JP2005149324A - 画像処理装置、及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷される印刷物の機密性を高めること。
【解決手段】 クライアントPC104から送信された画像データに従って画像を印刷し、この画像のデータをデータベース105に登録する場合の登録場所を示すデータを画像データと共にデータベース105に登録するデジタル複写機であって、クライアントPC104から送信された画像のデータ、この画像データに対するパスワードのデータを受信し、画像のデータに従った印刷を行う前段でパスワードを操作者に入力させ、入力されたパスワードと、受信したパスワードとが一致している場合に、受信した画像データに従った画像の印刷を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワーク上に設置された印刷装置に印刷を行わせるための技術に関するものである。
近年、コンピュータ技術のエンドユーザへの拡大に伴い、文書の電子化が進み、オフィスのペーパーレス化に拍車がかかっている。
また、電子データは何度印刷しても劣化しない、指定文書・指定キーワードの検索が容易など、さまざまな利点を有しており広範に普及しつつある。
しかしながら、実際に印刷された紙文書は、閲覧しやすさ、取り扱いやすさ、使用環境に依存しない利便性等において電子データに比べて優れている点があるため、紙文書として使用される機会も依然として多く残っている。このように電子データと紙文書は、ユーザの使用目的に応じて使い分けされており、両者の利用をシームレスな関係とし、両者の利点をうまく利用するための仕組みが重要視されている。
この仕組みとして、実際に配布資料などの利用が多い紙文書に、紙文書のオリジナルデータである電子データの格納場所を指し示す参照情報を埋め込み、この参照情報によりネットワークサーバ上に格納した電子データ(オリジナルデータ)へのアクセスを可能とし、指定したプリンタでオリジナルデータからの印刷を可能とする印刷システムが考えられている(例えば特許文献1を参照)。
これにより、配布された紙文書からコピーを行う方法では画像が劣化してしまっていたが、上記参照情報を用いてオリジナルデータを再利用可能とすることで、劣化のない印刷を可能とし、加えて拡大印刷、縮小印刷、両面印刷など、さまざまな編集を設定してオリジナルデータをプリントとすることが可能となっている。
このように参照情報をもとに、サーバ上のオリジナルデータを印刷する機能はプルプリント(PULL PRINT)と呼ばれている。
特開平10−143414号公報
しかしながら、このような印刷システムでは、その仕組み故に参照情報を持つ全ユーザに対して、オリジナルデータへのアクセスを比較的容易にする必要がある。
なお、オリジナルデータへのアクセスは参照情報のみを使用するのではなく、操作者のユーザIDに基づいてオリジナルデータへのアクセス権限を判定する方法も考えられているが、参照情報を含んだ紙文書の扱い自体についてのセキュリティを考えることは、オリジナルデータの機密性を高めるために重要である。
具体的には、印刷機器から離れた場所にあるクライアントPCから、参照情報を含んだ紙文書をプリントする場合は、プリント文書が第三者に渡ってしまう可能性があり、プリント文書の機密性、及びオリジナルデータの機密性を保つ方法が重要視されている。
本発明は以上の問題に鑑みて成されたものであり、印刷される印刷物の機密性を高めることを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、外部の端末装置から送信された画像データに従って画像を印刷する印刷手段と、前記画像のデータを所定のデータベースに登録する場合の登録場所を示すデータを前記画像データと共に前記データベースに登録する登録手段とを備える画像処理装置であって、
前記端末装置から送信された画像のデータ、及び当該画像データに対するパスワードのデータを受信する受信手段と、
前記画像のデータに従った印刷を行う前段でパスワードを入力する入力手段と、
前記入力手段により入力されたパスワードと、前記受信手段が受信したパスワードとが一致している場合に、前記受信手段が受信した画像データに従った画像の印刷を行うよう、前記印刷手段を制御する印刷制御手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、ネットワーク上に設置された印刷装置に印刷対象の画像のデータを送信する画像処理装置であって、
画像のデータを送信する前段で、当該画像のデータに従った画像の印刷の可否の判断を前記印刷装置に行わせるためのパスワードを設定する設定手段と、
前記設定手段が設定したパスワードのデータを、前記画像のデータと共に、前記印刷装置に送信する送信手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の画像処理方法は以下の構成を備える。
即ち、外部の端末装置から送信された画像データに従って画像を印刷する印刷手段と、前記画像のデータを所定のデータベースに登録する場合の登録場所を示すデータを前記画像データと共に前記データベースに登録する登録手段とを備える画像処理装置が行う画像処理方法であって、
前記端末装置から送信された画像のデータ、及び当該画像データに対するパスワードのデータを受信する受信工程と、
前記画像のデータに従った印刷を行う前段でパスワードを入力する入力工程と、
前記入力工程で入力されたパスワードと、前記受信工程で受信したパスワードとが一致している場合に、前記受信工程で受信した画像データに従った画像の印刷を行うよう、前記印刷工程における処理を制御する印刷制御工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば本発明の画像処理方法は以下の構成を備える。
即ち、ネットワーク上に設置された印刷装置に印刷対象の画像のデータを送信する画像処理装置が行う画像処理方法であって、
画像のデータを送信する前段で、当該画像のデータに従った画像の印刷の可否の判断を前記印刷装置に行わせるためのパスワードを設定する設定工程と、
前記設定工程で設定したパスワードのデータを、前記画像のデータと共に、前記印刷装置に送信する送信工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の構成によって、印刷される印刷物の機密性を高めることができる。
以下添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るシステムの概略構成を示す図である。同図に示すとおり、本実施形態に係るシステムは、1つ以上のデジタル複写機、1つ以上のパーソナルコンピュータ、1つ以上のデータベースより構成されている。なお、同図ではデジタル複写機、パーソナルコンピュータ、データベースは夫々2台、1台、1台設けているが、本実施形態の本質はこれらの数に限定されるものではない。
以下各装置について説明する。
同図において101は文書101b(本実施形態では、「文書」という文言には画像等他の情報を含みうるものであるとする)と共に、参照情報101aが記録された紙文書で、クライアントPCから印刷指示があった場合に、デジタル複写機より印刷されるものである。文書101bのデータはデータベース105に格納されているのであるが、参照情報101aは、この文書101bのデータの格納場所を特定する為の情報である。参照情報101aの詳細については後述する。
107は、デジタル複写機が紙文書101中の参照情報101aを参照して、文書102bのデータをデータベース105から検索して印刷することで得られる紙文書である。
102,103は、紙文書101や紙文書107を印刷、複写したり、後述するクライアントPC104から印刷対象として送信された文書のデータに従って紙にこの文書を印刷したりするデジタル複写機である。またデジタル複写機はクライアントPCから文書のデータを受信すると、このデータをデータベース105に格納する処理を行うのであるがその際には、格納場所を特定するための情報である参照情報の作成を行い、この文書のデータと共に格納する。また、デジタル複写機は、紙文書101を複写する場合には、参照情報101aを参照して、文書101bのデータをデータベース105から検索し、検索した文書101bのデータを紙に印字する処理を行う。
104は、クライアントPCで、文書を電子データとして作成し、作成した文書のデータをデジタル複写機に対して送信する処理を行う。
105はクライアントPC104がデジタル複写機に送信した文書のデータと、この文書のデータを特定する情報である参照情報とを保持する為のデータベースである。尚、同図ではデータベースは単体の装置として存在しているが、デジタル複写機に内蔵する形態で存在するようにしても良い。
以上のデジタル複写機102,103、クライアントPC104、データベース105はネットワーク106を介して互いにデータ通信が可能なように構成されている。このネットワーク106としてはLANやインターネットなど各種のネットワークを含みうるものである。
図2は、デジタル複写機102,103のコントローラ部の基本構成を示すブロック図である。
201はデジタル複写機全体の制御を行うCPUで、デジタル複写機が行う各種の処理をCPU201に実行させるためのプログラム(制御プログラム)を記憶した読み取り専用メモリ203(ROM)からこの制御プログラムを順次読み取り、実行する。
202はCPUバスである。
204は、操作パネル216からの入力のデータを一時的に記憶したり、外部の装置から受信したデータを一時的に記憶したりするためのエリアや、CPU201が各種の処理を行うために使用するワークエリアを備えるRAMである。
205はI/Oインターフェースであり、ここに操作パネル216,給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモータ類207、クラッチ類208、ソレノイド類209、搬送される用紙を検知するための紙検知センサ類210、不図示の現像器内のトナー量を検知するトナー残量センサ211、CPU201からの指示に従って、不図示の帯電器、現像器、転写前帯電器、転写帯電器、分離帯電器へ高圧を出力する高圧制御部215、ビーム検知センサ214、CPU201に各種の指示を入力するためのボタン群219が接続されている。
操作パネル216は液晶画面などにより構成されており、ここに操作者に各種の入力を促すためのGUIや装置の状態を表示するためのGUIを表示すると共に、このGUIを介して各種の入力を受け付けるものである。受け付けた入力のデータはRAM204に保持される。またこれらGUIのプログラム、データはROM203に格納されている。また、このような各種の指示はボタン群219によっても入力可能である。
206は画像処理部で、紙に記録された情報を周知の技術でCCDユニット217でもって読み取った結果、CCDユニット217から出力される画像信号を受け、レーザ光を発するレーザーユニット218をこの画像信号に従って制御し、紙にこの画像信号に従った画像(文書も含む)を印字する処理を行う。
尚、この印刷に係る処理については周知の技術であるので、これ以上の説明は省略するが、要するに、デジタル複写機は、紙に記録された情報を読み取って紙に印字する処理を行う。
次に、紙文書101の詳細について説明する。図3は、紙文書101の一例を示す図である。
上述の通り、クライアントPCは文書のデータを作成し、これを印刷するためにデジタル複写機に送信するのであるが、デジタル複写機は受け取った文書のデータをデータベース105に登録する処理を行う。またその登録の際に、文書のデータの登録場所を示すデータ、即ち参照情報を作成し、文書のデータと共に登録する。そしてデジタル複写機は、受信した文書のデータに従った文書と共に、参照情報を何らかのパターンとして紙に印字して出力する処理を行う。従って図3に示す紙文書101はこのようにしてデジタル複写機によって出力されたものである。
301は紙文書101中の文書の部分を印刷するためのデータ(クライアントPCで作成された文書のデータ)のデータベース105上の格納場所を示すための参照情報である。同図では参照情報301は2次元バーコードでもって表現しているが、その表現形態は2次元バーコードに限定されるものではなく、他にも例えば1次元バーコードであっても良いし、参照情報を電子透かしとして所定の画像に埋め込んだ結果得られる画像を、参照情報として文書と共に紙に印字しても良い。このような参照情報は上述の通り、デジタル複写機により作成される。
同図では参照情報301が意味するところは、301aに示すように、データベース105を特定するための格納データベース名、クライアントPCが作成した文書のデータのファイル名と、デジタル複写機がこれに対して付けた文書ID番号、デジタル複写機が文書データ、参照情報をデータベース105に格納した日時、更新された場合にはその更新日時、文書データが示す文書の枚数、印刷する場合の用紙のサイズである。なお、参照情報に含める情報はこれに限定するものではなく、その仕様用途に応じて様々な情報を含めることができる。
従って、このような紙文書101をデジタル複写機が複写する場合、この紙文書101をスキャンし、参照情報301を解析することで、参照情報301が特定する格納場所に格納された文書のデータ(即ち302の部分と同じ文書のデータ)を検索して読み出し、これを紙に印字する処理を行う。その結果得られる紙文書は、紙文書101において参照情報301を省いたものとなる。これにより、紙文書101を何度複写しても、文書の画像の劣化は事実上無いものとすることができる。
次に、デジタル複写機が図3に示す紙文書101をスキャンした場合に、紙文書101中の参照情報301が示す格納場所から、文書302のデータを検索する処理についてより詳細に説明する。図4はこの処理を模式的に示す図である。尚同図ではデジタル複写機102を用いるが、デジタル複写機103を用いても以下の説明は同様に適用することができる。
先ず、参照情報を含んでいる紙文書101をデジタル複写機102の不図示のスキャナー部に置き、操作パネル216やボタン群219を操作してデジタル複写機102に(より具体的にはCCDユニット217によって)参照情報301aを電子データとして読み取らせる。デジタル複写機102のCPU201は読み取った参照情報301aを解析して、参照情報301aの「データベース名の情報」から、文書データが格納されているデータベースを特定する。
図4ではデータベース「IP0001」(図中401)とデータベース「IP0111」(図中402)が存在しているが、参照情報301aによるデータベース名により、データベース「IP0001」(図中401)が指定されている。
次に上記データベース401上において参照情報301aの「文書名、文書ID」で指定される文書データをデータベース401が保持するデータ群から検索する。図4ではデータベース401上に文書のデータ403、404、405が存在しているが、参照情報301aの「文書名:test、文書ID:12345」の指定により、文書のデータ403が特定されている。
次に、以上の検索処理によって特定した文書データ403の参照情報301aに記載されている文書名、文書ID番号や、データ格納日時、更新日時、及び画像枚数、用紙サイズ等をデジタル複写機102の操作パネル216上に表示する。操作者は操作パネル216上に表示された各情報をチェックすることで、文書データ403が印刷する所望の文書のデータであるかを確認することができる。
そして文書データ403が印刷する対象のものである場合には操作者は操作パネル216やボタン群219を操作して印刷指示を入力する。また印刷指示の前段で、印刷枚数を指定することも可能である。
以上のようにして、デジタル複写機は、紙文書101に記録されている参照情報を解析して、文書データをネットワーク上から検索し、検索したデータに従って文書を印刷することができる。
なお、ここで印刷されるのは、文書のデータに従った文書のみが印字されたものであって、参照情報は印字されない。
次に、クライアントPC104上で作成した文書のデータをデジタル複写機に送信し、デジタル複写機はこれを参照情報と共にデータベースに登録し、更に、デジタル複写機がこの文書のデータと共に、この参照情報を印刷する場合に、クライアントPC、デジタル複写機が行う処理について説明する。
図5は、この処理を模式的に示す図である。尚同図ではデジタル複写機102を用いるが、デジタル複写機103を用いても以下の説明は同様に適用することができる。
また本実施形態ではこの印刷を「セキュアプリント」の機能でもって行うものとする。セキュアプリントとは、プリントジョブに対してパスワードを付与してデジタル複写機に送り、デジタル複写機側でラスタライズした状態で一時的に内部に保管し、デジタル複写機の操作部上からのパスワード入力によって印字出力を行う機能である。
まず始めに、クライアントPC104側で作成した文書のデータ(オリジナルデータ)をデジタル複写機102に送信する。ここで本実施形態ではセキュアプリントを行うため、クライアントPC104の操作者がクライアントPC104に対してオリジナルデータの送信を指示すると、クライアントPC104側で動作しているプリントドライバにより、クライアントPCの不図示の表示部にはパスワードの入力を促すGUIが表示される。クライアントPCの操作者がこのGUIを用いてパスワードを入力すると、このパスワードのデータが、オリジナルデータと共に同図の矢印501で示す如くデジタル複写機102に送信される。
デジタル複写機102はパスワードのデータ、オリジナルデータを受信すると、オリジナルデータをデータベース401に登録する(矢印502)。一方、パスワードのデータは一時的にRAM204に格納しておく。また上述のように、デジタル複写機102はオリジナルデータの登録場所を特定するための情報である参照情報301aを作成し、受信したオリジナルデータと共にデータベース401に登録する(矢印502)。
ここで、オリジナルデータ、参照情報301aはデータベース401に登録すると共に、デジタル複写機102のRAM204内に保持される。即ち、オリジナルデータ、参照情報301aは夫々RAM204に保持されると共に、そのコピーがデータベース401に登録されることになる。
なお、オリジナルデータ、参照情報301aは通常のPDLプリントジョブと同様に、ジョブキューに積まれ、PDLインタープリタによってラスタライズされ、参照情報301aを含む文書のイメージファイル101としてRAM204内に保管され、その出力は保留される。
文書のイメージファイル101が作成されると、CPU201はこれを検知し、操作パネル216上に、この文書のイメージファイル101が出力保留状態にある旨のメッセージを表示する。またCPU201は、この文書のイメージファイル101を出力するに際し、パスワードの入力を促すためのGUIを操作パネル216上に表示する。
ここで操作者が操作パネル216やボタン群219を用いて、文書のイメージファイル101を印刷するためのパスワードを入力するのであるが、ここで入力すべきパスワードは、文書のイメージファイル101を作成するために用いたオリジナルデータをデジタル複写機102に送信する際に、クライアントPC104側で入力したパスワードである。従ってここで操作者がデジタル複写機102にこのパスワードを入力すれば、デジタル複写機102は文書のイメージファイル101の印刷を許可する。
従ってデジタル複写機102のCPU201は操作者が入力したパスワードを、RAM204に格納しておいた「クライアントPC104から送信されたパスワード」と照合し、一致しているか否かを判断する。そして一致している場合には文書のイメージファイル101を印刷する処理を開始する(矢印503)。
一方、この照合により一致していないと判断された場合には、印刷処理は開始されない。なおCPU201は、一定時間印刷処理が開始されないプリントジョブは消去するものとするが、これは必須の処理ではない。
以上の処理によって作成された参照情報を含む紙文書を、任意の個人またはグループに配布し、配布されたユーザが図4で説明したプルプリント処理を行うことでオリジナルデータを再利用することができる。
従って図6に示すように、オリジナルデータの紙文書101が図6(a)の601のようなA4サイズの4ページ文書で構成されている場合でも、図6(b)の602に示すように2枚の記録紙を1枚の記録紙に集約コピー(2in1処理)した紙文書や、図6(c)の603に示すようにA4サイズをB5サイズに縮小コピーした紙文書や、図6(d)の604に示すように記録紙の両面にコピーした紙文書へ、オリジナルデータから画像を劣化させることなく自由にレイアウトし、オリジナルデータを再利用することができる。図6は、紙文書101の印刷のフォーマットを示す図である。
図7は、デジタル複写機102(103)が行うセキュアプリント処理のフローチャートである。尚、同図のフローチャートに従ったプログラムはROM203に格納されており、CPU201がこれを実行することにより、デジタル複写機102(103)は後述する各処理を行うことができる。
まず、クライアントPC104側で作成した文書のデータ、及びパスワードのデータを含むプリントジョブを受信する(ステップS701)。受信したプリントジョブのデータはRAM204に一時的に格納される。そしてこのプリントジョブには、どのような印刷が依頼されたかを示す情報が含まれているのであるが、この情報が、参照情報を含んだ紙文書101の印字を依頼するものであるか否かを判断する(ステップS702)。
そして参照情報を含んだ紙文書101の印字を依頼するものである場合には処理をステップS703に進め、次に、プリントジョブにパスワードのデータが含まれているか否かをチェックする(ステップS703)。ここでパスワードのデータが含まれていない場合には処理をステップS711に進め、RAM204に一時的に格納しておいたこのプリントジョブを削除する処理を行い(ステップS711)、本処理を終了する。
一方、ステップS701で受信したプリントジョブにパスワードのデータが含まれている場合には処理をステップS704に進め、データベース401にアクセスし、プリントジョブに含まれる文書のデータ、及び以降行う、この文書のデータに対する参照情報を格納する為のエリアを確保する処理を行う(ステップS704)。なお、ネットワークにデータベースが複数接続されている場合には、夫々のデータベースにアクセスし、空いている記憶エリアを検索する処理を行う。この処理によって、空きエリアを見つけた場合、このエリアがどのデータベース内にあるものであるかなどの情報が同時に得られる。この情報はRAM204に一時的に記憶する。
このような、情報記憶装置に情報を記録するために、記録場所を特定するための処理については周知の技術であるので、これに関するここでの説明は省略する。
そして文書のデータ、参照情報を格納する場所が特定されると、特定した内容に基づき、参照情報を作成する(ステップS705)。この参照情報の作成処理としては、例えばステップS704でアクセスした場合にRAM204に一時的に記憶された、文書のデータ、参照情報を格納する為の空きエリアがどのデータベース内にあるものかを示す情報、文書のデータのファイル名、CPU201がこの文書のデータを含むプリントジョブをステップS701で受信した際に、このプリントジョブに就けたIDなどをセットにして参照情報として作成する。作成した参照情報のデータはRAM204に一時的に格納される。
次に、参照情報の作成が完了すると、ステップS701で受信したプリントジョブに含まれる文書のデータと、ステップS705で作成した参照情報のデータとを関連づけてデータベース401に登録する(格納する)処理を行う(ステップS706)。
次に、操作パネル216上にこの文書データの出力を行うためのパスワードの入力を促すGUIを表示し、操作者がパスワードを入力すると、この入力されたパスワードと、ステップS701で受信したプリントジョブに含まれるパスワードとの比較を行い、夫々が一致しているか否かの判断処理を行う(ステップS707)。
一致している場合には処理をステップS708に進め、文書のデータに参照情報を何らかのパターンでもって画像化した画像を付加して(ステップS708)、印字する処理(画像形成処理)を行う(ステップS709)。なお、文書のデータに参照情報を何らかのパターンでもって画像化した画像を付加するというステップS708における処理は必ずしも行う必要はなく、クライアントPC104側からの設定、もしくはデジタル複写機側での設定によっては省略しても良い。
一方、ステップS707において、一致しないと判断した場合には一定時間(この「一定時間」は事前に操作者により設定が可能であるものとする)、このパスワードの入力待ちを行う(ステップS708)。そして一致しないまま、一定時間が経過した場合には処理をステップS708からステップS711に進め、RAM204に一時的に格納しておいたプリントジョブを削除する処理を行い(ステップS711)、本処理を終了する。
図8はデジタル複写機の操作パネル216に表示される基本画面を示す図であり、同図に示した画面を使用して図7のステップS707で行ったパスワード入力動作について示す。
この画面800はタッチパネルとなっており、それぞれ表示される機能の枠内を触れることにより、その機能が実行される。
801はボタン群219に含まれるテンキーであり画像形成枚数の設定やパスワード設定の数値入力に使用する。
802はリセットキーであり、設定された画像形成枚数や動作モードや選択された給紙段等のモードを規定値に戻すためもものである。803はコピースタートキーであり、このコピースタートキーにより画像形成処理を開始する。
システム状況キー804は操作パネル216上に表示する画像としてのボタンで、このキーを押下することによって、デジタル複写機のコピー、プリンタの動作状況を操作パネル216上に表示することができ、システム状況キー804を押下後に表示される画面でデジタル複写機に蓄積されたセキュアプリントジョブを選択して印刷することが可能となる。
次に、図9を用いてデジタル複写機に蓄積されたセキュアプリントジョブの指定方法について説明する。
901は図8のシステム状況キー804が押下された時に表示されるウインドウであり、デジタル複写機に蓄積されているコピージョブまたはプリントジョブが表示される。
この図ではキー902のコピー/プリントのうち、プリントが押下されキーの画像の色が反転していることを示しており、プリントが選択されたことにより、ウインドウ901にはデジタル複写機に蓄積されているプリントジョブの状態を表示している。
ウインドウ903はキー902により選択されたジョブの詳細情報である、ジョブ名、時間(受付開始時間)、プリント状況が表示される。上下キー904は上スクロールキー、下スクロールキーであり、これらを押下することにより、上下に画面をスクロールさせることができ、画面に表示されていないジョブが蓄積されている場合に、そのジョブを表示することができる。
905は閉じるキーであり、このキーを押下することによりウインドウ901を閉じることができる。
次に、図10を用いてデジタル複写機に蓄積されたセキュアプリントジョブを印刷する操作手順について説明する。
ウインドウ1001は図9のウインドウ903に表示されるパスワード入力画面である。
テンキー801からパスワードを入力し、OKキー1002を押下すると、入力されたパスワードとプリントジョブに付加されているパスワードとを比較し、一致した場合にプリントジョブが実行される。
また、キャンセルキー1003を押下することにより、入力したパスワードをキャンセルし、ウインドウ1001を閉じる。
以上の説明により、本実施形態では、文書の印刷を指示するクライアントPCからデジタル複写機が遠隔に設置されていたとしても、印刷を指示した操作者のみがデジタル複写機に印刷を行わせることができるので、印刷する文書のセキュリティを向上させることができる。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の実施形態に係るシステムの概略構成を示す図である。 デジタル複写機102,103のコントローラ部の基本構成を示すブロック図である。 紙文書101の一例を示す図である。 デジタル複写機が図3に示す紙文書101をスキャンした場合に、紙文書101中の参照情報301が示す格納場所から、文書302のデータを検索する処理を模式的に示す図である。 クライアントPC104上で作成した文書のデータをデジタル複写機に送信し、デジタル複写機はこれを参照情報と共にデータベースに登録し、更に、デジタル複写機がこの文書のデータと共に、この参照情報を印刷する場合に、クライアントPC、デジタル複写機が行う処理を模式的に示す図である。 紙文書101の印刷フォーマットの例を示す図である。 デジタル複写機102(103)が行うセキュアプリント処理のフローチャートである。 デジタル複写機の操作パネル216に表示される基本画面を示す図である。 デジタル複写機に蓄積されたセキュアプリントジョブの指定をする為のGUIを示す図である。 デジタル複写機に蓄積されたセキュアプリントジョブを印刷する為のGUIを示す図である。

Claims (9)

  1. 外部の端末装置から送信された画像データに従って画像を印刷する印刷手段と、前記画像のデータを所定のデータベースに登録する場合の登録場所を示すデータを前記画像データと共に前記データベースに登録する登録手段とを備える画像処理装置であって、
    前記端末装置から送信された画像のデータ、及び当該画像データに対するパスワードのデータを受信する受信手段と、
    前記画像のデータに従った印刷を行う前段でパスワードを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力されたパスワードと、前記受信手段が受信したパスワードとが一致している場合に、前記受信手段が受信した画像データに従った画像の印刷を行うよう、前記印刷手段を制御する印刷制御手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記印刷制御手段は更に、前記登録場所を示すデータを所定のパターンとして前記受信手段が受信した画像データに従った画像に付加して印刷を行うよう、前記印刷手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記所定のパターンは2次元バーコードであることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. ネットワーク上に設置された印刷装置に印刷対象の画像のデータを送信する画像処理装置であって、
    画像のデータを送信する前段で、当該画像のデータに従った画像の印刷の可否の判断を前記印刷装置に行わせるためのパスワードを設定する設定手段と、
    前記設定手段が設定したパスワードのデータを、前記画像のデータと共に、前記印刷装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 第1の画像処理装置と、
    当該第1の画像処理装置から送信された画像データに従って画像を印刷する印刷手段と、前記画像のデータを所定のデータベースに登録する場合の登録場所を示すデータを前記画像データと共に前記データベースに登録する登録手段とを備える第2の画像処理装置とで構成される画像処理システムであって、
    前記第1の画像処理装置は、
    画像のデータを送信する前段で、当該画像のデータに従った画像の印刷の可否の判断を前記第2の画像処理装置に行わせるためのパスワードを設定する設定手段と、
    前記設定手段が設定したパスワードのデータを、前記画像のデータと共に、前記第2の画像処理装置に送信する送信手段とを備え、
    前記第2の画像処理装置は、
    前記第1の画像処理装置から送信された画像のデータ、及び当該画像データに対するパスワードのデータを受信する受信手段と、
    前記画像のデータに従った印刷を行う前段でパスワードを入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力されたパスワードと、前記受信手段が受信したパスワードとが一致している場合に、前記受信手段が受信した画像データに従った画像の印刷を行うよう、前記印刷手段を制御する印刷制御手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理システム。
  6. 外部の端末装置から送信された画像データに従って画像を印刷する印刷手段と、前記画像のデータを所定のデータベースに登録する場合の登録場所を示すデータを前記画像データと共に前記データベースに登録する登録手段とを備える画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    前記端末装置から送信された画像のデータ、及び当該画像データに対するパスワードのデータを受信する受信工程と、
    前記画像のデータに従った印刷を行う前段でパスワードを入力する入力工程と、
    前記入力工程で入力されたパスワードと、前記受信工程で受信したパスワードとが一致している場合に、前記受信工程で受信した画像データに従った画像の印刷を行うよう、前記印刷工程における処理を制御する印刷制御工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  7. ネットワーク上に設置された印刷装置に印刷対象の画像のデータを送信する画像処理装置が行う画像処理方法であって、
    画像のデータを送信する前段で、当該画像のデータに従った画像の印刷の可否の判断を前記印刷装置に行わせるためのパスワードを設定する設定工程と、
    前記設定工程で設定したパスワードのデータを、前記画像のデータと共に、前記印刷装置に送信する送信工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  8. コンピュータに請求項6または7に記載の画像処理方法を実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを格納することを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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