JP2005149602A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ピックアップ装置において、可動部を安定した状態で所望の位置に正確に停止させることができるとともに可動部の共振周波数でのQ値を小さな値とする。
【解決手段】 光ピックアップ装置は、ベース部10と、対物レンズ31を備えた可動部30と、弾性支持部材40a〜40dとを備えている。これらのうち、弾性支持部材40a〜40dは、ワイヤ状部材で構成され一端にてベース部10に固定されるとともに他端にて可動部30に固定されて、可動部30をベース部10に対して変位可能かつ弾性的に支持する。そして、この弾性支持部材40はS字状に形成されるとともに、弾性支持部材40a〜40dの一部には粘性部材47が固着されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CD,MOなどの光ディスクに情報を記録し、または光ディスクに記録された情報を再生する光ピックアップ装置に関する。
一般に、CD,MOなどの光ディスクに情報を記録し、または光ディスクに記録された情報を再生するために光ピックアップ装置が用いられている。この種の光ピックアップ装置は、半導体レーザなどからなるレーザ光源から発せられたレーザ光を、光学系を介して対物レンズによって光ディスク上に集光し、同光ディスクから反射される反射光を対物レンズを介して光学系により光検出器に導いている。この光ピックアップ装置は、対物レンズによって集光されるレーザ光を、光ディスクのトラック上を正確に合焦しながら追従させるようになっている。
このような光ピックアップ装置として、例えば下記特許文献1に示されるようなものがある。この特許文献1に示される光ピックアップ装置は、対物レンズを備えた可動部と、この可動部を弾性的に支持する弾性支持部材と、これら可動部および弾性支持部材を支持するベース部とから構成されている。
特許2592055
可動部には対物レンズの他に、可動部をフォーカス制御およびトラッキング制御するための駆動コイルがそれぞれ設けられているとともに本体ベースに立設している支軸を通すための穴が設けられている。弾性支持部材はコイルバネで構成されていて可動部を弾性的に支持する。ベース部は、前記可動部に設けられているフォーカス制御およびトラッキング制御用の駆動コイルに対応したマグネットおよびヨークを備えるとともに、可動部を支持するための支軸が立設されている。
このように構成された光ピックアップ装置においては、駆動電流によりフォーカス制御およびトラッキング制御用駆動コイルに発生する磁束と、それぞれの駆動コイルに対応するマグネットおよびヨークによる磁束が相互作用することによって、可動部がレーザ光の光軸方向および光ディスクの径方向に変位する。その結果、対物レンズを光ディスクに対してフォーカス制御およびトラッキング制御させることができる。
しかしながら、このような対物レンズのフォーカス制御およびトラッキング制御による動作は極めて高速かつ連続的に行われるため、可動部の停止時に生じる慣性力や弾性支持部材およびベース部に生じる二次的な振動によって、可動部を安定した状態で所望の位置に正確に停止させることができない場合がある。また、可動部の共振周波数でのQ値はフォーカス制御やトラッキング制御が困難になるほど大きな値になるという問題があった。
本発明は前記問題に対処するためなされたもので、その目的は、光ピックアップ装置の可動部に生じる慣性力や弾性支持部材およびベース部に生じる二次的な振動による影響を低減して、可動部を安定した状態で所望の位置に正確に停止させることができるとともに可動部の共振周波数でのQ値を小さな値とすることができる光ピックアップ装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の特徴は、ベース部と、対物レンズを組み付けた可動部と、一端にて前記ベース部に固定されるとともに他端にて前記可動部に固定されて可動部をベース部に対して変位可能に支持する弾性支持部材とを備えた光ピックアップ装置において、弾性支持部材をS字状に形成するとともに、弾性支持部材の一部に粘性部材を固着させたことにある。この場合、前記ベース部上に円柱状のシャフトを立設させるとともに、可動部に孔を設けてシャフトを侵入させ、可動部をベース部に対してシャフトの軸線方向および周方向に変位可能にし、弾性支持部材をシャフトを中心にして放射状に配置するとよい。
このように構成した本発明によれば、対物レンズのフォーカシングおよびトラッキングの動作により可動部に生じる慣性力や弾性支持部材およびベース部に生じる二次的な振動を、弾性支持部材に固着する粘性部材によって吸収して早期に減衰させることができるため、可動部を安定した状態で所望の位置に正確に停止させることができるとともに共振周波数でのQ値を小さな値とすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る光ピックアップ装置の組み立て状態を表す全体斜視図であり、図2は同光ピックアップ装置の分解斜視図である。この光ピックアップ装置は、ベース部10と、対物レンズ31を備えた可動部30と弾性支持部材40a〜40dとによって構成されている。
ベース部10は、第1アクチュエータベース11および第2アクチュエータベース21からなる。第1アクチュエータベース11は高透磁率材からなる方形平板状の形状をしており、図示しない光学ピックアップ装置の支持体に固定されている。第1アクチュエータベース11の上面中央部には、同アクチュエータベース11と一体的に構成された高透磁率材からなるポールピース部12が形成されており、同ポールピース部12の上面には非透磁率材(低透磁率材)からなるシャフト13が立設固定されている。そして、このポールピース部12の外側面に対向した対称位置に一対の扇形状のフォーカスマグネット14,14がそれぞれ固着され、それらの各上面にはフォーカスマグネット14,14と同一平面形状の高透磁率材で構成したフォーカスヨーク15,15がそれぞれ磁気的に結合されて固着されている。フォーカスマグネット14,14は、その厚み方向に着磁されており、フォーカスマグネット14,14、フォーカスヨーク15,15、第1アクチュエータベース11及びポールピース部12によって放射状の磁界を持つ磁気回路が形成される。また、ポールピース部12の図示右側には光ピックアップ装置の光源から発せられるレーザ光が通過する貫通孔16が設けられている。
この第1アクチュエータベース11の上面には、図示左右側を開口させて底面中央部が開放された形状の非透磁率材(低透磁率材)からなる第2アクチュエータベース21が組み付け固着されている。第2アクチュエータベース21には、その正面及び裏面内側の上部にて、シャフト13を中心にして両側対称位置に高透磁率材からなる横断面円弧状の一対のトラッキングヨーク22,22がそれぞれ組み付け固着されている。各トラッキングヨーク22,22の内側には、横断面円弧状の一対のトラッキングマグネット23,23がそれぞれ組み付け固着されている。トラッキングマグネット23,23は、シャフト13の周方向に沿って分極着磁されており、各トラッキングマグネット23,23の内側面の一方の片側から出た磁束は同内側面の他方の片側に戻る磁気回路が形成される。また、第2アクチュエータベース21の四隅には、外部回路との接続を可能とするための支持基板24もそれぞれ組み付けられている。
可動部30は、第1および第2アクチュエータベース11,21内に収容されており、対物レンズ31などを組み付けてなる方形状のホルダ32を備えている。このホルダ32の中央部には上下に貫通するスリーブ33が固着されており、同スリーブ33をシャフト13の外周上に軸線方向及び周方向に変位可能に組み付けることにより、ホルダ32は第1及び第2アクチュエータベース11,21に対して上下方向に変位可能かつ垂直軸線回りに回転可能になっている。ホルダ32は、その四隅にて4本の弾性支持部材40a〜40dを介して、第2アクチュエータベース21の四隅に弾性的に支持されている。なお、前述した第1アクチュエータベース11に設けられている貫通孔16の中心と対物レンズ31の光軸はほぼ一致しており、光源から発せられたレーザ光は貫通孔16を通って対物レンズ31に至り、光ディスクからの反射光は再び対物レンズ31および貫通孔16を通過するようになっている。
このホルダ32には、その下面にてフォーカスコイル34が組み付けられているとともに、その正面および裏面にてトラッキングコイル35,35および中継基板36がそれぞれ組み付けられている。中継基板36は、図示しない駆動電流供給手段からの駆動電流をそれぞれフォーカスコイル34およびトラッキングコイル35、35に供給する。また、ホルダ32には、シャフト13の中心軸に対するモーメントのバランスをとるためにバランサ37も組み付けられている。
フォーカスコイル34は、その軸線方向をホルダ32の上下方向とするもので、ホルダ32を第1及び第2アクチュエータベース11,21に組み付けた状態で、フォーカスマグネット14,14及びフォーカスヨーク15,15とポールピース部12との間に形成された磁気ギャップ内に侵入する。これにより、フォーカスコイル34に駆動電流を流すことにより、対物レンズ31を含むホルダ32がフォーカスマグネット14,14の磁界との作用により発生する力によってシャフト13の軸線方向すなわち上下方向に変位する。この対物レンズ31を上下方向に変位動作させる制御が後述するフォーカス制御である。
トラッキングコイル35,35は、それらの軸線方向をホルダ32の正面から裏面に向かう方向とするもので、ホルダ32を第1及び第2アクチュエータベース11,21に組み付けた状態で各トラッキングマグネット23,23に対向している。なお、各トラッキングコイル35,35は各トラッキングマグネット23,23に接近しているため、
トラッキングコイル35,35に鎖交する磁束は、トラッキングマグネット23,23のほぼ法線方向に一致する。これにより、トラッキングコイル35,35に駆動電流を流すことにより、対物レンズ31を含むホルダ32がフォーカスマグネット14,14の磁界との作用により発生する力によってシャフト13の軸線回りに回動する。この対物レンズ31を軸線回りに回動させる制御が、後述するトラッキング制御である。
弾性支持部材40a〜40dは、導電性およびバネ性を有する半田付け可能な部材(例えば、りん青銅、ベリリウム銅)からなり、図3(A)に示すように、ワイヤ状部材の略中央部がS字状に湾曲したS字部41と、その一端にH形状をした平板状の中継基板端子部42と、その他端に長い直線部分を有した平板状の支持基板端子部43とを設けて形成されている。弾性支持部材40a〜40dの中継基板端子部42はホルダ32の中継基板36にそれぞれ半田により固着されており、また、支持基板端子部43は第2アクチュエータベース21の支持基板24にそれぞれ半田により固着されていて、4本の弾性支持部材40a〜40dによってホルダ32を第2アクチュエータベース21に対して上下方向(フォーカシング方向)に変位可能かつ軸線回り(トラッキング方向)に回動可能であるとともに弾性的に支持する。また、弾性支持部材40a〜40dは、図示されない電流供給手段からの駆動電流をフォーカスコイル34およびトラッキングコイル35,35に供給する。
この弾性支持部材40a〜40dには後述する粘性部材47を固着させる目的で、弾性支持部材40a〜40dのS字部41の図示下側のU字形状の部分には、その内側にT字状の第1突起部44,44を形成しているとともに、S字部41と支持基板端子部43の境目に図示下向きに平行な2本の第2突起部45,45を形成している。また、弾性支持部材40a〜40dの支持基板端子部43には支持基板端子部43の直線部分と平行に第3突起部46を形成している。これらの第1突起部44,44、第2突起部45,45および第3突起部46には、図3(B)に示すように粘性部材47,47,47(図中斜線部)が固着される。なお、図3(B)において支持基板端子部43に固着した粘性部材47は、第2アクチュエータベース21とホルダ32の組み付けの際、後から塗布されるため仮想線で示されている。
粘性部材47,47,47は、紫外線または熱などを加えることによりその硬度が上昇し、完全に硬化するに至らない程度の硬度となる性質を持つ材料(例えば、低硬度ブチルゴム、低硬度アクリレート)からなる衝撃緩衝材である。したがって、粘性部材47,47,47は、対物レンズ31のフォーカシングおよびトラッキング時において弾性支持部材40a〜40dに加わる衝撃および振動を吸収して早期に減衰させる機能を有する。この粘性部材47,47,47は弾性支持部材40a〜40dの第1突起部44,44および第2突起部45,45にディスペンサなどにより、ホルダ32に組み付けられる前に予め適量塗布されるとともに紫外線または熱などを加えて硬化させて固着される。また、第3突起部46には第2アクチュエータベース21とホルダ32の組み付けの際に適量塗布されるとともに紫外線または熱などを加えて硬化させて固着される。
さて、ここで前記したベース部10、可動部30および弾性支持部材40a〜40dとを備えた本発明に係る光ピックアップ装置の組み付けについて説明しておく。まず、図4に示すように、シャフト13、フォーカスマグネット14、フォーカスヨーク15などを備えた第1アクチュエータベース11に、トラッキングヨーク22、トラッキングマグネット23、支持基板24などを備えた第2アクチュエータベース21を組み付けたベース部10を用意する。また、これと同時に、対物レンズ31、スリーブ33、フォーカスコイル34、トラッキングコイル35、中継基板36、バランサ37などを備えたホルダ32を用意する。さらに、第1突起部44および第2突起部45に粘性部材47を塗布した後に固着させた4本の弾性支持部材40a〜40dを用意する。
次に、4本の弾性支持部材40a〜40dのそれぞれの中継基板端子部42をホルダ32の中継基板36にそれぞれ半田付けにより固着する。次に、第1アクチュエータベース11に立設されたシャフト13にホルダ32に設けられているスリーブ13を挿通させてホルダ32をベース部10に収容させるとともに、弾性支持部材40a〜40dの支持基板端子部43を第2アクチュエータベース21に設けられた支持基板24にそれぞれ半田付けにより固着する。
そして、図1に示すように弾性支持部材40a〜40dのそれぞれの第3突起部46にディスペンサなどにより粘性部材47を適量塗布する。この場合、塗布された粘性部材47は、第3突起部46を覆うとともに隣り合う第2アクチュエータベース21の壁面にも一体的に塗布されるようにする。そして、この状態で粘性部材47に紫外線または熱などを加えて硬化させることにより、弾性支持部材40a〜40dは第2アクチュエータベース21に粘性部材47を介して固着される。以上により、図1に示される光ピックアップ装置が得られる。なお、このようにして得られた光ピックアップ装置は、通常、弾性支持部材40a〜40dにより可動部30が中立位置に静止した状態となっている。
このように構成された光ピックアップ装置を使用するに際しては、対物レンズ31の上方における所定の位置に図示しないCD、MOなどの光ディスクを配置して、光ピックアップ装置を備えた図示しない光ディスク装置の電源を入れ、光ディスクを回転させるとともにフォーカスコイル34およびトラッキングコイル35,35に駆動電流を通電させる。フォーカスコイル34およびトラッキングコイル35,35への通電は、光ディスク装置内の駆動電流供給手段(図示せず)からベース部10の支持基板24、弾性支持部材40a〜40dおよび可動部30の中継基板36を介して行われる。フォーカスコイル34およびトラッキングコイル35,35に駆動電流が通電されると、対物レンズ31は、駆動電流の向きおよび大きさに応じてフォーカス制御およびトラッキング制御される。
ここで、フォーカス制御とは、対物レンズ31を介して光ディスク面上にレーザ光を照射する場合、その焦点が正確に光ディスク面上に合焦するように常に対物レンズ31を光軸方向に変位させる制御である。本発明に係る光ピックアップ装置においては、フォーカスコイル34に駆動電流が通電されるとフォーカスマグネット14,14の磁界との作用により発生する力によってホルダ32はシャフト13の軸線方向すなわち光軸方向に変位する。この場合、対物レンズ31の変位方向はフォーカスコイル34に流される駆動電流の向きに従い、変位量は駆動電流の大きさに比例する。したがって、フォーカスコイル34に流す駆動電流の向きおよび大きさを制御することにより、対物レンズ31をその光軸方向に必要な量だけ変位させることができる。その結果、対物レンズ31のフォーカス制御が実現される。
また、トラッキング制御とは、対物レンズ31を介して光ディスク面上にレーザ光を照射する場合、その焦点が正確に光ディスク面上のトラックを追従するように常に対物レンズ31を光ディスクの径方向に変位させる制御である。本発明に係る光ピックアップ装置においては、トラッキングコイル35,35に駆動電流が通電されるとトラッキングマグネット23,23の磁界との作用により発生する力によってホルダ32はシャフト13の軸線回りに回転変位する。この場合、対物レンズ31の変位方向はトラッキングコイル35,35に流される駆動電流の向きに従い、変位量は駆動電流の大きさに比例する。したがって、トラッキングコイル35,35に流す駆動電流の向きおよび大きさを制御することにより、対物レンズ31を光ディスクの径方向に必要な量だけ変位させることができる。その結果、対物レンズ31のトラッキング制御が実現される。
このようなフォーカス制御およびトラッキング制御により、光ディスク装置の稼動前において弾性支持部材40a〜40dにより中立位置に保持されていた可動部30すなわちホルダ31は、シャフト13の軸線方向および軸線回りに激しく変位を繰り返すとともに振動する。この場合、弾性支持部材40a〜40dは、このホルダ32の変位に応じて弾性変形を繰り返しながらホルダ32を保持する。そして、S字部41に設けられた第1突起部44,44および第2突起部45,45に固着している粘性部材47,47は、S字部41に伝わる慣性力および振動を吸収し早期に減衰させる。また、支持基板端子部43の直線部分に設けられた第3突起部46および第2アクチュエータベース21に固着している粘性部材47も支持基板端子部43の直線部分に伝わる慣性力および振動を吸収し早期に減衰させる。なお、この場合、弾性支持部材40a〜40dに伝わる振動はその一部がベース部にも伝播し反射して戻ってくるが、このような二次的な振動も第1突起部44,44および第2突起部45,45および第3突起部46に設けた粘性部材47,47,47により吸収されて減衰する。
その結果、対物レンズ31のフォーカシングおよびトラッキングの動作により可動部30に生じる慣性力やベース部10および弾性支持部材40a〜40dに生じる二次的な振動を、弾性支持部材40a〜40dに固着した粘性部材47によって吸収して早期に減衰させることができるため、可動部30を安定した状態で所望の位置に正確に停止させることができるとともに共振周波数でのQ値を小さな値とすることができる。
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、弾性支持部材40a〜40dの第1突起部44,44、第2突起部45,45および第3突起部46の形状は本実施例に示す形状に限定されるものではなく、粘性部材47が固着されやすい形状であればよい。また、上記実施例においては、第1突起部44,44は弾性支持部材40a〜40dのS字部の図示下側U字部に設けたが、これもこの位置に限定されるものではなく、例えばS字部の図示上側U字部に設けてもよいし、両方に設けてもよい。
本発明の一実施形態に係る光ピックアップ装置の全体斜視図である。 前記光ピックアップ装置の分解斜視図である。 (A)は弾性支持部材の斜視図である。(B)は粘性部材が塗布された場合の弾性支持部材の斜視図である。 図1の光ピックアップ装置の組み付け過程を示す分解斜視図である。
符号の説明
10…ベース部、11…第1アクチュエータベース、21…第2アクチュエータベース、24…支持基板、30…可動部、31…対物レンズ、32…ホルダ、36…中継基板、40a〜40d…弾性支持部材、41…S字部、42…中継基板端子部、43…支持基板端子部、44…第1突起部、45…第2突起部、46…第3突起部、47…粘性部材

Claims (2)

  1. ベース部と、対物レンズを組み付けた可動部と、一端にて前記ベース部に固定されるとともに他端にて前記可動部に固定されて前記可動部を前記ベース部に対して変位可能に支持する弾性支持部材とを備えた光ピックアップ装置において、
    前記弾性支持部材をS字状に形成するとともに、前記弾性支持部材の一部に粘性部材を固着させたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 請求項1に記載した光ピックアップ装置において、
    前記ベース部上に円柱状のシャフトを立設させるとともに、前記可動部に孔を設けて前記シャフトを侵入させ、前記可動部を前記ベース部に対して前記シャフトの軸線方向および周方向に変位可能にし、前記弾性支持部材を前記シャフトを中心にして放射状に配置したことを特徴とする光ピックアップ装置。
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