の一側部に配置されている。また上記P型基板111に別のNウエル(図示せず)を設け、このNウエル内には上記画素部12とは別に信号処理等を行う制御回路15が配置され、この制御回路15にはメモリ16が内蔵されている。
上記画素駆動・読み出し部13および画素駆動部14の駆動回路は、ノイズの影響を受けにくくするために、上記Nウエル内に配置されていて、PMOSトランジスタがレイアウトされている。上記制御回路15は、ノイズの影響を受けにくくするために、上記Nウエル(図示せず)内に配置されていて、PMOSトランジスタがレイアウトされている。また上記メモリ16は、例えばダイナミック回路や電荷蓄積型メモリセルからなるデータを一時的に記憶させておく半導体記憶装置で構成されている。
次に、上記半導体撮像装置100を、図8に示す概略構成断面図により説明する。図8に示すように、半導体撮像装置100はP型基板111にセンサー回路(例えば画素駆動・読み出し部13、画素駆動部14の回路)21のPMOSトランジスタ22とNMOSトランジスタ23とが形成されており、また同P型基板111には周辺回路(例えばメモリ16を含む制御回路15の回路)31のPMOSトランジスタ32とNMOSトランジスタ33とが形成されている。上記PMOSトランジスタ22はP型基板111に形成されたNウエル47に形成され、上記PMOSトランジスタ32はP型基板111に形成されたNウエル48に形成されている。上記NMOSトランジスタ23はNウエル47に形成されたPウエル41に形成され、上記NMOSトランジスタ33はNウエル48に形成されたPウエル42に形成されている。
また、上記各トランジスタ上には、各トランジスタのゲート電極24、25、34、35等を被覆する層間絶縁膜51が形成され、層間絶縁膜51内には、図示をしない配線が例えば複数層に形成されている。そして最上層には遮光膜61、62が形成されている。この遮光膜61、62は、配線を兼ねる構成であってもよい。
上記半導体撮像装置100では、外部から強い光(例えば太陽光、サーチライト光等)90が照射された場合、遮光膜61、62が備えられたことから、センサー回路21や周辺回路22への光の入射を阻止することができるので、N型領域のNウエル47、48での光電変換が抑制される。これによって、メモリなどのダイナミック回路での誤動作や画素の混色を抑えることができるという利点がある。
また、半導体撮像装置100の外部から強い光(例えば太陽光、サーチライト光等)が照射された場合、上記遮光膜61、62によって遮光しきれない光がN型領域のNウエル47、48に入射され、光電変換により電子(または正孔)81が発生する。しかしながら、N型領域のNウエル47、48に電圧(Vddまたは他電圧)を印加することにより、光電変換により発生した電子(または正孔)81を逃がすことができる。このため、光電変換により発生した電子(または正孔)81が画素領域に侵入することが抑制されるので、画素の混色を抑えることができるという利点がある。また光電変換により発生した電子(または正孔)81がメモリなどのダイナミック回路に侵入することが抑制されるので、メモリなどのダイナミック回路での誤動作を抑えることができるという利点がある。
上記説明したように、本発明の半導体撮像装置100によれば、市場出荷後の外部光による回路誤動作を防ぎ、ダイナミック回路や電荷蓄積型メモリセルを含む半導体記憶装置の内蔵化が可能となり、半導体撮像装置100の高機能化が実現できる。また上記半導体記憶装置を内蔵することで複雑な信号処理をセンサーとの1チップ化とすることが可能になり、これによって、高精度、高画質な画像データを得ることができるようになる。
なお、本発明でいう遮光膜は、完全に光を遮る膜および光(例えば可視光)透過率が低い材質で形成された膜をいう。ここでの光透過率が低い材質で形成された膜とは、例えば光透過率が30%以下の膜をいう。このような膜としては、例えばカラーフィルターを重ねて形成したような膜がある。
上記半導体撮像装置の製造方法は、N型領域を形成する必要がある領域については、レジストマスクを用いた通常のイオン注入法によりN型領域を形成することができ、その後、イオン注入領域の活性化熱処理を行う。この活性化処理は、トランジスタを形成する際に行う活性化熱処理と同じに行うこともできる。その他の画素部の形成工程、周辺回路の製造回路の形成工程は、通常の製造方法を適用することができる。
本発明の半導体撮像装置は、揮発性半導体記憶装置を内蔵した半導体撮像装置として、特にはCMOS型半導体撮像装置に適用することが好適である。
本発明の半導体撮像装置に係る第1実施例を示すレイアウト図である。 本発明の半導体撮像装置に係る第1実施例を示す概略構成断面図である。 本発明の半導体撮像装置に係る第2実施例を示す概略構成断面図である。 本発明の半導体撮像装置に係る第3実施例を示すレイアウト図である。 本発明の半導体撮像装置に係る第4実施例を示すレイアウト図である。 本発明の半導体撮像装置に係る第4実施例を示す概略構成断面図である。 本発明の半導体撮像装置に係る第5実施例を示すレイアウト図である。 本発明の半導体撮像装置に係る第5実施例を示す概略構成断面図である。 従来の半導体撮像装置の一例を示す概略構成断面図である。 従来の半導体撮像装置における光電変換による影響を説明する概略構成断面である。 従来の半導体撮像装置の一例を示す概略構成断面図である。
符号の説明
10…半導体撮像装置、11…N型基板(N型領域)、16…メモリ(半導体記憶装置)、61,62…遮光膜

Claims (6)

  1. データを一時的に記憶させておく半導体記憶装置を搭載した半導体撮像装置であって、
    前記半導体記憶装置はN型領域に形成されるとともに、
    前記半導体撮像装置の外部から入射する光を遮光する遮光膜が前記半導体記憶装置上に備えられた
    ことを特徴とする半導体撮像装置。
  2. 前記遮光膜による遮光しきれない領域に前記N型領域が配置される
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体撮像装置。
  3. 前記N型領域は、N型半導体基板、またはP型半導体基板に形成されたNウエル、または半導体基板のPウエル中に形成されたNウエルである
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体撮像装置。
  4. 前記遮光膜は一つの配線もしくは複数の配線が用いられる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体撮像装置。
  5. 前記遮光膜はレイアウト上において絶縁層を介して互いに重なり合う様に形成される複数の配線が用いられる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体撮像装置。
  6. 前記遮光膜は複数のカラーフィルター層が用いられる
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体撮像装置。

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