JP2005149920A - 燃料電池電源装置および燃料電池電源装置のキャパシタ充電方法 - Google Patents
燃料電池電源装置および燃料電池電源装置のキャパシタ充電方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005149920A JP2005149920A JP2003386181A JP2003386181A JP2005149920A JP 2005149920 A JP2005149920 A JP 2005149920A JP 2003386181 A JP2003386181 A JP 2003386181A JP 2003386181 A JP2003386181 A JP 2003386181A JP 2005149920 A JP2005149920 A JP 2005149920A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel cell
- capacitor
- power
- switch
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
Abstract
【課題】 負荷が要求する電力量を安定して供給することを目的とする。
【解決手段】 クルージング走行中などのモータ11が低負荷状態である場合に、電力制御部23は第1スイッチ6をオフにして、キャパシタ4からモータ11への電力供給を切り離して燃料電池2の電力のみでモータ11を駆動し、さらに燃料電池2からの電力によってキャパシタ4を充電させる。これによってモータ11による回生電力が発生する前でもキャパシタ4の充電を行うことができ、車両が加速を行うためにモータ11を大電流で駆動する際に、燃料電池2の電力に加えてキャパシタ4の電力をモータ11へ供給し、モータ11を高トルクで駆動することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 クルージング走行中などのモータ11が低負荷状態である場合に、電力制御部23は第1スイッチ6をオフにして、キャパシタ4からモータ11への電力供給を切り離して燃料電池2の電力のみでモータ11を駆動し、さらに燃料電池2からの電力によってキャパシタ4を充電させる。これによってモータ11による回生電力が発生する前でもキャパシタ4の充電を行うことができ、車両が加速を行うためにモータ11を大電流で駆動する際に、燃料電池2の電力に加えてキャパシタ4の電力をモータ11へ供給し、モータ11を高トルクで駆動することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、負荷を駆動する電源として燃料電池を用いた燃料電池電源装置および燃料電池電源装置のキャパシタ充電方法に関する。
従来、燃料電池を電源としてモータ等の負荷を駆動する電源装置において、負荷の要求電流が急激に増加した場合に、応答遅れによって燃料電池の出力電流が不足していた。これを防止するために、燃料電池と並列にキャパシタを接続し、上述のように負荷の要求電流が急激に増加した場合には、キャパシタから負荷へ電力を供給することによって、燃料電池の電力供給の応答遅れを防止していた。
また、負荷としてモータを用いた場合には、モータと燃料電池との間に逆接防止用ダイオードを設けることで、モータによる回生電力が燃料電池に印加されることを防ぎながら、該回生電力によってキャパシタの充電を行っていた。
特開2003−305011号公報
また、負荷としてモータを用いた場合には、モータと燃料電池との間に逆接防止用ダイオードを設けることで、モータによる回生電力が燃料電池に印加されることを防ぎながら、該回生電力によってキャパシタの充電を行っていた。
しかしながら、このような従来の燃料電池を用いた電源装置においては、モータの回生電力によってキャパシタの充電を行うので、たとえば燃料電池を起動してからモータの回生電力が発生していない状態において、モータから大電流の電力要求があった場合には、キャパシタは未充電のため、燃料電池の応答遅れによってモータへ要求された電力を供給することができないといった問題があった。
そこで本発明はこのような問題点に鑑み、負荷が要求する電力量を安定して供給することを目的とする。
本発明は、車両の負荷に燃料電池から電力を供給する燃料電池電源装置において、燃料電池の電力によってキャパシタ充電部によって充電されるキャパシタが燃料電池に並列に接続され、ダイオードが燃料電池の出力端子の一端にアノード側が、前記キャパシタの一端にカソード側が接続され、第1スイッチが負荷とキャパシタとの接続を開閉し、負荷が低負荷状態であるかどうかを判断する低負荷状態判断手段と、第1スイッチと、キャパシタ充電部の制御を行う電力制御部とを備え、低負荷状態判断手段によって負荷が低負荷状態であると判定された場合に、電力制御部は、第1スイッチを開き、さらにキャパシタ充電部を駆動してキャパシタの充電を行うものとした。
本発明によれば、低負荷状態判断手段によって負荷が低負荷状態であると判定された場合に、第1スイッチを開きキャパシタから負荷への電力供給を停止してキャパシタの充電を行い、さらに負荷を燃料電池の電力で駆動させる。
したがって、負荷が低負荷状態から高負荷状態となり、負荷を大電流で駆動する際に、燃料電池の電力量に加えてキャパシタに充電された電力を負荷に供給することができる。
したがって、負荷が低負荷状態から高負荷状態となり、負荷を大電流で駆動する際に、燃料電池の電力量に加えてキャパシタに充電された電力を負荷に供給することができる。
次に本発明の実施の形態を実施例により説明する。
本実施例は、車両を駆動するモータの電力源として燃料電池電源装置を用いたものである。
図1に本実施例における燃料電池電源装置を示す。
車両を駆動する負荷10が燃料電池電源装置1に接続され、燃料電池電源装置1からの電力供給によって負荷10内のモータ11が駆動する。
燃料電池電源装置1は、水素と酸素とを反応ガスとして電気化学反応を生じさせて電力を出力する燃料電池2と、燃料電池2と並列に接続されたキャパシタ4と、燃料電池2の電力を用いてキャパシタ4を充電するためのDC/DCコンバータ3と、負荷10からの回生電力が燃料電池2へ流れ込むことを防止する逆接防止用のダイオード5とを備える。
本実施例は、車両を駆動するモータの電力源として燃料電池電源装置を用いたものである。
図1に本実施例における燃料電池電源装置を示す。
車両を駆動する負荷10が燃料電池電源装置1に接続され、燃料電池電源装置1からの電力供給によって負荷10内のモータ11が駆動する。
燃料電池電源装置1は、水素と酸素とを反応ガスとして電気化学反応を生じさせて電力を出力する燃料電池2と、燃料電池2と並列に接続されたキャパシタ4と、燃料電池2の電力を用いてキャパシタ4を充電するためのDC/DCコンバータ3と、負荷10からの回生電力が燃料電池2へ流れ込むことを防止する逆接防止用のダイオード5とを備える。
また燃料電池電源装置1は、燃料電池2と負荷10との回路を遮断する第2スイッチ7を、ダイオード5のアノード端子と燃料電池2の一方の端子との間に備えている。さらに、キャパシタ4の一方の端子とダイオード5のカソード端子との間に第1スイッチ6を備え、該第1スイッチ6によって、キャパシタ4と負荷10との回路の遮断が可能となる。
なお第2スイッチ7がオフの状態においても、DC/DCコンバータ3を駆動させることによって燃料電池2の電力をキャパシタ4に供給可能である。
また、第1スイッチ6および第2スイッチ7は半導体スイッチを用いる。
なお第2スイッチ7がオフの状態においても、DC/DCコンバータ3を駆動させることによって燃料電池2の電力をキャパシタ4に供給可能である。
また、第1スイッチ6および第2スイッチ7は半導体スイッチを用いる。
負荷10は、内部にモータ11とインバータ12とを備え、燃料電池電源装置1より供給された電力はインバータ12によって直流電流から交流電流に変換されてモータ11に供給される。
モータ11の駆動力は、図示しない車両のトランスミッションを介して駆動輪に伝達される。
モータ11の駆動力は、図示しない車両のトランスミッションを介して駆動輪に伝達される。
図示しないセンサによって計測された車両のアクセルペダル踏込み量および車両速度とがエネルギ制御部21に入力され、エネルギ制御部21は入力されたアクセルペダル踏込み量と車両速度をもとにモータ11のトルク指令値を算出する。
エネルギ制御部21は、算出したトルク指令値を負荷10のモータ11を制御するモータ制御部22と燃料電池電源装置1の出力電力を制御する電力制御部23に出力する。
エネルギ制御部21は、算出したトルク指令値を負荷10のモータ11を制御するモータ制御部22と燃料電池電源装置1の出力電力を制御する電力制御部23に出力する。
モータ制御部22は、モータ11のロータ電気角を検知して該電気角に応じた3相の交流電流を、インバータ12を制御することによって図示しないモータ11の電機子に出力するものであり、エネルギ制御部21から出力されるトルク指令値に応じて、モータ11の電機子に流れる電流を制御する。
電力制御部23は入力されたトルク指令値にもとづいて、燃料電池電源装置1が負荷10へ供給する目標供給電力を算出し、燃料電池制御部24へ出力する。
また電力制御部23は、第2スイッチ7、第1スイッチ6、DC/DCコンバータ3に接続され、各部のオンオフまたは起動停止の制御を行う。
また電力制御部23は、第2スイッチ7、第1スイッチ6、DC/DCコンバータ3に接続され、各部のオンオフまたは起動停止の制御を行う。
燃料電池制御部24は、入力された目標供給電力にもとづいて、該目標供給電力を発生させるために必要な燃料電池2のガス供給指令値を算出し、反応ガス供給部25へ出力する。
反応ガス供給部25はエアーコンプレッサ等で構成され、入力されたガス供給指令値に応じて燃料電池2に反応ガスを供給する。
燃料電池電源装置1の電力は、ダイオード5のカソード側の端子Aから反応ガス供給部25や、エアコン、その他図示しない12V系負荷に供給される。
反応ガス供給部25はエアーコンプレッサ等で構成され、入力されたガス供給指令値に応じて燃料電池2に反応ガスを供給する。
燃料電池電源装置1の電力は、ダイオード5のカソード側の端子Aから反応ガス供給部25や、エアコン、その他図示しない12V系負荷に供給される。
次に燃料電池電源装置1の駆動時に電力制御部23が行う処理について説明する。
図2は燃料電池電源装置1の駆動時に電力制御部23が行う処理の流れを示すフローチャートである。
エネルギ制御部21からトルク指令値が出力されると、電力制御部23は燃料電池電源装置1を起動させるため、ステップ200において、第1スイッチ6をオン、第2スイッチ7をオフにする。
ステップ201において、キャパシタ4に蓄えられた電力を用いて、燃料電池2に反応ガスを供給する反応ガス供給部25などの補記類を駆動し、燃料電池電源装置1を起動させる。
図2は燃料電池電源装置1の駆動時に電力制御部23が行う処理の流れを示すフローチャートである。
エネルギ制御部21からトルク指令値が出力されると、電力制御部23は燃料電池電源装置1を起動させるため、ステップ200において、第1スイッチ6をオン、第2スイッチ7をオフにする。
ステップ201において、キャパシタ4に蓄えられた電力を用いて、燃料電池2に反応ガスを供給する反応ガス供給部25などの補記類を駆動し、燃料電池電源装置1を起動させる。
ステップ202において電力制御部23は、燃料電池電源装置1の起動が完了したかどうかを判断する。起動が完了していない場合にはステップ201へ戻り、燃料電池2の起動処理を繰り返す。
電力制御部23は、燃料電池2の起動が完了したと判断するとステップ203において、キャパシタ電圧Vcが燃料電池2の開放電圧Vf0以上であるかどうかを判断する。
ここでキャパシタ電圧Vcは図3に示すように、キャパシタ4の端子間の電圧を示す。また燃料電池出力電流ifは燃料電池2の出力電流を示し、燃料電池出力電圧Vfは燃料電池2の出力端子間の電圧を示す。
電力制御部23は、燃料電池2の起動が完了したと判断するとステップ203において、キャパシタ電圧Vcが燃料電池2の開放電圧Vf0以上であるかどうかを判断する。
ここでキャパシタ電圧Vcは図3に示すように、キャパシタ4の端子間の電圧を示す。また燃料電池出力電流ifは燃料電池2の出力電流を示し、燃料電池出力電圧Vfは燃料電池2の出力端子間の電圧を示す。
ステップ203において、キャパシタ電圧Vcが開放電圧Vf0以上でない場合には、ステップ210において電力制御部23はDC/DCコンバータ3を起動させてキャパシタ4を燃料電池2の開放電圧Vf0まで充電する。
一方、キャパシタ電圧Vcが開放電圧Vf0以上である場合には、ステップ204において電力制御部23はDC/DCコンバータ3が起動している場合にはDC/DCコンバータ3を停止させ、ステップ205において第2スイッチ7および第1スイッチ6をオンにする。
これにより、燃料電池2とキャパシタ4とが並列に接続された状態となる。通常時の車両の加速、減速、定速走行はこの状態で行う。
この場合、車両の減速によるモータ11の回生発電によって、キャパシタ4はキャパシタ電圧Vcがキャパシタ許容電圧に至るまで充電可能となる。
これにより、燃料電池2とキャパシタ4とが並列に接続された状態となる。通常時の車両の加速、減速、定速走行はこの状態で行う。
この場合、車両の減速によるモータ11の回生発電によって、キャパシタ4はキャパシタ電圧Vcがキャパシタ許容電圧に至るまで充電可能となる。
ステップ206において電力制御部23は、車両が高速道路を走行中の場合などクルージング走行を行っているかどうか、またはそれに準ずる走行状態であるかどうかを判断する。
このクルージング走行を行っているかどうかの判断は、エネルギ制御部21で演算されるトルク指令値が所定値以下であり、かつその変化量が所定値以下の場合に、クルージング走行状態であると判断するものである。
クルージング走行状態でないと判断されると、ステップ205へ戻り、現状を維持する。
このクルージング走行を行っているかどうかの判断は、エネルギ制御部21で演算されるトルク指令値が所定値以下であり、かつその変化量が所定値以下の場合に、クルージング走行状態であると判断するものである。
クルージング走行状態でないと判断されると、ステップ205へ戻り、現状を維持する。
クルージング走行状態であると判断されると、電力制御部23はステップ207において、キャパシタ電圧Vcがあらかじめ定められた所定電圧V1以下であるかどうかを判断し、所定電圧V1以下である場合には、ステップ208へ進む。所定電圧V1以下でない場合にはステップ206へ戻りクルージング走行状態であるかどうかの判定を行う。
なお所定電圧V1は、次式を満たすように設定する。
キャパシタ許容電圧>所定電圧V1>燃料電池開放電圧Vf0 (1)
なお所定電圧V1は、次式を満たすように設定する。
キャパシタ許容電圧>所定電圧V1>燃料電池開放電圧Vf0 (1)
ステップ208において電力制御部23は第1スイッチ6をオフ、第2スイッチ7をオンにする。
ステップ209において、DC/DCコンバータ3を起動させて、燃料電池2の発電電力によって、キャパシタ4を充電する。
なお電力制御部23がどのステップの処理を行っている場合でも、電力制御部23は燃料電池電源装置1を停止させることができる。
ステップ209において、DC/DCコンバータ3を起動させて、燃料電池2の発電電力によって、キャパシタ4を充電する。
なお電力制御部23がどのステップの処理を行っている場合でも、電力制御部23は燃料電池電源装置1を停止させることができる。
次に、燃料電池電源装置1の駆動時における出力電流と、出力電圧の変化について、図4を用いて説明する。
図4の(a)は燃料電池2の出力電流ifの変化を示し、(b)は燃料電池2の出力電圧Vfの変化を示す。
時刻t0において、車両はクルージング走行状態であるものとする。
この状態において、燃料電池出力電流if=i0とし、燃料電池出力電圧Vf=V0とする。この状態は定常状態であり、キャパシタ電圧Vc=V0、キャパシタ電流ic=0である。
図4の(a)は燃料電池2の出力電流ifの変化を示し、(b)は燃料電池2の出力電圧Vfの変化を示す。
時刻t0において、車両はクルージング走行状態であるものとする。
この状態において、燃料電池出力電流if=i0とし、燃料電池出力電圧Vf=V0とする。この状態は定常状態であり、キャパシタ電圧Vc=V0、キャパシタ電流ic=0である。
時刻t1において、上述のステップ206でクルージング走行状態であると判断される。ステップ207においてキャパシタ電圧Vcがあらかじめ定められた所定電圧V1以下であると判断し、ステップ208において電力制御部23は、第1スイッチ6をオフ、第2スイッチ7をオンにして、ステップ209でキャパシタ4の充電を開始する。
これによって時刻t1以降、燃料電池出力電流ifはi1に増加し、キャパシタ電圧Vcも増加を始める。
これによって時刻t1以降、燃料電池出力電流ifはi1に増加し、キャパシタ電圧Vcも増加を始める。
時刻t2において、キャパシタ電圧VcがV1となると、再びステップ207の判断により、キャパシタ4の充電を停止して、現状を維持する。このとき燃料電池出力電流ifはi0となる。
時刻t3において車両が加速状態となると、電力制御部23はステップ206においてクルージング走行状態でないと判断し、ステップ205において第2スイッチ7、第1スイッチ6をオンにする。
この加速に伴う負荷電流の増大により、燃料電池出力電圧ifは増加し、燃料電池出力電圧Vfおよび、キャパシタ電圧Vcは時刻t3以降減少を始める。
時刻t3において車両が加速状態となると、電力制御部23はステップ206においてクルージング走行状態でないと判断し、ステップ205において第2スイッチ7、第1スイッチ6をオンにする。
この加速に伴う負荷電流の増大により、燃料電池出力電圧ifは増加し、燃料電池出力電圧Vfおよび、キャパシタ電圧Vcは時刻t3以降減少を始める。
このとき、燃料電池出力電圧Vfの減少勾配は、図4の(b)に示すキャパシタ充電を行わない状態で車両が加速を行った場合の燃料電池出力電圧Vf’の減少勾配に比べ、緩やかな減少勾配となるので、車両が加速状態にある場合の燃料電池出力電圧の降下を抑えることができる。
なお本実施例において、ステップ206が本発明における低負荷状態判断手段を構成する。
なお本実施例において、ステップ206が本発明における低負荷状態判断手段を構成する。
本実施例は以上のように構成され、クルージング走行中などのモータ11が低負荷状態である場合に、電力制御部23は第1スイッチ6をオフにして、キャパシタ4からモータ11への電力供給を切り離して燃料電池2の電力のみでモータ11を駆動し、さらに燃料電池2からの電力によってキャパシタ4を充電させる。
このようにモータ11が低負荷状態である場合にキャパシタ4の充電を行うので、モータ11による回生電力が発生する前でもキャパシタ4の充電を行うことができる。よって、車両が加速を行うためにモータ11を大電流で駆動する際に、燃料電池2の電力に加えてキャパシタ4の電力をモータ11へ供給し、モータ11を高トルクで駆動することができる。
このようにモータ11が低負荷状態である場合にキャパシタ4の充電を行うので、モータ11による回生電力が発生する前でもキャパシタ4の充電を行うことができる。よって、車両が加速を行うためにモータ11を大電流で駆動する際に、燃料電池2の電力に加えてキャパシタ4の電力をモータ11へ供給し、モータ11を高トルクで駆動することができる。
キャパシタ4を充電する際に、燃料電池2の出力電圧をDC/DCコンバータ3によって上昇させることにより、キャパシタ4の電圧を高くすることができ、モータ11に高い電圧を供給し、モータ11を高トルクで駆動することができる。
またキャパシタ4を充電する際に、キャパシタ電圧Vcが、キャパシタの最大許容電圧よりも低い所定電圧V1以上となった場合に、充電を停止することにより、低負荷状態から車両が減速して回生電力が発生した場合にも、発生した電力を有効にキャパシタ4に充電することができる。
またキャパシタ4を充電する際に、キャパシタ電圧Vcが、キャパシタの最大許容電圧よりも低い所定電圧V1以上となった場合に、充電を停止することにより、低負荷状態から車両が減速して回生電力が発生した場合にも、発生した電力を有効にキャパシタ4に充電することができる。
また電力制御部23は、第1スイッチ6をオン、第2スイッチ7をオフにして燃料電池2を起動し、キャパシタ4の電圧Vcが燃料電池2の開放電圧Vf0以上となった場合に第2スイッチ7をオンにして、燃料電池2の電力を負荷10へ供給することにより、燃料電池2の起動時に電圧が低下したキャパシタ4へ燃料電池2からの大電流が流れ込むことを防ぐことができる。
第1スイッチ6および第2スイッチ7を半導体スイッチで構成したことにより、回路に電流を流している状態、すなわち活線状態でも回路開閉動作をすばやく行うことができ、さらに活線状態で機械式スイッチを開閉させる場合に生じる接点溶着を回避することができる。
1 燃料電池電源装置
2 燃料電池
3 DC/DCコンバータ
4 キャパシタ
5 ダイオード
6 第1スイッチ
7 第2スイッチ
10 負荷
11 モータ
12 インバータ
21 エネルギ制御部
22 モータ制御部
23 電力制御部
24 燃料電池制御部
25 反応ガス供給部
A 端子
2 燃料電池
3 DC/DCコンバータ
4 キャパシタ
5 ダイオード
6 第1スイッチ
7 第2スイッチ
10 負荷
11 モータ
12 インバータ
21 エネルギ制御部
22 モータ制御部
23 電力制御部
24 燃料電池制御部
25 反応ガス供給部
A 端子
Claims (7)
- 車両の負荷に燃料電池から電力を供給する燃料電池電源装置において、
前記燃料電池に並列に接続されるキャパシタと、
前記燃料電池の電力で前記キャパシタを充電するキャパシタ充電部と、
前記燃料電池の出力端子の一端にアノード側が、前記キャパシタの一端にカソード側が接続されるダイオードと、
前記負荷と前記キャパシタとの接続を開閉する第1スイッチと、
前記負荷が低負荷状態であるかどうかを判断する低負荷状態判断手段と、
前記第1スイッチおよび前記キャパシタ充電部の制御を行う電力制御部とを備え、
前記低負荷状態判断手段によって前記負荷が低負荷状態であると判定された場合に、前記電力制御部は、前記第1スイッチを開き、さらに前記キャパシタ充電部を駆動してキャパシタの充電を行うことを特徴とする燃料電池電源装置。 - 前記キャパシタ充電部はDC/DCコンバータであり、燃料電池の電圧を昇圧させてキャパシタの充電を行うことを特徴とする請求項1記載の燃料電池電源装置。
- 前記ダイオードと前記燃料電池との接続を開閉する第2スイッチを備え、
前記電力制御部は、前記第1スイッチをオン、前記第2スイッチをオフにして前記燃料電池を起動させて前記キャパシタの充電を行い、前記キャパシタの電圧が前記燃料電池の開放電圧値以上となった場合に、前記第2スイッチをオンすることを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池電源装置。 - 前記負荷はモータであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載の燃料電池電源装置。
- 前記電力制御部は、前記キャパシタの電圧がキャパシタの最大許容電圧よりも低いしきい値電圧よりも大きくなった場合に、前記燃料電池によるキャパシタの充電を停止することを特徴とする請求項4記載の燃料電池電源装置。
- 前記スイッチは、半導体スイッチであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1に記載の燃料電池電源装置。
- 燃料電池から電力が供給される車両の負荷が低負荷状態であると判定されると、キャパシタ充電部が前記燃料電池の電力を用いてキャパシタの充電を行うことを特徴とする燃料電池電源装置のキャパシタ充電方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003386181A JP2005149920A (ja) | 2003-11-17 | 2003-11-17 | 燃料電池電源装置および燃料電池電源装置のキャパシタ充電方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003386181A JP2005149920A (ja) | 2003-11-17 | 2003-11-17 | 燃料電池電源装置および燃料電池電源装置のキャパシタ充電方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005149920A true JP2005149920A (ja) | 2005-06-09 |
Family
ID=34693931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003386181A Pending JP2005149920A (ja) | 2003-11-17 | 2003-11-17 | 燃料電池電源装置および燃料電池電源装置のキャパシタ充電方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005149920A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007068296A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Nissan Motor Co Ltd | 電力変換装置 |
KR100722107B1 (ko) | 2005-08-31 | 2007-05-25 | 삼성에스디아이 주식회사 | 연료전지 전력 출력 방법 |
JP2007202265A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Omron Corp | 燃料電池システム |
JP2007236132A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Suzuki Motor Corp | 車両用制御装置 |
JP2007323997A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Equos Research Co Ltd | 燃料電池システム及びその運転方法 |
JP2009213340A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Hyundai Motor Co Ltd | 燃料電池車両の制御方法 |
JP2011167070A (ja) * | 2011-06-03 | 2011-08-25 | Nissan Motor Co Ltd | 電力変換装置 |
WO2012077165A1 (ja) * | 2010-12-08 | 2012-06-14 | パナソニック株式会社 | 電力供給回路、電力供給方法及び電力供給システム |
KR101209749B1 (ko) * | 2010-12-09 | 2012-12-07 | 현대자동차주식회사 | 연료전지 하이브리드 자동차의 크루즈 컨트롤 제어 방법 |
JP2013513518A (ja) * | 2009-12-15 | 2013-04-22 | メシエ−ダウティ・インコーポレイテッド | ウルトラ・キャパシタレイを用いた電気アキュムレータ |
KR20140014203A (ko) * | 2011-02-28 | 2014-02-05 | 콘비온 오와이 | 고온 연료 전지 시스템의 개선된 동작을 위한 방법 및 장치 |
JP2014082056A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Toyota Industries Corp | 車両に搭載される燃料電池システム |
US9902285B2 (en) | 2014-12-24 | 2018-02-27 | Hyundai Motor Company | Power net system for fuel cell vehicle and method of controlling the same |
-
2003
- 2003-11-17 JP JP2003386181A patent/JP2005149920A/ja active Pending
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007068296A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Nissan Motor Co Ltd | 電力変換装置 |
KR100722107B1 (ko) | 2005-08-31 | 2007-05-25 | 삼성에스디아이 주식회사 | 연료전지 전력 출력 방법 |
JP2007202265A (ja) * | 2006-01-25 | 2007-08-09 | Omron Corp | 燃料電池システム |
JP4552865B2 (ja) * | 2006-01-25 | 2010-09-29 | オムロン株式会社 | 燃料電池システム |
JP2007236132A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Suzuki Motor Corp | 車両用制御装置 |
JP2007323997A (ja) * | 2006-06-01 | 2007-12-13 | Equos Research Co Ltd | 燃料電池システム及びその運転方法 |
JP2009213340A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Hyundai Motor Co Ltd | 燃料電池車両の制御方法 |
US7996124B2 (en) | 2008-02-29 | 2011-08-09 | Hyundai Motor Company | Method for controlling fuel cell vehicle |
JP2013513518A (ja) * | 2009-12-15 | 2013-04-22 | メシエ−ダウティ・インコーポレイテッド | ウルトラ・キャパシタレイを用いた電気アキュムレータ |
US9490636B2 (en) | 2010-12-08 | 2016-11-08 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Power supply circuit, power supply method and power supply system |
WO2012077165A1 (ja) * | 2010-12-08 | 2012-06-14 | パナソニック株式会社 | 電力供給回路、電力供給方法及び電力供給システム |
KR101209749B1 (ko) * | 2010-12-09 | 2012-12-07 | 현대자동차주식회사 | 연료전지 하이브리드 자동차의 크루즈 컨트롤 제어 방법 |
KR20140014203A (ko) * | 2011-02-28 | 2014-02-05 | 콘비온 오와이 | 고온 연료 전지 시스템의 개선된 동작을 위한 방법 및 장치 |
EP2681794B1 (en) * | 2011-02-28 | 2018-01-10 | Convion Oy | Method and arrangement for improved operability of a high temperature fuel cell system |
KR101903813B1 (ko) * | 2011-02-28 | 2018-10-02 | 콘비온 오와이 | 고온 연료 전지 시스템의 개선된 동작을 위한 방법 및 장치 |
JP2011167070A (ja) * | 2011-06-03 | 2011-08-25 | Nissan Motor Co Ltd | 電力変換装置 |
JP2014082056A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Toyota Industries Corp | 車両に搭載される燃料電池システム |
US9902285B2 (en) | 2014-12-24 | 2018-02-27 | Hyundai Motor Company | Power net system for fuel cell vehicle and method of controlling the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8133631B2 (en) | Control apparatus for starting fuel cell vehicle | |
JP6621264B2 (ja) | 燃料電池システムの制御方法及び燃料電池自動車 | |
KR101143438B1 (ko) | 차량의 전력제어장치 | |
JP2008099535A (ja) | ハイブリッド燃料電池バスのパワーシステム及びその制御方法 | |
CN110239371B (zh) | 燃料电池系统及控制方法、具备燃料电池系统的车辆 | |
US7923861B2 (en) | Method of controlling hybrid DC power supply system | |
KR101803153B1 (ko) | 연료 전지 차량 및 그의 제어 방법 | |
JP2015217920A (ja) | 車両用電源装置、車両用回生システム | |
JP6063419B2 (ja) | 電源システム及び燃料電池車両 | |
JP2005149920A (ja) | 燃料電池電源装置および燃料電池電源装置のキャパシタ充電方法 | |
JP2004222376A (ja) | 電源システム | |
US11332115B2 (en) | Power regeneration system of work vehicle | |
JP5198219B2 (ja) | ハイブリッド直流電源システム及び燃料電池車両 | |
KR20100013313A (ko) | 연료전지-배터리 하이브리드 시스템의 동력분배 제어방법 및 제어장치 | |
JP2015220961A (ja) | 車両 | |
JP2007074817A (ja) | 電動車両の制御装置 | |
US10727554B2 (en) | Fuel cell system | |
JP2008017594A (ja) | 燃料電池を搭載した車両の制御装置 | |
JP2005304179A (ja) | 駆動システムおよびこれを搭載する移動体 | |
JP4805419B2 (ja) | ハイブリッド電源車両及びその第1電力装置側での断線時制御方法 | |
JP2007149450A (ja) | 燃料電池システム、並びに移動体及びその始動方法 | |
JP4192658B2 (ja) | 車両の制御装置および制御方法 | |
JP6104637B2 (ja) | 2電源負荷駆動システム及び燃料電池自動車 | |
JP4064398B2 (ja) | 電動機用バッテリの充放電制御装置 | |
JP2010259276A (ja) | 燃料電池システム、燃料電池の制御装置及び制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060925 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20080912 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090630 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091201 |