JP2005149207A - 適応型サービス告知システム、適応型サービス告知方法、適応型サービス告知システムの構築方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

適応型サービス告知システム、適応型サービス告知方法、適応型サービス告知システムの構築方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数のサービス提供サイト間の関連づけに要するコストを低減しつつ、ユーザの要望に応じた適切なサービス検索サイトを効率的に検索可能な適応型サービス告知システム/方法,システムの構築方法を提供する。
【解決手段】 ネットワーク上でサービスを提供する複数のサービス提供サイト(以下、サイト)と、サービスを利用するユーザ端末とからなり、サイト上/ユーザ端末上で実行されるプログラムをネットワーク経由で連携させ、ユーザ端末に各サイトのサービス内容を告知する適応型サービス告知システムであって、サイトは、自身のサイトと関連性がある他のサイトのサイト名,サービス名,サービス内容のキーワード,自身のサイトとの関連性の強さを含む関連性情報を管理するリレーションシップ管理手段と、自身のサイトのサイト名等の告知情報を管理するサービス告知管理手段とを備え、他のサイトのサービス告知リストを作成し、ユーザ端末に送信する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、適応型サービス紹介システム、適応型サービス紹介方法、適応型サービス紹介システム構築方法、プログラム、及び記録媒体に関し、特に、個人的あるいは小規模のサービス提供サイト間で連携し、ユーザの顕在的・潜在的な要求に合致するサービス提供サイトのサービス内容を告知するシステムに適用して有効な技術に関するものである。
従来、サービスを提供しているサービス提供サイトとして、例えば、インターネット上のバーチャルなサイトや、無線LAN,携帯電話等の無線基地局ベースのネットワーク等の物理空間に対応したサイトがある。前記インターネット上のバーチャルなサイトでは、ユーザのいる場所に依存しないサービスの提供が可能であり、前記ユーザはどこにいても、例えば、Webドキュメント、飛行機予約サービス、データベース検索などのサービスを利用することができる。
一方、例えば、商店街における各店舖をサイトとした場合、店舖ごとにサービス提供サイトを設置し、店舗を訪れた客が無線LANを介して前記サービス提供サイトにアクセスすることが可能であれば、店舗という物理空問に対応したサイトを実現できる。このようなサービス提供サイトでは、特定の場所や物理的な事物に依存したサービスを提供することが可能であり、例えば、飲食店では、お客にメニューを提示し、オーダーに応じた飲み物等を提供する電子ウェイターサービスを提供することが考えられる。また、書店では、その書店で人気のある本の紹介や、新刊の発売日の告知といったサービスを提供することが考えられる。
このようなバーチャルなサイト、物理空間に対応したサイトは、近年、著しく増加している。そのため、ユーザが数あるサービス提供サイトの中から、現在の顕在的・潜在的な要求に応じたサービス提供サイトを適切に、かつ効率的に発見する技術が重要になってきている。
前記ユーザの要望に応じたサービス提供サイトを発見しやすくする方法としては、例えば、PageRankを用いる方法がある(例えば、非特許文献1を参照。)
前記PageRankは、インターネット上のサービス提供サイト(Webサイト)を対象とし、ユーザの価値観を反映してWebページの検索結果を優先順位づけする手法である。前記PageRankでは、あらかじめ、前記Webページ間のハイパーリンク構造に基づいて、各Webページの重要度(ページランク)を算出しておく。そして、ユーザがWebページを検索した際に、検索結果のページを前記ページランクが高い順にソートして示すことにより、重要なページを優先的にユーザに提示する。前記ハイパーリンクは、ユーザから見たWebページ間の依存関係や重要度を反映しているため、ユーザ評価を反映しているということができる。また、前記ページランクの計算は、全てのWebページ間のリンク情報を集中サーバに集めて行うため、グローバルなユーザ情報を反映していると言える。また、前記インターネット上の全てのWebページが検索対象となるため、グローバルな検索空間を用いている。
また、前記サービス提供サイトの検索方法において、インターネット上のサーバによってユーザの履歴を収集し、分析することにより、ユーザのサービス利用パターンにおける有効なルールを検出する技術として、例えば、データマイニング(例えば、非特許文献2を参照。)や、AwarenessNet(アウェアネスネット;例えば、非特許文献3,非特許文献4を参照。)がある。
前記データマイニングや前記AwarenessNetを適用した検索システムでは、例えば、ユーザのブックマークを分析することによって、ユーザの行動パターンに応じたWebページ間の関係を抽出し、あるWebページを見ているユーザに、関連の深い他のWebページを紹介することが可能である。しかし、これらの技術では、前記PageRank同様、全てのユーザの履歴情報を集中サーバに蓄積し、集中的に処理を行う。このため、前記PageRank同様にコストが高い。
また、その他にも、例えば、Ja-Net(例えば、非特許文献5,特許文献1を参照。)のように、任意のWebページ間におけるリレーションシップの生成、削除、ユーザ評価に基づく強度の変更などを行う技術もある。
PageRank web site, L. Page, S. Brin, R. Motwani, and T. Winograd, "The PageRank Citation Ranking: Bringing Order to the Web," Stanford Digital Library Technologies, Working Paper 1990-0120, 1998. R. Agrawal, T. Imielinski, A.Swami, "Mining Association Rules between Sets of Items in Large Databases," Proc. of SIGMOD 1993, pp.207-216, 1993. T. Kawamura, K. Arinaga, and M. Sato,"A Study on Communication Distance to Realize Awareness Services," Technical report of IEICE, IN96-32, 1996 本橋 健, 佐藤 基. 「アクセス履歴を基に多様なeビジネス展開を支援するアウェアネスネット」 NTT技術ジャーナル, 2000年11月号, P.84 板生知子, 中村哲也, 松尾真人, 田中聡, 須田達也, 青山友紀.「ユーザ嗜好に応じた動的なサービス構成のためのリレーションシップメカニズムの設計と評価」 情報処理学会論文誌, vol.44, no.3, March, 2003. 特開2002−175405号公報
しかしながら、前記従来のサービス提供サイトの検索方法のうち、前記PageRankを用いる方法では、全てのWebページ間のリンク情報を収集してページランクを算出するので、収集するデータ量が膨大な量になる。また、データ収集及びデータ処理に要する時間も長くなる。そのため、前記サービス提供サイト以外に、ページランクを算出するための集中サーバが必要となる。その結果、データ収集コスト、データ処理コスト、サーバ設置コスト等のページランク算出にかかるコストが高くなるという問題がある。また、前記PageRankを用いる方法では、Webページのハイパーリンクはユーザがキーボード等の入力手段を用いた手作業で入力し、いったん生成されたハイパーリンクは長期的に維持されることが想定されており、時々刻々と変化するユーザのサービス利用履歴に応じて自動的にリンクを抽出する機能を持たない。そのため、ハイパーリンクを頻繁に追加、変更する必要がある環境では、対応が困難であるという問題もある。
また、前記データマイニングを用いた方法も、前記PageRank同様、前記サービス提供サイトとは別に集中サーバを必要とし、前記集中サーバ上に全てのログを集め、グローバルな観点からリレーションシップの抽出を行なうため、利用コストが高くなるという問題がある。
また、前記PageRankやデータマイニングといった手法は、異なるサイトの物理的な位置関係をサービス告知に反映する手段を持たず、基本的にWeb上のバーチャルなサイトに特化した手法である。そのため、物理空間を移動するユーザに対して、そのユーザが現在いる場所を考慮して、その近辺のサービス提供サイトを効率的に提供する手段を含まない。つまり、前記PageRankやデータマイニングといった方法を用いた検索方法でサービス提供サイトを検索した場合、ユーザは検索結果から、現在自分がいる場所の近辺で関連性の高いサービス提供サイトを発見することが難しいという問題がある。
本発明の目的は、複数のサービス提供サイト間の関連づけに要するコストを低減しつつ、ユーザの要望に応じた適切なサービス検索サイトを効率的に検索し、提供することが可能な適応型サービス告知システム,サービス告知方法,サービス告知システムの構築方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
本願において開示される発明の概略を説明すれば、以下の通りである。
(1) ネットワーク上でサービスを提供する複数のサービス提供サイト(以下、サイトという)と、前記サービスを利用するユーザが保持し、有線または無線通信により前記サイトにアクセス可能なユーザ端末とからなり、前記サイト上及び前記ユーザ端末上で実行されるプログラムを前記ネットワークを介して連携させて、前記ユーザ端末に前記各サイトのサービス内容を告知する適応型サービス告知システムであって、前記サイトは、自身のサイトとリレーションシップ(関連)がある他のサイトのサイト名,サービス名,サービス内容のキーワード,及び前記自身のサイトとの関連性の強さ(強度)を含むリレーションシップ情報を管理するリレーションシップ管理手段と、前記自身のサイトのサイト名,告知するサービスを提供しているサイトのサイト名,前記告知するサービスのサービス名,前記告知するサービス内容のキーワード,及び前記サービスの利用要求を送信するためのインタフェースプログラムを含むサービス告知を前記サイト内に保持し、管理するサービス告知管理手段とを備え、前記サービス告知管理手段は、前記ユーザ端末からサービス内容の告知要求を受けたときに、前記自身のサイトのサービス告知、及び前記自身のサイトとリレーションシップがある他のサイトのサービス告知のリストを作成して、前記ユーザ端末に送信する適応型サービス告知システムである。
(2) 前記(1)の手段において、前記ユーザ端末は、前記各サイトから受信したサービス告知の履歴(以下、告知履歴という)を管理する告知履歴管理手段と、前記ユーザ端末のユーザが、前記サービス告知を見てサービスを利用したサイトの履歴(以下、利用履歴という)を管理する利用履歴管理手段と、前記サービスを利用したサイトを評価して評価値を算出するユーザ評価値算出手段と、前記利用履歴管理手段で管理している利用履歴に基づいて前記評価したサイトと他のサイトとの間にリレーションシップを生成させる情報があるか否か判定するとともに、前記告知履歴管理手段で管理している告知履歴に基づいて前記評価したサイトと他のサイトとのリレーションシップの強度を更新させる情報があるか否かを判定し、前記各情報がある場合に、前記各情報を前記評価値に付加するリレーションシップ情報付加手段とを備え、前記サイトのリレーションシップ管理手段は、前記ユーザ端末から送信された前記リレーションシップを生成させる情報に基づいて、自身のサイトと他のサイトの間に新たなリレーションシップを生成し、前記他のサイトのサービス告知を取得して自身のサイト内に保持する手段と、前記ユーザ端末から送信された前記リレーションシップの強度を更新させる情報、及び前記ユーザ端末から送信されたサイトの評価値に基づいて、自身のサイトと他のサイトとの間のリレーションシップの強度を増加または減少する手段を備える。
(3) 前記(1)または(2)の手段において、前記サイトの前記サービス告知管理手段は、自身のサイトとのリレーションシップの強度が高い順にN個(Nは0以上の整数)の前記他のサイトを抽出する手段を備え、前記自身のサイトのサービス告知及び前記抽出した他のサイトのサービス告知でなる告知リストを作成して送信する。
(4) 前記(1)から(3)の手段において、前記サイトの前記リレーションシップ管理手段は、前記自身のサイトとのリレーションシップの強度が、あらかじめ定められた値よりも下回ったサイトを検出し、前記検出したサイトのリレーションシップ情報及びサービス告知を削除する手段を備える。
(5) ネットワーク上でサービスを提供するサービス提供サイトと、前記サービスを利用するユーザが保持し、有線または無線通信により前記サービス提供サイトにアクセス可能なユーザ端末とからなり、前記サービス提供サイト上及び前記ユーザ端末上で実行されるプログラムを前記ネットワークを介して連携させて、前記ユーザ端末に前記各サービス提供サイトのサービス内容を告知する適応型サービス告知方法であって、前記各サイトで、自身のサイトとリレーションシップ(関連)がある他のサイトのサイト名,サービス名,サービス内容のキーワード,及び前記自身のサイトとの関連性の強さ(強度)を含むリレーションシップ情報を管理するステップと、前記各サイトで、前記自身のサイトのサイト名,告知するサービスを提供しているサイトのサイト名,前記告知するサービスのサービス名,前記告知するサービス内容のキーワード,及び前記サービスの利用要求を送信するためのインタフェースプログラムを含むサービス告知を前記サイト内に保持し、管理するステップと、前記ユーザ端末から、前記サイトに前記サービス告知を要求するステップと、前記サービス告知を要求されたサイトで、前記自身のサイトのサービス告知、及び前記自身のサイトとリレーションシップがある他のサイトのサービス告知のリストを作成して前記ユーザ端末に送信するステップとを有する適応型サービス告知方法である。
(6) 前記(5)の手段において、前記サービス告知のリストを作成して前記ユーザ端末に送信するステップは、自身のサイトとのリレーションシップの強度が高い順にN個(Nは0以上の整数)の前記他のサイトを抽出するステップと、前記自身のサイトのサービス告知及び前記抽出した他のサイトのサービス告知でなる告知リストを作成するステップとを有する。
(7) ネットワーク上でサービスを提供するサービス提供サイトと、前記サービスを利用するユーザが保持し、有線または無線通信により前記サービス提供サイトにアクセス可能なユーザ端末とからなり、前記サービス提供サイト上及び前記ユーザ端末上で実行されるプログラムを前記ネットワークを介して連携させて、前記ユーザ端末に前記各サービス提供サイトのサービス内容を告知する適応型サービス告知システムの構築方法であって、前記各サイトで、自身のサイトとリレーションシップ(関連)がある他のサイトのサイト名,サービス名,サービス内容のキーワード,及び前記自身のサイトとの関連性の強さ(強度)を含むリレーションシップ情報を管理するステップと、前記各サイトで、前記自身のサイトのサイト名,告知するサービスを提供しているサイトのサイト名,前記告知するサービスのサービス名,前記告知するサービス内容のキーワード,及び前記サービスの利用要求を送信するためのインタフェースプログラムを含むサービス告知を前記サイト内に保持し、管理するステップと、前記ユーザ端末から前記サービス告知を要求されたサイトで、前記自身のサイトのサービス告知、及び前記自身のサイトとリレーションシップがある他のサイトのサービス告知の告知リストを作成して前記ユーザ端末に送信するステップと、前記サービス告知の告知リストを受信したユーザ端末で、前記告知リストの履歴(告知履歴)を記録するステップと、前記ユーザ端末で、前記サービス告知を見て前記サービスを利用したサイトの履歴(利用履歴)を記録するステップと、前記各サイトから、前記サービスを利用したユーザに自身のサイトの評価を依頼するステップと、前記ユーザ端末で、前記サービスを利用したユーザの評価に基づいてユーザ評価値を算出するステップと、前記ユーザ端末で、前記利用履歴に基づいて前記評価値を算出したサイトと他のサイトとの間にリレーションシップを生成させる情報があるか否か判定するステップと、前記ユーザ端末で、前記告知履歴に基づいて前記評価値を算出したサイトと他のサイトとのリレーションシップの強度を更新させる情報があるか否かを判定するステップと、前記ユーザ端末で、前記リレーションシップを生成させる情報,前記リレーションシップの強度を更新させる情報がある場合に、前記各情報を前記ユーザ評価値に付加して前記サイトに送信するステップと、前記サイトで、前記ユーザ端末から送信された前記リレーションシップを生成させる情報に基づいて、自身のサイトと他のサイトの間に新たなリレーションシップを生成し、前記他のサイトのサービス告知を取得して自身のサイト内に保持するステップと、前記サイトで、前記ユーザ端末から送信された前記リレーションシップの強度を更新させる情報、及び前記ユーザ評価値に基づいて、自身のサイトと他のサイトとの間のリレーションシップの強度を増加または減少するステップとを有する適応型サービス告知システムの構築方法である。
(8) 前記(7)の手段において、前記サービス告知のリストを作成して前記ユーザ端末に送信するステップは、自身のサイトとのリレーションシップの強度が高い順にN個(Nは0以上の整数)の前記他のサイトを抽出するステップと、前記自身のサイトのサービス告知及び前記抽出した他のサイトのサービス告知でなる告知リストを作成するステップとを有する。
(9) 前記(7)または(8)の手段において、前記サイトで、前記自身のサイトと他のサイトとの間のリレーションシップの強度を増加または減少するステップは、前記自身のサイトとのリレーションシップの強度が、あらかじめ定められた強度を下回ったサイトのリレーションシップ情報及びサービス告知を削除するステップを有する。
本発明の適応型サービス告知システムは、前記(1)の手段のように、自身のサイトとリレーションシップがあるサイトのサービス告知を、前記自身のサイト内に保持し、管理している。そのため、従来のような集中サーバが不要であり、他のサイトとの関連づけに要するコストを低減することができる。
また、前記(2)及び(4)の手段のようにすれば、他のサイトとの新たなリレーションシップの生成、すでにリレーションシップがあるサイトとのリレーションシップの強度の更新、リレーションシップが低いサイトの削除を動的に行うことができる。また、前記(3)の手段のようにすれば、自身のサイトとのリレーションシップの強度が高い他のサイトのサービス告知をユーザに提供することができる。
また、前記(2)から(4)の手段を用いれば、前記ユーザが自身のサイトを訪れる前にサービス告知を受信したサイトやサービスを利用したサイトからリレーションシップを生成し、強度を更新していく。そのため、バーチャルなサイト間だけでなく、例えば、商店街の各店舗のような物理空間に対応したサイト間でも、効率的にリレーションシップを生成し、強度を更新することができる。
また、前記(1)から(4)の手段に記載した適応型サービス告知システムで、自身のサイトのサービス内容及び他のサイトのサービス内容をユーザに告知するときには、例えば、前記(5)及び(6)の手段のような方法で告知すればよい。こうすれば、前記ユーザは、訪れたサイトとのリレーションシップの強度が高く、かつ、適切な他のサイトのサービス告知を得ることができ、ユーザの嗜好、現在の要望に適したサイトを効率よく、かつタイムリーに発見することができる。
また、前記(7)から(9)の手段のように、ユーザ端末からの情報に基づいて、前記適応型サービス告知システムを動的に構築することで、前記各サイトは、自身のサイトとのリレーションシップの強度が高いサイトのサービス告知を保持することができる。またこのとき、前記サイト間のリレーションシップは、サイト間のみの分散処理により、ユーザのサービス利用パターンの変化を動的に追従しながら管理することができる。そのため、自身のサイトと関連のあるサイトを検索するコストを低減しつつ、ユーザに対して適切なサイトのサービス告知をタイムリーに提供することができる。
以下、本発明について、図面を参照して実施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは、同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本発明では、集中サーバを持たない、分散ネットワーク上で、ネットワークを介してサービスを提供する複数のサイトから、ユーザの嗜好や現在いる地理的な場所に応じて、適切なサービスを効率的に告知する。このとき、ユーザが保持するユーザ端末にサービス利用履歴を蓄積し、各サイトが、複数のユーザ端末のサービス利用履歴に基づいて、自身のサイトのサービスと関連の深いサービスを提供する他サイトとの間に、動的にリレーションシップを生成し、論理的なネットワークを形成する。また、前記ユーザに告知したサービスを実際に利用したユーザからサービスに対する評価を取得し、これに基づいて、リレーションシップの有効度(強度)を更新することにより、有効なリレーションシップをインタラクティブに抽出するとともに、強度に基づいてサービスの検索空問を絞り込む。このように、ユーザの履歴情報をユーザ端末上で蓄積し、ユーザ端末及びサービス提供サイトの連携により、前記サービス提供サイト間のpeer-to-peerなリレーションシップを生成することで、集中的な管理機構がなくても前記ユーザに適切なサービスをタイムリーに告知できるシステムを実現する。
図1乃至図4は、本発明による実施例1の適応型サービス告知システムの概略構成を示す模式図であり、図1はシステム全体の構成例を示す図、図2はユーザ端末及びサービス提供サイトの構成例を示す図、図3はユーザ端末で行う処理の手順を示すフロー図、図4はサービス提供サイトで行う処理の手順を示すフロー図である。
図1において、1はネットワーク、2はサイトノード(サービス提供サイト)、3はユーザノード(ユーザ端末)である。また、図2において、201は通信制御手段、202は応答手段、203は提供サービス管理手段、204はリレーションシップ管理手段、205はサービス告知管理手段、206は処理制御手段、301は入力手段、302は出力手段、303は通信制御手段、304はユーザ嗜好管理手段、305は告知履歴管理手段、306は利用履歴管理手段、307はユーザ評価値算出手段、308はリレーションシップ判定手段、309は処理制御手段である。
本実施例1の適応型サービス告知システムは、図1に示すように、インターネット等のネットワーク1と前記ネットワーク1に接続されたノードから構成される。このとき、前記ノードには、サービスを提供するサービス提供サイト(以下、サイトノードという)2と、ユーザが前記サービス提供サイトのサービスを利用するためのユーザ端末(以下、ユーザノードという)3から構成される。このとき、前記サイトノード2及びユーザノード3は、前記ネットワーク1を介してフラットに接続されているとする。またこのとき、前記ユーザ端末3は、前記ネットワーク1上で、接続するサイトノード2を切り替えることにより、異なるサイトノード間を移動できるとする。
また、前記ユーザノード(ユーザ端末)3は、例えば、図2に示すように、ユーザが情報を入力する入力手段301と、前記ユーザに提示する情報を出力する出力手段302と、ネットワーク1を介した通信を制御する通信制御手段303と、ユーザの嗜好情報を管理するユーザ嗜好管理手段304と、ユーザノード3が受信したサービス告知の履歴を管理する告知履歴管理手段305と、ユーザが利用したサービスの履歴を管理する利用履歴管理手段306と、ユーザが利用したサービスの評価に基づいた評価値を算出するユーザ評価値算出手段307と、前記サービス告知の履歴及び利用したサービスの履歴に基づいて、前記評価を行ったサイトノード2と他のサイトノードの間にリレーションシップを生成するか否か、リレーションシップがあるサイトノードとのリレーションシップの強度を更新するか否かの判定をし、前記評価値に付加して送信するリレーションシップ判定手段308と、前記サイトノード2へのアクセス要求,前記サービス告知の要求,前記サービス告知の履歴の管理,前記利用したサービスの履歴,及び前記評価値の算出及びリレーションシップに関する情報の判定を制御する処理制御手段309とにより構成される。
また、前記サイトノード(サービス提供サイト)2は、例えば、図2に示すように、前記ユーザノード3や他のサイトノードとの通信を制御する通信制御手段201と、前記ユーザノード3からのアクセス要求に応答する応答手段202と、自身のサイトで提供するサービス情報を管理する提供サービス管理手段203と、自身のサイトとリレーションシップ(関連)がある他のサイトノードのサイト名,サービス名,サービス内容のキーワード,及び前記自身のサイトとの関連性の強さ(強度)を含むリレーションシップ情報を管理するリレーションシップ管理手段204と、前記自身のサイトのサイト名,告知するサービスを提供しているサイトのサイト名,前記告知するサービスのサービス名,前記告知するサービス内容のキーワード,前記サービスの利用要求を送信するためのインタフェースプログラムを含むサービス告知を前記サイト内に保持し、管理するサービス告知管理手段205と、前記応答手段202,提供サービス管理手段203,前記リレーションシップ管理手段204,及び前記サービス告知管理手段205で行う処理を制御する処理制御手段206とを備える。
本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、前記ユーザノード3では、前記処理制御手段309が受け取ったメッセージ(命令)に応じて、例えば、図3に示すような処理を行う。
前記処理制御手段309では、メッセージを受信(ステップ401)すると、まず、受信したメッセージが、前記ユーザが前記入力手段301を用いて入力した、アクセスするサイトのサイト名やアドレスであるか判定する(ステップ402)。このとき、前記ユーザが入力したサイトのアドレスであれば、前記通信制御手段303からネットワーク1を介して、入力されたアドレスのサイトノード2へのアクセス要求を送信する(ステップ403)。
前記処理制御手段309で受信したメッセージが、サイトノード2へのアクセス要求でなければ、次に、前記アクセス要求を送信したサイトからの応答メッセージであるか判定する(ステップ404)。このとき、応答メッセージであれば、例えば、前記ユーザ嗜好管理手段304からキーワードを取得し、前記サイトに対してサービス告知を要求するメッセージを作成し(ステップ405)、前記サイトノード2に送信する(ステップ406)。
前記処理制御手段309で受信したメッセージが、サイトへのアクセス要求,前記応答メッセージでなければ、次に、前記サイトノード2から送信されたサービス告知の告知リストであるか判定する(ステップ407)。このとき、前記告知リストであれば、前記出力手段302に前記告知リストを出力する(ステップ408)。そして、例えば、前記サービス告知にあるサービス提供元サイトのサイト名を前記告知履歴管理手段305に記録する(ステップ409)。
前記処理制御手段309で受信したメッセージが、サイトへのアクセス要求,前記応答メッセージ,前記告知リストでなければ、次に、前記ユーザが入力したサービスを要求するメッセージであるか判定する(ステップ410)。このとき、サービスを要求するメッセージであれば、前記メッセージをサイトノード2に送信する(ステップ411)。そして、前記サービス要求が、前記サービス告知に含まれるインタフェースプログラムを利用した要求である場合は、前記サービスを要求したサイトのサイト名を前記利用履歴管理手段306に追加する(ステップ412)。
前記処理制御手段309で受信したメッセージが、サイトへのアクセス要求,前記応答メッセージ,前記告知リスト,前記サービスを要求するメッセージでなければ、次に、サービスの利用を終了するメッセージであるか判定する(ステップ413)。このとき、終了するメッセージであれば、そのメッセージ(終了命令)をサイトノード2に送信する(ステップ414)。
前記処理制御手段309で受信したメッセージが、サイトへのアクセス要求,前記応答メッセージ,前記告知リスト,前記サービスを要求するメッセージ,サービスの利用を終了するメッセージでなければ、次に、前記サービスを利用したサイトからの評価依頼であるか判定する(ステップ415)。このとき、前記評価依頼であれば、評価画面を前記出力手段に出力する(ステップ416)。
前記処理制御手段309で受信したメッセージが、サイトへのアクセス要求,前記応答メッセージ,前記告知リスト,前記サービスを要求するメッセージ,サービスの利用を終了するメッセージ,評価依頼でなければ、次に、前記ユーザが入力手段301を用いて入力したサイトの評価であるか判定する(ステップ417)。このとき、前記サイトの評価情報であれば、前記ユーザ評価値算出手段307で評価値を算出した後、リレーションシップ判定手段308で前記評価をしたサイトと他のサイトのリレーションシップを生成させるか否か、またリレーションシップがあるサイトとのリレーションシップの強度の更新をさせるか否かの判定を行う(ステップ418)。そして、新たなリレーションシップを生成させる、あるいはリレーションシップの強度を更新させる場合は、その情報を前記評価値に付加して、前記サイトノード2に送信する(ステップ419)。
前記処理制御手段309で受信したメッセージが、サイトへのアクセス要求,前記応答メッセージ,前記告知リスト,前記サービスを要求するメッセージ,サービスの利用を終了するメッセージ,評価依頼,サイトの評価のいずれでもない場合は、例えば、システムの利用の終了命令であるか判定する(ステップ420)。このとき、前記終了命令であれば、例えば、前記サイトノード2への接続を切断して終了する。また、前記終了命令でもなければ、そのメッセージは無視して、次のメッセージを受信するまで待機する。
一方、前記サイトノード2では、前記処理制御手段206で受信したメッセージ(命令)の内容に応じて、例えば、図4に示したような処理を行う。
前記処理制御手段206でメッセージを受信(ステップ501)したら、まず、サイトの検索要求(アクセス要求)であるか判定する(ステップ502)。このとき、検索要求であれば、前記応答手段202で条件を照合し、合致する場合は前記ユーザノード3に応答メッセージを送信する(ステップ503)。
前記処理制御手段206で受信したメッセージが、前記検索要求でなければ、次に、前記サービス告知検索要求であるか判定する(ステップ504)。このとき、サービス告知検索要求であれば、前記サービス告知管理手段205で保持、管理しているサービス告知から告知リストを作成して送信する(ステップ505,506)。
前記処理制御手段206で受信したメッセージが、前記検索要求,前記サービス告知検索要求でなければ、次に、サービスを要求するメッセージであるか判定する(ステップ507)。このとき、前記サービスを要求するメッセージであれば、前記提供サービス管理手段203で管理しているサービス情報を前記ユーザノード3に提供する(ステップ508)。
前記処理制御手段206で受信したメッセージが、前記検索要求,前記サービス告知検索要求,サービスを要求するメッセージでなければ、サービスを終了する命令であるか判定する(ステップ509)。このとき、前記サービスを終了する命令であれば、サービスを終了し、前記ユーザノード3にサービスに対する評価依頼を送信する(ステップ510)。
前記処理制御手段206で受信したメッセージが、前記検索要求,前記サービス告知検索要求,サービスを要求するメッセージ,前記サービスを終了する命令でなければ、リレーションシップの生成命令であるか判定する(ステップ511)。このとき、前記生成命令であれば、前記リレーションシップ管理手段204で、該当するサイトとの間にリレーションシップがあるか否かの判定をする(ステップ512)。そして、リレーションシップがなければ、リレーションシップを生成し、該当するサイトに告知するとともに、サービス告知を取得する(ステップ513)。
前記処理制御手段206で受信したメッセージが、前記検索要求,前記サービス告知検索要求,サービスを要求するメッセージ,前記サービスを終了する命令,前記リレーションシップの生成命令でなければ、次に、リレーションシップの更新命令であるか判定する(ステップ514)。このとき、前記更新命令であれば、前記リレーションシップ管理手段204で、該当するサイトとの間にリレーションシップがあるか否かの判定をする(ステップ515)。そして、リレーションシップがあれば、前記更新命令とともに送信された評価値に基づいて、該当するサイトとのリレーションシップの強度を更新し、前記該当するサイトに通知する(ステップ516)。
前記処理制御手段206で受信したメッセージが、前記検索要求,前記サービス告知検索要求,サービスを要求するメッセージ,前記サービスを終了する命令,前記リレーションシップの生成命令,リレーションシップの更新命令でなければ、次に、前記リレーションシップの削除命令であるか判定する(ステップ517)。このとき、前記削除命令であれば、例えば、前記リレーションシップ管理手段204で、該当するサイトとの間にリレーションシップがあるか否かの判定をする(ステップ518)。そして、リレーションシップがあれば、該当するサイトのリレーションシップ情報及びサービス告知を削除し、前記該当するサイトに通知する(ステップ519)。
前記処理制御手段206で受信したメッセージが、前記検索要求,前記サービス告知検索要求,サービスを要求するメッセージ,前記サービスを終了する命令,前記リレーションシップの生成命令,リレーションシップの更新命令,前記リレーションシップの削除命令のいずれでもない場合は、例えば、前記サイトでのサービスの提供の終了命令あるいは中断命令であるか判定する(ステップ520)。このとき、前記終了命令あるいは中断命令であれば、サービスの提供を終了する。また、前記終了命令あるいは中断命令でもなければ、そのメッセージは無視して、次のメッセージを受信するまで待機する。
以下、本実施例1の適応型サービス告知システムを用いたサービス告知方法、及びサービス告知システムの構築方法について、新たなリレーションシップを生成する場合、リレーションシップの強度を更新する場合、新たなリレーションシップを生成するとともにリレーションシップの強度を更新する場合に分けて説明する。
図5乃至図11は、本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、新しいリレーションシップを生成する手順を説明するための模式図であり、図5(a)及び図5(b)は1つ目のサイトノードからサービス告知のリストを取得するまでの手順を示す図、図6(a)はユーザ嗜好管理手段で管理するキーワードの例を示す図、図6(b)はサービス告知の要求メッセージの例を示す図、図7(a)及び図7(b)はサービスの利用手順を示す図、図8(a)及び図8(b)は評価依頼の例を示す図、図8(c)はサイトに送信する評価メッセージの例を示す図、図9(a)及び図9(b)は2つ目のサイトノードからサービス告知のリストを取得し、サービスを利用するまでの手順を示す図、図10(a)はリレーションシップの生成命令を作成する手順を示すフロー図、図10(b)は利用履歴の例を示す図、図11(a),図11(b),図11(c)はリレーションシップの生成命令を送信してからリレーションシップが生成されるまでの手順を示す図である。
前記適応型サービス告知システムを利用するときには、まず、図5(a)に示すように、前記ユーザノード3から1つ目のサイトノード(以下、第1サイトノードという)2Aにアクセス要求を送信し(ステップ403)、前記第1サイトノード2Aからの応答メッセージを待つ。このとき、前記ユーザノード3のユーザ名はXとし、告知履歴及び利用履歴は空(Null)であるとする。また、前記第1サイトノード2Aのサイト名はS1とし、いま、前記第1サイトノード2Aは、自身のサイトのサービス告知A1のみを保持しているとする。
そして、前記ユーザノード3が、前記第1サイトノード2Aからの応答メッセージを受信したら、図5(b)に示すように、前記ユーザノード3から前記第1サイトノード2Aに対して、サービス告知検索要求を送信する(ステップ405,406)。そして、前記サービス告知検索要求を受信した第1サイトノード2Aでは、前記サービス告知検索要求の内容に応じたサービス告知のリストを作成して前記ユーザノード3に送信する(ステップ505,506)。いまの場合、前記第1サイトノード2Aは、自身のサービス告知A1のみを保持しているので、前記ユーザノード3には前記第1サイトノード2Aのサービス告知A1のみが送信される。そして、前記第1サイトノード2Aのサービス告知A1を受信したユーザノード3は、前記サービス告知A1を出力手段302に出力するとともに、告知履歴に前記サービス告知A1の提供元(送信元)である第1サイトノード2Aのサイト名S1を記録する(ステップ408,409)。
このとき、前記ユーザノード3から送信するサービス告知検索要求は、例えば、図6(a)に示すような、前記ユーザ嗜好管理手段304で管理しているキーワードの中から1個以上のキーワードを選択して生成する。またこのとき、前記サービス告知検索要求では、例えば、図6(b)に示すように、検索を要求するサイトのサイト名,検索を要求するユーザノードのユーザ名,検索したいサービスのサービス名,及び検索したいサービスのキーワードを指定する。またこのとき、前記サービス名やキーワードは、ワイルドカード指定でもよく、その場合は、任意のサービス名で検索される。また、前記サービス名やキーワードは、複数個指定することもでき、その場合は、複数個のキーワードをOR結合で検索するか、AND結合で検索するかも指定する。また、前記第1サイトノード2Aから送信するサービス告知は、例えば、図6(c)に示すように、前記サービス告知の送信元サイトのサイト名,前記サービス告知のサービスを提供しているサイト(サービス提供元サイト)のサイト名,サービス名,キーワード,及びサービスを利用するためのインタフェースプログラムのハンドルからなるとする。いまの場合、前記サービス告知A1は、前記第1サイトノード2Aから送信されており、かつ、前記第1サイトノード2Aのサービス告知であるので、送信元サイトのサイト名及びサービス提供元サイトのサイト名がともに前記第1サイトノード2Aのサイト名S1となっている。
ここで、前記第1サイトノード2Aのサービス告知A1を見たユーザが、前記第1サイトノード2Aのサービスを利用したいのであれば、図7(a)に示すように、前記第1サイトノード2Aにサービス要求のメッセージを送信する(ステップ411)。そして、前記サービス要求のメッセージを受信した第1サイトノード2Aは、前記ユーザノード3にサービス情報を提供する(ステップ508)。このとき、前記ユーザノード3から前記第1サイトノード2Aに送信されるサービス要求メッセージは、例えば、図7(b)に示すように、サービスを要求するサイトのサイト名,利用するサービスのサービス名,及び利用するユーザのユーザ名からなるとする。また、前記サービス要求メッセージは、前記サービス告知に含まれるインタフェースプログラムのハンドルを利用して送信され、前記メッセージを送信するとともに、前記ユーザノード3の利用履歴にメッセージを送信したサイトのサイト名を記録する(ステップ412)。
そして、前記第1サイトノード2Aのサービスを利用した後、例えば、図8(a)に示すように、前記ユーザノード3からサービス終了命令を送信する(ステップ414)と、前記サービス終了命令を受信した前記第1サイトノード2Aはサービス情報の提供を終了するとともに、サービスの評価を依頼するメッセージを前記ユーザノード3に送信する(ステップ510)。そして、前記サービスの評価依頼を受信したユーザノード3は、例えば、図8(a)に示すような評価画面を出力手段302に表示する(ステップ416)。そして、前記ユーザノード3のユーザが入力手段301を用いて評価を行ったら、前記ユーザ評価値算出手段307で、その評価に基づいた評価値を算出する。このとき、前記評価値は、例えば、図8(b)に示したように、よいと評価した場合は評価値を+1,普通と評価した場合は評価値を0,悪いと評価した場合は評価値を−1とする。
また、前記ユーザノード3では、前記ユーザがサービスの評価を行い、その評価値を算出したら、前記リレーションシップ判定手段308で、前記評価を行った第1サイトノード2Aと他のサイトノードとの間に新たなリレーションシップを生成させる情報があるか否か、あるいはリレーションシップがあるサイトノードとのリレーションシップの強度を更新させる情報があるか否かの判定をする(ステップ418)。そして、前記リレーションシップを生成させる情報、あるいはリレーションシップの強度を更新させる情報がある場合は、前記評価値に前記各情報を付加した評価メッセージを生成してサイトノードに送信する(ステップ419)。また、いまの場合のように、評価をした前記第1サイトノード2Aが、前記ユーザノード3が1番目に訪れたサイトノードである場合は、リレーションシップに関する情報はない。そのため、例えば、図8(c)に示すように、評価をしたサイトのサイト名,利用したサービスのサービス名,評価をしたユーザのユーザ名,サービスの評価値からなる評価メッセージを前記第1サイトノード2A送信する。
そして、前記第1サイトノード2Aのサービスのサービスを利用し、前記評価メッセージを送信した後、前記ユーザノード3が、図9(a)に示すように、2つ目のサイトノード(以下、第2サイトノードという)2Bに接続したとする。このとき、前記第2サイトノード2Bのサイト名はS2とし、前記第1サイトノード2Aと同様に、他のサイトノードとのリレーションシップが無く、自身のサイトのサービス告知A2のみを保持しているとする。
ここで、前記第1サイトノード2Aのときと同様に、前記ユーザノード3から前記第2サイトノード2Aに対してサービス告知検索要求を送信する(ステップ405,406)と、前記第2サイトノード2Bから前記ユーザノード3に対して、自身のサイトのサービス告知A2のみが送信される(ステップ505,506)。そして、前記ユーザノード3は、前記サービス告知A2を受信すると、前記サービス告知A2のサービスを提供している前記第2サイトノード2Bのサイト名S2を前記告知履歴管理手段305に追記する(ステップ409)。
このとき、前記第2サイトノード2Bのサービス告知A2を見たユーザが、図9(b)に示すように、前記第2サイトノード2Bに対してサービス要求のメッセージを送信する(ステップ411)と、前記第2サイトノード2Bのサービス情報が前記ユーザノードに提供される(ステップ508)とともに、前記利用履歴管理手段306に前記第2サイトノード2Bのサイト名S2が追記される(ステップ412)。そして、例えば、前記ユーザノード3から前記第2サイトノード2Bに対してサービス終了命令を送信して(ステップ414)、サービス情報の提供が終了すると、前記第2サイトノード2Bから前記ユーザノード3に対して評価依頼のメッセージが送信される(ステップ510)ので、前記第1サイトノード2Aのときと同様に、サービスに対する評価を行い、評価値を算出する。
前記評価値を算出した後は、前記評価を行った第2サイトノード2Bと他のサイトノードとの新たなリレーションシップを生成させる情報、あるいはリレーションシップがあるサイトノードとのリレーションシップの強度を更新させる情報があるか否かの判定をする(ステップ418)。このとき、前記第2サイトノード2Bは、リレーションシップがあるサイトノードはないので、リレーションシップの強度を更新させる情報は無いと判定する。一方、新たなリレーションシップに関しては、前記ユーザノード3が、前記第2サイトノード2Bにアクセスする前に、前記第1サイトノード2Aにアクセスしてサービスを利用しているので、前記第1サイトノード2Aとの間に新たなリレーションシップを生成させる情報があると判定する。
このとき、前記評価をしたサイトと他のサイトとの間に新たなリレーションシップを生成させる情報があるか否かは、例えば、図10(a)に示すように、前記利用履歴に記録されたサイトのサイト名と評価をしたサイトのサイト名を比較して行う。この処理では、まず、図8(b)に示したように、評価メッセージから評価をしたサイトのサイト名Sを取得する(ステップ418a)。次に、変数iをi=1に初期化する(ステップ418b)。そして、前記利用履歴のi番目に記録されたサイト名Siを抽出(ステップ418c)し、抽出したサイト名Siと前記評価したサイトのサイト名Sを比較する(ステップ418d)。このとき、抽出したサイト名Siと前記評価したサイトのサイト名Sが異なるサイト名であれば、前記サイト名Sのサイトと前記サイト名Siのサイトとの間にリレーションシップを生成させる命令を作成して前記評価メッセージに付加する(ステップ418e)。またこのとき、前記サイト名の比較は、例えば、前記利用履歴に記録されたサイト名のうち、新しいものから順にN個のサイト名を比較するとすれば、図10(a)に示すように、生成命令を付加した後、変数iがN以下であるか判定(ステップ418f)し、N以下の場合はiを更新(ステップ418g)して、前記ステップ418cからステップ418eの処理を繰り返す。そして、i=Nになっていれば処理を終了する。
いまの場合、前記ユーザノード3の利用履歴は、図10(b)に示すように、サイト名S1とサイト名S2の2つのサイト名が記録されているので、まず、2番目にサービスを利用した第2サイトノード2Bのサイト名S2を抽出して比較する(ステップ418c,418d)。このとき、評価を行っているサイトは前記第2サイトノード2Bであり、抽出したサイトのサイト名と同じであるため、前記ステップ418eの処理は行われない。そして、次に、1番目にサービスを利用した前記第1サイトノード2Aのサイト名S1を抽出して比較すると、サイト名が異なるので、前記第2サイトノード2Bに、サイト名S1のサイト、すなわち前記第1サイトノード2Aとの間にリレーションシップを生成させる命令を作成して前記評価メッセージに付加する(ステップ418e)。
こうして、評価を行ったサイトの評価メッセージに、リレーションシップを生成する命令を付加したら、図11(a)に示すように、前記ユーザノード3から前記評価メッセージ及びリレーションシップ生成命令を前記第2サイトノード2Bに送信する(ステップ419)。このとき前記評価メッセージに付加される前記リレーションシップ生成命令は、例えば、図11(b)に示すように、送信先のサイトのサイト名と前記送信先のサイトがリレーションシップを生成させる相手のサイトのサイト名からなる。そのため、前記リレーションシップ生成命令を受信した前記第2サイトノード2Bでは、前記リレーションシップ管理手段204で、前記評価メッセージの評価値と前記リレーションシップ生成命令に基づいて、前記第1サイトノード2Aとの間にリレーションシップを生成する(ステップ512,513)。いまの場合、前記第2サイトノード2Bのサービスの評価値が+1であるので、前記第2サイトノード2Bと第1サイトノード2Aの関連性は強いと考えられる。そのため、前記第2サイトノード2Bは前記第1サイトノード2Aとの間にリレーションシップを生成する。また、例えば、前記評価値が−1のような場合は、前記第2サイトノード2Bと第1サイトノード2Aの関連性は弱いと考えられるので、前記第2サイトノード2Bは前記第1サイトノード2Aとの間にリレーションシップを生成しなくてもよい。
前記第2サイトノード2Bが前記リレーションシップを生成するときには、例えば、図11(c)に示すように、前記第2サイトノード2Bからネットワークを介して、前記第1サイトノード2Aに対してリレーションシップを生成することを通知するメッセージ(生成通知)及び第2サイトノード2Bのサービス告知A2を送信する。そして、前記生成通知のメッセージ及び前記第2サイトノード2Bのサービス告知A2を受信した第1サイトノード2Aは、前記リレーションシップ管理手段204で前記第2サイトノード2Bとの間にリレーションシップを生成し、前記第2サイトノード2Bのサービス告知A2を保持、管理するとともに、前記第2サイトノード2Bに対して、前記第1サイトノード2Aのサービス告知A1を送信する。
この結果、図11(c)に示したように、前記第1サイトノード2Aと前記2サイトノード2Bの間にリレーションシップが生成され、各サイドノート2A,2Bは、前記第1サイトノード2Aのサービス告知A1及び前記2サイトノード2Bのサービス告知A2を保持することになる。そしてその後、図示は省略するが、例えば、別のユーザノードが前記第1サイトノード2Aまたは第2サイトノード2Bにアクセスしてサービス告知検索要求のメッセージを送信すると、前記第1サイトノード2Aのサービス告知A1及び前記2サイトノード2Bのサービス告知A2を得られる。
このように、前記ユーザノード3上で、評価を行ったサイトのサイト名と利用履歴に記録されたサイト名を比較して、リレーションシップの生成命令をサイトノード2に送信することで、各サイトは、他のサイトとのリレーションシップを増やすことができる。
図12乃至図15は、本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、リレーションシップの強度を更新する手順を説明するための模式図であり、図12(a),図12(b),図12(c)は1つ目のサイトノードからサービス告知のリストを取得する手順を示す図、図13(a),図13(b),図13(c)は2つ目のサイトノードのサービスを利用したときの図、図14(a)はリレーションシップの更新命令を作成する手順を示すフロー図、図14(b)は利用履歴の例を示す図、図15(a),図15(b),図15(c)はリレーションシップの更新手順を示す図である。
前記手順に沿って、自身のサイトと他のサイトのリレーションシップを生成して、前記ユーザに対して、自身のサイトのサービス告知と他のサイトのサービス告知のリストを送信する場合、前記他のサイトのサービス告知を見るユーザにとっては、いまアクセスしているサイトと前記他のサイトの関連性の強さ、すなわちリレーションシップの強度がどの程度であるかが重要になってくる。そこで、本実施例1の適応型サービス告知システムでは、前記ユーザの評価メッセージに含まれる評価値に基づいて、リレーションシップがある他のサイトとの前記リレーションシップの強度を動的に更新する。
ここで、例えば、図12(a)に示すように、サイト名がS1〜S9の9個のサイトノード2A〜2Iがある場合を考える。このとき、直線で接続されたサイトノード間にはリレーションシップがあるとする。すなわち、前記サイト名S1のサイトノード2Aは、サイト名S2,S4のサイトノード2B,2Dとの間にリレーションシップがあるとする。このとき、前記各サイトノード自身のサービス告知をA1〜A9とすれば、前記サイト名S1のサイトノード2Aは、自身のサービス告知A1に加え、サイト名S2,S4のサイトノード2B,2Dのサービス告知A2,A4を保持していることになる。そのため、ユーザ名Xのユーザノード3が、前記サイト名S1のサイトノード2Aにアクセスしてサービス告知検索要求を送信する(ステップ406)と、例えば、前記サイト名S1のサイトノード2Aから、例えば、サイト名S1,S2,S4のサービス告知A1,A2,A4からなる告知リストが前記ユーザノード3に返信される(ステップ506)。このとき、例えば、前記サイト名S2のサイト2Bのサービス告知は、例えば、図12(b)に示すように、送信元サイト名がS1,サービス提供元サイト名がS2となっている。
また、前記サービス告知のリストを受信したユーザノード3の告知履歴には、例えば、送信元サイトのサイト名とサービス提供元サイトのサイト名を記録する(ステップ409)。またこのとき、前記送信元サイトのサイト名と前記サービス提供元サイトのサイト名が同一のものは除外する。今の場合、サービス告知を送信したのはサイト名S1のサイト2Aなので、図12(c)に示すように、送信元サイトとしてサイト名S1を記録し、サービス提供元サイトとしてサイト名S2,S4を記録する。
こうして、前記サイト名S1のサイト2Aから取得したサービス告知A1,A2,A4の見たユーザが、前記サイト名S2のサイト2Bのサービス内容に興味を持ち、図13(a)に示すように、前記サイト名S2のサイト2Bに移動すると、前記サイト名S2のサイト2Bから、例えば、前記サイト名2のサイト2B及びサイト名S1,S5の各サイト2A,2Eのサービス告知A1,A5が前記ユーザノード3に送信される。その結果、前記ユーザノード3の告知履歴には、図13(b)に示すように、送信元サイトにサイト名S2が記録され、サービス提供元サイトにサイト名S1,S5が記録される(ステップ409)。
そして、前記ユーザノード3Bから前記サイト名S2のサイト2Bのサービスを要求する(ステップ411)と、図13(c)に示すように、前記ユーザノード3の利用履歴に、前記サービス提供元サイトのサイト名S2が記録される(ステップ412)。
こうして、前記サイト名S2のサイト2Bのサービスを利用すると、前記サイト名S2のサイト2Bから前記ユーザノード3に対して、サービスの評価依頼が送信される(ステップ510)。そして、前記ユーザノード3のユーザがサービスの評価をしたら、前記ユーザノード3は、評価値を算出し、新たなリレーションシップを生成させる情報があるか否か、リレーションシップの強度を更新させる情報があるか否かの判定を行う(ステップ418)。いまの場合、図10(a)に示したような手順の処理を行うと、リレーションシップを生成させる情報は無い。一方、リレーションシップの強度の更新に関しては、前記サイト名S2のサイト2Bにアクセスする前に、前記サイト名S2のサイト2Bとのリレーションシップがあるサイト名S1のサイト2Aにアクセスしているので、リレーションシップの強度を更新させる情報があると判定する。
このとき、前記評価をしたサイトと他のサイトの間のリレーションシップの強度を更新させる情報があるか否かは、例えば、図14(a)に示すように、前記告知履歴に記録された送信元サイト毎に、その送信元サイトから送信されたサービス告知のサービス提供元サイトのサイト名に、前記評価をしたサイトのサイト名が存在するか調べて判定する。この処理では、まず、前記評価メッセージから評価をしたサイトのサイト名Sを取得する(ステップ418a)。次に、変数j,kをj=1,k=1に初期化する(ステップ418h)。そして、告知履歴のj番目に記録された送信元サイトのサイト名Sjと、前記送信元サイトSから送信されたサービス告知のサービス提供元サイトのk番目のサイト名Sj,kを抽出(ステップ418i)し、前記サービス提供サイトのサイト名Sj,kと前記評価をしたサイトのサイト名Sを比較する(ステップ418j)。このとき、前記サービス提供サイトのサイト名Sj,kと前記評価をしたサイトのサイト名Sが同じであれば、前記サイト名Sjのサイトと前記評価をしたサイトの間にリレーションシップがあるので、リレーションシップの強度を更新させる命令を作成して前記評価メッセージに付加する(ステップ418k)。そして、前記告知履歴のうち、あらかじめ定められたN番目の履歴まで調べたか判定し、まだ調べていない場合は、jを更新(ステップ418m)して、前記ステップ418iからステップ418kの処理を繰り返す。
また、前記ステップ418jで比較した結果、前記サービス提供サイトのサイト名Sj,kと前記評価をしたサイトのサイト名Sが異なれば、前記サイト名Sjのサイトから送信された全て(Mj個)のサービス告知のサービス提供サイトのサイト名に関して調べたか判定(ステップ418n)し、まだ調べていない場合は、kを更新して(ステップ418o)、前記ステップ418iからステップ418kの処理を繰り返す。またこのとき、変数jに関しては、図14(b)に示したように、前記告知履歴のうち、新しいものから順に調べる。
このようにして、前記評価を行ったサイトと、他のサイトの間のリレーションシップを更新させる命令を作成し、前記評価メッセージに付加したら、図15(a)に示すように、そのメッセージを、前記評価を行ったサイト、すなわちサイト名S2のサイト2Bに送信する(ステップ419)。このとき、前記ユーザノード3から前記サイト名S2のサイトに送信するメッセージは、例えば、図15(b)に示すように、評価をしたサイトのサイト名,リレーションシップの更新を行うサイトのサイト名,及び評価値からなる。そのため、前記メッセージを受信したサイト2Bでは、前記メッセージに基づいてリレーションシップの強度の更新を行う。
前記サイト名S2のサイト2Bで前記リレーションシップの強度を更新するときには、前記リレーションシップ管理手段204で、例えば、前記評価値に基づいて、評価値が大きければリレーションシップの強度を増加させ、逆に評価値が低ければリレーションシップの強度を低下させる。こうして、前記リレーションシップの強度を更新したら、図15(a)に示したように、前記リレーションシップの相手であるサイトに更新通知を送信する。このとき、前記更新通知は、例えば、図15(c)に示すように、サービス提供元サイト名,サービス名,キーワード,及び新しいリレーションシップ強度からなり、前記更新通知を受信したサイト名S1のサイト2Aは、前記サービス提供元サイトとのリレーションシップ強度を、前記更新通知の新しいリレーションシップ強度に変更する。
このように、ユーザノード3上で、前記評価を行ったサイトと告知履歴に記録されたサービス提供元サイトから、前記評価を行ったサイトとリレーションシップがあるサイトのリレーションシップの強度を更新させる命令を作成して、サイトノードに送信することで、各サイトは、他のサイトとのリレーションシップの強度を動的に更新することができる。そのため、前記各サイトに対してサービス告知検索要求をしたユーザノードに対して、ユーザの評価に則した、リレーションシップの強度が高いサイトのサービス告知を選択し、リスト化して送信することができる。こうすることで、前記ユーザノードに送信するサービス告知の検索空間を絞り込むことができるので、前記サービス告知を見たユーザが、自分の嗜好や現在の要望に適したサービス提供サイトを発見しやすくなる。
ここまでは、新たなリレーションシップを生成する場合と、リレーションシップがあるサイトとのリレーションシップの強度を更新する場合のそれぞれの処理手順について説明したが、実際の適応型サービス告知システムでは、新たなリレーションシップを生成する場合とリレーションシップの強度を更新する場合が混在していることのほうが多い。そこで次に、新たなリレーションシップを生成する場合とリレーションシップの強度を更新する場合が混在している場合の処理手順について説明する。
図16及び図17は、本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、リレーションシップの生成及び強度を更新する手順を説明するための模式図であり、図16(a),図16(b),図16(c)はリレーションシップの生成命令及び更新命令を生成する手順を説明する図、図17はリレーションシップの生成及び強度の更新を行う手順を説明する図である。
ここでは、前記リレーションシップの生成及び強度の更新を行う例として、図16(a)に示すように、サイト名がS1〜S9の9個のサイトノード2A〜2Iがあり、前記ユーザノード3が、サイト名S1のサイト2A,サイト名S5のサイト2E,サイト名S8のサイト2H,及びサイト名S9のサイト2Iの順にアクセスした場合を考える。このとき、前記各サイトノード自身のサービス告知をA1〜A9とし、直線で接続されたサイトノード間にはリレーションシップがあるとすると、前記ユーザノード3の告知履歴は、図16(b)に示したようになる。またこのとき、前記ユーザノード3のユーザが、前記サイト名S5,S9のサイト2E,2Iでサービスを利用したとすれば、前記ユーザノード3の利用履歴は、図16(c)に示したようになる。
このとき、前記ユーザノード3が、前記サイト名S9のサイト2Iのサービスの利用を終了し、前記サイト名S9のサイト2Iの評価を行って評価値を算出すると、その後、前記新たなリレーションシップを生成させるか否かの判定、リレーションシップの強度を更新させるか否かの判定が行われる(ステップ418)。このとき、前記新たなリレーションシップを生成させるか否かに関しては、例えば、図10(a)に示したような手順で判定する。いまの場合、前記ユーザノード3の利用履歴には、図16(c)に示したように、評価をしたサイトのサイト名S9とは異なるサイト名S5があるので、前記サイト名S9のサイト2Iとサイト名S5のサイト2Eの間にリレーションシップを生成させる命令を前記評価メッセージに付加する。
また、リレーションシップの強度を更新させるか否かは、図14(a)に示したような手順で判定する。いまの場合、前記ユーザノードの告知履歴には、図16(b)に示したように、サイト名S8が送信元サイトの欄に、サービス提供元サイトに評価をしたサイトのサイト名S9があるので、前記サイト名S9のサイト2Iと前記サイト名S8のサイト2Hの間のリレーションシップの強度を更新させる命令を前記評価メッセージに付加する。
こうして、前記ユーザノード3から、前記評価メッセージに前記リレーションシップを生成させる命令及び前記リレーションシップの強度を更新させる命令を付加したメッセージを、前記サイト名S9のサイト2Iに送信すると、そのメッセージを受信したサイト名S9のサイト2Iでは、前記受信したメッセージに基づいて、前記リレーションシップの生成及びリレーションシップの更新を行う。ただし、前記サイト名S9のサイト2Iでは、例えば、図4に示したように、前記リレーションシップの生成及びリレーションシップの更新を行う前に、メッセージで指定された相手先のサイトとの間にリレーションシップがあるか否かの判定を行う(ステップ512,515)。そして、前記リレーションシップの生成に関しては、相手先のサイトとのサイトの間にリレーションシップがない場合に限り、新たなリレーションシップを生成する(ステップ513)。また、前記リレーションシップの強度に関しては、相手先のサイトとの間にリレーションシップがある場合に限り、リレーションシップの強度を更新する(ステップ516)。いまの場合、元々前記サイト名S9のサイト2Iとサイト名S5のサイト2Eとの間にはリレーションシップがないので、図17に示すように、前記サイト名S9のサイト2Iから前記サイト名S5のサイト2Eに対してリレーションシップを生成する通知をし、サービス告知A5,A9の交換を行う。また、前記サイト名S9のサイト2Iとサイト名S8のサイト2Eの間には、リレーションシップがあるので、前記サイト名S9のサイト2Iでリレーションシップの強度を更新した後、前記サイト名S8のサイト2Eに更新通知を送信する。
また、図16(a)に示した例で、例えば、前記サイト名S8のサイト2Hでもサービスを利用していたとすると、前記ユーザノード3の利用履歴には前記サイト名S8も記録されているので、図10(a)に示したような処理を行うと、前記サイト名S9のサイト2Iには、前記サイト名S8のサイト2Hとの間に新たなリレーションシップを生成させる命令も送信されてしまう。ところが、前記サイト名S9のサイト2Iは、前記リレーションシップ管理手段204で、前記サイト名S9のサイト2Iと前記サイト名S8のサイト2Hとの間にすでにリレーションシップがあると判定されるので、前記生成命令は無視される。
図18は、本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、リレーションシップを削除する手順を説明するための模式図であり、図18(a)はシステムのリレーションシップの一例を示す図、図18(b)は図18(a)におけるサイト名S5のサイトでのリレーションシップの強度の変化の例を示す図、図18(c)はリレーションシップを削除する例を示す図である。
ここまでで説明した手順により、前記各サイトノード間でリレーションシップを生成し、そのリレーションシップを動的に更新することができる。しかしながら、この手順を繰り返していくと、各サイトノード2がリレーションシップを持つ他のサイトノードの数が増加し、保持するサービス告知のデータ量も増加する。また、リレーションシップを生成したサイトノードでも、時が経つにつれ、リレーションシップの強度が減少し、関連性が低くなるサイトノードが出てくることもある。そのような場合は、必要に応じて、生成したリレーションシップを削除することが好ましい。
前記リレーションシップを削除する方法としては、例えば、前記ユーザノードからリレーションシップの強度の更新命令を受信して、リレーションシップの強度を更新したときに、更新後の強度が、あらかじめ定められた値を下回ったサイトとのリレーションシップを削除する方法がある。ここで、例えば、図18(a)に示すように、前記サイト名S1〜S9のサイト2A〜2Iからなり、直線で結ばれたサイト間にリレーションシップがある場合を考える。
このとき、前記サイト名S5のサイト2Eは、図18(a)に示すように、サイト名S2,S4,S8,S9のサイト2B,2D,2H,2Iとの間にリレーションシップがあり、ある日(更新前)の各サイト2B,2D,2H,2Iとのリレーションシップ強度がそれぞれ、図18(b)に示すように、0.8,0.5,0.7,0.65であったとする。それからある期間が過ぎて、例えば、数日後に、前記サイト名S9のサイト2Iとのリレーションシップの強度を更新したときに、サイト名S2,S4,S8,S9の各サイト2B,2D,2H,2Iとのリレーションシップ強度が、例えば、0.75,0.7,0.8,0.25となったとする。この場合、リレーションシップの強度が0.25であるサイト名S9のサイト2Iは、前記サイト名S5のサイト2Eとの関連性が低いと考えられ、前記サイト名S5のサイト2Eにアクセスしたユーザにとって適切なサイトである可能性は低い。そこで、リレーションシップの強度に対して、あらかじめ定められた値、例えば、0.4を下回った場合、そのサイトとのリレーションシップを削除するようにすれば、リレーションシップが高いサイトのサービス告知のみを保持し、ユーザに提示することができる。いまの場合、例えば、前記サイト名S5のサイト2Eで前記サイト名S9のサイト2Iとのリレーションシップを更新した結果、あらかじめ定められた値よりも低いと判定されれば、前記サイト名S5のサイト2Eのリレーションシップ管理手段204は、前記サイト名S9のサイト2Iとのリレーションシップ及びサービス告知A9を削除する。そして、図18(c)に示すように、前記サイト名S9のサイト2Iに対して、リレーションシップを削除したことを通知する。このようにすると、前記サイト名S5のサイト2Eにアクセスしたユーザの利用頻度が高いサイトのみを効率よく提示することができ、ユーザも適切なサービス提供サイトを発見しやすくなる。
以上説明したように、本実施例1の適応型サービス告知システムによれば、自身のサイトとリレーションシップがあるサイトのサービス告知を、自身のサイト内に保持することで、従来の集中サーバのような手段(装置)が不要になり、自身のサイトと他のサイトの関連づけを行う処理にかかるコストを低減することができる。
また、前記ユーザノード上で管理する前記告知履歴及び前記利用履歴に基づいて、サービスを利用したサイトに対して、他のサイトとの間に新たなリレーションシップを生成させる命令、あるいはリレーションシップがあるサイトとのリレーションシップの強度を更新させる命令を作成して提供することで、前記サイトのサービスを利用したユーザが、実際にサービスを利用した他のサイトとのリレーションシップを動的に生成、更新することができる。そのため、ユーザの嗜好や要望に適したサービス告知をタイムリーに提供しやすくなり、ユーザも、要望に適したサービス提供サイトを発見しやすくなる。
また、本実施例1の適応型サービス告知システムを用いることにより、各サービス提供サイトは、顧客の囲い込みが可能となる。すなわち、自身のサイトにアクセスしているユーザに、自身のサイトと関連性が高いサイトのサービス告知を優先的に提示することで、両方のサイトに顧客を囲い込むことができる。
本実施例1の適応型サービス告知システムでは、例えば、第1サイトノードのサービスを利用したユーザが、第2サイトノードのサービスも利用するケースが多い場合、前記第1サイトノードと第2サイトノードとの間のリレーションシップが強化される。このとき、互いに連携して、前記第1サイトノードでは第2サイトノードを、前記第2サイトノードでは前記第1サイトノードを、自身のサイトを利用するユーザに人気があるサイトとして紹介すれば、前記第1サイトノードのサービスと前記第2サイトノードのサービスを組み合わせて利用する顧客が増え、サービス提供機会が増える。
また、本実施例1の適応型サービス告知システムは、コンピュータと、前記コンピュータに前記サービス告知の送信やリレーションシップの生成、強度の更新、削除といった処理を実行させるプログラムによっても実現することが可能である。そして、前記ユーザ端末は、コンピュータに限らず、通信機能を有するPDAや携帯電話等の携帯型端末を用いることも可能である。またこのとき、前記プログラムは、前記インターネット等のネットワークを介して提供することもでき、ネットワークを介して提供することで、より多くのユーザが、手軽に前記システムに参加し、利用することができる。
図19及び図20は、本発明による実施例2の適応型サービス告知システムの概略構成を示す模式図であり、図19はシステム全体の構成を示す図、図20はユーザ端末で行う処理の手順を示すフロー図である。
図19において、1はネットワーク、2はサイトノード(サービス提供サイト)、3はユーザノード(ユーザ端末)、6はアクセスポイントである。
本実施例2の適応型サービス告知システムは、図19に示すように、インターネット等のネットワーク1に接続されたサービス提供サイト(サイトノード)2が、無線LAN等のアクセスポイント6を備え、ユーザの保持するユーザ端末(ユーザノード)3は、前記アクセスポイント6を介して、前記サイトノード2にアクセスすることが可能なシステムである。このようなシステムは、例えば、商店街の各店舗等の実店舗内に前記サイトノード2及びアクセスポイント(AP)6が設置されており、前記実店舗を訪れたユーザが、無線通信機能を備えるノートブック型コンピュータやPDAでなるユーザ端末3を用いて、前記サイトノード2にアクセスし、サービスを利用する場合に適用される。このとき、前記ユーザ端末3は、前記実施例1で説明した構成と同様の構成で、前記通信制御手段303が無線通信機能を備えていればよいので、詳細な説明は省略する。また、前記サイトノード2に関しても、前記実施例1で説明したサイトノードと同様の構成で、前記通信制御手段201が前記アクセスポイント6を介したユーザ端末2との無線通信及びネットワーク1を介した他のサイトノートとの通信が可能な機能を備えていればよいので、詳細な説明は省略する。
また、本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、前記ユーザノード3では、前記処理制御手段309が受け取ったメッセージ(命令)に応じて、例えば、図20に示すような処理を行う。
本実施例2の適応型サービス告知システムでは、前記ユーザノード3は、無線通信用の前記アクセスポイント6を介してサイトノード2にアクセスするため、サイトノード2にアクセスしてサービスを利用するにあたって、前記アクセスポイント6の検出を行っているものとする。そのため、前記処理制御手段309では、メッセージを受信(ステップ401)すると、まず、受信したメッセージが、アクセスポイント6を検出したことを通知するメッセージであるか判定する(ステップ421)。このとき、アクセスポイント6を検出したことを通知するメッセージであれば、前記アクセスポイント6を介して、前記ユーザノード3からアクセス可能なサイトノード2の有無を検索し、アクセス可能なサイトノード2があれば、アクセスする(ステップ422)。
また、前記アクセス可能なサイトノード2のアドレス等がわかっている場合は、前記ユーザが前記入力手段301を用いて直接そのサイトのアドレスを入力してもよい、その場合、前記処理制御手段309において、受信したメッセージが、前記ユーザが入力したサイトのアドレスであると判定されれば、前記通信制御手段309からネットワークを介して、入力されたアドレスのサイトへのアクセス要求を送信する(ステップ402,403)。
前記処理制御手段309で受信したメッセージが、前記サイトへのアクセス要求でなければ、次に、前記アクセス要求を送信したサイトからの応答メッセージであるか判定する(ステップ404)。このとき、応答メッセージであれば、例えば、前記ユーザ嗜好管理手段304からキーワードを取得し、前記サイトに対してサービス告知を要求するメッセージを作成して送信する(ステップ405,406)。
前記処理制御手段309で受信したメッセージが、サイトへのアクセス要求,前記応答メッセージでなければ、次に、前記サイトから送信されたサービス告知の告知リストであるか判定する(ステップ407)。このとき、前記告知リストであれば、前記出力手段302に前記告知リストを出力する(ステップ408)。そして、例えば、前記サービス告知にあるサービス提供元サイトのサイト名を前記告知履歴管理手段305に記録する(ステップ409)。
前記処理制御手段309で受信したメッセージが、サイトへのアクセス要求,前記応答メッセージ,前記告知リストでなければ、次に、前記ユーザが入力したサービスを要求するメッセージであるか判定する(ステップ410)。このとき、サービスを要求するメッセージであれば、前記メッセージをサイトに送信する(ステップ411)。そして、サービスを要求したサイトのサイト名を前記利用履歴管理手段306に記録する(ステップ412)。
前記処理制御手段309で受信したメッセージが、サイトへのアクセス要求,前記応答メッセージ,前記告知リスト,前記サービスを要求するメッセージでなければ、次に、サービスの利用を終了するメッセージ(終了命令)であるか判定する(ステップ413)。このとき、終了するメッセージであれば、そのメッセージをサイトに送信する(ステップ414)。
前記処理制御手段309で受信したメッセージが、サイトへのアクセス要求,前記応答メッセージ,前記告知リスト,前記サービスを要求するメッセージ,サービスの利用を終了するメッセージでなければ、次に、前記サービスを利用したサイトからの評価依頼であるか判定する(ステップ415)。このとき、前記評価依頼であれば、評価画面を前記出力手段302に出力する(ステップ416)。
前記処理制御手段309で受信したメッセージが、サイトへのアクセス要求,前記応答メッセージ,前記告知リスト,前記サービスを要求するメッセージ,サービスの利用を終了するメッセージ,評価依頼でなければ、次に、前記ユーザが入力手段301を用いて入力したサイトの評価であるか判定する(ステップ417)。このとき、前記サイトの評価情報であれば、評価値を算出した後、評価をしたサイトと他のサイトのリレーションシップを生成するか否か、またリレーションシップがあるサイトとのリレーションシップの強度の更新を行うか否かの判定を行う(ステップ418)。そして、新たなリレーションシップを生成させる、あるいはリレーションシップの強度を更新させる情報を前記評価値に前記リレーションシップに関する情報を付加して、前記サイトに送信する(ステップ419)。
前記処理制御手段309で受信したメッセージが、サイトへのアクセス要求,前記応答メッセージ,前記告知リスト,前記サービスを要求するメッセージ,サービスの利用を終了するメッセージ,評価依頼,サイトの評価のいずれでもない場合は、例えば、圏外、すなわち前記ユーザノード3が前記アクセスポイント6との無線通信が行える範囲6Aの外に出てしまったことを通知するメッセージであるか判定する(ステップ423)。前記圏外であることを通知するメッセージの場合、前記ユーザノード3は、前記アクセスポイント6を介したサイトノード2との接続が切断されるので、そこで前記システムの利用が終了する。また、前記圏外であることを通知するメッセージでも無ければ、そのメッセージは無視して、次のメッセージを受信するまで待機する。
また、図示は省略するが、前記ユーザノード3の処理では、前記実施例1で説明したように、ユーザがシステム利用の終了命令を入力することも可能である。
図21は、本実施例2の適応型サービス告知システムの構築方法を説明するための模式図であり、図21(a)はサイトノードのサービスを利用するときの図、図21(b)はサイトノードのサービスを利用し、リレーションシップの生成、更新を行うときの図である。
本実施例2の適応型サービス告知システムにおける、各サイトノードのサービスの利用方法や、システムの構築方法、すなわちサイトノード間の新たなリレーションシップの生成、及びリレーションシップがあるサイトノード間のリレーションシップの強度の更新,削除といった処理の手順は、前記実施例1の適応型サービス告知システムにおける処理の手順と同様なので、詳細な説明は省略する。
本実施例2の適応型サービス告知システムでは、前記ユーザノード3が、前記アクセスポイント6に接続可能な範囲6A内にあるときにのみ、前記サイトノード2にアクセスし、サービスを利用することができる。すなわち、例えば、図21(a)に示すように、ユーザ名Xのユーザノード3が、第1サイトノード2Aと接続されたアクセスポイント6の接続可能圏内6Aにある場合のみ、前記第1サイトノード2Aにアクセスし、前記サービス告知のリストを受信したり、サービスを利用したりすることができる。そして、例えば、前記ユーザノード3が、ユーザの移動とともに移動して、図21(b)に示すように、第2サイトノード2Bに接続されたアクセスポイント6の接続可能圏内6Aに入ると、今度は、前記第2サイトノード2Bにアクセスし、前記サービス告知のリストを受信したり、サービスを利用したりすることができる。
このとき、前記第1サイトノード2A及び第2サイトノード2Bでサービスを利用していれば、前記第2サイトノード2Bでサービスを利用し、サービスの評価を行った後、前記ユーザノード3では、前記実施例1で説明したような手順で、前記第2サイトノード2Bに、前記第1サイトノード2Aとの間に、新たなリレーションシップを生成させる命令、もしくはリレーションシップの強度を更新させる命令を評価メッセージに付加し、前記第2サイトノード2Bに送信する。そして、前記第2サイトノード2Bでは、受信した評価メッセージの内容に応じて、前記第1サイトノード2Aとの間に新たなリレーションシップを生成する処理、またはリレーションシップの強度を更新する処理、もしくはリレーションシップを削除する処理を行う。
このように、本発明の適応型サービス告知システムは、インターネット等のネットワーク上のバーチャルなサービス提供サイト間だけでなく、実店舗のように、地理的に移動しながらサービスを利用するユーザノード(ユーザ)にサービスを提供するサービス提供サイト間のリレーションシップの構築も容易に行うことができる。そのため、例えば、バーチャルなサービス提供サイト間のようにリレーションシップの強度が高いサイトを紹介するだけでなく、前記ユーザが地理的に移動可能な範囲内に検索空間を絞り込んで、関連するサイトのサービス告知を提示することができる。このように、前記ユーザが地理的に移動可能な範囲内のサイト間でのリレーションシップを構築すると、関連性が高い実店舗(サイトノード)間で連携した新たなサービスを開発することも可能である。実店舗間で連携した新たなサービスとしては、例えば、書店と喫茶店のリレーションシップが強い場合に、前記書店内に喫茶コーナーを設け、前記書店のサイトノードからネットワークを介して前記喫茶店にメニューの注文を行い、前記喫茶店から前記書店内の喫茶コーナーに配達するようなサービスが考えられる。このように、前記適応型サービス告知システムを利用して、サービス提供サイト(実店舗)間で連携して、複合的なサービスを提供することで、各サービス提供サイトは、ユーザの要望に適応した新しいサービスによる付加価値を得ることができる。
以上説明したように、本実施例2の適応型サービス告知システムによれば、自身のサイトとリレーションシップがあるサイトのサービス告知を、自身のサイト内に保持することで、従来の集中サーバのような手段(装置)が不要になり、自身のサイトと他のサイトの関連づけを行う処理にかかるコストを低減することができる。
また、前記ユーザノード上で管理する前記告知履歴及び前記利用履歴に基づいて、サービスを利用したサイトに対して、他のサイトとの間に新たなリレーションシップを生成させる命令、あるいはリレーションシップがあるサイトとのリレーションシップの強度を更新させる命令を作成して提供することで、前記サイトのサービスを利用したユーザが、実際にサービスを利用した他のサイトとのリレーションシップを動的に生成、更新することができる。そのため、ユーザの嗜好や要望に適したサービス告知をタイムリーに提供しやすくなり、ユーザも、要望に適したサービス提供サイトを発見しやすくなる。
また、本実施例2の適応型サービス告知システムを用いることにより、各サービス提供サイトは、顧客の囲い込みが可能となる。すなわち、自身のサイトにアクセスしているユーザに、自身のサイトと関連性が高いサイトのサービス告知を優先的に提示することで、両方のサイトに顧客を囲い込むことができる。
本実施例2の適応型サービス告知システムでは、例えば、第1サイトノードのサービスを利用したユーザが、第2サイトノードのサービスも利用するケースが多い場合、前記第1サイトノードと第2サイトノードとの間のリレーションシップが強化される。このとき、互いに連携して、前記第1サイトノードでは第2サイトノードを、前記第2サイトノードでは前記第1サイトノードを、自身のサイトを利用するユーザに人気があるサイトとして紹介すれば、前記第1サイトノードのサービスと前記第2サイトノードのサービスを組み合わせて利用する顧客が増え、サービス提供機会が増える。
また、本実施例2の適応型サービス告知システムを用いた場合、インターネット等のネットワーク上のバーチャルなサービス提供サイト間の連携とは異なり、実店舗間のように、ユーザが日常的に移動しながら利用できるサービスサイト間で連携して新しいサービスを提案し提供することができる。そのため、前記バーチャルなサイト間では難しい実店舗間で連携した複合的なサービスをユーザに提供することができるようになる。また、その他にも、例えば、地理的に近い実店舗間であって、従来は関連性が薄いと考えられていた実店舗間に強い関連性が生まれ、ユーザのニーズに適した複合的なサービスを提案し提供することができる可能性も広がる。
以上、本発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることはもちろんである。
本発明による実施例1の適応型サービス告知システムの概略構成を示す模式図であり、システム全体の構成例を示す図である。 本発明による実施例1の適応型サービス告知システムの概略構成を示す模式図であり、ユーザ端末及びサービス提供サイトの構成例を示す図である。 本発明による実施例1の適応型サービス告知システムの概略構成を示す模式図であり、ユーザ端末で行う処理の手順を示すフロー図である。 本発明による実施例1の適応型サービス告知システムの概略構成を示す模式図であり、サービス提供サイトで行う処理の手順を示すフロー図である。 本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、新しいリレーションシップを生成する手順を説明するための模式図であり、図5(a)及び図5(b)は1つ目のサイトノードからサービス告知のリストを取得するまでの手順を示す図である。 本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、新しいリレーションシップを生成する手順を説明するための模式図であり、図6(a)はユーザ嗜好管理手段で管理するキーワードの例を示す図、図6(b)はサービス告知の要求メッセージの例を示す図である。 本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、新しいリレーションシップを生成する手順を説明するための模式図であり、図7(a)及び図7(b)はサービスの利用手順を示す図である。 本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、新しいリレーションシップを生成する手順を説明するための模式図であり、図8(a)及び図8(b)は評価依頼の例を示す図、図8(c)はサイトに送信する評価メッセージの例を示す図である。 本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、新しいリレーションシップを生成する手順を説明するための模式図であり、図9(a)及び図9(b)は2つ目のサイトノードからサービス告知のリストを取得し、サービスを利用するまでの手順を示す図である。 本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、新しいリレーションシップを生成する手順を説明するための模式図であり、図10(a)はリレーションシップの生成命令を作成する手順を示すフロー図、図10(b)は利用履歴の例を示す図である。 本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、新しいリレーションシップを生成する手順を説明するための模式図であり、図11(a),図11(b),図11(c)はリレーションシップの生成命令を送信してからリレーションシップが生成されるまでの手順を示す図である。 本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、リレーションシップの強度を更新する手順を説明するための模式図であり、図12(a),図12(b),図12(c)は1つ目のサイトノードからサービス告知のリストを取得する手順を示す図である。 本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、リレーションシップの強度を更新する手順を説明するための模式図であり、図13(a),図13(b),図13(c)は2つ目のサイトノードのサービスを利用したときの図である。 本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、リレーションシップの強度を更新する手順を説明するための模式図であり、図14(a)はリレーションシップの更新命令を作成する手順を示すフロー図、図14(b)は利用履歴の例を示す図である。 本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、リレーションシップの強度を更新する手順を説明するための模式図であり、図15(a),図15(b),図15(c)はリレーションシップの更新手順を示す図である。 本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、リレーションシップの生成及び強度を更新する手順を説明するための模式図であり、図16(a),図16(b),図16(c)はリレーションシップの生成命令及び更新命令を生成する手順を説明する図である。 本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、リレーションシップの生成及び強度を更新する手順を説明するための模式図であり、リレーションシップの生成及び強度の更新を行う手順を説明する図である。 本実施例1の適応型サービス告知システムにおいて、リレーションシップを削除する手順を説明するための模式図であり、図18(a)はシステムの例を示す図、図18(b)はサイト名S5のサイトでのリレーションシップの強度の変化の例を示す図、図18(c)はリレーションシップを削除する例を示す図である。 本発明による実施例2の適応型サービス告知システムの概略構成を示す模式図であり、システム全体の構成を示す図である。 本発明による実施例2の適応型サービス告知システムの概略構成を示す模式図であり、ユーザ端末で行う処理の手順を示すフロー図である。 本実施例2の適応型サービス告知システムの構築方法を説明するための模式図であり、図21(a)はサイトノードのサービスを利用するときの図、図21(b)はサイトノードのサービスを利用し、リレーションシップの生成、更新を行うときの図である。
符号の説明
1…ネットワーク
2…サイトノード(サービス提供サイト)
201…通信制御手段
202…応答手段
203…提供サービス管理手段
204…リレーションシップ管理手段
205…サービス告知管理手段
206…処理制御手段
3…ユーザノード(ユーザ端末)
301…入力手段
302…出力手段
303…通信制御手段
304…ユーザ嗜好管理手段
305…告知履歴管理手段
306…利用履歴管理手段
307…ユーザ評価値算出手段
308…リレーションシップ判定手段
309…処理制御手段
6…アクセスポイント
6A…アクセスポイントへの接続が可能な範囲

Claims (13)

  1. ネットワーク上でサービスを提供する複数のサービス提供サイト(以下、サイトという)と、前記サービスを利用するユーザが保持し、有線または無線通信により前記サイトにアクセス可能なユーザ端末とからなり、前記サイト上及び前記ユーザ端末上で実行されるプログラムを前記ネットワークを介して連携させて、前記ユーザ端末に前記各サイトのサービス内容を告知する適応型サービス告知システムであって、
    前記サイトは、自身のサイトとリレーションシップ(関連)がある他のサイトのサイト名,サービス名,サービス内容のキーワード,及び前記自身のサイトとの関連性の強さ(強度)を含むリレーションシップ情報を管理するリレーションシップ管理手段と、
    前記自身のサイトのサイト名,告知するサービスを提供しているサイトのサイト名,前記告知するサービスのサービス名,前記告知するサービス内容のキーワード,及び前記サービスの利用要求を送信するためのインタフェースプログラムを含むサービス告知を前記サイト内に保持し、管理するサービス告知管理手段とを備え、
    前記サービス告知管理手段は、前記ユーザ端末からサービス内容の告知要求を受けたときに、前記自身のサイトのサービス告知、及び前記自身のサイトとリレーションシップがある他のサイトのサービス告知のリストを作成して、前記ユーザ端末に送信することを特徴とする適応型サービス告知システム。
  2. 前記ユーザ端末は、前記各サイトから受信したサービス告知の履歴(以下、告知履歴という)を管理する告知履歴管理手段と、
    前記ユーザ端末のユーザが、前記サービス告知を見てサービスを利用したサイトの履歴(以下、利用履歴という)を管理する利用履歴管理手段と、
    前記サービスを利用したサイトを評価して評価値を算出するユーザ評価値算出手段と、
    前記利用履歴管理手段で管理している利用履歴に基づいて前記評価したサイトと他のサイトとの間にリレーションシップを生成させる情報があるか否か判定するとともに、前記告知履歴管理手段で管理している告知履歴に基づいて前記評価したサイトと他のサイトとのリレーションシップの強度を更新させる情報があるか否かを判定し、前記各情報がある場合に、前記各情報を前記評価値に付加するリレーションシップ情報付加手段とを備え、
    前記サイトのリレーションシップ管理手段は、前記ユーザ端末から送信された前記リレーションシップを生成させる情報に基づいて、自身のサイトと他のサイトの間に新たなリレーションシップを生成し、前記他のサイトのサービス告知を取得して自身のサイト内に保持する手段と、
    前記ユーザ端末から送信された前記リレーションシップの強度を更新させる情報、及び前記ユーザ端末から送信されたサイトの評価値に基づいて、自身のサイトと他のサイトとの間のリレーションシップの強度を増加または減少する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の適応型サービス告知システム。
  3. 前記サイトの前記サービス告知管理手段は、自身のサイトとのリレーションシップの強度が高い順にN個(Nは0以上の整数)の前記他のサイトを抽出する手段を備え、
    前記自身のサイトのサービス告知及び前記抽出した他のサイトのサービス告知でなる告知リストを作成して送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の適応型サービス告知システム。
  4. 前記サイトの前記リレーションシップ管理手段は、前記自身のサイトとのリレーションシップの強度が、あらかじめ定められた値よりも下回ったサイトを検出し、前記検出したサイトのリレーションシップ情報及びサービス告知を削除する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の適応型サービス告知システム。
  5. ネットワーク上でサービスを提供するサービス提供サイトと、前記サービスを利用するユーザが保持し、有線または無線通信により前記サービス提供サイトにアクセス可能なユーザ端末とからなり、前記サービス提供サイト上及び前記ユーザ端末上で実行されるプログラムを前記ネットワークを介して連携させて、前記ユーザ端末に前記各サービス提供サイトのサービス内容を告知する適応型サービス告知方法であって、
    前記各サイトで、自身のサイトとリレーションシップ(関連)がある他のサイトのサイト名,サービス名,サービス内容のキーワード,及び前記自身のサイトとの関連性の強さ(強度)を含むリレーションシップ情報を管理するステップと、
    前記各サイトで、前記自身のサイトのサイト名,告知するサービスを提供しているサイトのサイト名,前記告知するサービスのサービス名,前記告知するサービス内容のキーワード,及び前記サービスの利用要求を送信するためのインタフェースプログラムを含むサービス告知を前記サイト内に保持し、管理するステップと、
    前記ユーザ端末から、前記サイトに前記サービス告知を要求するステップと、
    前記サービス告知を要求されたサイトで、前記自身のサイトのサービス告知、及び前記自身のサイトとリレーションシップがある他のサイトのサービス告知のリストを作成して前記ユーザ端末に送信するステップとを有することを特徴とする適応型サービス告知方法。
  6. 前記サービス告知のリストを作成して前記ユーザ端末に送信するステップは、自身のサイトとのリレーションシップの強度が高い順にN個(Nは0以上の整数)の前記他のサイトを抽出するステップと、前記自身のサイトのサービス告知及び前記抽出した他のサイトのサービス告知でなる告知リストを作成するステップとを有することを特徴とする請求項5に記載の適応型サービス告知方法。
  7. ネットワーク上でサービスを提供するサービス提供サイトと、前記サービスを利用するユーザが保持し、有線または無線通信により前記サービス提供サイトにアクセス可能なユーザ端末とからなり、前記サービス提供サイト上及び前記ユーザ端末上で実行されるプログラムを前記ネットワークを介して連携させて、前記ユーザ端末に前記各サービス提供サイトのサービス内容を告知する適応型サービス告知システムの構築方法であって、
    前記各サイトで、自身のサイトとリレーションシップ(関連)がある他のサイトのサイト名,サービス名,サービス内容のキーワード,前記自身のサイトとの関連性の強さ(強度)を含むリレーションシップ情報を管理するステップと、
    前記各サイトで、前記自身のサイトのサイト名,告知するサービスを提供しているサイトのサイト名,前記告知するサービスのサービス名,前記告知するサービス内容のキーワード,前記サービスの利用要求を送信するためのインタフェースプログラムを含むサービス告知を前記サイト内に保持し、管理するステップと、
    前記ユーザ端末から前記サービス告知を要求されたサイトで、前記自身のサイトのサービス告知、及び前記自身のサイトとリレーションシップがある他のサイトのサービス告知の告知リストを作成して前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記サービス告知の告知リストを受信したユーザ端末で、前記告知リストの履歴(告知履歴)を記録するステップと、
    前記ユーザ端末で、前記サービス告知を見て前記サービスを利用したサイトの履歴(利用履歴)を記録するステップと、
    前記各サイトから、前記サービスを利用したユーザに自身のサイトの評価を依頼するステップと、
    前記ユーザ端末で、前記サービスを利用したユーザの評価に基づいてユーザ評価値を算出するステップと、
    前記ユーザ端末で、前記利用履歴に基づいて前記評価値を算出したサイトと他のサイトとの間にリレーションシップを生成させる情報があるか否か判定するステップと、
    前記ユーザ端末で、前記告知履歴に基づいて前記評価値を算出したサイトと他のサイトとのリレーションシップの強度を更新させる情報があるか否かを判定するステップと、
    前記ユーザ端末で、前記リレーションシップを生成させる情報,前記リレーションシップの強度を更新させる情報がある場合に、前記各情報を前記ユーザ評価値に付加して前記サイトに送信するステップと、
    前記サイトで、前記ユーザ端末から送信された前記リレーションシップを生成させる情報に基づいて、自身のサイトと他のサイトの間に新たなリレーションシップを生成し、前記他のサイトのサービス告知を取得して自身のサイト内に保持するステップと、
    前記サイトで、前記ユーザ端末から送信された前記リレーションシップの強度を更新させる情報、及び前記ユーザ評価値に基づいて、自身のサイトと他のサイトとの間のリレーションシップの強度を増加または減少するステップとを有することを特徴とする適応型サービス告知システムの構築方法。
  8. 前記サービス告知のリストを作成して前記ユーザ端末に送信するステップは、自身のサイトとのリレーションシップの強度が高い順にN個(Nは0以上の整数)の前記他のサイトを抽出するステップと、前記自身のサイトのサービス告知及び前記抽出した他のサイトのサービス告知でなる告知リストを作成するステップとを有することを特徴とする請求項7に記載の適応型サービス告知システムの構築方法。
  9. 前記サイトで、前記自身のサイトと他のサイトとの間のリレーションシップの強度を増加または減少するステップは、前記自身のサイトとのリレーションシップの強度が、あらかじめ定められた強度を下回ったサイトのリレーションシップ情報及びサービス告知を削除するステップを有することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の適応型サービス告知システムの構築方法。
  10. ネットワーク上でサービスを提供するサービス提供サイトと、前記サービスを利用するユーザが保持し、有線または無線通信により前記サービス提供サイトにアクセス可能なユーザ端末とからなり、前記サービス提供サイト上及び前記ユーザ端末上で実行されるプログラムを前記ネットワークを介して連携させて、前記ユーザ端末に前記各サービス提供サイトのサービス内容を告知する適応型サービス告知システムの構築方法を実行させるプログラムであって、
    前記プログラムは、前記サイトに実行させるサイト実行プログラムと、前記ユーザ端末に実行させるユーザ端末実行プログラムとからなり、
    前記サイト実行プログラムは、自身のサイトとリレーションシップ(関連)がある他のサイトのサイト名,サービス名,サービス内容のキーワード,及び前記自身のサイトとの関連性の強さ(強度)を含むリレーションシップ情報を管理させる手順と、前記自身のサイトのサイト名,告知するサービスを提供しているサイトのサイト名,前記告知するサービスのサービス名,前記告知するサービス内容のキーワード,及び前記サービスの利用要求を送信するためのインタフェースプログラムを含むサービス告知を前記サイト内に保持し、管理させる手順と、前記ユーザ端末から前記サービス告知を要求されたサイトで、前記自身のサイトのサービス告知、及び前記自身のサイトとリレーションシップがある他のサイトのサービス告知の告知リストを作成して前記ユーザ端末に送信させる手順と、前記サイトの前記サービスを利用したユーザに自身のサイトの評価を依頼させる手順と、前記ユーザ端末から送信された前記リレーションシップを生成させる情報に基づいて、自身のサイトと他のサイトの間に新たなリレーションシップを生成させ、前記他のサイトのサービス告知を取得して自身のサイト内に保持させる手順と、前記ユーザ端末から送信された前記リレーションシップの強度を更新させる情報、及び前記ユーザ評価値に基づいて、自身のサイトと他のサイトとの間のリレーションシップの強度を増加または減少させる手順とを前記サイトに実行させ、
    前記ユーザ端末実行プログラムは、受信した前記サービス告知の告知リストの履歴(告知履歴)を記録させる手順と、前記サービス告知を見て前記サービスを利用したサイトの履歴(利用履歴)を記録させる手順と、前記サービスを利用したユーザの評価に基づいてユーザ評価値を算出させる手順と、前記利用履歴に基づいて前記評価値を算出したサイトと他のサイトとの間にリレーションシップを生成させる情報があるか否か判定させる手順と、前記告知履歴に基づいて前記評価値を算出したサイトと他のサイトとのリレーションシップの強度を更新させる情報があるか否かを判定させる手順と、前記リレーションシップを生成させる情報,前記リレーションシップの強度を更新させる情報がある場合に、前記各情報を前記ユーザ評価値に付加して前記サイトに送信させる手順とを前記ユーザ端末に実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 前記サイト実行プログラムの前記サービス告知のリストを作成して前記ユーザ端末に送信させる手順は、自身のサイトとのリレーションシップの強度が高い順にN個(Nは0以上の整数)の前記他のサイトを抽出させる手順と、前記自身のサイトのサービス告知及び前記抽出した他のサイトのサービス告知でなる告知リストを作成させる手順を前記サイトに実行させることを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記サイト実行プログラムの前記リレーションシップの強度を増加または減少させる手順は、前記自身のサイトとのリレーションシップの強度が、あらかじめ定められた強度を下回ったサイトのリレーションシップ情報及びサービス告知を削除させる手順を前記サイトに実行させることを特徴とする請求項11または請求項12に記載のプログラム。
  13. 前記請求項10乃至請求項12のいずれかに記載のプログラムが記録された記録媒体。
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