JP2005150083A - 白色有機エレクトロルミネセンス素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 色純度の高い白色の発色光を発する白色有機エレクトロルミネセンス(EL)素子を得る。
【解決手段】 基板上に、陽極11、第1、第2および第3の陰極18a、18b、18cが積層する。陽極11と第1の陰極18aの間には、第1の有機層21が積層する。第1の陰極18aと第2の陰極18bの間には、第2の有機層22が積層する。第2の陰極18bと第3の陰極18cの間には、第3の有機層16が積層する。陽極11と第1、第2および第3の陰極18a、18b、18c間に、それぞれ電圧(V1、V2、V3)を印加する。これにより、有機層21、22、16は、それぞれ、青色、赤色、および緑色の発色光を発する。白色有機EL素子20は、有機層21、22、16からの発色光を混合し、略白色の発色光を得る。
【選択図】 図1


Description

本発明は、白色光を発する白色有機エレクトロルミネセンス素子に関する。
従来、有機エレクトロルミネセンス素子を用いて、フルカラー表示が可能な表示素子を作成する例として、いわゆる白色法が知られている。白色法は、白色有機エレクトロルミネセンス素子(以下白色有機EL素子という。)から白色光を発光させ、その白色光をカラーフィルタでフィルタリングして、RGBの発光色を実現させる方法である。
白色法で用いられる白色有機EL素子としては、例えば、特許文献1に記載されるように、第1の青色発光層、黄色色素から成るδ層(Dye層)、および第2の青色発光層を積層して発光層を形成する白色有機EL素子が知られている。この白色有機EL素子は、青色発光層とδ層の発色光が補色の関係にあることを利用し、白色の発色光を実現している。
特開2002−184574号公報
特許文献1に記載される白色有機EL素子においては、青色発光層およびδ層において、陰極から注入された電子と陽極から注入された正孔とが再結合して光を発する。しかし、この白色有機EL素子においては、再結合する領域が狭いため、高輝度の白色光を得ることは困難である。
そこで、本発明は、以上の問題点に鑑みて成されたものであり、色純度が高く高輝度の白色の発色光を発することができる白色有機EL素子を得ることを目的とする。
本発明に係る白色有機EL素子は、基板上に、陽極、青色の発色光を発する第1の有機層、第1の陰極、黄色または赤色の発色光を発する第2の有機層、第2の陰極、緑色の発色光を発する第3の有機層、および第3の陰極が順に積層され、陽極と第1の陰極間に第1の電圧が印加され、陽極と第2の陰極間に第1の電圧より高い第2の電圧が印加され、陽極と第3の陰極間に第2の電圧より高い第3の電圧が印加されることにより、略白色の発色光を発することを特徴とする。好ましくは、第1の有機層、第2の有機層、および第3の有機層の発する発色光が混合されることにより、略白色の発色光を発する。これにより、白色有機EL素子は、色純度が高く高輝度の白色の発色光を発することができる。
第2の有機層には、少なくとも赤色または黄色色素のいずれかを材料として形成されるDye層が積層されることが好ましく、この場合、第2の有機層には、Dye層の陽極側および陰極側に、それぞれ、青色発光材料層が積層される。これらの2つの青色発光材料層によって、第2の有機層にダブルホールブロッキング構造が形成される。これにより、陽極から注入された正孔の動きを容易に制御することができる。
Dye層の厚さは、青色発光材料層のそれぞれの厚さより厚く、青色発光材料層のそれぞれの厚さは5nmより薄いことが好ましい。これにより、正孔を緑色発光材料層に必要量移動させることができ、かつ、第2の有機層からの発光は、Dye層からの発光が支配的となる。
好ましくは、略白色の発色光は、陽極側から白色有機EL素子外部に発せられることが好ましい。これにより、各発色光の輝度のバランスが適切になる。
白色有機EL素子は、基板上に、少なくとも、陽極、青色の発色光を発する第1の有機層、第1の陰極、黄色または赤色の発色光を発する第2の有機層、および第2の陰極が順に積層され、陽極間と第1の陰極間に第1の電圧が印加され、陽極間と第2の陰極間に第1の電圧より高い第2の電圧が印加されることにより、略白色の発色光を発することを特徴とする。この場合、第1の有機層および第2の有機層の発する発色光が補色の関係にあることが好ましい。
本発明に係る白色有機EL素子は、色純度が高くかつ高輝度の白色光を得ることができる。
以下本発明に係る実施形態を図1〜図2を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の白色有機EL素子の一実施形態の模式的な断面図を示す。白色有機EL素子20は、基板10と、陽極11と、陰極18a、18b、18cと、有機層21、22、16を有する。基板10は、透光性を有するガラスを材料として形成される。基板10上には、陽極11が積層される。陽極11上には、陽極11側(すなわち図1においては下側)から順に、第1の有機層21、第1の陰極18a、第2の有機層22、第2の陰極18b、第3の有機層16、第3の陰極18cがそれぞれ密接して積層される。
陽極11、第1および第2の陰極18a、18bは、ITO(インジウムとスズの酸化物)を材料として形成される半透明膜であって、膜厚はそれぞれ100nm程度である。第3の陰極18cは、例えばアルミニウムを材料として形成される。第1の有機層21を挟み込む第1の陰極18aと陽極11は、第1の電源31を介して接続される。第2の陰極18bは、第1の陰極18aとともに第2の有機層22を挟み込み、第2の電源32を介して陽極11に接続される。第3の陰極18cは、第3の有機層16を第2の陰極18bとともに挟み込み、第3の電源33を介して陽極11に接続される。第1、第2および第3の電源31、32、33によって電圧が印加されると、陽極11からは正孔が、第1、第2および第3の陰極18a、18b、18cからはそれぞれ電子が各有機層内に注入される。陽極11と第2の陰極18b間に印加される電圧(V2)は、陽極11と第1の陽極18a間に印加される電圧(V1)より高く、陽極11と第3の陰極18c間に印加される電圧(V3)より低い。例えば、V1は3V以上7V以下であり、V2は4V以上8V以下であり、V3は10V以下である。
第1の有機層21には、陽極11側(すなわち図1においては下側)から順に、第1の青色発光材料層13a、ホールブロッキング層15が密接して積層される。第2の有機層22には、陽極11側から順に、第2の青色発光材料層13b、Dye層14、第3の青色発光材料層13cが密接して積層される。第3の有機層16は、緑色発光材料層である。後述するように、第1の有機層21は青色光を、第2の有機層22は赤色光を、第3の有機層16は緑色光をそれぞれ発光させる。各層から発光した青色光、赤色光、および緑色光は、混合され白色光となり、その白色光は、陽極11および基板10を透過して白色有機EL素子20外部に発せられる。
第1、第2および第3の青色発光材料層13a、13b、13cは、DPVBi(1,4−ビス(2,2−ジフェニルビニル)ビフェニル(1,4-bis(2,2-diphenylvinyl)biphenyl))をホスト材料とし、青色ドーパント色素であるPe(ペリレン(perylene))またはTBPe(テトラ(t−ブチル)ペリレン)がドープされて形成される。第1の青色発光材料層13aの厚さは約10nmである。第2および第3の青色発光材料層13b、13cの厚さは、Dye層14の厚さより薄く、その厚さは約5nmより小さい。青色発光材料層13b、13cに挟まれるDye層14は、赤色色素を材料として形成される。Dye層14の厚さは、約5nmである。赤色色素としては、DCJTB(4−(ジシアノメチレン)−2−t−ブチル−6−(1,1,7,7−テトラメチルジュロリジル−9−エニル)−4H−ピラン(4-(dicyanomethylene)-2-t-butyl-6-(1,1,7,7-tetramethyljulolidyl-9-enyl)-4H-pyran))が用いられる。ホールブロッキング層15は、陽極から送られてきた正孔を陰極側に移動させないようにするための層である。ホールブロッキング層15は、TPBi(2,2’,2”−(1,3,5−ベンゼントリイル)トリス(1−フェニル−1H−ベンズイミダゾール)(2,2',2"-(1,3,5-benzenetriyl)tris(1-phenyl-1H-benzimidazole)))を材料として形成され、その厚さは約30nmである。第3の有機層16(緑色発光材料層16)は、厚さ約20nmの層であり、緑色発光材料であって、アルキレート化合物であるAlq3(トリキノリノレートアルミニウム)を材料として形成される。青色発光材料層13a、13b、13c、緑色発光材料層16、およびホールブロッキング層15は、それぞれ電子輸送性に優れている。
第1、第2、および第3の有機層21、22、16の各層、第1、第2および第3の陰極18a、18b、18cは、陽極11上に順次蒸着されることにより、形成される。なお、DPVBi、Pe、TBPe、DCJTB、TPBi、Alq3の化学式は下記に示す式[1]〜[6]に示す通りである。
Figure 2005150083
Figure 2005150083
Figure 2005150083
Figure 2005150083
Figure 2005150083
Figure 2005150083
図2は白色有機EL素子20の有機層21の各層のエネルギー準位を模式的に示した図である。図2を参照して白色有機EL素子20の発光原理について詳細に説明する。上述したように、陽極11と第1の陰極18aの間には、陽極11側から順に、DPVBi(第1の青色発光材料層13a)、TPBi(ホールブロッキング層15)を材料として形成された層が積層される。第1の陰極18aと第2の陰極18bの間には、陽極から順にDPVBi(第2の青色発光材料層13b)、DCJTB(Dye層14)、DPVBi(第3の青色発光材料層13c)を材料として形成された層が積層される。第2の陰極18bと第3の陰極18cの間には、Alq3(緑色発光材料層16)を材料として形成された層が積層される。
図2に示すように、それぞれの層における最低空準位(LUMO)および最高被占準位(HOMO)のエネルギー準位は、真空準位を0eVとすると、それぞれの層を形成する物質に基づき、青色発光材料層13a、13b、13cが−2.8,−5.9eV、Dye層14が−3.03,−5.11eV、ホールブロッキング層15が−2.7,−6.2eV、緑色発光材料層16が−3.1,−5.7eVである。
陽極11から注入された正孔は、第1の青色発光材料層13a、ホールブロッキング層15を通って、第1の陰極18aまで送られる。ここで、ホールブロッキング層15のHOMOのエネルギー準位は、第1の青色発光材料層13aのHOMOのエネルギー準位より低い。したがって、正孔は層13aと層15の界面に比較的多く集約される。一方、第1の陰極18aから注入された電子は、ホールブロッキング層15を通って、第1の青色発光材料層13aに送られる。
第1の陰極18aに送られた正孔は、さらに第2の青色発光材料層13b、Dye層14、第3の青色発光材料層13cを通って第2の陰極18bまで送られる。ここで、Dye層14のエネルギーバンドギャップ(LUMOとHOMOのエネルギー準位の差)は、Dye層14を挟み込む青色発光材料層13b、13cのそれぞれのエネルギーバンドキャップより小さく、層14のHOMOのエネルギー準位は、層13b、13cのそれぞれのHOMOのエネルギー準位より高く、第2および第3の青色発光材料層13b、13cは、ホールブロッキング層としての役割も果たす。すなわち、第2の有機層22に、ダブルホールブロッキング構造が形成されている。また、層13b、層13cの厚さは非常に薄い。したがって、正孔は、Dye層14に集約されつつも、第2の陰極18bまで送られる。一方、第2の陰極18bから注入された電子は、層13c、14、13bに送られる。ここで、Dye層14のLUMOのエネルギー準位は、層14を挟み込む層13b、13cのLUMOのエネルギー準位より低い。したがって、電子は、Dye層14に集約される。
第2の陰極18bに送られた正孔は、緑色発光材料層16に送られる。また、第3の陰極18cから注入された電子は、緑色発光材料層16に送られる。
上述した電子および正孔の挙動により、第1の青色発光材料層13aとホールブロッキング層15の界面において、正孔と電子によって励起子が大量に形成される。この励起子の形成は、再結合を生じさせ、第1の青色発光材料層13aから青色の発色光が発する。また、Dye層14、およびDye層14と層13b、13cの界面においても、正孔と電子によって励起子が大量に形成される。ここで、第2および第3の青色発光材料層13b、13cは、その厚さがDye層より薄いので、第2の発光層22から発せられる光は、Dye層14からの発光が支配的となる。すなわち、層13b、13cにおいて形成された励起子のエネルギーは、励起状態のエネルギー準位が第2の青色発光材料層13bより低いDye層14の赤色色素に移動する。これにより、第2の発光層22からは赤色の発色光が発する。また、緑色発光材料層16においても、正孔と電子によって励起子が大量に形成される。この励起子の形成は、再結合を生じさせ、緑色発光材料層16から緑色の発色光が発する。
以上により、第1の有機層21からは青色の発色光が、第2の有機層22から赤色の発色光が、第3の有機層16から緑色の発色光が生じ、これらの発色光が混合されることにより、白色有機EL素子20は、白色の発色光を発する。
上述したように、本実施形態においては、陰極が有機層内に複数設けられ、各発光層に電子が効率的に注入される。これにより、電子と正孔の再結合が効率的に発生し、各発光層は効率的に光を生じさせることができる。したがって、白色有機EL素子20は、高輝度の白色光を高効率で得ることができる。また、V1、V2およびV3の印加電圧を変えることにより、各発光層の輝度をそれぞれ変更でき、これにより、白色有機EL素子20が発する光のホワイトバランスおよび輝度を容易に調整することができる。
なお、本実施形態においては、Dye層14の厚さを第2、第3の青色発光材料層13b、13cのそれぞれの厚さより厚くし、層13b、13cの厚さを5nmより薄くしたのは、上述したように、第2の有機層22の発光が赤色の発光が支配的になるようにするためであり、また緑色発光材料層16に有効に正孔を移動させるためである。例えば、第2および第3の青色発光材料層13b、13cが5nmより厚くなると、緑色発光材料層16に正孔が移動できずに、白色有機EL素子20からは、青色と赤色のみの発光スペクトラムを含有する光が生じる。また、第2の有機層22から青色の光が生じる場合もある。層13b、13cの厚さの下限値は1nmとする。
なお、本実施形態においては、Dye層の材料である色素にDCJTBを使用したが、他の赤色色素を使用することができる。ここで、赤色色素としては、Dye層14に隣接する青色発光材料層13b、13cよりエネルギーバンドギャップが小さいものが好ましい。例えば、赤色色素には、ローダミン6G(rhodamine 6G)、DCM2((4−ジシアノメチレン−2−メチル−6−(2−(2,3,6,7−テトラ−ヒドロ−1H,5H−ベンゾ)[ij]キノリジン−8−イル)−4H−ピラン(4-dicyanomethylene-2-methyl-6-(2-(2,3,6,7-tetra-hydro-1H,5H-benzo)[ij]quinolizin-8-yl)-4H-pyran))等が使用できる。
また、赤色色素の代わりに、黄色色素を用いてもよい。この場合、第2の有機層から発する光は、黄色なので、白色有機EL素子20が発する白色光の色純度は低くなる。ただし、黄色色素についても、Dye層に隣接する青色発光材料層および緑色発光材料層よりエネルギーバンドギャップが小さいものが好ましい。例えば、黄色色素としては、ルブレン(Rubrene)が使用される。
また、Dye層14は、赤色色素および黄色色素が混合されて形成されてもよい。この場合、黄色色素は、赤色色素に比べ、励起状態のエネルギー準位が高いので、Dye層14から発せられる光は、赤色の発色光である。なお、黄色色素の含有量は、赤色色素の含有量より多く、その重量比は、約2:1程度であることが好ましい。
なお、本実施形態においては、青色発光材料層13a、13b、13cのホスト材料として、DPVBiを用いたが、ホスト材料としては、β-ADN(9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(9,10-di(2-naphthyl)anthracene))、TBADN(2−t−ブチル−9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(2-t-buthyl-9,10-di(2-naphthyl)anthracene))等を用いてもよい。また、本実施形態においては、第1、第2、および第3の青色発光材料層は、ホスト材料であるDPVBiにPeまたはTBPeをドープして形成されるが、それぞれドーパント色素がドープされていなくともよい。この場合、青色発光材料層は、ドーパント色素がドープされていなくても発光する青色発光材料を材料として形成される。なお、rhodamine 6G、DCM2、Rubrene、β-ADN、およびTBADNの化学式は、以下の式[7]〜[11]に示す通りである。
Figure 2005150083
Figure 2005150083
Figure 2005150083
Figure 2005150083
Figure 2005150083
なお、本実施形態においては、白色有機EL素子20は、第1、第2および第3の有機層21、22、16が積層されて形成されるが、第3の有機層16は積層されていない構成であってもよい。第3の有機層16が積層されない場合、第3の電極18cは設けられず、第1および第2の有機層21、22からしか光が生じない。したがって、この場合、第1の有機層と第2の有機層が発する光は、補色の関係にあることが好ましい。すなわち、第1の有機層からは青色の光が発するので、第2の有機層からは黄色の光が発することが好ましい。この場合、第2の有機層22を構成するDye層14は、黄色色素を材料とする。
なお、本実施形態において、陽極11側(第1の有機層21側)から光が発するが、これは、緑色発光材料層16からの発光効率が非常に高く、緑色の発色光の輝度が高いためであり、各発光層からの光のバランスをとりやすくするためである。
本発明の白色有機EL素子の一実施形態の模式的な断面図を示す。 本発明の一実施形態に係る白色有機EL素子が有する有機層の各層のエネルギー準位を模式的に示す。
符号の説明
10 基板
11 陽極
13a、13b、13c 第1〜第3の青色発光材料層
14 Dye層
16 緑色発光材料層(第3の有機層)
18a、18b、18c 第1〜第3の陰極
20 白色有機EL素子
21 第1の有機層
22 第2の有機層

Claims (10)

  1. 基板上に、陽極、青色の発色光を発する第1の有機層、第1の陰極、黄色または赤色の発色光を発する第2の有機層、第2の陰極、緑色の発色光を発する第3の有機層、および第3の陰極が順に積層され、前記陽極と前記第1の陰極間に第1の電圧が印加され、前記陽極と前記第2の陰極間に前記第1の電圧より高い第2の電圧が印加され、前記陽極と前記第3の陰極間に前記第2の電圧より高い第3の電圧が印加されることにより、略白色の発色光を発することを特徴とする白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  2. 前記第1の有機層、前記第2の有機層、および前記第3の有機層の発する発色光が混合されることにより、略白色の発色光を発することを特徴とする請求項1に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  3. 前記第2の有機層には、少なくとも赤色または黄色色素のいずれかを材料として形成されるDye層が積層されることを特徴とする請求項1に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  4. 前記第2の有機層には、前記Dye層の陽極側および陰極側にそれぞれ、青色発光材料層が積層されていることを特徴とする請求項3に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  5. 前記2つの青色発光材料層によって、前記第2の有機層に、ダブルホールブロッキング構造が形成されることを特徴とする請求項4に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  6. 前記Dye層の厚さは、前記青色発光材料層のそれぞれの厚さより厚いことを特徴とする請求項4に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  7. 前記青色発光材料層のそれぞれの厚さは、5nmより薄いことを特徴とする請求項6に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  8. 前記略白色の発色光は、前記陽極側から外部に発せられることを特徴とする請求項1に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  9. 基板上に、少なくとも、陽極、青色の発色光を発する第1の有機層、第1の陰極、黄色または赤色の発色光を発する第2の有機層、および第2の陰極が順に積層され、前記陽極間と前記第1の陰極間に第1の電圧が印加され、前記陽極間と前記第2の陰極間に前記第1の電圧より高い第2の電圧が印加されることにより、略白色の発色光を発することを特徴とする白色有機エレクトロルミネセンス素子。
  10. 前記第1の有機層および前記第2の有機層の発する発色光が補色の関係にあることにより、略白色の発色光を発することを特徴とする請求項9に記載の白色有機エレクトロルミネセンス素子。

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